何でも大喜利にして笑っちゃう日本のXには、怒りを煽る揺さぶりは効きにくい。。「無礼な態度としての外交行動は、SNSで『嘲笑・風刺の対象として消費される二次的コンテンツ』に乗り換えられた」/外交映像のミーム動画化 ―「揺さぶりが効かない日本社会」(佐藤仁) https://t.co/Sc3wwL8uj0
— 佐々木俊尚 五刷出来!「フラット登山」絶賛発売中 (@sasakitoshinao) November 24, 2025
こちらも佐々木俊尚氏の引用から、シリアスな事柄も直ぐさまネットミーム(ネット素材)として変換処理されて、嘲笑や風刺の対象に変換されてしまう日本のネット構造に関して。
中国外務省がXに投稿した日本への批判記事の背景を直ぐさまパクリ、何となくそれっぽい口調で似たような画像を生成することは直ぐにでも想像できました。でも、外務省の局長会議後のポケットに手を入れて不遜な態度で対応している中国側局長を、コミカルな映像に変換して様々な動画が投稿されたのはビックリしました。画像生成AIを使えば、その対象者だけを切り抜き色々な動作をさせることは可能だと思うけれど、それだけで無く回りの関係者の動作や表情までそれっぽく変換出来るのは凄いなと素直に感心しました。あの動画を作成したのは日本の人では無いみたいだけれど、「日本的な笑いへの変換」という芸風は、もう世界的な存在の一つになったという現れなのかも。
権力を風刺して笑いに文字通り「笑華(昇華)」させるというのは、昔何かで読んだ江戸時代なんかにもあったみたいで、そう言う意味では最近の技術によって生まれたものでは無く、ある意味日本人のDNAにそういう要素が埋め込まれているのかも。そこに技術革新が注入されて、ますます磨きが掛かっている(?)気がします。まぁ、Xみたいな公の場所に子供の喧嘩みたいな言い分や映像・画像を投稿する時点で「レベルが低いなぁ」としか感じないのだけれど、多分彼らはそれに対して同様のしかし立場が逆の反論・反証が日本から来ることをきたいしていたんじゃないだろうか。それによって「日本の軍国化、先鋭化」の証拠としてさらに利用しようと考えていたんじゃ無いだろうか。ところが日本から戻ってくる反応は、本来の主張とは関係内でも似たような感じのギャグばかりで、まともに反応したら自分達もその笑いの中に含まれてしまうし、かと言って何もしないとそれを認めたことになる。となると、ますます厳しい内容を投稿せざるを得なくなるのだけれど、それは日本人にとっては新たな燃料投下になるわけで。さらに笑いの返礼が戻ってくると言う、ある意味日本の蟻地獄に嵌まった気がする。
中国側としては、日本の国内世論を喚起して高市政権への批判を醸成させたかったんだろうけど、逆に対中国戦線みたいなものが形成されつつあり結構焦っているのかも。以前ならば、与党政権に連立していた公明党がそれなりの立ち回りをしてくれたんだろうけど、その公明党は連立を離れて野党になっていて大きな影響力は期待出来ない。経済的な圧力に関しては、インバウンドや輸入制限に関しては影響はゼロでは無いけれどそんなに大きくは無い。逆に、中国系企業や個人が構築していた闇経済もうみたいなものが一番の影響を受けていて、案外今回を機会に清浄化されるようなきもします。それ以外での例えばレアアースとか中国が世界的に影響力を持っている部分で制裁を考え出すと、そうは行かないかもしれないけれど、それでも以前の経験から輸入の分散化や脱レアアース技術も進んでいるから、中国が期待するほどの影響は無いような気がする。何処かのテレビ局のスローガンで「笑いは世界を救う」みたいなものがあったけれど、「笑いが日本を救う」というのは案外事実かも。
0 件のコメント:
コメントを投稿