2026年2月28日

日本人初NFL選手誕生か?

ハワイ大学で活躍して、NFLドラフトでの指名が期待される松澤寛政選手。 NFLがドラフト候補のさらに一つ手前くらいの、特に米国以外の選手育成目的で開催している「IPP(国際選手育成プログラム/International Player Pathway)」に、日本人選手として初めて選出(李卓選手や松井理己選手はIPP候補まで)されていることからも、その実力の高さは認知されていると言えるでしょうね。

昔は、NFLE (NFL Europe)がそんな感じの存在でしたが、NFLEが無くなり欧州は欧州でそれぞれの国内リーグ地域リーグが生まれてきましたが、正直NFLへの道はNFLE時代と比べて少し遠くなった気がします。NFLEには日本人選手も数多く参加して、その後NFLのサマーキャンプ参加までは過去実績があるけれど、契約まで到達してロースター登録された選手はいまだなし。元々体格的に欧米選手に劣る日本人選手としては、キッカーというポジションが「日本人初NFL選手」として確立が高いと言われていましたが、今回松澤選手が選ばれたらその予測通りということになりますね。

IPPは選抜制なので、それなりの実力を示さないと先ずスタートラインにも並べない。松澤選手の場合は、ハワイ大学の大学記録となる開幕から25連続FG成功(シーズンでは25/26)。TD後のPATキックでは、37本全て成功。複数のオールアメリカンやファーストチームメンバーにも選抜されていて、ある意味昨シーズンのハワイ大学を代表する選手。さぞかし日本で活躍した選手だろうと想像するけれど、実は国内でのフットボール経験は無く元々はサッカーをしていた人。大学受験に失敗して、色々な理由から渡米してそこで「NFL選手」になることを目標にしてキッカーを始めたけれど、それも独学なんですよね。これまで多くの選手がNFL入り目指して挑戦しているけれど、その中でもちょっと例外的な型破りな経歴のような気がします。

NFLは32チームあり、まぁ半分位はより良いキッカーを切望しているチームがありそうだから、IPPから契約予備軍みたいな「プラクティススクワッド(練習生)/Practice Squad)」には選ばれそうな気がする。そこからトレーニングキャンプに招集されて篩にかけられて、プレシーズンゲームで生き残り、最後のロースター契約まで行きつくのは正直かなり大変だと思う。ただ、その後も選手の怪我などでシーズン中に契約という可能性もありそうだから、まずはしっかりと成果を見せて記憶に残すことですよね。個人的には願望も含めて、日本人初NFL選手誕生の可能性が、過去一高い気がする。

都市型農業

佐々木俊尚氏の引用から、中国で拡大している高層ビルでの養豚業の話。確か少し前に、丸の内か何処かのビルの中で同じ様なことをやっているとニュースで見た記憶があり調べてみたらパソナがやっていた「 大手町牧場」でした。ただ残念なことに、2017年に開園したけれどコロナ禍の影響もあり2021年には閉園してしまったようですね。また、中国のような都市型畜産というよりは、猫カフェみたいな「動物との触れ合い要素」が大きい施設だったのが一寸違うのかな。

記事を読んでビックリするのは、その規模。最大で210万頭、少ないところでも30万頭という規模。210万頭を養豚している業者の投資額は50億元なので、日本円だと1100億円超えの規模(!)。小規模(でも、30万頭規模)で5億元から13~15億元なので、100億円から150億円位は最低でも投資している計算になります。それでペイできるんだろうか。まぁ、30万頭居て1頭辺り仮に1万円で販売出来たら30億円だから、4回出荷したら元が取れて利益で出てくる計算か。一瞬、中国は不動産バブルで多数の幽霊マンションとか幽霊ビルがあるという話も有るので、そういう物件を利用してコストダウンしているのかとも思いましたが、様陶業を室内で行うためには、多分排水設備とか換気設備とか特別なものが必要そうだし、豚や試料の上げ下げには大きなエレベーターとかも必要だろうし、やはり専用のビル(施設)が必要なのかな。

ちょっと疑問なのは、これだけの数の豚を飼育するとなると、毎日の排泄物だけでもかなりのものになると思うのだけれど、それを処理する設備はどうなっているんだろうか。一般的な様登場だと、土の地面に藁とか敷いてそれを交換したりして衛生度を維持しているわけですが、ビル内飼育だと基本床はコンクリートだから、全て自分達で処理しないといけない。分の処理は、まだ物理的な物体を集めて廃棄するから良いけれど、尿の処理は水洗いとかしないといけないから、水の使用量も大変だしその分の排水量も多くなりそうな気がするけどなぁ。後空調での電力使用量も大きくなると思うし。記事の中では、スマートテクノロジーでコストダウンしてみたいな事しか書かれていないけれど、もっとドロドロした一番手間が掛かる基本的な部分をどう解決しているのかちょっと知りたい気もします。

日本の場合、地方で廃校になった小中学校などの設備を利用して、例えばキノコ栽培とか淡水魚の養殖とかやっている会社もありますが、学校施設の場合基本低層連の建物で、かつ一部屋(=教室)の面積が広いから、設備を導入するには向いているかも。体育館が利用出来れば、さらに大規模に集約できますからね。電気系統の補強だとか水道設備の補強などは必要だろうけど、一から作る事を考えたらかなりのコストダウンになりそう。また、学校の場合は有る程度の面積が期待出来る運動場とかもあるから、こういう場所だからこそ太陽光などを利用するのもアリだと思う。後は、土地が相手来るであろう地方にこういう大規模農業畜産業養殖業を集約してコストダウンしつつ、そういうところで働く人を増やして仕事だけで無く地域の皆森みたいなこともしつつ、共同体的な仕組みが出来たら、日本にとって一番理想的じゃ無いだろうか。定住で無くても、一定期間毎のローテーションしても良いだろうし。いずれにしても、集約化というのが一番の効率化コストダウンの肝であることは間違いない気がする。

2026年2月27日

Lost Technology

 周辺装置メーカーの「バッファロー(BUFFALO)」が、今年の7月をもってBlu-ray Diskドライブの販売終了という記事。今すぐに困ると言う事は無いけれど、折角DVDからBlu-ray Diskへ音楽コンテンツを移行してきたのに、これでは困ってしまいます。LGE辺りは、まだ製造販売続けてくれるのかなぁ。折角買い集めたBABYMETALのBlu-ray、これからどうしようか。

私は殆ど無いけれど、その大容量を利用してデータバックアップに使用していた人も多いだろうから、結構困る人が出てきそう。Diskette/Flopyの1.44MBから始まり、MOやMDが登場して600MBと桁が二桁アップ。DVDも同様の容量があったけれど、当時の書込信頼性は低すぎて信用できなかったですからね。一度記録するのに、何枚のDVD-Rを無駄にしたことか。

Blu-rayが登場して保存容量はGBの世界に入ったけれど、結局データ膨張の方が早くてBlu-rayの容量アップスピードが追いつかないほど。私も結構初期の頃にBlu-rayに見切りをつけて、データバックアップには2.5" HDDをコンパクトケースに入れて複数コピーしていましたからね。複数コピーあるから、その管理が大変だったけれど、DVD/Blu-rayなどのメディアよりも使い勝手は良かった気がします。

今後はどんどんネットワークに保存されていくんだろうけど、今問題になっている2000年代の頃のURLがどんどん消えていて当時の情報が霧散しているように、多くのデータがそこに存在はしていても利用できない形で堆積していくのかも。まぁ、そのうちに新しいテクノロジーが出現したら、直接メディアの位相を読み出してデータ変換出来るようなツールも生まれるかもしれないけれど、今度はその時代までメディアが残っているか、データ信頼性が担保出来るかは微妙。今後は、Blu-rayのライブとか映画コンテンツを購入するのも躊躇しそうなのが寂しい。

カタログギフトの選択

高市総理が自民党の全当選議員へ配布したカタログギフトですが、法的には問題無い行為というところに落ち着きつつあるようにみえます。残る疑問は何故高市総理が彼女らしくないそんな旧習みたいな事をやったのかというところ。例えば自分の政治団体の職員が気を利かしてやったのかとも思ったんですが、一人二人ならまだしも315人へ一斉に配布するとなると流石に高市総理の承諾は得ているだろうし、「3万円程度なら常識の範囲」という考えだったのだろうか。

選挙ドットコムのこちらのコンテンツ(MC: 山本期日前氏、ゲスト: 毎日新聞政治部記者田中裕之氏)でも取り上げられていて、現在は今回のカタログギフトの送付は法的には問題無いけれど、昨年法律が改正されて来年1月から施行されるので、来年からは同じスキームでも違反となるらしい。もしかしたら、その事をリマインドさせるために、高市氏が自ら人柱に走ったとか? 

「3万円」という金額設定が微妙で、「対したものは購入出来ない」みたいな意見もあるみたいだけれど、観光葬祭の引き出物で3万円設定だと結構良い物がカタログには掲載されていると思うけどなぁ。で、若手議員の中でもこのカタログギフトの扱いに困っているという話も出て居るみたいですが、高市総理から送られてきたものなんだから高市総理を利用すれば良いんじゃ無いだろうか。例えば男性ならば、ネクタイとか靴とか日頃使用するものを購入して、「ここ一番」の勝負ネクタイ・靴として使用したらどうだろうか。で、講演会では「今日のネクタイ、高市総理の気持ちが入ったネクタイなんです」という前振りをすれば、それはそれで受けそうな気がする。女性ならば、スカーフとかネックレスとか、3万円位ならそんなに華美にならないけれど、そこそこ高級感も有るものが購入出来ると思うんですよね。あるいは「いつも苦労をかけている家族サービスで、お肉を購入しました。高市総理ありがとうございした」とか言っちゃえば、もうこのカタログギフト問題は収束する気がする。

高市総理としては、乾坤一擲の突然の解散で奇襲作戦を実行し、想定以上の勝利を勝ち取り流石に何か高揚感というか、何か感謝したいみたいな気持ちになったんだろうか。それならば、例えば高市総理の名前を刻印したプレートみたいなものの方が目立つ気がするけれど、それはそれで圧力とか批判が出そう。こちらのReHacQでは、小西裕之議員がカタログギフト追求と息巻くけれど、中谷一馬氏は「撒き餌かもしれない」と冷静に反応していて、まぁそういうところから野党を切り崩していく作戦だったとしたら、高市総理は憲政史上最大の策士かもしれない。まぁ、カタログギフト問題はもう終わったのだから、年度内予算成立に120%努力して欲しいですよね。高市総理は3月13日までに参議院へ送付して年度内成立を目指すと厳命しているみたいですが、仮に1週間くらい遅れて4月にずれ込んだら、その時は野党が批判されそうな気がする。それも高市総理の戦術だとしたらちょっと恐ろしい(笑)。

2026年2月26日

カタログギフト

ReHacQで公開された、今回の高市総理からのカタログギフト問題(+その他話題いろいろ)。MCは産経新聞編集長の水内茂幸氏で、ゲストはお馴染みの政治ジャーナリストの今野忍氏。冒頭の水内氏の「オィッス or オース」問題は、私も「オィッス」だと思う(笑)。 

序盤の予算委員会の審議時間で、与党の時間を減らしてその分野党に回して効率化するという話なのに、野党議員が減りすぎて一人当たりの負担が増えるので時間が増えても対応出来ないんじゃ無いのかというのは笑えない話。自民党側から「野党の時間減らして」とは言えないので、逆に多くの時間を見せて野党側から「そんなに時間は賄えない」と言質を取るのが目的だったりして。それを考えると、今回のカタログギフト問題は野党への撒き餌で、質問内容をそれ一色にして野党側が対応しなかったから年度内予算が通過出来なかった、と言う作戦じゃ無いだろうか(笑)。

そのカタログギフト問題は、今野氏も指摘されているけれど「高市さんらしくない、古い自民党的作法」みたいな発言が一番しっくり来る問題点だと思います。石破前総理と比較されるけれど、石破氏の商品券は「現金相当」だけれど、商品券は「物品」。石破氏は「ポケットマネー」という出所不明なお金だけれど、高市氏は「政党支部からの支出」と、いずれも法的には問題無い処理なわけで、残る争点は最初に書いた「高市氏としての矜持」みたいなものしか無いですよね。それにしても、他党の場合でも当選者に対して胡蝶蘭を送るのはOKで、カタログギフトは駄目というのも変な話だし。今回のカタログギフトは約3万円位だというけれど、胡蝶蘭は一鉢数万円以上しますしね。また、既に発掘されているけれど、他党も選挙後は慰労会とかお祝い品の提供はしていたという事実も分かっているし。また、一人3万円でも対象人数が315人と多い(総計で1,000万円近い金額)ことも問題視されているけれど、逆に高市氏が特定の議員にだけ贈り物をしたら、それはそれでまた「派閥」だとか「議員囲い込み」とか言われて問題視されるのでは。

一見高市総理の失点みたいに見える今回のカタログギフト問題なんですが、これまでの高市総理の行動を見ると、何か失敗したミスしたように見えるものも結局は自分の利益や勝利に結びつけていることを考えると、今回の件もそう言う流れの一つではないかと邪推してしまう。例えば今回の一連の騒動の締めくくりとして「自分もつい昔の習慣に流されてしまったが、国民の理解を得られないことは今回の件で身に染みて知ったので、今後はこういったことは虚礼廃止ということで全面禁止にしましょう」とか宣言したら、結構一発逆転するような気もします。もしそうであれば、高市政権はますます長期政権になることになるのだけれど、其れ以前に野党というか中道改革連合や立憲民主党が自滅しそうな気がする。

COBOL Replacement

アメリカのAIスタートアップ「アンソロピック(Anthropic) 」が、自社のAIツール「Claude Code」でCOBOL近代化支援(=COBOLのリプレース)可能と発表したため、多くのCOBOLアプリケーションが稼働しているメインフレーマーのIBMの株価が急激に下落。一時US$300/株を超えていたIBM株価は一気に下落して、直近ではUS$220~230位まで落ちています。またIBMだけでなく、同様のホストコンピューターやシステムリプレースが進むと思われたのか、NECや富士通の株価も大きく下落する状況に。さらにはそう言う移行作業に関わるコンサル等も大きな影響を受けてしまい、日本は丁度三連休の時でも合ったので、結構ヤキモキした人も多かったんじゃ無いだろうか。

同じコンピューターでも、「パソコン」が主戦場の自分にとってはメインフレームは殆ど専門外なんですが、実は40年前の入社当時はまだ「パソコン」は本格的に登場しておらず、新入社員として初めて使用したコンピューターは、ホストコンピューターの端末機でしたし、当時の仕事はその端末機の診断プログラム開発という、ある意味「ホスト系」の仕事。入社後数年はホスト上のアプリケーションを使用して仕事をする環境でしたから、まぁそれなりに当時のホスト環境であれば経験も知識もあります。で、当時から「COBOL」と言えばビジネスアプリケーションの開発言語として金融証券損保など、殆どの大企業でしようされていたもの。新入社員研修では同じホスト系言語でもFORTRANでCOBOLは扱わなかったけれど、SE系の専門研修ではCOBOLもやらされたらしい。それだけ昔から使われて、でもまだ残っているの良くも悪くもそれだけの理由があるからだと思います。

素人的想像だけれど、COBOLのアプリは大量のトランザクション処理を効率良くするために、多分様々な処理が複雑に組み合わさっていることが最大の課題なのかなと思います。しかもそのトランザクションは、リアルタイムにどんどん変化していくし量の増減も激しい。FORTRANも大量の数値データ処理をするけれど、こちらは予め想定されているデータを処理するのが主な目的なので、有る程度その処理工程は把握出来るところが大きな違いじゃ無いかと思います。だから自分が関わっていた頃でも、FORTRANの移行作業は結構存在していたけれど、COBOLはそういうツールや手法が登場しては消えていったり、プロジェクトが頓挫したりという話が多かった気がします。その理由は色々あると思うけれど、その処理系の特異なプログラミング体系と、継ぎ足し継ぎ足されて肥大化したり複雑化したプログラム本体の難解さが最大の理由では無いかと。

Claude Codeの問題のBlogを読むと、これまでも散々議論されてきた環境移行ツールや手順に関して特に目新しい部分は無いように思います。唯一新しいのは、これまでは相当の人手をかけて行ってきた現行コードの解析と評価をAI(=Claude Code)が自動的かつ効果的に行うので、エンジニア(=人間)はその結果表かを元に新しいシステム構築を計画するところからスタート出来るという部分。これって、生成AIが登場して個人そっくりの映像や音声合成をしたり、小説を書いたり作曲したりした時に「もう作家・作曲家・歌手は入らない」とか、CG合成画面よりも実写と感じる「AI合成画面」生成できたことで、もう映画に演者は入らないみたいな話と同じだと思う。確かに既存工程のある部分はこれまで以上に効率化されて高品質・高精彩化されるだろうけど、それだけ手これまで以上に魅力的な作品が完成するとは限らない。COBOLの話も、AIという新しい要素がはいることでこれまで以上に効率化されるけれど、それも「適材適所」で活用すればの話だと思う。そう言う意味でも、AIが完璧なCOBOL移行ツールに成長するのは、地上に残る最後のCOBOLコードを変換した時だと思うなぁ。そう言う意味では、今回自社株価を大きく下落させたClaude Codeの技術を一番先に取り込んで、COBOL移行プロジェクトを最初の立ち上げるのは、その当事者のIBMじゃないだろうか。それって、ある意味お荷物的なCOBOLのお守りをする事から、より付加価値の高い利益の出る新規ビジネスへと移行出来るチャンスでもあるわけですからね。

LENZOの反撃(2)

日本のベンチャー企業LENZOを取り上げた、ReHacQのコンテンツ後半。前半に続いて、LENZOが開発しているAI向け省電力半導体の内容に関しての説明だけれど、中島氏の「たとえ話」が自分的にはどうもしっくりこない(苦笑)。いゃ、私も一応エンジニアの端くれなので、説明したいことは理解出来るし分かるんですが、それを例えられると「いゃ、それは一寸違うのでは」みたいな印象がどうしても浮かんでは消え浮かんでは消え... 

自分の過去の仕事でも、パソコンの外付けビデオアダプターとしてnVidiaは、AMDとともに当時の「二大ベンダー」だったけれど、AMDの方が遥かに優勢でnVidiaは途中藤原氏も言及しているように存続の危機に陥ったことも。その後ビデオベンダーとして何とか生き残り、CPUに出てやや傾きかけたAMDに、結果的に並ぶようになり現在に至るわけですが、彼らだってその後自分達がAI処理用のシステムに使われるようになるとは、まっかく想像していなかったでしょうね。

ビデオデータ(動画データ)というのは、有る程度の規則性を持ちつつ多数のランダムなデータを、いかに効率よく処理するかというのが肝で、さらにリアルタイムに大量のデータ転送を実現するために、キャッシュ、先読み、将来推測など色々な手段で最適化して行くというのは、「画像データ」では無いけれど似たようなデータタイプを似たように高速処理するAI関連アプリとの相性が良かったんだろうなぁ。日本では余り話題になっていない気がするけれど、同業のAMDも結構AI関連技術を進めているし、やはりハードウェアデザイン(アーキテクチャ)として、相性が良かったんだろうなぁ。

最後の方で、理系になった理由みたいな話で、藤原氏が学研の「科学」と「学習」を持ち出していたけれど、自分も小学校卒業までかな、毎月必ず両方を購読していましたね。確か当時は学校(小学校)で斡旋されて、学校から購入していた(一般書店販売ではない)と思います。その「科学」の付録の中でも電子回路関係の付録に刺激されて、自分でニクロム線をまき出したり、アマチュア無線に興味を持ち出したり、そしてお年玉で「電子ブロック」を毎年購入して電子回路に対しての興味と知識を蓄積して、それで最後はコンピューター関係の仕事に就職するんだから、まぁ典型的な「理系人生」なのかな。LENZO社の今後の発展に期待したいけれど、こういうところに政府として無駄金覚悟で資金投入しないと、中々次の基幹産業は生まれないと思うなぁ。税収の上振れ分とか、ファンド利益などの「期待外の収益」に関しては、メインとしては社会保障などに振り替えるとしても、例えば10%位はこう言う技術革新のカンフル剤として投入するような仕組みができないだろうか。

2026年2月24日

裁量労働制考

佐々木俊尚氏の引用から、高市総理も指摘している裁量労働制の緩和拡大についての考察記事。何度も書いているように、自分は「裁量労働制度」の元20年以上仕事をしてきて、手前味噌になるけれどそれなりに結果成果は残してきたと思っています。それは、偶々会社側の制度設計や理解の高さという暁光もあったし、自分の性格や生活リズムにも合っていたこともあるし、仕事の内容が実は定時勤務では収まらない(仕事の相手(Counterpart)がアメリカとか中国とか欧州にいる) ものだったりという、まさに「裁量労働制」に最適化されたような状況に有ったからとも言えます。

「裁量労働制」と言っても、多分それぞの企業や業種に職種によっても、その定義や内容も異なる部分もあると思います。かなり乱暴な言い方をすると、一般的な定時勤務形態は「何時間仕事をする」という「仕事量の評価」に対して、裁量労働制は「どれだけ目標を達成したか」という「仕事の達成度の評価」だと思います。だから前者の定時勤務の場合には、新しい仕事や内容が逐次的に発生してそれに対してその都度の目標やゴールが変わる場合もあるけれど、後者の裁量労働の場合は最初に設定した「ゴール(達成目標)」は変えずに、それに対して必要な対応を自分の裁量で適用して行く、より主体性と明確なゴール設定が求められる事が特徴だし難しさだと思います。

達成目標設定は、より具体的であることが望ましいけれど、そうするとそれに縛られることにもなるし、そもそも仕事が始まる前にどれだけ精確に設定出来るかも不明。また、目標設定時にはゴールだけ決めるのでは無く、それに対して必要な援助というか支援も合わせて定義する必要が有るわけで、例えば「月2回○○への出張は必要なので、その経費は事前に認めておくこと」とか「××の対応に関してはも、□□部門の支援を適時得ることが出来る」とか、そう言う事も含めて決めておかないと、結局必要な時に必要な支援や援助が無くて自分が四苦八苦することになり、それが「裁量労働制=労働強化」みたいなイメージになるのかなと言う気がします。だから、かなり自分の仕事内容に関しては深い知識や経験が必要だし、それなりに将来を見ての計画(短期、中期、長期)設定が出来るくらいの準備は必須かなと思います。

生成AIや更に進んだデジタル技術が一般の生活や社会に浸透してくると、裁量労働制度が適用しやすくなる業種は増えて行くと思います。例えば最近では時間単位のアルバイト仲介アプリを利用して、時分割アルバイトをする人も多いと思うけれど、AIを利用して複数のアルバイト候補を比較検討しつつ、さらには時系列で将来動向を推測して3次元的な「分割アルバイト」みたいな事が出来たら、自分の意志でどの様に自分のゴール(例えば報酬とか達成感とかスキル獲得とか)設定するかの自由度も増えるし、ある意味自分で自分に「裁量労働」させているとは言えないだろうか。そうなると、今現在裁量労働に向かないと思われているような、例えば工場での製造作業なんかも、時分割みたいな対応が可能になりさらには計画製造でロスやリスクが減れば、案外簡単に仕事のモードが変わるかもしれない。いずれにしても、裁量労働制の話をすると、必ずと言っていいほど「みなし労働時間」の話になるけれど、本質はそうでは無いと思う。「労働成果」を明確に定義して、それに対して必要なアクションをきっちりと設定して、本人(=労働者)と管理者(=上司、経営者)が協調運用できるかという、「労働時間に縛られない仕事のやり方」を理解して実践するかだと思うなぁ。

JR東海新幹線ダイヤ改正

JR東海による、3月14日に予定している東海道新幹線のダイヤ改正告知。同日にはJR東日本も運賃改定を予定していて、3月中旬移行の新幹線移動や都内移動に関しては注意しないといけないかも。このJR両社だけで無く、3月14日には全国の鉄道各社でダイヤ改正や運賃改定が予定されているらしい。 そんな中で、この東海道新幹線のダイヤ改正は多分自分的には一番影響が大きそうだから内容確認しなくちゃとJR東海のサイトにアクセスしてみましたが、うーん殆ど影響しなさそう orz

今回のダイヤ改正で一番大きいのはのぞみ号の増発で、1時間当たり最大13本運転になること。東海道新幹線の中でのぞみ号を利用することが99.99%無い自分にとっては、メリットを感じない更新。二つ目の改正は、早朝・深夜時間帯ののぞみ号とこだま号の利便性向上というもの。関係するこだま号の変更を見てみると、早朝名古屋始発のこだま号が岐阜羽島始発に変更になるけれど、浜松着発は変更無し。後は、名古屋発の最終こだま号の出発時刻が7分程遅くなるので、その分名古屋滞在が延びるのだけれど、殆ど名古屋にも行かない自分にはメリット無し。それ以外の改正は、山陽新幹線部分だったり九州新幹線との接続だったり、こちらも自分にとっては多分利用頻度は殆ど無い部分なので、ダレ得という印象。

1月2月は、殆ど新幹線利用機会も無い状態でしたが、3月に入るとまたいろいろ用事が発生してきて月に何度かは浜松と都内を往復するような事が始まります。今の所予定に入っている利用機会では、品川発で遅めの利用(20時とか21時とか)予定があるんですが、浜松止まりのひかり号って、19時台から20時台が比較的空白期間で、こだま号もこの時間帯は少し変則的な運用になるので、一つ逃すと一気に30分とか40分とか待ち時間が発生してしまう。時間帯が時間帯なので、時間を潰す場所も閉店しているような状態で、この辺りもう少し何とかならないかと思いますね。

今年に入って、いよいよリニア新幹線のトンネル工事も始まりそうで、リニア問題が片付けばJR東海が静岡県でのひかり号やこだま号の停車機会増加を考慮してくれることが期待されます。でも直ぐにはまだ始まらないだろうなぁ。先取りして、朝夕のひかり号停車機会の増加とか、特に遅い時間帯でも30分に1本位は浜松停車のひかり号を運行してくれないだろうか。でも次のダイヤ改正は数年後だろうしなぁ。

2026年2月23日

中道メルトダウン

歴史的な選挙から2週間が過ぎ、第二次高市政権もスタートを切り、やっと落ち着きを感じ始めた日本の政治界隈。歴史的劇的な選挙戦だっただけに、与野党共に色々な選挙分析や背景解説、さらには先日の高市総理の施政方針演説に関しての批評など、まだまだ政治関係コンテンツは勢いを止めない様子。ただ、流石にちっと食傷気味ではあるんですが。そんな中で、JX通信社の米重克洋氏のデータ分析は興味があるので、覗いてみたコンテンツ。MCは、まだちょっとぎこちなさを感じる元朝日新聞政治記者の今野忍氏(笑)。

 序盤の電話調査とネット調査の違いの説明で、電話調査の方が実状に合うというのは、やはりランダムにサンプリングしているからだろうか。また、ネット調査の場合は時間が掛かっても質問文を読んで回答してくれるので、ネット調査の方が色々複雑な質問や多数の質問も利用出来るので、多方面な調査が可能というのは、なるほどなぁ。それに対して、いきなり電話が掛かってきての質問は、本音は出やすいけれど多分サンブル数とか相手とのコンタクト成功率(電話に出てくれて質問に回答してくれる相手)は、年々減少するんだろうなぁ。また、ネット調査でも都市部ではかなり正確に現状を反映しているという事で、両方や他の手法も含めてますます多角的に調査しないと、選挙予報は難しくなりそう。

前半後半の選挙動向の調査とその結果判断の仮定の話は、言ってみれば推理小説で犯人を追い詰めるような面白さがありますよね。昨年高市総裁が誕生した経緯もかなり劇的だったし、初めての女性総理というのも大きな変化だったし、更にガソリン暫定税率廃止や電気ガス代の補填など、国民から見える肌で感じる政策実行をしたことが、かなり石破政権で離れた自民党支持層を取り戻したことは確実。また反自民で野党に期待していた層も現実的な回答を期待して自民党へと言うよりは「高市総理」へ流れたのが、米重氏が言うところのメルトダウンの切掛なんでしょうね。それが序盤から言われ初めて、メルトダウンを加速させていったという状況がよく理解出来る気がします。ただ立憲民主党の得票数が、2024年の衆議院選挙では1200万票位あったのが、2025年の参議院選挙では700万票まで減っていて、やはり期待出来ない野党という意識が大きくなっていたところに、高市総理への期待感が今回の結果を呼び込んだんだろうなぁ。

後半、今の小選挙区比例並立方式と昔あった中選挙区制の話になって、米重氏が「(自分達のためにならない)中選挙区制度を有権者が支持することが理解出来ない」と結構強い口調で批判されていたのは意外でした。一つの選挙区で複数の候補者が当選するため、それ故に例えば定員4人区ならば、自民2人、社会党1人、その他1人という形で固定化して選挙が陳腐化するとともに緊張感がなくなりリクルート事件みたいなことも発生する素地になるみたいな事を言われていて、なるほどなぁと。自分の子供の頃はまだ中選挙区で、まさにそんな形で国会の政党ごとの議員も固定化していたわけで、それならば劇的な新陳代謝が期待出来る現状の方がまだましということなんですね。実際、今回の選挙結果から独裁にも繋がる小選挙区制度反対を言う人は、2009年の民主党政権誕生に関しては何も言わないんですよね。良くも悪くもああいう経験をして、日本の民主主義は独自のスタイルで成長していくことは悪くはないと思う。別コンテンツで今野氏が何度か言われていたけれど、今の自民党つまり「自由民主党」は、当時の自由党(保守)と日本民主党(右派リベラル)が合同して出来た政党。ある意味自民党の中で「二大政党政治」が行われているという説明は、凄く腑に落ちる気がします。それを考えると、野党も最大公約数を文字通り出来るだけ大きくして「合同」するか、それこそ自民党に合流して、その中で「政党内政党」みたいな形で存在感を見せて行くしかないんじゃ無いだろうか。いずれにしても今回の選挙は、これからの日本に関していろいろと考えさせられるテーマを見せてくれたものだったように感じます。

Donald J. Trump International Airport

米国フロリダ州南部にある「パームビーチ国際空港(Palm Beach International Airport/PBI)」の名称を、近くに自宅があるトランプ大統領の名前にちなみ「ドナルド J. トランプ国際空港」に、この7月にも改称されるかもというニュース。 

最近はもう行く機会も無いけれど、このPBIの南に当時出張で何度も通って長期滞在していた開発拠点があり、PBIも何度か利用したことのある空港。確か当時は「West Palm Beach International Airport」だったと思う。出張先の北側にこのPBIがあり、南側には「フォートローダーデール・ハリウッド国際空港(Fort Lauderdale-Hollywood International Airport/FLL)」があり、日本からだとシカゴ(ORD)とかワシントンDC(IAD)当たりから部国に入国して、そこから2~3時間のフライトでどちらかの空港に移動していました。当時はUAも結構両空港への国内線を飛ばしていて、入国空港での接続の関係でFLLの方が少し利便性がよかったかな。

どちらの空港も「国際空港」とは名乗っているけれど、バハマとか辺りへのローカル国際線が飛んでいるだけなので、そんなに大きな空港では無かったけれど、FLLの方が規模的には大きかった印象があります。PBI周辺は米国内の富裕層が冬季に移動してくる「避寒地」として有名で、だから街中も高級店が並ぶストリートなんかもある「お金持ちの街」。だからプライベートジェットの利用の方が多かったんじゃ無いだろうか。FLLの方は、当時は周りに何にも無い荒れ地みたいな場所にぽつんと空港だけがあるイメージで、日本から国際線・国内線と乗り継いでいくと、ANAの午前発便だと午後の早い内に到着出来るんですが、夕方発のUA便で行くと現地到着は夜遅くになってから。真っ暗い中レンタカーで空港からホテル迄移動するのが、結構大変だった記憶がありますね。

最後に行ったのは、もう16年前の2010年かぁ... OrlandのWDWにはその後も行っているけれど、フロリダ州の南部へはまた一度位行ってみたいですね。なんせ開発のサポートで日本から何度も通った場所で、出張中に東西ベルリンの壁が崩壊する様子をホテルのテレビで見たり、WDWへ週末を利用して何度も通ったり。確か当時のDisneyの入場券は、5日チケットでUS$100を切っていたはず。今は一日入場券でもそれ以上ですよね。私はゴルフに興味が無かったので現地では全くプレーしなかったけれど、同時期に出張していた同僚達は毎週末通ってました。当時は夏の時期は40度越えのとんでもない場所だと思っていましたが、今だと日本の方が暑いから、夏に行けば現地の宿泊代も安いし(熱すぎて誰も来ないから)、案外良いかも(笑)。著名人の空港名と言えば、N.Y.のJFKやハワイのDaniel K. Inoue空港が有名だけれど、トランプ空港というのはちょっと避けたい気分になるかも(苦笑)。

2026年2月21日

経済動向

こちらはReHacQの経済系コンテンツから、第二次高市政権発足後の市場の動向に関して。コメンテーターは、このコンテンツではお馴染みの、第一生命経済研究所の永濱利廣氏と、今回初めて拝見したピクテ・ジャパン株式会社の糸島孝俊氏。そしてMCはお馴染みの森本智子氏。

今回のコンテンツでは、糸島氏が用意していた株価動向や日米の株式指標の動向などから、高市政権が積極的に押す「責任有る積極財政」の今後の効果に関して考察しているけれど、経済にも色々な指標(パラメーター)が有り、その解釈にも色々あることを毎回知ってますます深みにはまりそう(笑)。私は、自分で何か操作するよりは、ずぼらな性格なのでロボット投資に任せていて、まぁ元本割れせずにそれなりの利益が出れば良い程度の認識。だから、ここまで経済指標を気にする必要も無いのだけれど(そういう不安定パラメーターはロボット投資判断で緩衝されるという認識)、多分理系の血というかDNAというか本能というか、分析すること推測することにワクワク感みたいなものを感じて、ここ最近この手のコンテンツに嵌まっています。

徐々に上向きつつある日本経済で、今足りないことは供給量不足というところというのは以前から指摘されている話。その問題解決には、一つは企業投資を増やすこととそれによってさらに必要となる労働力の提供という二つの要素が必要というのも、永濱氏等が以前から指摘している点。前者は高市内閣の「責任有る積極財政」で国が呼び水を出して、それに民間企業がどれだけ乗ってくるかが肝。先日第1号案件が決まり、続く第2号案件も進んでいる日米間の80兆円規模の投資案件を中心に、企業の姿勢がこれまでの守りの姿勢から攻めの姿勢にどれだけ変わるかが注目ですよね。1970年代から1980年代のバブル期の日本は、良くも悪くもそういうイケイケの企業ばかりだった気がします。だからまだ当時は全ての企業が垂直統合開発みたいな感じで自社内開発で完結していたしそれも可能だったけれど、世界が追いついてきて追い越している現在では、もうそういう体力は無い。となると、コンテンツの中でも触れられていたけれど、有る程度企業をスリム化して自分の得意技をどんどん伸ばす(Core Competency)ことに注力するべきでしょうね。

もう一つの労働力提供に関しては、先の施政方針演説でも「裁量労働制の拡大」を述べていて、それに関してはメディアの伝え方も悪いのだと思うけれど「労働強制」みたいな感じで世間では否定的な印象が強い印象を受けます。「裁量労働制」というと、殆どの場合「労働時間の増加」みたいな捉え方・言われ方をするんですが、私は「労働の効率化・最適化」だと思います。一応会社員人生の半分以上を「裁量労働」で過ごし、且つその殆どの期間「在宅勤務(リモートワーク)」という形で過ごしてきた一人としては、特にそう感じるんですよね。日本の場合、どうしても定時勤務の歴史が長くてだから労働力を増やすとなると「残業」という発想になりがち。逆に言えば、労働者側も給与アップの為に残業を増やすみたいなこともあったのも理由だと思います。だから、今100ある労働資源を110にしようと思ったら+10の残業が必要というのが普通の発想。でも、100→110にするならば、一人一人のパフォーマンスを10%改善しても同じ訳で、それが裁量労働制の肝だと思います。また、それが労働力の流動性を高める切っ掛けにもなると思うけどなぁ。そういう部分も、もっと丁寧に詳しく何度も伝えていくことが必要だと思う。

施政方針演説

「選挙ドットコムちゃんねる」から、高市総理の施政方針演説を解説するコンテンツ。MCは、産経新聞編集長の水野茂幸氏で、ゲストは元朝日新聞政治部記者の今野忍氏。いつもの見慣れたコンピだけれど、MCとゲストが交代しているのがちょっと面白いかも。 立場は変わっても、二人とも政治記者としてバリバリに活躍しているだけに、内容はいつも同様面白く興味深いものでした。でも、全体の時間が決まっているならば、オープニングトークはもう少し短くして内容をもっと濃くして欲しいとは思うけれど(笑)。

まずは高市総理の1万字を超える長い「施政方針演説」の話から始まりますが、単に長いだけで無くそこに埋め込まれた熱量の高さは私も感じたところ。ここで憲法改正の話が結構長く続くんですが、今の高市総理としては憲法改正の取っかかりを作る事はするけれど、実際に改正のための具体的な手段工程に入るのは、まだ先の多分自分が総裁として再任されて、2年後の参議院選挙で何とか過半数近くまで議席を戻してからでしょうね。そう言う意味では、10分以上続いたこの憲法関連の話も重要だけれど、もう少し優先度の書いて経済の話や外交関係の話題を深掘りしてくれると良かったかなと感じます。

後半に入ると、最新の世論調査による各政党支持率の変化やそれに対しての野党の課題問題点の話になるんですが、その中で今野氏が言った「(自民党を今回支持した)若者世代は、内政リベラル、外政リアル」という一言は至言だなと思いますねぇ。所謂「若者世代」と言うと、上は30代位迄だと思いますが、私はもっと上の世代の50代位迄そういう意識が強いと思いますね。自分は60代だけれど、個人的にはそういう意識が一番ピッタリくると思うし。と言うか、自分達は戦後社会が落ち着いて良くも悪くも西欧的な民主主義教育を受けた多分最初の世代で、さらには「助け合い」とか「道徳」みたいな事も叩き込まれた世代。自分もそうだと思うけれど、あえて「リベラル」とか言われなくても自然とそういう雰囲気というか行動というか考え方は身につけている世代だと思うんですよね。だから、何か強制されるように「リベラル」という事を押しつけられると、逆に反発する気持ちが大きくなる気がします。言ってみれば、ちゃんとお行儀良くしている子供が親から「お行儀良くしなさい」と言われて反発するようなものかも(笑)。

終盤は施政方針演説の内容と言うよりは、その内容実行のための自民党内の力関係とか野党との摺り合わせ方みたいな話でちょっと物足りなかったけれど(内容は面白かった)、高市総理が「土日も審議できないか」と言っていると言う話は本気度を感じますね。今野氏も言っていたけれど、民間企業で3月末まで結論を出さないといけないプロジェクトがあって、でも通常ならば4月迄掛かるという場合、「ですから結論はG.W.前に出します」なんて言ったら即座にお客様から正座させられますよ。80時間の審議時間が必要ならば、まずはそれを短縮することを考えるだろうし、一日当たりの審議時間を延ばすことを考えるだろうし、さらには土日勤務だってやることもあるだろうし。でも、高市総理としたら「公約」として出しているのだから、物理的に出来ないので無ければ対策を考えて実行させるのが仕事なわけで、実際に出来るかどうかは別にして全ての方法を検討することは彼女にしたら当然の行為だと思うし、やるべきだと思う。野党も、以前今野氏が言っていたように「今回限りの協力」をする代わりに、ちゃんと自分達の利益を得るチャンスでもあるわけで、そうやって旧習を打破しつつ今必要な事に資源を集中するべきだと思いますね。仮に年度内予算成立出来れば、高市内閣としては合格だし、それが出来なくても暫定予算を組んで手当をすればG.W.前までには成立出来るだろうから、実質の被害は殆ど無い。逆に予算が遅れればそれは野党側の失点としか国民には映らないから、実は高市内閣としては「勝ち」が殆ど確定している試合みたいなもの。野党としては、そこに気がついていないような気がするなぁ。

2026年2月20日

春節2026

15日から始まった旧正月「春節」も、もう後半戦に。いつもならこの時期は中国からのインバウンドで日本国内も混雑していたように思うんですが、今年は中国政府の「強い要請」で日本への渡航が事実上制限されているため、これまでのような混雑は無い様子。でも何故かテレビのニュース等では、中国の春節の話題だったり、国内のインバウンド現象の話をことさら取り上げているように感じるのは、私の心が曇っているから?! (笑) 

今年の高市総理が出した春節のメッセージで、例年冒頭に述べられている「在日華僑・華人」に対しての言及が無いというので、一部メディアが否定的に取り上げていました。でも、春節って別に中国独自の祝日では無く、所謂太陰暦を使用しているアジア圏では比較的多く行われている行事。同じ中華圏の台湾は勿論、韓国も確か旧正月を含む2日だか3日がお休みになったと思います。後は、中華系国民の多いシンガポールとか、東アジアだけで無く東南アジアでも春節というか「旧正月のお祝い」は重要なイベント。

とあるネットの書込で、「ハロウィン、バレンタイン、クリスマス等日本でも流行っているのに、何故か春節は日本で流行らない」というようなものがあり、個人的には二つ理由があると思います。一つは、日本では殆ど使われなくなった「太陰暦」に基づく風習だということ。「年末年始」という日本国内最大イベントからそんなに日時が離れず発生するイベントだから、余り大きな休みは取りづらいだろうということ。そして二つ目の理由としては、それ故に毎年日時が変わるため「祝日」として利用しづらいというのが大きな理由じゃ無いだろうか。勿論、事前に数年先までの日付けは計算できるのだけれど、昨年の旧正月は1月29日なのに今年は2月17日と3週間近く動いては、中々休みの計画は立てづらい。特に日本の企業の場合は、年度末が3月末のところが多いから、この2月というのは営業としては最後の追い込み時期みたいなもの。おちおち休みなんて取っていられないというのも大きい気がします。

昨年は1月に春節があったので、今年の1月との中国からのインバウンドは昨年比で6割減らしい。其れ以前の、渡航制限が始まった昨年11月位からだと大体4割減で、これは中国から日本へのフライト数制限とほぼ同じなので、手段さえ有れば日本へ来たい人はまだまだ需要旺盛何でしょうね。実際渡航キャンセルしたのは団体客が殆どで、既に旅慣れている個人客は普通に日本に来て楽しんでいるらしい。ただ、中国国内の事情もあるので以前ほど日本での様子をSNS等にアップする事も減り、そう言う意味では見た目的にはかなり中国からのインバウンドは減っているらしい。ただし、宿泊施設や移動手段などは、違法民泊とか白タクとか日本国内に貢献していなかった部分に殆ど影響は集中しているらしいので、それはそれで健全化としては良いのでは。国内でお土産とかを販売しているところは、それなりの影響が発生しているみたいだけれど、それも欧米とか国内の観光客で有る程度リカバリー出来ているみたいだし。いずれにしても、どんな場合でも過度な依存はそのままリスクになる事は明らか。今回を機会にリスク分散する事を考える方が、今後渡航制限が解除された場合でもそのまま継続する場合にも、どちらの場合にも対応出来るベストソリューションであることは事実ですよね。

内閣の現在地

「選挙ドットコムちゃんねる」のコンテンツから、首班指名から始まった特別国会に関しての色々な話題。MCは、選挙中に一気に売れっ子になった、元朝日新聞政治部記者の今野忍氏。ゲストは、ライバル(?)新聞社である毎日新聞特別報道部の田中裕之氏。以前、選挙開票速報で日付が変わった午前2時位から参加していた方。この二人に、産経新聞の水内茂幸氏の「政治記者トリオ」が、最近発見した個人的政治最強トリオ(笑)。 

今回の第二次高市内閣では、全閣僚がそのまま留任したので以前との変化というか変わるところを感じなかったんですが、党内人事の微妙な変化から選挙で圧勝して地盤を堅固に固めた高市総理のこれからの行為を推測するところは面白かったですね。自民党選対委員長だった古屋圭司氏を、当分国政選挙が予定されていないので、衆議院憲法審査会長へと異動。今野氏曰く、選対委員長は党四役の重要ポジション(SPも付くらしい)なのに、そこから降格とも取られる憲法審査会長への異動は、高市総理の本気度の表れではと言う説明は「なるほど」と納得してしまいます。また今野氏の発言で感心したのは、今回の選挙結果(=民意)も考えると、野党側も予算審議を無下に引き延ばすのは得策では無い。それならば審議短縮を協力する代わりに、「解散権の話をする事を条件に、今回限りの協力なら飲める。」というような、交換条件を出せば国民も理解するし支持するし自分達も利益を獲得出来るのに、そういう考え方をしないというのはまさにそう。「選挙のせいで遅れたから」と、終わったことをぐじぐじ言っても何も変わらない。逆にその逆境を取引条件にすれば、自分達の存在意義だって見えてくるだろうし。本当、そういうところですよね、この人達は。

あとちょっと意外だったのは、後半の話題にも含まれている「大臣指示書」を今野氏も田中氏も知らなかった様子。自分も知らないことに変わりないけれど、確か昨年位のReHacQのコンテンツで赤沢大臣が出演したときに、「石破総理から大臣指示書を貰って、これとこれとあれとあれと...」みたいな話をしていた記憶があるんですよね。赤沢氏以外にも、どなたか女性閣僚の方も「指示書にこう書かれていて」みたいな話を、やはりReHacQだったか何かの時に話を聞いた記憶があります。実は自分のエンジニア時代には、毎年年度が替わるとその年度の目標設定をして、"Job Description"と言うその年度の達成目標をマネージャーと面談して設定して、年度終わりにはその達成度を互いにレビューをして、給与やボーナスの査定が決まるみたいな仕組みでした。だから、あぁ、ああいうことなんだろうなぁと親近感というか切実感を感じたわけです。

多分ネットでは少し前から色々な場所に登場していて有名な方なんだろうけど、自分的には今回の高市総裁誕生前位からのタイミングで初めて知った今野忍氏。当時は、まだ朝日新聞の政治部記者で、正直東京新聞のあの有名女性記者(?)みたいな感じかなと思ったら、全く真逆の存在。ちゃんと取材に基づく話をしていて、そこからの構成力もあるし、話を聞いていると凄く説得力があると感じます。同様に、田中氏や水内氏も今野氏同様、話の内容を聞く価値があると感じられるもので、もう少し早く彼らの存在や発言を知っていたら、とちょっと勿体ない気分。先日は、ローカル局「静岡朝日テレビ」に、山本期日前氏と二人で出演していたりして、静岡県的にはもう有名人ですからね(笑)。閑話休題。今野氏が途中で発言していた、「高市総理の眼中には野党はもうなくて、国民の反応が最大の野党」という言葉はなるほどなと感じた一言。それ故に、これまでの総理大臣、内閣とはひと味もふた味も違う政治を見せて欲しいですよね。

公共放送としての矜持

以下略ちゃんの書込から、ここ数日NHKや民放による高市総理関連の報道で、映像が不自然に傾いていたり、先日の第二次高市内閣初閣議の映像では、左から右にパンしているのにピントがあっておらず、さらには手ぶれしているような映像も。素人が撮影しても、最近のスマホはオートフォーカス(AF)で手ぶれ補正もしているから、あんな映像を撮ろうと思っても取れないのに、プロ集団であるNHKや民放のカメラ担当者はどうやって撮影しているんだろうか。

偶々一般人の人が偶然高市総理に遭遇して急遽撮影した素材を使うなら、まぁ多少のクオリティの低さは仕方ないでしょう。でも、先にも書いたように仮にスマホで撮影するにしても最近のカメラ・ビデオ機能は数年前のハンディカメラ以上だから、それだってあんな映像を撮影する方が難しい。それに、そういう撮影機会の殆どは事前に撮影場所やタイミングが指定されていて、メディア各社のカメラ担当者は大きな三脚を準備して待機していると思われる状態のはず。三脚しているのに、何で手ぶれするんだよ。あと、未だにマニュアルフォースで撮影しているのかよ、と小一時間。

言われているような否定的な印象を暗黙的に埋め込みたいのかどうかの確証はありません。でも、少なくとも映像のプロがあんな状態の映像を使用するというのは、「恥」と思わないのだろうか。私もボランティア的にアメフトの写真とか撮影して、選手や関係者に渡したりすることはあるけれど、やはりそういう部分が一番気になるし、渡す以上は自分的にもそれなりの品質(ピント、画質、構図、表情、etc...)のものを渡したいと普通に思うけれど。それなのに、彼らはあの程度の映像画像で良しとすることが理解出来ない。プロフェッショナルとして自分の仕事を否定するとともに、それを視聴するであろうお客さんに対しても馬鹿にしている行為だと思うぞ。

以前から書いているけれど、何か犯罪の裁判などで容疑者の声を吹き替える場合がありますが、あれだって本当の声に近い声質で近い言い方話し方をしないと、それは事実を曲げていることになるのでは。変に恐そうな声色にしたり、背景でおどろおどろしいBGMを流したり、言い方を変に強調したり、それって視聴者に特定のイメージを植え付ける行為じゃ無いのか。そういう準備が出来ないのであれば、アナウンサーが原稿を読むように無機質な言い方で先入観が生まれないように吹き替えるべきだと思う。彼らはこれまで散々、特定の宗教団体が政治に関わることを批判していたけれど、こういう行為は特定のメディアが政治に関与しようとする行為じゃないだろうか。それならそれで、高市内閣あるいは今後の総務省は、電波オークションの実施や放送内容の公共に関してもっと強く申し入れるなど、こちらも関与を強くすれば良いのでは。

2026年2月19日

民主党政権vs高市政権

第二次高市政権が正式にスタートしたわけですが、自民党政権で言えば2012年の第二次安倍政権、さらにはその前の小泉郵政解散選挙以来の、そしてそれら以上の大勝だけに、いろいろと当時の様子や状況と比較されるのは仕方ない。大量の新人議員(それでも前回の衆議院選挙からの復活組も多いので、66人と先の2政権時と比べるとかなり少ない) から「サナエチルドレン」と呼び出したメディアも、以前の「小泉チルドレン」「安倍チルドレン」のときと比べて、流石に当時の経験則も生きているし余りニュースバリューとしては面白くないみたい。逆に、何度も何度も過去の言動ビデオが使用される、杉村太蔵氏はいい迷惑というか逆に知名度再アップくらいに思っているんだろうか。

同じ自民党政権という事でそういう比較・対比することは、まぁ理解出来るんですが、それならば所謂野党側政権で自公が下野した2009年の民主党政権誕生時の熱気とその後の消沈の様子も比較しないとフェアではないのでは。あの時も、選挙での得票数自体はそんなに違わなかったけれど、民主党が全国の小選挙区を席巻して圧勝。今回中道改革連合が49議席に終わったことを考えれば、当時の麻生自民党が100議席余りを守ったのはある意味賞賛されるべきなのかも。で、世間というかメディアを中心に「時代が変わる」みたいな熱狂みたいものが選挙直後には生まれたけれど、いざ民主党が政権与党になってみたらどんどんボロが出てきたわけで、もう早く次の解散総選挙が来ないかなと直ぐに反省した人も多いのでは。ただ、じゃぁ野党になった自民党がどうだったかと言えば、野党になれば野党仕草をするようになった事は問題だと今でも思うけれど、それでもその後再び与野党逆転しての野党の振る舞いよりはマシだった気はするけれど。

当時の民主党は、選挙前に余りに美味しい公約をばらまきすぎて、いざ自分達がその実現の責任者になると、何だかんだ理由をつけて取り下げていくばかり。「ガソリン値下げ隊」なんかもそうだけれど、やはり一番の問題は「沖縄基地問題」でしょう。選挙前には「最低でも県外」と言っていた鳩山総理(当時)が、いざ政権を取ったら「苦渋の選択」と辺野古移設へと掌返ししたわけですからね。自分の献金問題もあって辞任して、次の菅直人政権も酷かったけれど、東日本大震災が発生して、それどころじゃ無い状態が生まれてしまったのが二つ目の悲劇だったかも。震災が無くて、あのまま無能振りが続いていたら、多分野田政権は生まれなくて菅直人政権のときに不信任案を出されて、解散総選挙に追い込まれていたような気がする。もしそうであったならば、太陽光発電を中心とした再生エネルギーのFIT価格なんていう悪法も生まれなかったわけだし、「if」はあくまでifでしか無いけれど、こればかりは実現して欲しかった「if」のような気がします。

小選挙区制度に対しての批判も、それはそれで意味があると思うけれど、結局はアメリカのような二大政党政治を日本でもということで当時は民主党政権誕生もあって受け入れられていた制度。時代とともに変えていくことも必要というのは、ある意味自然の摂理でもあるので今後色々な改善や対策をしても良いと思うけれど、でもやはり日本での二大政党政治は無理な気がしていて、中選挙区制度になったらなったで、核となる自民党とそれとの連立を組む中小政党の他党政治が更に複雑化して、それに嫌気を感じた国民はもっと単純な「経験も知識もある自民党がまとめて効率よくやれよ」と言う、今回の様な結果に戻るような気がしますね。これまでの自民党だと、前回の様な「悪しき習慣の再発」みたいなモードに堕落するわけですが、それをこれまでの総裁とはひと味違う雰囲気の高市総理がどこまで清浄化するか、それも問われる第二次大会内閣なのかもしれませんね。

第二次高市内閣

衆議院解散からの選挙で圧勝した自民党の第二次高市内閣が正式にスタート。閣僚人事は変更なくそのまま継承したけれど、党人事は少しいどうがあり、高市総理が提唱している「責任有る積極財政」と、公約実現のための体制作りが進んでいます。早速野党側は「独裁」みたいな事を言っているけれど、有権者の多くは高市総理が掲げる公約をスピーディーに実現して欲しいからこそ、これだけの大勝を許したわけで、そう言う意味では公約の内容に関しての修正動議はあっても、審議遅延を意図するような行為は、野党と言えども有権者に対しての裏切りだと思う。

最初の関門は、今年度内に来年度の本予算を通すことだけれど、通常の半分位の猶予しか無い状態ではかなり厳しい事は事実。高市総理としては、最初から「諦めました」とは言えないだろうから、「何としても年度内通過」を目指して、今回は関係省庁や委員会に発破をかけているけれど、それは当然でしょうね。少なくとも与党としてやることはやらないと。逆に野党も選挙を理由に短縮された審議時間を縦に簡単には予算通過を許さない姿勢だけれど、そうすると「野党は国民の生活を蔑ろにするつもりか」という反対意見も出てきそう。「いゃ、選挙をしなければ問題無かった」とそれに対しての反論も予想できるけれど、終わったことをとやかく言う前に今出来る事をまずは考えろよ、と言われたらお終いの気もするし。

そう言う意味では、与野党のチキンレースの様相を見せている気もします。与党側は自分達の質問時間を大幅に削ったりして審議時間短縮を目指しているらしいけれど、個人的には残業して胃も良いからちゃんと審議して予定通り年度内に成立させるのが国会議員の国民に対しての義務だし責任だろ、と思う。大体「何時間審議したから十分」という量の問題では無いですよね。その予算内容に疑義や瑕疵が無いのか、過不足無く必要な所に手当が届くのか、そう言う事を与野党共に確認をして責任を負うのが国会審議なのでは。さらに、年度内に了承された予算案を成立させて、新年度の運用を問題無くスタートさせるのも、これも与野党問わず国会議員の義務だと思う。例えば、問題のある予算が含まれていて、それを野党が指摘して与党の修正に時間が掛かり年度末までに纏まらず暫定予算が組まれるのは仕方ないと思う。でも、いつもの様に無関係な話を延々と質問したり、同じ様な質問を繰り返して審議を引き延ばすだけなら、そういう部分こそ整理して短縮して年度末成立をするべきだと思う。

良くも悪くも国民は今回の結果を支持しているわけだし、高市内閣の支持率は選挙後も70%を超える高い数値を維持しています。一報で野党側に対しての評価は低いままで、特に中道改革連合や立憲民主党・公明党に対しては厳しい評価が続いてる状態。だから「譲歩する」のではなく、野党としての存在感を見せるのが本来の役割だと思う。例えば今回の選挙ではチームみらい以外は消費税減税を公約で示していたのだから、その関連予算に関して過不足を指摘するとか、経済対策の上積みを要求するとか、そういうところを有権者は今後の野党に期待しているのでは。でも、ここ数日のニュースやネットの様子を見ていると、選挙の結果など何のその、以前の「無能な働き者」に戻っているような気しかしない。もし、今再び選挙を実行したら、更に自民党の議席が上積みされる様な気がするなぁ。

機内持ち込み禁止

国交省がこの4月からモバイルバッテリーの機内持ち込みを制限すると言うニュースが、昨日駆け回りました。 モバイルバッテリーの機内持ち込み数を最大2個に制限し、かつ機内でのモバイルバッテリー使用を禁止するというもの。最近頻発する飛行中のモバイルバッテリー発火発煙騒動に対しての対策と思われますが、正式にはまだ決定したわけではなくて、4月末までに国際民間航空機関(ICAO)が規準見直しの議論の結論を待って決定するらしい。

何度もここでも書いているけれど、モバイルバッテリー単体の製品では無いけれど、バッテリーを内蔵した製品開発にずっと関わっていたので、バッテリーの便利さも危険さもそれなりに知っています。ですから、モバイルバッテリーを活用することは良いと思うけれど、どうしても商品としてみると価格競争が生まれるわけで、そうなるとコストダウンするとなると安全性が犠牲にされる、そういう業者も生まれてくるのはビジネスの世界ではまぁよく見る光景。それで「安物買いの銭失い」になるのは自分の責任だろうけど、発火騒動が勃発して何か損害まで与えてしまうことになったら大問題。モバイルバッテリーは、そういうリスクを多く抱えた製品であることも事実。一般の方は、Amazonなどで安い商品とか見つけてしまうと、ついポチってしまうんだろうけど、その辺りはAmazonなんかももう少し責任を持たないといけない気もする。

モバイルバッテリー持ち込み禁止(かも)の報道を受けて、ネットには過去のモバイルバッテリー騒動や機内でのデジタルデバイス使用に関しての経験談みたいな物が数多くアップされています。その中で結構多いのが、最近では標準サービスとなった機内のでUSB給電が使えなかったという話。その中で結構多く感じたのが、離発着時の10分位は安全対策のために給電されていないのに、その時点でUSBケーブルを接続して充電出来ないと憤る話。私もよく飛行機を利用する方ですが、乗り込んでくると直ぐに座席のUSBポートやACコンセントにケーブルを接続して、パソコンやスマホを充電しつつ使用しようとする人が結構見かけられます。で、半分位の人はまだ通電されていないことに気がつかずそのまま利用して、残り半分位の人は通電されていないことに気がついて何度か抜き差ししたり、それでも通電しなくて諦めたり、CAさんを呼びつけたりと、まだ出発もしていないのにCAさんも大変。有る程度経験していれば、ポートやコンセントの部分に通電LEDとかあって、それが点灯していなければ未通電だと分かりそうなもんですが、まぁ分からない人が殆どでしょうね。

同様に、Wi-Fiも離陸後10分位して水平飛行に入ってから使用可能になるんですが、それも知らない人が多くて機内に入って即使おうとする人も。以前は機内Wi-FiのAPも利用可能になるまでは隠れていたと思うんですが、最近はAPは最初から見えるようになっているので逆に混乱しそう。そういう様子を見るにつけ、今後は機内ビデオ等で「機内Wi-FiやUSB/AC電源ポートのご利用は、離陸後10分程して水平飛行に入ったからご利用可能です。それまでは使用できません。」と、しっかりと最初にガイドするべきだと思う。利用可能になったときにすでに多数のデバイスが接続されていると、一気に消費電力が急騰して給電システムにも負担が掛かると思うんですよね。何百人という乗客がパラパラと多少なりとも分散して利用開始してくれれば、システム負担も少し軽減されると思うんだけれど。もし機内使用で罰則規定なども生まれるようならば、そう言う事も含めて離陸前にしっかりと機内放送や安全ビデオで利用方法からリスク管理まで教育する内容を伝えるべきだと思うなぁ。

2026年2月18日

一票の重み

まぁ、本当にそうだよなぁ。立候補した小選挙区では、自民党の新人候補者に5,000票差で敗れて、比例重複だったけれど本来の中道改革連合の獲得票数では復活ならなかったのに、自民党の振り替えで何とか滑り込んで当選したわけですからね。相手を批判するのは自由だと思うけれど、せめて自分に盛大なブーメランとして戻ってこない程度の知恵は使わなきゃ。

今回は自民党が本来獲得した議席の内、比例名簿の候補者が足りなくなり合計14議席が他党に振り分けられて、本来ならば落選していた他党議員が当選することに。以前も、小泉郵政選挙の時だったかな、同じ様に議席が振り替えられたけれど、あの時は2~3議席じゃなかったかな。今回の14議席というのはちょっと多過ぎで、同じ様に躍進したチームみらい(11議席)や参政党(15議席)と並ぶ数字。これ、本来は自民党に投票した有権者から見たら、自分の一票が蔑ろにされた、と感じられても不自然では無い気がします。

選挙の度に「一票の重み裁判」が始まって、大体2倍位までは「合憲」と判断されてきたけれど、今回の場合はまるまる議席が無くなるわけですから、これは一票の投票権を蔑ろにしているようにも感じます。それが嫌なら事前に比例名簿の掲載者数を増やしておけと言うことなんだろうけど、そのためには比例単独だと一人600万円の供出金が必要なので、無闇矢鱈に増やすことは厳しい。14議席ということは8,400万円供託金を納めないといけない。元々のリストだって、かなり情勢を読んで候補者数に余裕を持たせていたからだと思うけれど、今回の様に動向なんて読めないし選挙の風なんて気まぐれでどの様に吹くかも分からない。立候補乱立防止の策だと理解はするけれど、もう少し有効票の扱いには柔軟性を持たせても良いんじゃ無いだろうか。 

例えばブロック制だから、一つのブロックで足りなくなったら、隣接する隣りのブロックで最大2ブロックから融通可能にするとか。それでも足りなくなった場合には、その場合には他党に振り替えると言うくらいのことはあっても良い気がする。それって、投票者の意思をできる限り尊重するという事にも繋がると思うけれどどうだろうか。本来投票した政党とは異なる政党議員当選に繋がり、且つその議員がその背景を知っているくせに何かしたり顔で偉そうな講釈を述べるというのは釈然としない。そういう態度が、今回の選挙で自分達の本来の支援者からの固定票を獲得出来なかった最大の理由だということを忘れているんだろうなぁ。

A380トラブル詳報

先日ホノルルで発生したA380のトラブルに関しての詳報。当該機は満席(520席)で、乗客数は幼児11名を含めて531名。故障したNH183便は、2日後の15日朝に修理が完了して45時間余りの遅延で出発したらしいけれど、この機材には217人が登場。だから300名近い人達を、当日13日の後続便(NH181便)や翌日の他社便へ振り替えていたんですね。 遅延して15日出発ということは、日本到着は16日の午後。元々の予定では、14日午後帰国だったので2日の遅延になりますが、それまで待てないという人が、当日や翌日の振替だったり、一度米国本土へと渡り別の国際線で帰国したんだろうけど、その場合15日のフライトを待っても同じじゃ無いのか。

二日間も更に滞在するほどホテル代等が無いと言う事で、早い出発を選択したんだろうか。乗り継ぎ乗り継ぎで行けば、ずっと空港間移動で済むけれど、体力が保たない気がするなぁ。マイル積算は、予約したHNL-NRTではなくて実際に飛んだ迂回経路(例えば、HNL-LAX/-NRT)で付くんですよね、確か。そうなると、マイル狙いでわざと遠くなるルート選択した人も居たりして。自分ならばどうするか。予約クラス(例えばビジネス)が確保出来るならば、後便や翌日の他社便振り替えでも良いけれど、エコノミーダウングレードで他社便振り替えとなったら、やっぱり15日の修理後の機体まで待つかなぁ。一人旅なので、予定は何とでもなるから。

今回のトラブルの原因は、オイル配管の不具合でチューブ交換が必要となり、その交換部品を多分翌日のNH182/184で運んでくるため、15日まで遅延したんでしょう。A380の部品なんて、ANAしか使わないわけだから、HNL(Daniel K. Inoue Airport)にパーツストックして置くわけにもいかないだろうし。これが例えばB787とかのパーツだったら、UAから融通して数時間遅れ位の遅延で済んだんだろうか。実は私、初めての海外出張の帰国便が、当時開設されてまだ間もないANAのIAD-NRT便で、これが出発直前にメカトラブルで遅延となりました。で、そのパーツの到着待ち(どこからだ?)で何時間も空港で足止めを食らい、確か午前10時位の出発予定が、実際に離陸したのは夜の7時過ぎ位で、当時有った成田空港の着陸制限(確か夜の22時だったかな)ぎりぎりか間に合わないくらいのタイミングでやっと戻れたという経験があります。後は、SFOでUAのNRT便を待っていたら、ゲートに入っていたB747が搭乗前にプッシュバックされて離れていき、何だろうと思ったら「機材トラブルのためシップチェンジする」とアナウンスが。その後20分位したら、別のB747がしずしずと運ばれてきて再びゲートインして、乗客は皆拍手喝采。さすがUAのハブのSFOで、当時は潤沢に飛んでいたB747を大量保有していた時代だからこその光景でした。

想定外の遅延トラブルで、乗客の方は困った方が殆どだと思うけれど、これは航空機利用をする上での避けられないリスクですよね。電車やバスだって同様。ただ、圧倒的に代替手段が提供しやすい電車とかバス等の地上交通機関と異なり、より安全性を担保しないといけない航空機ですし、一機が故障したから別の機体と直ぐに差し替える、ということも中々難しい。特に国際線の場合は、機体の手当だけで無くその遅延により乗務員の勤務時間が長くなると、乗務員(クルー)も新規のチームと交代しないといけなくなり、その手当だって直ぐには中々難しいでしょうし。自分などはこれまで何度も飛んでいて、そう言う経験もしているから「まぁ、仕方ないか」と割り切れるけれど、初めての海外旅行、初めてのハワイ、という人が殆どであろう今回のようなフライトでは、やはり割り切れない気持ちが残るのも仕方ないのかな。ただ、航空会社も一生懸命トラブル回避をしていて、万一の場合も万全の体制で対応していることは理解して欲しいですよね。特に現地スタッフは大変だったと思う。

スポーツの底力

昨日の朝から一日中日本中を感動の渦に巻き込んだ、 「りくりゅう」こと三浦璃来-木原龍一コンビの金メダル獲得。前日のショートプログラム(SP)で、思わぬミスから得点が上がらず5位通過。フリーで相当の挽回をしないと、メダルには手が届きそうも無い様子だったし、それ以上に木原選手の表情がSP直後からこわばり、これはもしかしたらスケート(競技)辞退できないかもという印象が真っ先に浮かびました。

今朝も、丁度テレビを点けたらこのペアのスケートが始まるところで、正直「胸が痛くて見ていられないかも」と思いつつも、やはり目は釘付けになってしまいますよね。私は、スポーツ全般に好きだけれど、ウィンタースポーツは全くの素人。特にフィギュアスケートは、色々細かな採点基準とか有るので、なんで同じ様に見えるのに点差が付くんだろうと毎回疑問に感じる程度。ただ今回の二人の演技は、スタートして演技が進むと自分のような素人でも「凄い」と感じる切れの良さというか技の凄みというか、そういう雰囲気が十分感じられる内容でした。途中「これならメダルに手が届くかな」とも思いつつ、でもこの後まだ上位のチームが残っているだろうから、兎に角ミスだけはしないでとハラハラしながら見ていました。更に演技が進み、最後に木原選手が三浦選手をリフトして持ち上げて回転をして、音楽の終了とともにピタリと静止した瞬間、「あっ、これもしかしたら...」という印象が込み上がってきました。その後は、得点の発表で歴代最高得点をマークし、その後のチームもそれを上回る事が出来ず、最後がSPトップのドイツチームだったかな、130点台となり金メダルが決定するまでの流れは、もしかしたら今回の冬季オリンピックで一番のドラマだったかもしれない。

解説をしていた高橋成美さんは、最近時々バラエティー番組で見る方で、実は確かスケート選手だったよな程度のうろ覚えの記憶しかありませんでした。しゃべり方と声質がちょっと個性的で親近感を感じる女性というイメージでした。でも、木原選手の最初の相手が彼女だったんですね。その後別の方とペアを組み、その後3人目が現在の三浦選手で、そこからさらに苦労してここまで到達したとのこと。だからこそ、競技中の解説も含めて、高橋さんがあれだけ色々な気持ちを込めた言葉が出てくるんだなと後から納得しました。その後色々な動画がネットに出てきたけれど、表彰式後の高橋さんのインタビューかな。三人で泣き合って抱き合うような光景があったけれど、それだけ色々な積み重ねを知っているからの光景なんだなと、個々でこちらももらい泣きですね。

昨年からだったか昨シーズンからだったか、このペアが世界の大会で優勝するようになり、だからこそオリンピックでの金メダルにも大きな期待がかかっていたわけで、それ故にSPのミスは特に木原選手はもう絶望感しか感じられなかったでしょうね。ただ、そこから気持ちを切り替えさせるコーチやスタッフ、さらにはペアの三浦選手、そしてその期待に答える木原選手の実力と、やはりここまで苦労して蓄えてきた事が、自然ににじみ出てきた結果だと思うなぁ。そういう蓄積があるから、逆に割り切って気持ちが切り替わって、肩の力が抜けて演技に入れたんじゃ無いだろうか。それが結果的に、ほぼ完璧と言っても良い演技に繋がったと思う。所謂「ゾーンに入る」という境地だろうなぁ。金メダルを取った事は勿論素晴らしいけれど、それを超えるあの演技の感動がスポーツの底力というか、見るものも感動させる神秘性すら感じる瞬間でしたね。まだまだ続く冬季オリンピックでの、全ての選手の活躍を祈りたいです。

2026年2月17日

LENZOの反撃

ReHacQと言えば、政治か経済の話題ばかりだったけれど、「新ファンタスティック未来」なるシリーズがあり、ここでは日本の最新技術を取り上げて居るみたい。今回は、超省電力プロセッサの開発をしている、「LENZO」の藤原健真氏(元SONY PlayStation2/3開発者)と、中島康彦氏(元富士通スーパーコンピューター開発者)のお二人。MCが高橋Pと何とスザンヌでビックリ。 そのスザンヌさん、故郷熊本で旅館経営とかで活躍されていることは何かの番組で見た記憶がありますが、さすがTSMCとか知っていてしかも関係者がお店に来るとか、余りに出来すぎた配役(笑)。

恥ずかしながら、今回のコンテンツで初めてその名前を知った「LENZO」ですが、流石に業界では既に色々話題になっているみたい。ハードウェア系は殆ど素人同然だけれど、それでもパソコン業界の片隅に居たので多少の知識はあるけれど、コンテンツの中のたとえ話はちょっと例えすぎて良く分からない(笑)。こういう時には検索してみれば良いわけで、そうすると色々な情報が提示されて、こちらの中央大学田口善弘教授の説明(note)が纏まっていて分かりやすいかな。こちらを読んで、当時畑違いではあったけれどPlayStationの圧倒的なパフォーマンスを引き出していたCELLと、今回の省電力AIプロセッサの話の関係性が自分なりに良く理解出来た気がします。

中島氏が説明している今回のCGLAアーキテクチャは、多数の演算回路を多数多層的に配列してデータ移動を最適化することで、高速処理を維持しつつ消費電力を最少化する考えで、これって結構昔からある「Systolic Array」の考え方を更に進めたものですよね。Googleが開発している「TPU (Tensor Processing Unit)」もこの思想の処理系。効率的に、データを処理しながら次工程へ渡して連続して処理するには、そのデータ経路をどの様に構成するかが肝になるわけで、それって使用する目的(Application)に結構依存すると思うんですよね。その辺りを、GoogleのTPUとは異なるアプローチで解決しようとしているんだろうか。

面白いなと思ったのは、先ずは暗号資産計算にトライして、そこで性能や機能を改良しつつ資金調達にも活用して、それを生かして本来のAI処理系へと成長させるというプラン。私はソフトウェアエンジニアなのでその経験で例えると、目的の言語処理系の「コンパイラ(Compiler)」を開発するために、まずはその処理系言語を出力するもう少し簡便な「インタープリター(Interpreter)」を最初に作る、みたいな感じなのか(笑)。中島氏は奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)の教授で、このLENZOもNAIST発のベンチャー企業。どの程度政府からの支援とか、当然半導体製造は国内メーカーとかサポートするんだろうか。TSMCの新しい3nmの工程とか想定しているのかなぁ。兎に角ハードウェア開発は金食い虫の技術だけに、潤沢な資金提供が最大の支援。今回は前半で後日後半が公開されると思いますが、その辺りの話も出てくるんだろうか。いずれにしても、数多くの先行事例のように力尽きること無く最後のゴールまで走りきって欲しいです。

選挙の振り返り

ある種の熱狂のような衆議院選挙の興奮も収まりつつある今日この頃。明日18日には、冒頭解散された通常国会に変わる、特別国会が召集されて、まずは首班指名で高市総理が選出されて、そのご予算編成を優先して通常審議が始まる予定。その国会では、空前の勝利を納めて大量の新人議員(66人)が当選した自民党にメディアはターゲットを絞った様子。同じく大量当選で多くの新人議員が当選して、その後の行動発言で顰蹙を買った所謂「小泉チルドレン」や「安倍チルドレン」からの、「高市チルドレン」にメディアバリューを生み出そうと、ある意味虎視眈々と狙っているみたい。 でも、小泉氏の時の新人は83人、安倍氏の時には119名だったらしいけれど、今回はそれよりも少ない66人。前回の選挙で落選して今回再選した議員も多いので、全体の中では本当の意味での新人はそんなに多くない印象。

課題なのは、その新人議員の振るまいで「小泉チルドレン」と言えば杉村太蔵氏の映像が今でも使われるような「政治素人」が顰蹙を生んでしまうこと。流石に小泉チルドレンのインパクトが大きくて、その後はそんなに新人の振る舞いで問題になることは多くなかったと思うけれど、メディアだったり一部批判的な人は毎回そう言う事を繰り返しますし、そうなるとメディアも面白可笑しく取り扱うのが世の常。でも今回一番メディアに取り上げられている新人の一人でもある、北海道ブロック名簿14位で当選した村木汀氏は、小さい頃から政治との関わり合いもありお父様も道議ということで、かなり好感の持てる印象。今回は若い世代が選挙に積極的に参加したという事も有るのだから、若い世代の議員さんの活躍を期待したいですよね。そう言う意味でも、「○○チルドレン」の意味をひっくり返して欲しい。

あらためて今、選挙ドットコムちゃんねるやReHacQの選挙関係のコンテンツを、それこそ自民党の総裁選挙の頃から見直しています。選挙専門家や各メディアの政治記者の予想や推測をことごとく裏切って、高市政権が誕生して今回の選挙大勝へと繋がっている事を再認識。高市総理の深い戦術戦略があったのか、運命のサイコロが上手く転がってくれたのか、あるいは実は見えない第三者の思惑があったのか全く分からない。多分、どれかというわけでは無くそれら全てが複雑に絡み合って、それが幸運にも高市政権へと傾いて行ったんでしょうね。ただ個人的には、高市早苗氏の深い読みと自分の勘を信じて賭けに出て勝つ、気力の強さが最大の理由じゃ無いかなと思います。それと、やはり彼女の今の人事というか自分のチーム作りも上手いんじゃ無いだろうか。それはご自身が色々苦労して、落選や総裁選敗退の経験を無駄にしていなかった結果でもあると期待したいですね。

国会運営は2/3を超える議席が圧力となり、多分そんなに問題は無いと思うけれど、直近の課題は3月中旬に予定されているアメリカ訪問での結果でしょうね。トランプ大統領としては、日本の状況は歓迎するけれど、それ以上に彼にとっての「果実」を欲している状態。よく言われている、防衛費の増加と経済的な活動拡大で日本がどれだけ貢献というか譲歩というか提供出来るかですよね。先日の赤澤大臣訪問では結論が出なかったけれど、ここで幾つかのピッグプロジェクト確定は必須項目でしょう。防衛費に関しては、小泉大臣が自衛隊の福利厚生を中心に力を入れているみたいなので、その金額を膨らませることと、後は米国で足りていない造船とかミサイル等の技術や製造能力の提供みたいなところが落とし所だろうか。トランプ大統領から見たら、あれだけ圧勝したんだから何でも出来るだろうと思って言いたい放題するんでしょう。でも日本の場合は「実ほど頭を垂れる稲穂かな」という例えがあるように、やはり圧勝しても謙虚に物事を進めないと、それまで獲得した支持や賛意もあっと言う間に消えてしまう社会。茂木外務大臣の手腕次第だろうか。ここでより堅固な同盟関係を築き、6月のエビアンサミットで欧州との連携を強化して、11月のAPECで中国と何とか渡りをつけるのが、今年のマイルストーンだろうか。大勝に浮かれている余裕は無いと言う事ですよね。

2026年2月16日

A380トラブル

成田空港とホノルル空港を結ぶANAのA380 "FLYING HONU"。そのホノルルからの帰国便NH183が、現地日時2月13日発のフライトがメカトラブルでキャンセルになったらしい。そのため、NH183便に搭乗予定だった乗客の方が、別ルートへの振り替えフライトや後日のフライトへと変更されて、その時の混乱の様子がネットに流れていました。

NH183便は、ホノルルを朝の11:30頃に出発する、今の所一日3便あるANAのTYO-HNL線の中で一番早いフライト。搭乗予定の乗客数はどれくらいだったんだろうか。仮に300人位予定していたとして、 同じA380を使用している1時間遅いNH181や、さらに1時間少し遅く出発する羽田行きのNH185とかに振り替え可能なのは、半分位は無理かなぁ。ネットでは、LAX経由やSEA経由、さらにはIAH経由とか、かなり遠回りのルートに振り替えされた人も居たみたい。中には韓国経由で帰国した人も居たみたいで、それはUAのSFO-ICN便かな。

昔のように、UAがHNL-NRTとかHNL-HNDとか飛ばしていたら、こちらも結構な人数の振替が可能だったと思うけれど、それが無いですからね。昔はこういう場合、アライアンスが違うキャリアー(例えばJAL)とかにも振り返してくれたように思うけれど、今はそれも難しいのかな。あくまで個人的推測ですが、AMCの上級メンバーは同日の遅いフライトへ振り返られて、更に翌日の同便や多のフライトへの振り替えがあり、それでも吸収できない人は本土経由の国際線へと流したんでしょうね。HNLから本土へのフライトも、米国内では人気ルートでかなり混雑しているから、ここがボトルネックになって待たされて遠回りで帰国させられた人も今回は少なくないのかもしれない。

フライト数が一日数便とか一便で、しかも乗客数も限られる飛行機の場合、こういうトラブルがあるとどうしようも無い。航空会社に何とかしろと言いたくなる気持ちは分かるし、私も昨年似たようなトラブルに遭遇したばかりだけれど、これは自分で何とかしないとどうしようも無い。有る程度何度もフライとして程度の差はあれど似たようなトラブルを経験していれば、咄嗟に航空会社アプリを開いてリルート希望を入れるとか出来るだろうけど、殆どの乗客はそんなことを思いも付かないような飛行機慣れしていない乗客ばかりでしょうから。トラブルに遭遇された人達は大変だったと思うけれど、そう言う事も「旅の記憶」として後から笑い話にして欲しいです。

[2026年2月16日 11:00追記]
あくまでネット情報ですが、トラブル当日の13日、翌日14日と、他社便(JAL、ZIP、DEL)振り替えもあったようですね。ただ、それでも足りなかったとのこと。2月のこの頃って、ピークシーズンだったかなぁ... これも想像ですが、ハワイとなると家族連れやご夫婦での旅行が多いだろうから、そうなると複数名ずつまとめて同一便への振替となると、物理的に席があっても難しいかもしれませんね。中には、並びの席で無いと嫌だという家族もいるかもしれないし。

2026年2月15日

Pain Point

ReHacQのまったり生配信は、怒濤の衆議院選挙後のドタバタが一息ついて、MC高橋弘樹Pとコメンテーターの今野忍氏の飲みながら雑談からの、落選した元中道改革連合議員の中谷一馬氏と、高橋Pのイタ電から急遽参戦した、チームみらい党首安野貴博氏の奥様で文藝春秋社編集者でもある、黒岩里奈氏(りなくろ氏)との雑談Part-2。飲みながらの雑談なので、途中とっちらかりつつの3時間を越えるコンテンツは、一度に見るのは中々大変だけれど、色々学びのある面白い回でした。

一番印象に残っているのは、途中高橋Pがテレビマンとして高視聴率番組作成のコツは、深い不満や不幸を取り上げてその世代にぶつける、と言う話。幸せは無しよりは不幸話の方が受けるというのは、分かる気がするなぁ。これ、自分の仕事のにも当てはまる話で、我々が製品開発するときには、色々な要素・材料があるんですが、大きな要素の一つとして「相手の困ったを解決する(To solve pain point(s))」と言う観点。ただし、テレビ番組の場合は、同じ不幸を持つ人同士が共感することで視聴率があがるけれど、製品の場合は不満を解決することで受け入れてくれるところかな。ただ、最初の動機付けとしては理解出来る話。でも、捻った見方をすると、メディアはそういう不幸や不満を常に詐欺しているんだなと言うことになるわけで、でもそれなら日頃の報道の様子や内容も腑に落ちる気がする。

今回惜しくも落選してしまった中谷一馬氏は、このコンテンツで初めて拝見した方ですが、個人的には凄く好感を感じた政治家でした。それなのに、今回中道改革連合の代表に選出された小川淳也氏の最側近というのがよく理解出来なかったけれど(笑)。高橋Pもお気に入りなのか、結構ReHacQにも登場していて、旧公明党のいさ進一氏と並んで面白くて重要なキャラクターですよね。履歴を拝見すると、貧困家庭出身で子供の頃は色々苦労したみたいだけれど、そこから色々な知見体験を経て政治家へと転身して、議員として活躍するのだから素晴らしいと思います。デジタルハリウッド大学出身という事で、選挙のネットワーク化やDX化なんかにも熱心みたいなところも好感を感じます。コンテンツ内で高橋Pも言っていたけれど、チームみらいと愛称が良さそうなので、次の参議院選挙とかチームみらいからで無いかなとも思いますが、小川淳也氏に対しての信頼感がかなり高いみたいで、その辺りどうなのかなぁ。

もう一人の飛び入りゲストの「りなくろ」こと黒岩里奈氏も、今回初めて拝見した方ですが、NFL芸人(?)のオードリー若林正恭氏の初著書「青天(あおてん)」の編集者というのはビックリ。編集者とチームみらいの事務本部長と言う二足の草鞋を履いているわけですが、今回11人が当選して一気に規模拡大したので、彼女も有る程度事務本部長に専念しないと厳しいんじゃ無いかと思うけれど、ご本人は編集者としての仕事も重視しているみたいで大変そう。チームみらいとしては、一気に議員が増えたため、職員や秘書の採用にてんてこ舞いをしているらしく、中谷一馬氏の元秘書さんも中谷さんがチームみらいへ紹介したりしているらしい。何度か今野氏も指摘しているけれど、中道改革連合の秘書や職員が大量に失職・離職するわけで、ある意味特殊な技能というか資質なのだから、何とか生かせる環境が見つかると良いですよね。2009年の時には、自民党の秘書・職員が民主党へ移ったりしたけれど、機密事項とかとかいろいろ大変なこともあるだろうし。色々選挙や政党運営の裏側を知ることが出来て、面白い内容でした。でも、ちょっと長いかな(笑)。

出る杭を打ち込む

佐々木俊尚氏の引用から、ABEMA Primeでの選挙振り返りに関して。記事に登場する中道改革連合(旧公明党)のいさ進一氏は、申し訳ないけれど最近のReHacQコンテンツで知った方なんですが、この方もスパンコールのジャケット・ネクタイ等で一見ふざけているような印象なんですが、凄く柔軟先進的な考え方を持つ、文字通り「切れる政治家」としてこれからの日本の政治に必要な人材だなと感じた一人。 経歴を見たら、東大工学部航空宇宙工学科卒で、すげーと感心するとともに、こう言う人が政治家になる紆余曲折というか人生ってどんなドラマがあるんだろうとちょっと唸ってしまいます。

このいさ氏だけでなく、チームみらいとかその他の方も多く言っているのは、自民党の高市総理の演説では他党を批判する言葉は無く、自分達のやりたいこと公約を主張していたのに対して、特に中道改革連合や野党系の政党候補者は、相手を下げる事貶めること演説に終始して支援者が離れたという話。今回の選挙だけで無く、其れ以前の選挙や国会での様子だけで無く、特にメディアやネット環境でも、兎に角相手の悪口を言う欠点をあげつらう、兎に角相手を下げる事で自分が相対的に優位に見えるような戦略をとっているようにしか見えない。それって、まさに「虐めの構図」だと思うんですが、これだけ問題になっている「虐め行為」が多くの場合問題視されず有耶無耶に流されていく、日本の悪しき風習というか環境がそう言うことを許してしまうのかなぁ。

自分は、管理職としての職位経験は無いけれど、とは言ってもチームリーダーとかグループリーダーとして仕事をすると、どうしてもチーム内メンバーの管理はしないといけない。その時に、大きく分けて二種類の「管理者タイプ」に分けられると思っていて、一つは短所や課題を明確にしてそこを直させるタイプと、もう一つは長所や特異な部分を伸ばして短所や課題をカバーさせるタイプだと思います。過去の日本の場合は、前者のタイプが多くて、それは「失敗しない」という強迫観念みたいなものを生み出し、兎に角他人よりも劣らずでも優れもせず、みたいな標準化には大きく貢献したと思います。自分は兎に角後者のタイプで、勿論直すべき部分に関しても相手に伝えることも必要ですが、その場合は長所を伸ばすことで短所部分が減っていく、希釈されるんじゃ無いという言い方をするように考えていました。悪いところをなすよりも、良いところをどんどん伸ばしてその人の得意技を大きく強くした方が、チームとしても全体の力はアップするし、英語で「Depth(素質)」と言う所の「層の厚み」みたいな事を考えるならば、短所を直すよりは長所を圧倒的に伸ばす方が正しいと思っています。

結局相手の短所をあげつらって見ても、相対的に自分の地位が上がったように見えるだけで、実際には自分は成長もしていないし場合によっては相手同様自分も下がっているかもしれない。それよりも、第三者でも納得して貰える実力なり知識なり技能を身につけて発揮することで、より良いポジションに自分も進むわけだし、自分の支援なりサポートが必要なひとからみても、その利益は大きいはず。日本社会は「出る杭は打たれる」とよく行われているけれど、相手の事を兎に角批判するだけというのは「出る杭を打ち込む」ような行為ですよね。結局そういう行為は、今の若い世代から見ると「虐め行為」にしか映らないし、そういう苦しみを散々経験してきた人も多い故に、幾ら熱心に主張されても嫌悪感しか沸いてこないだろうなあ。「最悪の中から我慢できる最悪を選択」するよりは「最善では無いかもしれないけれど納得出来る良案を選択」するほうが、少なくとも今よりは前進出来るわけで、そう言う事を今の多くの人達は望んでいるはず。多分前者を良しとするのは、「所謂リベラル」と呼ばれる人達だけだと思うなぁ。だから彼らは嫌われるわけですよね。

2026年2月14日

PayPay vs PayPal

国内QRコード決済の雄PayPayが、米国VISAと戦略的パートナーシップを結んで、モバイル決済事業を展開するというニュース。いゃぁ、ビックリしたけど、日本国内はどうするんだろうか。VISA JapanはPayPayと協業でもするのか。でもそうするとVISA AP (Asia-Pacific)との関係はどうなるんだろうか。VISA AP はVISA USAの系列だから、VISA USAが対応したらそれはそのまま展開されそう。

記事では、米国で先行しているZelle、Venmo、そしてApple Payとどの様に競争していくのかと課題を示しているけれど、個人的に気になるのは「PayPal」と混同されルンじゃ無いかと言うこと(笑)。いゃぁ、「PayPay」って最後の1文字違いですよ、「PayPal」とは。しかも「y」と「l」だから、結構見間違いもありそうだし。PayPal側も駄目元で裁判とか起こそうとするんじゃ無いだろうか。

記事の後半にも書かれているけれど、QRコード決済は導入する側も利用する側も敷居が低いことが最大の魅力だと思うけれど、それ故セキュリティに課題は生まれるし、またQRコード表示までのステップがNFC/FeliCa系の電子決済手段と比べるとどうしても手間が掛かる。私が未だにQRコード決済に一切手を出さない最大の理由が、その「手間」の大きさで、本当ならば一度認証作業(顔認証)が入るApple Payも実は積極派ではない。ただし、海外特にアメリカで利用するには一番便利な決済手段なので、向こうに行くときにはデフォルト決済主題になるけれど、国内で利用したいとは思わないなあ。iDとかSuicaとか、もっと簡単便利な手段があるわけだから。

実際に使用していないので実感が沸かないのですが、「○○Pay」が乱立している国内では、皆さんどの様に使い分けとかメインで「○○Pay」を使い分けているんだろうか。実は、唯一所有している「○○Pay」が「ANAPay」で、ANAのサービスが始まったときに直ぐに登録してアカウントに3,000円登録したんですが、未だに利用したことがない(苦笑)。3,000円、戻せないだろうか。以前だとANAはEdyとリンクしていましたが、Edyももう使わなくなっていて、ずっと残金が残っています。そう考えるとプリベイドの決済手段はちょっと不便というか融通が利かないところがありますね。因みに、NASDAQに上々されたらPayPayは「PAYP」と表示されるらしいけれど、既に上々済みのPayPalは「PAYL」になっているらしい。やっぱり紛らわしいと思うぞ(笑)。

前途多難

中道改革連合の代表選挙が行われて、27票vs22票で小川淳也氏が代表に選出。壊滅的な状況になった等の立て直しと、これからの選挙での党勢拡大に努めることになったけれど、多分前途多難であることは確実。個人的には、階氏が優勢かと思ったんですが、前日に発言した「公明党が住民票を移して」発言で旧公明党議員の顰蹙を買ったのか、予想外に小川氏に票が集まった印象。外部には出ないだろうけど、旧立憲民主、旧公明議員の分散がどうだったか知りたいところ。旧公明党の議員は28人なので、少なくとも二人は階氏に投票したわけですしね(27票の内1票は小川氏自身と仮定)。 

投票前のそれぞれの決意表明の映像も見ましたが、うーん、普通なら階氏が選ばれるだろうなぁ... と個人的には思います。小川氏の話は、兎に角冗長で長いくて意味不明瞭。今回の選挙では、その内容の是非は兎も角として、やはり短い言葉で具体的に明確に話をするところが得票を伸ばしていたことは確かで、多分今後の選挙戦も特に国政選挙とか首長選挙のような場合には、その傾向が顕著になっていくと思う。そう言う意味では中道改革連合の是非が問われるのは、今年9月に想定されている沖縄県知事選挙だと思う。

沖縄の選挙では自民党が一人区を全て取り圧勝。しかも、投票前には辺野古移設で中道改革連合の発言がぶれていたりして、沖縄では立憲民主党に対しての不信感もつのっているだろうなぁ。そういう非常に微妙な問題だから、野田佳彦氏としても「選挙後に速やかに決める」みたいな言い方をせざるを得なかったと思うのに、小川氏は「ゆっくり時間をかけて」みたいな事を言っている。ここは半分嘘でも、「速やかに党内で意見集約を図るタスクチームを立ち上げたい」くらい入っておかないと、参議院の立憲民主党・公明党とも不整合が生まれるし、沖縄での支持も更に低下するだろうし。

2009年の選挙で、旧民主党が309議席を獲得し、自民党は100議席余りに低迷。まだ100議席以上残っただけマシだと思うけれど、それでも当時の危機感は相当なもので、谷垣総裁を中心に自分達のこれまでの行動を振り返り反省をして対応して行ったことは、中道改革連合も参考にして見直した方が良いんじゃ無いだろうか。あの時には東日本大震災があったりと、予想外の事も有ったけれど、それでも3年3ヶ月下野した自民党は何とか耐えて次の2012年の選挙では大逆転するわけですからね。まずは最低でも倍増の100議席に戻すためにはどうしたらよいのか、そのケーススタディを徹底的にするべきでは。公明党の議席はマックスなので、別の言い方をすれば旧立憲民主党議席を3~4倍にするにはどうすれば良いのかというかなり厳しい課題ですが、それが出来なければこのまま自然消滅するかもしれない。あとは、参議院との連携ですよね。異なる立場の3党の最大共通項をどれだけ大きく出来るかが、三党の存続意義にも繋がると思う。

(UA Leg#1) HND-OKA/-HND

 今年初のフライトは、もう目をつぶってでも飛べる「羽田-沖縄」線(笑)。久し振りのフライトだから、朝5時にセットした目覚ましの1時間前には目が覚めてしまい、なんだかなぁ状態。まぁ、二度寝しないようにシャワーを浴びて完全に目を覚ましてから、荷物の確認をしてから出かけました。この日は夕方遅めに戻る予定だったので、自宅と駅の間の移動は路線バスではなく自家用車両。特に渋滞に捕まることも無く駅近くの駐車場に車を入れて、JR浜松駅へと向かいました。

7時過ぎに到着したので、駅ナカのスタバで軽く朝食を取り、メールチェック等していたら東京行きひかり号の発車時刻が近くなります。定刻通りひかり号が到着して車内に入ると、以前同様この時はガラガラでしたが、静岡駅で結構慈雨シャしてきて私の隣席も埋まり、ちょっと窮屈な移動になりました。でも、品川駅構内は結構空いていて、羽田空港行きの京急線も座ることが出来ました。羽田空港もそんなに混雑していなくて、平日金曜日だけれど、ここの所の寒波等の影響で出かける人も減っているんでしょうか。

久し振りにDiamond様のExpress Laneを通過して、その後ラウンジで一息。出発ゲートがラウンジ正面の62番ゲートだったので、ギリギリまでラウンジでメールチェックしてからゲートへと向かいました。

1) HND 10:30 - OKA 13:30 (NH469)

ゲート前はそこそこの混雑で、Group-1の列に並ぶと直ぐに車いすの人や幼児連れの家族などが事前改札で登場していき、数分後には優先搭乗も始まり機内へと入りました。使用機材はB787-8(78P)でシートは電動だけれど一世代前のもの。まぁ、手動の古いシートよりはマシですが。

搭乗プロセスは順調に進んでいたみたいですが、一人プレミアムクラスの乗客がNo Showなのか、定刻を過ぎてドアクローズしましたが、その後その乗客の荷物を降ろすため出発が遅れるというアナウンスが。「結構遅れるかなぁ...」と危惧しましたが、10:30にドアクローズして、プッシュバック開始は10:39と結構直ぐに荷物が見つかったみたい。その後D滑走路のRW05へ移動し、離陸したのが10:55でした。

水平飛行に入り軽食のサービスが始まりましたが、これまでのサンドイッチではなく、キッシュと海老のサラダみたいなもので、洗練されたのかコストダウンされたのかちょっと微妙。食べ終わったところでiPhoneを機内Wi-Fiへ接続しようとするんですが、SSIDは取れているのに何故か認証画面が表示されません。何度も試して見ても駄目で、「機内Wi-Fi接続はここをクリック」みたいな画面でクリックしても、飛び先はWi-Fi接続の手順を説明したページで何の役にも立たない。結局ブラウザーに手打ちで「www.ana-inflight-wifi.com」入力して、やっと見慣れた気ないサービスのメニュー画面が表示されました。

一応機内Wi-Fi設備は「YouTube動画再生にも対応」したとされるPanasonicのシステムらしいのですが、まぁ一度接続すると以前理はスムースな印象は受けました。その後、ブラウザーであちこちアクセスしながらフライトは順調に進み、沖縄本島を時計回りに回り込んで、南側からRW36Lへ着陸したのは13:19。タキシングをして、32番ゲートに入ったのが、定刻よりも少し早い13:27でした。復路便まで少し時間が有るので、いつもの様に所要消化のために一度外に出ます。

2) OKA 15:15 - HND 17:30 (NH470)

再び空港に戻り、そんなに余裕は無かったのですがラウンジへ一度入り一息つきます。2割程度の利用率でゆっくり出来れば良かったのですが、そんなに余裕も無くトイレを使ってパソコンを起動してメールを確認して、飲み物も軽食も頂かず出発ゲートへと向かいました。

ゲートチェンジがあり、使用ゲートは33番ゲート。でもその手前、31番ゲートと32番ゲートの間にある売店のところくらいまで長い行列が出来ています。どうも高校の修学旅行がブッキングされているみたいで、定員の8割位は彼らが占めるんじゃ無いかと言う規模。14:54から事前改札が始まりましたが、結局利用する方は居なくて直ぐにGroup-1の優先搭乗に切り替わりました。

使用機材は最新のB787-9(78K)の最新シート。機内でマッタリしていると、続々と修学旅行生が乗り込んできました。前方のL1ドアからは右側通路の座席、多分後ろのL2ドアからは左側通路沿いの座席の学生さんが乗り込んできていました。中々終わらないなぁと思っていたら、学生では無い大人の方も搭乗しだしたので、そろそろ終わりかなと思ったら正解でした。ドアクローズは定刻の15:15。プッシュバックは15:20開始。その後反対側のRW36Rへと移動して、離陸したのが15:30とぴったりの工程でした。

暫くして水平飛行に入り食事を頂き、その後は再び機内Wi-Fi接続を試みますが、やはり手打ちでANA機内Wi-FiポータルのURLを打ち込まないと、サインイン画面が表示されません。以前は自動で起動したのに何でだろうか。それでも機内Wi-Fiに接続出来、サイト巡回や✉確認等して時間を潰しました。

往路は出発が遅れたけれど到着は定刻よりも早くて、この復路も同様に定刻前に到着出来そう。羽田空港に近づくと時間調整のような迂回はなかったけれど、やはり着陸の順番が混んでいたのか、当初の予定よりも少し遅れて17:22にA滑走路のRW34Lへ着陸。で、到着ゲートはぐるっとT2を回り込む65番ゲートで、丁度17:30のオンタイム到着でした。

17:42発の京急品川方面行きに乗れば、品川駅で18:10発の浜松停車のひかり号に間に合います。車内で予約を変えたんですが、京急蒲田駅で遅延が発生して2分の送れ。このままだとギリギリ間に合わないなと判断して、その後の18:34初のこだま号に再び予約変更しました。どちらもいつもは空いているS-Work車両も満席に近く、やはり金曜日のよるだなぁと感じます。結局品川駅には3分遅れ位で到着して判断は成功。駅ナカの売店でお惣菜や食事を調達してこだま号で帰宅しました。今年初のフライトは、フライトはオンタイムでしたが、最後にちょっとドタバタがありましたが、まずまずの出だしだと思います。

2026年2月13日

代表者インタビュー

選挙ドットコムちゃんねるで公開された、中道改革連合の階猛氏と小川淳也氏に対しての代表選挙前インタピュー。 MCは山本期日前氏、コメンテーターは元朝日新聞記者の今野忍氏。今野氏は、別番組の収録後山本氏に呼ばれて急遽参加する事になったらしいけれど、やはりこういう政治家との話には必須の存在ですよね。山本氏も「選挙芸人」と言われるだけあって、詳しい知識を持っているけれど、それだけだとマニアックな話になりがちで、何というか相手の本音を引き出すのは難しい気がします。

小川氏はこれまでも良くも悪くも話題になることが多かったので、過去発言なども多少は見聞きしたことがある議員さんですが、正直個人的には余り良い印象は無い(笑)。立憲民主党というか議員さんに多い気がするんですが、やはり言質を取られないという本能なのか回りくどい。石破氏のDNAが入ってるんじゃ無いかと言うくらい回りくどい。確か前々回の選挙くらいのタイミングだったか、国民民主党に同一選挙区の候補者擁立をしないように直談判したんじゃなかったかな。「型破り」というか「なりふり構わない」という印象をその時に感じましたが、それが裏付けられた感じ。もう一人の階氏は、ニュース等でお名前が出ることがありその時に「珍しい名字だな」と思うことが有る程度で、正直政治や活動に関しての発言は殆ど記憶に無い方。ただ見た目が失礼ながら「武闘派」っぽい堅い感じなので、ちょっと取っ付きにくい感じかなというのが第一印象。ただ話を聞くと、落ち着いた感じで丁寧な話方をする人だなと言う印象。

冒頭、まずは先日の衆議院選挙の振り返りがあったけれど、階氏にしても小川氏にしても、それなりに地元の固定票を固めていたので、無党派層の離脱が少なく基礎票を確保出来たのが当選した理由ということで、そう言う意味では二人とも地元には根付いた政治家と言えるのかも。ただ、二人とも立憲民主党出身議員なので、選挙後も知らない公明党出身議員ばかりという話を聞くと「そんな状態で良く選挙戦戦うつもりだったな」と、前代表の無責任さを改めて感じるなぁ。確かに解散総選挙が新年年明け早々の奇襲だったことは理解するけれど、いきなり新党にしたことは、改めて「稚拙」としか言いようがない気がしますねぇ。その瞬間瞬間に時間も無い中、走りながら決定しなければならなかった状況は理解出来るけれど、残した負債は余りに大きいですよね。

自分が中道改革連合の議員で今回の代表選に一票を投じるとしたら、階氏かなぁ。世間的な知名度や見た目では小川氏の方が高いだろうけど、今野氏が最後はやや切れ気味で「(だから)どうするんですか」とちょっと切れ気味だったけれど、正直話の中身が無い薄い気がします。まだ選挙直後で、政党の体制も定まらない状況なので、軽々に発言できない状況は理解出来るけれど、だからこそ核となる発言をしっかりしないと駄目だと思う。言ってみれば、そういう部分こそ求められるリーダーシップの重要な要素ですよね。高市総理の人気が高いのも、同様に過去選挙に大勝した岸田氏、安倍氏と比べても、単刀直入に短い言葉で伝えるところが、特に無党派層と言われる人達には響いていると思います。それに対して、同じく一言で相手の弱点とか課題を指摘することで、第三者としては対等の存在と認識するのでは。幾ら詳しく伝えたい、背景を説明したいと思ってそう言う事まで話をしだすと、自分などは「あぁ、意見が無いから言い訳をして時間稼ぎをしているように見えてしまうんですよね。それって、悪しき立憲民主党の特徴を想起させるだけだと思う。来年の統一地方選、再来年の参議院選挙で「中道改革連合」として戦うとすると、来週からの通常国会で何らかの「存在感」を示す事が新代表の一番の仕事だと思う。それを考えると、やはり訴求力が感じられる階氏が良い気がしますが、さて結果はどうだろうか。

わかりやすい言葉

 佐々木俊尚氏の引用から、中道改革連合惨敗の理由に関しての白川司氏の考察記事。単に自民党が中道改革連合よりも議席数が多かった、のであればそんなに盛り上がらないのだけれど、誰も予想しなかったような大差での自民圧勝=期待されて結党した中道改革連合の完膚なきまでの惨敗、という図式は多分成治の専門家でも理解するのにまだ時間が掛かって異様な気がします。

というか、政治に詳しい人で有ればあるほど、今回の結果は説明できないのでは。選挙ドットコム編集長の鈴木氏が何度か言及していたのだけれど、事前の投票行動調査の状況が大きく変わってきており、固定電話、スマホ、インターネットの3種類のソースから調査しているが、固定電話・スマホの回答率は一割程度まで減っていて参考にならないとの事。インターネット調査の結果が、今回の選挙結果を推計するに当たっては一番フィットするけれど、それでもまだ誤差というか、いろいろと補正値を適用しないと本来の推定値は得られないという事を繰り返していました。自宅の固定電話にも、その調査と思しき電話が何度か掛かってきていた気配があるんですが(登録済み番号以外は基本留守電設定なので)、まぁ対応する人は激減しているだろうなと思います。かと言ってインターネットだけでは、高齢者層のデータが偏るだろうし、中々難しいでしょうね。

私が今回の選挙だけで無く最近の政治なんかの記事や発言を観ていて感じるのは、何か「専門用語」みたいな言葉が多くて理解しづらいということ。今回の「中庸」もそうだけれど、例えば「リベラル」と言われても、それが具体的にどう言う状況なのか説明を聞いてもピンとこない。色々な目的や考え方をグルーピングして、その中で特定の傾向のある状況を指す言葉だから、例えば個人によってその感じ方も異なるだろうし、明確に色とか形とかで決まるものでも無いので混乱することも多いでしょう。で、そう言う「良く分からないけれど何かありがたいお言葉だから、我々を信じなさい」みたいな、変な宗教的な説得を受けているような印可賞すら浮かんでくるんですよね。全てがそうだとは言わないけれど、高市内閣がスタートして感じるのは、高市氏を筆頭にメディア等でよく登場する、例えば小泉大臣とか片山大臣とか、そういう人達の発言というか言葉が、より簡潔明瞭具体的になっていると感じる分、自民党の変化も感じるし相手の言うことが理解出来るから信頼感というかそう言うものも醸成される気がします。

その顕著な例が小泉大臣の自衛隊関連の色々な発言だと思うんですが、どんなに素晴らしい考え方や意見であっても、それが自分が理解するあるいは咀嚼することが出来なければ単なる「絵空事」というか念仏にもならない。「自衛隊の官舎を整備します。クーラーつけます。個室にします。」という具体的な言葉は、その一つ一つは小さな改革かもしれないけれど、「自衛隊の環境整備を進めます」という大きな言葉よりも、より一層一人人の心に響くものだと思う。高市総理の発言にしても決して具体的な事ばかりいっているのではないけれど、言いきる言い方をしているところが、よくよく内容を見ると結構曖昧さもあるけれど聴いた側の頭の中では納得してしまう秘訣字や内だろうか。対抗する野党側も、ちゃんと理論武装をして、主張する部分をピンポイントでぶつけられるような、相当の努力がこれからは必要になると思う。そういう形の議論が進めば、多分今まで以上に建設的な討論が生まれるはずで、それこそが野田氏が言っていた「熟議の国会」の本来の姿だと思う。

2026年2月12日

代表選出

中道改革連合の新しい代表選出選挙が、12日告示、13日投開票で行われる事が決定。2012年の旧民主党政権から第二次安倍内閣への移行時と同じく、歴史的惨敗の後だけに代表交代は仕方ないとしても、前回同様野田代表の時に同じ事が生まれるというのは、偶然とは言え歴史的な大ブーメランでしか無く、この政党のお家芸だなぁと変に納得してしまいます。

前回は野田代表辞任の後、海江田万里氏と馬淵澄夫氏が立候補をして、海江田万里氏が当選。今回は、小川淳也氏と階猛氏が立候補をする予定。事前に噂されていた、前の代表の泉健太氏は、今回は立候補を見送るとのことだけれど、まぁ個人的には泉氏位しか思い当たらなかったので意外でした。やはりタイミングが悪すぎると判断したのかな。

政党としては、2年後の参議医選挙で先ずはどれだけ自民党に迫れるのかが最大の課題だと思うけれど、其れ以前に今は「立憲民主党」と「公明党」のままの、参議院の統合と地方議会の統合をどうするのか、そちらの仕事の方が大変そう。素朴な疑問として、今回の代表選で中道改革連合の代表がいずれかの立候補者に決まったとして、衆議院の所属議員は旧公明党議員も含めて納得するとしても、参議院の特に立憲民主党議員はその新しい代表の下に集まることに納得するのだろうか。順番としては、先ずは参議院も中道改革連合として統合して、その上で衆参合わせて新しい代表を選ぶべきだったのでは無いかと思うのだけれど。通常国会が18日に招集されるから、それまでに党の顔である代表を決めないといけないという事なんだろうけど、それならそれで「暫定代表」とかにするとか、あるいは野田氏なり斎藤氏が共同代表を続けた方が良かったのでは。そうで無くても特に参議院の立憲民主党は拒否反応が大きいと思うのに、自分達が選んだわけでも無い代表の下に集まることに更に抵抗を感じるんじゃ無いだろうか。

選挙結果のこともあり、今回の新党結成は誕生直後を除いて結局は後手後手に回り失敗。最大の理由は、やはり時間の無い中無理くり新党結成を強行したことだと思うので、色々事情はあるにしても今はもう少し時間を掛けるべきでは無いだろうか。例えば、これから中道改革連合から離党者が出てくる可能性もあるだろうし、何なら「シン立憲民主党」と「シン公明党」に再分裂(それぞれ新党結成)する可能性だって大きそうな気がします。拙速故に失敗した選挙の後でも、さらに拙速を続けて失敗を繰り返し積み重ねていくような気しかしないなぁ。流石にこれだけ経験と歴史を重ねている自民党や連立の日本維新の会が独裁に走るとは思わないけれど、やはりしっかりとした野党の存在が与党の足りない部分を補填していくのが理想的な政治社会だと思う。それ故に、色々多難な状態の中道改革連合ではあるけれど、何とか再生して欲しいところですが、まぁ前途多難だろうなぁ。

当選した責任

昨日のReHacQ「落選の森」に続き、今回は「当選の森」編。何だかんだ言って、当選した人達の表情にしても話にしても、余裕が感じられるのは仕方ないですね。参加議員は、自民党からは丸川珠代氏と川松真一朗氏、中道改革連合からは元公明党のいさ進一氏、そして国民民主党からは森ようすけ氏の4氏。コメンテーター陣は、西田亮介氏、石丸伸二氏、今野忍氏のレギュラーメンバーにMCは高橋弘樹Pというメンバー。

スタートが夜の10時からで、3時間以上も配信されているので、最初はライブで見たけれど30分位で断念して、アーカイブされてから再度先頭から視聴しました。高橋Pもコメンテーター陣も、その前に「落選の森」2本撮りしていたからか、ちょっとエネルギー不足感はあったけれど、内容的には面白く感じました。と言うか、こう言うフランクな雰囲気で、互いに党派性を有る程度無視しつつ意見を出し合うというのは悪い事では無いというか、もっとやるべきだと思いますね。丸川氏といさ氏は、厚生労働関係で良く知っている間柄との事ですが、連立離脱だけでなく新党として野党に回ってとなると、以前話をして互いに了解してる話題でも、また違う感じになるんだろうか。

個人的には、中盤から後半の経済関係だったり、労働流動性の話が興味深く感じました。自分はもうそういう様な機会は終わっているけれど、色々な仕事に挑戦できるような社会と言うのは、これまで一つの場所・仕事を極める事が「潔い」みたいな伝統や風潮だった日本社会では今後必要だと思いますね。特に人口減少が進み、これから働き盛り世代がどんどん減っていく社会になると人手不足は深刻な問題。今すぐ出生率が増加したとしても、その恩恵は20年後にしか得られないわけで、その間は労働の効率化とかロボット等自動化とか、あるいは海外からの人材登用という方法で埋めるしか無いわけですからね。労働流動性は、簡単にいってしまえば「副業許容」みたいな形で見かけ上の労働力増加とか、高齢者の労働機会が増えたら、それはそれで社会保障の効率化みたいな事にも繋がるんじゃ無いだろうか。

後半自民党の大勝に関係して丸川氏が、人数が増えた分党内でも右から左からと意見が多様化して、それをどうまとめるのかが大変みたいな発言をしていたけれど、確かにそうかも。以前は派閥があったから、各派閥で意見集約してそれを総務会等で党としてまとめれば良かったけれど、今はそういう仕組みは麻生派以外は無いですからね。何かの記事で、派閥の復活みたいな事も書かれていたと思うけれど、派閥とまでは言わないまでもグループ化や勉強会みたいな集まりは増えていくでしょうね。で、それらの摩擦がこの巨大すぎる組織に歪みを蓄積してきたのが、1970年代から1990年代位までの「古い自民党体質」だった気がする。「ヤマアラシのジレンマ」じゃ無いけれど、「勝ちすぎた故のジレンマ」が、今の自民党最大の問題かもしれない。

2026年2月11日

必然の結果

佐々木俊尚氏が引用している、読売新聞による衆議院選挙振り返り記事。 今回の選挙における自民党大勝の原動力は、記事にもあるように若い世代の支持(サナ推し)と、前回の選挙で離れた無党派層支持が更に大きくなって戻って来たことは確かですよね。選挙前のメディア各社の推定では、何故か前回の衆議院選挙(2024年)と比較して、公明投票の効果を指摘する論評や批評が多くて、個人的には「それは違うだろう」と思っていました。その更に前2021年の岸田政権時(この時も自民党が261議席獲得し大勝)と比べて、公明投票の効果具合を判断するべきでしたよね。それが最初に野党側の戦術を惑わす最大の原因だったような気がします。

読売新聞の2021年、2024年、2026年の比較を見てると、今回は2021年レベルを回復した上で、更に無党派層の上澄みしているのだから、勝てないわけが無いとも言える結果でしたね。ただ個人的に気になるのは、重視する争点に経済対策がトップに来るのは理解出来るんですが、外交安全保障関係がその次に高いというのは少し意外でした。でも、2021年のときには、経済対策よりも外交関係を重視するポイントが高くて、何があったんだと思うくらい。

一つ考えられるのは、2020年からのコロナ禍が丁度ピークになっていたのが2021年の前半位かなと言うこと。また、2021年初めにはバイデン政権がスタートしていて、世界政治の枠組みも変わっていた頃。さらには、中国との関係もこの頃は対米対策等も含めて日本も色々翻弄されていたような記憶もあり、確かに外交関係に対しての懸念が国民の間にも広がっていたのかもしれない。まぁ、やっぱりコロナ禍の影響が一番大きかったんだろうけど。今回は、多くは対中対応に関してだと思うので、そこは2021年とは少し内容が変わると思いますが、中国が予想以上に騒ぐことで、国民としても良くも悪くも注目せざるを得なくなり、それ故に選挙の争点の大きな項目となり、結果高市政権圧勝で中国にとっては分の悪い結果になったことはやぶ蛇以上でしょうね。

高市総理に対して何か言えるほど詳しいわけでは無いけれど、総裁選に勝ち抜き、首班指名を何とか取り付けて始まった高市内閣最初の3カ月のスタートダッシュは、維新との連合や国民民主党の要求丸呑みみたいな暫定税率廃止や103万円の壁など、目に見える結果を出していることからも大成功だったと思います。また、安倍総理のときには「リーダー」という言い方が多少は当てはまる気がしたけれど、その後の菅政権、岸田政権、石破政権と、陰ではリーダーシップを発揮したと思うけれど、国民に見える形でのリーダーシップには欠けていたように感じます。その不満というか飢餓感みたいなところに、高市総理のキャラクターもピッタリとはまり国民的な人気=リーダーシップという「見え方(Visibility)」に成功しているんでしょうね。そう言う意味では、今後は現実的な「手応え」を要求されるわけで、大会政権の舵取りはこれからが本番だし厳しくもなる事は確実。高市政権では、今回は内閣人事はそのまま継続するらしいけれど、多分主要閣僚を中心に布陣は過去最高の人材だし、それぞれ結果を出しているので、ここからどれだけ加速していけるかが、まずは来年の総裁選までの課題でしょうね。その後は、更に国民支持を獲得して、参議院選挙で厳しいけれど議席を上積みして何とか2/3を維新と獲得して、憲法改正への糸口を作る事かな。まだまだ大変な道のだとは思うけれど。

落選の振り返り

ある意味情け容赦ないコンテンツというか、ReHacQの「あつまれ! 落選の森」。今回の選挙における波乱の中心の一つ、中道改革連合は勿論、国民新党、日本維新の会、日本共産党に、MCとして参加している石丸伸二氏の「再生の道」からも出演していて、これも高橋Pの人徳(?)なのか(笑)。

流石に二つ合わせて6時間近くあるし、正直聞いていて呆れるというか何か危機感が足りないと感じる所もあるし、何となく「落選するべくして落選した」と感じる人が多かった気がします。それでも、元朝日新聞記者の今野忍氏と共産党議員の宮本徹氏の激論というか、やり合いは、賛否有るかもしれないけれど、そうやって徹底的に外からの意見を言ってくれることは大きな財産だと思うなぁ。

自分は仕事でも何度もやっていた「PDCA」のサイクルみたいな感じで見ていました。多くの場合、失敗した理由や原因を考える事は自分でもするとは思うけれど、どうしても自分本位の理由付けとか言い訳が絡んでしまい、本当の意味での「原因」にたどり着けなかったり意図的に視界の外に置きがち。でも、そういう耳に痛い事もしっかり聞いて、間違いや誤解があるなら訂正すれば良いけれど、でも多くの場合はそれは自分達には無かった視点だったり意見な訳だから、そこは真摯に耳を傾けて次のアクションの糧にするべきだと思う。

で、同じ事は当選した議員さんもしっかり振り返りをするべきで、多分彼らの方がこれからの責任というか努力度は厳しいと思うんですよね。一つは落選議員同様、今回の問題点を振り返って修正していく仕事。今回は多分に「高市人気」に助けられたところも大きいわけだから、次もその効果が期待出来るとは限らない。となると、地元に対してもこれまで以上に手厚いサポートが必要になる。一報で、国会では与党は公約実現を厳しく要求され監視されるし、野党は少数になったが故に一人一人の注目度は高まるから、以前みたいな子供のダダみたいな対応では次は評価されない。土日の立場のご本人達にとっても、これまで以上に厳しい議員活動が、多分数年続くわけです。それを是非国民生活向上、国家の安定と発展という本来のゴールに向けて進めて欲しいですね。個人的には、この落選した人達が、そしてこういう場に出てきてちゃんと反省したり意見を言える度胸と気持ちのある人が、次は当選へと繋がる気がします。何も言わずに隠れている、著名議員よりはよほど将来を託せる「議員候補」だと思うなぁ。

恵みの雨

今朝目が覚めたのは朝の5時頃だったでしょうか、「トントン」という音が耳に入っていて、何だろうと思っていたら「あぁ、雨が屋根に当たっている音か」と気がつきました。太平洋側の地域はもう一月位雨が降っていない状態が続いていて、浜松も何度か市の水道局から「節水のお願い メールも届くくらい。浜松というか、遠州地方は天竜川を水源としてして、全国的にもかなり恵まれている地域だと思うんですが、それでもちょっと心配になるくらいだし、浜松市の北側山間部にある貯水ダムでは、水位低下も何度か言われるくらい。

今朝の雨が恵みの雨になるかなぁと最初は思ったんですが、雨が降ると水たまりが出来るような場所が何カ所かあるんですが、そういう場所も雨で濡れては居るけれどまだ水たまりは出来ていない事から、早朝振り出してまだ時間はたっていなさそう。このまま一日明日くらいまで降れば、それはそれでそこそこの降水量になると思うんですが、天気予報ではお昼くらいには雨は上がって、また晴れ間が戻ってくるらしい。折角の祝日なので外出する予定を立てていたところも多いと思うから、午後からとはいえ雨が上がるのは嬉しい反面、これだけ渇水状態が続いていただけに、もう少し雨は落としてほしいと言う気持ちも。

時期的に、今作物を作っているのはビニールハウスのところが殆どで、お米は勿論畑での野菜作りも、最近の渇水で余りやっていないように自分の周りでは思われます。今朝の雨も、文字通り「焼け石に水」くらいになりそうだし、その後はまた好天が続くという予報なので、畑作をしている人にとってはまだまだ足りないでしょうね。今は更地状態の田圃だって、3月に入れば代掻きをして田圃の整備が必要になるだろうから、今日をきっかけに時々は雨が一日降り続くような天気が少しは戻らないと、今年のお米価格は不作でまた高騰するかもしれない。

同じ静岡県でも、東の方の例えば伊豆地方では、寒波で水道管が破裂して断水していたり、その近くの箱根辺りでは雪も酷いらしい。その分雪が解けて貯水湖に少しは水が戻る事も期待出来るけれど、多分まだまだ足りないだろうなぁ。今日は、雨が降って雨雲が覆っているからか、これまでよりも朝の寒さも少し弱まり、そう言う意味では朝起きるのも少し楽でした。折角の祝日なので、ちょっとロングドライブでもしようかとも思いましたが、このところの寒さで新東名では凍結の恐れもあるみたいだし、まぁ食べるものの贅沢を言わなければ食材も何とかストックしているから、今日は一日大人しくしていることにします。色々データ整理とかもしたいし、片付けものもしないといけないし。そんな感じだから、出来ればお昼過ぎでは無く夕方位まで雨が続いて、少しでも渇水対策になってくれれば嬉しいですね。

2026年2月10日

今後の懸念点

まだ衆議院選挙の大変動の余韻というか余波に揉まれている選挙後二日目の朝。備忘録代わりに、気になったことを記録しておきます。

  • 選挙中、やはり自身への期待度=投票率ということを意識してか、高市総理は秒刻みのスケジュールでしかも睡眠時間も削っての対応をしていたのでしょう。どうしても、表情の硬さ苦しさしんどさを感じる表情ばかりなのが気になりました。また、終盤のテレビ画面で観ると、ちょっと痩せたというか痩けたみたいにも見えたのが 心配。選挙が終わっても、国会召集に向けての準備もあるだろうし、3月のアメリカ訪問に関しては厳しい要求を突きつけてくるトランプ対策も練らないといけないだろうし、ゆっくりする時間は無いのだろうけど、ここ数日は休養優先にして欲しいですよね。なんせよほどの事が無い限り次の選挙は2028年の参議院選挙で、衆議院選挙は任期一杯なら2030年。来年の自民党総裁選が次のハードルだけれど、多分無投票再選が堅いだろうし。だからこそ、「よほどのこと」の一番心配されるのが、総理の体調ですからね。
  • 同じく体調面で言うと、多分自民党の中で最高年齢に近いと思われる麻生太郎議員の表情も、ちょっと付かれたというかやつれた印象を受けたのが寂し気がします。今年86歳になるので、普通の社会人なら悠々自適の生活だけれど、やはり刺激の多い政局の中居るから元気なんだろうか。でも、その元気がちょっとしぼんだような印象を受けて寂しい気持ちも。多分議員生活最後になるであろうこの選挙後の活動を、健康に進めて欲しい気がします。
  • 詳しい調査はこれから色々登場するのだろうけど、世代別の政党投票先を見ると、10代から20代を筆頭に自民党への投票先が多いのは納得ですが、80代以上だったかな、高齢者荘の投票先も自民党が多いのが意外でした。確か選挙前のデータでは、年齢が若い方は自民党推しで、高齢者層になるにつれて立憲民主党への投票先が増えて逆転したいと思います。それが今回自民党に投票先を変更したことが、中道改革連合の中の立憲民主党出身議員の基礎票を溶かした理由なんでしょうね。全くの個人的印象ですが、その自民党に流れたのは高齢者荘でも女性有権者が多いんじゃ無いだろうか。
  • これまでの投票行動の情報を見ていると、確かに投票率は3%位上がり投票数も増えたけれど、それ以上に前回選挙での無党派層とか他党投票者が、大きく自民党へ投票先をスライドしたのが、この歴史的大勝になった=旧立憲民主党議員のメルトダウン、へと綱が蔦気がします。その理由・原因は何だろうかと考えると、色々理由はあるだろうけどやはり高市内閣が成立後3ヶ月という短い期間で、ガソリン暫定税率廃止、103万円の壁突破、燃料費支援等、矢継ぎ早に具体的な政策・公約を実現させてきた、スピード感と親近感ではないかと。やはり有権者としては、外交防衛とか社会福祉とか大きなテーマも重要だけれど、日々の生活に直結する課題・問題解決が一番優先されるはず。その一番身近な問題に対して、スピード有る対策と実現をしてきた事が、多くの人の気持ちを駆り立てた気がします。また、初の女性総理という事実も、何だかんだ言っても女性票を取り込む重要な要素だと思うし、だから若者世代は勿論、高齢者世代でも女性有権者からの投票がかなり増えたんじゃ無いだろうか。
  • 今回の選挙戦では、SNS等ネット選挙の重要性が際立ったことも事実で、それ故にこれまでの投票行動予測の手法も通用しなくなり、それが選挙予測を誤らせる事にも。大会関連のコンテンツが圧倒的にネットを寡占したけれど、それは高市人気に便乗した切り抜き職人とか再生数稼ぎのコンテンツが激増したからとの事なので、自民党と言えどもコンテンツ力で優ったわけでは無い。ただ、やはり他の政党に比べてネット利用の重要性は理解していたと思うし、そこに注力したリソースと熱意もかなり票差を左右することになったのは事実だと思う。今後ネット戦略はますます重要になると思うけれど、選挙直前にコンテンツを増やしても効果は無いわけで、やはり良くも悪くも履歴やデータが残るネットだけに、今から次の選挙に向けて蓄積する気持ちが一番重要だと思う。
  • チームみらいが大躍進したけれど、どうしてなのか専門家も首をかしげるほど。ネットにも熱心では無く、強いて言えば消費税減税を唯一否定したことで、テレビ等では必ず堆肥として指摘される事が、最大の露出度だったと思うけれど、やはりそれだけで得票できるとは思えないし。とある説明では、チームみらいだけが相手を貶めるような発言がなく、具体的に自分達の出来ること・やりたいことを訴求することで、争い事を好まない若い世代に刺さったという事だけれど案外納得出来るかも。個人的には、都市部での若い世代の投票が多かったことからも、所謂ネットの中でもクローズドなネットでの伝搬、言ってみれば「ネット口コミ」みたいなものが実は拡散していて、そこでかなりの堅い支持を獲得していたんじゃないだろうか。理由はどうあれ、11議席も獲得したのですから、デジタルの観点、テクノロジーの観点から与党に対して具体的且つ効果的な提言を出すグループになったら、かなり面白い存在になると思うけどなぁ。何ならデジタルタスクチームみたいなものを与野党で作って、そこをチームみらいに任せるとか。
  • 同様に参政党は今回も議席数を伸ばして、躍進したわけだけれど、こちらは地道な地方組織作りが大きいと思う。昔は浜松駅前の遠鉄ビル前等では、新興政党が時々街頭演説していたり、一番多いのはやはり共産党かな、そういう活動をしているのは。で、最近ではそれら既存政党は殆ど見なくなって、代わりに参政党の関係者が街頭演説をする様子を浜松でもよく見るようになりました。既存政党が高齢化で、中々そういう場に投入できるリソース不足になっているなら、まだ若いスタッフも豊富なんでしょうね、参政党は。地方でもああいう様子を見ると、やはり参政党は強うなという実感があります。
  • 次の国政選挙は2028年の参議委選挙で、自民党は62人だったかな改選を向かえる議員数は。前回2025年の選挙では大敗をして、39議席しか獲得出来なかったから、過半数の125議席を獲得するためには、仮に日本維新の会が20議席獲得するとしても、66議席が必要に。高市内閣の「成果」が現れてくる時期でもあるから、ある意味高市内閣の信任選挙にもなる可能性も。今回大勝したけれど、次の2年間で実績を積み上げないと参議院は更に捻れる可能性も大きいわけで、そう言う意味でも自維連立は、今回の結果がプレッシャーになる気がするし、それで生活向上するようになって欲しいですよね。
  • 昨日の報道番組では、田中眞紀子氏や橋下徹氏など、自分から見たら「古い世代の元政治家」が論客として色々な番組に登場していました。今回落選した、中道改革連合(=立憲民主党)の元議員の皆さんもそういう道に進むのだろうか。取りあえず2年少し我慢すれば参議院での復活は可能なので、まずは2028年の参議院選挙を目指すのだろうけど、その為には残る政党がどの様な形になるのか、それにも大きく依存しそう。露出度はを増やして知名度を上げたいと思うだろうから、ワイドショーとかこれから登場する人も多いだろうけど、正直なところそういう場面で見てみたいという人材は皆無だし、あの国会でのやり取りみたいなものがワイドショー等で展開されると思うと、多分視聴率を下げるだけだろうと。でも、中には玉川徹氏のように「毒があるから人気が出る」様な人も出てきたりして。まぁ、私はウンザリするだろうけど。
まぁ、まだまだ選挙の余韻は続きそう。

選挙後

地滑り的大勝利となった今回の衆議院選挙。投開票翌日には、投票行動や今後の政治に関してのコンテンツがいろいろ公開されたので、朝からお昼過ぎまではSuper Bowl観戦、その後は選挙関連コンテンツを浴びる一日になりました(笑)。

選挙後ではあるけれど、選挙ドットコムの開票速報LIVEをまずは見ていたんですが、MC二人(山本期日前氏、今野忍氏)が開票直後から驚きの連続だったけれど、まぁ誰にとっても想定外の経緯、結果の選挙だったことは間違いないと思います。

有る程度開票結果が出たところで、MC/ゲストが何度か交代して旧民主党議員だった菅野志桜里(コンテンツ中では「山尾志桜里」と紹介)が出席して、元同僚達の敗戦(落選)の様子を見ながら、旧民主党から現在の立憲民主党に至る経緯や問題点を結構鋭く指摘していたと思います。特に「なるほど」と感心したのが、今回多くの中道改革連合の立憲民主党出身議員が落選したけれど、これがこれまでなぁなぁのまま10数年経過した「旧民主党の2012年政権交代の精算」になるのではという意見。本来ならば、2012年に破れたときに党として振り返りをして、場合によっては党内の新陳代謝をもっと図る必要が有ったのに、それが出来ずにここまで古い還付が残り、今回の選挙でその古い幹部も次の中堅も未来を担う若手も落選して解党的な状況になったというのは「なるほどな」と感じました。2009年に自民党が大敗して下野したとき、谷垣禎一氏が総裁となり自民党の内部改革を進めたと思うんですが、それと比べると旧民主党は時間を無為に過ごしてきたなと言う印象は強いです。

これも色々なコンテンツで指摘されていたけれど、余りに小選挙区で自民党が勝利しすぎて、比例区の候補者が足らなくなり、自民党獲得の比例14議席が他党に回されたこと。躍進しすぎたチームみらいも2議席譲るわけですが、これは何とかならないものか。自民党の14議席は、中道改革連合に6議席、国民民主党と日本維新の会とチームみらいに2議席ずつ、参政党とれいわ新選組に1議席ずつ。だから中道改革連合は今回49議席獲得したけれど、実際は42議席(チームみらいから1議席)獲得なんですよね。また、れいわ新選組は選挙では議席獲得出来なかったけれど、棚ぼたで1議席獲得というのは、選挙では選ばれなかったのに議席獲得すると言うのは何か不合理さを感じるなぁ。チームみらいも得票率が足らずに2議席を渡すけれど、ここはプラスマイナスゼロなのでまぁまだ許せる。コンテンツでは、この16議席を理由に、自維連立が提唱している「衆議院の議席削減」に繋げればというコメントが紹介されて、いゃぁそれはあるなぁと感心しました。

投票率は確かに3%余りアップしたけれど、自民党の支持率は選挙前とほぼ変わらず、今回の地滑り的大勝利を説明するのは難しいみたい。確かに「サナ推し」と呼ばれる高市内閣への指示は高いけれど、それ以上に今回は中道改革連合への支持が激減して、JX通信社の米重克洋氏が「中道改革連合のメルトダウン」と説明していたけれど、なるほどなと。色々な情勢調査では、創価学会票は予想通りの票数がのっているけれど、それを受ける中道改革連合の基礎票が半減していて自民党に敗れるパターンが全国で発生してこの結果になったという説明は腑に落ちます。それはやはり、新党結成からのドタバタもあると思うし、やはり立憲民主党に対してのこれまでの不満や不信感がつのっていった結果だと思う。今後衆議院の中道改革連合、参議院と地方議会の立憲民主党と公明党は、どういう形になるのかまたどういう関係を構築するのか、凄くジレンマと葛藤を抱えての通常国会突入になるでしょうね。衆議院は政党として機能出来ないんじゃ無いだろうか。野党は国民民主党を次として結集するという話が一番現実的らしいけれど、正直国民民主党もそこまでの政党ではまだ無いと思うし。与党にしても勝ちすぎた状態故に、党運営や国民に対しての公約実現という厳しい現実があるし、野党は野党で厳しいし、選挙後も目が離せない政局なのかも。

2026年2月9日

Sweep Out

第51回衆議院選挙は、想定以上の自民党大勝と言うか「完勝」と言っても足りないくらいの圧勝。戦前に自民党の過半数(233議席)獲得は堅いだろう、もしかしたら自維で安定多数(244議席)、絶対安定多数(261議席)獲得も可能かもという予想スタート。終盤になると、自民単独で300議席に届く可能性もと言っていたら、 単独で2/3(310議席)を超える316議席獲得。日本維新の会も、何とか公示前の34議席を超える36議席を獲得したので、与党(自維)で352議席。無所属議員の中にも与党系の議員もいるから、衆議院の2/3(66%)どころか3/4(75%)を超える状況。

自民党が300議席を超える選挙は、確か昭和の時代には合ったように記憶していますが、今回の様に「大勝」と言われている小泉郵政選挙で自民296議席+公明31議席、安倍第二次政権始まり(民主党から自公連立復帰)で294議席+31議席。民主党が政権奪取した2009年の第45回衆議院選挙では、民主党が308議席を獲得しているけれど、それ以来の大ドンデン返し。どちらも、当時の衆議院定員は480議席だったから、今回の316議席/465議席は更に占有率というか圧勝していると言って良いでしょうね。

詳細な選挙戦の解析は、今日明日くらいに色々なところから出てくるでしょうけど、個人的に今回の圧勝の勝因は大きく二つあると思っていて、一つは高市総理の魅力・行動、もう一つは中道改革連合特に立憲民主党がこれまで蓄積してきた歪みが耐えきれずに崩壊した事かなと感じます。前者に関しては、高市内閣発足後短い間にもガソリン暫定税率廃止や燃料費の支援等「実際に感じる改善」みたいなものが有ったし、また初の女性リーダーとして注目を集めてそれに答える以上の実績を残していることで、「高市フィーバー」「サナ推し」なる現象がうまれたのではないか。後者に関しては、具体的な主張せずに抽象論に終始したり、やはり自分達の良いところを主張するのでは無く、相手を叩くことが今の中年・若年世代に対しては拒否感に近い物を生んだ気がしますね。

中道改革連合は、改選前の167議席が30%以下の49議席まで衰退。一応「野党第一党」は確保したけれど、51議席に届かないから単独での法案提出も出来ない。ネットで出ていた「これで伝統の内閣不信任案提出が出せなくなった」というコメントには笑ってしまったけれど。49議席というけれど、旧公明党議員が半分以上で立憲民主党系議員は20名余り。共同代表の野田佳彦氏は何とか当選したけれど、安住淳幹事長は落選。地元静岡でも、静岡8区で「盤石」と言っても良い人気のあった源馬謙太朗氏が落選(3万票も差があるし)するし、6区の渡辺周氏も4万票余りで落選。所属政党にかかわらず地元で確たる人気のあるこの二人が落選するんだから、やはり「中道改革連合」に対しての不満が、今回の自民党大躍進最大の理由だろうなぁ。いずれにしても、大勝したから故に高市内閣としては成果を出さないと次の選挙では揺り戻しも大きいでしょう。次の選挙は2年後の参議院選挙だけれど、この選挙では多数の議席を確保している自民党は更に議席を増やす努力をしないといけない厳しい苦しい選挙になることは確実。その為にも、この2年間で確実に実績を出さないと、参院選でさらに議席を落としてねじれ状態が拡大して、それを理由に解散総選挙があるかもしれない。その時には、高市内閣は苦しい戦いに成るんじゃ無いかな。そうなるという事は、我々の生活も厳しくなっているという事だから、そうならないことを祈るばかり。良い意味での日本の大転換点になる事を祈りたいですね。

2026年2月8日

投票日

今日は、第51回衆議院選挙の投票日。週末は寒波に大雪に悪天候が予報されていましたが、幸いなことに浜松は気温は低いけれど青空も見えるまずまずの天候。少なくとも遠州地方の投票率はかなり高くなるんじゃ無いだろうか。 ただし、北海道、東北、日本海側は全て雪の予報で、最高気温も氷点下を超えるかどうか位の状態で、こちらは当日投票に大きく影響しそうな気がします。

大票田の東京、大阪も、東京は最低気温-2度、最高気温2度という極寒の状態で、朝のニュース等みても新橋とか東京駅も白くなって居るみたい。大阪はそれよりも少しマシな感じですが、どちらも僅差での競り合いが伝えられている選挙区が多いので、こう言うちょっとしたことでバランスが崩れて、戦前の予想がひっくり返る可能性が高くなるんじゃ無いだろうか。

今回の選挙は、突然の解散から史上最短期間での選挙戦という、かなりスピードアップした選挙。高市総理がそれを想定していたのかどうか迄は不明だけれど、予想外の奇襲を仕掛けて一気呵成に乗り切ろうとしたら、相手側も新党結成などのウルトラCだ挽回。そこからどんどん通常の選挙の常識・前提が崩れていって、混沌とした選挙戦になったような気がします。ただ、個人的には今回の選挙はこれからの日本の道筋やゴール(目標)を決める、おなり重要な転換点になりそうな気がするので、是非多くの有権者が自分の意見を投じて日本の未来に関して考えて行動をして欲しい。直近の投票率は50%の前半位だけれど、これが60%から昔のように70%位まであがったとしたら、国民の意識もかなり変化したという証拠になるんじゃ無いだろうか。

投票日当日は、特定の候補に言及したり、立候補者に有利・不利になる様な報道/SNSは制限されるので、投票終了の夜8時までは静観するしか無い。メディア各社は、夜の8時から一斉に「選挙速報特番」で多分深夜過ぎまで盛り上がるんだろうけど、それまでは政治関係の報道は御法度。ところが今回というか今朝は、オリンピックで、金・銀・銅獲得のニュースが飛び込んできたので、夜までその話題で繋ぐことが出来るのは暁光だと思う(笑)。今日は、選挙もオリンピックも頑張って欲しい。

[2026年2月8日 10:00追記]
「晴れ間も見えて」なんて書いたけれど、空は灰色に変わり何と雪までちらほら落ち始めました。積もる事は無いと思うけれど、雪が舞うことすら浜松では珍しいですからね。今日は、夜予定があって出かけるんですが、ちょっと完全防備で出かけないとダメかもしれない...

世界秩序の崩壊

毎度おなじみReHacQの経済コンテンツから、本日投票日の衆議院選挙後の日本経済に関して、MC森本智子氏、ゲスト永濱利廣氏と、今回初めて拝見した武者リサーチ代表の武者陵司氏。初見でしたので武者氏の発言は中々刺激的に私は感じましたが、話されている内容はデータと分析に基づいており、説得力はかなり感じました。経歴としては、大和証券、ドイツ証券で洋食を歴任して、米紙で高い評価を受けるなど実力もある投資ストラテジスト、という方らしい。

前半の内容では、日本は過去80年間に朝鮮戦争を規準とすると4回の歴史的な転換点があり、今回予想される選挙結果から「高市改革」が進めば、それが5回目の転換点になるだろうという予測。その後に説明されていた、一見思いつきのように見えるトランプ政権の政策が、実はかなり練り込まれた戦略だという説明は、その真偽は素人の自分には判断出来ないけれど、かなり面白く聴くことが出来ました。その後の中国の話に関しては、かなり過激な発言もあったけれど、中国が国内の矛盾から自滅するまでの根競べというのは何となく納得出来る意見。

後半で、ここ最近は税収が上振れしていて余剰金があるのだから、それを還元していく(減税、投資)事は正しい。但し、「機会均等の為に使うべきで、結果均等の為では無い」というのはちょっとハッとさせられる言葉でした。今回の選挙では、野党公約で減税(消費税減税)をどこも主張しているけれど、こういう説明を元に言えばまだ理解も進むと思う反面、やはり経済成長のための投資も考えないと、結局は貯金を切り崩していくだけということも再認識したところ。また、更に個人的に衝撃的だったのは、1時間39分位から説明されていた、日本の実質消費推移の話で、実はバブル崩壊後のデフレ時代も実質消費脂質は上昇していたけれど、2013年4Qに大きく下がりその後停滞して居るんですが、その理由が「社会保障・税一体改革」で、2012年の民主党政権最後に当時の野田政権下で法案成立したもの。武者氏が「やったのはあの野田さんですよ」と言っていたけれど、なるほどなぁ、これも壮大なブーメランなのかも。


武者氏の話を聞くと、高市内閣が挙げている「ツボを押さえた積極投資」には非常に肯定的で、勿論それが成功するかどうかは確約できないけれど、「成功するまで出す」というのはちょっと乱暴だけれど、ある意味日本の次の根幹産業を作る仕事でもあるのだから、それ位の覚悟は必要なんでしょうね。円安に対しての世間(メディア、アナリスト等)の誤認にもお怒りのようでしたが、番組スタート前に小声で隣りの永濱氏に「最近のメディアは酷いね」と愚痴っていたのが、最後の伏線回収だったのだろうか(笑)。基本的な部分は自分の理解と大きな違いは無く、自分はスッと腑に落ちる話が多かったのですが、トランプ政権の一見思いつきのように見える様々な政策の背景の推測だとか、日本の潜在可能性の話だとか、なるほどねぇと面白く二時間弱のコンテンツを楽しめました。ただ、多分敵も多いんだろうなぁと言う印象も(笑)。でも、自分の意見と同じ・違うは別にして、こういうデータや様々背景情報を積み上げて自分の意見を構築出来ることは大切だと思う。そこから自分の意見・考えとの差分も明確になるわけですし、貴重な基点(マイルストーン)だなと感じました。


2026年2月7日

レアアース輸出一部再開

共同通信が伝えている、中国が一度禁止した日本へのレアアース輸出を、一部解除して日本への輸出が再開されたものも有るという内容。理由としては、日本以外の欧米も含めて調達先を分散多様化して中国依存を軽減する動きを警戒することと、中国国内の在庫ダブつきで中国国内経済が停滞することを警戒してのことらしい。

正直「面子の国」であるし、しかも今回は国家主席の肝いり命令でもあるので、そう簡単には戻らない事だけは確か。 

今回も最初に見たのはこちらのBloombergのツイートでしたが、日本国内のメディアは取り上げていないなぁと思っていたら、共同通信のツイートが今朝見つかったところ。詳細はどちらの記事にも記載されていないので、日本の製造業にどの程度の効果が有るかは不明だけれど、まぁ柔軟色々な手立てで日本に揺さぶりをかけてくるんだなと再認識。

実は中国がエスカレーションを自らどんどん高めていた時、素朴な疑問として感じたのが「例えばBYDとか中国企業が日本でビジネスをしているものも、中国政府は禁輸するのだろうか」という事。止めているのは軍民両用品で民生用はそのまま輸出されているのだろうか。ただ、国内の報道では具体的に何が止まっていて何が問題無く輸入されているのか、そういう区別が付かない状態。そうなると、目の前にあるものなら兎も角、将来提起にメンテナンスとか証文品などで中国からの輸入に頼る製品はリスクと感じてきます。BYDで言えば、内蔵のバッテリーパックとか保守部品などが影響しそうと感じるけれどどうだろうか。

先日レアアース泥の改修に成功した、日本の深海レアアース改修作業ですが、まだ「泥改修」に成功しただけ。そこからレアアース自体の回収に目処が付き、さらにそれが商業ベースに乗るかどうかの判定まではまだ何年も先の話。先日担当責任者の小野田大臣が、採算は有る程度度外視するみたいな発言をしていたけれど、仮に商業ベースに乗らないコストであっても、非常時にはそう言うものを無視して利用せざるを得ない状態になるだろうし、今の中国製と比べてコスト高と言っても、レアアース残すとが製品全体に占める割合は製品によってはごく僅かで、仮にレアアースのコストが10倍、20倍になったとしても、製品全体から見たらごく僅かじゃ無いかな。今のように、中国からの輸出が止まれば国内製造も止まる状態よりも、コスト高になってもいざというときには国内産レアアースで国内製造業が維持出来るほうが、優先度は段違いに高いでしょうね。日本の諺に「肉を切らせて骨を断つ」が有るけれど、中国にしたら「肉を切られる前に安全確保」みたいな感じかな。選挙後の経済対策にも影響する話だけに、今後の動向に注目ですよね。

生成AIとコールテイカー

佐々木俊尚氏の引用から、AIを活用出来るのは言語化能力のある人では、という仮定について。私も、老後の楽しみのために素人の手習いで生成AIをちょっと触ったりしていますが、まさにその通りだと思うし、それってソフト開発してきた人ならば、特に昔の「仕様書から始める」開発工程を嫌というほど経験してきた人ならば、良く分かる(身に染みる?)話だと思う。例えばAssemblerとか初期の高級言語(FORTRANとかBasicとかPascalとかC当たりくらいまでかな) とか、結構システムとかOSとかハードウェアに近い部分にアクセスしながらアプリケーションとか動作するコーディングをする場合、まずはデザインをしっかり固めないと二進も三進も行かないソフトが出来上がってしまう。そのため「仕様書」とか「デザイン」とか文書化(Documentation)を叩き込まれたけれど、それがある意味「言語化」とも言えると思います。

私見ですが、今の生成AIって凄く賢い「フィルター」だと思うんですよね。こちらから色々な条件や変数を入れてやると、それらを組み合わせて複雑なフィルタリング構造を構築して、そこに市井の生データを通すと、漉し取られた情報が「回答」として提供される。だから、いかに効率的効果的なフィルターを組むかは、より具体的にまた間違いを誘発しないような明確的確な指示が必要なわけで、それがイコール言語化能力の優劣に依存することは多分間違いない。

最新のAI研究がどのレベルまで進んでいるかはよく知らないのですが、例えばコールセンターの苦情受け付けとか質問対応くらいまでは、案外そつなくこなせるレベルになっているような記事を見ます。まだまだ特定の範囲での対応だろうけど、それがもう少し進んで例えば回答するときの基礎知識だとか受け答えの言い回しだとか、そう言う「個人的な癖・無意識の蓄積」みたいなものをかなり凝縮させた「個人アバター」みたいなものが出来たら、同様にその環境変数というか動作パラメーターを自分用にカスタマイズしたり最適化して、生成AIの動作の中に組み込めば、かなり自分の思考なり傾向に近い動作をしてくれるんじゃないだろうか。で、日々の利用時にどんどんその「AI個性」を磨いて成長させていくと、自分のショートカットみたいなものが出来ていき、より効率的に自分の欲している情報獲得や収集が出来るんじゃ無いかと。

更にそう言う「AI個性」が出来たとしたら、そこに自分とは異なる要素を追加して別の見解や視点を検証したり、反対の意見や情報を投入して一種のディベート合戦みたいなことをして、情報を精査したり精度を上げることも出来るんじゃ無いだろうか。更に想像するのは、そういう行為が外部からの刺激となって、生成AIが既存の情報を元に、それまでとは異なる新たな情報構造を構築する事も可能になるのでは。AIに依存することで、ネット上の情報がどんどん減少していることは指摘されているけれど、それでも既存情報の組合せを更に多層化複雑化することで、別の見解が生まれる可能性もありそうな気がします。生成AIがコールテイカーになったら、多種多様な情報に想像を超える理不尽な情報がバンバン入ってきて、更に変化を遂げそうな気がする。人間ならばちょっと精神的にまいってしまう環境だけれど、生成AIならばそれすらも糧にしそう。

時系列表示

久し振りの新幹線ネタ。ちょっと都内に用事があり、午前中から出かけてきた昨日。夕方には浜松で別の用事もあったので、それに合わせて戻れるようにと新幹線の往復を予約しました。通常ならば、まずは上り(浜松発)を予約して、その後戻りの下り(浜松着)の新幹線を予約するのですが、この時は夕方の用事に合わせて浜松に戻れるように、まずは下りの新幹線を決めて、その後そこから逆算をして都内での所用時間等を加味して、上りの新幹線を予約しました。

その予約画面がこんな感じ。一瞬「あれ?」と思ったのですが、EX予約の予約切符画面って、時系列に並ぶんじゃ無くて、発券番号(お預かり番号=発券順)でリストされるんですね。そのため、先発の上りが、後発の下りの後に表示されて分かりづらいこと分かりづらいこと。

そう言えば、以前も複数の予約を入れていたときに、途中で予定が変わり、一度予約した内容を別日に変更していたら、複数の予約の順番が入れ違ってしまい、早い利用日時間の予約がその後の予約の後ろに表示されてしまったことがありました。後日予約確認をしたときに「あれ、上りを予約していない!」と勘違いして、慌てて予約しようとしたら「重複した切符が選択されています」みたいな警告が表示されて、それでやっと予約一覧の画面が時系列でないことに気がついたことがあります。

JR東海側としては、管理しているのは「お預かり番号」なんだから、その順番で表示することに問題は無いのだろうけど、利用者目線で言えばやはり切符が使用される日時に並べた時系列で表示して欲しいところ。だって、お預かり番号なんて、こちらから見たら何の意味も無いわけですからね。せめてリスト表示のオプションとして、番号順と利用日時順の切替くらいサポートして欲しい。

新規に予約するときに、重複した日時の切符が既に予約されていないのかという競合確認を入れているだけまだましだとは思うけれど、それならば単純に表示するだけのオプション位提供して欲しいですよね。さらに以前からの不満が、この予約確認画面。新幹線の号車名は大きいけれど、実際に乗降する日時や駅名は小さく表示されています。せめて同じ位のサイズにしてくれないだろうか。こちらは「ひかり 513号」と書かれていても、それが何時何分に浜松駅とか東京駅を出発するか分からないですし。こちらとしては、そういう号車番号よりも、具体的に○○駅に何時何分に発車・到着するのかという基本的な情報をもっと分かりやすく示して欲しいといつも思います。JR東海のこのアプリは、もう10年以上も利用しているので慣れていることもありそんなに悪い印象は無いのだけれど、それでもこう言う細かなところに不満があるからソフトの開発は大変ですよね。

2026年2月6日

バスの乗り方

佐々木俊尚氏の引用から、地方でのバス利用に関してのスレッド。バス利用促進のために、バスの利用方法を周知したら利用率がアップしたという話。地方だと自家用車利用が多いという理由もあるけれど、鉄道と比較しても「線路」という明確な路線の上の「駅」という各停した乗り降り場所に「時刻表」通り運行される点で、バスは不利な部分が多いと思う。

通勤や通学にバスを利用している人は、勿論何の問題も無いだろうけど、自分のように日頃は殆ど利用することは無いけれど、何かあったときに利用したいという利用者にとっては結構大変。久し振りに利用する場合、先ずは最寄りバス停の停車時刻が変わっている場合があるから(多くの場合は減便による時刻変更)、先ずバスを利用して間に合うのかと言う所から確認しないといけない。しかも、どんどん便数も減っていて、自分が利用するバス停の場合、朝の通学通勤時間帯は1時間に数本運行されるけれど、それだってちょっと間が詰まっていたり空いていたりして利便性に乏しいし、日中だと1時間に2本(30分間隔)、夜になると運行が無い時間帯も出てきます。1時間に1本とかに成ったら、多分もうタクシー利用に切り替えると思うなぁ。

あと、自宅近くから浜松駅へ行く場合は、基本全てのバスが浜松駅行き(一部途中経路が異なる)なので来たバスに乗れば良いけれど、早朝の運行の場合は経路によっては後から来るバスの方が早く浜松駅に到着する場合も有り油断できない。困るのは自宅に戻るときで、浜松駅のバス停には、自宅方面へ行くバスだけで無く、途中から別方向に行くバスも止まるので、そのトラップに引っかからないようにしないといけない。基本、路線番号が振られているので、その番号を見て利用するんですが、例えば「71番、72番、73番はOKだけど、75番と78番は駄目。73番は、夕方まではOKだけど、夜になるとその手前のバス停で運行終了するから利用出来ない。」というよは、IF~THE~ELSEのネストみたいな時刻表を理解しないといけない。同じ様な経験は、例えばホノルルでThe Bus利用する時もそうで、基本路線番号しか分からないから、そこからいちいち行き先方面と停車バス停を調べないといけない。正直なところ、浜松市内の遠鉄バスであっても、自宅と駅の往復なら利用出来るけれど、別方面行きのバスとなると分からない事も多いのでタクシー利用する可能性が高いです。 

ハワイでのバス利用では、Google Mapの利用が便利で、現在地と行き先を指定すれば、その間の移動手段となる売るバス路線を複数表示してくれるし、さらにほぼリアルタイムで位置情報や到着予測もしてくれるから、かなり助かりました。あれって、バス側にGPS装置を設置するとか、それなりにコストも掛かるだろうから、大手以外では対応するのは難しいだろうけど、それ位路線情報や運行情報を提供してくれないと、やはりバス利用は難しいと思います。路線設定に鉄道には無い自由度があり、運行に関しても有る程度柔軟に対応出来る利便性もあるけれど、ドライバー不足とか燃料費高騰とか、なかなか継続は大変なことも事実。自宅近くのバス停から浜松駅へと移動する交通手段も、そのうちに朝晩は通勤通学利用で残るとしても、日中は1時間に1本とか2時間に1本とかに削減されても不思議は無い位、利用者数は少ないです。かと言って、時々途中で何かイベントとか有ったのか急に多数の人が乗車してくる場合もあるし、中々難しい問題だなぁと感じますね。

サナエショック

先月一杯で朝日新聞を退社し、晴れて「フリージャーナリスト」になられた今野忍氏の初コラム(笑)。記事の内容としては、先日視聴した選挙ドットコムの鈴木編集長との対談コンテンツと似ているかな、という印象。 

まぁ、結果は8日の20:00過ぎになってみないと分からないけれど、自維の与党で過半数を獲得するという高市総理の「進退問題」は何とか回避出来そうな事は確実でしょうか。後は、自維で300議席越え、自民党だけで絶対安定多数を超える260議席以上まで伸びるのかどうかなのかなぁ。手堅い組織票を持っている公明党系有権者が最後にどれだけ巻き返すのか、でもこの土日は寒波襲来・大雪警報も予報されていて、当日の投票行動も読めない状態だけに、ここまでの動向予想だけでは計れない最後の大ドンデン返しもありそうな気もするんですよねぇ...

いずれにしても、与党でそれなりの多数を確保して高市内閣が継続することを前提にすると、今後の政権運用がどうなるのかが次の課題。今野氏が書かれているように、大勝して自民党内に政権基盤を確立したら、「サナエノミクス」のために独走するような政権運用をするんだろうか。甘い考えかもしれないけれど、ここまでの高市総理の発言や行動を見ていると、仮に300議席を超えるような大勝をしても、政治運用に関してはかなり誠実に進めてくれるような気がします。同じ様に大勝した、小泉純一郎氏や故安倍晋三氏の印象と比べると、高市氏も自身の政策信条や実行力に強い意志を持つとともに、所謂「庶民感覚」というか一般的な国民感情みたいなものに関しては一番身近な宰相のように感じます。

仮に自維連立で2/3を超えた場合、参議院で否決されても衆議院で再可決することで可決することが出来るので、事実上参議院の少数与党問題は解決することになります。でも、多分そういう状況でも、国民民主党等の同意を取り付けて、多数可決を目指す政治を行うことで、国民の支持を維持しようとするんじゃ無いだろうか。今回の選挙での大勝で、先ずは来年の総裁選挙で勝ち残り、そこからの3年間で自分の政治家としての「ゴール」を目指すような気がします。あとは、スタッフにも恵まれていますよね。今回の選挙後には内閣改造があるはずですが、多分殆どの閣僚はそのまま横滑りして残るんじゃ無いだろうか。特に片山財務大臣、小泉防衛大臣等、重要閣僚は替わらない気がする。まだ政権スタートから3カ月だけれど、今まで誰一人としてスキャンダルは出ていないし、職務で何か批判されるようなことも無いわけで、そう言う意味では全員留年しても不思議は無い気がします。そう言う恵まれたスタッフが、今野氏が危惧する内閣の暴走=サナエショックのブレーキ役になってくれることを期待したいですね。

2026年2月5日

災い転じて福と成す

ITmediaの記事から、酒造りでのミスを何とかリカバリーするだけで無く、新たな成長エコシステムに迄昇華した、千葉県酒々井町の酒蔵「飯沼本家」の記事。藏のフラッグシップとも言える日本酒の樽に、間違ってたの材料を投入してしまい、予定していた製品の予約を中断するとともに、そこからどの様にリカバリーしたかという「失敗から学ぶ成功事例」の典型。

作る製品の内容や種類は違っても、「物作り」「製品開発」みたいな場所で仕事をしていると、似たような事例は幾らでもありますよね。思いだしてみたら、日本のノーベル賞を受賞した研究って、結構失敗とかミス(しまい忘れて放置して、みたいな)から生まれてきたものって、結構多いんじゃ無いだろうか。こう、理詰めで製品プランを磨き上げて、これこそ傑作と思って世に出したら全く当たらないというのは「開発あるある」なんだけれど、その片手間に作ったような製品の方がヒット商品になったりして。

記事を読んでいて感じたのが、多分この酒蔵の組織としての完成度の高さというか、想像するに経営者や全体の年齢層が若い感じがするんですが、それ故のフットワークの軽さも失敗をリカバリーするだけで無く成功へと導く理由の一つだと思いますね。20分の会議でスパッとミスを認めてそこからどうするか素早く決定するのは、簡単に見えてかなりの決断が必要だと思う。だってそこで廃棄するのが一番簡単で、廃棄費用も掛かるけれど少なくとその経済損失は判断出来るわけだから。でも、何とかリカバリーしようとしたら、どれだけ期間が掛かる河原ないしゴールにたどり着けるかすら不明。また、その為の費用がどれだけ掛かるかも分からないし、やはりかなりの賭けだと思う。

もう一つ感じるのは、この酒蔵が販売店から直ぐに理解を得て、作った商品を世の中に送り出す経路もしっかり確保されていたし、そこに販売店なりの付加価値(製品の背景説明)を付ける事からサポートしてくれるところ。これはやはり日頃の酒蔵と販売店の信頼構築の賜だと思う。そういう関係が出来るだけの営業や協業をやっていた・出来る・継続しているという見えない財産が一番の資産かもしれない。さらには、リカバリー出来るだけの当時の技術や製品として仕上げるデザイナー等の能力など、やはり「組織」としての体力や知力もそれなりに無いと成功に繋げることは厳しい。仕事だけで無く、個人の生活にしても色々な経験や知識に情報源、さらにはそういう道のことに対して恐れない好奇心やフットワークの軽さなど、凄く通じるところがあると思う。自分も、そういう知的好奇心を失わず、かつ失敗上等くらいの挑戦者精神、開拓者精神みたいなものも、実年齢とは関係無く維持するだけで無く高めていきたいですね。

野田檄文

中道改革連合の打芳彦共同代表が掲載した「 《緊急メッセージ》『親愛なる有権者の皆さんへ』」と題された檄文。選挙戦も終盤に入るものの、終盤の情勢調査の多くは同党に否定的なものが多く、このままでは自民党に伍するどころか、折角結党した新党の存続にも影響するような状態に。そんな存亡の危機感を何とか打破しようとしての窮余の一策となるべきメッセージだけれど、内容を読んでみても何か言い訳しているようで心に響かない。

ネットでの反応を見ていても、同じ様に感じる人は多いようで、その中でも秀逸なのは「Jリーグのお気持ち表明みたい」というコメントには、失礼ながらも爆笑してしまつた。なるほど、チームに取っては来シーズンの存亡にも響きかねない重大危機だけれど、中の人が切実に必死になればなるほど、外から見ると逆に白けてしまったり何か責任転嫁みたいな印象を受けてしまったりするかもなぁ。

こちらに掲載されている全文を読んでみましたが、色々ツッコミどころ満載な文章だなぁと言う印象。

  • 冒頭「ストリートで生まれ、ストリートに育てられた政治家」という言葉が出るんですが「ストリート」って何ですか? 野田氏の選挙区は、千葉14区で船橋市の一部と習志野市。千葉県の中でも大きな都市なので「○○ストリート」という名称の場所はあるだろうけど、ちょっとイメージが違う。自ら「ザ・昭和の人間」と言うのであれば、ここは「街角で生まれ」とか「辻立ちで育てられた政治家」とか言う方がしっくりくるのでは。いきなり「ストリート」と言われて、何か人気の無いと言われている若者世代に迎合しているのかとちょっと思ってしまう。
  • この方の好きな言葉No.1と言って良いと思う「熟議の国会」「熟議」という言葉。色々な視点立場から意見を出して議論をして互いに納得出来る妥協点を見つけることは大切な工程であるけれど、場合によっては結論や妥協点が生まれずに時間だけを浪費する結果になることも。自分なりの解釈で言えば、その議論や意思形成の工程で時間をかけることで、互いに理解が深まることもあるだろうけど、多くの場合妥協するにしても時間が掛かることが最大の課題だと思う。国会なんて、国の方向性や国民の生活や人権など重要な議題を話し合うのだから、そうで無くても何かを決めるまで時間が掛かるのが常。それ故軽々しく決定することは許されないけれど、でも時間も無限では無い。有る程度の期限を決めて、そこでベストでは無いだろうけどベターな結果結論を出すのが政治家の最大の仕事だと思う。そう言う意味でこの人達は「熟議」という事を自分達が何か結論や結果を出さない出せない事の言い訳にしている気がします。
  • 高市内閣に対しての熱狂具合、圧倒的な支持率の様子は、確かに小泉政権や第二次安倍政権の時の様子に似ているし、それを引き合いに出すのは良いけれど、それならば自分達が主導して同じ様に300議席を超える大勝利をした「民主党政権」時代の、「ガソリン値下げ隊」とか「最低でも県外」とか「高速無料化」とか「埋蔵金」とか、自分達もかなり反省するべき事があるはず。そこから経験して今反省して、だからこそ今の政治に行かせることもあると思うけれど、そんなことは全く無くて単に相手を否定批判するだけ。
  • 最後の方で「言葉」に拘るのは良いけれど、特に政治家に必要なのは自分の考え、政策、行動規範と言ったことの「言語化」まで昇華させることだと思う。多分この人の頭の中には「郵政民営化」とか「アベノミクス」という「言葉」が頭の中で引っかかっているんだろうけど、自分達の過去の「言葉」も含めて、その中身をどれだけ説明して国民や支持者が正しく理解したかという事が一番の肝のはず。そう言う意味では、国民民主党の方が実績も出しているし「政治」としての工程は正しい気がする。でも、だから選挙で勝てるか、政党として支持が集まるかというとそうで無いのが政治の難しさ不思議さでもあるんですが。
  • 「中道」という言葉を聞く度に思いだすのが、江崎グリコの「カフェオーレ」のCM。
    「強いコーヒー(右派?)もいいけど、優しいミルク(左派?)もステキなの、白黒つけないカフェオーレ(中道?)」というのが、まさに言い得て妙だといつも感じます。カフェオーレの優にほぼ完全に混ざって灰色になるのが良いのか、あるいは少し素材が変わって、コーヒーをコーヒーゼリーに、ミルクをホイップクリームにしたら、カフェオーレの様に完全に混ぜるのでは無く、崩して混ぜて食べた方が多分美味しい。あるいは、フルーツポンチとして食べるのか、それを完全にミキサーにかけた「ミックスジュース」が良いのか、同じ「中道」でも形や様式が変わることで随分違いが生まれるもの。単純に「どちらにも属さない真ん中だから正しい」という思い込みを注入されているように感じるのが、多分不信感にも通じるものがあるように感じます。レバタラだけれど、新党の手前「統一名簿」くらいにして置いた方が、まだ良かったかもしれない。そうすれば、それぞれの主張も残せたし、ある意味選挙区毎の独自性も保たれたんじゃ無いだろうか。

結局は立憲民主党への不満というか不信は、民主党政権時代の反省も改善もせずに、自分達は正しかったという幻想だけでこれまで来ていることなんだろうなぁ。そう言う意味では、同じ根っこの国民民主党は、それなりに反省というか振り返りをして今に至る分、まだまともだと思う。もう少し党首がしっからしたら、とは思うけれど。

期日前投票

昨日お昼前に、いつもの様にイオンモール内のイオンスーパーへ買い物に出かけたときの事。東側の端にイオンスーパーがあるんですが、その手前入口辺りに何か行列が出来ています。以前も有名なお菓子屋さんとかイオンのアプリ関連のイベント(ポイント還元)を開催したときには、似たような行列が出来ていたので、また何かやっているのかなと近づいていくと... 入口手前の、食材販売のKALDIがあるあたりに今回の選挙の期日前投票所のブースが出来ていて、その投票待ちの行列がかなり長く続いていました。そう言えば数日前にやはり買い物に来たときに、中に養生みたいなことをやっていたなと思いだしました。

自分も何度か書いているように、今回の選挙はまさに「高市旋風」が吹き荒れているような状態で、投票前の情勢調査では自民党の躍進が伝えられていますが、一方で期日前投票はそんなに伸びていなくて、そうなると組織票が今回固まっている中道改革連合が後半の巻き返しをするのではという評価もあります。ただ個人的には、解散選挙が決まってから投票までの期間が短いので、所謂浮動票の人達がもう少し各政党の公約や政権内用を吟味してから投票しているのかなと思っていました。ですから、今週の後半位にはドッと期日前投票や、当日の天候にも依存するだろうけど、当日の投票数はかなり増えそうな気がします。

そんな素人考えを裏付けるような長蛇の列ですが、イオンスーパーで買い物をしてスーパーから出てくるときに、その長蛇の列の理由が分かりました。期日前選挙の投票所は、臨時の衝立で囲われて内部が見えないように養生されていましたが、スーパー出入り口から出てきたらそこに貼られていたポスターが目に入りました。そこには、期日前投票をするとイオンアプリで300ポイント(=300円)貰えるというもの。投票行動への動機付けとともに、イオンとしてもビジネスチャンスを広げようというところか。このモールでは、以前も選挙の度に期日前投票所が設けられていて結構混雑していましたが、以前はそういうポイント還元みたいなものはやっていなかった気がするんだけれど。ただ、朧気に記憶している限りでは、以前の期日前投票では、投票上の周囲に二重三重の列が出来ているくらいでしたが、今回はそこからさらに列が伸びて、イオンスーパーのサッカー台のある奥の方まで最後尾は伸びている様子。これはやはり300ポイントの効果の気がします。でもこう言うのって、お店側とか自治体側の持ち出しなんだろうか。国から何らかの補助が降りるのだろうか。もし補助とか無いとすると、結構ギャンブル的要素も潜んでいそう。

幾つかの自治体とか商店街なんかでも同様の「選挙投票後にサービス提供」みたいな、タイアップというのか投票行動誘導というのか、そういう動機付けは既に行われているので不思議は無いけれど、やっぱり効果は大きそう。この御所への期日前投票所は、4日5日の二日間設置されるみたいですが、そうなると今日と明日は混雑しそうです。一般的には、投票率があがるほうが、無党派層や浮動票が増えやすくそれは野党側への投票行動にも繋がるので、基本的には野党はウエルカムのはず。でも今回に限って言えば中道改革連合の誕生がある意味自民党から組織票を奪っていて、その自民党も高市旋風による浮動票集票の波が出来ていて、投票率がアップすると自民党が更に有利になると予想されます。となると野党側としては何とかしたいけれど、かと言って「投票所へ行くな」とは言えないだろうし。野党、特に旧立憲民主党出身議員にとっては、色々な意味でジレンマに襲われる選挙になりそう。

2026年2月4日

中盤情勢

「 選挙ドットコムちゃんねる」から、鈴木邦和選挙ドットコム編集長と先日朝日新聞を円満退社(セカンドキャリア)した(笑)今野忍氏の中盤情勢の評価。朝日新聞が公開した「衝撃的」状況判断に、選挙報道のプロもをたをたしているくらいに、今回の選挙は突然の解散宣言から意表を突く新党設立など、色々な意味で「波瀾万丈」なんでしょうね。

その読者層から、どちらかと言えば与党に厳しく野党に優しい記事が多い(笑)朝日新聞ですが、他のメディアも似たような中盤状況を報道しているので、そんなに大きく外れては居ないと思うけれど、でもあの朝日新聞の言うことだからそのまま信じて良いとは言えない自分も(笑)。コンテンツの中でお二人も言っていたけれど、これから組織票が大きく戻してくる可能性も大きいわけで、特に今後の協力関係を考えると、比例上位で公明党系議員だけが当選するのは拙いわけで、どうしてもそうか学会票は立憲民主党系議員の後押しをしてくるでしょう。今の評価では、解散前の約170議席が半減するという状況だけれど、せめて100議席には乗せないと色々な意味で選挙後揉めそうだし。

もう一つ個人的に(素人ながら)気になっているのは、今回短期間の選挙戦というのに期日前投票が前回よりも低調(2.5%位少ないらしい)ということ。単純に考えれば、まだ投票先を迷っている人が少なくとも2.5%位は居るという事になるんですよね。前回2025年の参議院選挙での期日前投票者数は約2100万人。有権者数が1億人余りで投票率が55%位だから、2割くらいが期日前投票で決まるとすると50万票くらい足りない計算になるのかな。小選挙区では20~30選挙区くらいは当落が変わりそうな票数のように思います。ただ、今回は選挙期間が短いこともあるから、有る程度政党公約など聞いた上で、案外これからドッと期日前投票とか出てくるような気もします。いずれにしても、これまでなら低投票率ならば組織票が大きい自公系が有利だったけれど、今回は無党派層からの得票を追い風として期待したい自民党としては、何としても投票率を上げて少しでも浮動票をかき集めたいところでしょうね。

先日も書いたように、ここ最近の選挙での投票率は50%台の前半という低い値が続いています。これが60%越えとなれば、そこは浮動票や無党派層がかなり投票行動に向かったということで、今のトレンドを考えるとかなり自民党への追い風になりそう。単独で300議席も冗談で無いくらいの「大勝」「完勝」になる可能性も。小泉総理の時も、たしか予想外の大勝で300議席近く獲得して、そのため比例名簿に名前が載っていたら当選してしまった所謂「小泉チルドレン」が大量に発生して、その後色々問題になったけれど、今回も「高市チルドレン」が大量に誕生するんだろうか。でも、小泉総理の時には、彼自身放任主義みたいな無責任さがあったけれど、今回は高市さんだから必要な教育や勉強はさせると思うんだけれど。いずれにしても、残り4日の選挙期間でどの様な流れが生まれるか。短期決戦のジェットコースター選挙というか、ショートムービーみたいな選挙になりそう(マテ)。

国民民主党

昨日就寝する前に偶々見つけてしまい、そのまま視聴し始めてしまったので、今朝は寝過ごして且つ睡眠不足気味。国民民主党の玉木雄一郎代表が、今回の選挙での公約や他党との違い等を、深夜にもかかわらず2時間近く熱弁をふるったなかなかの内容でした。応援演説で声を潰してしまったという話は、ネットにも登場していたけれど、最初は全く声が掠れてしまいマイクでも拾えるかどうかみたいな状態。それでも、ホットレモン効果なのか、ご本人曰く政策を話し出すと調子が良くなるということで、途中からはかなり声もしっかりしてきてちょっと一安心。

国民民主党は、ガソリンの軽減税率の撤廃や所謂103万円の壁突破など、それなりにしっかりと実績を積んでいるし、時々代表がスキャンダルで失敗するけれど、椎葉幹事長が盤石なので何とか道を外れずに前進している印象。政策や提言がブレない政党という意味では、自らそう公言している某野党よりはよほどしっかりしていると思います。個人的には、国民民主党はもう少し議席を獲得して、衆議院で51議席だったかな、法案提出権のある政党になって欲しいですね。現状では以前の立憲民主党、今回は中道改革連合が多分50議席はいくら何でも越えるだろうから、野党では中道改革連合が提案可能なんだけれど、だからと言って彼らが野党の意見をしっかり議論してまとめて与党にぶつけるかというと、そんなことも無いからなぁ。

話の前半は、消費税等の経済対策生活支援の話でしたが、自分が聞く限りでは大会政権の経済ブレーンでもある、第一生命の永濱利廣氏が話している内容であったり、高市総理が消費税の先に実現を目指している給付付き税額控除の話と、そんなに変わらないというか90%位は同じなのでは。自分が理解した範囲では、国民民主党は住民税にまで減給しているところが、独自だし一番大きな違いだと思う。そう言う意味では、本予算賛成にまで合意していたのに、全てを放り出すような解散選挙でご破算になってしまった恨み節は理解出来るところ。ただ、そう言う事は有っても、今回の選挙でこれまで自民党が言ってこなかったような、例えば「消費税減税」とか自分達にとってメリットになる発言も出てきているわけだから、そういう部分を上手く利用してご破算になった本予算以上のものを今回更に提案すれば、よりそのプレゼンテーション(存在意義)が際立つと思うし、本来それが政党の中でも野党の仕事だと思うなぁ。

今の投票同行では、期待されていた国民民主党の得票がそれ程伸びずに、現有維持か場合によっては減少という状況で、残りの選挙日で何とか挽回して欲しいところ。やる気の無い某野党第一党を超えるくらいに成長して欲しいけれど、なんでこの政党は「三歩進んで二歩下がり、次は二歩進んで三歩下がる」みたいな足踏みが多い気がする。前回の選挙では、この国民民主党や参政党がネットでのトレンドになったけれど、今回は高市人気にトレンドが完全に移ってしまい、参政党などはネット陰謀論まで言い出す始末。玉木氏が後半「現役若者世代のための政治」という事を主張されているけれど、そのネット世代でもある現役若者世代は生活サイクルがどんどん短くなっていて、それによって興味の対象もどんどん変わっていると思うんですよね。そう言う意味で、自分達の利益となることは素早く実現して欲しいし、時間の掛かる政治の世界のクロック(動作周波数)をもっと揚げる工夫が、全政党に必要なんじゃ無いかな。自分達の世代はまだ理解出来るけれど、20代とか30代以前の世代は、もっと政治にも「タイパ」を欲していると思うなぁ。そこが単刀直入に一言で言いきる今回の「高市人気」に繋がっている気がする。他の政党党首・代表の同様のコンテンツも幾つかReHacQで公開されているけれど、個人的にはこの玉木編が今の所一番納得出来るし支持出来る気がします。

2026年2月3日

日曜討論

持病のリウマチ悪化治療のため、NHKの「日曜討論」の党首討論を欠席した高市総理。その後の遊説予定は参加していたので、それも野党は面白くないのか、欠席したことや病欠は詐称では無いかなどと言う始末。同じ「リウマチ」でも、症状の程度によっては全く動けない重体から、有る程度養生すれば通常の生活ができる程度までのものまで、多分千差万別。高市総理も、 今回遊説先での握手で悪化するまでは普通に遊説や公務をこなしていたわけで、有る程度一般的な生活は出来る程度の状態だけれど、予想外のトラブルで悪化して治療が必要になったと想像出来ます。

程度の軽重はご本人しか分からないけれど、それなりに注目されている場を欠席するというのは結構重い判断だったと思います。ただ、そこで自民党代表の穴が空いたわけでは無く、代理の田村氏が参加しているわけだから、政党の公約や主張の議論は出来るはず。あと、NHKということで重要視されるのかもしれないけれど、其れ以前に色々なメデイアや媒体で同様の党首討論は開催されているわけで、今回が唯一の機会だったわけじゃない。正直、既に開催されてきた「党首討論」の内容を見ていて、何か新規の話が出てくるとは思えないし、多分野党側の主張にしても同様。まぁ、何か奇策で高市総理から失言を引き出そうとする行為はあるかもしれないけれど、それって「党首討論」では無く単なる陰謀じゃないかと思うわけです。

過去の同様の番組を見ていても感じるんですが、何かアリバイ工作のように見えるんですよね、こういう討論番組って。しかも多党時代になって参加する投手・代表も増えたので、一人当たりの発言時間は短くなるし、それを無視して不正規発言みたいな事をやり出す「党首(代表)」も登場するし、正直討論じゃ無くて罵り合いみたいに感じる事も。どうせなら、その番組のテーマを「経済対策」「防衛」「外交」みたいに一つに絞って、それに関して徹底的に主義主張をぶつけあってくれないだろうか。時間的には1時間とか長くても2時間程度だから、10人参加したら単純計算で一人10分あるかどうか。実際には司会者の話も入るだろうから、一人当たりの持ち時間は7~8分あれば良い方? そんな短い時間で、あれもこれも議論することは無理だと思う。

と言うか、選挙になったからこれまで言ってこなかったような新しい事をその場で提言していくのだろうか。本来ならば、国会の場で国民に必要と思われる政策や法律を準備して提案して実現に持っていくのが、国会議員、政党の仕事では。国会の各種委員会では、直接関係ないような質問をしたり、ボイコットみたいな事をして貴重な時間や機会を蔑ろにしているのに、テレビの討論会だと喜んで出演するし、機会が無くなると猛反発する。何か矛盾している気がするけどなぁ。ReHacQでは、東京都の各選挙区単位での公開議論を配信しているけれど、ああいう地元密着型の討論会の方が、有権者には意味もあるし価値も有るんじゃ無いだろうか。それに党首というのはその政党の代表なのだから、一発勝負で徹夜で喧々諤々議論する場一つで十分な気がする。そこでボロが出る程度の党首(代表)奈良、その組織もその程度だと言えるだろうし。

Tax The Rich

選挙戦で繰り広げられる各政党の演説ですが、某野党代表の一言が一寸気になる。「Tax The Rich.  富裕層から税金を取り所得税廃止!」みたいな内容なんですが、うーん、それって今この瞬間は成立しても、継続性無いんじゃ無いの?

 令和7年度の国の歳入歳出資料を見ると、消費税による歳入は約25兆円。これが無くなりその分を補填するとなると、例えば所得税と法人税をそれぞれ1.6倍位に上げないと25兆円の穴は埋まらない。所得税は毎年の収入に掛かる税金なので、それが1.6倍になったらかなり困ります。それに、単純に全体を1.6倍にするのではなく、多分累進課税みたいな形にするんだろうから、となると2倍、3倍、5倍、10倍となる人は堪らないでしょうね。

同じく法人税も平均1.6倍ですが売上げによっては2倍とか3倍となると、こちらは企業活動にも大きな影響が。円安で製造業を中心に国内回帰してきたのに、法人税の高さを嫌がって再び海外へ出て行く企業も増えるかも。さらに言えば、経済活動にも影響したら、税収だって減るだろうし、言ってみれば「頑張って仕事をして収入を増やしても、税金で全部もっていかれる」という状態になりそう。

元々消費税の導入が、そういう経済状況や特定の層や組織に偏らないように、広く薄く税徴収することを目的に導入されたものな訳で、だから所得税の支出先も社会保障用と限定されているはず(一部は地方交付税の財源)。今後は人口減少とかも想定されるのに、財源として継続性があるとは思えない。富める人から困っている人へ、という考え自体は否定しないけれど、今の主張を聞いていると「富める人=悪者」みたいな図式を見せられているような気がして、それが抵抗感みたいなものを生み出すのかな。それに、今のままで良いけれど、稼いでいる人にはもっと稼いでもらって税金を納めて貰い、それを社会保障や低所得層支援に回す方が、仕組みとしては回るんじゃ無いだろうか。「Tax The Rich.」という言い方は、結局はより低いレベルでの均衡しか生まないと思うし、彼らの自己満足でしかないような気がします。と言うか、自分達の主義主張を優先するあまり、荒唐無稽と言っても良いような公約・政策を公言してしまうのが最大の問題だと思う。