毎度おなじみReHacQの経済コンテンツから、本日投票日の衆議院選挙後の日本経済に関して、MC森本智子氏、ゲスト永濱利廣氏と、今回初めて拝見した武者リサーチ代表の武者陵司氏。初見でしたので武者氏の発言は中々刺激的に私は感じましたが、話されている内容はデータと分析に基づいており、説得力はかなり感じました。経歴としては、大和証券、ドイツ証券で洋食を歴任して、米紙で高い評価を受けるなど実力もある投資ストラテジスト、という方らしい。
前半の内容では、日本は過去80年間に朝鮮戦争を規準とすると4回の歴史的な転換点があり、今回予想される選挙結果から「高市改革」が進めば、それが5回目の転換点になるだろうという予測。その後に説明されていた、一見思いつきのように見えるトランプ政権の政策が、実はかなり練り込まれた戦略だという説明は、その真偽は素人の自分には判断出来ないけれど、かなり面白く聴くことが出来ました。その後の中国の話に関しては、かなり過激な発言もあったけれど、中国が国内の矛盾から自滅するまでの根競べというのは何となく納得出来る意見。
後半で、ここ最近は税収が上振れしていて余剰金があるのだから、それを還元していく(減税、投資)事は正しい。但し、「機会均等の為に使うべきで、結果均等の為では無い」というのはちょっとハッとさせられる言葉でした。今回の選挙では、野党公約で減税(消費税減税)をどこも主張しているけれど、こういう説明を元に言えばまだ理解も進むと思う反面、やはり経済成長のための投資も考えないと、結局は貯金を切り崩していくだけということも再認識したところ。また、更に個人的に衝撃的だったのは、1時間39分位から説明されていた、日本の実質消費推移の話で、実はバブル崩壊後のデフレ時代も実質消費脂質は上昇していたけれど、2013年4Qに大きく下がりその後停滞して居るんですが、その理由が「社会保障・税一体改革」で、2012年の民主党政権最後に当時の野田政権下で法案成立したもの。武者氏が「やったのはあの野田さんですよ」と言っていたけれど、なるほどなぁ、これも壮大なブーメランなのかも。
武者氏の話を聞くと、高市内閣が挙げている「ツボを押さえた積極投資」には非常に肯定的で、勿論それが成功するかどうかは確約できないけれど、「成功するまで出す」というのはちょっと乱暴だけれど、ある意味日本の次の根幹産業を作る仕事でもあるのだから、それ位の覚悟は必要なんでしょうね。円安に対しての世間(メディア、アナリスト等)の誤認にもお怒りのようでしたが、番組スタート前に小声で隣りの永濱氏に「最近のメディアは酷いね」と愚痴っていたのが、最後の伏線回収だったのだろうか(笑)。基本的な部分は自分の理解と大きな違いは無く、自分はスッと腑に落ちる話が多かったのですが、トランプ政権の一見思いつきのように見える様々な政策の背景の推測だとか、日本の潜在可能性の話だとか、なるほどねぇと面白く二時間弱のコンテンツを楽しめました。ただ、多分敵も多いんだろうなぁと言う印象も(笑)。でも、自分の意見と同じ・違うは別にして、こういうデータや様々背景情報を積み上げて自分の意見を構築出来ることは大切だと思う。そこから自分の意見・考えとの差分も明確になるわけですし、貴重な基点(マイルストーン)だなと感じました。
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