第51回衆議院選挙は、想定以上の自民党大勝と言うか「完勝」と言っても足りないくらいの圧勝。戦前に自民党の過半数(233議席)獲得は堅いだろう、もしかしたら自維で安定多数(244議席)、絶対安定多数(261議席)獲得も可能かもという予想スタート。終盤になると、自民単独で300議席に届く可能性もと言っていたら、 単独で2/3(310議席)を超える316議席獲得。日本維新の会も、何とか公示前の34議席を超える36議席を獲得したので、与党(自維)で352議席。無所属議員の中にも与党系の議員もいるから、衆議院の2/3(66%)どころか3/4(75%)を超える状況。
自民党が300議席を超える選挙は、確か昭和の時代には合ったように記憶していますが、今回の様に「大勝」と言われている小泉郵政選挙で自民296議席+公明31議席、安倍第二次政権始まり(民主党から自公連立復帰)で294議席+31議席。民主党が政権奪取した2009年の第45回衆議院選挙では、民主党が308議席を獲得しているけれど、それ以来の大ドンデン返し。どちらも、当時の衆議院定員は480議席だったから、今回の316議席/465議席は更に占有率というか圧勝していると言って良いでしょうね。
詳細な選挙戦の解析は、今日明日くらいに色々なところから出てくるでしょうけど、個人的に今回の圧勝の勝因は大きく二つあると思っていて、一つは高市総理の魅力・行動、もう一つは中道改革連合特に立憲民主党がこれまで蓄積してきた歪みが耐えきれずに崩壊した事かなと感じます。前者に関しては、高市内閣発足後短い間にもガソリン暫定税率廃止や燃料費の支援等「実際に感じる改善」みたいなものが有ったし、また初の女性リーダーとして注目を集めてそれに答える以上の実績を残していることで、「高市フィーバー」「サナ推し」なる現象がうまれたのではないか。後者に関しては、具体的な主張せずに抽象論に終始したり、やはり自分達の良いところを主張するのでは無く、相手を叩くことが今の中年・若年世代に対しては拒否感に近い物を生んだ気がしますね。
中道改革連合は、改選前の167議席が30%以下の49議席まで衰退。一応「野党第一党」は確保したけれど、51議席に届かないから単独での法案提出も出来ない。ネットで出ていた「これで伝統の内閣不信任案提出が出せなくなった」というコメントには笑ってしまったけれど。49議席というけれど、旧公明党議員が半分以上で立憲民主党系議員は20名余り。共同代表の野田佳彦氏は何とか当選したけれど、安住淳幹事長は落選。地元静岡でも、静岡8区で「盤石」と言っても良い人気のあった源馬謙太朗氏が落選(3万票も差があるし)するし、6区の渡辺周氏も4万票余りで落選。所属政党にかかわらず地元で確たる人気のあるこの二人が落選するんだから、やはり「中道改革連合」に対しての不満が、今回の自民党大躍進最大の理由だろうなぁ。いずれにしても、大勝したから故に高市内閣としては成果を出さないと次の選挙では揺り戻しも大きいでしょう。次の選挙は2年後の参議院選挙だけれど、この選挙では多数の議席を確保している自民党は更に議席を増やす努力をしないといけない厳しい苦しい選挙になることは確実。その為にも、この2年間で確実に実績を出さないと、参院選でさらに議席を落としてねじれ状態が拡大して、それを理由に解散総選挙があるかもしれない。その時には、高市内閣は苦しい戦いに成るんじゃ無いかな。そうなるという事は、我々の生活も厳しくなっているという事だから、そうならないことを祈るばかり。良い意味での日本の大転換点になる事を祈りたいですね。
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