「選挙ドットコムちゃんねる」から、高市総理の施政方針演説を解説するコンテンツ。MCは、産経新聞編集長の水野茂幸氏で、ゲストは元朝日新聞政治部記者の今野忍氏。いつもの見慣れたコンピだけれど、MCとゲストが交代しているのがちょっと面白いかも。 立場は変わっても、二人とも政治記者としてバリバリに活躍しているだけに、内容はいつも同様面白く興味深いものでした。でも、全体の時間が決まっているならば、オープニングトークはもう少し短くして内容をもっと濃くして欲しいとは思うけれど(笑)。
まずは高市総理の1万字を超える長い「施政方針演説」の話から始まりますが、単に長いだけで無くそこに埋め込まれた熱量の高さは私も感じたところ。ここで憲法改正の話が結構長く続くんですが、今の高市総理としては憲法改正の取っかかりを作る事はするけれど、実際に改正のための具体的な手段工程に入るのは、まだ先の多分自分が総裁として再任されて、2年後の参議院選挙で何とか過半数近くまで議席を戻してからでしょうね。そう言う意味では、10分以上続いたこの憲法関連の話も重要だけれど、もう少し優先度の書いて経済の話や外交関係の話題を深掘りしてくれると良かったかなと感じます。
後半に入ると、最新の世論調査による各政党支持率の変化やそれに対しての野党の課題問題点の話になるんですが、その中で今野氏が言った「(自民党を今回支持した)若者世代は、内政リベラル、外政リアル」という一言は至言だなと思いますねぇ。所謂「若者世代」と言うと、上は30代位迄だと思いますが、私はもっと上の世代の50代位迄そういう意識が強いと思いますね。自分は60代だけれど、個人的にはそういう意識が一番ピッタリくると思うし。と言うか、自分達は戦後社会が落ち着いて良くも悪くも西欧的な民主主義教育を受けた多分最初の世代で、さらには「助け合い」とか「道徳」みたいな事も叩き込まれた世代。自分もそうだと思うけれど、あえて「リベラル」とか言われなくても自然とそういう雰囲気というか行動というか考え方は身につけている世代だと思うんですよね。だから、何か強制されるように「リベラル」という事を押しつけられると、逆に反発する気持ちが大きくなる気がします。言ってみれば、ちゃんとお行儀良くしている子供が親から「お行儀良くしなさい」と言われて反発するようなものかも(笑)。
終盤は施政方針演説の内容と言うよりは、その内容実行のための自民党内の力関係とか野党との摺り合わせ方みたいな話でちょっと物足りなかったけれど(内容は面白かった)、高市総理が「土日も審議できないか」と言っていると言う話は本気度を感じますね。今野氏も言っていたけれど、民間企業で3月末まで結論を出さないといけないプロジェクトがあって、でも通常ならば4月迄掛かるという場合、「ですから結論はG.W.前に出します」なんて言ったら即座にお客様から正座させられますよ。80時間の審議時間が必要ならば、まずはそれを短縮することを考えるだろうし、一日当たりの審議時間を延ばすことを考えるだろうし、さらには土日勤務だってやることもあるだろうし。でも、高市総理としたら「公約」として出しているのだから、物理的に出来ないので無ければ対策を考えて実行させるのが仕事なわけで、実際に出来るかどうかは別にして全ての方法を検討することは彼女にしたら当然の行為だと思うし、やるべきだと思う。野党も、以前今野氏が言っていたように「今回限りの協力」をする代わりに、ちゃんと自分達の利益を得るチャンスでもあるわけで、そうやって旧習を打破しつつ今必要な事に資源を集中するべきだと思いますね。仮に年度内予算成立出来れば、高市内閣としては合格だし、それが出来なくても暫定予算を組んで手当をすればG.W.前までには成立出来るだろうから、実質の被害は殆ど無い。逆に予算が遅れればそれは野党側の失点としか国民には映らないから、実は高市内閣としては「勝ち」が殆ど確定している試合みたいなもの。野党としては、そこに気がついていないような気がするなぁ。
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