昨日の朝から一日中日本中を感動の渦に巻き込んだ、 「りくりゅう」こと三浦璃来-木原龍一コンビの金メダル獲得。前日のショートプログラム(SP)で、思わぬミスから得点が上がらず5位通過。フリーで相当の挽回をしないと、メダルには手が届きそうも無い様子だったし、それ以上に木原選手の表情がSP直後からこわばり、これはもしかしたらスケート(競技)辞退できないかもという印象が真っ先に浮かびました。
今朝も、丁度テレビを点けたらこのペアのスケートが始まるところで、正直「胸が痛くて見ていられないかも」と思いつつも、やはり目は釘付けになってしまいますよね。私は、スポーツ全般に好きだけれど、ウィンタースポーツは全くの素人。特にフィギュアスケートは、色々細かな採点基準とか有るので、なんで同じ様に見えるのに点差が付くんだろうと毎回疑問に感じる程度。ただ今回の二人の演技は、スタートして演技が進むと自分のような素人でも「凄い」と感じる切れの良さというか技の凄みというか、そういう雰囲気が十分感じられる内容でした。途中「これならメダルに手が届くかな」とも思いつつ、でもこの後まだ上位のチームが残っているだろうから、兎に角ミスだけはしないでとハラハラしながら見ていました。更に演技が進み、最後に木原選手が三浦選手をリフトして持ち上げて回転をして、音楽の終了とともにピタリと静止した瞬間、「あっ、これもしかしたら...」という印象が込み上がってきました。その後は、得点の発表で歴代最高得点をマークし、その後のチームもそれを上回る事が出来ず、最後がSPトップのドイツチームだったかな、130点台となり金メダルが決定するまでの流れは、もしかしたら今回の冬季オリンピックで一番のドラマだったかもしれない。
解説をしていた高橋成美さんは、最近時々バラエティー番組で見る方で、実は確かスケート選手だったよな程度のうろ覚えの記憶しかありませんでした。しゃべり方と声質がちょっと個性的で親近感を感じる女性というイメージでした。でも、木原選手の最初の相手が彼女だったんですね。その後別の方とペアを組み、その後3人目が現在の三浦選手で、そこからさらに苦労してここまで到達したとのこと。だからこそ、競技中の解説も含めて、高橋さんがあれだけ色々な気持ちを込めた言葉が出てくるんだなと後から納得しました。その後色々な動画がネットに出てきたけれど、表彰式後の高橋さんのインタビューかな。三人で泣き合って抱き合うような光景があったけれど、それだけ色々な積み重ねを知っているからの光景なんだなと、個々でこちらももらい泣きですね。
昨年からだったか昨シーズンからだったか、このペアが世界の大会で優勝するようになり、だからこそオリンピックでの金メダルにも大きな期待がかかっていたわけで、それ故にSPのミスは特に木原選手はもう絶望感しか感じられなかったでしょうね。ただ、そこから気持ちを切り替えさせるコーチやスタッフ、さらにはペアの三浦選手、そしてその期待に答える木原選手の実力と、やはりここまで苦労して蓄えてきた事が、自然ににじみ出てきた結果だと思うなぁ。そういう蓄積があるから、逆に割り切って気持ちが切り替わって、肩の力が抜けて演技に入れたんじゃ無いだろうか。それが結果的に、ほぼ完璧と言っても良い演技に繋がったと思う。所謂「ゾーンに入る」という境地だろうなぁ。金メダルを取った事は勿論素晴らしいけれど、それを超えるあの演技の感動がスポーツの底力というか、見るものも感動させる神秘性すら感じる瞬間でしたね。まだまだ続く冬季オリンピックでの、全ての選手の活躍を祈りたいです。
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