HNDを飛び立ちHNLへと向かう機内ですが、途中どの辺りは不明ですが結構揺れたときがあり、その時に目が覚めてトイレに行きましたが、到着1時間前位まで結構しっかりと寝ることが出来ました。ただ、フラットにしたはずのシートの腰辺りに段差が出来ていて、これが寝ている間に結構気になって何度も寝返りを打っていたみたいです。 その後も飛行は順調に進み、HNLのRW08Lへ着陸したのが10:19、C5ゲートに入ったのが10:23と少し早着でした。
さて、いよいよGlobal Entry初体験。着陸する直前に、機内Wi-Fi経由で申請を送信していたんですが「この申請は空港の近くでされたものではありません」とか言われて通りません。実は、日本出発前にGlobal Entryのアプリから今回の入国申請を登録しておいて、機内で写真撮影だけして送信するつもりでした。どうも、作成時にロケーション情報を一緒に吸い上げて居るみたいです。そこで、HNLに到着して到着ゲートのC5から入国審査場の長い通路を歩く間に、予め作成していた申請書は削除して新たに登録し直し、移動途中の白い壁のある部分で自撮りをして、それを送信したところ無事に受け付けられて、受付番号の入った「領収書(たぶん英語では"Receipt")」が表示されました。これ有効期限が1時間なので、その間に通過する必要があります。因みに、この再申請の操作や手続きは、入国審査場までの長い通路を歩きながらの操作で、Wi-Fiは利用出来ません。ですから後述するようにその前にデータ通信が出来るようにして置く必要が有ます。私は、今回購入したeSIM (e-SIM san)を有効にしてデータ通信出来るように事前にANAのラウンジに居るときに設定しておき、HNL着陸と同時にデータ通信をONにしてアクティベーションされるようにしておきました。
ターミナルの長い通路の突き当たりの階段を下りて入国審査場の入口に行き、そこで振り分け作業をしている女性スタッフに"Global Entry?"と言うと、右手を示されて、右端にあるGlobal Entry用のレーンへ進むよう指示されます。その先ではさらに、KIOSKでの申請者と、自分のように事前にアプリで申請済みの申請者が別れる分岐点があり、自分はアプリ利用者のレーンを進むと、入国審査官のブース前に辿り着きます。目の前の左右2箇所のブースでは、多分隣りの一般の入国審査の列から回されてきたグループが審査されていますが、なかなか終わりません。そのうちに奧から出てきた男性係員が、私がスマホ片手に待っていることに気がつき、"Global Entry?"と聞かれたので"Yes, Sir."と答えると、前へと手招きされて左右のブースの間に誘導されて、そこで立ち話みたいな形でスマホの画面を見せると"Do you have declarations?"と聞かれたので、"No, Sir."と答えると、直ぐに頷いて出ていって良いよと"EXIT"の方を指さされます。この間1分もたたない位で、見せたのはアプリの画面だけ。パスポートすら確認しません。何か拍子抜けしすぎて「何か落とし穴が有るんじゃないか」と疑心暗鬼状態になりながらも、"Thank you, Sir."と御礼を言いつつ、そそくさと審査ブースの裏側を抜けてバゲッジクレームに入り、そこもそのまま"EXIT"から抜けて、あっと言う間にアメリカ・ホノルル入国達成となりました。審査ブース前での待ち時間を含めても5分は掛からず、それを除けば秒速で通過出来ました。
空港によっても対応方法に違いはあるとは思いますが、Global Entryでの今回の経験則をまとめて置くと、
- 入国方法には、現地でのKIOSKでの申請と、私が利用したGlobal Entryのアプリを使用しての2種類方法があります。どちらが良いかどうかは、KIOSKの体験が無いので何とも言えませんが、後述するように事前にアプリ準備なり現地でのデータ通信設定等手間が掛かる部分はあるけれど、スマホ一つで完結出来るアプリ利用での入国の方が楽な気がします。GuamでGlobal Entryのインタビューを受けたときも、その時の係官はアプリ利用を推奨していました。
- Global Entryアプリは日本語化もされているので、操作に問題は無いと思います。
- 事前に自分のプロフィール(パスポート情報、住所、違法行為の記録の有無等)を登録しておきます。
- 入国前に、「新たな提出」から申請手続きを開始すると、登録済みの自分のプロフィールを選択すれば、後は到着空港を選択するだけです。
- その後「今申請しますか」という画面が表示されて、ここから先に進むと写真撮影のページが表示されます。見た限りでは、その場で撮影したものを貼付するしか手段はないみたいなので、事前に撮影した写真を使用するのは出来ないみたい。
- また、先に書いたように事前に申請書部分だけ作成しても「空港から離れています」みたいなエラーが表示されるので、空港到着後に申請作成するのが一番確実な気がします。
- 私の経験上では、到着便のゲートから入国審査場までは、どこの空港もそれなりに距離があるので、入国申請の書類作成と撮影する場所なり時間はあると思います。まぁ、それをどれだけ上手くやるかは色々経験してみないと何とも言えないところですが。
- 今回の経験だけから言えば、着陸してゲートに移動するタイミング位で申請書を作成して、もし可能ならば機内で顔写真も撮影して送信しておくのが一番かなとは思います。ただ、機内からだとWANのデータ通信は繋がりづらいと思うので、機内Wi-Fiが使用可能な場合に限定されると思います。
- 今回の手続きで一番大変だったのは「自撮り写真の撮影」でした。インサイトカメラで目一杯手を伸ばしても、枠から顔がはみ出てしまったり、目をつぶってしまったり、自撮り慣れしていないのでこれが一番大変でした。
- 今回のHNL到着時には、搭乗便(NH186)到着前に、多分JALのHNL行きが到着していて、入国審査場は日本人の乗客らしき人達でそこそこ混雑していました。そこに、多分韓国あたりからの到着便も重なっていたかもしれません。また、時期的に家族連れが多いせいか、一組当たりの入国審査に結構時間が掛かっていて、一般の入国審査でのサービス率は低くなっていたように感じます。ざっくりと20~30分位の待ち時間でしょうか。
- それに対してGlobal Entryのレーンには誰もおらず、私が最初(で、もしかしたらこの時最後)の利用者でしたから、直ぐに通過出来たのは楽でしたね。次回もHNL入国ですが、何か違いがあるか確認して見ます。その後は、SFOでの入国なので、ここはいつ行っても何をしても混雑していそうです。
















