2025年8月31日

(UA) HND-HNL/-NRT (6) - Global Entry初体験

HNDを飛び立ちHNLへと向かう機内ですが、途中どの辺りは不明ですが結構揺れたときがあり、その時に目が覚めてトイレに行きましたが、到着1時間前位まで結構しっかりと寝ることが出来ました。ただ、フラットにしたはずのシートの腰辺りに段差が出来ていて、これが寝ている間に結構気になって何度も寝返りを打っていたみたいです。 その後も飛行は順調に進み、HNLのRW08Lへ着陸したのが10:19、C5ゲートに入ったのが10:23と少し早着でした。

さて、いよいよGlobal Entry初体験。着陸する直前に、機内Wi-Fi経由で申請を送信していたんですが「この申請は空港の近くでされたものではありません」とか言われて通りません。実は、日本出発前にGlobal Entryのアプリから今回の入国申請を登録しておいて、機内で写真撮影だけして送信するつもりでした。どうも、作成時にロケーション情報を一緒に吸い上げて居るみたいです。

そこで、HNLに到着して到着ゲートのC5から入国審査場の長い通路を歩く間に、予め作成していた申請書は削除して新たに登録し直し、移動途中の白い壁のある部分で自撮りをして、それを送信したところ無事に受け付けられて、受付番号の入った「領収書(たぶん英語では"Receipt")」が表示されました。これ有効期限が1時間なので、その間に通過する必要があります。因みに、この再申請の操作や手続きは、入国審査場までの長い通路を歩きながらの操作で、Wi-Fiは利用出来ません。ですから後述するようにその前にデータ通信が出来るようにして置く必要が有ます。私は、今回購入したeSIM (e-SIM san)を有効にしてデータ通信出来るように事前にANAのラウンジに居るときに設定しておき、HNL着陸と同時にデータ通信をONにしてアクティベーションされるようにしておきました。

ターミナルの長い通路の突き当たりの階段を下りて入国審査場の入口に行き、そこで振り分け作業をしている女性スタッフに"Global Entry?"と言うと、右手を示されて、右端にあるGlobal Entry用のレーンへ進むよう指示されます。その先ではさらに、KIOSKでの申請者と、自分のように事前にアプリで申請済みの申請者が別れる分岐点があり、自分はアプリ利用者のレーンを進むと、入国審査官のブース前に辿り着きます。目の前の左右2箇所のブースでは、多分隣りの一般の入国審査の列から回されてきたグループが審査されていますが、なかなか終わりません。そのうちに奧から出てきた男性係員が、私がスマホ片手に待っていることに気がつき、"Global Entry?"と聞かれたので"Yes, Sir."と答えると、前へと手招きされて左右のブースの間に誘導されて、そこで立ち話みたいな形でスマホの画面を見せると"Do you have  declarations?"と聞かれたので、"No, Sir."と答えると、直ぐに頷いて出ていって良いよと"EXIT"の方を指さされます。この間1分もたたない位で、見せたのはアプリの画面だけ。パスポートすら確認しません。何か拍子抜けしすぎて「何か落とし穴が有るんじゃないか」と疑心暗鬼状態になりながらも、"Thank you, Sir."と御礼を言いつつ、そそくさと審査ブースの裏側を抜けてバゲッジクレームに入り、そこもそのまま"EXIT"から抜けて、あっと言う間にアメリカ・ホノルル入国達成となりました。審査ブース前での待ち時間を含めても5分は掛からず、それを除けば秒速で通過出来ました。

空港によっても対応方法に違いはあるとは思いますが、Global Entryでの今回の経験則をまとめて置くと、

  • 入国方法には、現地でのKIOSKでの申請と、私が利用したGlobal Entryのアプリを使用しての2種類方法があります。どちらが良いかどうかは、KIOSKの体験が無いので何とも言えませんが、後述するように事前にアプリ準備なり現地でのデータ通信設定等手間が掛かる部分はあるけれど、スマホ一つで完結出来るアプリ利用での入国の方が楽な気がします。GuamでGlobal Entryのインタビューを受けたときも、その時の係官はアプリ利用を推奨していました。
  • Global Entryアプリは日本語化もされているので、操作に問題は無いと思います。
    • 事前に自分のプロフィール(パスポート情報、住所、違法行為の記録の有無等)を登録しておきます。
    • 入国前に、「新たな提出」から申請手続きを開始すると、登録済みの自分のプロフィールを選択すれば、後は到着空港を選択するだけです。
    • その後「今申請しますか」という画面が表示されて、ここから先に進むと写真撮影のページが表示されます。見た限りでは、その場で撮影したものを貼付するしか手段はないみたいなので、事前に撮影した写真を使用するのは出来ないみたい。
    • また、先に書いたように事前に申請書部分だけ作成しても「空港から離れています」みたいなエラーが表示されるので、空港到着後に申請作成するのが一番確実な気がします。
    • 私の経験上では、到着便のゲートから入国審査場までは、どこの空港もそれなりに距離があるので、入国申請の書類作成と撮影する場所なり時間はあると思います。まぁ、それをどれだけ上手くやるかは色々経験してみないと何とも言えないところですが。
    • 今回の経験だけから言えば、着陸してゲートに移動するタイミング位で申請書を作成して、もし可能ならば機内で顔写真も撮影して送信しておくのが一番かなとは思います。ただ、機内からだとWANのデータ通信は繋がりづらいと思うので、機内Wi-Fiが使用可能な場合に限定されると思います。
    • 今回の手続きで一番大変だったのは「自撮り写真の撮影」でした。インサイトカメラで目一杯手を伸ばしても、枠から顔がはみ出てしまったり、目をつぶってしまったり、自撮り慣れしていないのでこれが一番大変でした。
  • 今回のHNL到着時には、搭乗便(NH186)到着前に、多分JALのHNL行きが到着していて、入国審査場は日本人の乗客らしき人達でそこそこ混雑していました。そこに、多分韓国あたりからの到着便も重なっていたかもしれません。また、時期的に家族連れが多いせいか、一組当たりの入国審査に結構時間が掛かっていて、一般の入国審査でのサービス率は低くなっていたように感じます。ざっくりと20~30分位の待ち時間でしょうか。
  • それに対してGlobal Entryのレーンには誰もおらず、私が最初(で、もしかしたらこの時最後)の利用者でしたから、直ぐに通過出来たのは楽でしたね。次回もHNL入国ですが、何か違いがあるか確認して見ます。その後は、SFOでの入国なので、ここはいつ行っても何をしても混雑していそうです。

外に出ると、ホノルルの青空が広がっていますが、心なしかいつもより青色が濃い色がします(笑)。この日のホノルルは午前の時は28度位だったらしいのですが、国内と比べると本当に涼しい。しかも、海が近いのに湿気が少なく吹く風も心地よさすら感じます。まさかハワイに来て「あぁ、涼しい」と感じるとは(笑)。この後、路線バスの20番のバスを空港のバスターミナルで待ち、15分位して到着したワイキキ行きのバスでホテル近くのバス停まで移動しました。(続く...)

2025シーズン開幕@秩父宮ラグビー場

Xリーグ(X1 Super)の2025シーズンが開幕。開幕戦は、富士通vs富士フイルム@秩父宮ラグビー場という、かなり異色な会場での開催。神宮球場周辺の再開発で、秩父宮ラグビー場も閉鎖されて順次改装されていく予定で、その最後ということで利用出来たのかな。天然芝の良いグランドだと思うけれど、アメフトの場合ルール上プレー開始の位置が中央付近に制限されるので、この辺りの芝が荒れるんですよね。だから国内の天然芝のグランドは、中々使わせてくれない(気がする)。

試合結果は、富士通 37 - 0 富士フイルム、と、富士通が実力発揮したけれど、富士フイルムもかなり頑張った気がするのですが、その試合結果・試合内容以上に気になったのが、試合会場の「秩父宮ラグビー場の照明」。「東のラグビーの聖地」として、ラグビーファンだけで無く一般にも有名な会場で、多分国内でもトップクラスの天然芝のフィールドだと思います。そのためグランド条件は最高レベルなんだろうけど、今回個人的に気になったのが「照明の暗さ」。最初に気がついたのは、Xリーグの試合レポートに掲載されている試合の写真。プロのカメラマンが撮影していてこの暗さということは、現地はかなり低い照度だったんじゃないだろうか。「暗い試合会場」としては、アミノバイタルフィールドが一番で、その前は照明灯が改修される前の富士通スタジアム川崎だと思うのですが、それ以上に暗い気がします。

試合の映像を見ていても、全体的にくらい印象はあるし、あと照明が集中している場所はそこそこ明るいけれど、そうで無い場所も多くて全体的に明暗の差が大きい気がするなぁ。それに、人の影が左右に複数見えるのは、照明のバランスも悪い証拠じゃ無いだろうか。ラグビーのナイトゲームの印象は余り無いのですが、この秩父宮ラグビー場で開催された試合ってあるんだろうか。ラグビーと違って、アメフトの場合は前パスが許されているので、この状況では方向によってはレシーバー、ボールが見えないんじゃないだろうか。アミノバイタルも、突然目の前にボールが出現するような状況だったけれど、それ以上に厳しい環境のような気がする。

国内アメリカンフットボールのトップレイヤーである「X1 Super」は、現在のカテゴリーでのリーグ戦は今年が最後。来年からは「X Premier」として、試合の勝敗だけでなく観客動員や地域貢献など、より多角的な観点から所属チームを厳選したカテゴリーに移行する予定で、来シーズンは11チームでスタートする事が決まっています。その為の話題作り、そして来シーズンに向けての下地作りの意図もあるんだろうけど、個人的にはもう少し環境の良い条件でこの二チームの試合をさせてあげたかった気がします。ただ、地の利はある場所だけに、観客数はスタンドの様子を見る限りではかなり入っている印象。ラグビーファンも観戦していた人が多いみたいですが、それで同じ「楕円球仲間」が広がれば成功と言えるのでしょうね。

2025年8月30日

ThinkCentre M720t 再生計画 (1) - PSU購入

ある夏の暑い朝、何も言わずに突然私の元から去ってしまった私のデスクトップ機ThinkCentre M720t。当初は潔く新機種購入に傾いていましたが、よくよく考えたらデータを入れているドライブをBitlockerで暗号化していて、その回復キーは手元にあるんだけれど、一つ4TBのHDDが2台ある事を考えると、やっぱりひとまずこの筐体を何とか蘇らせたいと思うようになりました。

症状を再確認すると、電源コードを接続して電源ボタンを押しても、PSUのファンすら回らないし、当然通電している様子もありません。少なくとも電源が入れば、System ROMの初期コードは走るし、多くの場合BIOS Menu位はアクセスできるはずですが、全く電源が入らないとなれば、まずはPSUが死んだか、後はマザーボードが死んでいるか。ただ、後者の場合でもPSUが生きていれば少なくともPSUのファンは回るし、それ以外のPCIアダプターなんかも、一応通電するはず。本当はテスターで通電テストするのが一番ですが、所有しているテスターを長い間放置していたので、バッテリーが上がってしまい使用不可の状態。そんなこともあり、中古でもいいから同型のPSUがあったら、交換してみようかなと思うようになりました。

最初はAmazonで検索したのですが、日本のサイトには無いけれど、US Amazonだと同型のPSUが販売されていました。ただし、送料込みでUS$200近くもするので、「う~~~みゅ...」と悩みます。こういう場合、中華系サイトだと、製造している工場やベンダーから流れてきていたりするので、案外出物があるかもと思い、GoogleでP/Nとか入れて検索して見たら、AliExpressのサイトに幾つか登録されていました。「Aliかぁ...」と一瞬躊躇したものの、怪しげな家電とかじゃなくて、一応まともなPCのパーツなので多分大丈夫だろうと、根拠不明な理由で自分を鼓舞します(笑)。しかも、今使っていたPSUは購入時に設定をミスして、一番出力の小さな180Wタイプですが、このモデルで一番大きな260Wタイプのものが、日本への送料込みで6,500円位で購入出来ます。最悪ダメなら諦めるとして、人柱になるつもりでポチッと発注しました。

8月25日に注文して、支払は安全も考えてPayPlaで済ませました。翌日26日には「注文品、配送業者に渡したよ(=出荷したよ)」という連絡が来てビックリ。そして29日の午前には「発送地域から出発して、配送先地域へ移動中」というメールが到着。詳細を見ると、「空港に到着」と記載されていて、えっ空輸で来るわけとビックリ。となると、週末には日本に到着して、来週早々には配達されてくるかも。国内の輸送はクロネコさんなので、通関を通ればクロネコメンバーズ経由でメッセージが来るはず。タイミングが早すぎて、帰国日と重なるかもしれないので、場合によっては自宅への配送を変更する必要があるかもしれませんね。

これで来週以降のThings-To-Doに新しい作業リストが追加されました。無事M720tの再生計画が発動となるか、帰国後は色々忙しくなりそう。(続く...)

(UA) HND-HNL/-NRT (5) - 出発当日

さて出発当日の朝は、一段と暑さが厳しいような天候で、朝可燃物のゴミ出しにちょっと外に出ただけで、戻って来たときには着ていたTシャッが汗でびっしょり。この日は夕方に出かける予定なので、「これなら洗濯物が直ぐに乾くだろうと」朝から洗濯機を回してシーツやらタオルケットやら、さらには一度シャワーを浴びて汗まみれのTシャッやバスタオルなど、洗濯機を2回回すことに。HNL出発当日に、何やってんだか(笑)。前日にほぼ荷物はパッキング済みなので、最後はシャットダウンしたゲンロク君、スマホ2台、財布を入れればパッキング完了状態。取りあえず出入国時必須のパスポートと、現地での生存のために必要なクレジットカードだけは、何度も確認しました。

午後になり完全に乾燥した洗濯物を取り込み、最後の確認をして家を出ます。路線バスの時間がそんなに無いので、早めに駅まで移動して、スタバでちょっとお茶してから、新幹線で品川駅まで移動しました。今回は、浜松発の時刻と品川(羽田)着の時間を調整して、こだま号を利用。もう一つ、その前後に走るひかり号は、金曜日夜だからか7号車(S-Work)でも一杯だったので、まだまだ余裕のあるこだま号にしました。ところが、静岡や三島からドッと乗車してきて、いつもは半分も埋まらないS-Work車両もほぼ満席の状態。金曜日の夜は、上りも下りも大変ですね。19時過ぎの品川駅も、帰宅ラッシュと観光客の移動で、昼間以上の混み具合。途中NEXのホームへ一瞬行きそうなりましたが、何とか正気に帰り反対側の京急のホームに到着。ドアからはみ出そうなくらい混雑していた空港急行を一本やり過ごして、10分後の次の空港行きは座っていくことが出来ました。

今回の発券はANAですが、FFPはUA MPに付けるので登録してあるアカウントを変更しないといけません。ところが、ANAのWebのBugなのか事前に変更が出来ません。ですから、当日ANAのカウンターで変更して貰うつもりでしたが、新幹線で移動中何気にオンラインチェックインをやってみたところ、この手続きの中でなら変更が出来て「なんだこれ」状態。まぁ、結果オーライとします。そして何より嬉しいのは、発行されたパスに「TSA PRE」の文字が! これだよこれ、欲しかったのは(笑)。入国時には関係有りませんが、これで復路の帰国便の時のセキュリティチェックは楽になります。

オンラインチェックインが出来てしまったので、羽田空港のT2に到着したら、まずはB1Fからいつもの様に中央のエスカレーターではなく、右手奥の国際線エリア行きのエスカレーターを利用して3Fに上がり、カウンターには寄らずに直接セキュリティチェックへと進みました。流石に夜の時間帯になると空いていて、直ぐにセキュリティチェックを通過すると、顔認証ゲートで出国。老後の記念にと、出国スタンプを押して貰い制限区域に入ります。「国際線ターミナル」と言ってもANA便だけの狭いエリアナので、特にやることも無く直ぐにラウンジへ直行。出発の2時間位前にANA Suite Loungeへと無事に落ち着くことが出来ました。

機内ではスリープモードで飛ぶ予定なので、ここで有る程度食事をしたいのですが、その前にやることがあるのでそれを片付けることに。まずは、連絡を入れる必要があるため、入口近くのフォーンブースに入って発信したんですが、何故が電波の状態が非常に悪くて繋がらない。仕方が無いので、受付の方に断り、ラウンジの入口を出たところから発信したら、問題無く繋がりました。何だかなぁ、フォーンブース。取りあえず用事を片付けたので、食事をしようと3Fのダイニングに降りたんですが、机のQRコードからメニューを呼び出してみたものの、余り食欲が沸くようなメニューでは無くてちょっとげんなり。成田のラウンジも同様ですが、何か「食べたい」と食欲がそそられるものが無い。結局1分もしないうちに撤退して、再び4Fのラウンジスペースに戻り、健康的な生野菜(でも、出しっぱなしで乾燥している)とお稲荷さん中心に取りあえずお腹を満たしました。そうそう、ドリンクでスプリッツァー(白ワインの炭酸割り)を作ろうと、グラスに氷と白ワインを入れて、さて炭酸はどこだと探しますが見つかりません。コーラとか緑茶とかを出してくれるドリンクディスペンサーにあるかなと思ったら、アイコンに「トニックウォーター」はあるのに「炭酸水」は無し。冷蔵庫にボトルで入っているかと探したけれど無い。仕方が無いのでスタッフさんに聞いたら、ドリンクディスペンサーの大きな画面の左下のところに、小さな白黒のアイコンで「炭酸水」と「水」というボタンがありました。いゃ、これ炭酸水とミネラルウォーターへの嫌がらせだろうと言いたくなるようなデザイン。なんか、最近のANA Suiteつて、こんな感じばかりで自分にはちぐはぐな印象だけが残ります。

その後時間になったので、ラウンジを出てゲートへと移動。今回は、国内線との境界線になる、66番ゲート利用。使用機材はB787-9で、200名位の定員ですがほぼ満席の様子。事前改札が21:25から始まり、その後21:30からグループ1の優先搭乗となり機内へと入ります。座ったところでCAさんが挨拶に来られて、食事は不要なことと到着直前まで寝ていたい旨お願いして、直ぐにシートを倒せるようにベッドパッドや掛け布団など袋から出して準備しておきます。ドアクローズは21:51でプッシュバック開始は21:57。どこから離陸するのかと思ったら、C滑走路のRW16Lに向かい、4点鐘の後離陸したのが22:11でした。ブロッキングタイムは7時間15分とのことなので、順調にいけばほぼ定刻位の到着になります。その後20分位してシートベルトのサインが消えたので、直ぐにシートを倒してスリープモードへと移行しました。(続く...)

2025年8月29日

(UA) HND-HNL/-NRT (4) - 出発前準備

いよいよ今年2回目のHonolulu行きが翌日に迫ってきました。前日まで国内移動でバタバタしていて、これから明日の準備をするんですが、今日は今日で外出する用事もあり中々大変。とは言っても、実質2泊の旅行なので、前日まで使用したバックパックに着替えを一日分余分に入れて、後はパスポートを追加すれば、国内移動バージョンから海外移動バージョンに様変わりするはず(笑)。

今回の旅行一番の目的は、なんと言っても先日取得したGlobal Entryでの初入国トライアル。更に帰国時には、付帯されているTSA Pre✔が利用出来るかの確認もする予定で、今後の海外渡航が快適になるかどうか重要な検証旅行な訳です(大げさな)。先ずは出発前日なので、最後の持ち物確認をしておかないと。 ということで、チェックリストの作成と確認です。

  • まずはなんと言ってもパスポート。有効期限を確認してバッグの中へ。
  • クレジットカード類やUS$等もまとめてバッグへ。
  • 現地での移動にはHOLOカードを使用しますので、仕舞ってあったカードを取り出します。HOLOカードのサイトにアクセスして自分のアカウントに入り、残高を確認するとUS$1だったので、US$15チャージしておきます。
  • 今回は初Global Entryのトライアルが最大目的。入国時にGlobal EntryのKIOSKでの操作無しで通過出来るように、Global Entryのアプリをインストールしておきます。HNL到着前に写真を撮影して申請(Submit)すれば、そのまま通過出来るはず。
  • 今回は、2泊4日なので最初は2泊分の着替えを準備しましたが、念のため下着類はもう一日分追加しておくことに。ただそうするとバックパックがかなり膨らんでしまうので、無印良品で圧縮袋を購入しました。実は畳んだ衣類を入れるA4ファイルサイズ位のメッシュバッグを使っていたんですが、畳んで衣類を入れても縦にバックパックに入るので、重さで底の方に溜まってしまいます。圧縮袋で板状にすれば、薄くかつ平面状固定化されるでバッグが膨らまなくて良いかなと思って、今回トライアルのつもりで購入してみました。板状になった圧縮袋2つの間には、スリッパとかグルーミング用品を挟むと、それがクッションになり二つの圧縮袋の隙間が埋まるような感じになり見た目は良い感じです。
  • ひげ剃りのカミソリ、歯ブラシに歯磨き粉、イヤーコットン、ヘアブラシ、等必要最低限のアメニティ類。
  • ゲンロク君に、ACアダプター、スマホ用と万一の時のバックアップ用にAnkerの65W ACアダプターとUSBケーブル類。
  • 国内で使用している二つ折り財布とは別に、薄型のマネークリップくらいの財布も持参します。これはHonoluluで出かけるときに、カード数枚とUS$だけ入れてポケットに入れて移動出来るから。個の薄型財布、パスポート、iPhoneの3点セットを短パンの後ろの左右ポケット入れて移動するのが、最近のスタイルになりつつあります。
  • ANAの機内やホテルで提供されているような簡易型のスリッパもホテルでは必須。ホテル室内で移動するときには、日本人にはスリッパは必須ですよね。
まぁ、何か足りないものがあっても、現地では日本のコンビニもあるし、UNIQLOもあるし、特に困ることは無いはず(笑)。当日は、夜の22時前に羽田からの出発ですから、自宅からは夕方出発する予定。当日お昼過ぎ位に最後の確認をして出発する予定です。(続く...)

2025年8月28日

ThinkPad X13 Gen6への道 (15) - Battery Benchmark

二日ほど所用で出かけたので、意図的にゲンロク君(ThinkPad X13 Gen 6)をバッテリーモードで使用して、実際のベンチマーク感を確かめてみました。前回は、初めてという事も有ったので、こまめに記録をとったりしたんですが、 逆にそれが「省電力に優しい使い方」に傾く傾向もありそうな印象を受けました。そこで今回は、「パソコンを普通に使う」事だけにして、スタート時の100%が、一日の終わりで何%位まで消費するのかだけ気にすることにしました。後から思ったのは、実は1日目が終わった後、就寝中はACアダプターに接続して、翌日また100%から使用再開しているんですが、そのまま二日間バッテリーのみのモードで試してみた方がよかったかなと言うこと。次回も二日間飛ぶ予定が有るので、その時にはそういう設定で試してみたいと思います。

Day-1:

前日夜はACアダプターに接続した状態で使用していて、100%迄充電されていましたが、朝直ぐに持ち出して出られるように就寝前にACアダプターは外しておきました。システムはシャットダウンしています。電源を入れること無く、自宅を出発して、駅ビルのスタバでファーストパワーオン。起動したところでバッテリーアイコンを見ると「98%」になっていました。

スタバで40分位、Wi-Fi接続してメールチェック、文章作成、Webブラウジング、Photoshop起動しての写真加工などして、サスペンド。新幹線へと移動します。新幹線車内でレジュームして、新幹線の車内Wi-Fiに接続して使用開始。浜松駅出発から新横浜を出て少しして品川駅前でサスペンド。この間使用時間は1時間少し位でしょうか。この後羽田空港のラウンジに入り、レジュームすると、バッテリー残量は92%位でした。ラウンジ内では30分位でしょうか使用してからシャットダウンをしてゲートへと向かいました。

本当は機内でも使用するつもりでしたが、眠気が勝り未使用のまま沖縄到着。出先と空港ラウンジ内で、トータル2時間位使用したでしょうか。ラウンジを出る前にシャットダウンする直前で、バッテリーは80%位でした。復路でも機内ではPCは起動せず、その後T3のホテルに到着して起動してホテルのWi-Fiに接続。一度そのまま放置して夕食の買い物に出てから、戻って来たところでレジュームさせ、後は飲み食いしながら検索したり諸入力作業をしたりで、トータル2時間弱程使用。最後は70%位まで進んだところでシャットダウンをして、ACアダプターへ接続しました。

Day-2:

起床後はPCを起動すること無くホテルをチェックアウトして、ラウンジに入ってからコールドブートしてこの日初めての起動。この時点では流石にバッテリー残量100%でした。ラウンジ内では40分位使用してから、多分機内では使用しないだろうからとシャットダウンをしてラウンジを出ます。

案の定機内では使用せず、沖縄に到着してから前日同様に出先やらラウンジやらで2時間強使用して、バッテリー残量が78%位でした。ここでシャットダウンをして機内へと移動します。羽田から品川へ移動して、新幹線車内で再びパソコンを起動して、品川駅から浜松駅まで、こだま号利用なので、パソコン利用は1時間半位でしょうか。最後にバッテリー残量が65%になっていることを確認してシャットダウンをして帰宅しました。

まとめ:

使用量としては、二日目の方が長かったのですが、それでもバッテリーの半分は使い切らず、この程度の移動での使用ならば、今の所十分バッテリーオペレーションだけで対応出来そうです。前回と今回二回のトライアルで感じたのは、一日いつでも使用するときに本体だけ出して、ACアダプターの取り出しや接続をしなくて良い「気軽さ」が、本体の軽量化もありかなりのメリットになっているなということ。以前のX13 Gen1も、古くなったとは言え、普通に使えば数時間は余裕でバッテリー駆動できる性能ですが、やはり「万一」という心配性から、例えばラウンジで使用する時にはACアダプターをつい接続して使ってしまいます。その心配が無いのと、本体が軽量化されているうえに、AC用のケーブルも無くて取り回しが凄く快適。それだけで、操作性が凄く改善されているように感じます。

バッテリーオペレーションでの不満としては、省電力設定値が早めにディスプレーオフやサスペンドするようになっているので、ちょっと考え事をしていたり、トイレに行っているうちにロックされていて、再びカバートップのカメラを注視してロック解除する操作が一つはいることでしょうか。この辺りは使いながら設定を詰めていけば改善すると思うけれど、そこまで気にして細かなチューニングをするほどでも無いかなというのが正直なところです。

今の所、軽量作業中心なのでバッテリー消費もこんなものですが、例えば出先でガンガンPhotoshopで画像加工や、生成AIでの修正を加えるとかする場合、システムリソースも消費するだろうし、ネットワーク経由のデータ交換も増えるので、倍とは言わないけれど1.5~1.8倍位はバッテリー消費が増えるんじゃ無いかと感じています。それでも、自分の使い方で一日で内蔵バッテリーを使い切ることは、今の所は無いような気がしています。いずれにしても、「丸一日であれば、バッテリーだけで十分使用してお釣りが来る」という確証に近いものを得られたのが、今回の最大の収穫だったと思います。(続く...)

(UA Leg#14) HND-OKA/-HND

沖縄詣で二日目は、T3のホテルからスタート。 夜中に2回程目が覚めて、最後に寝たのは午前3時頃。スマホの目覚まし2台のアラームで無事に5時に目が覚めて、フライトをミスること無く身支度を調えられました。6時前にチェックアウトをして、空港内シャトルバスでT3からT1経由でT2に移動。一つ上の階に上がり、余裕を持って4Fのラウンジへと入ることが出来ました。

朝食がまだだったので、お握りと御稲荷さんを二つずつ頂き一息ついたところでフライトスケジュールの確認。流石に朝一のフライトなので、今の所遅延などは無い様子です。搭乗ゲートはラウンジ前の64番ゲートですが、このフライトもどうも満席近いようで混雑しそうなので、少し早めにラウンジを出てゲート前へと向かいました。

1) HND 07:30 - OKA 10:05 (NH463)

ゲート前に着いたのが丁度7:00位でしたが、すでに事前改札が始まっていたので、グループ1の列に並びます。PBBの途中で待機していた、その事前改札のグループが機内へと流れ出したところで、グループ1の優先搭乗開始。ただし、そんなにDiamondメンバーは並んでいなかったのか、私が通過したら直ぐにグループ2へと切り替わりました。

優先搭乗は直ぐに終わって、後はグループ3以降の一般搭乗で、これが人数が多いのと多分飛行機に慣れていない人が殆どなので時間が掛かります。使用機材はB777-300ERの古いタイプで、それがほぼ満席状態なので乗客数は500名位でしょう。実際、搭乗開始は早めにスタートしましたが、ドアクローズは定刻過ぎの07:34でした。その後プッシュバックが始まり、誘導路をA滑走路方向へと移動開始。今回も、RW16Rからの離陸でしたが、離陸待ちが少しあり羽田を飛び立ったのは07:58でした。

食事の後は、いつもの様に機内Wi-Fiにアクセスしましたが、機材が古い(機齢は26年)ので設備も古いのか、ちょっとスピードも遅いし、接続も少し不安定なときもありました。そのうちに、朝早かったこともあり寝入ってしまい、目が覚めたのは沖縄本島に差し掛かるくらいのタイミングでした。

着陸は北側からRW18Rへのルートでしたが、着陸が集中したタイミングだったのか少し西側に迂回して時間調整して、順番にRW18Rへと降りていきます。着陸したのは丁度10:00。そこからUターンをして誘導路を戻り、運河を渡って第1滑走路の手前で暫く待機に。何となくゲートがまだ空いていなかったような雰囲気でした。その後移動再開となり、32番ゲートに入ったのが定刻から少し遅れて10:12でした。前日よりは混雑しているターミナルビルを抜けて、まずはこの日の所用のために外に出ます。

2) OKA 13:05 - HND 15:35 (NH996)

空港へ戻ってきたら、まずはラウンジへ直行。ラウンジ前のX線検査場は、左右二列が稼働して、さらにドアの外にまで待ち行列が伸びているような状態。どうも夏休み最後の週末ということで、家族連れが多くて、で多分お父さんのステータス利用でラウンジに入る家族連れが多いような雰囲気。幸いにもSuiteの方はガラガラと言ってよい位の空き具合で、ゆっくりと出発まで時間を過ごすことが出来ました。

羽田からの到着は、定刻前にゲートインしているので、取りあえず定刻に合わせて33番ゲートへ移動。この時が12:35過ぎ位でしたが、直ぐに事前改札が始まり、2歳以下の幼児連れのグループが何組か追加していきます。その後グループ1の優先搭乗開始が12:45からで、以降はどんどん家族連れ中心に夏休みを沖縄で過ごしたと思われるグループが機内へと入ってきます。

このフライトも使用機材は最大のB777-300で、予約は満席とのこと。因みに機齢を調べたら、往路便の「26年」よりも更に古い「27年」でビックリしましたが、機内Wi-Fiに接続すると手元のスマホで自由にコンテンツ視聴が出来ると事前にアナウンスしていたので、ネットワーク機材は更新されているんでしょうね。

ドアクローズは少し遅れて13:06、プッシュバック開始は13:11と進みますが、その後離陸ポイントのRW18Lへの移動に時間が掛かり、離陸したのは13:26でした。その後食事を頂き、いつもの様に機内Wi-Fiに接続してみましたが、切断することは少なかったけれど、今ひとつパフォーマンスは悪い印象でした。

遅れを取り返すように羽田空港に接近しますが、丁度午後の到着ピークなのか、ちょっと回り道して時間が掛かりそうな感じです。Flightradar24を見ていたら、凄い稠密に反時計回りにルートが出来ていて、「羽田のラッシュアワー?」と思いましたが、よくよく見たら海外から成田空港への到着機の列で、そう言えば午後の到着ラッシュの時間帯だなぁと納得しました。

羽田空港へは、反時計回りに回り込んで北側からA/C滑走路のRW16R/Lへとどんどん降りていきます。何となくですが、JAL系はRW16R、ANA系はRW16Lに降ろしているような雰囲気で、搭乗機も無事に海側のRW16Lへと降りたのが定刻よりも遅れて15:41でした。直ぐにUターンをして、T2の65番ゲートへと向かい、ゲートインしたのは15:46。実は、この後15:56発の京急空港急行に乗れれば、予約している16:34のこだま号に間に合いますが、ちょっと微妙なタイミング。ドアが開いて直ぐに外に出ると、65番ゲートは出口乗換口に一番近いゲートで、直ぐに外に出ると、何とか15:56発の京急品川方面行きに間に合いました。品川駅では、スタバでアイスコーヒーを購入する余裕もあり、今回も無事に浜松に戻る事が出来ました。

メガネが壊れた

いつも使用しているEYEMETRICSのメガネなんですが、朝出かける前にレンズを拭いていたら、行きなり真ん中のブリッジのレンズの付け根のところが折れてしまい、メガネが真っ二つに。購入してそこそこ年月が経過していて、鼻押さえのところとかツルのところなどはパーツ交換していましたが、ブリッジ部分は購入当初のままのはず。プラスチック製なので、経年変化だろうなぁ。しかし、いきなりポッキリいったのでビックリしました。

EYEMETRICSを使い出して、もう20年近くになるのかな。それまでは既存のフレームを使用していましたが、どうしてもフィット感が今ひとつで、中々満足いくフレームがありませんでした。それがEYEMETRICSを使い出してからは、非常に快適。特にレンズ部分がフレームレスのデザインが軽量で視界もそんなに妨げられなくて、ずっと使用しています。ただ、最初から使用していたSTANDARDという種類のフレームが、もう製造終了で保守パーツも提供停止になるとのことで、少し前に静岡県内のEYEMETRICS取扱店の安心堂から、別のフレームシリーズへの交換推奨のDMが来ていました。

実は今回破損したメガネなんですが、去年だったかな、左右のツルの部分が破損してしまい修理を依頼しましたが、その部分の同系色のパーツが無いので近い色(元は濃い青色で、代替パーツは黒色)を使用しても良いかと確認されました。物が無いんじゃしょうがないし、どうせ耳や髪の毛で隠れるような場所なので、修理優先で対応して貰ったもの。保守パーツ対応終了は、確か今年の10月だったと思いますが、多分もう同型パーツも無いだろうし、これを機会に新しいシリーズに交換しようかと思っています。その時には、少し掛け心地の修正もして貰わないと。

顔の形状をスキャンして、一番最適化した状態でフレームをカスタマイズしているEYEMETRICSですが、それでもちょっと掛け心地に違和感を感じるときとか、顔だって年齢や体調で多少なりとも変わってくるので、全く問題が無いわけではありません。それこそ「生体有機素材」みたいな材料でメガネフレームを作って、「身体の一部」みたいな形状にでもしない限りは、違和感は無くならないだろうなぁ。と言うか、そこまで出来るような有機技術があるなら、眼球に対して刺激を与えて、視力回復できるような技術が生まれているだろうけど。「視覚」というのは、一番重要な機能でもあるので、何とか使える範囲で維持していきたいですね。

2025年8月27日

(UA) NRT-SFO-LAS/-LAX-HND (4) - Ship Change

ANAから「機材または運航社変更のお知らせ」なるメールが届き、 何だろうとちょっとドキドキしながら開封。内容は、10月末から11月初めに予定しているLas Vegas行きの最初の区画、NRT-SFOのANA便(NH008)の使用機材が、従来のB777-300ERから新シート搭載のB777-300ERへと変わったというお知らせ。実は最初に予約したときに、NRT-SFOも新シート機材だろうと勝手に思っていたんですが、まだ羽田発の一部国際線のみに投入されていると後から知ってちょっとガッカリしていたところ。それでも機材繰りの関係で、上手く新シートの「THE Room」あるいはアップグレードが成功すれば「THE Suite」にあたるかなと淡い期待を抱いていました。それがまだ出発まで2ヶ月以上ありますが、予想通りに取りあえずなったと言う事で喜ばしい限り。勿論機材繰りなんて直前まで色々居有りますから、最悪当日変更という可能性あるけれど、それでもそれまで希望が出来たのはまぁ良いことでしょう(笑)。

早速シートマップを見てみると、以前のビジネスクラスの機材ではシートは全て前向きだけれど、新シートでは後ろ向きのシートと互い違いに配置されているので、ものの見事に前向きのシートが埋まっています。わたしも、最初に指定していた窓際の座席番号から、一つ下の前向き通路側のシートに変更されていました。シートの向きを優先して、配置換えしたんでしょうね。私は出来るだけ通路側のノイズを避けたいので、早速後ろ向きだけれど窓際の席へと変更しておきました。後ろ向きシートには好き嫌いあるけれど、自分の場合は以前のUAのシートで散々体験しているので、特に抵抗感は無いですね。それに、運良くアップグレードされれば、THE Suiteは全て前向きシートなので(それ前提かい)。

このLas Vegas行きが、今の所年内最後の海外旅行の予定ですが、実はその二週間後にLAXへRamsの試合観戦へ行きたいなと言う気持ちも今沸いてきていて、ちょっと迷っています。PlusPointがだいぶ残っているので、30日前から適用でき倍ポイントを払ってアップグレードを確定出来るサービスを利用すれば、お安く飛べるというのもあって悩んでいます。しかも、通常安いチケットだと3泊4日は必須ですが、2泊3日でも変わらない設定もあるので、それならば土曜日に出て、日曜日に試合観戦をして、月曜日に現地を出て火曜日に帰国という、文字通りの弾丸トラベラーでいけそうですし。ただそうなると、今年3回目のHNL行きの2週間後にLASへ行き、その2週間後にLAX行きと、仕事で出張していたとき以来のピンポンフライトになるので、体力気力精神力が持つのかどうか心配です。まだ、30日前までは余裕があるので、暫く悩むことにします(笑)。(続く)

Villa Fontaine Grand Haneda Airport

前回に続いて、今回もT3に接続しているVilla Fontaine Grand Haneda Hotel。特に今回は格安料金が出ていて、最近の相場で言えば半分位の料金で利用できました。

T2から空港内シャトルバスでT1からT3へ移動して、チェックインしたのが丁度18:00頃。T3直結と言う事も有るんでしょうけど、やはりこのホテルは外国人度99%みたいな印象を毎回受けます。部屋に入り荷物を置いて落ち着いてから、夕食は疲れたこともあり、ホテル入り口前にあるローソンで、ハイボール缶とお摘まみ系の食事を調達して部屋飲みで終わりました。 

翌日は07:30の出発なので、05:00に目覚ましをセットして起床。実はこのホテル目覚まし時計が無いので、毎回スマホのアラームをセットするんですが、今回は何となくAndroidとiPhoneの2台を設定しておきました。夜中に2回程目が覚めてトイレにいったこともあり、午前3時位にもう一度寝入ったのですが、アラーム無しだと確実に寝過ごしている状態で、2台設定は正解でした。ざっとシャワーを浴びて06:00前にチェックアウト。空港内シャトルバスでT2へと向かいました。

(UA Leg#13) HND-OKA/-HND

 久し振りの沖縄詣。まだ熱い中、朝から出発です。いつもの様に路線バスで浜松駅まで移動し、丁度開店したところの駅ビルのスタバで朝食。その後新幹線構内に移動して、品川駅へと向かいます。まだ夏休み期間中で、親子グループもまだまだ多く乗車して居るみたいですが、やはり自由席は混雑しても、指定席特にS-Work車両(7号車)は半分も埋まらない乗車率です。

品川駅に到着すると、新幹線側も混雑はしているけれどそれほどでは無い状態。JR東日本の在来線側に出ても、いつもの早朝ラッシュ時よりは空いています。更に京急ホームへと移動すると、こちらもいつもの半分位の感じで、暫くして入線してきた羽田行きの空港急行も座れる余裕があるくらいでした。

羽田空港のT2も、いつもよりは空いていてちょっとビックリ。いつもの様にANA Suite Expressを通過して制限区域に入り、ラウンジへと移動します。ラウンジに入って、そこから見える登場予定の64番ゲートを見ると、まだ空いたまま。この時間にゲートインしていないということは、遅延決定ですね。そんなことを思った瞬間、ANAから10分遅延のお知らせがスマホに届きました。で、更に暫くすると、折返し便となる福岡からの到着機が64番ゲートに入ってきました。

1) HND 10:25 - OKA 13:05 (NH469)

取りあえず10分遅延の10:35発に合わせてラウンジを出て64番ゲートに向かいます。更に遅れるだろうという予想に反して、10分遅れで事前改札がスタート。ただ、PBB途中で止められていて機内へはまだ入れない様子です。その後、途中で待っていた人達が機内へと移動を始めたところで、グループ1からの優先登場も開始され、機内へと入ります。

ゲート前はそんなに混雑していなかったのですが、予約は満室ということで、更に遅延するかなと思いましたが、ドアクローズは10:33、プッシュバックは10:37とまずまずオンタイムでした。その後、D滑走路のRW05へ行くかと思ったら、反対側に機首を向けてA滑走路のRW16Rへ向かいます。タイミングが良かったのか、特に待機することなく10:55に離陸して沖縄へ向かいました。

機内では、軽食を頂いた後スマホを機内Wi-Fiに接続してメールチェックやWeb閲覧をしていたんですが、ここで全貌の壁に貼られているWi-Fiのシールが「Supported by PANASONIC」といつもの違うものであることを発見。少し前に発表された、新しいWi-Fiサービスですよね、これって。で、体感してみた結果ですが、XとかWebとかに組み込まれた動画再生が、以前よりはスムースに再生されている印象はあります。また、以前は何度も途中で接続が切れたけれど、今回は切れることもなく安定して接続していた気がします。

そんなことをしているうちに、早くも沖縄本島へと接近して、北側からのアプローチが始まります。タイミングが良かったのか、そんなに混雑せずにRW18Rへ着陸したのが12:53と10分遅延したのにかなり早めに到着しました。その後誘導路を戻ってターミナルビル側へと移動し、35番ゲートに入ったのは定刻よりも早い13:03と、出発は遅延したのに到着は定刻よりも早くなりました。追い風だったのかな、いずれにしても定刻通りならば何も文句はありません。この後外に出て先ずは所用へと向かいます。

2) OKA 15:00 - HND 17:35 (NH470)

浜松や都内の「猛暑」と比べると、暑いことは暑いけれど過ごしやすく感じる沖縄の暑さの中再び空港に戻ると、まずはラウンジで一服します。この羽田からの到着機も、早着していて戻りの羽田行きはオンタイム。定刻に合わせて、33番ゲートへと向かいます。

事前改札が14:39と中途半端な時刻からスタートします。5分程して優先登場が始まり、涼しい機内へと入ります。このフライトも混雑していて、ドアクローズしたのは定刻を過ぎた15:01。プッシュバック開始が15:07。そこから反転をしてRW18Lから離陸したのが15:17と順調な出発でした。

このフライトは、ちょっと疲れも出たのか食事も頂かずシートを倒してスリープモードでのフライトです。目が覚めると、伊豆半島を通り越して房総半島に差し掛かろうかという状況。Flightradar24で、搭乗機以外の様子を見ると、どうも房総半島から反時計回りに回り込んで、空港の北側からRW16R/Lへと入るパターンの様です。びっしりと到着機が列を作っていましたが、RW16R/L両方を使って次々と着陸しています。搭乗機も無事にC滑走路側のRW16Lに降りたので、誘導路に出て機首を反転すると、結構早めに61番ゲートに入ることが出来、復路も定刻17:35に到着しました。

ここ最近のフライトでは、遅延するのが普通みたいな感じでしたが、今回は往路・復路、どちらも定刻到着で非常に助かりました。この後は翌日に備えて、T3のホテルへと向かいます。

2025年8月26日

本来の赤沢亮正経済再生担当相

 ReHacQに登場した、赤沢亮正経済再生担当大臣。前半は、先日別のチャンネルで話された内容と代替同じ様な内容でそんなに驚きは無かったけれど、後半の本来の担当である「賃金向上担当大臣」「防災庁設置準備担当大臣」としての話が、初めて視聴する内容でこちらの方が今回は興味深い内容でした。

今回の日米関税交渉が起こる前までは、この方に関しては全く知識が無かったのですが、前回そして今回と話の内容を聞くと、失礼ながらかなりの切れ者という印象を受けてちょっとビックリ。特に賃金向上担当大臣に関しての話等は、物価上昇以上の賃金獲得をどうすれば良いかという話で、それって国民民主党が主張している「○○の壁」議論にも通じるものだと思います。こういうところで、国民民主党と協業すれば、彼らにとっても大きな実績になると思うんだけれど、色々あるのかなぁ。結局一番優先するべきは国民の利益なのだから、「与党に協力する」という考え方よりは「どんな手段を使っても自分達の政策を実現する」という実行型野党に成長して欲しいのだけれど。

関税に関しての話については、ちょっとした裏話も追加されていたけれど、やはり問題は合意した事項をどの様にまとめて確定させて双方実行するかという「担保」の問題だと思います。ここでも「合意書」の話が出てきて、赤沢氏は「ナンセンス」みたいな言い方をしているのだけれど、やっぱり正式なもので無くても双方の合意内容なりをまとめたサマリーというか、「これです」と示せるものが我々には必要な気がします。赤沢氏は、説明しても理解して貰えないみたいな半分愚痴みたいな事も言ってはいたけれど、それは凄く理解出来るけれどそこを越えないことには評価にも繋がらないわけですから。本当ならば、既存メディアがそう言うものを伝えて、問題点があれば指摘すれば良いし、評価するべきところはすれば良いけれど、結局は自社の党派性で捏造に近いような編集までする場合もあるのが最大の問題なのかなぁ。赤沢氏も、このチャンネルは編集なしで1時間半話が出来るから出演したといっていたけれど、結局はこういう生データしか信用できない「情報伝達システム」は、大いに原始的だと思う。でも、これを生成AIが要約すると、それはそれでまた偏りが生まれるから悩ましい。

あれだけ騒いでいた関税問題も、最近ではニュースにも上らなくなり、あの騒ぎは何だったんだと思うんですよね。今朝のニュースでは、新関税措置のために米国向けの郵送受付を暫く停止するなんて言うニュースも出てきていて、まだまだ不透明というか曖昧な部分も残っているようだし、齟齬があった部分は修正されて正しく運用されているんだろうか。あれだけ騒いだんだから、そういう後追い取材もちゃんと実行して伝えるのがメディアの役目だと思うのだけれど、結局はゴシップみたいな扱いで注目を集めること優先だからなぁ。ReHacQも、全部が全部良いとは思わないけれど、自分が良質だと感じるコンテンツが多いのも事実。既存メディアの反面教師みたいな印象を受けるコンテンツでした。

甲子園ボウルスポンサー

大学アメリカンフットボールの日本一を決める大会である「甲子園ボウル」を、長くスポンサー支援していた三菱電機から、Family Martに今年から変わるというアナウンス。 

三菱電機は、現在のX1 Super所属の「オール三菱ライオンズ」の構成チームの一つ「三菱電機ソシオテック」が実業団チームとして所属して居た事も有るので、何となくフットボールトの繋がりも感じますが、ファミマはちょっと意外。そのファミマは、もしかすると7/11との統合みたいな可能性もありそうで、もしかしたら数年後には「Supported by Seven-Eleven」になっているかも(マテ)。

コンビニ、特に日本のコンビニはもう「社会基盤」といっても言いすぎでは無いくらいの存在で、でも出店競争は人口減少もあって頭打ち状態。成熟産業になりつつあるコンビニとしては、物販以外の例えばスポーツ振興による健康推進とか、そんな方向へと繋がるんだろうか。因みに放送局もこれまでのNHKから読売テレビに変わるらしい。となると、放送権料も関係する交代なんだろうか。

因みに、現在のファミマ社長の細見研介氏は、神戸大学レイブンズのOBらしい。まぁ、それだけが理由でスポンサーに名乗りを上げたわけじゃ無いだろうけど、理解があることは確かだろうなあ。ファミマで甲子園ボウル関連商品を販売してくれないだろうか。例えば、その商品を購入してくれたら、そこから1円とか5円とかが日本の学生フットボール振興費用として寄付される、みたいなのはダメだろうか。

交代の背景など分からないけれど、良い方向への変化になって欲しいですね。

2025年8月25日

ThinkPad X13 Gen6への道 (14) - Hot Stand-by

メインマシンであるデスクトップ機が突然電源投入できなくなり、更なる出費が予想される酷暑の夏(笑)。正直なところ、パソコンが無ければ日々の生活の半分も進まないような状態に体も心もなってしまっているので、まずは臨時だろうと簡易的だろうと「パソコン環境」を再構築しないといけません。まぁ、一番簡単なのはゲンロク君を起動する事ですが、単にノートブックPCとして使うだけだと、それが外での利用ならまだしも、自宅ではネットワークや周辺機器も接続しているのでちょっと不便になります。

まずは、デスクトップ機に接続していたモニターをゲンロク君に接続して、デュアルディスプレー環境で作業出来るように設定。ゲンロク君は、幸いにもHDMI端子を内蔵しており、本体に直接モニターケーブルを接続出来ます。また、最初はWi-Fiでネット接続していましたが、やはりスピードがちょっと遅いかなぁという印象があり、ゲンロク君本体に同梱されていた、Type-C USB Ethernet Dongleを接続。結果、本体左側のポート類(HDMI/Type-C ×2)が使い潰されてしまいました(HDMI, PD Type-C, Type-C)。

何度か試行錯誤をして、モニターの前にゲンロク君を置いて、拡張ディスプレーを、ゲンロク君を下側にモニター側を上側になるように上下に並べると、カーソル移動も比較的楽ですし、目線の位置も以前のデスクトップ機の時とそんなに変わらなくなります。左右に並べてしまうと、視線が大きく左右に移動するのでどうしても疲れますが、縦に並べると、それよりも視線移動量が少なくて、楽な気がします。

この状態で暫く使用していたんですが、デスクトップで作業用データを入れていたドライブが無いので、ちょっと作業の流れが違ってきてしまい、やりづらさを感じます。外付けのType-AのUSB HDD (2TB)が有るので、この子をゲンロク君に接続すれば、代替策になりそうなんですが、Type-Aは右側に一つある物の、そうすると全てのUSBポートが塞がってしまい、さらに何か接続するときに困りそう。また、左右に外付けデバイスが付いた状態では、ゲンロク君の位置をちょっと直すにしても面倒です。

そこで以前購入して塩漬け状態だった、AnkerのType-C USBドックを出してきて使うことに。この子には、Type-A ×2、Type-C ×2 (1つはPD対応)、HDMI、Gb Ethernet、と揃っていて、ゲンロク君側への接続は、PD用のType-Cのポートに挿入すれば良いだけ。Type-Aもあるので、ここに外付けのUSB HDDも接続出来ます。ただし、一つ困るのが、このUSBドックが内部で電源を配布しているので、65WのACアダプターを接続していても、Type-C PDには50Wしか供給されません。そのためゲンロク君起動時には「低出力のACアダプターが接続されているけどOK?」みたいなメッセージが毎回表示されるのがうざったい。5秒後には自動的に起動するので問題は殆ど無いのですが、やはりうざったいことには変わりありません。損失が15Wなので、100W位のType-Cアダプターを購入しようかと思っています。ただ、色々な種類のケーブルがドックの回りからたこ足のように出てくるので、ケーブルの取り回しが綺麗に出来ないのが難点ですね。それと、ドック本体が結構熱くなるのが気になります。65Wでこうだと100W接続したら大丈夫だろうか。そうなると、100W対応の別のドックを購入した方が安全だろうけど、ますます出費とデバイスが増えるのは勘弁して欲しいなぁ。

こんな環境を取りあえず再構築して、例えばPhotoshopの写真編集とか作業してみましたが、特に問題なく進めることができ、「何ならこの環境でも良いんじゃ無い?! 」と思うくらいにまで宗旨替えしてしまいました(笑)。ただ、私の使い方として、デスクトップ機とノートブック機相互で共通のデータバックアップをしていて、万一の場合でも自分のデータはどちらかに100%残るようにして運用してきました。それが運用機が一台だけだと、何かの理由でゲンロク君を紛失したり故障すると困るわけで、やはり新しいデスクトップ機の購入は必要かなぁ。ただ、最近のデスクトップ機は小型化が進んでして、2ndドライブとか有っても、SSDのみとかで、今の3.5" HDDを移設することが出来ない。ミニタワー機でも、3.5"ベイは一つだけになって、その代わりにM.2のソケットが二つとか内蔵されて、Wi-Fiカードと2nd SSDが増設できるとか、そんな「今風」のシステム構成になっていてちょっと躊躇しています。取りあえず日々の利用は凌げる環境構築出来たので、暫くゆっくりと検討することにします。(続く...)

誤情報拡散は罪

佐々木俊尚氏の引用ツイートから、除草剤として有名な「ラウンドアップ」に関しての虚偽情報を拡散していたネットユーザーに対して損害賠償請求が認められたという記事。現在はSNSというか「ネット」は完全に社会インフラの一つだし、その影響力は大きいわけで、私も当然の措置だと思う。というか、遅すぎるとすら感じますが、対応する企業側も一つ手法を間違えるとかえって火に油を注ぐことになるかもしれず、また余り前例がない対応なので慎重に進めていたんでしょうね。

この手の陰謀論というか理由は不明だけれど何か誤情報に固執する行為というのは、昔も無かったわけじゃ無いだろうけど、伝搬手段が口コミくらいしかなかったから、そんなに大きな影響力も無かったと思います。それでも、大手メディアなどが取り上げると一気に拡散して社会問題になるのは今と変わらず、所謂「慰安婦問題」の吉田証言とか、今でも問題として残る話も多々あると思います。それがSNSが一気に拡散する時代となり、取り上げる方だけでなく書き込む方の敷居も一気に下がってしまい、混乱しているのが現状ではないだろうか。あと、何となく自分から名乗らなければ「匿名性」が担保されると勝手に誤解していることも理由じゃ無いだろうか。つまり「野次馬の一人」なら罪は無いだろうみたいな誤解があるような気がします。

この手の話を聞く度に思うのだけれど、それなりの規模の企業ならば経済的にも余裕があるだうろし、それなりに伝もあるからこういうことは可能だろうけど、個人レベルで社会的に晒されてしまったらもうどうしようもないのも大きな問題だと思う。一つ感じるのは、ネット社会の前提として「発言の自由、議論の自由」は必要な事で、そうなると「意見と誹謗の境界線」みたいなものがかなり悩ましい所も。科学的に反論しようとしても、その内容を理解出来なければ相手も納得しないわけで、そうなると幾ら正しい事を言っても回りはこちらが悪者とみることも少なくない。そうなると裁判のような公正な場所で証明して貰うしかないけれど、それが中々難しいですよね、一般の人間にとっては。

デジタル庁当たりが音頭を取って、「ネット誹謗駆け込み寺」みたいな仕組みが出来ないだろうか。有る程度学習させた生成AIを先ず最初のコンタクト先にして、ここで適切性などレビューしたら、次の担当者に回して戸別に必要な対応をするみたいな仕組みだったら回りそうな気がするけれど。問題投稿をしているID(=投稿者)の特定、そこに対しての警告の発令、蒸しるいは改善が無い場合に次の対応に移る処理等、有る程度機械化しつつも生成AIが柔軟に対応出来るような気がします。この日産化学の訴訟が、そういう方向性に進む一つの切っ掛けになれば良いと思いますね。

2025年8月24日

ThinkCentre M720t逝く

人生に於いて「別れ」なんていつも突然にやってくるもの(涙)。朝起きて、いつもの様にマスター機のデスクトップ機の電源を入れて、暫く使った後、朝食のために離席。1時間程して部屋に戻ってくると、デスクトップ機のモニターが消えています。いつものディスプレーオフになっているんだろうと思いつつ、キーボードを叩いてみますが復帰しません。よく見ると、PC本体の電源ボタンも消えています。押してみても反応しない。ここで嫌な予感が... 何かの理由で電源が落ちてしまったような気がします。

取りあえずPC本体をラックから出して、カバーを開けて内部を確認して見ますが、特に何か燃えたような異臭は無し。連日の暑さで熱暴走したのかなと、内部をブロアーで拭いてファンなどを綺麗にしてもう一度組み立て直します。電源コードを接続して、再度電源ボタンを押してみますが、電源が入る様子は無し。どうも電源ユニットが逝ってしまったような気がします。電源ユニット(PSU)は交換可能だけれど、確か現在使用しているモデル(ThinkCentre M720t)は、一般的な互換PSUではなく、少し変わったタイプのものなので、同型機のパーツで入手しないとあわない可能性があるんですよね。それと、実は数年前から、何故かBIOSの更新が出来なくなってしまい、どうしようか悩んでいたこともありました。多分、データは生きていると思うので、これも何かの啓示だと思い変え変えることを決めました。それならば、OS区画拡張用にSSDを入れ替えたのも、もう少し待てば良かったかと後悔ばかり出てくるのは仕方ないのかなぁ。

代替機をAmazonで探してみたら、多分同型機と思われる製品が5万円弱位ででていて、これなら最悪PSUだけ移植しても良いかなと心がちょっと揺れます。一方で、今更5~6年前の騎手に戻ってもなぁという気も強く、今のミニタワーからもう少しスリムなタイプにしても良いかなという気も。幸か不幸か、来週はほぼ一週間出かける予定が入っているので、余りデスクトップ機に触れる時間も無いので、出来ればその間に購入して、再来週初めくらいには手元に来ているのが理想だけれど、厳しいかなぁ...

丁度ゲンロク君が本稼働になってきたところなので、日々のネットアクセスには取りあえず問題が無いのが不幸中の幸いかなぁ。あと、ゲンロク君はHDMI端子を内蔵しているので、デスクトップ機用のモニターを接続して、拡張画面で仕事が出来るので、ほぼデスクトップ機感覚で出来るのも助かります。案外デスクトップ機は卒業して、このままノートブックPC+4Kモニターで利用するのも良いと思ったりして。内蔵していた3.5" HDD(複数台)は、外付けのUSBアダプターもあるし。ただ、やはり古いパソコンユーザー世代なので、デスクトップ機に対しての愛着があるのも事実で、最新のモデルを購入してしまいそうです。(続く...)

梅仕事2025 (3) - 漬け戻し

今年塩漬けした梅干しの土用干しも無事に終了。 本来は、二日間は昼間日干しして、三日目はそのまま夜間も外干しをして夜露に晒してから再び梅酢に漬け戻し、そのまま何ヶ月か保存をして熟成するのを待つもの。今回は二日間外干しして、毎日酷暑が続く暑い日が続きましたが、もう一つ乾燥具合が進んでいないような気もしたので、三日目も外干しを実行。四日目の梅干しは、干しカゴに敷いてあるクッキングペーパーにもくっ付くことも無く、昼間はいつもの様に酷暑の中外干しをして、夕方になっても取り込まずそのまま外干しで夜を迎えました。

カラカラに干された梅干しの皮が、夜露で水分がもどってしっとりするのが、この夜干しの目的らしいのですが、ずっと酷暑猛暑が続いていて、夜露なんか落ちてこないような乾燥具合。余り変わらないんじゃ無いかと思ってその夜を過ごして、朝確認して見てびっくり。梅の表現にびっしりと水滴が付いていて、しかもクッキングシートもじっとりと濡れています。一瞬、夜間ににわか雨が降ったのかなと思いましたが、回りにそんな雰囲気は無いしなるほど自然の力は凄いなと感心しました。

そのまま外干しをして水分が乾いてから、梅酢を入れた保存瓶に戻そうかと思いましたが、この日は少し曇り空でにわか雨も心配だったので、取りあえず室内に取り込んで扇風機を回して表面の水分を飛ばすようにしました。午後になって表面も乾いたので、日光消毒をした梅酢を戻した保存瓶に梅を戻すことに。今回生梅の状態で8kg以上有ったので、漬けた状態でも6~7kg位はありそう。本当は大きめの保存瓶に全部入れたかったのですが、全部は入りきらないことは明らかだし、4種類の梅のうち完熟していたものはどうしても皮が破れてしまったりしているので、これは別に保存したく、状態の良い梅でしっかりしたものを大きめの瓶に集め、不揃いで皮が破れているようなものは小さめの瓶で熟成させることにしました。

瓶に干した梅干しを順瓶に入れて、最後に同じく乾燥させた赤紫蘇を少し敷き詰めて、そこに梅酢を戻して全体が浸るようにします。一晩たって様子を確認して見ると、梅干しの隙間が埋まってきたのか、全体が少し沈み込んだ状態になっていました。もう少し様子を見て、分けておいた小さい保存瓶の梅も大きな瓶に移動させて、一つにまとめて保存しようかと考えています。これで、夏の梅仕事は完了。後は様子を見ながら、年末くらいに食べ頃になるのを末だけです。(続く)

2025年8月23日

8月ジャーナリズム

同じく佐々木俊尚氏の引用から、毎年終戦記念日に突出する「8月ジャーナリズム」なるもの。この言葉は今回初めて聞いたけれど、まさに自分が感じる違和感を一言で言い尽くす気がします。 

実際、8月に入るとどこのチャンネル・メディアも「あの戦争を」とか「あの日を忘れない」とか、8月6日、9日の広島、長崎原爆投下の慰霊から、15日の終戦記念日まで報道を埋め尽くすけれど、それが終わると潮が引くようにその話題は消えてしまう。蝉の一生じゃ無いけれど、8月に入ると突如情報世界のトップに現れるけれど、1~2週間もするとスッと消えてしまい、翌年の8月まで休眠状態に入るかのよう。以前から疑問だったんですが、本当に大東亜戦争、あるいは太平洋戦争に対しての反省なり謝罪なりの気持ちを表すのであれば、終わったときでは無くて真珠湾攻撃で開戦となった12月8日を「反省と謝罪の日」とするべきでは無いかと思うのだけれど。勿論、12月に入ると開戦時の話題もメディアに表れては来るけれど、8月のこの大量の報道・特集と比べたら、「12月ジャーナリズム」何て存在しないくらいの規模に感じます。

この終戦を境に、日本の社会構造が良くも悪くも大きく変わって現在の「日本」がある事を考えれば、その影響の大きさから8月に話題が集まることは理解は出来ます。でも、そこで言われることが、戦争に対しての反省だったり、周辺諸国へ及ぼした被害に対しての謝罪であるならば、やはり一番適切なタイミングはそういう結果を導いてしまった「開戦の日」が相応しい気がします。仮に、日本が戦争に勝利していたのならば、「終戦記念日=処理記念日」なので、終わった日を記念日にするのは分かるし、実際連合国側はそういう記念日を設定しています。それも合って、ますます違和感を個人的には感じるわけです。

今年は、特に「戦後80年」という事で、例年以上に特集などを組んでいるメディアもあるけれど、60年とか70年の頃って、そんなに取り上げていなかったような記憶もあるんですよね。70年目の時には、安倍総理の時代で「70年談話」の内容に注目が集まっていて、「戦後70年を過ぎ、これを最後の談話に」という意図から、かなり汎用的な内容でかつ過去では無く未来を見据えた談話を発表したけれど、石破総理はそれを巻き戻すような「80年談話」を出したいような話も聞こえてきます。当時の「戦争の記録」は後世での研究のために残すべきだと思うけれど、「戦争の記憶」に関しては歴史の一つの墓標として引き継いでいく頃合いじゃ無いだろうか。ただ、それは戦争の事を忘れるのでは無く、その内容というか悲惨さ苦しさに関しては、今実際に起こっている事例が有るのだから、それをもっと真剣に考えて対応するべきだと思う。その為にも、8月に拘るジャーナリズムは逆に弊害に成りつつあるように感じます。

「語り継ぎ」よりは「記録継ぎ」

佐々木俊尚氏のVoicyから、自分の経験・記憶を語り継ぐ「語り部二世」は無意味ではと言う話。私も何度か同様の事を書いてきたつもりですが、その通りだと思うし、その後本人にしても何十年も経過するうちに語る内容も変化していくだろうから、本人の「語り」ですらそれは「事実」では無く「記憶の一つ」として判断・理解するべきだと思う。 

多くの「語り部」の内容は、戦時中戦後の悲惨な状況を語るものが殆ど。そう言う経験をされたことは悲しい体験であることは事実ですが、それならば現在進行形の形でまさにそう言う経験をしている人達は世界中にいるわけです。本来ならば、そういう人達の「生の声」にこそ、もっと耳を傾けるべきでは。日本が当事者では無いからとか、言葉が違うから伝わりづらいみたいな理由から、何十年も前の話よりも現在の話が疎まれていることは何か違う気がする。例えば、80年前の戦争の形と今の戦争の形では、違う部分もあるかもしれないけれど、「一人一人が被害を受けて厳しい体験をする」事に変わりは無いはず。ならば、今毎日体験している人達の「語り」こそ、まずは耳を傾けるべきものだと思う。

「違い」という意味では、今の日本の状況を考えると、「日本が戦争を始める」事よりも「日本が戦争に巻き込まれる」心配をもっとして、そのために必要な準備なり対応を考えないといけないんじゃないだろうか。最近まことしやかに言われている「中国の台湾侵攻」だったり、「北朝鮮と韓国」の対立だってどうなるか分からない。代替多くの場合は、日本の終戦とか戦後の話に集中しているけれど、「何故日本が戦争に突入したのか」という部分の話は殆ど聞きません。先日も引用したけれど、ある日突然誰かの命令で始まるわけでは無く、何となく色々な要素の掛け違いから、ズルズルと危険な領域へと日本全体が進み、結局気がついたときにはもう後戻りできない状態だった、みたいな事が強いて言えば原因だった様な気がします。そう考えると、今のウクライナ侵攻は、ロシアの一方的な武力介入から始まっているわけで、戦争の形も変わってきていることをもっと認識しないといけないのかも。

少なくとも今の時代はから昔の状況を振り返ろうとすると、当時の記録を集めるしか無くて、それは書類だったり書籍だったり手紙だったり、要するに「紙に記録されたものを集める」ということ。紙なので、紛失したり破れたり消失したりと失われるリスクも大きいけれど、それでも何百年前の記録が残っている位だから、優位な方法だと思います。ところが今の「情報」は、多くがデジタル化されていて、ある日突然全てのデータが消失するリスクは大きい。情報量としては、10年、20年前と比べても何倍何十倍もあるはずだけれど、その保全性は凄く脆弱だと思うし、増えた情報の信頼性も実はそのデータ量ほど増えていない事も事実。昔は紙も貴重だったから、そこに記録を残すことはとても重要な作業だったと思いますが、今は誰でも簡単にネットに記録することが出来る分けですから、その「重み」も違うだろうし。そう言う意味では、デジタルデータは何重にもバックアップや複製を作成しておくべきだし、それこそ今やるべき作業じゃ無いだろうか。

2025年8月22日

多国籍自治会

最近よく耳にするようになった外国人居住者。島国日本と言えども、今年はインバウンドが4,000万人超えになりそうで、日本の総人口の1/3の外国人が毎年訪れる状態。その中の仮に1%が長期滞在や定住するとしたら、毎年40万人の外国人が国内に増えて行くことになるわけで、事情から帰国する人や亡くなる人の分を差し引いても、20~30万人位は年々増加していると思っても間違いじゃ無いかも。実際産経新聞の記事にも、昨年の状況では日本人人口は90万人減ったのに対して、外国人人口は35万人増加して現在は367万人の外国人が国内に定住していることに。これって、ほぼ横浜市くらいの人口規模ですよね。

そんな状況だから、全国の市町村では外国人住民の割合が10%を超えるところも20市区町村に達しているとか。浜松市も、30年位前かな、ヤマハ、ホンダ、スズキなどの地元企業が、労働力として日系ブラジル人等を大量に誘致したりしたので、今でもその時に来浜した人や、その家族、あるいはその後そういう話から浜松に来た人も多く居ると思います。更に最近コンビニに行くと、多分東南アジア系と思われる男女の若い店員さんがレジ打ちとかしている様子をよく見るようになり、どういう経緯から浜松に来ているのかちょっと不思議でした。 

浜松なんて、ほんの40~50年前は地方の1都市で、外国人なんて見ることも珍しいくらいの土地だったけれど、時代はあっと言う間に進んで行き、地元のイオンモールへ行けば、日本語、英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語でアナウンスが流されるようになりました。浜松市からのお知らせとかゴミ出しの注意書きなんかも、多言語対応しているし、偶に区役所とか市役所に行けば、東南アジア、中東、南米、欧米、中国、と色々な地域から来て浜松で生活しているであろう人達を見ることも珍しく無くなりました。島国で入国する時の不便が大きく、どちらかと言えば歴史的に閉鎖的な要素のある日本であっても、もうこういう状況は必然ですよね。

うちの自治会にも、複数の国から日本に来て生活している家族が何件かあって、今は落ち着いているけれど、以前はそれこそコミュニケーション不足だとか、情報不足で行き違いもあり、トラブルに繋がる事もありました。色々思うところはあるんですが、自分の多少なりとの海外経験から感じるのは、「基本は『日本』のルールに従って貰う」一方で、それを押しつけるような事から反発を生んで、彼らが「独自コミュニティーみたいなものを作る事は避ける」対策というか指導が必要じゃないかと。アメリカの場合だと、有名なLAの"Little Tokyo"の様に、日本人も最初は独自コミュニティを作るけれど、日本人の場合はそこから米国社会の中へ分散して行く割合は多いんじゃ無いかと思います。一方で中華系とか韓国系はどんどん自分達の「街」に収束していく気がするし、スペイン系はもう完全にアメリカ国内の中でのメジャーになってしまったし。ただ、アメリカの場合は元々移民の国で人種も複数存在していたから、そういう前提の社会だったのでまだ対応出来ると思うんですが、日本場合はそういう準備というか免疫が無い状態。だから、何度も書いているけれど「多文化共生」の考え方は良いけれど「他文化強制」になってはいけないし、やはりベースの「日本」という部分は崩しちゃいけないと思うんですよね。

2025年8月21日

梅仕事2025 (2) - 土用干し

今年も始めた「梅仕事」。昨年と異なり、何パターンの梅も仕込めましたし、量的にも3倍少しあるので、昨年以上に作業は大変かなと思っていましたがちょっとその予想が当たりました。今年は梅雨入りも梅雨明けも早くて、7月の土用の丑の日前に干す事が出来去年よりも早く7月中に土用干しが出来るかなと最初は思っていました。 ところが、梅雨明けして暫くしてから数日ごとに天気が悪くなるような状態が続き、晴天の日が何日か纏まって続くタイミングが中々取れません。8月に入ると、「えっ、今頃梅雨?」みたいな天候に変わってしまい、ずっと梅干しは赤紫蘇に使ったまま。それでも、お盆の頃位から天気が回復して、やっと暑い日差しが何日か続くようになり、やっと今年の「土用干し」をスタートしました。

去年は、魚の乾物を作るような干しカゴを買ってきて使ったんですが、その後倉庫を整理していたら、以前使用していた干しザルが幾つも出てきたので、今年はそれを使うことに。更に昨年は、干しカゴの編み目に梅干し自身の重みで果肉が食い込んでしまい、その状態で乾燥するから移動するときに皮が破れたりして困りました。その後ネットでクッキングシートを敷いてその上に梅干しを並べると、編み目やザルに固着せずに剥がすときも楽に出来るというハックを知り、今年はそれを真似てみました。

本当は、後で比較するために4種類それぞれのザルで干したかったんですが、個数が多いものは一つに乗り切らず一部混在して干すことに。漬けたときの果肉の状態が比較的青梅に近いものから、完熟近くまで追熟しているものも有るため、かなり状態は異なります。去年も追熟しすぎるくらいの状態で、干している最初は網に果肉や皮がへばりついて苦労しましたが、クッキングシートを引いても、そこに固着するものはやはり有ります。ただ、個数的にはクッキングシートを利用したほうが、梅の状態もかなり保持されますし、剥がすときも比較的楽に出来ました。1日目は、まだ果肉の水分が抜けきらずに、追熟が進んでいたグループは結構ぐじゅぐじゅしていて「失敗したかなぁ」と思いましたが、二日目ともなるとかなり水分は抜けてきて、追熟気味の梅もかなり乾燥して堅くなってきました。この後、三日間昼間外干しをして様子を見て四日目に一晩そのまま夜露に塗らして土用干しを完了する予定。三日目、四日目は、浜松も35度越えの酷暑になったので、かなり水分が抜けてカチカチになってくれる気がします。

平行して、赤紫蘇をザルで漉した梅酢も新しい漬物用便に入れて日光消毒し、赤紫蘇も外干しして一度乾燥させて、この後の漬け戻し用に取り分けて、少し残った分は更に乾燥させて「ゆかり」にすることにしました。昨年漬けた梅干しで使っている赤紫蘇も、この後乾燥させて「ゆかり」にするつもりで、かなりの量が出来そう。福神漬けや柴漬けが大量に製造できそうです。(続く)

Google Pixel 10

GoogleがPixel 10シリーズを発表。現在使用して居るスマホの一つはPixel 6なので、購入して4年は経過しているわけで、そろそろ買い換え時期。ただ、一つのスマホであるiPhone 15 Proが、docomoの「いつでもカエドキプログラム」 で購入したものなので、今年の12月に2年満了となるので更新が必要に。当然狙うのは、まだアナウンスされてはいませんが、iPhone 17。同時にAndroid系も更新するとなると、コスト的な問題とスマホ更新による色々リスクも考慮する必要がありますよね。

私のスマホの使い方としては、

  • Android系は、昔から使っているパーソナル目的用のスマホで、基本身内との通話が殆ど。もう一つは、電子マネー用端末で、FeliCa系はこちらに集約しています。
  • iOS系は、元々は仕事で使っていたものを電話番号だけポーティングして、半分ビジネス用として使用しているもの。さらには、海外へ行ったときには現地の通信用端末にしていて、それは決済手段として海外ではApple Payが事実上のスタンダードになっていることも。
がベース。一次はFeliCaもiPhoneで使えるようになったので、iPhoneに集約することも考えましたが、海外に出たときにはiPhoneを現地のeSIMで利用するようになった事もあり、今の所この2台使いは暫く続きそう。特にiPhoneはシリコンオーディオも利用しているから、どうしてもこちらが手放せなくなってしまいました。まぁ、こちらはAppleへの「御布施」と思って更新しているけれど、今回は返却だけして本体は自腹で購入しようかなぁ。

Androidは、前回Pixelに変更して特に問題なく利用出来ていますが、どうもFeliCaの反応が時々遅くなるのが悩み。最初の頃は、FeliCaのタスクが停止していて、ログインしないと使えないような場合も有り、一度捨てようかと思ったこともありましたが(笑)、その後Android OSが修正されたのか、暫くすると普通に使えるように。でも最近また反応が遅れる、何度か端末に漬けたり話したりする必要が有るなど、使い勝手に難あり状態に。Pixelを使用しているので、Pixel 10に以降するのが一番スムースかと思いますが、Motorolaのg66j 5Gが、コスパも良いしFeliCa/NFCも使えるし、気持ちはこちらに傾いていることも事実。何となく、今回浮気そうな気も。でも、今朝から急にPixel 10のTV CMがバンバン流されるようになって、また気持ちが揺らいでいます(笑)。

取りあえず、年内最後のフライトが11月の初めに予定しているLas Vegas行きで、それまでは編に通信環境を変更してトラブル遭遇したくありません。ですから、色々妄想は膨らませつつも、実際に更新するのは年末近くになってからでしょうね。まずはPixel 10のレビューとかちぇっくしてみるかな。

2025年8月20日

梅仕事2025 (1) - 2年目スタート

去年から始めた、自宅での梅干し漬け。梅が大不作で殆ど手に入らず、少量を兎に角見よう見まねで塩漬けしてから、赤紫蘇漬け、土用干し、漬け直しと何とか完了。年末に、毒味もかねて(笑)試食してみたら、これが思いのほか自分好みの梅干しに漬かっていて、以後チビチビと自作の梅干しを楽しむ日々を送っています。これで味を占めたので、今年も梅仕事をやってみることに。 

昨年は梅が不作で殆ど手に入らなくて一時期諦めました。今年はそんなことは無いだろうと思っていたら、名産地の和歌山の南高梅は、春先に霰の被害があり傷付きの梅が多いとか、やはり気候障害で今年も梅の実は不足気味の様子。それでも昨年よりはだいぶスーパーとかJAのファーマーズマケーケットで見かけるようになりました。今回は、最初は昨年程度の分量と思っていましたが、最初に購入した梅の実の量が少し足りない気がして、その後買い足していくうちに結局は昨年の3倍少し位の量を付けることになってしまいました。今年は、次のような4箇所で購入した梅の実を使っています。

  1. JAファーマーズ・マーケット(地元産の青梅)
    自宅で完熟させるつもりでLサイズ位の青梅の3kgの袋を6月終わり頃に購入。でも、購入後選別してみると、傷が酷いものやその後追熟が進みすぎて使えなくなってしまったものなどあり、実際に塩漬けしたのは2.3kg位。
  2. イオンスーパー(南高梅の青梅)
    いつもの様に近くのイオンスーパーへ行ったところ、南高梅等の青梅を売っていたので、思わず購入。1kgの袋を二つ購入しましたが、選別後実際に漬けたのは1.4kg位。
  3. Amazon完熟南高梅
    性懲りも無く、Amazonで「訳あり完熟南高梅」の広告が表示されて、「そう言えば今年は青梅ばかりだな。比較のために完熟梅も付けようか」とポチってしまったもの。ところが、何かの手違いか、「完熟」なのに届いたのは一週間後。商品説明では「熟して落下した直後の梅を直ぐに梱包して出荷」と書かれていたけれど、どう見ても青梅のものも半分位含まれていて、「完熟」していると思われものは1割位。推測するに、注文が集中しすぎて発送が追いつかず、兎に角梅の実をかき集めて帳尻合わせしたような感じです。3kgのパッケージを注文して、2.8kg位を塩漬けに回しました。
  4. JAファーマーズ・マーケット(地元産完熟南高梅)
    もういい加減梅漬けは良いかなと思いましたが、偶々入ったJAのファーマーズ・マーケットで、地元産の完熟南高梅の袋を売っているのを見つけて、つい手が伸びてしまいました(笑)。やはり質はちょっと落ちて、1kgの袋二つ購入して、実際に使用したのは1.6kg位でした。
合計で、8.,1kgの梅干しを今年は漬けました。去年は2.4kg漬けたと記載しているので、分量で言えば3.4倍位の分量です。で、最初の塩漬けですがこれがちょっと面倒でした。最初からまとめて梅を購入したわけではなく、その都度購入して洗浄をして乾燥させて、それを塩漬けにしていました。今年はちょっと簡易的に、

  1. 大きさで5リットル位のポリバケツを準備して、ここに二重にした漬物用ビニール袋を入れて、その中に青梅と塩を入れて、重しを置いて付けることにしました。
  2. ポリバケツに仕掛けた二重のビニール袋の底に、まずは塩を薄く引いて、そこに洗浄して乾燥させた梅の実を、一つ一つ35度の焼酎(ホワイトリカー)で洗い、念のためにヘタを取った窪みや傷があるような場所に塩を盛ってまぶしてから袋に入れていきます。
  3. 一段入れたら、塩を全体に振りまいて、また梅の実を入れていきます。
  4. 全部の梅の実を入れ終わったら、残りの塩を上からと周りの隙間に振り掛けていきます。今回も塩の量は18%で軽量していますが、厳密には17%位かな。
  5. 去年は梅の実を入れた漬物瓶の口が狭くて重しを入れる事が出来ませんでした。その反省から、今回はポリバケツで漬けることに。具体的には、重りをZiplocの袋に入れて(※重りが直接梅の実に触れるのが嫌だったから)、梅の実の上に置き、その状態でまず内側のビニール袋の口をぎゅっと締めます。その後、外側のビニール袋の袋をぎゅぎゅぎゅと締めて、重しを出来るだけ押しつけるようにします。
  6. これを、日付けをずらして(※購入時期が違うので)、結局水色のポリ袋が四つ並ぶことに。それぞれ、1日目には1/3位、2日目で半分少し、3日目にはほぼ梅の実全体が梅酢で漬かるようになりました。
  7. 漬け始めから一週間位は、一度縛っているビニール袋の口を開けて、中の梅の実の位置を揺らして移動し、再び重しを置いて口を締めることを毎日繰り返しました。
半月くらい過ぎて、7月も中旬くらいになったので、今度はビニール袋の中身を漬物用瓶に移して赤紫蘇漬けにすることに。昨年は、赤紫蘇の葉を購入して、これのあく抜きから初めて赤紫蘇漬け用の紫蘇漬けを作ったのですが、今年はちょっと手を抜いて販売されている既に酢もみ済みの赤紫蘇のパッケージを購入してこれを漬かって紫蘇漬けへと移行しました。後から気がつきましたが、やはり売っているものだと少し色づきが薄くて、これだったら自分で紫蘇もみした方が良かったとちょっと後悔しています。

その後、7月の土用干しをするつもりでしたが、この頃天候が不順気味になったり、出かける予定があったりとして、中々三日から四日間日干しできる環境に巡り会いませんでした。8月に入ると、予想外の雨が続いたりして、やっと先週後半くらいから再び「暑い夏」が戻って来たので、梅の土用干しをすることにしました。(続く...)

2025年8月19日

店内調理

コンビニのMINISTOPが、全店で店内調理を停止するというニュースを観て「何があったんだ」と思ったら、その前に消費期限偽装行為があり、それが店内調理の商品販売時間を延ばすため、ということからこのシステムの見直しなどをするというのが理由らしい。まぁ、当然必要な措置だとは思うけれど、私は利用することは殆ど無いけれど、MINISTOPってこの「店内調理」が売り物だったと思うので、影響はかなり大きいのでは。

この「店内調理」って、最近ではLawsonがCMでよく流しているのを目にするし、「店内調理」とまでは言えないのかもしれないけれど、ファミマでも7/11でも、店内の揚場で作ったであろう唐揚げとかホットドッグみたいなものかと、レジ横に並べられている光景はもう普通に見られます。私は、ちょっといろいろあって揚げ物系が苦手になってきているので、もう何年もあの店頭の揚げ物に手を出したことがありません。で、店内調理のお弁当系も、基本おかずは揚げ物中心になるので、どこのコンビニでも最近はお弁当を買わなくなりましたね。昔はよく見た記憶がある、幕の内系のお弁当って、最近殆ど見なくなって、それこそカツ丼とか唐揚げ弁当とか、パワー系ばかり。あと、年齢のせいか味付けも淡泊な傾向になってきているので、先日ちょっとドッシリしたものが食べたくなって、ソース味の焼きそばを買ってきてレンチンして食べたんですが、余りのソース味のくどさに半分位残してしまいました。最近のコンビニ弁当はボリューム訴求型が多いけれど、それとともに味付けもボーリューム増強している気がする。

今回の期間偽装の理由は、少ないリソースで色々なこと特に手間が掛かる店内調理品の準備が大変という理由が大きいらしく、そりゃそうだよなぁと納得出来る話。商品管理が一番大変だと思うけれど、「賞味期限」や「消費期限」が有る食品類はさらに期限管理が必要だし、そこに更に調理加工作業も加わる「店内調理弁当・惣菜」は、更に負担が増えることは素人でも想像が付く話。私はコンビニでのアルバイト経験は無いけれど、飲食系のバイトは学生時代やったことが有りましたが、メニューにバリエーションが増えたり(トッピングが分雑化する)、新しいメニュー品目が増えると本当にアタフタしてしまいます。新しいメニューが増えて、古いメニューが同数減ってくれるならまだしも、基本はどんどん増えて行くわけですからね。似たような後世でも、トッピングが違うとか、似たような名称でも内容が違うものとか。ハンバーグでも、普通は焼いてデミグラスソースを使うのに「和風」と付いたら、大根おろしに大葉に醤油ソースにと、準備するものの手順も違ってくるのは大変。

同じ「店内調理」でも、昔から有るお惣菜屋さんとか、肉屋のコロッケとか、決して悪い話しじゃない。コンビニだって、お弁当とかお握りが主力商品なわけですから、そこに某かの付加価値を付けてビジネスを伸ばすのは正しいアイデアだと思う。ただ、もう少しやり方は考えた方が良いんじゃ無いだろうか。私、昔から思うのが、コンビの駐車場エリアにキッチンカーが何台か日替わりで来てくれるような仕組みってダメだろうか。店内お弁当は、セントラルキッチンのボリュームを生かして、大容量低価格みたいな路線でバリエーションを増やし、個性化とか変化を求めるなら、キッチンカーでバリエーションを出すというのもありかなと。勿論どこでも可能とは言えないくて、有る程度ランチ需要のありそうな地域とかになると思うけれど。また、別にキッチンカーが常駐していなくても、キッチンカーが自分達のお弁当をコンビニに納品して売って貰っても良いのでは。店頭での営業は1~2時間で、その後は店内にお弁当をコンビニ側が仕入れて販売すると。地方のコンビニは、結構駐車場が広いので、そう言うのでバリエーションを作ったり、キッチンカー側も営業の幅が広がると思うけれど。

宅配受け取り問題

先日Amazonで何品か品物を注文した時の事。特に高価な物では無いし、デフォルトの「置き配」での配達を選択していました。その配送予定日の夕方遅くに、突然自分のスマホに知らない電話番号からの着信が。「050-」から始まる番号で、通常だと知らない番号は一度留守電に落とすのですが、この時は何となく気になって直ぐにその電話番号を検索に入れて調べてみたら、Amazonの宅配担当者の番号と表示されて慌てて着信しました。相手の方は、検索結果通りAmazonの配送担当者の方で、話をして見ると「置き配」で今自宅前にいるが、荷物の一つが長さのある品物なので置き配用の外に置いてあるコンテナボックスに入らない、という内容。慌てて電話をしながら外に出て、無事に荷物を受け取りましたが、こんなこともあるんだとちょっと意外でした。 

置き配用として外に置いているコンテナボックスは、縦・横・深さ60cm位の、結構大きめの箱。書籍類は勿論、蜜柑箱くらいの段ボール箱でも余裕では居る大きさですが、今回の場合は斜めに入れても端が飛び出てしまい蓋が閉まらないので、それで連絡先に電話を入れてきたようでした。殆ど使っていない、もう一回り二回りくらい大きなコンテナボックスもあるので、こちらと入れ替えようかとは思っていますが、余り大きなものでも逆に目立つのは嫌だなぁという気も。高価な品物などは対面受け取りを選択するだろうから、ここに入れて貰うのは高くても数千円程度の、ある意味消耗品みたいなものが殆どですが、それでもそこそこの値段のものの受取でも、どうしても外出している間に配送が予想される場合は、こちらに変更することも少なくないので、悩みますね。

先日ネットを見ていて「おっ、これは良いアイデア」と宅配ボックスは、

  • 形状は縦長の設置タイプの宅配ボックス
  • 天板を開けて、上から荷物を中に入れて、出すときは手前の鍵つきのドアを開けて取り出す方式
  • これは「良いアイデア」と思ったのは、天板を開けると直ぐに弁みたいな部分があり、これは、下向きには動くけれど水平以上は開かない構造になっていること
  • そのため、中にスペースがあれば上から下へ入れたり落とし込むことは出来るけれど、上から中の荷物を取り出すことは出来ない構造になっていること
  • 「弁」は、蓋部分の四角形の辺の部分を、三角形の底辺にして複数部分に分割した形で、中央から放射状に三角形が集まって居るようなデザイン。三角形の間に隙間があるので、中にどんなに持つがどんな状態で置かれているか分かるので、その隙間に新しい荷物を入れることも出来る
  • 中に荷物がそれなりに入ってしまうと、三角形の弁が荷物に当たり下がらなくなったり、例えば二人がかりで一人が複数の三角形の弁を下げて隙間を作れば、もう一人が取り出せるなど、リスクはありそう
  • 今ある同様の構造のものだと、蓋にL字型に底が付いているようなもので、蓋を開けてその底部分に荷物を置いて蓋を占めると底が斜めになり中に荷物が落ちる形式。蓋を開けたときには、内部は完全に塞がれるので荷物は取り出せない構造。自販機の取り出し口が、こんな構造のものがありますよね。
  • これまでのものと比較して、今回の様に細長いものとかでも、上から見て隙間に挿入出来るし、こう言う「逆止弁」みたいなデザインは優位性があるように思います。
  • 残念なのは、その製品紹介というか記事のURLが見つからなくて、もしかしたら二度と見ることが出来ないかもしれないこと orz
Amazonにしても、クロネコさんなどの宅配業者の方も、今コンビニと同様に毎日を生活を支える文字通りの「生命線」。暑い中配達してくれることには、本当にありがたいですね。このサービスを無くさないためにも、受け取る側も色々工夫できると良いなと思います。一方で対面受取が必要な荷物も、まだまだ沢山存在するわけで、その受け取りタイミングを上手くマッチアップさせる仕組みが進化するとユーザーとしても嬉しい。コンビニ受取なんかも、その一つだと思うけれど、やっぱり自宅で受け取りができるような仕組みが一番だと思うし。例えば「受け取り担当AI」みたいなものがあって、玄関で対応して荷物を受け取り室内に収納する、みたいなロボットみたいなものが出来たらどうだろうか。底までコストを掛けるよりは、大型の宅配ボックス設置の方が安いと言われたらそれまでだけれど、将来的にはそういうコンシェルジュ型ロボットみたいなものが、一家に一台の時代になるんだろうなぁ。

2025年8月18日

武力解決

アラスカ州アンカレッジで開催された、米露首脳会議。多くのニュースでは、トランプ大統領の変心でプーチン大統領が120%の利益を得たような評価が多いけれど、素人目で見てもその通りだと感じます。少なくともトランプ大統領としては、まずは即時停戦をして、そこで三者会議での話し合いを承諾させるのが最低ラインだと思うけどなぁ。逆に、ロシアの要求をほぼ満たすような感じで、現在占領している2州の割譲を要求して、それを支持しているのは今回武力で隣国を侵略したロシアの行為を正当化するものだと思う。

今回の様子を見ていても不思議に感じるのは、日頃日本の憲法改正とか憲法9条に関して、「堅持せよ」「国際社会の標準に」みたいなことを言っている人達から、今回の行為に関しての反対意見が聞こえてこないこと。憲法には「国際紛争を解決する手段として、武力による解決を放棄する」と書かれていて、自衛隊の増強ですら何年も問題視するくせに、今回のロシアによる一方的な進行に関しては、批判なり声明みたいなものは殆ど聞こえてこない。それこそ、毎日多くの人命が失われているわけだし、それはウクライナだけで無く、ガザ侵攻にしても同様だと思う。 さらに言えば、イランに対しての空爆だって、原発開発のリスクはあるとしても、やはり武力による解決手段を執っていることは批判するべきでは。

日本がやることが問題というのであれば、二度と「9条にノーベル賞を」とか言わない方が良いですよね。勿論、現実はそんなに甘くないことは彼らも理解していて、それを承知で自分達の主義主張を通すための一緒にパフォーマンスである事は確かなんだけれど、高もあからさまだからどんどん支持も減っていて、最近の政党支持と同様でどんどんコアな偏った一握りの人達が残るような状況に陥っている気がします。先の広島、長崎での式典にしても、先日の終戦記念日にしても、日本の行為に関して言及することは必要化もしれないけれど、何故そう言うことが生まれたのかという部分の説明が欠けていると思うし、今実際に行われている武力解決に関して言及することも、少なくとも終戦記念日の式典の目的としては意味があると思うけどなぁ。

今日には、欧州、ウクライナ、アメリカの三者会議が欧州で開催されるようですが、どういう状況になるのだろうか。ウクライナとしては、戦争を早く解決して平和な状況に戻したいけれど、だからと言って二州の割譲には納得出来ないだろうし(クリミアも取られているわけだし)、二度と侵略しないという書き物だって、どれだけ信用できるか定かでは無いだろうし。少なくとも国境線が変わるようなことになれば、それをマネしようとするだろう別の国も生まれてくるリスクも大きくなりますからね。何度も書いているけれど、トランプ大統領の不安定さを何とかするためにも、今ここに安倍元総理が健在だったらなぁと「歴史のif」を多いに感じます。

エアカナダストライキ

エアカナダの客室乗務員労働組合が待遇改善を求めてストライキに入り、日本路線も含むエアカナダの全ての路線が欠航に。その後影響の大きさからカナダ政府も介入に入り、現在ではストライキは終結する状況のよう。ただし、直ぐにフライトが戻るわけでは無く、暫くは人員や機材のやり繰りなどで、幾つかは欠航するようす。それでも、カナダのフラッグキャリアだけに、影響も大きいから早く通常運航に戻って欲しいところ。

自分は、エアカナダも以前のカナディアンエアも、カナダの航空会社を利用した経験は無いですね。最近はちょっと分からないけれど、以前はカナダ経由での米国行きチケットなど、結構お得な料金のものも出たりしていたので、ある意味穴場的な航空会社のような気がします。カナダは、弟が四半世紀くらい前に現地の大学に留学していたことがあり、家族でトロントの近くに住んでいて、そこで3人目の姪っ子が生まれたときに、両親を引率して行ったのが、今の所最初で最後だなぁ。その姪っ子も昨年結婚して、今年には出産を控えているわけだから、時間の流れは速いしある意味残酷にも感じますね。思い出があっと言う間に早送りされてしまう。

フライトキャンセルの経験は、私は一度あって、シカゴからサンフランシスコ経由で日本に戻る時に、そのORD-SFOの国内線機材がメカトラブルだったか、前日のフライトがトラブルで手当が出来ないという事でキャンセルされて、翌日のフライトに振り替えられたことがあります。UA便を利用していたので、ORDなんかUAのハブだから、代替機クラス準備出来るだろうと思うのに、早々に欠航が決定。しかも、この時はディスカウントチケットだったけれどビジネスクラスを購入していたのに、翌日のフライトに空きがなくて、エコノミーの真ん中の席で帰るという最悪のパターンでした。もう1日(合計2日の遅延)遅らせる事が出来ればビジネスは空いていたのですが、流石に現地で2日もブラブラする余裕はありませんでした。

後は、SFOだったと思いますが、やはり機材トラブルで遅れたことがあります。しかも、一度ゲートインしていたのに、出発前のフライトチェックでトラブルが見つかり、その機材がトーイングカーでドナドナされていき、次の同型機(確かB747)の準備で2~3時間位ターミナルで待機したかなぁ。それでもUAのハブのSFOだから何とかなった気がします。あとは、ORDからNRTに戻る時に、やはりメカトラブルだったと思いますが、ゲートインしていた機材がドナドナされて遅延となり、そこにその後にゲート利用するロンドン行きの機材が入ってきたけれど、NRT行きのクルーがそのLHR行きの機体搭乗してLHRに行き、その後修理が完了して戻って来たNRT行きの機材にはLHR行きのクルーが搭乗して成田へと向かったことがあります。本来のクルーが搭乗すると、勤務時間超過となるため、遅延したなりたい起用には新しいクルーを手配しないといけなくて、それだとクルーが集まらなくてキャンセルになるので、クルーをシフトして搭乗したという理由でした。比較的余裕のある、30年以上の前の話なので、もっとギリギリのコストで運航している現在は、もっと厳しいでしょうね。そのためリカバリーにも時間がかかる気がします。一日も早い定常運航に戻るように祈ります。

2025年8月16日

埋葬問題

佐々木俊尚氏が取り上げていた、テレビ朝日のサイトで取り上げられていた「土葬」に関しての霊園トラブルの話題。この話題に関して取り上げようかと思ったら、肝心なオリジナルソースのテレビ朝日サイトの記事が削除されています。Yahoo等に転載された記事も同様。理由は不明ですが、あくまで個人的想像では「闇土葬」という記事中の言葉が、「死体遺棄容認」に繋がるということで、批判が集中して削除したんじゃ無いだろうか。

 元記事がまだ残っているときにざっと内容は斜め読みしていて、検索結果とその内容を突き合わせると、何となく昨年末に公開されているこの記事この記事をまとめたような内容だったと思います。この記事を読む限りでは、本来以来されておらず勝手に「土葬」された「闇土葬」は有ったけれど、最終的には警察立ち会いの下、多分死亡届なども提出して「事件性なし」ということで埋葬届も出ているんでしょうね。でも、テレビ朝日の記事には、そこまでの経緯は確か書かれていなかったので、「闇土葬」という言葉だけが一人歩きをして、そこから「死体遺棄」というハレーションが生まれてしまったんじゃ無いだろうか。確かに私も最初にテレビ朝日の記事を読んだときには「死亡届とかどうしたんだろうか」と疑問を感じましたから。

本来の話題に戻ると、この埋葬問題は難しいでしょうね。記事にも書かれているように、日本国内の埋葬は、今では殆どが「火葬」で、それ以外の埋葬方法は殆ど無い状態。半世紀くらい前だと、もしかすると山間部とか地方によっては、まだ土葬の習慣が残っていたかもしれないけれど、今の時代はそう言うことも無くなっているだろうし。そういう状況だと、「土葬」のイメージは、ほぼイコール「遺体を埋める」というイメージになって、それって殺人事件の死体遺棄のイメージにほぼ被ってしまう。感情的に許せないという気持ちになるのは理解出来るし、多分ずっと残る問題じゃないだろうか。あと、アメリカで向こうの墓地(有名人の墓地などで観光地化されているところもある)を実際に見たことがありますが、当然ながら人間が収まる範囲が一つ一つ必要なわけです。一般的な日本のお墓のスペースだと縦方向に足りなくて、二区画使ってやっと一人か二人が埋葬できるくらいスペースが必要なんですよね。しかも、後から配偶者とか親族が近くに埋葬できるように、結構スペースも取って埋葬されている。つまり、今のお寺の墓地と比較して、かなりの広さの土地も必要になるわけで、これも今後大きな問題になるのは確実。海外なんかは、どう解決しているんだろうか、凄く不思議です。

「多文化共生」というのは難しい問題というか課題だと思うんですが、その中でも冠婚葬祭、特に人として最後の尊厳が必要な「埋葬問題」は難しいですよね。これが、例えば「日本のお寺のお墓の中に、ムスリム式墓石デザインのお墓を混在させて欲しい」というような要求なら、多分殆ど問題無く共存できると思います。でも、日本人からしたら「死体をそのまま土に埋める」というのは、なかなか理解しがたい状況であることも事実。「昔は日本もそうだった」というのは事実ではあるけれど、その時代に戻って埋葬できるわけでは無いわけで、そこは現在の状況を考えないといけない。この問題も「多文化共生」と言いつつも「他文化強制」に成りつつあるような印象を受けます。

お盆休み

「山の日」の連休から、お盆の夏休みが続き、この週末で一般的な「お盆休み」も終了。9月の「敬老の日」「秋分の日」の飛び石連休まで、暫くは暑さとともに厳しい日々がまた戻って来ます。実は、7月の終わり頃から「土用の梅干し干し」をやらなきゃと思いつつも、中々4日位晴天が続き天日ぽし出来る日が見つかりません。仕事の関係で出かけなきゃいけなかったり、ずっと酷暑が続いていたのに、突然雨模様の日が続くようになったり、それも合って蚊体調を崩したりと、ちょっと8月に入ってからは中々思うように行きません。

何度か書いていますが、うちの地区は「新盆」なのでお盆の行事自体は7月にもう終わっています。ですから、8月のお盆の時期は、何となく周りはそんな感じだけれど自分や自分の周りはいつものと変わらない。それでも浜松市内でも未だに新盆の地区はかなり限定されるようになっていって、人の移動もあって減っているのか、この8月がやはり「お盆」の時期と言う人が多いようです。顕著なのは人の流れで、今週は昼間車で出かけても車の走る量は半減している印象。でも、モールに行くと平日の昼間でも結構混雑していますが、客層を見ると里帰りしてきた孫と祖父母みたいな組合せのグループが目立つのが、やはりこの時期特有の様子なんでしょうね。

一昨日、昨日と、夜になると結構近くで花火が打ち上げられる音がして、「あれ、平日だけれど何処かのお祭りだったっけ?」と暫く考えましたが、近くにある団地が確かこのお盆の時期に夏祭りというか盆踊り大会みたいなことをやっていることを思いだしました。昔は市内でも最大規模の団地だったと思うんですが、それはもう半世紀以上前の話で、流石に時々近くを通るとコンクリート造り団地群の外壁も汚れが目立つ様になってきました。この団地が出来たから、当時通っていた小学校は市内でもいきなり学級数が増えて、市内でも最大規模の小学校になったと思うし、その後分校じゃ無いけれど主に団地周辺の生徒を収容するような新しい小学校が出来たりしたけれど、浜松市も人口減少しているので最近はどうなんだろうか。

当時のその団地地域は、どんどん市内外から人が入ってきていて、だから一番活気がある地域でした。逆に自分の自宅周りは昔からの農家がぽつんぽつんと点在するような地域で、だから人の出入りも少なく新陳代謝が止まっていたような地域。だから、自分の地区のお祭りはどんどん寂れていったけれど、その団地だったり隣りの地区の大きな神社のお祭りも8月1日2日に開催されるんですが、これが花火が豪華で有名で、凄く子供の頃は羨ましかった記憶があります。最近では、昔の田圃や畑がどんどんアパートや戸建て住宅に変わっていって、今は人が増えているのに、団地は施設の老朽化などもあって昔ほどの活気はない様子。人が生まれて死んでいくように、人が暮らす街も生まれて成長して最後に向かうんだなと、何となくお盆らしい瞑想みたいなものを感じた夜の花火の音でした。

終戦記念日

昨日は戦後80年目の終戦記念日で、全国で戦没者慰霊の行事や、お盆の時期でもあるので祖先の霊を敬うお参りなどに出かけた人も多いのでは無いでしょうか。その前には、広島と長崎への原爆投下慰霊の会もあり、毎年のことではあるけれど8月は日本にとって色々な意味で厳粛な時期であることは確かかも。ただ個人的には「記念日」というと、何かお祝い事のような印象を受けるので、「終戦記念日」という言葉にちょっと抵抗があるんですが。

某テレビ局では「戦後80年を忘れない」みたいな特集をここの所放送していて、チラッとみたら「私達はどこで間違ってしまったのか」みたいないつもの主張を繰り返していてちょっとげんなり。いゃ、日本が太平洋戦争に荷担したことは確かなので、そこには戦争犠牲者に対しての反省や謝罪はあるべきだと思うけれど、それはその行為を実際に行った人なら分かるけれど、自分のように戦後20年位してから生まれてきたものからすると、正直ピンとこない部分も多くなっています。実際日本はその戦後80年間、経済戦争はしたけれど物理的戦争はしていないわけで、「平和」という意味では過去一番平和な時期が続いていた、とも言えるのでは。

ここ10年20年位の間に疑問として感じるのは、こう言う「戦争」というと、どうしても「終戦」「戦中」の話は出てくるのだけれど、じゃぁそもそもその戦争を始めた理由なり切掛は何なのか、それが分かればそれを回避する、実行しないことで日本が再び戦争に突入する危険はかなり無くなるはずです。でも、例えばドイツならばナチス/ヒットラーみたいな単純な図式(あれも、本来はそう単純というわけでは無いみたいだけれど) であれば、分かりやすいしそれをドイツは上手く利用している気がします。例えば太平洋戦争終戦を昨日は反省したけれど、じゃぁその前の日中戦争とか第一次世界大戦とか、それこそ日露戦争とか、其れ以前の日本が参加したり日本が当事者として戦った物に対しての反省なり繰り返さない研究みたいな物って無いのか、凄く疑問でした。そんな疑問に対して、一つの回答というか切掛担ったと思ったのが、ReHacQで公開されていた、辻田真佐憲氏の対談で、この話を聞くとそう言うもやもんした物だったり疑問だったりしたことが、凄く腑に落ちた気がします。

1時間半の長い対談なので要約するのも難しいけれど、何となく自分が感じていた、実は「犯人は誰々」と名指しできるようなことは無理で、実はそれこそ明治維新前、黒船来航くらいからの日本の指導者達の色々な思惑が複雑に絡み合って、実は強力なリーダーがいない集団体制みたいな決定機関が、肝心なときにブレーキを踏めず、さらに欧米列強の思惑もあり、日中戦争からの大東亜戦争(太平洋戦争)へと雪崩的に突入してしまい、その後更に混乱がすすんで不幸な歴史を招いてしまった、というのがかなり乱暴なまとめなのかな。辻田氏が何度も、今は極端な右と左がせめぎ合っているから、その間でいろいろな議論をするべきというのは理に適っているし、それが足りないから最近のような極端な情勢も生まれてくるんでしょうね。ネット化社会がいろいろな情報を生み出すとともに、はやり極端なハレーションに走ることも大きな理由だと思う。「戦後80年、記憶を忘れない」という言葉は、一見正しいように聞こえるけれど、「記憶」は必ず変質するし、場合によっては無から生まれる記憶もある事にも注意しないと。戦後80年となり、当時の体験者もどんどん鬼籍に入っていくからこそ「記憶」では無く後世の人達が色々な考察が出来るような「記録」を色々な形で今こそ残すべきだと思います。

2025年8月14日

廃棄スーツケースの再利用エコサイクル

増え続けインバウンドは、今年は4000万人突破が見えてきた状態。訪日観光客が激増するなか、「モノの観光」から「コトの観光」 へと国内観光の質も変化していて、それによって更なる日本の魅力が外国人観光客に理解されたり新発見されたりして、それが次の日本の魅力へと繋がっているのは「正のループ」として嬉しい限り。一方で急増するインバウンド対策に苦労している、例えば京都の様な有名観光地では、地元の住民へのしわ寄せも問題に。「コトの観光」も質的変化が進んでいて、著名観光地・都市から、地方の地元でしか知らない、地元民も知らない「コト」「バショ」への観光へと変化しているのは、ある意味過熱している地域のオフロードもかねて良い傾向なんだと思います。

ただ、良い事があれば悪い事があるのも世の中の仕組みな訳で、羽目を外す観光客とか、自分の主張だけを通そうとする一部観光客とか、日本の空気にそぐわないインバウンドも増加しているのは大きな課題でしょうね。実は、今週の「マツコの知らない世界」が「アニメ地巡礼の世界」で、国内だけで無く海外らも「聖地巡礼」するアニメファンの様子等を放送していました。これを観ていて思ったのは、アニメの影響力はもう日本のキラーコンテンツでもあるわけで、ならば作品の中でインバウンドの困ったことを描写したら、世界的に「日本ではこうするべき」みたいな認識が広がるんじゃ無いだろうか。まぁ、一つ間違えると「差別」と言われそうだけれど、例えばアニメで電車に整列乗車するシーンを見てきた多くの海外アニメファンが、訪日してみてあれが実際の様子だと知ってビックリする、というのは良く有る話。コンビニでアルコール(ハードリカー)販売されていることも、彼らにとっては「予想外」なわけで、それで羽目を外すこともやってしまうのかもしれないけれど、ある種の啓蒙みたいな形でシーン挿入するのも良いんじゃ無いだろうか。

そういうインバウンドの行動で問題となることの一つが、別の番組でも取り上げられていましたが、スーツケース等大量の「廃棄物」を、宿泊施設(ホテル、民泊など)や空港などに捨てて帰国すること。宿泊施設等は、デポジット(保証金)を予め設定しておくことで、万一の場合はその保証金を没収するみたいな仕組みを取り入れても良いんじゃ無いだろうか。これも「差別」という意見も出てきそうだけれど、宿泊施設の場合は宿泊定款に記載すれば問題無いと思うけれどどうだろうか。あと、空港などに大量に廃棄されるスーツケース。これも遺失物処理しないといけないので、その保管だけでも馬鹿にならない。ふと思いついたのは、こんな感じでスーツケースのエコシステムってダメだろうか。

  1. 大量に買い物をするから、スーツケースの買替え(サイズアップ)が必要になり、古いスーツケースを廃棄する行為に繋がるので、一定金額の買い物をしたら無料でスーツケースの回収サービスをしてくれる場所を設置する。
  2. ただし、回収するスーツケースは、再使用に耐えうる程度・品質で、鍵等が使用可能な状態の物に限る。
  3. 傷とか破損具合では、有償での引き取りオプションとかあっても良いかも。
  4. 回収したスーツケースは、清掃と必要な整備・補修をして、格安で再販する。例えば、回収所に来た人が、自分が廃棄するスーツケースとより大きな再販スーツケースを安く買替えできるようなオプションも良いかも。
  5. 破損などで再販できないスーツケースは、部品取りとか素材を別の製品に加工するような応用方法が一般的になると思う。
  6. 一方で、鍵は掛からないけれど蓋は閉まる程度の破損・難ありなら、再販スーツケースとして無償提供しても良いかも。
  7. 再販スーツケースには、何からの管理番号なりを貼付しておき、万一置き去りとか不法廃棄された場合には、トレースできる様にして、悪質な場合には罰金なども適用出来るような仕組みにする
  8. 多分そのままではペイできない可能性が高いので、プラスマイナストントンになるくらいは、行政からの補填が必要になるかも
  9. 最初から国内で買い物をするつもりのインバウンドに対しては、「手ぶらで来日、スーツケースは空港調達」みたいな感じで、再生スーツケースを格安で購入出来るオプションを提供して、どんどん廃棄スーツケースが回転するようにする
  10. サイズが大きくなると、航空券規定のスーツケースの個数は範囲内でも重量オーバーする可能性はあるので、例えばこのサービスを利用してスーツケースのサイズアップをしたら、重量超過料金の割引クーポンも付いてくるとかどうだろうか
まぁ、あくまで理想論でのアイデアだけれどどうだろうか。困るのは、ホテルとか街中に廃棄されるスーツケースで、遺失物として取り扱われるから直ぐにリサイクル出来ないし、その素性も不明だし、その辺りの回収サイクルで上手い方法があれば、結構一石二鳥にならないだろうか。インバウンドだけでなく、一般の粗大ゴミ処理なんかともリンク出来ないだろうか。洋服などは、大きなサイズの物をサイズダウンして、子供用にあつらえるとか有るけれど、スーツケースを例えば小型のキャリーバッグにするような事も出来ないかなぁ。ハードケースだと、切り貼りとか難しそうだけれど、日本の接着剤技術とか加工技術を駆使したら、何か出来そうな気もするんだけれど。やっぱり有名アニメの中で「不法投棄はダメよ」とキャラクターが言うのが、一番効果ありそう(マテ)。

御巣鷹山

羽田発伊丹行きのJL123号機が、圧力隔壁の破損から操縦機能を失い、何とか危機回避をしつつも御巣鷹山の山腹に墜落したのが40年前の8月12日。私は社会人1年目で、関西は神戸三宮での新入社員研修(現場営業所でのOJT)を終えて、本来の所属先である開発部門へと戻ってきて正式配属になった直後くらいの事故でした。弊社からも確か20名近くの社員が搭乗していて、直接の面識はなかったけれど、大阪とか関西方面の事業所で名前を聞いたことのある方が何名かが犠牲になりました。

未だに陰謀論も沸いて出てくるこの事故。 2年前に公開されたFAA(米国連邦航空局)の報告書では、事故の7年前にボーイング社によって修理された圧力隔壁への手順が、作業の複雑さから本来の手順から逸脱した方法で修理されていて、それが経年変化などもありこの時に破損。大事故に繋がる原因になったことが記載されています。そう言う意味では、運航担当者としてJAL側の整備部門での受入検査での責任もあると思うけれど、やはり一義的にはボーイング社の不適切修理が一番の原因な訳です。だから、JALが責任の一部を負うことは当然としても、それ以上にボーイング社の責任も伝えるべきでは。JALが当時を知るものが退職していなくなった以降も、この事故の記録を重大な経験則として継承するならば、製造保守責任のあるボーイングも同等以上の責任と義務があると思う。

ただ、言い方は悪いかもしれないけれど、そう言う「事故の記憶を継承していく」というのは、日本人的な考え方というか意識なので、ボーイング社側には通じないかもしれませんね。彼らとしては、当該機のB747に対しての修理ミスとしてのその減少、原因、理由、今後必要な対策、といった「記録」としては残されるでしょう。それだって、B747の運用が終われば、そのまま放置されて消えていくものだと思うけれど、日本人やJALはそれ以降もその記憶を継承するべきと言う立場なのが、日米の国民気質というか考え方の違いなんだろうなと思います。それによって、次工程に対しての責任と、自分達の業務の正確さ完璧さを追求する姿勢は、製品品質に対して良いことだと思うけれど、ただそれも限界はあるしビジネスとしては、無限にそれを追求することも出来ない。例えば最近の技術を導入して小型ロボット等を導入して作業工程特に検査工程の自動化・機械化を進めるのは、JALだけで無く多くの業界の利益になるでしょうね。そういう形で、何らかの形で後世に伝えていくことが一番の弔いじゃ無いだろうか。

航空機事故は、昔はこういう整備不良が原因の事故も多かったと思うけれど、製造工程や整備工程が洗練されて、色々な知見も取り入れられて最近ではかなり安全性は高くなったと思います。その分最近の事故では、ヒューマンエラーというか、精神的なトラブルも含めて人による事故が増えているのは、社会の様子も反映されている気がします。この事故、日本では勿論、海外の事故を含めても、単独機の事故としては史上最悪の事故ということで、ここから得られた知見は、色々な形で現在もそして将来にも反映されている。世の中、あるいは社会、あるいは人生というものは、色々な事柄の失敗や不幸を積み重ねながらも、それを何とか糧にして次に向けて前向きに進む気持ちを生み出すことで、少しずつより良い方向に進んでいると再確認したいですね。

卒業証書

何か泥沼化している(させている?)、伊東市の田久保市長問題。百条委員会に出席したものの、のらりくらりと無意味な回答を繰り返してやり過ごしているような印象は、以前と変わらない。「出席しました」という既成事実を作るためだけにでてきたように見えます。ただ、そういう行為が、それまでは味方だった人達も含めて、どんどん批判的な立場に変えていて、戦術ミスのような気がするけどなぁ。 

今回の件で一番の問題は、自分の除籍が確認される以前に、市議会議長・副議長に見せた「卒業証書と思われ物」が何かということ。今の状況だと、除籍だから本来の「卒業証書」は手元に無いことは確実なので、それ以外の何かということになります。自分で何らかの方法でコピーした物を準備したのかなと以前は思っていましたが、最近になって「それは卒業できない田久保氏に可哀想だからと作って、卒業式後の飲み会で渡した偽物」という証言も出てきて、どうもそれじゃ無いかと言うのが、今の所一番筋が通る話。ただ、そうなると本人は卒業していない事実を知りながら「卒業した」と偽物の「卒業証書」を見せたことになり、私文書偽造の罪も疑われることになり、より不味い立場に。多分彼女としては、「手元に卒業証書があったのでその様に長年誤解していた。今回(6月に大学に確認して)初めて除籍だった事を認識した」みたいなところを落とし所にしたいんじゃないかな。

その「チラ見せ」に関しては、田久保市長側は録音を確認して、19.2秒は開示している、議長側が言っているような「チラ見せ」ではないと今回主張。をぃをぃ、面会を録音していたのかとビックリしたけれど、その後会見に応じた議長側もこう言うことを想定して会見を録音しており、その内容を確認すると卒業証書なるものを見せた時間は10秒弱だったと対応していて、いゃいゃ、どっちもどっちじゃ無いかと言う気がする。ただ、田久保氏側の「録音」は、個人的にははったりじゃないかという気がするけどなあ。つまり、議長側にあの時の会話状況を証明するものは無いだろうという想定で、こちら側が先に言えばそれが「事実」になるのではと言う読みが有ったんじゃ無いだろうか。ところが、相手側にも録音素材がありそれが出来なくなり、逆に自らを窮地に追い込むことになったような墓穴を掘ったような気がする。まあ、双方共に相手を信用していなくて、それぞれ録音を準備していたくらいなので、相互不信は解決出来ないでしょうね。

百条委員会としては、不信任を出さざるを得ないだろうなぁ。そうなると、市長選の再選という事になるけれど、どうだろう、以前の支持者がどれだけ残っているかと言ったら、多分かなり減っている気がする。選挙時に提案していた、ソーラー建設反対など、その主張には個人的に同意できる話もあるけれど、こう言うことが公になるとその主義主張とは別に、その人の人間性というか、人として信用できるか、姿勢を任せられるかという、政策以前の話になるでしょうし、そうなると形勢はますます不利になるでしょうね。伊東市民がどういう選択をするかではあるけれど、もうここまで来たら再選も含めて新しい市長を一日も早く選出して、伊東市政を通常状態に戻すことが最優先である事は間違いですよね。

2025年8月13日

Brilliant 80's

少し前から、日本の1980年代の「City POP(J-POP)」が海外で火がつきブームになっていることは言われていたけれど、予想通りどんどん当時の曲や演者が発掘されて、以前も取り上げたSPECTRUMは勿論、高中正義にCASIOPEAとどんどん広がっているらしい。個人的には、T-SQUAREや米米CLUBも当然そのブームに乗るだろうなぁと思うけれど、当時は本当に色々な歌手・グループが活躍していたから、どんどんと幾らでも発掘されてリバイバルしてきそう。

米米のTHE FIRST TAKEの映像も、先日公開されて直ぐに視聴しましたが、彼らの場合はステージパフォーマンスも含めての「米米CLUB」なので、ああいう感じの映像には個人的にはちょっと物足りなさを正直感じます。同じくTFTで収録するならば、ジェームス小野田の「私コシヒカリ」を撮影してくれないだろうか。あれが、米米の知っている楽曲の中では、一番TFT向きだと思うけどなぁ。米米と言えば、一番好きなのは山本リンダのカバーで曲「狙い撃ち」と「狂わせたいの」。以前所有していたライブ映像のLaser Diskには含まれていたけれど、再販されないだろうなぁ。あの「学園祭ノリの出し物」感が、あの時代の特徴の一つだと思うし、今の海外の若い世代が当時の映像を見たら、絶対受けると思うけど。

そんなことを考えていたら、同じ80年代J-POPの代表、EPOの記事が産経新聞に掲載されていてちょっとビックリ。EPOはねぇ、自分の中では永遠のトップシンガーですよ、80年代当時も現在もその間も。1990年の中頃だったかなぁ、80年代のヒット曲から一息ついて、CDリリースも少し落ち着いて、余り話題にならなくなった頃、たまたまちょっとした縁があって彼女が手作りみたいな感じで全国を回っていたコンサートのお手伝いをする機会があり、そこで「生EPO」の歌も人柄も身近に感じて、ますますファンになったんですが、その後記事にもあるようにプライベートで色々あって、確かその後英国に行ったりして、自分の中ではちょっと遠い人になってしまった感じが有ります。その彼女が、今は沖縄で生活してゆったりとした人生を満喫されているんですね。そこから生まれた曲を、また聞いてみたいなぁ。自分がまさにその時代の中で生きてきたこともあるけれど、この当時の音楽というのは、やっぱり人生の中での宝物といっても良いくらいの価値があると思います。

2025年8月12日

万博黒字

開催以前にはかなり酷評されていた「大阪・関西万博」だけれど、会期も3カ月近く残して黒字化目標の1800万枚の入場券を販売。最終目的の2300万枚も達成可能かと思う我、更に上乗せも期待出来るという状況。まぁ、日本人の悪い癖で、やる前はあーだこーだ言いながらも、実際始まってしまえば「新しもの好き、変わった物好き」な資質で、やはり一度は言ってみたい観てみたい衝動は止まらないんでしょうね。特にそう言う傾向のある関西での開催だから、尚更だと思う。

今回の大阪・関西万博の象徴はなんと言ってもぐるっと周囲を囲っている「大屋根」の木製リング。今の予定では、閉会後は解体されるらしいけれど、この写真を見るだけでも「勿体ないなぁ」という気持ちが沸いてきます。既に一部あるいは全部を残すような運動も始まっているらしいけれど、個人的にふと思ったのは「この大屋根の内側、今回の万博会場の敷地に、IRの設備を作って、そこからの利益を大屋根の保守維持費にすれば」という事。木製なので、幾ら対策しているとは言え劣化は早いだろうし、特に海に出ている部分は、その部分こそ残したい気がするけれど、地上部分に比べても劣化は早そう。最悪何年後かには木の部分を入れ替えて補修するような「大工事」を想定すると、やはり安定的に経費が稼げる施策が必要で、その為にIRからの収益を回すのは良いんじゃ無いだろうか。

 既にIRの工事は始まっているので、簡単に場所変更はできないだろうけど、幸いにもその場所は今回の万博会場に隣接した地域なので、何か上手く関連付けて残してくれないだろうか。それこそいつも問題になるカジノ施設をこの大屋根の中に移設して、大屋根を外部との「結界」にしたらどうだろうか。あるいは、この大屋根の内部に野外コンサートとかできるような多目的広場みたいなものが出来たら、大屋根も観覧席にして楽しむ、何て言うのはある意味「ブライスレス」に体験になりそう。

あるいは今は円形の大屋根を半分の所でカットして、半分をIR地区に移設して「)(」みたいな形にして、「大屋根散歩」を楽しめるようにしたらどうだろうか。その下は日陰が出来るから、この辺りの地域が手軽な「散歩エリア」として、例えば健康増進メニューと絡めても良いだろうし。個人的にはアメフトの試合が開催出来るような、2~3万人規模のスタジアムが出来たら嬉しいけれど、海沿いにあるから天候に大きく左右されそうなのは難点かも。60年前の万博に続いて、今回も1日でも良いから行ってみたいけれど、難しいかなぁ...

2025年8月11日

(UA) HND-HNL/-NRT (3) - ANA Renewal Trouble

世間は連休からのお盆休みに入っていますが、自分の所は新盆(7月)なので8月の旧盆は余り関係無い。それでも、お墓参りには行くけれど、まぁ普段の週と変わらないけれど世間はちょっと別世界に居るような状況。で、やることも無いから(笑)、再来週のHNL行きの準備を少しずつでも進めていこうかと思い、 ANAのサイトにアクセスしたんですが、これが問題有りであらら状態。

今回のHNL行きは、ANA発券でANAのUpgrade Pointでアップグレードリクエスト中なので、AMCのアカウントに予約も登録されていて色々設定可能。パスポート情報や米国内での連絡先など登録しないと、初めてのGlobal Entry利用にも支障をきたすかもしれないので、ちょっといつもより敏感になります。そんな状態で、まずはFFPのアカウントを、ANAのAMCからUAのMPに変更したいと思い、自分の予約情報にアクセスして変更作業をするんですが、何故かエラーになってAMCから変更出来ない。日にちをおいて試してもダメ。何だろうと思ったら、ANAウェブサイトのリニューアルのトラブルの一つで、どうもチェックイン時に言わないとダメらしい。

春のHNL行きの時にはそんなことは無かったようなので、その後に発生したトラブルなんだろうか。まぁ、今回は羽田の優先カウンターへ寄って変更をお願いすることを忘れないようにしないと。因みに、その後の既にアップグレードが確定している3回目のHNL行きも同じ様に更新出来ません。

もう一つ不思議なのは、予約には米国内での宿泊先などの登録も必要になるんですが、今回のHNL行きの予約ではそれが保存出来るのに、3回目のHNL行き予約ではそれが出来ない。これも最近既知の問題として登録されたみたいで、リニューアルの影響ってどこまでどれだけ波及しているのか、ANA側で把握しているんだろうか。時期的にある対策を入れると、それが別の問題発生を誘因しているように見えるんだけれど。

また、こんな問題も公開されていますが、ANA側の予約表示もそうだけれど、それを受けてのUA側で予約した内容の表示が変なところもあって、データ形式だけで無くデータ交換のフォーマットも変になっているの? 大丈夫なのと不安が心配に(=とっても心配の意味)。
リニューアルしてトラブル出してちゃしょうがないだろうと言いたくもなるけれど、4月に更新したウェブサイトで、未だにこれだけ多くの問題が残っているのはちょっと頂けません。HNL行きの時に優先カウンターで聞いてみても、多分現場のスタッフさんも詳細は分からないだろうし、IT担当者というか委託先というか、もう少し頑張って貰うしか無いんでしょうかねぇ。最近の旅行手配では、ウェブサイトって結構肝だと思うのに、何故か腰が重い印象を受けて、ちょっと心配ですね。(続く)

Unhappy Set

この連休中にマクドナルドが販売した「ハッピーセット」。ハンバーガーやドリンクなどに、ポケモンのフィギュアや、特に最初の数日にはポケモンカードも2枚付くという事で、事前にかなりの人気になることが予想されていました。それとともに、オマケとして付くフィギュアやポケモンカードが転売されることも予想されていて、 マクドナルドもメルカリと連携するなど対策は講じていたけれど、いざ販売が始まるとある意味予想通りの展開に。店頭や店舗周辺には、オマケが抜かれた商品の袋が散乱して、結果的に社会問題化する事態になってしまいました。

人気の商品の争奪戦が発生することは、まぁどんな場合にも見られることなのでそこは仕方ないとしても、問題は、この混乱で普通にマクドナルドの商品を購入したい人に影響が出て、注文しても時間が掛かる、購入したいものが変えないなどのトラブルが多発したこと。以前にも同様のセット販売で混乱していて、今回はそう言う経験から色々対策されていたはずだとは思うけれど、結果的にあまり効果は無かったみたいですね。またネットでも指摘されているけれど、カードだけ抜かれてハンバーガーなどの商品が廃棄されている様子は、「SDGsとか言う世界に逆行しているのでは」という指摘はもっともだと思います。

自分の世代だと、子供の頃にカルビーが発売してやはり爆発的なブームになった「仮面ライダースナック」が同じ様な混乱を生んだ記憶があります。当時は仮面ライダー自体が大人気で、当然子供達はこぞってこのスナック菓子を購入してカードを集めるようになります。あっと言う間に購入行動やカード収集行動が過激化して、スナック菓子の袋が開封されずにその辺に捨てられるようになったり、ある時には段ボールに入ったまま近くの田圃に捨てられていたりして、流石に自分の一様な田舎でも問題視されました。このスナック、甘い味付けのスナックで、私はカードには興味が無かったけれどお菓子の方が欲しかったので、友達からお菓子だけ貰ったような記憶もあるなぁ(笑)。カードも興味が無いから、逆に欲しい友人にあげてしまったりして全然集める気も無かったですね。

商品の拡販のために何らかのプレミアムを付けるというのは、ごく普通のビジネス手法だと思うんですが、昔は購入者のマナーの悪さが問題として上がる程度だったのが、今はSDGsとか勿体ないみたいな「社会常識の問題」として取り上げられるのが大きな違いなのかな。「転売ヤー」と称される転売目的の人は、昔は極々一握りの存在だったのが、今ではネットの存在で誰もが転売可能な世界になっているのも、大きな違い生む原因である事は確か。しかもその影響は、メインの商品の廃棄だけで無く、例えば少し前に都内の民泊に大量のゴミを残された問題があったけれど、どんどん社会問題化して行く状況に。対策としては、販売時に個人認証をするとか、後からの請求のためにデポジットを取るとか、事前に問題行動をされないようにするしか無いと思うけれど、それってどんどん世の中が世知辛い状況になるというか、息苦しい社会に自分達自身が変えていくことになるんですよね。そのとばっちりだけは受けたくないなぁと改めて感じます。

2025年8月9日

(UA) NRT-HNL (2) - 知らない間にアップグレード確定

今年三回目、10月に飛ぶ予定のハワイ行きですが、つい勢いで予約して、予約はANAのアカウントからだけれど、アップグレードはUAのPlusPointsわ利用してリクエストを掛けていました。

ベースのフライト(NRT-HNL/-NRT)を予約したのは先週末で、その後直ぐにUAのアカウントからリクエストしていました。渡航予定日は、まだ2ヶ月先出し、他社からのアップグレードリクエストなので、まぁ確定するのは直前だろうと予想していました。それが昨日たまたまANAのアカウントを開いて、今月行く予定(2回目)のHNL行きの予約を確認していたら、その2回目の予約の方はAMCのUpgrade Pointsを使用してリクエストを掛けているけれど、まだ「空席待ち」と表示されています。でも、その下に表示されている3回目の予約にはそのような表示が出ていません。以前は、UAからのリクエストだから表示されないんだろうと思っていましたが、予約(発券)自体はANAのサイトからAMCのアカウントにログインして実行しているので、同じ様に表示されてもいいのになぁ、と思っていました。で昨晩、渡航者情報とか登録してなかったなと、その3回目のHNL行きの予約を開いてみたところ、アップグレードリクエストを入れていた復路便の表示が「アップグレード済み」となっているじゃありませんか。
ビックリして空白になっている「座席指定」のページを開くと、8席のうち5席が埋まっていて、空席になっているのは中央2席と窓際1席の状態でした。多分最前列の「1A」は、万一の場合用にブロックしているので、直前に解放されるかもしれないけれど、残り一つの窓際席を速攻で指定しました。しかし、予約してから一週間も経たないのに、しかも他社からのリクエストなのに、こんなにも速攻で決まってしまって良いのだろうか(笑)。もしかしたら、他社からのリクエスト用に1枠設定しているのだろうか。そこまで用意する義理はANAに無いと思うので、まぁ1枠用意していると思うアップグレード用の枠がたまたま空いていたので、そこにタイミング良く入れたということなんでしょうね。いずれにしても、これで帰国時は悠々と戻る事が確定したので、ちょっとご機嫌になりました(単純-笑)。(続く)

DOUかMOU位は...

米国の関税政策に対して、日本側としては何とか最大15%上限で押さえたと思ったら、日本は「+15%です」みたいな発表がされて、赤沢亮正経済再生担当相が再びWashington D.C.へと飛ぶことに。一日後なら、最後のR2-D2塗装機に搭乗できたかもしれないのに、残念ですね(マテ)。 

日本側が発表した関税合意内容とは大きく異なる米国側の対応に、野党からは政府に対しての批判の声も大きいけれど、今の所米国側の手続き上のミスで、現在では本来の「最大で15%」に修正されているようです。また、日本以外の合意国とも同様の齟齬が多々あるようで、米国側の実務者不足が原因とも言われているけれど、それもトランプさんが大胆に人員カットしたのが原因とも。

時間が掛かりその間に現在の高い関税が続くことを回避するために、大統領令の発出を優先して合意文書の作成はしないという話は、それなりに理由が有る話だとは思うけれど、やはりこういう行き違いが生まれたときに「いゃ、あの時こういう合意をしたでしょ」という証拠を出せれば一発で終わる話だと思うんですよね。自分の仕事の範囲で言えば、こういう時に「DOU (Document of Understanding)」とか「MOU (Memo of Understanding)」という物を作成して、その内容を相互に確認して了解するというのが一般的な方法。決定項目も含まれることもあるけれど、所謂両者の妥協点とか、合意内容、それぞれの言い分、例外などの、言ってみれば会議の議事録の要約版みたいなものを作って、それを根拠に次のステップへと進むわけです。DOU/MOUには、確約したものでは無いし拘束力は無いけれど、限り無く尊重されるべき紳士協定みたいな感じと言えば、当たらずといえども遠からずでしょうか。一般的な会議の場合は「議事録(Summary)」を作って終わりですが、有る程度責任が発生するような場合や重要な会議の時、あるいは将来的に何らかの契約や承認が必要になるような場合には、こういうDOU/MOU (MOUよりDOUの方がより重い)を作成して交換したものです。

国際的な交渉、あるいは政治的な交渉は、そういう一部ビジネス交渉とは内容も重さも違うのだろうけど、やはり互いの理解よりは「書き物(Written Document)」に某かの合意事項を明記するという事は必要だと思います。それをどこまで公開するかはまた別の話だけれど、少なくとも互いの理解レベルを証明するものではあるわけですし、明らかに相手の対応がそこから逸脱しているのであれば、それを根拠に相手に対して修正や是正を要求することも出来るわけですからね。互いにその内容に対して「合意/確約(Commit)」する前段階の確認として、やはり今回の様な事があったなら今からでも作成するべきでは無いだろうか。少なくとも交渉の実務担当の外務省とか経産省(?)とかでは、それぞれの米国側の担当者と摺り合わせしたものを残すべきだと思うなぁ。これを「交渉の失敗」みたいな言い方をするのは個人的には疑問だけれど、相手がトリックスターのトランプ大統領だけに、こちらとしては二重三重の担保措置というか、安全対策はして置くべきだと思う。

2025年8月8日

ThinkPad X13 Gen6への道 (13) - Day of Battery Operation

 二日ほど外に出る用事があったので、ゲンロク君を持ち出してのフィールドテスト。二日目はホテル出発前に満充電状態にしておいて、その後一日ACアダプターを接続せずに内蔵バッテリーだけで使用して、どの程度バッテリー動作・消費するか試してみました。基本的には、パソコン上での操作は日常やっているメール確認とかブラウジング等の軽作業中心。後はPhotoshopとかSlack幾つかのアプリを使うこともあります。それと、私は基本的に使用が終わったらシャットダウンする派なんですが、今回は移動中のトライアルという事で、朝起動した後は、基本カバーの開け閉めでのSuspend/Resumeで一日使用してみることにしました。

先ずは早朝ホテルで起床して、ゲンロク君をはじめスマホ類も満充電されていることを確認。ACアダプターやUSBケーブルは鞄の中に保管して、本体のみにします。そんなに時間が有るわけでは無かったのですが、ゲンロク君を起動してメールチェック等を15分位したところで、カバーを閉じてSuspend状態にしてバックパックに収めてチェックアウトします。

ラウンジに入りカバーを開けてResume。そこからラウンジ内で30分程使用したところで、ゲートへ向かうためにSuspend。この時バッテリー残量は95%でした。その後遅延など有り、機内で再びゲンロク君をResumeしたのが09:00頃で、バッテリー残量は93%。機内Wi-Fiに接続出来ないので、スタンドアロン状態のまま資料作成等して1時間程使用したところで着陸態勢に入るのでSuspend。この時のバッテリー残量は88%でした。

その後所用などこなして、ANA Suite Loungeに入ってResumeしたときには、85%に。ラウンジ内でWi-Fiに接続して30分程使用してゲートに向かうときには、82%になっていました。その後機内に入り、離陸後食事を頂いてからゲンロク君をResumeした時のバッテリー残量は81%。今度の機内では機内Wi-Fiにも接続出来、1時間ちょっと使用してバッテリー残量は74%になりました。その後京急で品川駅へと移動して新幹線に乗車したところでResumeさせると、バッテリー残量73%に。ここから新幹線の車内Wi-Fiに接続しつつ、メール作成・送信や資料の更新等をして、浜松に到着するまで約2時間位使用して、バッテリー残量は57%になりました。

その後、ゲンロク君はSuspendしたままでバックパックに入れて、買物などして帰宅したのが19:00頃。約1時間のSuspendでバッテリー残量は56%になっていて、この日のバッテリーテストは終了です。ざっくりまとめてみると、

  • 通電時間は約13.5時間(朝05:30~夕方19:00頃まで)
  • 使用開始時100%だったバッテリー残量は、帰宅時に56%
  • 使用時間は約5時間で、その間に減ったバッテリー残量は36%
  • Suspend時間は約8.5時間で、その間に減ったバッテリー残量は8%
  • 省電力機能の設定は、出荷時設定のまま
  • 外付けデバイス等は無く、本体とWi-Fi接続のみで使用
  • 使用したWindows上のアプリ/機能類:
    • Chrome Browser (常時起動)
    • Adobe Acrobat (常時起動)
    • Excel (何回か起動・終了・編集・保存作業を実行)
    • Notepad (常時起動)
    • Explorer (常時起動)
    • Slack (数回起動して更新確認)
    • Wi-Fi接続(使用時間の80%位)
使い方としては、かなり軽めの使用方法だと思うので、1日使ってバッテリーが半分以上残るから2日は楽勝とは言えませんが、それでも結構ハードな使い方をしても、丸一日なら十分本体のみで使えそうです。バッテリー使用時にはバックライトの輝度が少し落ちますが、それをもう少し絞るとか、Suspend時間が長くなりそうなときには、Hibernateさせるとかすれば、もう少し残量は稼げるかも。でも、今回のサンプリングだと、バッテリー1%でSuspend 1時間という計算になるので、そこまで神経質になる必要は無いかもしれませんね。また、使用時は1時間使用で7%消費という計算に今回はなるので、これは少し多い気がします。この辺りは好き好きの範囲だと思いますが、私の様に軽いアプリの使い方をする場合は、もう少しバッテリー消費を抑える設定にすればいいかもしれません。

バッテリーではありませんが、今回意図的に外に持ち出して利用してみましたが、やはり300gの軽量化は大きいですね。ラウンジや機内・新幹線内で本体を取り出したりする時に、明らかに手で感じる重量感が違います。バックパックに入れて移動するときには、それ以外の荷物もあるので余り違いは感じられないのですが、本体のみを移動したりして持ったときの印象は段違いでした。更に軽量化されている、NECPCとか富士通のモバイルPCだと、どんな感じになるのだろうか。いずれにしても、今後も持ち出して利用して、いろいろ設定も詰めていくことにします。(続く...)

沿線火災

 昨日帰宅時の新幹線でちょっとしたトラブルに遭遇。品川駅から浜松に戻る工程で、元々は品川発15:10のひかり号を予約していました。これは、復路のフライトが羽田着14:20の予定なので、定刻通りなら間に合う計算です。

ところが予想通り遅延となり、羽田空港到着は15:00前後という事前のアナウンス。当然当初予定して予約していた15:10発のひかり号には間に合いません。となると次のひかり号は1時間後の16:10発のひかり号で、これだと17:27に浜松到着となります。但し、混雑しているであろう品川駅で、結構時間を潰さないといけなくなるのが難点です。

次策としては、15:34発のこだま号に乗車すると、一時間後のひかり号よりは少し早く17:19に浜松駅に到着します。問題は羽田空港から品川駅までの移動で使用する京急線が、間に合うのかという事。調べてみると、15:04発の特急なら15:18に、15:07発の急行だと15:28に品川駅に到着します。品川駅で、京急から反対側の新幹線ホームに移動するのは、上り下りもあって一寸大変で、正直15:07発だとギリギリ間に合うかどうかと言う感じ。15:04なら、確実に途中売店で買い物をしても大丈夫です。で、羽田空港到着をドキドキしながら待ちました。

幸いにも、定刻よりは遅れたけれど予想よりは早くゲートインでき、出口まで遠いゲートでかなり歩く必要が有りましたが、何とか15:00前には京急のホームに降りることが出来ました。ということで、15:04発の特急で品川駅へと移動し、駅構内の移動途中に「R1/F」でちょっとお惣菜を購入して、無事に15:34発のこだま号の車内へと乗車することが出来ました。

ここまでが前振りなんですが(笑)、品川駅を発車後、新横浜、小田原、熱海、三島、そして新富士と順調に走行。ところが、新富士から定刻になっても発車しません。暫くすると車内アナウンスがあり、三島-新富士間の沿線で火災があり、その影響でこの区間の上下線が停止しているとのこと。元々新富士で後から来るのぞみ号の通過待ちをする予定だったのですが、そののぞみ号が新富士の手前で止まっているので暫くこのまま停車するとの説明。ただその後再びアナウンスが有り、通過待ちののぞみ号をまたずに発車するという事で9分遅れで新富士を出発しました。

次の静岡駅には、そのまま9分遅れで到着しましたが、ここで後続列車との時間調整で暫く停車するというアナウンス。発車時刻は、さらに20分以上遅れて17:21との事。元々の予定なら、浜松に着いている時刻ですが仕方ありません。ここで思ったんですが、時間調整のため遅れて居るとは言え、火災現場を通り過ぎているので、このまま何とか浜松には到着出来そう。もし品川駅で、このこだま号では無く、その30分後位に発車予定のひかり号にしていたら、多分小田原とかあたりで、足止めされていて予定が更に見えなくなっていたように思います。一寸気になってネット調べてみたら、この時は熱海で足止めされていました。

17:21となり、静岡駅を出発。このこだま号名古屋行きなので、名古屋まで走らせてしまえば、その後の時間調整など不用なのも良かったのかも。結局浜松駅には、20分以上遅れての到着となりましたが、その程度の遅延で済んで良かったです。後からニュース等を見ると、どの駅も凄い混雑状況で大変そう。到着した浜松駅も、改札規制していたのかな。改札口の内側も外側も運転再開を待つ人で混雑していました。本当、品川駅を出たのが間一髪だったと思います。雨も降らないので植物も乾燥していて、それで火事も一度発生すると中々消化作業も大変なのかも。

(UA Leg#12) HND-OKA/-HND

 早朝にホテルをチェックアウトして、T3からT2へと空港内シャトルバスでの移動。T3のバス乗り場に到着したのが05:59で、丁度バスが出た後だったみたいで、数分して次のバスが到着して、15分程掛けてT2に到着しました。

地下の京急線ホームから2Fの出発フロアーに上がるエスカレーターは、二列でびっしりと人が並んでいて、毎回思うのだけれど「こんな早朝から暇そう大変だなぁ(マテ)」。隣りの自分が乗っている1Fから2Fへのエスカレーターは自分一人なんですよね。で、2Fの出発フロアーに出ると、こちらも早朝からかなりの混雑。やはり夏休みシーズンだし、連休前だし、お盆前だし、これからどんどん利用者は増えるんでしょうね。

いつもの様にANA Suite Expressでスキャンして貰い、そのまま4Fのラウンジへ移動。こちらはかなり空いていてゆっくり出来ました。軽くお握りと御稲荷さんを頂いて朝食代わりにして、暫く時間を潰しました。その後出発30分位前にラウンジを出て、ラウンジの少し先64番ゲートへと向かいます。

1) HND 07:30 - OKA 10:05 (NH463)

64番ゲートには、少し早めの7時位に到着しましたが、すでに事前改札が始まっていてちょっとビックリ。使用機材がB777-300で満員らしいので、搭乗時間を考えて早めにスタートしたんでしょうか。夏休みなので、このフライトも子連れの家族のグループが多く、事前改札が終わり優先搭乗が始まったのが、07:13でした。その後もぞろぞろと搭乗の列は途切れること無く続き、ドアクローズしたのは定刻を過ぎた07:40でした。5分程してプッシュバックが始まると、予想に反して左に機種を向けて、A滑走路のRW16Rへと向かいます。でも、T1の横辺りで止まると機長アナウンスが有り、この日の羽田空港は離陸用に2本滑走路を使用する予定が、1本使用不可となり(理由不明)、1本での運用になるので暫く待機するよう管制指示があった、出発が15分位遅れる、というがっかりな内容。暫く停止した後、やっと動き出しましたが、離陸したのは08:17でした。

この日は日本海側の線状降水帯の影響を受けているのか、離陸後暫くは結構揺れが続き、食事の配布が始まったのは三河湾から紀伊半島に達するくらいのタイミングでした。食事の後はアイスコーヒーを頂き、まずはスマホ(iPhone 15 Pro)をネットに接続してメール確認などした後、フィールドトライアル用にとゲンロク君も鞄から取りだして起動(Resume)します。ところが何故かゲンロク君が機内Wi-Fiに繋がらない。APは見つけてアクセスするんですが、その後ブラウザーからのアクセス認証をしようとサイトにアクセスするうちに「Resetされた」とエラーで終わってしまいます。何度繰り返してもダメ。試しにブラウザー(Chrome)を一度全部終了して見てもダメだし、再起動してみてもダメでした。仕方が無いので、ゲンロク君はオフラインで暫く使いながら資料作成等して過ごしました。

那覇空港には北側からの侵入で、RW36Rに降りたのは10:20と15分遅れ。その後誘導路を異動して33番ゲートに入ったのが10:31でした。機外に出たところでANAからメッセージが届き、次の復路便になる羽田からの飛来機が遅延しているので、出発時刻が15分遅延するというお知らせ。まぁ、仕方ないなと思いつつ、まずは所用へと向かいます。

2) OKA 11:45 - HND 14:20 (NH1424)

往路便、復路便、どちらも同じ位遅れたので、結果的に当初の予定通りの接続時間となり、ラウンジへと戻ってきました。入ったときに入口付近のカウンターがそこそこ混雑していたので「あっ、混雑している?!」と思ったんですが、奥の方は何故かガラガラでゆったりしていたので、奧の隅の席を確保することが出来ました。

汗も引いて、一息ついたところで11:30頃になったので、ラウンジを出てゲートへ向かうことに。最近は通常の搭乗開始時刻よりも早め早めに事前改札とか優先登場が始まるので油断できません。ところが、34番ゲート前に到着するとゲートから乗客が降りてくるところ。どうも折返し便が今到着したところの様子です。「これで12:00出発は無理だろう」と思ったら、案の定さらに遅延をして、12:10出発に変わります。後で調べて分かりましたが、この日の羽田空港は朝の滑走路トラブルもあって、軒並み出発遅延が発生していた様子です。

12:10に対して、何故か事前改札が11:51という中途半端な時刻からスタート。ただし、先にゲートを通過しても機内へはまだ入れないようで、PBBの中で皆さん立ち止まっています。その後優先搭乗スタートが12:02。使用機材がA320で、事前改札で結構な人数の人が先に機内にはいっているので、ドアクローズは12:14と予想より早めでした。プッシュバック後、RW36Lへと移動しましたが、空自のスクランブル発進があったのか、爆音とともに暫く停止。離陸したのは12:30でした。

食事の後機内Wi-Fiに接続してみると、今回はゲンロク君も問題無く接続してくれます。B777-300は設備が古くて、A320は新しい設備なので、その違いなんだろうか。今度B787の機体でも試してみないといけませんね。

羽田空港も混雑しているので着陸まで時間が掛かるかもと事前にアナウンスがありましたが、ちょっと遠回りしつつ房総半島南側からRW34L/Rへと進入するコースに上手く潜り込み、比較的早く着陸態勢に入りました。到着ゲートが北ピアの根元の50番ゲートとアナウンスされていたので、C滑走路側のRW34Rだと良いなぁと思いつつも、降りたのはA滑走路側のRW34Lでした。でも、そのまま直進して右折して暫く直進してから回り込めば、そんなに遠いわけでも無いのですが。着陸したのは14:38でゲートインしたのが14:44でした。

で、機外に出てからが遠い。延々とあるような感じでやっと制限エリアを出たのは、もう15:00近くでした。元々予定していた品川からの新幹線は15:10の予定で間に合わないので、その後の15:34発のこだま号に変更。これだと、その次の16:10発のひかり号よりは早く浜松に戻れます。途中買物などしながら、厳しい暑さの中何とか今回も無事に帰宅できました。