2025年6月14日

ANA In-Flight Wi-Fi

ANAの国内線・国際線の無料Wi-Fiサービスが拡充されて、動画再生も可能な通信がサービスされるという話。対象は、DASH-8 400を除く国内線機材と、A320-neoの国際線機材。6月13日から通信帯域を拡大するということは、来週後半予定している国内線利用時に体験できるんだろうか。 

ちょっと良く分からないのが「A320neo」の扱い。国際線用の機材で、国内線に投入されたときには機内Wi-Fiが利用出来るが、本来の国際線に投入された時には「機内Wi-Fiサービスは利用出来ない」というのは本末転倒なのでは。その逆ならば、B767何かでも同様のケースがあって私も経験しているから分かるけれど。A320neoだから、近距離国際線用機材だと思うので、フライト時間も2~3時間位だから我慢しろという事なんだろうか。でも、それならわざわざA320neoで対応する事も無いと思うのだけれど。

ANAの機内Wi-Fiサービスは、Panasonic Avionicsのシステムを基本国内線・国際線で使用しているけれど、国際線の古い機種はInmarsatが混在。さらに、B767-300ERとA320は機内Wi-Fiサービス非対応なので、B767-300ERは改修して8月からInmarsatを吸収したViasatのシステムを実装して高速通信に対応すると書かれているけれど、そうなると3種類のシステムが混在する複雑さ。A320は、今後A320neoに置き換わるだろうし、Inmarsat搭載機種も新システムに移行するとなると、結果的にB767-300ERだけが異端児になりそう。機体の容量とか仕様とか、何か理由があるんだろうけど、こう言うのって出来れば統一して欲しいところですよね。

フライト中の楽しみの一つに、機内で映画や動画コンテンツを楽しめることがありますが、昔は個別のモニターすら無くて、中央のスクリーンに投影される映像を眺めるか、音楽コンテンツは自分の席のイヤホンで聴くことが出来ました。それが、上位クラスから徐々に個人モニターがシート背面に設定されて、さらには個人のスマホやタブレットをモニター代わりに使用出来るように機内Wi-Fiが導入されて、さらにさらに外部との通信(ネットワーク)が出来るようになったときにはちょっと感動しました。ただ、最初の頃は接続も不安定だし、メールの送受信もおぼつかない状態だったけれど、今ではコンディションが良ければ特に不満無くネット接続出来ようになりましたからね。それでも、地上では5Gや光回線のスピードと容量になれているから、フライト中のネット通信はそれこそ二昔前のパソコン通信の趣でした。それがやっと、ADSLの時代くらいまで進むのだろうか(笑)。

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