2025年8月14日

卒業証書

何か泥沼化している(させている?)、伊東市の田久保市長問題。百条委員会に出席したものの、のらりくらりと無意味な回答を繰り返してやり過ごしているような印象は、以前と変わらない。「出席しました」という既成事実を作るためだけにでてきたように見えます。ただ、そういう行為が、それまでは味方だった人達も含めて、どんどん批判的な立場に変えていて、戦術ミスのような気がするけどなぁ。 

今回の件で一番の問題は、自分の除籍が確認される以前に、市議会議長・副議長に見せた「卒業証書と思われ物」が何かということ。今の状況だと、除籍だから本来の「卒業証書」は手元に無いことは確実なので、それ以外の何かということになります。自分で何らかの方法でコピーした物を準備したのかなと以前は思っていましたが、最近になって「それは卒業できない田久保氏に可哀想だからと作って、卒業式後の飲み会で渡した偽物」という証言も出てきて、どうもそれじゃ無いかと言うのが、今の所一番筋が通る話。ただ、そうなると本人は卒業していない事実を知りながら「卒業した」と偽物の「卒業証書」を見せたことになり、私文書偽造の罪も疑われることになり、より不味い立場に。多分彼女としては、「手元に卒業証書があったのでその様に長年誤解していた。今回(6月に大学に確認して)初めて除籍だった事を認識した」みたいなところを落とし所にしたいんじゃないかな。

その「チラ見せ」に関しては、田久保市長側は録音を確認して、19.2秒は開示している、議長側が言っているような「チラ見せ」ではないと今回主張。をぃをぃ、面会を録音していたのかとビックリしたけれど、その後会見に応じた議長側もこう言うことを想定して会見を録音しており、その内容を確認すると卒業証書なるものを見せた時間は10秒弱だったと対応していて、いゃいゃ、どっちもどっちじゃ無いかと言う気がする。ただ、田久保氏側の「録音」は、個人的にははったりじゃないかという気がするけどなあ。つまり、議長側にあの時の会話状況を証明するものは無いだろうという想定で、こちら側が先に言えばそれが「事実」になるのではと言う読みが有ったんじゃ無いだろうか。ところが、相手側にも録音素材がありそれが出来なくなり、逆に自らを窮地に追い込むことになったような墓穴を掘ったような気がする。まあ、双方共に相手を信用していなくて、それぞれ録音を準備していたくらいなので、相互不信は解決出来ないでしょうね。

百条委員会としては、不信任を出さざるを得ないだろうなぁ。そうなると、市長選の再選という事になるけれど、どうだろう、以前の支持者がどれだけ残っているかと言ったら、多分かなり減っている気がする。選挙時に提案していた、ソーラー建設反対など、その主張には個人的に同意できる話もあるけれど、こう言うことが公になるとその主義主張とは別に、その人の人間性というか、人として信用できるか、姿勢を任せられるかという、政策以前の話になるでしょうし、そうなると形勢はますます不利になるでしょうね。伊東市民がどういう選択をするかではあるけれど、もうここまで来たら再選も含めて新しい市長を一日も早く選出して、伊東市政を通常状態に戻すことが最優先である事は間違いですよね。

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