昨日は戦後80年目の終戦記念日で、全国で戦没者慰霊の行事や、お盆の時期でもあるので祖先の霊を敬うお参りなどに出かけた人も多いのでは無いでしょうか。その前には、広島と長崎への原爆投下慰霊の会もあり、毎年のことではあるけれど8月は日本にとって色々な意味で厳粛な時期であることは確かかも。ただ個人的には「記念日」というと、何かお祝い事のような印象を受けるので、「終戦記念日」という言葉にちょっと抵抗があるんですが。
某テレビ局では「戦後80年を忘れない」みたいな特集をここの所放送していて、チラッとみたら「私達はどこで間違ってしまったのか」みたいないつもの主張を繰り返していてちょっとげんなり。いゃ、日本が太平洋戦争に荷担したことは確かなので、そこには戦争犠牲者に対しての反省や謝罪はあるべきだと思うけれど、それはその行為を実際に行った人なら分かるけれど、自分のように戦後20年位してから生まれてきたものからすると、正直ピンとこない部分も多くなっています。実際日本はその戦後80年間、経済戦争はしたけれど物理的戦争はしていないわけで、「平和」という意味では過去一番平和な時期が続いていた、とも言えるのでは。
ここ10年20年位の間に疑問として感じるのは、こう言う「戦争」というと、どうしても「終戦」「戦中」の話は出てくるのだけれど、じゃぁそもそもその戦争を始めた理由なり切掛は何なのか、それが分かればそれを回避する、実行しないことで日本が再び戦争に突入する危険はかなり無くなるはずです。でも、例えばドイツならばナチス/ヒットラーみたいな単純な図式(あれも、本来はそう単純というわけでは無いみたいだけれど) であれば、分かりやすいしそれをドイツは上手く利用している気がします。例えば太平洋戦争終戦を昨日は反省したけれど、じゃぁその前の日中戦争とか第一次世界大戦とか、それこそ日露戦争とか、其れ以前の日本が参加したり日本が当事者として戦った物に対しての反省なり繰り返さない研究みたいな物って無いのか、凄く疑問でした。そんな疑問に対して、一つの回答というか切掛担ったと思ったのが、ReHacQで公開されていた、辻田真佐憲氏の対談で、この話を聞くとそう言うもやもんした物だったり疑問だったりしたことが、凄く腑に落ちた気がします。
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