2025年8月21日

梅仕事2025 (2) - 土用干し

今年も始めた「梅仕事」。昨年と異なり、何パターンの梅も仕込めましたし、量的にも3倍少しあるので、昨年以上に作業は大変かなと思っていましたがちょっとその予想が当たりました。今年は梅雨入りも梅雨明けも早くて、7月の土用の丑の日前に干す事が出来去年よりも早く7月中に土用干しが出来るかなと最初は思っていました。 ところが、梅雨明けして暫くしてから数日ごとに天気が悪くなるような状態が続き、晴天の日が何日か纏まって続くタイミングが中々取れません。8月に入ると、「えっ、今頃梅雨?」みたいな天候に変わってしまい、ずっと梅干しは赤紫蘇に使ったまま。それでも、お盆の頃位から天気が回復して、やっと暑い日差しが何日か続くようになり、やっと今年の「土用干し」をスタートしました。

去年は、魚の乾物を作るような干しカゴを買ってきて使ったんですが、その後倉庫を整理していたら、以前使用していた干しザルが幾つも出てきたので、今年はそれを使うことに。更に昨年は、干しカゴの編み目に梅干し自身の重みで果肉が食い込んでしまい、その状態で乾燥するから移動するときに皮が破れたりして困りました。その後ネットでクッキングシートを敷いてその上に梅干しを並べると、編み目やザルに固着せずに剥がすときも楽に出来るというハックを知り、今年はそれを真似てみました。

本当は、後で比較するために4種類それぞれのザルで干したかったんですが、個数が多いものは一つに乗り切らず一部混在して干すことに。漬けたときの果肉の状態が比較的青梅に近いものから、完熟近くまで追熟しているものも有るため、かなり状態は異なります。去年も追熟しすぎるくらいの状態で、干している最初は網に果肉や皮がへばりついて苦労しましたが、クッキングシートを引いても、そこに固着するものはやはり有ります。ただ、個数的にはクッキングシートを利用したほうが、梅の状態もかなり保持されますし、剥がすときも比較的楽に出来ました。1日目は、まだ果肉の水分が抜けきらずに、追熟が進んでいたグループは結構ぐじゅぐじゅしていて「失敗したかなぁ」と思いましたが、二日目ともなるとかなり水分は抜けてきて、追熟気味の梅もかなり乾燥して堅くなってきました。この後、三日間昼間外干しをして様子を見て四日目に一晩そのまま夜露に塗らして土用干しを完了する予定。三日目、四日目は、浜松も35度越えの酷暑になったので、かなり水分が抜けてカチカチになってくれる気がします。

平行して、赤紫蘇をザルで漉した梅酢も新しい漬物用便に入れて日光消毒し、赤紫蘇も外干しして一度乾燥させて、この後の漬け戻し用に取り分けて、少し残った分は更に乾燥させて「ゆかり」にすることにしました。昨年漬けた梅干しで使っている赤紫蘇も、この後乾燥させて「ゆかり」にするつもりで、かなりの量が出来そう。福神漬けや柴漬けが大量に製造できそうです。(続く)

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