2025年7月24日

Global Entryへの道(8) - Global Entry EoA Interview

Global EntryのEoA (Enrollment on Arrival)インタビューのために、一路Guamへ飛び立ったわけですが、 予想と違う部分があったので備忘録としてまとめておきます。

今回は、あらかじめインタビューの予約をして指定の場所(通常は空港のCBPオフィスらしい)でインタビューを受けるのでは無く、現地の空港到着時の入国審査の時に同時にインタビューを受ける「EoA (Enrollment on Arrival)」という方法。事前予約が不要な点はメリットですが、現地でどうなるか分からないというリスクも。Googleで検索してみると、EoAを受けるつもりでそのまま入国してしまって、再度後日やり直したなんていう経験談もあって、ちょっとドキドキしながらの挑戦です。

Guam行きというと、日本を夕方に出て夜遅めに到着するのが一番多いフライトですが、その場合CBPの係官もそんなに余裕があるとは思えないし、この時間帯は日本以外からも、中国、韓国からの到着便もあり、忙しそう。また、そこで時間がかかってしまうと、ホテルに入るのも遅くなり次の日は早めに出発することを考えるとちょっとリスクを感じます。そこで今回は、なんとか自宅から間に合うお昼前のフライトを予約し、午後に空港に到着して比較的空いている時間帯ならば余裕を持ってインタビューも出来るだろうという読みで、結果的にこれが良かったと思います。Global Entryのレーンは私以外は、KIOSKを操作していたアメリカ人と思われる人一人だけでしたし、到着が競合したのも韓国からと思われるフライト1便だけで、しかもこちらの方が少し早く到着したので余裕がありました。結果的に今回の選択は正解だったと思います。出発前に、自分のPASSIDが分かるように、CBPの自分のアカウントの1ページ目を印刷して、これを持参しました。後は、パスポートに日本の運転免許証、そしてバックアップでマイナンバーカードを持参しました。

現地に到着して、通常通り「入国審査場」へ向かいます。審査場前には、入ってくる人の流れを裁くCBPの係官がいるので、ここで「Global EntryのEoAインタビューを受けたい」と伝えると、一番奥の「Global Entry」の列に並んで待てと言われます。UA便以外にも、韓国からのフライトも到着していたのか、少しずつ人が入国審査場に入ってきますが、まずはその誰もいないGlobal Entryのレーンに並びます。目の前の検査官のブースも空席のまま。すると、ブース前で人の流れを裁いていた男性スタッフに「Global Entryのインタビュー?」と聞かれたので「Yes」と答えると、一歩中に入ってここで待てと指定されます。経験談とか読むと、別室で行われるようなので担当者が来るのかなと思っていたら、斜め前のブースの係官が手招きしています。横のスタッフを見ると、そこに行けという指示なのでそのブース前(通常の入国審査ブースの一つ)に移動します。

持参した、PASSIDの分かるハードコピーとパスポートを差し出して、「EoAインタビュー、プリーズ」と言うと、「予約している?」と聞かれて一瞬「???」。「いゃ、予約はなくてEnrollment on Arrivalでのインタビューを希望しています」と答えると、「ならOK」みたいな形で、ハードコピーとパスポートを受け取りインタビューが始まります。

まずはPASSIDの確認とパスポートをスキャンして、次に顔写真の撮影がありました。最初の撮影時に目をつぶっていたらしく、途中でもう一度撮影し直しましたが「こっちの方がGoodだ」とか言われて、をぃをぃ... で、画面上に表示されているであろう申請記録や、多分パスポートに紐付けされている渡航記録等眺めて確認しているんでしょうね。この時聞かれたのは、

  1. 過去5年間の渡航先で、私はUS以外は、SingaporeとAustralia(Sydney)へ実際旅行しているので、「それで間違いない?」と確認
  2. 日本国内の住所の確認で、ローマ字表記で申請している住所をアメリカ式に番地から読み上げて、確認
  3. 同じく登録している電話番号(スマホ)やメールアドレスの確認
  4. ドライバーズライセンスの確認があり、日本国内の運転免許証を提示しました。ここで、日本語だらけなので係官は読めないのですが、「ライセンスナンバーはどれ?」と聞かれて、「この番号」と「第xxxxxxxxx号」と記載されている番号部分を指さし、さらに「有効期限は?」と聞かれて、免許証に印刷されている「令和6年xx月xx日」というところを指さしながら、「This means 2024, xxx, xxx.」説明して納得してくれました。和暦と西暦の変換が、とっさの時には出ないものですが、丁度免許更新したのが昨年だったので直ぐに「2024年」が浮かび助かりました
  5. その後申請時に記載している、今の職業とか聞かれて、係官の知っている会社だったらしく「Wow, xxxx!」と言われてこちらがちょっとびっくり
  6. さらに左右の指の指紋を採取されましたが、私の指紋が薄いので何度かやり直しつつ、無事に完了
  7. さらに渡航履歴を眺めて、「去年は6回(SIN*2, HNL*2, GUM*1, SEA*1)、今年も4回、すごいね(これがちょっと謎で、今年は今回のフライトも入れて、SIN*1, HNL*1, GUM*1の3回目の渡航ですが、もしかした来月の予定に入れている2回目のHNL行き(by ANA)が、何らかの経路で情報共有されているのかも)」とか言われて、しばらくしたら「OK, Passed!」と言われて最初は「へぇ?」という感じでした。
  8. 最後に「次からはGlobal Entryの端末で入力するか、専用のアプリを使えば顔写真を撮影して、そのまま通過できる。」という説明があり、ハードコピー、パスポート、運転免許証を返してもらい、パスポートにはGuamの入国スタンプが押されて、無事に入国審査とGlobal Entryのインタビューが完了です。
インタビュー自体は、正味15分位でしょうか。「インタビュー」というよりは、少し長めの通常の入国審査、という雰囲気でした。通常の入国審査ブースで行われたので、ブース手前には通常の入国審査待ちの長い列が出来ていて、もしかしたら並んでいた人達は、なかなか審査が進まないように見えるであろう「あの日本人は何であんなに長く捕まっているんだ」と不審がられたかもしれない(笑)。特に何か引っかけるような質問も無く、申請時の記録と実際の書類(パスポートや運転免許証等)を付き合わせて、確認しているという雰囲気でした。係官は同年代くらいの男性の係官で、結構明るい感じの人だったので、それも助かりました。

その後、事前申請している通関用のQRコードをスキャンして税関を通過して、無事にGuamに入国です。空港ビルの外に出て、ホテルへのタクシーを捕まえに移動していると、メールの着信音がして内容を確認すると、私のステータスが変わったというお知らせ。早速自分のアカウントページを開いてみると、無事に「Approved」に変わっていました。これで5年間のGlobal Entry(+TSAPre✔)の資格が付与されました。

事前の予想とは異なり、空港到着後30分ほどで今回の旅の目的は無事に完了です。なんとなくあっけなく終わったなと言う印象でした。明日はゆっくりリラックスして帰国できそうです。(続く...)

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