2025年1月4日

RICE BOWL 2025

1月3日のRICE BOWLは、国内アメリカンフットボール(Xリーグ)のシーズン最後の試合。ここの所、ほぼ毎年富士通フロンティアーズ vs パナソニックインパルスの対戦となり、今回もマッチアップに新鮮味は無いものの、試合内容は例によって白熱した高密度な物。東の雄富士通は、2022年から三連覇中で、ここ10年間は国内のトップチームとして「富士通帝国」とも言える強さを堅持しているチーム。西の雄パナソニックは、富士通同様RICE BOWLに2022年から出場しているものの、毎年富士通に苦杯をなめさせているけれど、その差は僅差であと一歩手が届かないもどかしいシーズンが続いていました。

パナソニックの課題としては、序盤や前半はリードすることもあるけれど、終盤特に4Qに入ると富士通に抑えられて逆転されて敗れるパターンが多いこと。スタミナとか戦術というよりは、富士通の対応力の凄さなんだと思うけれど、今年はちょっと様子が違っていました。パナソニックは、どちらかと言うとラン中心チームだけれど、今年は前半はパスに比重を置き、前半は相手の意表を突き13-10でリードして折り返します。 ハーフタイムを挟んだ後半はラン中心の攻撃に戻して来ますが、3Qは無得点のまま。この辺りは富士通の対応力が勝っていて、さらにリズムを取り戻したオフェンスが逆転をして、正直「あぁ、例年のパターン」と感じました。

ところが、ここでパナソニックはターンオーバーを奪ってTDに繋げるなど、例年になく反撃ムードになると、再びパスオフェンスが機能しだして逆転します。富士通は3Qで逆転こそしたものの、その後のオフェンスが機能せずに得点に繋がらず、また焦りなのかミスも目立つように。特に4Q終盤に富士通が同点を狙うオフェンスで、QBのパスを最前列のDLウィリアムが片手で弾いてインターセプトして、そのままリターンTDを奪われたところで正直勝負あった感じでした。これでパナソニックが2TDのリードを奪い、富士通も1TDを返すけれどちょっと時間が足りませんでしたね。パナソニックとしては、9年振りのRICE BOWL勝利だけれど、それはイコール8年間富士通に勝てなかったということで、その苦節が遂に終わったわけで喜び具合は半端ないでしょうね。

この結果を受けて、パナソニックはパナソニックで、富士通は富士通で、例年以上にリクルーティングに力を入れるだろうから、正直2025シーズンはこの2強とそれ以外のチームとの実力差は広がる気がする。オービックシーガルズも、2021年を最後にここの所RICE BOWLの準決勝やその前の時代はJapan X Bowlで敗れているシーズンが続いているので、このオフシーズンはかなりリクルーティングに力を入れそう。となると、それに続く第2グループのチームは更に厳しい状況になりそう。現状はこの3強(富士通、パナソニック、オービック)に対して、残り一つの椅子を9チームが競い合うような感じなんですが、それはそれで伯仲した試合があったりして面白い。でも、3強の中でも特に富士通とパナソニックが強すぎて、シーズン後半になるともうこの2チームしか試合をしないシーズンが続いているのも、リーグとしては問題というか課題だと思う。今年から、リクルーティングや選手構成のルールが変わって、上下チームの戦力均衡化を進めているけれど、3強以外の中から頭一つ抜け出して3強と互して戦えるチームが生まれてくるだろうか。そんなシーズンを見てみたい。

2025年1月3日

ゆるキャラと地方経済

佐々木俊尚氏が紹介していた、 高知県須崎氏でのゆるキャラを活用したふるさと納税を活用しての地方経済立て直しの話。担当している、人物の性格・考え方・行動力、そう言うものが大きいなぁと言う気がするのと、やはり時代的にゆるキャラが認知されつつあったけれど、ライバルもまだそんなに多くなかった時代の利もあったように感じます。


ところで、記事には全く言及が無いのだけれど、この地元のゆるきゃら「しんじょうくん」って、「ちぃたん」にそっくりなんだけれど何が違うのか、記事を読んでいても気になって頭に内容が入ってこない(笑)。で、やっぱりいろいろあって係争中ということなんですね。ちぃたんと言えば、過激な内容の動画配信とかで有名だけれど、やはり間違えて須崎市側へクケームする人もいるらしい。いゃわたしだって記事を読みながら、あんなことやこんなことをやって知名度を上げて、須崎市として良いのかなぁ等と考えてしまいましたからね。

「ふるさと納税」って、私は利用したことはないのですが、弟夫婦が熱心でいろいろなところからお取り寄せとかしているみたい。で、この年末年始にも、富山だったか北陸からお刺身のセットとか蟹のセット、九州からマグロのセットとかおとりよせしたものを持参してきて、お節と合わせてお正月に食べてみました。いずれも冷凍食品だったので、ちょっと解凍方法がしっぱいしたかなぁというものもあり、味覚的には今ひとつのものもあったけれど、なるほどこういうものをリターン品として設定すると、これ位のふるさと納税が入るのかと、現実を学ぶちょっとした機会になりました。この須崎市の成功も、上手く返礼品を設定出来たことも大きいんじゃないだろうか。まぁ、数万人規模のフォロワーを持つ「しんじょうくん」が一書きすれば、その拡散力も大きいと思うけれど、やはりキャラクターの人気認知度だけでなく、「物の品質」も大きいなと改めて感じました。

地元浜松市の返礼品ってどうなっているんだろうと気になって調べてみたら、思わず笑ってしまいました。「餃子」「鰻」「三ヶ日みかん」「次郎柿」「うなぎパイ」等地元の品物がならんでいるから。変わり種では、地元の楽器メーカーのRolandとかKawaiの製品等がちょっと変わり種かなぁ。浜松と聞くと「餃子」とか「鰻」という固定概念が全国的にあるだろうから、逆に返礼品で差別化する魅力を創成するというのは難しそう。ゆるキャラも「家康くん」という、今ひとつインパクトに欠ける気がするし(マテ)。個人的には、浜松は自然環境も海あり山ありだし、天候も安定して居て、食べ物も美味しいものがあるから、これまでの「ものの返礼品」よりは「ことの返礼品」を充実させたら、変わり種にもなるし移住切っ掛けにもなるかもしれない。「ふるさと納税」というと、どうしても返礼品の内容とか納税額が話題の中心だけれど、移住による人口増加とか、そういう指標があっても良いんじゃ無いだろうか。勿論、ものの返礼品で知名度が上がり、それで移住する機会も増えるだろうけど。結局は、どういう全体の流れ(スキーム)を作るかが、一番重要だけれど見えない縁の下の力持ちだと言う事だと再認識しました。

FFP Reset

年が明けて、新年早々にAMCの記録はリセットされて、またゼロからのスタートに。


また、UA MPは、時差の関係とシステムの関係か、2日遅くというか3日の朝になってやっと記録がリセットされて、2025年が始まった感じです。

ANAのAMC 2025は、今の所新しいルールは発表されていないので、例年通り粛々とPremium Pointを貯めて、国際線利用時にその特典を利用するパターンになると思うのですが、UA MPはすでにPQPの閾値が上がることが発表されていて、例年以上に厳しいスタートに感じます。何度も書いていますが、チケット代などUS$での支出がイコールPQPに変換される今のルールでは、どれだけ飛ぼうがどのクラスを購入しようが、とにかく使用したお金次第。しかもUS$ベースなので円安の今日本円で購入するのは1.5倍不利になります。

もう一つUA MPの場合は、UAの運航便を最低でも4区画利用しないといけません。今年は、以遠権を利用して成田-高雄(台湾)線を開設するので、これを利用する方法もあるけれど、今年はMLB/NFLを例年以上観戦に行きたいと思っているので、そうなれば必然的に米国国内線利用も増えるので、意識しなくても自然に4区画位国内線を使うことになりそうな気がします。

理想は、春のMLBシーズン序盤夏休み位にそれぞれ大谷選手絡みの試合観戦に行き、秋序盤と秋終盤か冬の11月位にNFLの試合観戦に行ければと言うのが、今年の大雑把な目標。まだ確定では無いのですが、今年は仕事も辞めて悠々自適な生活に入ろうかとも思っているので、そうなれば幾らでも時間の調整は可能に。後は経済的な課題(問題?)を解決すれば、幾らでも何度でもどこへでもフラッと飛ぶのは自由ですからね(笑)。まだお正月三日目ですが、そろそろチケット検索の虫が目覚めそうです。

2025年1月2日

非常時通信機能

佐々木俊尚氏が紹介している、災害時に孤立想定される集落へ「スタリーリンク」を配備するという時事通信の記事。今年からかな、auのスマホだとスターリンクと通信出来るようになるんでしたっけ。現在は、スターリンク用のアンテナと受信機。ルーター等を設備することで、確か月額1万円位で高速衛星通信が利用出来るパッケージがあったと思いますが、自分も個人的に導入して見ようか思案中の所。大規模な震災が発生すれば、ガス・水道・電気等のインフラは勿論、基地局が動作不良となり通信機能も失われるのはこれまでの経験から当然想定しないといけないこと。そんな中で、通信回線が宇宙にあるスターリンクは、それこそ太陽風でも同時に発生して電離層にでも以上が発生しない限りは、ほぼ利用出来ると考えられるので通信インフラとしては今の所最強の存在かも。ただ、自宅装備品は電気で動作する以上、太陽光パネルとか大容量のバッテリーとか、補助電源も一緒に考えないと宝の持ち腐れになる事も考慮しないと。

自分の子供の頃は、そういう非常時通信機能を保管するものとして「アマチュア無線」が相当していたと思うんですよね。当時は、電話回線は有線電話しか無い時代だったから、特に地震等で電柱が倒壊して電話線が断線してしまうと、全く通話が出来ずに、かつ電気も止まってしまうと、テレビやラジオも使えず情報隔離されてしまう。車のラジオとか携帯ラジオなどごく一部からの情報で、被害の大小とか避難情報をかき集めるというのが当時の状況でした。そんな中でアマチュア無線による通信は貴重な戦力で、当時はまだポータブル無線機もそんなに存在していた時代では無いので、自宅に発動発電機(通称「発発」)を準備しているアマチュア無線局が情報交換に協力していた時代。何でそんなものを持つているのかと言えば、車で山間部など高度の高い場所へ移動して、以下に遠くの無線局と交信するか、そう言うものを競う競技とかもあったので、案外発発を持っている人も多かった気がします。それがいつ位からだろうか、携帯が大きく普及し始めた2000年前後は、まだ無線局の通信が貴重な情報伝達手段だった気がしますが、「携帯」から「スマホ」に変わると国内のLTE/4Gの通信網も整備されていって、さらにアマチュア無線局数の現象もあって、それまでの立ち位置が逆転した気がします。

ここの端末数では、スマホユーザーの方が文字通り桁違いに多いだろうし、アマチュア無線と事なり免許もいらないので誰でも直ぐにスマホを取りだして通話することも出来る利便性も大きい。一方で、スマホの場合は基本特定の相手との1対1の通話なので、どうしても不特定多数に情報発信しようと思うとSNS等への投稿誌か無く、それはまた情報にノイズが混じる原因にもなるんですよね。アマチュア無線の場合は、特定局を呼び出しても、不特定多数への送信も可能。それに、通話相手は相手も免許を取得している特定出来る相手ですから、情報伝達の信頼性も維持出来るだろうし。上手くアマチュア無線とスマホが連携すれば、効果的に広範囲への拡散と必要な相手への固定回線設定みたいな回線網が整備出来ると思うんですよね。そういう研究もどこかでやっているんだろうか。特定の通信手段に頼ること無く、臨機応変に手段・手法を切り替えて、最善の方法で常に情報伝達が維持出来ることが、大規模災害の時に必要な事の大きな一つだと思います。

誰も彼もが無線機を準備してアマチュア無線を利用出来るわけでは無いので、そういう資格と設備のある人がどの様に準備していくかというのも、それを趣味にしている人のある意味「義務」みたいなものかもしれませんね。確か電波法規にそんな項目無かったかな(マテ)。少しずつ時間を見つけて、自宅の基地局整備とハイブリッド車でそれなりに電源確保が既に担保されている車載無線機の準備も検討しようと思っています。そこにスターリンクを付けたら、取りあえず災害直後から数日間位の情報網確保は現状でも出来そう。昔だと、とにかく食料を保存して何日かかるか分からない状態で避難するしか無かったけれど、今ではまずは情報確保を優先して、何をどうしたらよいのかが最優先になる時代。それは、情報伝達手段の進歩もそうだけれど、例えば食料保存や飲料数保存にしても、保存食やミネラルウォーター等保存性の高い素材が増えてきていることもあると思います。つまり、昔は最優先だった食糧確保の閾値が下がり、代わりに昔は殆ど無かった情報確保手段の優先度が上がってきたことは、技術革新や社会構造の変化なども理由かなと感じます。まずは1年前の能登の記憶、あるいは14年前の東日本震災の記憶、さらにはその前の阪神大震災の記憶。自分が経験した記憶を忘れないように思いだしながら、日々の準備を改善していくことが今必要な対策だと思います。

2025年1月1日

2025年新年

2024年の年末は、比較的暖かくて過ごしやすい日が続いていました。年が明けた、今日2025年1月1日も、風はちょっと冷たい物の、ほぼ雲一つ無い快晴の青空で、まさに「新年」という印象。昨年は年明け早々能登半島地震の一方で重苦しい一年のスタートでしたが、今年は今の所そう言う大きな災害のニュースは無さそうで、昨年よりは静かで落ち着いたお正月になりそうな気がするし、そうなって欲しいと熱望するところです。

今年一年も、大なり小なり多少の違いはあっても一年は同じように過ぎて行くだろうと思うし、それがある意味一番の幸せなことなのかもしれない。ただ、毎年みんなそう言う事を思っていても、災害はある日突然発生してくるわけだし、突発的な事故にしても同様。自分も、軽微ではあったけれど昨年は初めて追突事故を受けてビックリしたわけで、今年はそれ以上のことはないように祈るばかりです。

「人生100年時代」と言われるようになり、確かに平均寿命も延びてきているけれど、やはり80歳代から90歳はじめ位までが、自分達世代としては(何もなければ)ゴールになるのだろうか。そうすると、残された時間は決して長くないわけで、色々な部分での自分の身辺整理も考えないといけない。一方で、残りの時間をいかに有意義に過ごすのか、自分として満足出来る時間にするのか、そう言う事も充実させたい。ただ、そのためには原資となる「お金」が潤沢にあるわけでは無いし、かなり妥協しないといけない部分も多いのが難しい所ですよね。

今年は、これまで続けてきた仕事をどうするのか決断しないと行けないタイミングになりそうで、継続するにしても、完全に引退するにしても、その後の人生設計を決めないといけない。タイムラインを考えると、この1月2月位には、まずは大きな方向性を決めないといけないので、2025年の序盤は色々悩むことになりそう。経済的な問題もあるんですが、やはりこれまでずっと続けてきたことがなくなることによる反動がどうなるか分からないし、その為に費やしてきた時間やリソースをどの様に新しい方向に転換していくのか決まるのかなぁ。何か、結構大きな事で悩みながら始まる2025年のように感じます。 

梅仕事2024 (5) - 実食

昨年初めて経験してみた「梅仕事(梅干し作り)」。 この年末に弟家族などが帰省してきたので、試食会をしてみました。付け塩を、18%位にして付けたので、少し長めに梅酢に付けて塩味が抜けるようにしていましたから、実食するしたのはこの年末になってからとなりました。ただ、その甲斐あってか塩味は少し強めではあったけれど、しっかり酸味が感じられて予想以上に旨く「梅干し」らしい梅干しになっていました。試食した弟夫婦や姪っ子夫婦にも好評で、来年は少し多めに梅を漬けて可能ならば少し分けることにします。また、梅干し作りに使った赤紫蘇がかなり大量にあるのですが、これを乾燥させて粉末にした「ゆかり」も好きだというので、天気の良い日を見繕って天日干しにして、大量にゆかりを作って送ることにしました。

個の自分の梅干しが出来るまでは、街中のお店などで梅干しを幾つか購入していたのですが、最近は減塩タイプが主流なので、殆どが8%とか5%とか「それ梅干し?」と思ってしまうものばかり。それでも何とか18%位の梅干しパックを見つけて、長期保存出来るので見つけたときには大量買いしてくるのが習慣でした。その市販の梅干しと自分の今回の梅干しを比較してみると、

  1. 塩味の具合はそんなに違わず、酸味も同様で、「味」に関してはそれ程違いないかなと言う印象
  2. 一番の違いは「食感」で、市販のものは梅の皮が柔らかく中の果肉もしっかり感じられる梅干しですが、自分の今回の作品は皮が少し固め(しっかりしている)なのに対して、果肉部分はかなり崩れている印象でした
  3. また、やはり市販製品は梅の粒も揃っていて品質が均一ですが、自分の梅干しは元々購入した梅の実が昨年は不作で品不足で店頭に回らず、やっと見つけたものを使用しているので、大きさや多分中のみの具合もバラバラだった気がします。今年の梅の実次第ですが、出来れば昨年よりは多めに購入をして、ある程度粒を揃えて付けてみたい気がします
  4. 弟姪っ子夫婦達には好評だったので、初めての梅仕事としては十分に合格点と言えるのでは
実は、少し前に何粒か梅干しを取りだして、一日一つずつ自分で試食をして、万一何か問題が無いか自分で「人体実験」をしていましたが、その時も今も特に体調に変化はなく、「梅干し」として問題は無さそう(笑)。梅干しは、中ると悲惨と聞いたことがあるので、最初はかなりドキドキしていましたが、今の所大丈夫そうでホッとしています。

梅干しは、これから少しずつ消費していくし、梅酢はまた今年も使用しても良いけれど、赤紫蘇がかなり残っていて、これをどう使うかが今の課題。ゆかりにするにしても、あれ全部をゆかりにしたらとんでもない量になりそうなので、半分位はゆかりにするとして、残り半分は簡易柴漬けみたないもので活用できないか調べています。本当に「柴漬け」を作るとなると、発酵させたりかなり手順があって、個人的には化学反応の発酵をさせるのが経験不足でちょっと躊躇しているので、赤紫蘇を使った簡易的なものを以前ネットで見つけた事があります。それを真似てみようかなと思っているところです。取りあえず、手探りで始めた一回目の梅仕事ですが、満足出来る結果で終わりそうで、これは一年のスタートとしては良い兆候かも。