2025年1月31日

Starlink Mini

ITmediaに掲載された、Starlink Miniの導入記事。お寺に導入されたというので、ある意味地域の公共施設の一つでもある自社施設に導入されるのは、理想的な事例なのかもしれない。初代のStarlinkの時も、個人的に凄く興味を引かれたんですが、如何せん個人で利用するにはちょっとToo Muchかなぁと言う印象を受けましたが、このStarlink Miniは物理的サイズはかなりコンパクトにしつつ、性能は以前と同等という事なので、可搬性が充実したのは「万一」という時には頼りになりそう。

消費電力も減っているので、大規模なバッテリーを準備しなくてもかなりの時間利用出来るならば、非常時利用としては大いに期待出来そう。日常利用にしても、月50GBもあれば十分だろうし、データ量の追加に関しても凄く常識的に設定されているみたい。悩ましいのは、今自家用車のWi-Fiサービスも利用していて、もしこっちに乗り換えたらそれは不用になりそうということ。車載Wi-Fi APが月1,650円なので、持ち出しになるんだけれど、もし使わなければ休止にすれば良いから、コスパ的には料金設定ほど悪くない気がします。

自家用車のLexus N350hには、USB-PD対応のUSBポートは無いのですが、シガーソケットに点けるタイプのUSB給電ソケットものでサポートしているものもあるみたいなのでそれを利用するか、AC100Vのコンセントも内蔵されているので、室内で利用出来る状態でそのまま車に持ち込めばどこでも利用出来る利便性は捨てがたいですね。何か、一月もしないうちに「おや、こんなものがUSから...」とか書き込んでいそう(マテ)。

衝突事故

自分も何度か利用したことがある、米国Washington D.C.の国内線用空港のReagan National Airportでの、American Airlines機と米軍機のUH-60機との衝突事故。両機の乗客乗員全員の死亡が確実視されていて、非常に悲惨な事故になりました。

最初に航空機とヘリコプターが衝突したと聞いて、「飛行速度に大きな差があるのに、なんで衝突?」と不思議でしたが、AA機は空港へのファイナルアプローチ中で、高度も速度もかなり落ちていた状態。一方の米軍機も空港への着陸を目指していたらしいけれど、ちょっと良く分からない。ただその後出てきた航空路の情報とか見ていると、結構ジグザグな飛行経路で、しかも最後はわざわざAA機にぶつかりに行っているように見えます。

今の所の情報を聞く限りでは、米軍機側が航空管制の指示を誤解したか無視したように感じられます。米軍機は訓練中だったと言う事もあり、そのミスの可能性もあるのかなと感じますが、詳細は今後の調査を待つしかないでしょうね。ただ、偶然偶発的事故にしては最悪の結果になったなと言う感じですね。

少し前に韓国での事故があり、何となく航空機関系の事故が続いているように感じます。偶然だとは思うけれど、何か事故が起こると連鎖的に発生しているように感じてしまいますよね。特に航空機関連の事故だと、何か伝染しているように大きな事故が続くような気がします。利用する側としては、とにかく安全な運航を願うしかないのですが、それ以上にやはり運航側運用側の意識を更に引き締めてほしいですよね。いずれにしても、不幸にして事故に巻き込まれてしまい亡くなられた方のご冥福を祈ります。

2025年1月30日

モバイルバッテリー

先日韓国釜山の金海国際空港で発生した、航空機火災事故。離陸前の出発準備中に航空機機内から出火し、乗客乗員はシューターで脱出して、怪我人は出たものの全員無事。ただ航空機は機体の上1/3位が炎症したような状態で、多分機内のビンボックスに入れていた荷物は駄目だろうなぁという印象。

「機内から出火」という一報を聞いて、最初何が原因なのか不思議だったのですが、どうも乗客が機内に持ち込んだモバイルバッテリーから出火したことが原因らしい。まだ原因確定には至っていないようですが、理由としては凄く納得出来る話で、航空機に限らず最近の移動環境に対しての継承でもあるのかなぁと言う印象を受けます。

モバイルバッテリーは、スマホやパソコンなどをAC電源の代わりに接続して利用するもので、私も2年程前に購入して仕事やプライベートで移動するときには便利に利用しています。最近はさらに安価になっていると思いますが、私も購入した時にはやっと値段が熟れてきた感じのタイミングかな。19200mAhあるので、持ち歩くパソコンだと1回充電することが可能な位の容量。それだと、本体のバッテリーを満充電しておけば、本体とモバイルバッテリーで6~7時間位は十分利用出来るので、日帰りの移動だったらACアダプターを持ち歩かなくても賄えます。サイズや重さから言えばACアダプターの方がモバイルバッテリーよりも小さく軽量ですが、どこでもACコンセントがあるわけでは無いから、利便性を取ればモバイルバッテリーかな。

そのモバイルバッテリーは、航空機利用の時には預け入れて荷物には入れられなくて、機内持ち込み手荷物に入れる必要があります。しかも、その場合でも大容量過ぎる場合は持ち込み拒否されるもので、これは一般的なモバイルバッテリーなら問題行けれど、最近のようなどんどん大容量化していくと今後は困ることもあるかも。課題は、モバイルバッテリーは高価なので低価格品が任期なんですが、そういう低価格品で手を抜いてコストダウンするのが「安全装置」関係。だから、安価なモバイルバッテリーには、個人的には絶対手を出さないし、有名メーカー実績のあるメーカーでも、出来れば発売後時間が少し経過して実績があるものを選ぶようにしています。大げさでなく、モバイルバッテリーで安全装置が付いている手榴弾みたいなものですからね。爆発も恐いけれど、発火すると単純に水を掛けたりして消すことも出来ないですし。今回は離陸前だからまだ良かったけれど、これが飛行中となると目も当てられない。そのうち、飛行機への持ち込み禁止になるかもしれないなぁ。価格も重要な選択要素なのは理解出来るけれど、是非安全性を最優先にして選択して欲しい。

時代に逆行が党是

新規発行が終了した「健康保険証」を復活させるために、嬉々として法案提出をする立憲民主党議員達。何度も書いている話だけれど、本当にこの人達は政治には不向きというか不必要な存在だなぁと言う気がする。昨日夕方のニュースでも、これから始まる国会で、また自民党の裏金疑惑を最初に取り上げるとか言っていて、まぁそれを喜ぶ人もいるだろうけど、殆どの国民は物価高を何とかしろ、給与アップを実現しろ、税金を減らせと今日の生活に対しての窮状を訴えているのに、あくまで自分達の趣味に走る無能な働き者達だよなぁ。

マイナ保険証なに関してですが、自分の周りだけ見ると、流石に利用者数が多い地本大学病品の受付では半分位はまだ既存の保険証を利用している様子だけれど、近くのかかりつけ医ではほぼ100%がマイナ保険証だし、そこから薬を貰いに行く薬局でも、マイナ保険証が90%以上。印象的なのは、結構高齢者の人でも今ではマイナ保険証を利用していて、多分家族とか同居していたらそっちに誘導されることも多いんだろうなぁと想像しています。 マイナ保険証の端末は、確かになれないと使いづらいところも多いけれど、一度慣れてしまえばマイナンバーカードを端末に於いて、後は顔認証すればほぼ完了。実はうちの両親などは、たまに病院とか行くときに「保険証が見つからない」と一騒動起きることが多いのですが、マイナ保険証も運転免許証と共有出来るとか、その利用頻度が上がればそう言う事も無くなるだろうし。

記事に書かれている法案提出理由が「不安払拭」と言っているけれど、それを煽っているのは自分達ですよね。それに、今の紙の保険証では偽装利用が問題になっているのに、それに対しては何も言わない。ふと疑問なんだけれど、この議員さん達はみんなまさか反対しているマイナ保険証なんて利用して居ないですよね? 現行保険証を未だに利用しているんだろうか。でも、私もこの問題が何年か前に出てきて知ったんですが、当時まだマイナ保険証が無い時代、うちの会社の保険証ってプラスチックカード製だったんですよね。その後、紙に印刷したものを使用しているところもあると知ったんですが、そう言う意味でもあえて「紙の保険証」という言い方をするのは適切では無いと思います。ただ、媒体が違っても記載されているのが「文字情報のみ」だから、色々偽装や虚偽使用が可能なわけで、そこは正さないといけなくて、そのためには顔写真が必要だとか、本人確認が出来ることが必要だとか、条件を付けて行くと「マイナンバーカードで良いじゃん」という事になるですよね。

偶々直前にフジテレビの2回目の会見を見たからもあるかと思うんですが、古い権威みたいなものが暴走している様子が、どちらも似ているなぁと感じます。自分達が正しい、自分達が正義、自分達こそが中心みたいな思い込みだけで、周りを見ずに我が道を行くという様子は、土俵は一寸違うけれど見た目は全く一緒。だから彼らの関係もよく見えるのかな。「類は友を呼ぶ」という事なんだろうなぁ。あの会見後、既存メディアもネットメディアでも、そして一般社会からも批判の声が大きくなっているように感じるんですが、立憲民主党にしても今は国民民主党へという「向かい風」が強まっていることをもっと認識しないと。でも無理だろうなぁ。フジテレビの会見では、一般人からの批判が悪質なジャーナリスト修正に繋がりそうだけれど、政党政治にしても一般国民からの強い意見をもっとぶつけないといけないのかな。

2025年1月29日

温故知新

30年前の阪神淡路大震災に対しての、社会民主党のコメント。 阪神淡路大震災への追悼コメントのはずが、何故か途中で東日本大震災での原発事故への批判になり、さらに昨年の能登半島地震での政権批判へと繋がっているけれど、阪神淡路大震災の時の政権は自社さの連立政権で、首相は社民党の前身である社会党の村山富市氏。東日本大震災の時も、その時の与党は現在の立憲民主党の前身と言うか、殆どそのまま。少なくとも自分達の先達がどうだったのか、その反省から始めるのが筋ではないだろうか。

想像ですけど、30年前の話なので執筆者は当時の事が記憶に無いくらいの世代の人じゃないだろうか。40代位だと、当時はまだ小中学生くらいで、首相がどうとか言う記憶も殆ど無いだろうし。流石に50代だと、もう仕事もしていて当時の様子もそれなりにちゃんと記憶しているだろうし。さらに「想定外を許すな」と言っているけれど、当時の村山首相が震災対策の遅れを指摘されて「何て初めての経験で」と言ったことが発端じゃないだろうか。

阪神淡路大震災は、今の時代に生きる人にとっては最大の自然災害と言っても良くて、あの震災以降それまで以上に地震対策にしても、南海トラフに対しての警戒も重要視されるようになり、被害も大きかったけれどその経験や知見を生かした対策も進んでいたと思います。東日本大震災も、地震の被害よりも津波による被害が多数だし、原発事故に関しても震災事態の影響というよりは津波による電源喪失という自体に対しての知見がなかったことが致命的でした。ただ、それでも最後に首の皮一つで発電機が動いて危機を乗り越えた福島第二原発の存在は忘れては行けないと思う。

「温故知新(故きを温ねて新しきを知る)」という故事は、比較的良く聞く言葉だと思うけれど、このコラムというか彼らの認識には、温故知新ということが欠如していることが確実な気がする。残っているのは、昔の栄光(みたいなもの)だけなんだろうなぁ。 

素人並みのベテラン

佐々木俊尚氏のmondで、先日のフジテレビの2回目の会見に関して問われた事に対して、佐々木氏が回答していて、1回目の反省からフルオープンにしたから「自称・ジャーナリスト」なる怪しげな参加者も紛れ込む、と言う説明をしています。それも正しいと思うのだけれど、実は不正規発言みたいな事をやっていた「自称・ジャーナリスト」の中には、例えば以前の官房長官会見で一人芝居をして顰蹙を買っていた某女性記者とか、最近では国民民主党の幹事長会見を出禁にされたフリーランス記者とか、それ以外にもネット界隈を中心に「悪名」高い人達も含まれているんですよね。だから、決してフルオープンにして玉石混交状態が混乱を招いたわけではなく、最初から(無意志に)混乱を招く原因となる人物がいるという事が、いまのメディアの問題だと再認識されたと思います。 

その佐々木氏は、当日の会見の様子を見て呟いたのが、こんな話。「対消滅」とは言い得て妙というか、思わず膝ポンしてしまいましたが、いゃ本当に消えてほしい。

今回の事案では、1990年代数多くの人気番組を放送していた当時のフジテレビの社長だった日枝久相談役に関しての質疑も多かったけれど、どういう根拠というか理由から彼が話題になるのか、業界に疎い自分は良く分からない(笑)。役職の地位なる物にも疎いけれど「相談役」って、ある種の名誉職というか慰労金を渡すためのポジションじゃないのだろうか。そこでどれだけの影響力を、配下のフジテレビ等に及ぼすとしても、時代も人も変わっている現在どれだけの物があるんだろうか。今回辞任した港浩一前社長などは、その日枝氏の元で人気コンテンツ作成をしていた人だから、確かに上下関係というか先輩後輩みたいなものは存在しているでしょうし意識しているかもしれない。でも、当時の番組は、今ではほぼ全て終了しているし、正直現在の規準というか視聴者の興味の対象からは、かなり外れても居ると思うんですよね。つまり、世の中ではInstagramとかTikTokで動いているのに、そこに昔流行ったパソコン通信を入れても駄目なことと同じだと思う。それに、仮に日枝氏の存在が問題ならば、先日亡くなられたけれど読売新聞の渡邉恒雄氏なんて、読売新聞はもとより日本テレビにだって影響力があったと思うけれど、今回の様な話にはならいのは不思議。

さらに言えば、準大手新聞とはいえそれなりに知名度はある東京新聞の某女性記者なんか、コンプライアンスやルール無視の好き放題やっていて、回りは勿論同僚の記者からも批判を受けているのに、会社側は忖度しているのかそういう行為が知名度アップしていると思っているのか、単に誤解して人気実力があると思っているのか、全く対応する様子が無い。しかも、東京新聞所属の記者なのに、それとは別のネットメディアの肩書きを使い分けて、講演会に出たり記者会見では別枠で入場したりと、会社に対しての論理感とか倫理観はどうなっているのか、そっちの方が大問題じゃないのか。以前から「迷惑系YouTuberとどこが違う」と言われているこういう人達が、これまでのようにつまみ食いみたいな形で露出するのでは無く、全て公開される形で可視化されることで、多分これまで以上に彼らの様子を知って評価を帰る人も増えるんじゃないだろうか。でも、心酔しているというか、コアな支持者やファンは、ますます喝采を与えて評価するんだろうけど。そうやって、乖離だけが大きくなっていく様子が、色々な場面や場所で見られるのが、現在の課題の一つなのかな。

ところで、会見が始まる直前に文春がしれっとこれまでの報道内容を訂正していたらしい。

しかも、今回フジテレビのガバナンスが批判される理由の一つである、同局の局員が関わっていたという重要な部分が「誤りでした」と訂正しているのだから、これって詐欺みたいなものじゃない?  で、その後のニュース等でも訂正前の情報でフジテレビの対応批判をしているコメンテーターとかいるわけで、これって意図的で無かったとしても悪質なのでは。例えばフジテレビが文春に対して立場が逆転したような報道で「○○でした」と言ってきた後に「△△でした、訂正します」と言ったら、多分彼らは激怒しますよね。全部が全部走だとは言わないけれど、今言われている色々な事柄には本人からの直接の言及は無いわけで、それは第三者委員会の調査と公開があるまで何も分からない。周辺取材で確認という言い方もするけれど、伝聞された情報が元の情報を100%再現しているとは確証は無いし、同じ内容でもその発言者が異なればニュアンスも変わるでしょう。それって、元の情報の変質なんだからやはりそういうノイズ込みの情報はそこで止めるべきで、元情報としては信用できない。でもいまはその信用できない情報が「正しい・正義」として何となく裏付けされていて伝搬しているわけで、その責任は毎度の事ながら大きいと思う。週刊誌がメディアとしてその存在感を増していることは事実だけれど、本家の事象ジャーナリストの凋落を見ると、やっぱり週刊誌は週刊誌なんだなと再認識する事象だと思いますね。

2025年1月28日

デパート化、スーパー化

ITmediaビジネスONLINEの記事から、家電量販店の「デパート化」に関して。秋葉原へ行けば「ヨドバシAKIBA」には必ずと言って良いほど立ち寄るし、浜松駅前の高架下には「ビックカメラ浜松」が入っていて、時間潰しの良い場所(失礼)になっている自分としては、凄く納得出来る記事。ヨドバシAKIBAの店舗は本当に大きな建物で、家電やカメラ等の種類も台数も豊富という言葉を通り越しているように感じる位販売されていますが、それ以上にそれ以外の色々な商品も販売されていて、「ここは何のお店なんだ」と毎回のように感じる所。ビックカメラ浜松も、お店に入って先ず目に入るのはお酒コーナーだったりして、店名にも入っている「カメラ」なんて、ちょっと奥に入らないと売り場には出会えない様な「本末転倒じゃ無い?!」と感じる位。

自分が大学に入り都内方面に引っ越してきたのは、もう40年以上も前の話ですが、当時のビックカメラにしてもヨドバシカメラにしても、その頃販売していたのは本当に「カメラやレンズ」だけで、家電なんて置いていないような状態でした。家電と言えば、秋葉原で購入するのが当然なときに、なんでわざわざ池袋や新宿で家電なんかを買わないといけないの、みたいな感じでした。 それが何時の頃からか、カメラ量販店が家電を扱いだして(最初はテレビとかがスタートだった気がします)、そこから秋葉原よりも安いみたいな感じになり、その影響もあって秋葉原は家電の街からパソコンの街に変わっていった気がします。最も、秋葉原は、元々は部品の街だったりしたから、秋葉原自体から見たらそんなに大きな変化では無かったと思うけれど、何時の頃からか家電買うなら池袋、新宿みたいな流れが完全に出来て、その頃からカメラ量販店が「家電量販店」にどんどん拡大して行ったと思います。

その家電量販店もパソコンを扱うようになり、カメラの販売面積は減るのに家電の販売面積だけはどんどん大きくなっていって、とうとう家電以外の品物を売り出したのはいつ頃だっただろうか。20年位前かなぁ、いゃ10年位前が大きな転換期だったかな。バブルとか景気低迷が始まり、家電の買い換え需用が一段落したり、低価格の商品が2000年代になると入ってきたりして、家電だけでは商売が難しくなってきたんだと思います。自分が記憶している中で一番ビックリしたのは、ビックカメラAKIBAでアルコール販売をしていたことで、試しに観に行ったら結構まともな品揃えでビックリ。そこからどんどん販売商品の範囲が広がり、余り行かないけれどヤマダデンキとかケーズデンキとかだと、リフォームとかまでセット販売していますし。確かに記事で言っているように「デパート化」と言っても良いでしょうね。フロアーの構成とか販売商品の比率などは、自分が良く知っている昔の「百貨店(デパート)」とはちょっと趣が違うけれど、でもその内容は「量販店」と言うよりは「デパート」と言う方が合っている時代になりつつあります。

記事を読んで同じように感じるのが、ドラッグストアの「スーパー化」。店名に入る薬の販売面積はどんどん小さくなって、増えているのは生活用品だったり洗剤だったり、最近では食料品や生鮮食品に力を入れているドラッグストアも増えています。自宅近くにある杏林堂には、地元で結構有名な精肉店の支店が入っているらしいのですが、その隣にはやはり地元で有名な惣菜販売の「知久屋」が入っているし、そらにその隣のパン屋さんも有名なところらしい。確かにこの店舗は、朝から夕方までそこそこ大きな駐車場がずっと埋まっているんですよね。別の場所にある杏林堂にも行くことがありますが、同じように薬や生活用品だけで無く食料品や生鮮食品も扱っているけれど、そこは小規模な感じで同じチェーン店でも違いがあります。フランチャイジーが違うのか、地域によって特色を出そうとしているのか、本当昔のような「薬屋さん」というイメージは、今のドラッグストアには無いのは、自分的にはカメラ店が家電量販店になり、更に現在デパート化している様子と大いにダブります。規模はちょっと落ちるけれど、コンピにも厳しい競争の中薬の販売もするようになったけれど、お店の規模的に多角化するにも限界があるので、案外これからはコンビニが厳しい時代になるかもしれない。ドラッグストアが、24時間の所もあるけれど、例えば7時から23時位まで営業したら、かなり脅威になるのでは。これからの流通ビジネスは、コアビジネスを確保しつつ、そこからどの様な方向に多角化出来るかと言うのがさらに厳しい競争になりそう。

長けりゃ、多けりゃ、良いというもんじゃない

昨日開催された、フジテレビの2回目の会社会見。冒頭から当事者と関係する個人名を最初の質問者が発言して、「あぁ、やっぱりな」と今回の10分遅れの放送措置が正しかった事を証明することに。その後も、ドタバタして居て直ぐにチャンネルを切り替えたんですが、何処も同じ会見を中継しているので、もうソースを切り替えてNFLのデビィジョナルチャンピオンシップの試合を見ていました。その後就寝をしたんですが、何か寝付けなくて夜中の1時過ぎに目が覚めてしまい、何気なくテレビを点けたらその会見の様子が放送されていて、「あぁ、こんな夜中のニュースで伝えているんだ」と思って少し見ていたら、まだその時点ではリアルタイムで続いていたと分かってビックリ。結局10時間半も会見は続いて、終わったのはそれよりも後の今日の午前2時半頃だった様子。まぁ、欲もそれだけ続けた方も方だし、最後まで参加した方も方だと、その持久力と言うか粘りは評価したい。

でも、開けて今朝伝えられ色々な様子を見ていると、10時間半と言いつつも凄く薄い内容というか、今回はフリージャーナリストやネットメディア等、所謂フリーランスに近いような人達も多く参加していて、そういう人達が好き勝手に引っかき回していた様子。既存メディアが優れているとは思わないし、彼らだって酷いときはあるけれど、それでも「会社」を代表している以上それなりのルールというか秩序は感じられます(一部例外はあるけれど)。でも、そう言うものは無くとにかく目立つことが優先される、「悪名は無名に勝」が座右の銘の人達はとにかく場を占有することが優先するような行動ばかり。しかも、それで自分に酔ってしまうのか、コンプライアンスが問題の案件でコンプライアンス的に許されるのか、みたいな事が中継されてしまう事態になったのは、ある意味「可視化」という事で良いのかも。

フジテレビの1回目の会見は、参加者を制限してかつほぼ非公開のような状態で開催されて批判を浴びたけれど、逆にそれら制限を無くした今回の会見を見ると、私なんかは「だから1回目の会見措置がある意味正しかったんだってば」と感じますね。大体肝の部分は守秘義務だったり、これから正式にスタートする第三者委員会で核にされるべき内容な訳で、それがこの場で「斯く斯く然々」と話が出てくるとは思えない。結局は、当事者が口を滑らすなり不注意な発言を引き出して、それを言質として自分達の主張を構成することが木的なわけで、正義の味方みたいな行動をしつつも結局は被害者、関係者を出しにしているだけだよなぁと言う、いつもながらの印象しか感じない会見でした。それが10時間以上も続くのだから、まぁフジテレビ側も大変だけれど、それに付き合わされる「真面目なメディア関係者」もウンザリしたことでしょうね。

その会見が放送されているのと前後して、突然TBSが生島ヒロシ氏の放送を終了することを発表。TBSのコンプライアンスに違反する行為が確認されたからと言う事なんだけれど、それがどの様に判明したのか詳細は不明。何となく今回の中居氏の件で、フジテレビ以外のメディアも自社に状況を再確認して、そこでこういう話が出てきて慌てて対応を取ったんだろうか。となると、TBSも日頃からコンプライアンス意識が低かったから、これまでそういう行為が見過ごされていたということになるのでは。勿論程度の差はあるんだろうけど、問題の根本はフジテレビと同じですよね。そう言う意味では、メディア全体というか「タレント・芸能人」という素材を利用して、「番組」という商品を制作して、それを「販売」することで利益が得られるというビジネスモデルを作っている、放送、雑誌、エンタメ、全て同様の話が有るはず。実際少し前に、某映画監督がセクハラ行為があったと言う事で批判されて、その影響で今年の紅白出演歌手の歌が差し替えられると言う事も発生したわけです。そう言う意味では、既存メディアはどこも膝に傷持つ存在、同業な訳で、彼らがいかに正義感を持って追求しても、どうしても茶番にしか見えない。だからこそ、そう言う事とは関係性が薄いだろうフリーランスや最近のネットメディアには期待するところもあるんだけれど、どうしても「悪名」が有名な人達ばかりだから、尚更酷い状態にしかならない。10時間半という長くて中身の薄い今回の会見は、そういうメディアの問題点というか現状をまさに表現していた10時間半だったんじゃないだろうか。

2025年1月27日

繋がっている時代

PC Watch山田祥平氏のコラムから、KDDIが通信費込みのWANデバイスをPCメーカーに提供するという記事記事にも登場するHPのeSIM Connectがどういう仕組みなのか興味があったんですが、なるほどこういう背景だったのかと納得です。自分のいまの自家用車にも、車内監視情報の共有だけでなく、車内にWi-Fi APの設定も可能で、車内からデジタルデバイスを最大5台まで接続してインターネットアクセスが可能になっています。auの開戦をしようしていると思うのですが、今回もKDDIなので同じauの回線。それだけauは回線容量に余力があるんだろうか(笑)。先日CMを見ていたら、確かホンダの軽自動車のCMでも「車内からWi-Fi接続可能」と告知していたので、もうそんなに珍しい機能でも無いんでしょうね。最近では、ドラレコのデータをモニターしたり、Lexusなんかは車内の映像をそのままリモートで参照して警察へ連絡するところまでネットに関わっているのは、自分も実体験したばかりですし。 

HPの固有技術だと思っていた、このWAN通信費込みの設定は、今後はHP以外のPCメーカーでも実装されるようなので、価格的にそんなに高くないのならちょっと興味が有ります。PCメーカーによって対象の設定に違いはあるだろうけど、HPの場合は5年間の4G LTE/5Gでの無制限利用が設定されているので、それこそ社内でWi-Fiに接続する時を除けば、もう公衆Wi-Fiすら使わなくなるかも。オフィスだって、Wi-Fiではなくマイクロ5Gのネットを配置しても良いわけですし。流石に海外でのローミングサービスは無いだろうけど、もしDual eSIMが可能なWANカード内蔵なら、海外に行くときにはそちらのeSIMを入れれば良いわけで、可用性は劇的に高まると思う。

KDDIとPCメーカーの間の契約というか、KDDI側のビジネスモデルがどういうスキームで作られていて、コストリカバリーがどうやって成されるのか分かりませんが、ほぼWANカードのコストに含ませてPCメーカーとして納得出来る範囲なんだろうなぁ。Lexusの場合、以前は車内Wi-Fiの使用料金が1,100円(税込み)でしたが、昨年12月から50%アップの1,650円(税込み)になっています。仮に年間15,000円としても、5年間で75,000円の料金が掛かるという事は、その半分がコストとしても数万円程度は余分に掛かると想定されます。それ位は転嫁されている設定なんだろうか。KDDIとしては、より有効に回線利用できるのであれば良いわけで、しかも新規に基地局とかこのサービス用に増設する必要も無いわけで、そう言う意味では自らの追加コストはゼロ。逆に、PCメーカーからは固定費が入ってくるわけだから、財政的にはより安定したものになるという想定何だろうなぁ。KDDI/auからみたら、その分auのスマホが売れたと思えば良いだけの話なんでしょうね。

追加の契約が不要で「eSIM内蔵モデル」を購入すれば、少なくとも国内ならばほぼどこでも通信が可能になるというのは大きな魅力です。私も、スマホの利便性携帯性は100%認めるものの、どうしても情報量の多さとかキーボードを利用した文字入力のし易さでは、これまでの経験もあってPCに軍配があがります。会社から支給されているオフィスPC、全部このモデルにならないだろうか(笑)。文字通りの「常時接続」は、スマホが一足早く実現して、それをパソコンが今追いかけている構図だと思いますが、やっとパソコンがスマホの後ろ姿が見えるところまで来た、と言っていいのかな。今はKDDI/auの独占状態だけれど、例えば楽天とかSoftbank当たりは類似のサービスを始めそうな気がします。eSIMだけ提供すると、既存の契約者とのサービス内容と差が付けられないから、やはりデバイス込みで組込前提のビジネスモデルに成るんだろうけど、でもそのうちにeSIM自体が「契約年数」だけ縛りがあって、データ容量等は短期間で大量利用みたいな著しい利用の制限は付くとはしても、常識的な範囲での「無制限容量」サービスで展開される時代が直ぐに来るんじゃ無いだろうか。もう、音声通話は事実上VoIPに変わってきているとも言える訳ですしね。データ通信が出来れば、それで十分というのが利用者の大本になってきている現在、ある意味正しい囲い込み手法かもしれない。

ポリシー闘争

4時間近くも続いたという、フジテレビの社員向け社内会見の様子が、他局のニュースやワイドショーで公開されていて、その内容を見ると、どうも全部のデータが何らかの形で流出しているみたい。社内向け会見の様子を当日会場に参加出来ない社員向けにオンラインでもその様子を流していて、その映像が流出したらしい。注目されている事案であり、社内外から興味も高いものとは言え、あくまで社内向け社員向けの会見(というか会談というかミーティングというか)の内容が、多分等のフジテレビの承認を得ずに他社が流用しているというのはどうなんだろうか。

例えば、社内向けにビデオ配信するとしても、最初に「このビデオの内容は社内向け利用のみで、外部への漏洩は許諾されていません」とか表示するとか、常に画面の一部に「社内視聴のみ」とかテロップを常に表示するとかしなかったんだろうか。この件が世間も含めて興味が大きい事は理解する反面、何の許諾も得ずにこういう情報が漏れていくというのも問題だと思うんですよね。元々の事象は、会社としてのガバナンスというかプライバシーポリシーだったりコンプライアンスポリシーが問われている案件。それと同様に、こういう情報が当事者の了解を得ずに外部に出ていくことも、セキュリティポリシー違反だと思うのだけれど。勿論、そこに公益性があればとか、例外は存在するんだろうけど、今回の場合社員向けの説明と質疑応答で、にこれまで言っていなかった事柄が発言されたわけでは無いと思われるので、そういう理由は出来ないと思います。また、映像が無造作に流出することで、その一部分が切り貼りされて別の意図のために利用されることで、更にノイズが増える可能性もあるわけです。それは、フジテレビにとっても、それ以外の人にとっても不利益になるだけで、利益を得るのはそう言うことをやってPVや「いいね」を増やしたい怪しからん人達だけだと思う。

そのビデオを自分達の放送で利用している他局も酷いというかタヌキだと思うのは、自分達が利用しているその映像の出所だったり、入手先・方法に関しては何のクレジットも示さず、さも当然のようにあるいはフジテレビが提供したかのようにフジテレビの会長や社長の映像を流して、そこに自分達のコメントなりテロップを重ねて、自分達の映像として放送している。まぁ、過去にも似たようなことがあったような記憶があるけれど、いざ自分達が逆の立場になると文句を言うのにこういう時には何も言わないのは卑怯だと思う。最近では、彼らメディアもネットに上がっている個人やプライベートな映像等を放送や番組で使いたいからと、その撮影者にコンタクトして「利用したい」と言う事があるらしいけれど、「では使用料を」というと何も言わなくなるらしい。それでいて自分達の公開している映像を利用すると、「著作権が」とか「使用料が」とかいうのだから勝手なものだと感じます。フジテレビも、「社内ミーティングの映像を他局が利用しているが、提供目的で準備したものでは無いので、利用が確認された場合はそれ相応の利用料を請求する」とか言えば面白いのに(マテ)。

考えてみたら、当のフジテレビも含めて既存メディアはそういうプライバシーとかセキュリティとか、そう言うものには無頓着なわけで、何を今更という話でもあると感じます。何か事件があると、被害者は直ぐに特定されて、それこそ子供の頃の話から最近の行動など、それがどれだけ被害者が被害を受けた理由と関係するのか分からないのに、とにかくそういう関係していると思われる情報を多数出したものが「勝ち」みたいな風潮を感じます。更にいえば、加害者は加害者で、その後の捜査や裁判があるからかある程度情報が制限されるんですよね。別に加害者だから容疑者だからプライバシーを晒してリンチしろなんて思わないけれど、被害者に関しては加害者以上にそう言うことが守られるべき存在では無いのかといつも疑問に感じます。今回の事案は、有名タレントと知名度の高い放送局関係者のプライバシーの(過激な?)問題が発端だったと思うけれど、それが拡大してメディアとしてのポリシーの話に拡大してきている。で、当のメディアだけで無く、それ以外のメディアも自分達の勝手なポリシー無視の活動をして相手のポリシー違反を批判しているという、奇妙だけれど見慣れた光景が展開されているなぁと感じます。だからか、フジテレビを批判している他のメディアの主張も空々しい印象を受けるし、何か期待出来るような事もないなぁというのが今の印象です。

二足歩行ロボット

24日まで東京ビッグサイトで開催された「ロボデックス」で展示されていたという、中国のUnitree Robotics社製のヒューマノイド型ロボット「G1」の記事

YouTubeに登録されている動画を観て驚くのは、その歩行動作の自然さ。ぱっと見は、ホンダのASIMOと構造的にはそんなに違わないように見えるんですが、動きのスムースさは段違い。腰の付け根と、膝の関節部分、そして足首の動作が歩行動作の肝になるのかな。しかも、このサイズで軽量化もされているようだし、これが今は300万円だとすると、多分1年ごとに半減していくんじゃ無いだろうか。競争の激しい中国だと、2年位で一桁下がっても不思議では無い。

個人的に勝手に想像しているのは、こういう二足歩行タイプのロボットの動作がスムースになり、かつ操作系もある程度自律して動作出来るならば、物理的な荷物の輸送というか「配達」という流通の一番の末端部分を置き換える事が出来るんじゃ無いかと思うんですよね。Uber Eatsや宅配便の配達作業を、この二足歩行ロボットが置換する時代があと10年、もしかしたら中国国内だと5年後位には実現するんじゃ無いだろうか。既に同様な自動運搬ロボットがあるのに何で二足歩行ロボットかというと、人間が日々利用している交通機関や移動手段経路を、そのまま活用する事が出来るから。今も自動運転による配送とか実証実験されているけれど、戸別のドア前までの配達は出来ない。でもこういうロボットならば、例えばマンションの30Fの部屋の前まで配達する事も可能になります。しかもも、24時間いつでも配送可能。受け取る側も、プライバシーを心配する必要が無いのもメリットになりそう。

歩行性能にも寄りますが、例えば過疎地域への配送なんかでも期待出来そう。斜面や悪路走行性能がどの程度まで拡張されるかにも寄りますが、都会のマンションなんかだと車型の自動配送装置でもアスファルト走行でエレベーターで移動という想定でかなりカバー出来るけれど、過疎地域だと例えば斜面とか階段とか、そう言う経路だと二足歩行の方が利便性は高そう。キャタピラー式でも階段の上り下りは出来るだろうけど、「人間が歩ける場所なら、同様に移動出来る」という特性は大きいんじゃ無いだろうか。それに、全て二足歩行で移動しなくても、例えば電動スクーターとかキックボードみたいなもので幹線道路は移動して、細かな小径や斜面は自分で移動するという「乗り分け」みたいな事も可能だろうし。日本の得意な変形ロボットを取り入れたら、車の形で道路を移動して、家の手前で人型に変形して配達する、何て言うことも満更出来ないわけじゃない。もしかしたら、「バルキリータイプ」なんて言うのも登場して、空路もOKとか(マテ)。

こう言うのって「SFプロトタイピング」の世界の一つじゃないだろうか。特に記事の中で、下半身の動作は仮想空間で色々な試行錯誤を高速で繰り返してデータを取り実機に反映させるとか、上半身の動きは模倣学習を取り入れるとか、そういう話つて少し前のAIとかロボット学習系のSF小説に結構登場するシーンなんですよね。特に仮想区間にモデルを複数作成して、それを加速実験をしてデータを取るというのは、今でも物理サーバー上に仮想マシンを幾つも作成して複数の機能実現サービス提供するのと同じで、今後はそう言う「仮想なんだけれど限り無く実空間に近いもの」をどの様に生成するか勝負になりそう。生成AI自体が、そういう存在になるかもしれませんね。その仮想空間で高速にシミュレーションを回して、より確実な未来予想をすると言う事なんてもうやっているだろうし。それに、仮想空間に作るのは「実空間の特性を再現したもの」で良いわけで、本当に実空間と同じ物を作る必要は無いと言うのも大きな特徴だと思います。そういう分野というか部分は、結構大きなビジネスとか技術革新の可能性が大きいだろうなと感じます。そういう部分って、子供の頃からアニメでDNAに刷り込まれている日本人が得意そうな気もしますがどうだろうか。

2025年1月26日

夢みたいなゴール

佐々木俊尚氏が紹介している、Wedge ONLINEの原田泰氏の記事。所謂「石丸新党」をテーマに、かけ声だけで実は変える気持ちは感じられない政治的スローガンに関しての批判。まぁ、石丸氏の新党に関しては、記事にも書かれているように、政党としての政策や公約があるわけではなく、しかも他党との兼任もOKという意味不明な集団。「意味不明」度で言えば、NHK党とかれいわとか、似たような政党が先に登場しているけれど、2期8年という任期だけ制限して、その他は自由でお金だけ出しますという団体が、果たして信頼出来る集団を形成出来るのだろうか。

何か問題が発生した場合、あるいは何か大きな課題が発生した場合、その問題・課題解決をするためには、直ぐさま必要な解決策対策とともに、今後そういう事例が再発しないような中長期的な対策も要求されます。特に企業活動の中でも開発製造みたいな部門にずっといると、そう言うものは「カイゼン」という名称で毎回フィードバックされて次に繋がるようなサイクルが続けられています。ただ、そのカイゼンも適不適があると思っていて、同じ物を作る上でその工程を磨き上げていくことは良いのだけれど、最近のような多品種短期大量生産みたいな状態だと、まずカイゼンを入れ込む時間が無いし、そのカイゼンが次の製品でも適切かどうかも保証出来ない場合も有って、無闇にカイゼンすることで改悪してしまうことも多いと思います。また、その問題・課題の根本理由をピンポイントで突き止めて、そこだけ修正するのが一番望ましいのだろうけど、それもなかなか難しい。多くの場合は、一つの理由で何か問題が発生すると言うよりは、色々な事象が大なり小なり重なって複合的な要因で発生する場合が多くて、それ故に「カイゼン」使用とすると、全体をやり直さないと駄目な場合も。となると、なかなか手を付けるのも難しくて、でも上からはカイゼンせよと追求されて、仕方なく当たり障りの無い所をカイゼンして、裏で再発しないようなモニターシステムみたいなものを準備して暫く凌ぐみたいな本末転倒な場合に落ち着くことも多かった気がします。

「構造改革」もそうだし「無駄排除」とかも同様で、確かに無駄な部分は無くして最適化すれば、コストも効率も改善されて品質も上がるかもしれない。でも、その「無駄」という判断を実は現場ではしていなければ、それは問題発生をそこで緩衝して遅らせて回避する、あるいは衰退させて解決していたかもしれないんですよね。例えば、何かものを作った直後は高熱状態だから、それを放熱して常温になってから次の工程二という場合に、待つ時間を節約するために冷却工程を入れて時間短縮する場合、一見問題無さそうだけれど、急冷することで品質にばらつきが出たり、強度が弱くなったりして別の問題が発生するようなこともあるわけです。世の中もそうだと思うけれど、物作りの世界だと、一見無駄とか余計な手間と思われる部分が、実は結構重要な要素に最後に影響するというのは、何度も苦い経験をしていると体験することだと思う。例えば小型化していくと、基板上の配線がどんどん複雑化して、かつ多数の部品配置をするために配線の幅も細く密集してくとる、それまでは問題では無かった電気信号の品質がノイズで悪化したり、さらに小型化とともに回路周波数が高速化してくると、ほんの僅かな信号線の長さの差が微妙なタイミングの連れを生んだり、互いに干渉したりとそれまで予想もしなかったことがどんどん新しく生まれてくるんですよね。

例えば「構造改革」とは何かと考えて、例えば一人一人が固有のマイナンバーがあれば、それをキーにして家族構成や相続関係が一意に把握出来るので、例えば今問題になっている「選択的夫婦別姓」も、エイリアスみたいな感じで表の「名前」は自由にして、でもそこに紐付けるマイナンバーを必須にすれば、結構簡単に解決出来想起がします。個人の電話番号とかメールアドレス何かも同様にすれば、電話キャリアーの移動なんかも簡単だし、メルアドもずっと同一のものが使い続けられるから不便さも無いだろうし。でもその為にはマイナンバーという「裏の構造改革」が必須なわけで、それに対しては反対する人が今でも少なくないでしょう。となると「構造改革」する素材や環境はあるのに、別の理由で構造改革が阻まれている、事はかなり多い気がします。ビジネスの世界では、どんどんコスト削減が進んでいって、昔のライバル企業同士が共同配送したり、共通の部品を活用したり何て言うのは、今では常識的なスタイル。だから、生活に於いても構造改革することでの利益(動機付け/インセンティブ)を大きくすれば、結構みんな素早く乗り換えていくだろうし、結果生活は豊かになる気がする。夢みたいなスローガンは駄目だけれど、ゴールとして具体的に設定して進捗していくことをもっと評価していければ、仮にそのゴールが夢みたいなものでも案外簡単に実現してくれそうな気がします。

後出しジャンケンで墓穴を掘る

なんでこんな人が国会議員、それも衆議院議員に当選しているのか、まぁ世の中色々だなぁと陰鬱とした気持ちになる話。今回の件に限らず、何か世の中でトラブルが発生すると、「実は以前から知っていた」「相談を受けていた」「別のあの人も同様」みたいな暴露系発言をして、自分が正義の味方被害者の味方みたいな立ち位置を誇示する人が、それも悪名の高い人に限って多い気がする。「許しがたい」なら、なんで相談を受けたときに対応しないのか、まぁそういうツッコミが集中するのは当然。

所謂「ジャニー喜多川問題」が明るみに出たときも、こんなこと言っていなかったかなぁこの人は。オウム真理教の時には、その取材能力と色々な発言で注目を集めた所謂ジャーナリストの人だけれど、それでチヤホヤされたからか、その後はどうも変な方向にベクトルが向いているというか、まぁあの当時にオウム真理教を追及していた人達って、結構その後は何か変わっていったような気がする。例えば江川紹子氏なんかも、彼ほど酷くは無いけれど時々ピント外れに感じる発言がその後は増えた気がする。

例えば会社生活の中でも、陰の噂なり色々な筋から情報が入り、その時には「そんな馬鹿な」とか「あの人に限って」という状況だと思っていたら、後日それがもっと酷い状況だった、みたいな話は長く仕事をしていれば何度か有る話。それもって「以前から知っていた」「聞いていた」という言い方を後からして、してちょっと目立ちたい気持ちになるのかもしれないけれど、それって隠れた「共犯者」を自白していることにもなるんですよね。その発言意図が、実は単に目立ちたいだけであっても、当時関係していた・認識していたのに、何も行動しなかったという事は、被害者から見たら加害者の一部と思われても仕方ない。仮に結構詳細に聞いていたとしても、本来ならば自分に火の粉が降りかからないように、「いゃ、全く気がつきませんでした」「いつものと変わらない付き合いだったので想像もしなかった」と関係を切るのが、普通だと思うのだけれど。

それに「僕が知っている女性タレント」というのも、実際どこの誰かも分からない存在な訳で、それすらも怪しい話。例えば、彼が以前誰か女性タレントとの交際が発覚していたとか、そういう噂があったのならまだ少しは説得力も感じられるのだけれど(その女性タレントが当事者で無かったとしても)、そういう浮名を聞いた記憶も無いしそういう関係になりそうな雰囲気も感じられない人が、多分テレビ出演とかしたときにすれ違った程度の関係性から、何か噂話で聞いた話を膨らませているだけじゃ無いのと突っ込みたくなる。 いずれにしても、現在もその前も国会議員という立場で居たわけで、その前は曲がりなりにも「ジャーナリスト」を名乗っていたくせに、当時はそういう話を聞いても何もせずに受け流していたことを自白して、それを自ら誇るという所に、利益を狙って後出しジャンケンして勝ったと思ったら実は墓穴を掘っただけという間抜けさを感じる投稿ですよね。

2025年1月25日

日本中国台湾韓国

佐々木俊尚氏が紹介していた、日本語と中国語を英語と漢字を混在させて表記すると、何故か日本人も中国人も意味が分かるという話。こういう話は、今でもアメリカ人やインド人に欧州人(英語)だけでなく、中国人や台湾人、さらには少し前までは韓国人等と毎日会話したりメールのやり取りをしていた自分としては良く分かる話。

日本・中国・台湾・韓国、そして英語も含めた五カ国語でのコミュニケーションを考えると、何ともむずがゆい関係が成立していて、

  • 中国語(=台湾語)と英語は、文字は異なるけれど文法は似ているので、ほぼ逐語訳が可能
  • 日本語と韓国語も、文字は異なるけれど文法は似ているので、 ほぼ逐語訳が可能
  • 日本語の「漢字」と台湾で試用されている「繁体字」は、繁体字が日本の「旧字」に相当する文字が多いので、ある程度の年代の日本人だと台湾語で書かれた内容は漢字から類推可能。逆に台湾人から見ると、日本の漢字はほぼ意味が判別出来るらしい。
  • 同じ「漢字」でも、中国は「簡体字」で省略された漢字が使用されているので、日本人から見ると分からない漢字も多い。台湾人でも、中国と仕事などで関係していればかなり判断出来るらしいけれど、分からない文字もあるらしい。
  • 中国語(北京語)と台湾語は、発音・会話は同じだけれど、使用する文字が異なるので、中国人と台湾人は会話は問題無けれど、筆記は難しいらしい
韓国の人と仕事をしたときには、正直ハングルの作りが良く分からなくて書き文字は全く理解出来ない勝ったのですが、会話に関しては文法が日本語と似ているから、単語をある程度覚えると、案外会話する位はできるようになります。それは向こうでも同じで、だから韓国の人で日本語の上手い人も多いのだろうと思っています。日本人でも韓流ブームとかありますが、結構韓国語を習い始めて話せる人が多いのもそんな理由かも。あと、中華系の人って結構英語が上手い人が多いように感じるのも、言葉の構造が似ているからなんじゃ無いかと言う気もしています。特に以前は、香港では英語(文字通りQueen's English)が使われていたから、香港人のエンジニアと話をすると本当に惚れ惚れすることも(笑)。

生成AIを使えば、日本語と韓国語のリアルタイム会話システムなんて直ぐにできそうなんですが、まだ実用レベルのものとか無いのかな。同様に、中国語と英語のリアルタイム会話システム何て、多分中国政府は既に開発済みなんじゃ無いだろうか(勝手な憶測)。それを考えると、語順が異なる日本語と英語の翻訳は、本当に難しいと思いますね。同時通訳の人達は、色々な経験や知識から先読みしたり、後から補足する言い回しの仕方を工夫して、出来るだけ日本語として不自然にならないように仕事をしているんですが、やはりリアルタイム翻訳(=同時通訳)と、その後もう一度翻訳し直したものと比較すると、かなり印象が異なります。あれって、例えばライブ放送でも一度キャッシュをして全部を聞いてから翻訳をして、それを乗せて数秒遅れで放送すると言う事は出来ないのだろうか。どうしても、ライブ性が重要視されて翻訳の品質は二の次三の次なんだろうけど、そこで何秒かの遅延が発生しても、やはりちゃんとした相手の言葉を聞きたいと私は思います。

社長会見

フジテレビが、社内向けに開催した社長会見で、先にクローズドで行った会見を「失敗」と表現しているんですが、まぁそう言われても仕方ない状態だったことは確か。一方で、そのようにした理由の一つ手に、所謂ネットメデイア等の不規則発言で、被害者のプライバシーなどが犯されることを危惧したという理由も個人的にはもっともと感じる話しで、メディアにもピンからキリまであるという事も事実。特に「ネットメディア」と呼ばれているメディアは、その自由度は武器であるとともに、とにかくPV稼ぎ、話題性が最大の要求項目だけに、どうしても衆目を集めるような伝え方をしていることも事実だと思う。それ故に、課題な表現、過剰な修飾、誤解を招くような伝え方も多いわけで、そこはネットメディアとしての大きな反省点だと思う。 

社会的な関心も高いので、当のフジテレビは勿論、ライバルの民放各局も大きくかつ何度も伝えているのですが、厳密に言えば今回の問題はフジテレビだけの問題では無く、タレントや芸能人を使うメディア全体の話だと思うわけで、そう言う意味では他局も本当は厳密な意味での「第三者委員会」を設置して自分達のこれまでの行動を検証する必要があると思うんですよね。でも、多分他局はそこまではやらないでしょうね。

ネットでは、フジテレビのCMの殆どがACジャパンに変わったと揶揄する発言も多いのだけれど、CMは差し替わったとして、その番組の視聴率はどうなんだろうか。CM供出停止は、あくまでテレビを利用する企業とテレビ局の話で、実は世間的にはそのCMが無くなっても本体の番組が放送されるならば実は影響は無いとも言えます。世間が本当に今回の件に怒りを感じていて、フジテレビをボイコットしているならば、視聴率が大きく下がるはずだけれど、例えばここのランキングを見るとそんなに大きく下がっているようには個人的には感じられません。変な話だけれど、視聴率が高いという事は広告効果も期待出来るわけで、既存の停止しているスポンサーに変わり広告供出したいという企業が新たに現れるかもしれない。それ以上に代替措置として放送されているACジャパンの公共広告も多くの人の目に留まるわけだから、それってある意味フジテレビの公共奉仕みたいなことにもなるのかも(マテ)。

日頃は他社の同様の事例を取材して報道している側が、いざ自分達が当事者の立場になると下手を打ってしまうというのは、何やってるんだという事もあるけれど、人にしても企業にしてもなかなか突発的な事例に対しての対応には慣れていないだけに上手く行かないことの方が多いという事でしょうね。来週月曜日に改めて公開での会見があり、その内容次第ではもしかしたら停止している広告供出を戻すところもあるかもしれない。肝心な中居氏が芸能界引退を発表しただけに、ある意味一区切りついたと考えるところもあるかもしれませんね。企業として商品を売るために、広告効果が認められるならば、それも利用したいだろうし。一方で、三月末に発表するという第三者委員会の内容次第では、例えばフジテレビ側に何らかの関与が認められたとしたら、メディアとしての信用も失うわけで、となると今ここで再会するリスクも考えないといけない。まだ暫くは微妙な駆け引きが続くのかな。厳しい状況がまだ続くけれど、現場としてはそういう見方を払拭するようなコンテンツを提供して欲しいですね。

2025年1月24日

(UA) NRT - HNL (1) - 思い立ったが吉日

一度火がついてしまった思いは、燃え上がることはあっても衰えることは無い、を実感(笑)。3月までは、ちょっと悩む料金ばかりでしたが、4月に入りG.W.前までの端境期(?)ならばZクラスでお得な料金が幾つか出ているので、ここはやっぱり行くべきだよなと自分を3秒で説得して予約することに。まぁ、予想通りの成り行きですね(苦笑)。

ただここで残念なお知らせが。元々は、週末を挟んだ日程で最初に検索した時には希望通りに、ずっと寝ていく往路は羽田発の遅い便が取れて、復路は成田行きの早い便が取れていました。ところが2日後の昨日同様に予約検索を入れて見ると、その旅程での安い設定(Zクラス)はもうなくなっていて、思わずため息orz 「なんであの時に予約入れなかったのかなぁ。1,000円で72時間予約保持出来るので、それで一度仮予約していれば良かったなぁ」と自分で自分に自己嫌悪。仕方が無いので、別日程で検索してみると、一週間後の週末を挟んだ日程ではまだZクラスが取れそうですが、経路は成田発だけでこれがちょっと残念。往復A380になるのは、嬉しいと言えば嬉しいけれど、時間的には羽田発の一番遅いフライトの方が、現地到着がお昼前になるのでそちらの方が色々都合が良いのですが仕方ありません。更に、復路の成田行きは、早い方の便が取れなくて、遅い方のフライトになってしまい、これで帰宅時間が遅くなります。朝少し余裕を持ってホテルから移動出来るとは思いますが、それに余りメリットは感じられないし、確か自分の経験上、この2便目のA380の方が混むんですよね。こちらは、ファーストクラスへのアップグレードをかけようと思っているんですが、となると競争も厳しくなりそうな気がします。再び「なんで最初に予約しなかったんだろうか」とウジウジしながらも、この予約も翌日にはもう取れなくなるかもしれないと思い直して直ぐに予約したんですが、その後1時間もしないうちにそのクラスも売り切れとなり、結構危ないところでした。 

さて、次はホテル予約。そうで無くても高いホノルルのホテルは、円安でさらに割高になっています。そこに、リゾートフィーでUS$50位が上乗せされますから、これも大きい。実際、いつも利用している、BONVOY系、Hilton系はUS$400~$500位が相場。久し振りにHyatteを見てみたら、こちらはUS$300位のレートが出ていましたが、これは即決の場合でキャンセル可能料金だとやはりUS$400近くになります。InterConti系は一箇所しかないので今回は見送り。試しに、それ以外のローカル系のホテルとか見てみましたが、やはりUS$300前後に成るのでそんなに違わない気がします。自分の場合、弾丸トラベルで短い期間でサッと回るのが旅行スタイルなので、ホテル立地は出来ればアクセスの良い場所や利便性の良い場所が望ましい。そうなるとFSPメンバーになっているBONVOY系かHilton系になります。昨年は2回ハワイへは渡航していますが、いずれもHilton系でした。うち一回はHilton Villageで、こちらはポイントで宿泊しましたが、リゾートフィーも掛からずデジタルキーも利用できで便利だったので、今回もポイントを利用してHilton Hawaiian Villageを押さえておきました。これで取りあえず最低限の準備は出来たことになります。

今回のフライトは、ANA発券ですがマイルはUAに点ける予定で、獲得予定のPQPは、約2,300PQP。チケット購入時にSKYコインを少し使ったこともあり、1PQPあたりのコストは、約120円位と今の円安状況を考えると効率は結構良い感じ。UAで同様の旅程を予約すると、2,000PQP行くかどうかですから結構違いますが、でももう少しPQPが獲得出来たらなぁと言う気持ちもありますよね。今年は11月始めにUSのESTAが切れるので、それまでに出来るだけ渡航するのと、11月か12月に次のESTAでの1回目の実績を作って、それ以降の入国審査を簡単にしたいんですよね。ところで、4月のHonolulu行きが決まったので、一気に今年の海外旅行魂に火がつきました(笑)。3月の近場(?)のSingaporeへ飛べないかなぁとANAのサイトを彷徨う様子を覚めた目で観る自分が見えるような気がします。(続く...)

引退宣言

昨日の中居正広氏の芸能界引退発表にはビックリしましたが、実はこれで個人的にはちょっとホッとした印象も。実は、世間的には中居氏への圧力が高まっている中で、彼もこういう状況では決して安定した考えとか行動が出来る状態では無いだろうから、何かの切っ掛けで最悪の事態にならないかと心配していました。それが、色々問題や課題はあるんだろうけど「芸能界引退」という大きな決断をしたことで、少しは彼への圧力もへり彼も一区切りしたことで、以前よりは余裕ができるようになるんじゃ無いかと。ただ、それが逆に精神的な不安定感を生み出して、ふとした切っ掛けで「全て終わった、片付いた」と言うことで、自分自身にも区切りを付けて最悪の事態にな可能性もないわけじゃ無いので、それも今後は見守らないといけない。

今回の件は、元々は中居氏と相手の方との個人間の話で、それは100%納得したわけでは無いけれど、それなりの慰謝料を払っての示談が成立しているので、それはそれで「一応の解決」と思って良いはずだと思います。でも、中居氏のこれまでの社会的立場とか、その後の本人やフジテレビの対応に疑問が発せられて、それが次の問題点になっている。でも、世間的に派というかメディア的には、それら全部をひっくるめて一つの大きな「話題」として伝えているから、色々なノイズも多く発生しているし、それが問題をますます複雑かつ面倒な状態にしている気がします。

本来ならば「示談」という一つの方法で解決しているわけだから、その事が問題視されるのはおかしいと思う。ただ、とは言っても何かトラブルが発生しなければ「示談」という方法も取られることも無いわけで、そのトラブルの内容や原因によってはその行為者に対しての信頼感だとか責任という事にも疑問が生まれるわけで、そういうイメージがビジネスの肝でもあるタレント・芸能人としては致命的でもあるんですよね。そう言う意味では、示談成立した時点で中居氏自らが「トラブルが発生し、示談成立したが自分としては反省しなければならない、暫く休養します」とでも言ってしまえば、引退までは行かなかったかも。でも、その場合相手との示談内容に膨れる「守秘義務」に関してどうするかという話しも出てくるだろうし、当然相手側も特定されてそちらへ取材という名目で圧力が発生するだろうし、それはどちらにとっても望ましくない話。結局は、当事者同士で示談成立したならば、後は不問に付すのが一番良いのだろうけど、それも今回の様にどこからか漏洩しないうちはと言う事ですよね。

今回の場合、最初にスクープした芸能誌はウハウハなんだろうけど、結局はそのトラブルの火中にあった当事者にとっては、ほじくり返されたくも無いことを公にされてより傷ついただけだろうなぁ。「いゃ、フジテレビの不適切な体質を明らかにした」 という意見もありそうだけれど、中居氏がフジテレビとだけ仕事をしていたなら別だけれど、人気者の彼は全てのメディアと仕事をしていたわけで、となると全てのメディアの身体検査をしないと行けなくなる。スクープした雑誌メディアだって、完全にシロだとは言えないわけで、芸能人とかタレントと関わり合いのある全てのメディア関係者に対しての問題だと思うんですよね。それをフジテレビに矮小化して有耶無耶にしようとしているとも見える気がします。

2025年1月23日

CM出稿停止

フジテレビの対応に対して、更なる改善と進展を求めて、多くのスポンサー企業がCM出港を停止したり、企業名入りの番組名や表示の削除など、所謂「フジテレビ離れ」が加速中。確かに、港浩一社長の会見は、やり方にしても、内容にしても、発言にしても、もう少しやりようがあったんじゃ無いかと言う気がするし、その後の元フジテレビ役員で現在の関西テレビ社長の大多亮社長の会見はそれらの反省点を踏まえて準備されたように感じて、こちらは今の所話せるギリギリの所だろうなぁと言う印象。

実は、今回の大手企業のCM出稿停止に関しては、気持ちは分かるけれど何かむずがゆさというか違和感を感じる部分もあって、その行為自体は企業側としても「ちょっと勇み足だった」んじゃ無いかと言う気がします。でも、大手の例えばトヨタなどが最初にCM停止にすると、多分それに釣られて世間からの声も大きくなって、企業イメージ維持のために追随せざるを得ないんでしょうね。企業だけで無く、最近始まった 「119エマージェンシーコール」では、タイアップした消防庁がPRポスターの配布を延期するとか、公共機関にも拡大しています。どの場合も、理由はフジテレビの対応に対して不満、不足、不十分だと感じているからだとは思うんですが、元々のトラブルが個人間の微妙な内容で、しかも当人同士の間では既に示談が成立していてその中では守秘義務も要求されているから、本人から直接説明する機会は望めない。逆に、それを強いれば被害を受けた女性側を再び痛める行為になるわけで、それは一番避けるべきことだと思います。となると、当時のフジテレビの対応が適切であったかどうかを、中立かつ独立している第三者機関で確認するのが唯一の方法で、それに対して「望まれる体制での第三者機関を設置して当時の行為を検証する」ことを、スポンサー企業としてはまず要求するべきで、それが期日までに出来なかったのであれば、最後の手段としてCM出稿停止という行為になるのだと思うんですけどね。

もう一つ不思議なのは、火中の中居氏は民放とかもしかしたらNHKも含めて多くの放送局なりメディアなりに登場をしていて仕事をしていたのだから、今回表に出てきた事象はフジテレビ関連だったけれど、それと同様の規模や内容は小さいかもしれないけれど、適切に対応されたのか検証されるべき行為が他のメディア出なかったことも確認するべきだと思うんですよね。日本テレビだったかな、早々に「当局ではその様な行為は無かった」みたいなことを言っているけれど、それって中立的な第三者がちゃんと調査しての結論なんだろうか。関係者にインタビューだけして「どうなの」と聞いて「無いです」と言われたから「無かった」と言っているだけなら、フジテレビの行為を批判出来ないと思う。それに、中居氏がそう言うことを実行したのか同化が問題なのでは無く、そういう雰囲気なり環境が、演者とメディアの間で暗黙の場合も含めて存在していたのかどうかが一番の追及点だと思うんですよね。実際少し前の、所謂「ジャニー喜多川問題」だって、結論としてはジャニー喜多川氏個人の話に矮小化されているような気がするけれど、その回りに居た「知ってはいたけれど見て見ぬ振りをしていた業界関係者」の責任も大きいのでは。少し前までは、あれだけ騒いでいたのに、その後は全くと言って良いほど報道されなくなり、ちゃんと対応して解決しているのかどうかも良く分からない。少し前に、アメリカへ行った時に迷惑行為を受けたと言う事で、アメリカで裁判を起こしたというニュースもあったけれど、現在どういう曲面になっているのか、事象として解決したのか未解決ならばどれだけマイルストーンは進んだのか、そう言うことをちゃんと提示しないから、暫くしてみんなが忘れると似たようなことが再発するんじゃ無いだろうか。

キー局のフジテレビの放送では、もっと変わっているんだろうけど、地元の地方ネット局のローカル局ではACジャパン、全国CM、ローカルCMが1/3位担っている印象。正直そんなにACジャパンのCMが増えている印象は受けないんですよね。まぁ、以前と比べたらテレビ自体視聴する時間は減ってきているから、CM自体見る機会も減っているんだろうけど。で、そのACジャパンのCMなんですが、「公共広告」という事で、特定の企業や製品ではなく、ボランティアだったり生活改善だったり社会貢献だったりと、非常に健全で社会的に意義のある内容が毎回放送されています。ある意味、問題だと指摘されているフジテレビ(系列)のCMが、一番真面目で社会貢献しているという矛盾を感じてしまいます。また、出稿停止という「伝家の宝刀」を抜いて仕舞ったのだけれど、今回と同等以上の問題が今後発生した時には、同様の対応を取るのだろうか。今回は、フジテレビに対してはコンプライアンスの問題と対応という事になるんだろうけど、別の内容でもメディアとか放送局として重大な課題・問題が発生した時には、同様の対応を取るのだろうか。例えば、最近よく言われる「虚偽報道」とかは情報伝達企業としてメディアとしては一番の問題だと思うけれど、あの時に問題として意見したスポンサー企業は居なかったように思います。これまでも、何かあると特にネット等では「○○企業はスポンサー降りろ」とか「提供停止しろ」みたいな過激発言が出てきたけれど、今後は今回の件を実例として、さらに圧力が増すような気がします。言い方が適切かどうか分からないけれど、企業側も対応を急ぎすぎて入らぬ墓穴を掘ってしまった、様な印象を受けますね。

Hall of Fame

元MLBプレーヤーのイチロー(鈴木一朗)氏が、資格獲得1年目で「野球の殿堂入り(National Baseball Hall of Fame)」を獲得。史上二人目、野手としては初の満票での殿堂入りが期待されていたけれど、何故か一人は投票せずに「99.7%」という限り無く満票に近い獲得票で殿堂入り。日本人としては勿論、アジア系選手としても初めての殿堂入りとのこと。一番長く在籍していたマリナーズでは、イチロー氏の背番号「51番」を永久欠番にすると発表したけれど、これも日本人選手としては初の快挙じゃないだろうか。 

ちょっとビックリしたのは、発表の時にMCの人が日本語で発表していて、さらに別番組かもしれないけれどイチロー氏が日本語で受賞の喜びを向こうの番組で話をしていて、MLBとしてもイチロー氏の存在感を尊重しているような気がします。ただ、それを考えると何故イチロー氏に投票しなかったのか、その一人の人は。いゃ、これが一人一票で候補者の誰かに投票するというのなら分かります。でも、このHall of Fameの場合は、一人10人まで投票出来るとの事で、そうなるとその一人投票しなかった人は、イチロー氏は11番目以降の存在だったという事になるのかな。10人全部投票しない人も多いとのことなので、やはり「あえて」避けたとしか思えないのだけれど、確か投票券のある人は400人近く居たと思うんですが、それ以外の人達はイチロー氏へ一票入れたことを考えると、何か単純に「満票での選出」という事実だけを避けたかっただけのような気もしますね。

印象的だったのは、インタピューに応えるイチロー氏が、自分が知る限りでは一番嬉しそうな表情で応えていたことで、やはり彼にとってもこの「野球の殿堂入り」というのは最高の名誉の一つなんでしょうね。私は、アメフトの殿堂は一度訪問したことはありますが、私みたいな素人に毛が生えた程度のファンでも感激するし興奮する場所でした。アメフトよりも歴史としては長いしチームも多い野球(MLB)の場合は、それ以上の喜びなんでしょうね。アメリカの野球の殿堂は、ニューヨーク州のクーパーズタウンという所にあるらしいのですが、車がないと駄目な場所だなぁ。一番近い馴染み(聞き覚え)のある年は、シラキュース(Syracuse)ですか。「キングストン(kingston)」とか「ロチェスター(Rochester)」とか、昔聞いたような名前もあるし(笑)。まぁ、今回のイチロー氏の受賞で日本からのツアーとかも設定されるんだろうなぁ。

今は野球のオフシーズンだけれど、佐々木朗希選手がドジャースに入り、3月の開幕戦で投げる可能性もあるし、なんと言ってもこのまま順調にMLBで活躍すれば、次は大谷選手が殿堂入りすることは間違いない。それ以外にも、イチロー氏が活躍していた、あるいはその頃のMLBと比べると、何倍もの日本人選手が活躍している時代な訳で、本当にある意味日本の「準国技」と言っても良いかもしれない存在。それもこれも、やはり日本でも野球人口が多いことが一番の理由だと思うんですよね。歴史的長さでは、他のスポーツ、例えばアメフトともそんなに違わないけれど、何故か日本人の心を掴み子供達の憧れのスポーツになり、世界を目指して活躍する選手が世代を超えて登場し、とうとうMLBを代表する選手まで生まれてしまった。いつかアメフトでもそういう選手が登場して、Cantonのアメフトの殿堂に入る人が生まれてくれないだろうか。可能ならば、その瞬間を見てみたいなぁ。

オーバーホール

昨年末にオーバーホールに出していた、10年程前に購入したTAG Heuerが戻ってきました。前回オーバーホールしたのが4年ちょっと前なので、少し間が空いたかなぁと言う印象。自動巻きの腕時計なんですが、手巻きをすると少し空回りするような感じになったり、時刻表示の遅れや進みが少し大きくなってきていて、「そろそろオーバーホールかな」と思いつつも、なかなか踏ん切れずに延び延びになっていました。ある意味、ギリギリのタイミングだったかもしれない。 

昨年の12月始めにオーバーホールをTAG Heuerのサイトから申込、その後送付用のパッケージが送られてきたのが、12月11日。直ぐに梱包をして返送したのが翌日で、そこから数日後に受け取り確認のステータスとなり、翌週17日には見積が提示されて、まぁ前回と比べると倍位の価格だったんですが、それを了承してオーバーホールが始まりました。年末・年始にかかるので、完了予定日は今月の20日から24日という想定でしたが、丁度中日の昨日宅配便で送られて戻ってきました。

オーバーホールと外部の研磨もリクエストしていたので、本体、ガラス、バンドと新品同様になっています。流石に購入後10年経過しているので、それなりの鈍さみたいなものは感じられますが、まぁお金をかけてメンテナンスしただけはあると納得します(笑)。

一度時刻を合わせて、3時間程そのまま机の上に置いておきましたが、その間に秒針が3秒程遅れているのが気になります。確か以前は、1日の誤差が+/-10秒位だったと思うのだけれど、それと比較するとちょっと大きいですよね。ただ、ずっと置きっぱなしの場合と、腕に装着して動いているときで、また精度も変わるので今度は1日外に出かけるときに比較してみようと思います。

実はこのTAG Heuerと平行して、同時期に自分へのご褒美として購入して中古(「アンティーク」とも言うが-笑)のIWCもオーバーホールに出しています。こちらは手巻き式の機械時計何ですが、2018年にオーバーホールに出したのが最後で、昨年末には巻き上げも出来ない位になってしまいました。先月羽田利用の帰りに都内の購入店へ出向き、6年振りのオーバーホールをお願いしてきましたが、未だに見積も来ないのは大丈夫なのだろうか。3ヶ月位掛かると言われたので、まだ時間が掛かることは覚悟していますが、見積位はもう来ても良い頃なんだと思うけれど。契約している時計士の方も忙しくて、まだ待ち行列に入ったままなんだろうか。次のオーバーホールはいつになるか分からないけれど、こまめにメンテナンスはしていかないと。

2025年1月22日

花粉症初め

今年は花粉が来ない」とかお気楽なことを書いていたからでしょうか、昨日は季節外れの暖かさもあって、ちょっと微妙に「花粉症」っぽい症状が出始めました。 まずはクシャミ。鼻がむずむずっとしたかと思うと「はぁぁっっくしょん」と出るクシャミは、冬場などに出るものと一寸違う感じ。次に気になるのが・目の周りがムズムズと言うかピリピリというか、少し乾燥しているような、花粉症の時に良く感じる状態になりつつある事。最後の決め手は鼻水。風邪を引いたときのように、少し粘り気のあるものでは無く、水のようにさらさらした感じで、でもそんなに大量に出るわけでは無く、鼻に違和感を感じてティッシュペーパーで鼻をかむと、少し濡れているような感じで、何となく「花粉症序盤」を感じさせるもの。

そんな「花粉症の前兆」みたいな症状は感じつつも、今の所鼻が詰まることは起きているときも寝ているときも無くて、それは助かっているところ。そう言う意味では、「花粉症」とまではまだ言ってはいないけれど、このまま外の環境が悪化してくれば、今年もそれなりの症状にはなりそうな予感がします。今の所花粉症の薬を確保しておこうかなぁ。ただ、花粉症でも、鼻水が酷いのか、熱なのか、目のかゆみなのか、症状によっても効く効かないがあるので、先に購入した薬が当たれば良いけれど、外れると無駄になるし。

人によって花粉症の症状や困る部分は異なると思いますが、自分の場合は基本在宅勤務(リモートワーク)なので、例えば鼻水が出ればテッシュを鼻に突っ込んで仕事をしても問題無いし、回りや人目を気にする必要は無いので、そういう部分は無い方が良いけれどあっても実はそんなに困らない。個人的に一番困るのは、鼻が詰まることで、それで夜寝られないのが一番の問題です。どうしても睡眠が細切れになって熟睡出来ないので、朝目が覚めても寝た気がしない。当然昼間の仕事や生活のパフォーマンスも落ちてしまい、気がついたら椅子に座って船を漕いでいたりしています。そのままではまた同じ事の繰り返しになるので、一度ベッドに言って昼寝じゃ無いけれど少し休んでみると、そういう時には鼻が不思議な事につまらないんですよね。で、結局昼間はそんな感じで睡眠不足を補うことが中心になり、生活が夜型になったりしていくので、ますます夜の生活が苦しくなったりして寝られなくなります。

それでも、一番酷いときには寝るにも寝られず、鼻も詰まって口呼吸になって喉も痛くなり、変に微熱よりも少し高い発熱状態になったり、もう散々なときに比べれば大分良くなりました。仕事も手に付かず数日寝込むようなことも何年か続き、その頃の酷さを「100」とすると、今は「5」とか「3」くらいかなぁ。それでも、全くそんなことの無いときよりはやっぱり気になりますよね。何が効果的だったかは定かで無いけれど、今は寝込むことは流石に無くなり、鼻水も酷い的には数日で大きめのディッシュボックスが無くなることもあったけれど、普通に夜寝て朝目が覚めるようにそれなりに熟睡出来ることが一番個人的には嬉しい。今年は去年の倍位の花粉飛散量が予想されているそうですが、コロナ禍の時みたいにマスクした方が良いかなぁ。そう言えば最近インフルエンザが流行しているせいか、以前に増してマスクをしている人が増えたように感じます。コロナ禍でマスク着用はかなり一般的になったけれど、その後反動で外す人も増えました。でも、インフルがあり花粉症があるとなると、またマスク復活するのかも。

ハワイへ行きたい

今年の初海外の予定がまだ決まらないのですが、3月までは色々仕事関係で忙しくてちょっと余裕がありません。まぁ、2泊3日位なら何とかなるので、Singaporeなら行けそうだけれどちょっと思案中。行くならば、やはり米国のどこかなんですが、3月までだとまだMLBも始まっていないし、NFLはオフシーズンだしちょっとモチベーションが上がりません。近場で行くなら、やはりハワイかなぁと思って試しにANAのサイトで検索してみたら、2月とか3月はハイシーズンなのかな、安いレートが無い。やっと3月中旬位から少し安めのレートが出てきましたが、Dクラスなのでまだ少し高い。で、4月に入るとやっとZクラスが出てきて、これならば何とかなるかなぁと言う感じ。ただ、出発日が日曜なので、有休は4日分取らないといけないのがちょっと痛いかなぁ。

その4月のZクラスのホノルル行き。同じ工程をUAで検索してみると、提供されているコードシェアの座席の関係か、少しルートが変わるのと、2万円位高くなるのは為替レートの関係だろうか。UA発券の場合、トータルで32万円位に成るんですが、今の円安だと為替レートはUS$1=155円位なので、US$1=1PQPの計算では2,000PQPを僅かに越えるかどうかと言う状態。一方でANA発券でUAのFFPにつける場合、こちららだと2,300PQPに届くので効率的にはこちらに軍配が上がります。

試しにこの時期のホノルルのホテルを検索してみると、うーん「高い」。US$ベースで高いから、円安で円に換算すると「もっと高い」。それならばポイントではどうだろうと検索してみると、2泊で手持のポイントをほぼ吐き出してしまう位で、これも参ったなあ... だんだんと、おちおちハワイにも行けない時代になったなぁ(マテ)。

「闇バイト」と「不法移民」

トランプ大統領の就任式関連のニュースや映像を見ていて、良く出てくる言葉の一つに「不法移民(対策)」があるんですが、改めてこの言葉を聞くと疑問を感じます。本来「移民」というのは、その国の制度や法律に則って海外から入国して滞在(生活)が保証された存在のはず。そこに「不法」が付くという事は、本来満足させるべき規則や手順を満たしていないという琴奈分けだから、そもそも「移民」ではなく「不法滞在者」とか「違法入国者」とでも言うべき存在だと思うんですよね。似たような言葉の例として「闇バイト」なんて言うのも似た響きを感じるもので、「闇」というのは表に出せない公に出来ない非合法な者という意味合いがあると思うんですが、それって「犯罪行為」であって「バイト」なんて言う事柄じゃ無いはず。 

前回トランプ氏が大統領に当選した時の選挙でも、この「不法移民問題」が大きなテーマの一つで、自分もこんなことを書いていました。日本だと「止むにやまれない理由から何とか日本に入国してそこで生活基盤を持ちたい」みたいな解釈が一般的な認識だと思うけれど、そもそも入国目的を偽っている時点で本来ならば入国出来ないはず。米国の場合は、その不法移民が社会の底辺を支える労働力として暗黙の存在になっている気がするけれど、日本の場合は正規に入国してきた「海外実習生」が搾取されるケースが多くて、逆に入国後難民申請をして「不法移民、不法難民」みたいな立場の人の方が、いろいろと支援なども受けやすくてそれなりに日本に定住しているのは、日本ならではの矛盾だと思う。

日本でも法律が改正されて、難民申請も3回を越えると強制送還されるようになり、実際そういう事例も発生しているようです。対象の全ての人がそうだとは言わないけれど、実際に難民申請や対応している人のインタビューなどを聞くと、本当の意味での「難民」は殆どいないという話は、もっと重要視するべきだと思う。それなりにルールに則り入国して、その後本来の目的とは異なる定住理由に変更して手続きをする点は、まぁまだ米国よりもマシだと思うけれど、米国の場合は陸続きということもあり国境を文字通り物理的に越えて侵入して、それで米国国内で生活しているわけですからね。あらためて、正規の方法で米国に移民として移住した人、あるいは難民として受け入れられてきた人達からすれば、自分達は苦労して獲得した権利を蔑ろにする迷惑な行為だと感じるのは当然だと思う。

ネットの世界では、もう国境みたいなものは無くなって「一つの世界」が生まれていると思うんですが、物理社会に於いても交通機関の発達や考え方の多様性から、色々な理由から移動する事の抵抗感は殆ど無くなってきていると思います。そう言う人の流動性はどんどん拡大していき、日本のような地勢的に閉鎖的な地域であっても色々な人が入ってくることは避けられないことだと思います。ただ、だからと言って無節操に外からの流入を許していては、元々生活していた人達に対して不利益や実害が生まれる可能性もあり、例えば治安の悪化だとか、独特の文化や風習の違いからの摩擦などはどこでもある課題・問題だと思います。以前も書いたけれど、多くの場合移民・難民と言う人達の立場は弱いことが殆どなので、ある程度保護されるべきだとは思います。でも、特に日本の場合、それが過剰に要求されて元々居住していた人達の行動や生活に大きな制限が要求されることはおかしいと思う。少数意見をくみ上げることは大切だけれど、それを理由に多数の存在を否定とは言わないけれど制限することも最小限にするべきだと思う。その為にも「不法移民」という、何か曖昧で何となく正統性を仄めかすような言い方では無く、「非合法滞在者」とか「不法入国者」とか現実に即した言い方が必要じゃないだろうか。「闇でも『バイト』だから」という安易な印象が犯罪抑止どころか犯罪を助長しているのと同じような印象を受けます。それは、急増しているインバウンドの人達に対しても同様で、先ずは日本に来るのであれば日本のルールを守りなさいと言う当然な事を言うべきで要求するべきだと思う。

2025年1月21日

トランプ大統領 2.0

トランプ大統領が正式に就任して、2期目となる「トランプ大統領 2.0」が再スタート 。現地の気温が低すぎる(-10.0)ということで就任式は室内で行われて、その後のパレードも室内で開催されるなど、何十年振りという異例の開催は彼らしいのかもしれない。考えてみたら、前回のバイデン vs トランプの大統領選挙の時も、結構勝敗が決まらず接戦だったのだから、今回のトランプ大統領再選も不思議では無い。強いて言えば、就任当時からその高齢が問題視されていたバイデン前大統領の年齢とその後の衰え、そしてコロナ禍による様々な経済や社会生活への影響が、悪印象は生み出しても好印象は殆ど無かったことは、ある意味不運だったかも。

トランプ大統領は、早速選挙前から自ら公約としていた様々な政策の実現を訴えて、支持層からの指示を堅固にしているように見えます。ある意味「独裁」とも映る様子で、実際その様にも発言しているらしいのだけれど、そういう様子を見ていると「トランプ氏の調教役」とも言われていて、実際信頼も高かった故安倍晋三氏の存在の大きさと重要さを改めて感じますね。二人が、日米の大統領・首相として世界の中で活動していたとき、とにかく突拍子も無い事、自分本位のことしか言わないトランプ氏に対して、その他の国々と根回ししつつ何とか落とし所を見つけてそこに落ち着かせることが出来た安倍氏の力量というか存在は大きかったと再認識されます。あれから4年が過ぎていて、当時いたEUやその他国々の主要首脳も殆ど入れ替わっていて、トランプ氏の扱い方を経験している人材も居なくなっているわけで、となると「安倍晋三」という重しの無いトランプ大統領の暴走みたいなものがやはり不安になりますね。

当時の世界も決して安定していたわけではないけれど、それでも何となく安定感があって微妙なバランスが保たれていた気がします。ところが今の世界は、ウクラナイvsロシアに始まり、イスラエルvsハマスはやっと何とか落ち着いてきた感じだけれど、当時と比べたらかなり不安定さが進んでいることは事実。その中で、世界最大の軍事パワーであるアメリカが世界で無く自国しか守らないと宣言してしまうと、ロシアはますますウクライナ進行を優先するだろうし、中国は裏で色々周辺諸国へと浸透を続けるだろうし、それ以外の世界の不安定さは増すことはあっても減ることは無い事も確実でしょうね。

望むと望まざるとに関わらず、これから4年間はトランプ大統領時代が続くわけで、前回1期4年を務めているので、間が空いていても残りの就任期間は2期目の4年間だけというアメリカの法律は、かなり先見の明があったのでは(笑)。自ら無理矢理法律を改正して、幾らでも大統領にとどまれるようにしたどこかの大統領に爪の垢を煎じたい位(マテ)。逆に言えば、その4年間で自分としての集大成を完成させようとすると、結構無理なこともやりそうな気がするのが恐い気もします。時間をかけなきゃいけないようなことも強引に自分の意見を押し通したり、とにかく実席を作るために思いついたことをどんどん打ち上げて行くみたいな。実際就任直後に署名する大統領令は100通を超えるという事で、歴代でも一年間で最大は133通との事から考えると、かなり異例というか何でもありなんだなと半分呆れてしまう。特に今回のトランプ政権の場合、下院、上院、大統領と、すべてトランプ氏側の共和党が多数を占めているので、ブレーキが掛からない。以前は共和党内にもそれなりに存在していた、「反トランプ」みたいな勢力も、今回は殆どいないそうで、そうなると「アメリカ合衆国」が「トランプ共和国」みたいな形になりかねないですよね。今でも十分に混沌としている世界を、これ以上引っかき回すこと無く少しでも落ち着くことを祈りたいです。


ACジャパン

自社に関わる事案に対しての一連の対応に対しての不満・不評から、スポンサー企業のCM供出停止が続いているフジテレビ(CX)。企業CMの代わりに、ACジャパンの公共広告が流されていて、中には停止している企業が居るのに、そこにつけこむ「ACジャパン」とはどこのどいつだ、と的外れな批判をしている人もネットには居るみたいだけれど、過去阪神淡路大震災や東日本大震災などの時には、一日中このACジャパンのCMが流れた時期もあるのに、忘れやすいのかなぁ。

どの放送局なり番組にどの様に自社のCMを供出するかは、その企業や団体・組織の自由だし、多くの場合は何らかの有形無形の利益を期待して出す物。ただ今回の場合ちょっと違和感を感じるのは、元々の問題は個人間の話であり、守秘義務があり第三者には殆ど詳細は分からない示談成立事案であるのに、会社としての対応が悪いという理由でここまで大きな反動になる事。勿論、港社長の会見を見るだけでも、元々フジテレビ側もこの事案は当初から把握して認識していて、その後の対応が適切だったか問われるものではあるけれど、公に出来る情報は殆ど無いことを考えると、第三者機関での検証結果を待たないと企業としての適切さも判断出来ないもの。でも、CMを供出する企業として少しの齟齬も許さないと判断するなら、実は今後他局でも何か問題が発生した場合は、同様の対応を取らないと辻褄が合わなくなる気がするんだけれど大丈夫だろうか。過去、虚偽報道とかセクハラ関連の問題が他局でも発生していたわけだけれど、その当時は今回の様な規模の反動があったとは思えない。

もう一つ疑問というか不思議なのは、確かにここの企業名が出てくる企業CMが停止されて、代わりにACジャパンの公共広告が流されるわけだけれど、そのACジャパンは1000社を超える企業も正会員として参加しているわけで、実は名前変えたCM担っているような気がするんですよね。勿論、ACジャパンが供出するCMは、特定の企業や製品に関してのものでは無く公共ルールや様々な啓蒙内容だったるするわけですが、そう言うものは元々の企業が「適切では無い」と判断した番組なり組織の穴埋めとして放送されるのは、何か矛盾しているような気がします。それは、元々自分が「ACジャパン」なるものを意識したのが、 昭和天皇崩御の時とか、阪神淡路大震災の時とか、大きな災害が発生して日本全体が厳粛な気持ちになっているときに、妙に明るいCMとか流せないからと思っていたからなんですよね。で、今回の様に不祥事・不具合でCMスポンサーが降りているのに、そこに公共広告を掲載するのって、何か悪名を利用して広く知らしめようとしているような気がします。

自分のように、フジテレビの放送を直接では無く、地方の系列局経由で視聴していると、実は一つの番組の中にはローカルのCM枠とかあって、そこでは地元企業や地元のローカル局が獲得してきた企業CMが流されるのですが、それに関してはそんなに入れ替わっている気はしませんし、大手企業50社以上が供出停止しているとは言え、他の有名企業のCMも以前のように流されています。多分供出呈した企業も、根も葉もないクレームや言いがかりみたいなものが多くて、その対策も兼ねているんだろうなと想像しています。ただ、放送局側にとっても企業側に取っても、ここまで続いた「民間放送」という仕組みの限界みたいなものを感じたんじゃ無いだろうか。トヨタなどは自社の広報広告チャンネル見たいな「トヨタイムス」みたいな仕組みを立ち上げていたり、企業自身が自ら発信する仕組みやサービスが最近は増えていますが、放送局も今のように番組を制作して視聴率を売るようなスキームではなく、単にその周波数と時間帯を販売するような不動産業見たいな形態に変わるのかも。あっ、それで多くの放送局は、実際に不動産業で儲けているのか(マテ)。

2025年1月20日

コロナ、インフル、花粉症

ここ数日のニュースで、「花粉症」の話を取り上げる機会が急に増えていて、昔から花粉症に苦しんでいる自分としては、まだ症状も出ていないこの時期から何となく精神的に罹患させようと計る陰の集団の謀略を感じる(笑)。東京では、早くも花粉が飛散し始めていて、病院ではコロナ、インフルに続いて花粉症での症状も重なり、なかなか判断が難しいらしい。

私は、昔はほぼ一年中鼻がグズグズしていて、目がピリピリしたりしていて、花粉症の薬が手放せない時期もありました。もう20年、30年位前かな、暫く運動していなかったのでトレーニングジムに通い始めたり、当時「沖縄のシークアーサーが効く」という話を効いて飲み始めたりしたら、相乗効果なのかかなり楽になりました。一年中グズグズしていたのが、春と秋の時期に狭まり、かつグズグズ具合もかなり軽くなりいまに至ります。それが2~3年位前かなぁ、多分個人的にはコロナの影響だと思いますが、再び鼻がグズグスしだして、これが結構酷く、かつ喉の調子も悪い時期が続きました。これも一年中続くような感じで、時々は良くなるときもありましたが、標準的な時でもティッシュペーパーが欠かせず、でもかんだ後の鼻水の様子を見ると、花粉症の時の水みたいな状態では無く、風邪を引いたときの少し粘り気のある状態と花粉症の時の水みたいな状態の間位の状態。これが地味に辛かった。で、一年位前かなぁ。なにかの拍子に鼻が通るようになると、以後その状態が現在まで続いています。それまでは、夜眠っていても口呼吸になって喉が痛くなったり、鼻が詰まったりして目が覚めた物ですが、今はずっと鼻呼吸で寝ているからか、喉も爽快だしなんと言っても鼻の通りが違います。鼻の中にストローで空気の通り道が確保されているような、本当に抵抗なく鼻呼吸で一日生活出来ます。

それでも、これはインフルの影響だと思いますが、鼻は通っているけれどちょっとムズムズして鼻をかむと、少し粘り気のある鼻水が出てきたり、ちょっと喉がイガイガする感じのある時もありますが、今の所大きな変化は無く特に花粉症の鼻グズグズとか目がピリピリしたり痒かったりする症状はありません。例年だと、とっくにそういう症状の少なくとも前兆は出てきている時期なんですが、これがこのまま2月に入っても変わらなければ、今年はかなり楽に花粉シーズンを凌げそうです。シーズンに完全に入って、薬局の花粉症の薬がなくなる前に早めに購入して置こうかなとも思ったんですが、なんせ症状が殆どで無いので、鼻水向きの薬が良いのか、目のかゆみ対策が良いのか、喉の違和感対策が必要か、薬の選択にも困るほど。もう暫く様子を見てから購入しようと、その時は手を出さなかったのですが、少なくとも今月中はこんな状態で過ごせそうな気がします。

2月に入ると、流石に少しグズグズしてくるかなぁ。これまでの経験では、やはり体を動かして居ると調子が良いんですよね。最近富みに筋力低下、持久力低下、運動能力低下を実感しているだけに、季節が良くなるとともに外で体を動かす、外に出ないなら室内で筋トレとかに励むような生活習慣を作りないといけないなと反省しているところ。少しずつでも実こうしないと三日坊主になる事は確実なので、最近では朝色々仕事を片付けたら、とにかく外に出ることを心がけています。とは言っても、この週末は少し暖かかったけれど、季節柄寒いし西風は強いしなので、殆どの場合は自宅近くのモールへ行って、広い館内をウロウロして帰ってくることが殆どですが(笑)。とか書いていたら、久し振りに大きなクシャミが一発出ました。心なしか、鼻もムズムズしだしたような気がします。病は気からじゃ無いけれど、精神的に負ける前にまずは物理的体力的に打ち勝って、心の周りに物理的防御を敷かないと(笑)。今年は花粉に負けないように頑張らないと。

 

AIとの未来

少し前に、Amazonのキャンペーンで書籍購入をすると、冊数に応じてポイント還元率がアップするものがあり、調子に乗って上限を越える冊数を購入していました。主に、SF小説だったりテクノスリラー系の小説何ですが、半分位購入したSF系の書籍(Kindle)は、やっぱり時期的な事もあるのか「生成AI」を中心にしたアンソロジーが何冊かあり、ここの所それらを時間のある時に読んでいました。一部は中編・長編位のページ数がある作品もありましたが、多くは短編でまとめられている物で、個人的にはこの時期に読むのに丁度良い感じのサイズ感で、結構一気に読み終わりました。 

「SF」なので、基本的に未来の話を書いているので、搭乗する「生成AI」もいまのAIよりも機能的には性能的にも進んでいる想定なんですが、購入した中の1冊は3年位前に出版された物でしたが、ここに搭乗する「生成AI」は、結構現在実際に存在していたり利用されている生成AIに近い物もあり、この分野の成長スピードの速さと競争スピードの速さにビックリするほど。「SFプロトタイピング」という言葉を以前知りましたが、そういう事象が意識せずにどんどん社会の中で生まれて成長して現実となっている状況を実感しました。

新しい技術やサービスが登場すると、そう言うものに既存の技術・サービスが駆逐されてそう言うものに関わっている人やそう言うものしか利用出来ない人が淘汰されるみたいな話がいつも登場します。「生成AI」も、最初に登場したChatGPTの性能が凄すぎて、一気に「生成AIに仕事を奪われる」みたいな論説も広がったけれど、現在は落ち着きを取り戻して、社会実装に向けて現実的な開発が進んでいる気がします。ChatGPTに刺激されて、色々なメーカーから色々な生成AIが登場して、日本からも幾つか出てきているけれど、そういう企業間競争状態が生まれてくるのは、その技術が成熟する最初のステップだと思います。で、そこから淘汰されてい句事で技術も洗練されていくのだけれど、全てがそうなるとは限らないのも事実で(某OSとか-マテ)、まぁその辺りどちらに転ぶかはこれから次第だけれど、案外日常に直結しているサービスも多いし、なんと言ってもこれまでの同様の技術と大きく異なるのは「人に近い存在」という部分であるような気がします。

個人的に凄く興味の有る分野であり技術だけれど、実際に自分の生活の中でどの様に活用しようかと考えるとちょっと具体的なアイデアが浮かばない。例えば、今の生成AIサービスを使うには、PCとかスマホとかデバイスが必要だけれど、それが自然な形で自分の生活に溶け込みデバイスを意識しないで利用できるようにならないと、なかなか個人的に色々な場所で活用しようという気持ちが生まれない気がします。「スマホなら手に持って話すだけだろう」と言われそうだけれど、実験というか試用段階ならそれでも良いけれど、日々の生活の中で活用しようと思うとそれは面倒。例えばペンダント型のデバイスとか、腕時計型のデバイスとかなら案外日々自然に活用出来る気がするんですよね。問題は、そのサイズでネットワークに接続して必要な機能日光が出来ることと、バッテリー動作が十分に使えることかなぁ。Apple Watchとかは、あのサイズで同様の事が出来るわけだから、もう少し工夫すれば生成AIが「そこに存在している」状態で日々生活することができるようになるだろうなぁ。で、その生成AIには自分の「個性・癖・好み・嗜好・行動・傾向」等等を学習して貰い、そのパラメーターはローカルに保存しておくことで、リンク先の生成AIが変わっても自分用のカスタマイズ要件は維持されると嬉しい。今回読んだSFには、ハッピーエンドだけで無くバッドエンドやサッドエンドもあったけれど、現実の世界ではどの様な結末が待っているのだろうか。

2025年1月19日

古いシステム

三菱UFJ銀行の貸金庫盗難事件は、その手口が分かった見たら凄く単純な仕組みで、正直拍子抜けするような話。銀行の中の隔離された領域にある金庫と聞けば「凄く安全安心な場所」とイメージが沸きますが、そこにアクセス出来る第三者が存在する以上は、リスクはゼロでは無い。最近はそんなに聞かなくなりましたが、やはりセキュリティが厳しい空港であっても、以前は内部に入るテナント従業員や空港スタッフが犯行に荷担した例もあったわけで、そういう過信は駄目と言う事を改めて証明した事件だったと思いますね。

さらに「貸金庫」の開閉方法が、利用者と銀行側二人による二重開錠が必要だったけれど、利用者側の鍵の複製を実は銀行側から万一の場合用に保管していたから、「二重開錠」のシステムに事実上なっていなかった事も抜け穴だなぁと言う気がします。その複製キーは、割印を押した封筒に保管して居たらしいけれど、今回はそれを上手く開いて利用していたわけだから、単なる割印では無く、封筒の口全部を封印する必要が有るかも。あるいは、ケースのようなものに入れて封印をして、開いたら必ず分かるようにするにしても、それでも抜け道は見つけてくるだろうな。しかも今回の容疑者は、その保管鍵の管理責任者ということで、これも大きな抜け穴ですよね。運用責任者と、保管責任者は別々にして二重に管理強化するとか、やはりシステムとして「性善説」的な甘さがあるように感じます。

今の技術だったら、貸金庫にセンサーみたいなものを内蔵させて、開閉したらその状況が契約車のスマホに送信されるような仕組みとか簡単に入れられるのでは。さらには、今回の容疑者は犯行を隠すために、突然の来訪者に対応するときには貸金庫の電源を切って故障を装ったりしたらしいけれど、そういう場合には貸金庫の外側の安全システムにアラートとか上がらないのだろうか。二重鍵による安全管理をメインならば、そういう電気系統に依存して居る部分もあるというのが不思議だしアンバランスな気がする。私は貸金庫とか利用したことがないので勝手な想像何だけれど、貸金庫の仕組み自体は昔からのままで、その外側に監視カメラとか入退出管理とかの電気的監視システムを付ける事で、より安全度が増したと過信して運用が甘くなって言ったんじゃ無いだろうか。

更に今回の容疑者の女性元行員は、過去にもギャンブルで大きな損失を出して、そういう経緯がありながらも銀行内で重要なポジションに配属されて、それ故に貸金庫の悪用も可能になったというのは、銀行側の管理責任も大きい気がしますね。 さらに、今回は「貸金庫」という、その場所を提供している銀行側もその内容を把握出来ない・していない部分があることが明らかになり、それ故に不正利用や不正蓄財の温床になっていることも明らかになってきたわけで、今回の三菱UFJ銀行以外での運用に関しても、少なくとも利用者の利用状況の透明性担保が要求されるのでは無いだろうか。少なくとも今回の事例でも、本来は保管出来ないはずの現金も含まれていたことが分かったわけで、それは利用者側にも問題があったことの証拠とも言える訳ですから。この問題、古いシステムが新しくより信頼性の高いシステムになるのなら良いけれど、それ以外の場所での問題が掘り起こされるような気もします。

移籍先決定

その去就が注目されていた、MLBへの移籍先を探していたロッテの鈴木朗希選手が、L.A.ドジャースとマイナー契約を結ぶことに決定したという報道。ドジャースと聞いて「あっ、なるほど」という印象とともに、「えっ、そうなの」という印象も半々くらいに感じました。それだけ、当然な気もするし意外な気もする不思議な感覚。

意外だと感じたのは、事前に20球団とのインタビューを受けたり、会談の場に選手の同席を断ったりと非常に中立的に自分の想い中心に移籍作を選択しようという雰囲気を感じていて、それでもやっぱりドジャース何だという事。だんだんと候補先が絞られて、最後に聞いたのはドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団に絞られたという話を聞いた時には、個人的には、パドレスかなぁと何となく思っていたので、ドジャース決定というのはちょっと以外でした。

一方で当然だなと感じたのは、多分球団の所在地として暖かい地域、かつ出来れば日本からのアクセスが良い場所と言うのが、やはり頭にあったんじゃ無いだろうか。勿論、MLBから選ばれるならばどこでも良いという気持ちの選手も居るだろうけど、やはり佐々木選手くらいになると、まずは自分の活動環境が良い場所かつ、これからそれなりの期間MLBでプレーすることを考えると、体調面で有利な気候の良い場所というのは重要な選択しになるんじゃ無いだろうか。さらには、やはり日本人が多い土地、あるいは日本からアクセスしやすい場所というのは、精神的にゆとりを生むだろうし。あえて退路を断つと言う選択しもあるだろうけど、彼なりに長期間MLBで活躍したい、活躍すると言う目標を考えたときに、まずはスタートしやすい場所を優先したのかなと言うのが素人的な印象でした。

ドジャースは、3月に日本で開幕戦を開催する予定ですが、そうなると佐々木投手も含めて3人の日本人メジャーリーガーが凱旋帰国する可能性があるのかな。大谷選手、山本選手は確定だと思うけれど、佐々木選手は微妙かもしれない。でも、ドジャースとしては、マイナー契約だけれど問題無い実力が確認されたら帯同させるかなぁ。二試合ですから、その後のコンディションを考えたら、投げるかどうか不定な投手は帯同させたくないだろうけど、ビジネス的には3人が揃った写真なんかは凄く付加価値が高くなるだろうなぁ。いよいよ今年は、何としてもMLBの試合観戦に行かねば。LAXでのドジャースのホームゲームは競争が厳しそうだから、SANでのパドレス戦なら、比較的チケットが取りやすくて内容的にも好ゲームが期待出来るかも。

2025年1月18日

社長会見

フジテレビ社長の港浩一氏の会見の様子をチラ見したんですが、その後のその様子を伝える各局のニュースほ報道番組をみても、結局はプライバシーの問題や被害を受けたと思われる女性の精神状態優先のために具体的な事が言えないから、ああいう会見になるしか無いのかなという印象。それでも、この問題が発生したと思われる時から、直接社長直轄案件になっていたと言う事は重要な事柄で、良くも悪くも会社の責任者が把握していて判断していたことである事が分かったことは重要なのでは。

で、会見で港氏が強調していたのは、女性の状態を最優先していたと言う事。詳細は不明だけれど、それだけ当時は状態が酷かったと言う事なんだろうか。弊社でも、毎年一回社内のプライバシーや不法行為防止に関しての教育受講が義務づけられていて、つい先日そのコースを受講して合格したんですが、いざ当事者になってみると先ず申告すること自体なかなか躊躇するだろうし、それを第三者に打ち明けると言う事もかなり勇気の居る行動だと思う。そう言う大きな壁があるから、どうしても泣き寝入りと言う事になりがちなんだろうけど、それを乗り越えても立場や所属によっては、今回の様に後から根掘り葉掘りほじくり返されて折角自分として整理して納得しても、またそれがぶり返されては堪らないでしょうね。 

これまで今回の自称の報道をしていた週刊誌情報で、示談金が「9000万円」という話があったけれど、女性側の弁護士の発言だとそこまでこうかな金額では無いと言う話も出てきていて、そうなると報道している週刊誌メディアの信憑性にも疑問が付くところ。あと、今回はフジテレビがやり玉に挙がっていて色々批判もされているけれど、他の放送局にも中居氏は色々な番組で出演していたしレギュラーも持っていたのだから、そっちはどうなんだろうという話。中居氏が何かトラブルを起こしたと言うことだけでなく、放送局側が忖度して過剰な対応や配慮をしたことはなかったのかと言う疑問なんですよね。程度の差はあるだろうけど、結局はそういう放送局側の態度や対応が特定の演者に対して優遇措置みたいなものになって、それが今回言われているような自称のトリガーに成っているんじゃ無いのだろうか。そういう部分を明確に否定出来るのだろうか、フジテレビ以外の民放は(但しテレ東は除く、かも-笑)。

当事者同士は守秘義務のある示談が成立していて、本人からは今以上の情報は出てこないでしょう。メディアは周辺取材で何とか現地を固めようとするだろうけど、それだって最終的にどの様に結論を出したのか本人しか知らない事柄に対しては「伝聞情報」でしかない訳で、それを元に公にすることは無責任に疑惑を拡大するだけで、この問題を解決して被害者の負担を軽くしようと言うよりは、この話題を利用して自分達のビジネスを伸ばそうとしているようにしか見えない。今回の会見で、社長自らが自分の責任を明確にして、直轄案件として扱っていて、第三者委員会で精査すると言っているのだから、先ずはその結果が何らかの形で発表されるまでは静観するべきだろうなぁ。で無ければ、以前にも書いたけれど自分達の利益のために、加害者を追求しているように見せて同時に被害者を所謂セカンドレイプしているのと同じ。プライバシーに関わる問題なのに、そのプライバシーが守られない、守ろうとしない事か一番の問題なのでは。

2025年1月17日

注文システム

佐々木俊尚氏が引用していた、最近の飲食店でよく見る自分のスマホから注文するシステムに関しての賛否。私も国内外で何度か経験していますが、個人的には多くの飲食店がこういう形に進むんだろうなと思います。特に今後インバウンド利用が増えることが予想される地域・店舗は、多言語化が出来ることが大きなメリットになると思いますね。

ただ課題もあって、例えばチェーン店とか系列店が複数あって、それらの店舗でメニューが共通利用出来るような場合には良いけれど、個人のお店などそんなに大きくないような店舗でこれを導入して利用するメリットは殆ど無いことも事実。あるいは、メニュー数が凄く限定されるようなお店も、それならばメニュー一枚を色々と翻訳したものを準備すれば良いだろうし、そこはケースバイケースがある事は事実。またシステムをどの様に構築するかにも寄りますが、例えば日替わりメニューとか今日のお勧めとか、その日だけのメニューや毎日どころか一日の中でも仕入れなどの状況で変わるようなものまでカバー出来ないと、売り切れの商品がずっと残ってしまうことにもなります。お店側で、どれだけ少ない手数(工程)で必要な情報提供出来るか、多分その辺りが最大の課題じゃないだろうか。同じような話で、日本のお店だと手書きメニューを店内に掲示してそれを見て注文するスタイルも多分システムに載せにくいだろうと思うのですが、例えばそのメニュー名とともにQRコードを並べて置いて、それをスマホでスキャンするとメニュー表示されて注文出来る、みたいな流れが出来れば良いんじゃ無いだろうか。毎日書き換えるのではなくある程度固定したメニュー名ならば、その文字の形状をパターン認識させて、それをQRコード代わりに認識パターンとしてAIに学習させても良いだろうし。店内にある表示全てを予めスキャンしておいて、それを最初に分類認識して置けば、変わった分だけ追加・削除すればいいだけですからね。問題は、カウンター形式のお店でスタッフとやり取りしながら注文するような場合かな。コース料理なら、最初に決めてしまえば良いけれど、アラカルトを追加していくような場合だとちょっと面倒かも。ただ、その場合でも予め予定しているメニュー一覧を表示させて、それを選択するとお店側にも分かるような仕組みにすれば良いのかな。

施設設備としては、やはりWANではなく店内でWi-Fiサービスがあり、そこに直ぐに簡単にアクセスできるようにして欲しいですよね。私も何度か経験しているけれど、地下のお店なんかだとWANが入らない場合もあるし、そうで無い場合でも建物内だとWANが届きづらい場所って結構有りますし。システム提供側は、その店内Wi-Fiシステム込みでパッケージして、店舗用の親機(これも店主のスマホに管理アプリを入れればOKとか)と店内用のAPをセットにして提供して欲しい。で、利用者は専用アプリを入れるのでは無く、ブラウザーペースでその場でネットアクセスしてサイトを開いたら、そこがメニュー画面になっているようにして欲しいですよね。何ならAPを小型にサーバーに設定して、Webサーバーをそこで動かしても良いんじゃ無いだろうか。注文の受け付けと店舗側への発注処理は、ローカルで回しても問題無い訳ですからね。サーバーのメンテナンスの時だけ外部ネットワークに接続してデータのやり取りをしても良いだろうし。Wi-Fiだと、海外からのお客さんでローミングサービスを利用していない場合でも利用出来るし、スマホを持っていないお客さんには中古のスマホをSIM無しでWi-Fiのみで貸しだしても良いですしね。それならタブレットを設置してもと言われそうだけれど、あれってタブレットを専用に準備しないといけないし、各席に電源も配置しないといけない。また、サイズが大きいから結構ドングルから取りだして使うのが面倒なんですよね。画面が大きくて見やすいというメリットはあるけれど、それ以外では不便な気がする。基本自分のスマホからなら、その設備投資も不要になるので、かなり初期投資も小さくなるだろうし。Wi-Fi APだって、それこそお店に良くある「招き猫」とか「花瓶」みたいな形で、店内のどこかに置けばOKみたいな形にすれば良いだろうし、場所が無いなら壁や天井に設置出来るようにすれば良いわけだし。

勿論全ての飲食店がこういうシステムを導入する必要は無くて、一定規模以上のチェーン店が一番恩恵を受けそうな気がします。個人経営の小規模なお店とか、高級店だったら、多分今でも出来ると思うんですが、ほぼリアルタイムで自動翻訳してくれるAI botを置いて、それに相互に翻訳させながら楽しむ、みたいな光景がこれから見られるんじゃ無いだろうか。それこそ、そのAI botは店内に貼られている手書きメニューの内容も事前学習していて、例えが海外のお客さんが「お勧めメニューのうち、甲殻類アレルギーがあるからそれ以外のメニューは何がある」とか聞いて、それに対して「○○と××が今日はお勧めですよ」と応える。「じゃぁ、それを二人前ずつお願い」と言うと、そのAI botが「大将、こちらに○○と××、お二人ずつご注文頂きました」とか代わりに言ってくれる様なシステム。AIコンシェルジェというか、AIフードコーディネーターというか、そんな仕組みがスグ出来るんじゃ無いだろうか。それこそ「OK Google」とか「Hey! Siri」の代わりに、自分のスマホに「注文良いですか」と発生したら「ご注文、承ります」とAIフロアースタッフエージェントが発動するような製品というかサービスが、今あっても不思議はない気がする。

2025年1月16日

原因を見ず、結果だけ見る

最近日本テレビ系列のローカル局(静岡第一テレビ)を点けていると、夕方とか夜のニュースの時等に「戦後80年。いまを、戦前にさせない」という特集というのか、プロジェクトを展開しているらしい。太平洋戦争の終戦が、1945年8月15日だから、今年はそれから80年目。寿命のことを考えると、ほぼ完全に当時の人と今の人は入れ替わっていると言っても良い位の時間が既に経過しています。そんな中で、当時の記憶や記録を再発掘したり保存したりする努力は必要だと思うものの、凄く違和感を感じるのは「戦前にさせない」という部分。

日本だけで無く、回りにも大きな被害や悲劇を残した戦争だっただけに、二度と日本がそういう立場になる事を阻止するという事は重要だと思うけれど、当時と今では周辺の状況は180度変わっていると言っても良い位変化しているのに、当時と同じ事を考えて解決出来るのかという疑問も。例えば、中国という存在は、当時は列強に支配されて日本も植民地化しつつあるような立場だったけれど、今では世界第2のGDPを有して軍事力でもアメリカ、ロシアに次ぐというか、現状ではロシアよりも戦力はあるんじゃ無いだろうか。日本の自衛隊と比べても、大きな差があることは事実でまとめに衝突すれば自衛隊は数日持ちこたえることも出来るかどうかと言う状態。だからこそ日本は、日米同盟を組んでその中国を上まわる力を持つアメリカを後ろ盾にして、微妙なバランスを取っているのが現在で、当時地域で図抜けた存在だった日本とは全く状況が異なるわけです。そんな中で、記録保存という意味では必要だと思うけれど、そこから当時の状況を反省して日本の再軍事化を防ぐみたいな意図は良く分からない。

と言うか、本当に「戦前にさせない」と言うのであれば、日露戦争から日清戦争で勝利をして、国内的にイケイケドンドンの雰囲気を冗長していた当時のメディア(=新聞、ラジオ)の責任と状況に関しては、毎年この時期になっても殆ど振り返られない。取り上げられるのは、戦後GHQが日本を占領して、所謂「民主主義」が形作られ始めてそれまでの政治否定をし始めたところからのような気がします。まるでそれらメディアが日本の民主化を推し進め、軍事国家に終止符を打ったような印象すら与えるんですよね。私の乏しい知識でも、当時のそれらメディアは大陸(=中国)への進出や、東南アジアへの進出を誇っていて進めていて、慎重な政府を批判するような意見も出していたと思います。当時の日本という国のある意味熱狂を形作っていた大きな存在の一つが、それらメディアと言えるし、今のようなネット等無い時代、情報を伝えて国民の考える基礎を作る事が出来たのは、それらメディアしか居なかったわけで、彼らの果たした役割は大きかったことは事実。と言うか、ある意味世論誘導みたいな事もやっていたんじゃ無いだろうか。そう言う事に対して数少ない弁明は「戦時中は言論の自由が無かった」という言い方。でも、今は「戦前にさせない」と言っているのだから、先ずは自分達の当時の行動・報道をまずは徹底的にレビューをして背景理解をして、何が良くて何が駄目だったのか掘り下げるのが、戦後80年のプロジェクトとして相応しいのでは。

もう一つ、この手の情報発掘作業で気になるのが、「証言記録」。写真や映像ですら、トリミングや切り抜き、あるいは再編集などをして、本来の内容とは異なる内容の資料として利用されたりする位なので、当時の情報というものは慎重にかつ精確に扱い評価するべきだと思うんですよね。特に人の記憶というものは、記憶した瞬間からどんどん変異していくもので、それが1年、2年では無く、80年ともなれば記憶が曖昧になるだけではなく、その曖昧さを補完する為に、本来とは異なることが追加されたり、言い回しが変化したり、場合によっては全く未経験の話すら「経験」として語られる事もあるでしょう。言葉の証言でも、その様子を録画したり、掻き出したりしたものは、そちらは信用度は高いけれど、同じ人でも年を経る毎に話す内容が変化していくもので、そちらは戦後10年とか20年位までならまだしも、50年とか80年とかも経過してからは信用しない方が良いと思う。戦争体験で無くても、自分の中での記憶だってどんどん変化していくわけですから。更に疑問なのは、その当事者の方の記憶や証言を「受け継いで語り継ぐ」という存在。多くは、子供だったり孫だったりと血筋が繋がっている人が、多分同居している間にいろいろ聞いた記憶を伝えるのだと思うけれど、それだって伝え聞いたときと自分の中で記憶している間に、その情報はどんどん変質していくわけだから、最初の原典となる証言と同じとは限らない。それなのに、今語られた内容が「真実」として更に新たに伝えられていくのは問題では。プロジェクトの、その意図は尊重するけれど、扱い方にはより慎重になるべきだと思う。でも、そうはしないだろうなぁと言う諦めは早くも感じているんですよね。今の放送内容を見ていると。

4,000万人訪日時代

2024年の訪日外客数が、コロナ禍前の2019年を大きく上まわり約3,690万人となったというニュース。過去最高であった2019年の年間訪日外客数が約3,188万人との事なので、約500万人(+16%)も一気に増加したことになります。途中コロナ禍で渡航が事実上停止していた反動もあると思うけれど、この勢いは止まらないでしょうね。今年2025年は、大阪万博もあるし、目標であった4,000万人を越える可能性はかなり高いでしょうね。 

あくまで自分の肌感覚でも、今年何度か品川駅とか羽田・成田空港を利用して感じるのは、訪日観光客と思われる人の数の多さ。しかも、以前よりもグループの人数が増えているように感じられて、特に家族ずれで移動しているグループをよく見るようになった気がします。その分、大きなスーツケースを何個も抱えて移動する様子が激増していて、新幹線なども左右の荷物置きよう棚が、大きなスーツケースやキャリバッグにダッフルバック等で埋め尽くされている様子も何度か見ています。「日本」という観光地としての魅力とともに、円安による割安感も大きいでしょうね。私が個人的に海外旅行を頻繁に始めたのは、超円高の頃(2008年頃~)。当時はUS$1は100円を切っていて、US$1=80円とかで計算していた時代。当時は、COACHのバッグが気に入っていて、旅行の度に買いそろえていましたが、そもそも現地価格(米国内価格)が日本国内価格の7割~6割位で、そこに円高も加わるから、ほぼ半値位の印象になるんですよね。当時購入した鞄やバッグは今でも利用しているけれど、その状況が反転した現在ではとても考えられない状態に。現地価格が国内価格よりも安く設定されていても、円安でほぼ同等位まで戻っちゃいますからね。

一方でオーバーツールズムによる問題も多く発生していて、特に有名な観光地ではその影響は一般の人の生活にも及び、社会問題にも。その一つである京都などは、宿泊税を最大で1万円まで上げて調整しようとしているけれど、それだけで解決するのは難しいでしょうね。今の所、浜松特に自分の周りでオーバーツーリズムの影響みたいなものは感じられませんが、それでも浜松駅とか大規模なモールとか行くと、「あれ?」と感じる訪日観光客風なグループを以前よりもよく見かけるようになって、訪日観光客数が、4,000万人、5,000万人、6,000万人と増えてくると、こんな田舎町にもそういう人達が普通に見られるようになってくるんだなとちょっと複雑な気持ちになります。まぁ、考えてみたら、自分の周りは田舎だけれど、浜松周辺には中田島砂丘とか浜名湖とか南アルプスとか、ちょっと調べたらそれなりの資源はありますからね。さらに、地元のホテルが大手のBONVOY系やInterConti系にリブランドすれば、そちら経由でも浜松に来てみる(来てしまった?)人も増えるだろうし。そうなると、聖地巡礼みたいな事も増えるのかなぁ。国内に分散すれば、その分今過密な地域も少し緩和されるのだろうけど、逆に意図せずに急に訪日観光客が押しかけられるのも困るし、なかなか難しい問題ですよね。

日本の場合、どうしても「性善説」で世の中のルールが回っていると感じるので、多分海外から来た人から見ると「何でも許される自由な国」という印象を強く受けるのでは。そうで無くても「旅の恥はかきすて」というのは世界共通の認識だと思うので、それに拍車が掛かる気がします。不幸にも有名になってしまった、コンビニ越しの富士山が見える場所だって、柵を作るのでは無くコンビニ側に例えば屋根の上に看板を立てて富士山が見えなくなるようにするとか、もっと強力な対策が必要だと思う。あと、概ね訪日観光客はルールを守り彼らからの印象も好評だけれど、それでも迷惑行為をする人は出てくるわけで、そういう人間やグループに対しては、強制的に国外退去にするとか、厳しい対応を見せないとますます舐められる気がする。そう言う事を実行しようとすると「人権が」とか「自由が」とか「評判が」とか言う人も居そうだけれど、少なくとも海外から日本に来ている人達よりも、元々日本に居住している人間が優先すると思うし、そちらを保護することが先だと思う。日本という場所は、それなりに自由度もありある程度のお目こぼしも有るけれど、一旦閾値を超えたら徹底的に厳しく対応される、という認識を世界に向けて発信して実行する必要があるんじゃ無いだろうか。それが4,000万人時代に向けて一番必要な事だと思う。

2025年1月14日

南海トラフ


昨晩夜テレビを点けていたら、突然発生した地震発生のテロップと、その後の地震情報特番への切替。発生場所が「南海トラフ」と呼ばれる九州-四国沖であり、想定マグニチュードが規定のM6.8を越えるという事で「監視対象」となり、いつもの地震速報とは異なり注目されたらしい。結果としては、「通常時と比べて、相対的に発生可能性が高まったとは考えられない」という結論から、一旦は落ち着いたけれど、だから取って大地震の可能性がなくなったわけでは無く、今後も注意が必要なことは変わりない状態。幸いにも、今の所怪我人の情報は無いようで、揺れによるものの落下や破損はあっても、人的被害は無さそうで良かったと思いますが、しかし場所が場所だけに油断出来ない状態ですよね。 

1年前に能登地震があったりしたからか、今回は地震後直ぐに高台へ避難したり対応する様子が流れてきていて、少なくとも直近の経験が生かされているなと感じました。それもあってか、今の所死傷者も無いのはそういう経験値を積み重ねて事前に対策して等の硬貨だと信じたいですね。それに比べて、自分の所の対策はまだまだだからこれを機会に少しずつでも日付くとか耐震対策とか、色々考えて準備を進めないと。

その対策の中で多分最大のものが「自宅の耐震対策」。もう30年以上40年近くたっているから、一応当時の耐震基準は満たしているけれど、その後劣化したり歪みが発生したりしていて(雨戸が閉めにくいとか、サッシの鍵が閉めにくいとか)、多分当時の基準をそのまま信用出来るとは言えない状態だと思うんですよね。リフォームは何度か考えたんですが、多分土地が一部沈降していて、土台が沈んでいる場所があるようなので、そのまま壁など剥がしてスケルトンにしてリフォームという訳にはいかないと考えています。自分の住んでいる場所は、昔は天竜川が流れていたとか言われている地域で、今でも地下には伏流水が流れているので、井戸を掘れば地下水が出てくるような場所。だから、今の自宅を新築したときにも結構な数のパイルを打ち込んだんですが、もう一度土壌検査をして必要ならば追加で土壌改良も必要そう。となると、リフォームと言っても新築した方が楽だし確実何じゃ無いかという考えも。

今回は、「南海トラフ」というキーワードが最初から流れてきたので緊張しましたが、地震の影響というか被害は比較的小さなものに納まり、安心は出来るのですがそれによって「南海トラフ」に対して油断してしまわないようにしないといけませんよね。熊本地震だったか、最初に結構大きな地震があり、その後同規模の大きな地震が続けて発生しましたが、実は最初の地震が前兆で二回目の地震が本震だったという話も。となると、今回の地震は予兆で、この後さらに大きな地震発生の可能性があるという想定で暫くは生活しないといけないのかも。さらに言えば、その影響が宮崎とか四国周辺で収まらず、刺激されて駿河トラフも反応して東海地震に繋がる可能性だって、大きくなることはあっても小さくなることは無いでしょう。そういう認識というか「覚悟」で生活しないといけませんね。

2025年1月13日

時代に沿った財布

佐々木俊尚氏の引用から、高価な財布は時代後れなのかという話。私は95%は電子マネーやクレジット決済何ですが、万一の場合用に現金もそれなりの額持ち歩いています。利用しているお店の中に現金払いのお店がある事も理由の一つですが、やはり万一電子マネーが利用出来ない場合には、現金が必要になることがあるから。ただ、現金を持ち歩くにしても、基本紙幣だけで硬貨はその利用が想定されるような場面が無ければ、原則持ち歩きません。例えば、以前利用していた駅近郊の駐車場が、QRコード決済と現金だけだったので、その時には硬貨を持ち歩いていましたが、その後クレジットカード決済にも対応したので、以降はそこを利用する時でも硬貨は持ち歩かなくなったような場合です。

ですから、外出時に持ち歩く物としては、 

  • クレジットカード(4枚)
  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 銀行カード
  • 紙幣(1万円札、5千円札、千円札)
と言うパターン。以前使用していた某ブランドの高級二つ折り財布は、これだけ入れると結構厚くなって何とかしたいと思っていましたが、偶々ANAの機内販売で見つけた「bellroy」の財布が素晴らしく、同じ物を入れても以前の二つ折り財布の半分以下の厚みに納まり、ジーンズの後ろポケットに入れても全く気になりません。購入してそろそろ2年近くなりますが、流石に表に擦り傷みたいなものは付いていますが、かなり丈夫でしっかりしていて、非常に気に入っています。ただ、カード類をもう少し絞って、さらに薄くなるような財布も欲しいと思って探しているところ。実は、多分昔やはりANAの機内販売で購入した「CYPRIS」というブランドの札入れがそれに近くて、カード4枚位と紙幣を入れてbellroyの更に半分以下位になる優れもの。その状態で、ワイシャツの胸ポケットに入れても問題無い位のサイズです。こちらも気に入っていて、bellroy購入以前は出かけるときには必ずと言って良いほど利用していましたが、流石に角や縫い目がすり切れてきているので、まだまだ使えますが次の製品を購入したいと思っているところ。

何だ引用している100均財布の話とズレてるじゃ無いかと言われそうですが、確かに100均財布も手軽で良いのですが、全部まとめてガチャッと入れる感じのものが殆どで、まぁ昔はやったベルクロの財布みたいな感じなんですよね。個人的にはカード類と紙幣は分けて収納したいし、カード類に関してもクレジットカードとそれ以外のカードを分けて収納できるように、ポケット部分は2箇所は欲しい。理想は、マネークリップみたいな感じで、カードや紙幣が露出しても良いのですが、最近はマネークリップつて殆ど見かけないんですよね。そうそう、昔は金属の曲げた圧力でカードや紙幣を固定していましたが、最近のマネークリップは磁石で片側の口を閉じる形式が何故か多いんですよね。影響は無いのだろうけど、磁石を使っているとやはりクレジットカードの近くで使用したいと思わなくて、だからこのタイプのマネークリップは使ったことがありません。それと、やはりカード類とか紙幣が露出してポケットの中でくしゃくしゃになるので、ちゃんと財布内部に収納出来る形が良いかなぁと思っています。

現金も含めて複数の決済手段を持ち歩かないといけないのは、どこでも100%使用可能と言えるのが現金しか無くて、クレジットカードにしても電子マネーにしても、利用出来ても自分の利用しているブランドは駄目とか(SuicaはOKだけれどiDは駄目とか、昔は結構あった)、QRコード決済とクレジットカード利用は可能だけれど、Suica/iD/Edy等の電子マネーは駄目とか、まだまだ色々なケースを想定しないといけないから。そう言う意味で、必要最小限のサイズで携帯性に優れた財布というものをメーカー各位にはご検討いただきたいところ。そう言う意味で、自分は長財布は使わず、二つ折り財布しか使わないので、そのタイプでお願いします(笑)。長財布を使用しないのは、ジーンズのポケットからはみ出したりするのと、サイズ故に例えばコイン入れのポケットが付いていたりとか「大きさ勝負」的なところがあるから。二つ折りでも、やたら厚いデザインがありますが、あれってどういう持ち方をするんだろうか。鞄とかポシェットとか前提なんだろうなあ。自分は基本手ぶらで移動したいので、ジーンズの左右の後ろポケットと前ポケットで全て収納出来るのが理想。スマホが2台あるので、どうしてもポケットをそれで二つ占有するので、財布類は前ポケットに入れるしか無く、そのために出来るだけ薄型小型が欲しいんですよね。なかなか難しいのですが、まぁそう言うものを探すのも楽しいわけですけれど。

山火事

まだ火勢が衰えない、L.A.の山火事。L.A.へは何度か滞在した事があり、また国際線の接続空港としてLAXはよく利用しているので、やはり他人事とは思えない事件。山火事の原因に関しては、昨年初めに雨が多く降り草木が大きく成長した後に、今度は雨が無い時期が続いて枯れ木が増えたところに、季節的な大風などもあって一旦火がつくと一気に拡大したと言う事らしい。

一方で、本来こういう時のために貯水しておくべき貯水池などが空になっていて消化作業に支障をきたしているという報道もありました。その理由というのが貯水によって自然環境に影響しないように、貯めるべき水をどんどん流していたので肝心な時に必要な水が無い状態だったという事も言われています。それだけが原因とは思わないけれど、でもそう言う自然回帰的考えが好きなカリフォルニア州だと、満更デマでも無いような気もします。 

消防だけで無く、州軍や米軍も出動して懸命に消火活動を続けていますが、まだ消火出来た地域は全体の15%位という話も有り、被害はこの後もますます拡大しそう。天気予報を見てみると、今月中はほぼ晴か曇りの予報で、降水確率は最大でも8%と絶望的。確かこの時期はカラッとした天気が売り物の地域だけに、それこそ雨乞いとか人工降雨とか何とか雨を降らせて少しでも火勢を弱めたいけれど難しそうですね。被害地域も、東京23区の1/3位のエリアが延焼したらしく、このまま被害が続けばとんでもない規模の災害に成りますね。と言うか、既に被害総額は23兆円とも言われていて、全米の中でもトップクラスの災害に既になっているらしい。

気になるのは、これから春になって地元のスポーツ特にMLBが開幕出来るかということ。スタジアムが無事ならば、復興復旧も予て地元で試合を開催して寄付を募ったりすることも、LAホームの2チーム以外でも、近隣のパドレスとかSFのジャイアンツとかも強力するんだろうなぁ。さらに、3年後にはLA オリンピック/パラリンピックの開催もあるわけで、それまでには復興しているだろうけど、被害の傷跡はまだ残ったままでしょうね。特に今回被災した住宅地区域は、元の人達が直ぐに建物を建て直して戻るという事も厳しいだろうし、今回セレブ達の自宅も多く被害に遭っているという事で、そういう場所に戻らずに別の場所へ移動する事も多いでしょう。そうなると、被災したままの土地・場所も多く残るんじゃ無いだろうか。先ずは一日も早い鎮火を願うばかりです。その後は、1回だけでなく2回、3回と地元を訪れて、僅かではあるけれどお金を落として復興に繋げて貰うことかな。

2025年1月12日

味方の振り

中居正広氏の件で、想定外の内容(金額)で示談にまとめたものを、一部マスコミの興味でほじくり返して、道義的責任を追及しているように見えるんですが、それが中居氏一人が関係した事象では無く、大きな被害を受けたと言われる相手もいるわけで、その人に取ってみたら忘れたい忘れようとしていたことをほじくり返されて、それって所謂「セカンドレイプ」とも言うべきこうじゃ無いかと言う気がします。

例えば、被害者側が無いように不満がありこの問題が再燃することを望んでいるならまだ分かるけれど、これまでの色々な情報を見聞きしていると、被害者と言われてる人は長い時間をかけてやっと気持ちと体の整理が出来て新しい人生をスタートしようとしていたところのように思われるんですよね。当然、まだ記憶には残っているだろうし、決して忘れられない事ではあるだろうけど、自分なりにそれを咀嚼して何とか我慢出来る状態にやっと到達した所では無いだろうか。そんな、やっと新しい自分を見つけることが出来たときに、頼みもしない当時の件をほじくり返されて、しかも自分からは何も言えない立場でもあるから否定も肯定も勿論、止めるように言うことすら出来ない訳で、それでもビジネス優先でこの件を延々と続けるのが、メディアの嫌らしいところだと思う。

既に指摘されているように、中居氏のコメントの最後の一言は自分が見ても「なんでこんな一言を入れたのか。入れるとしてももっと違う言い方があるだろう」と凄く疑問を感じる言い方。言いたいことは分かるんですよね。トラブルはあった、でも相手方とは既に示談が成立していて、自分としては芸能活動を続ける事に支障ないと合意している、 と言う事を言いたかったんでしょう。せめて言うにしても、自分本位の考えと取られないように「相手の方にも合意をいただいている」という一言は必要だった気がする。ああいう発表文に関しては、弁護士などが事前に確認をして内容に問題無いことを確認して発表するものだと思うのだけれど、その時に指摘されなかったのだろうか。

示談が成立していて、当事者からは何も発言出来ないけれど、その回りに居て守秘義務の無い人からは情報を収集しても問題は無いらしい。でも、それって裏付けの無い「第三者のコメント」な訳で、最終的に当事者が「その通り」と言わない限りあるいはそれを裏付ける決定的な証拠でも出てこない限りは、「噂の話」でしか無いと思うんですよね。そう言う、ある意味ノンフィクションかもしれない、あるいは全く根拠の無い話かもしれない情報を積み重ねて「この件は○○です」とメディアが言うことは、結局はノンフィクションの体裁をしたフィクションを伝えているだけだと思う。報道しているメディアが、何らかの形で中居氏にペナルティーを与えたいと考えているならば、彼は実際仕事を失ったわけだしその影響は当分の間、もしかしたらもう復帰出来ない化もしれない状況であることを考えると十分すぎる効果を出したと言えます。でも、それと同じ位相手に対しても世間は注目して、これから伝聞の形での情報が流布されてくることを考えると、相手に対しても相当の影響というか被害が生まれるはず。でも、当事者からは何も言えず、伝えてるメディアだけが好き勝手を書き散らかして拡散して注目される。まさに「人の褌で相撲を取る」どころか、「人の褌で相撲を取らせる」とさらに傍観者的立場に居るのが、今のメディア特に今回の一部メディアに感じます。示談成立している中居氏に対して道義的責任を根拠に追及するのであれば、その被害者である相手に対しての配慮はそれ以上にしなきゃいけないと言う事を肝に銘じるべきだと思いますね。今は、味方の振りしてビジネスをしているだけに見える。

短期目標の設定と完了

佐々木俊尚氏のVoicyから、年初に大目標を立てるよりも、日々の小さな目標を達成してそれを継続・拡大して行くことの方が上手く行くし実行力も生まれるという話。この話を聞いて感じたのは、私が社会人として仕事を始めた頃の会社の開発システム(開発計画)が、「○○の製品を××に発売する」という大目標のゴールを設定して、次のその間の中間計画・目標を設定し、最後にその中間計画・目標達成のための短期計画・目標を設定して、全体の開発計画が構築されたこと。

当時(もう40年近く前)は大らかな時代で、一つの製品を開発して販売する場合、その製品計画を作り始めるのが発売開始の2~3年位前からで、実際に開発作業がスタートしてから製品が出るまででも2年位掛かるのが普通でした。それが支持用競争が厳しくなると、短期間で新製品をどんどん投入する必要が生まれて、2年が1年半になり1年半が1年になり、最後は半年毎にマイナーチェンジの製品を出す代わりに、2~3年毎に新デザインの新製品を出すみたいな、「半二刀流」みたいな形になり、デモ人員は増えるどころか削減されていったから、どんどん仕事は厳しくなりました。その対策として、それまではほぼ100%自社開発だった物を、台湾などのメーカーにOEM/ODMで開発・製造委託する製品を入れたりとか、色々工夫や苦労を下地台でしたね。その後、そういう全体の計画を決めてその計画に沿って開発をするのでは無く、特にソフトの世界では「アジャイル」のような「作りながら改善する」みたいな短期開発の積み重ねみたいな手法が生まれて来たけれど、それはそれで以前ならば2年経てば一区切り付いていたものが、逆に際限なくいつまでも小刻みに修正や拡張をして行かないといけない時代になったような気がします。Windowsなんて、その典型ですよね。でも、流石にそれでは間に合わなくてなって、名前こそ「Windows 11」と継続しているけれど、例えば23H2と24H2では別物になっていたりしていて、良く分からない状態になっていることも事実何ですよね。

閑話休題。大目標を立てるという事は、ゴールを設定することになるわけですから、最終的にそのゴールに到達出来れば、途中の行程などは臨機応変に変更したりしても良いわけですよね。そのために、中期目標、短期目標と積み重ねていくわけですが、中期目標は言ってみれば途中経過を確認するキャリブレーションみたいなもので、一番重要なのはそこにいたる短期目標をどれだけ想定通り実現するかということ。そう言う意味で、出来ない短期目標を設定しても無意味だし、設定しても実行しないことは論外。ただ、佐々木氏の意見との違いは、開発計画の短期目標はゴール達成のために必要な事を設定するわけですが、佐々木氏の意見は、大雑把に「ダイエットしたい」という方向性を定めたら、「今日は○○しよう」「明日は××しよう」というある意味期限を切らない、今出来ることを実直に積み重ねていくことを「目標」にすることで、それが習慣化出来れば複数の目標設定をすることも出来るだろうし、実行効果にしてもだんだんと拡大して行くと思います。

タレントの明石家さんま氏の言葉で、「昨日は振り返らない。今日が人生のベスト。明日はさらに良くなる」みたいな言葉があって、これもその日その日の目標というか作業を最適化することを「唯一の目標」として、日々の最善を作る事を言っているのだと思います。「昨日は振り返らない」と言っても、それは前日の事を悔やんだり落ち込んだりしないというで、多分「あそこはこう突っ込まないといけない」とか「○○よりも△△と捻った方が良かったな」というような、改善に向けた振り返りはやってるんじゃ無いかと思います。それは、「今日は○○をやろう・実現しよう」という目標設定の代わりに「昨日は××が合ったから、今日はそれをやらない」という、多分「やるべき事の選別」という形での短期(=当日)計画設定に成っているんじゃ無いだろうか。彼の場合は「他人を喜ばす、笑わせる」という唯一無二の目標がすでに確定しているわけで、それに向けて日々の改善活動というか、微調整を続けることが短期目標みたいなものなんでしょうね。だから「短期目標の設定」とは言いつつも、その短期目標の連鎖が生まれて最終的のそのさきがゴールに繋がるという「短期目標設定」をしないと意味が無い訳で、そこは誤解しないようにしないといけない。結局は、どんなに小さな事であっても、それを日々実現・実行して積み重ねていくことが、生活でも仕事でも人生全てで一番重要な習慣なのかもしれない。 

2025年1月11日

初雪

ここ最近は「寒い」とか「大寒波」とか書いていたからか、昨日の浜松は今期一番の冷え込みだったと思います。実際、朝会物で車を出して走っていたら、いつからかフロントガラスの前を何か飛ぶような様子になり、「あれ、季節外れのタンポポの綿毛?」とか勝手に想像していたら、その綿毛がフロントガラスに当たると、直ぐに水滴になり「あっ、雪だ」とやっと認識出来ました。

「初雪だなぁ」とこの時にはお気楽にも考えていましたが、「雪」と言っても本当に「何かフワフワしている」みたいな感じで、テレビの画面に移るような「雪が積もる」なんて言うレベルではありません。それこそ、小雨が降るよりもさらに少ない状態ですから「初雪」と言っていいのか悩む位。そんな程度の「雪」であっても、浜松では珍しいわけで、雪がちらつく様子を見たのは何年振りだろうか。運転中は、このまま暫く続くのかなぁと思っていましたが、その後モールに入り買い物とかして戻ってきたら、もう雪の姿は見えずに青空が広がっていました。

北陸とか東北さらには九州などでは、こんな程度で騒いでいるようでは申し訳ない位の状況ですが、昨日は名古屋でも結構積雪があって、その為に交通事故も多発したようですが、その寒波が名古屋から岡崎、三河、浜名湖と渡って来て市内に吹き込んだのかな。その為か昨日は結構底冷え儀厳しくて、普通に靴を履いて外を歩くとつま先から土踏まず位までキンキンに冷えてしまい、帰宅すると直ぐにファンヒーターの前に立たないと、その後の行動が取れない位。昨日は浜松でも最低気温は氷点下近くまで下がったようです。強はそれよりも何度か上がって、それ故に朝起きた時には「今日は暖かい」と感じる位でしたが、実際の気温を見ると最高気温でも10度に届くかどうか位らしいので、やっぱりしっかりと今日も冷え込みそうです。

最近では、朝目が覚めると意を決してベッドから飛び出て、最短時間でまずは部屋のガスファンヒーターを点火して、再びベッドに戻って暫く室内が暖かくなるまで待たないと、朝起きるのが大変。その後も、家の中に各部屋毎に設置してあるガスファンヒーターを次々に点火して室内を暖めないと、家の中の移動すら躊躇する位。因みに、今朝一番室温が低かったのは仏間で、点家事は「5度」でしたが、1時間程運転したら「8度」まで上がってくれました。リビングとかも、点火時は「8度」くらいでしたが、隣にキッチンがありそこでの煮炊きの影響もあるのか、1時間後位には「15度」くらいまで室温が上がってくれました。暫くはこんな状況が続くらしいので、ヒートショックとかにも気をつけないと。あと、インフルエンザとか風邪を拾わないように、うがい・手洗い・マスクも注意しないといけないかも。

2025年1月10日

インフルエンザと筋肉

今日の別記事で、ここ数日の寒波の事を書きましたが、それが影響しているのかお正月を過ぎてからどうも体調が悪くなる状態に。悩ましいのは、「何となく節々が痛いなぁ」とか「熱っぽくは無いけれど検温するとちょっと対応高め」とか「朝はそんなでも無いけれど、お昼過ぎになるとだるく感じる」とか、そう言う微妙な状態が続きました。鼻水が出たりとか咳が出たりとか、そういう症状は出ないので単に体調不良だけなのか、インフルなのかも微妙な所。

寝込むほどではないと体も動くので、出来るだけ普通の生活を送るようにしています。そのため、昨日も午前中にちょっと買い物に出かけたんですが、昨日の冷え込みも厳しくてかつ強めの西風も吹いていて、外に出るとダウンジャケットを着用していも「寒い」と感じるほど。それでも上半身はアウターのダウンの下にもスウェットやTシャツなど着込んでいるからまだ良いのですが、下半身はジーンズ一枚なので、幾ら厚めの靴下をはいていても、足首からふとまままでの部分はほぼ無防備。ジーンズの厚めの記事を通して外の寒さが厳しく攻撃してきます。ヒートテックとか防寒下着を着用すれば良いけれど、ちょっと30分程度外に出る程度でわざわざ履くのも面倒だしなぁとずぼらな性格も合ってそのまま出かけるから、下半身はかなり冷え込んだ状態で帰宅することになります。

最近は「温暖化」が言われていて、その影響は冬の時期にも出ていると思われ、だから寒さが厳しくなっているとは思わないのだけれど、寒さの厳しさは以前よりも強く感じます。どうも最近寒さに弱くなってきている気がしていて、年齢の理由が大きいのだろうけど、考えてみたら昔はもう少し筋肉量があったのに、最近は幾つかの理由からそれが落ちてしまいそれで以前よりも寒さを厳しく感じるんでしょうね。私が陸上競技やアメフトをやっていて、今とは段違いな筋肉質な状態だったときには、真冬でもTシャツにウィンドブレーカーを羽織れば十分な状態でした。良く体脂肪で防寒すると言う話があるけれど、多少は外の寒さを防ぐんだろうけど、寒くなると筋肉が動いて発熱して体を温めてくれるのが本筋。ところがここ最近は肝心な筋肉量が落ちているから、ますます寒く感じるんでしょうね。

また、インフルエンザにしても、体内に侵入したウイルスを発熱して高熱で対応すると聞いているので、となるとその対応を挙げるための筋肉が不足していては、ウイスル対策も出来ない。そう言う中途半端な状態が、直るわけでも無くかと言って悪化するでも無い状態がだらだら続く原因の一つ何だろうか。最近では、もう少し筋肉を付けないとこの後大変だと、入浴して鏡に映る自分の体型を見て毎回思うんですが、一定量以上筋肉が落ちてしまうと、筋トレをしても直ぐに疲労してしまい続かず、結果的に疲れるだけで筋肉の「き」の時が見える前に諦めてしまいます。本当は、それでも良いから少しずつ積み重ねて、だんだんと筋トレ量を増やしていくべき何ですが、精神的にも弱っていてそういう気持ちもなかなか維持出来ないですよねえ。ただ、ここの所の寒さの感じ方が、以前のように肌で「寒い」と感じるのでは無く、その内側「骨」当たりが「寒い」と感じるので、やっぱりそれって筋肉が薄くて通過してしまうからなんじゃ無いかと思っています。もう一度気持ちを切り替えて、回数や負荷は少なくて良いから、腹筋、背筋、スクワット、プランクは、少しずつでも継続して筋肉を戻すようにしないと。この三連休は日曜日が雨で出られないから、日曜日は筋トレ日だと思って切っ掛けを作らないと。

身の守り方

グッと冷え込んだ今朝の浜松。浜松だけで無く全国的に厳しい寒波が襲来していて、昨日から関連ニュースが何度も流されています。北の方では、豪雪対策で雪下ろしをしていた人が滑落したり一気に落下した雪に埋もれて亡くなったり、除雪作業も間に合わなくて交通に障害が発生したりと、新年早々大変な状態に。北の方だけで無く、日本海岸側もそうだし、九州の福岡なんかも雪で大変な様子。

浜松の場合、北側には南アルプスが連なっているから、北陸からの寒波はそこで止まり太平洋側に雪が降ることは殆どありません。西側も、岐阜、名古屋方面からの寒波も、赤石山脈から、弓張山地、湖西連峰と、結構海側近くまで山間部が伸びているので、ここでやはり寒波が止められてしまい、浜名湖を越えて西から浜松に吹き込むこともそんなに無い。ただ、西からの寒波は、西側で水分を落として軽くなると山を越えて風が吹き込んでくるので、これが所謂「遠州の空っ風」となって一日中吹き込みますが、これで体感気温が下がるのが冬場はちょっときついですよね。

ここ数日は西風が酷くて、洗濯物は早く乾くから良いけれど、外に出ると風に体が持って行かれそうになるときもあり、それでいつも以上に体感温度は下がっている気がします。天気予報では、かろうじて10度位まで最高気温は上がっているらしいけれど、体感的には一桁の下の方に感じます。場合によっては「氷点下じゃ無い」と慣れていない浜松市民は感じるかも(笑)。まぁ、そんなことを言ったら、本当に厳しい氷点下の環境の中で、一日に何度も雪下ろしや除雪作業に追われている地域の人達に怒られてしまうけれど、寒がりな自分としては例え観光目的であってもこの時期雪のある地域へは行きたいと思わないので、本当に浜松に生まれて良かったと感じます。

天気予報では、今日金曜日と日曜日に最高気温が一番低くなり、その後来週になると少し暖かくなるらしいけれど、それでもやっぱりまだ1月ですから「暖かい」と言っても相対的な物で、実際には「寒い」時期がまだ続きます。しかも日曜日は雨の予報もあり、もしかしたら浜松でも雨からみぞれとか雪に変わるかもしれませんね。折角の三連休ですが、中日の天気が悪いとなると、どこかに出かける事も躊躇してしまいます。日曜日に雨が降るならば、月曜日の成人の日の祝日は少し暖かく風もない穏やかな日になって欲しい。だって、洗車したいからなぁ、雨の後だし。雪の心配をせずに生活出来る事を、毎年のことですがこの時期本当にありがたく感じます。 大雪警報が出されている地域、これから出されるかもしれない地域が、大きな被害無く週末を過ごして来週には少し暖かさが戻る事を祈ります。

2025年1月9日

地方創生は地方最適化

石破総理の公約の一つでもあり重点政策でもある「地方創生」。その地方に住んでいる一人として、地元も含めて地方が元気になることは、日本全体も元気になることでもあるので、是非とも応援して実現して欲しいけれど、それが厳しい課題である事も事実。地方創生に関しては、こんな説明もされているけれど、既存の自治体ベースにその中身や構造を変えて何かするのは「地方創生」とは言わないと思う。本当の意味で「地方創生」をするのであれば、トヨタがやっている「ウープンシティ」の様にゼロから「こうあるべき」という地方自治体あるいは地方組織を作るのが、本当の意味で「地方創生」だと思う。

現実の「地方創生」は、別の言い方をすれば「地方最適化」だと思うんですよね。その目的の第一は、殆どの地域で現象している「定住人口」を、どの様にして食い止め手可能ならば増やしていけるか、と言う事だと思うから。しかも、出生率を上げて子供が増えて、その子供達が地方社会の基盤になるには20年近く掛かる訳で、それまでその地方社会が存在しているかも危うい。つまり、人口が増える事はイコール他の地域からどれだけ人を引っ張ってこれるか、と言う問題に帰着するのだと思います。そのために多くの自治体でやっているのは、補助金や支援金を増やしたり行政サービスを拡充することだったりするわけですが、そう言うことをやればやるほど元々の住民と新規の移住者の間の乖離も増えて行く気がします。

現在の浜松市は、近隣の市町村と合併をして政令指定都市にもなり、規模の拡大は進んでいるんですが、合併後の人口は減少傾向が続いています。さらに、国内の地方自治体では、確か高山市に次いで国内2番目に大きな面積を有していて、かつ北側の多くは山間部でもあるため、南側の市街区域と山間部での行政サービスにも差があるしコスト差も大きい。幸いにも浜松市は外からの移住先としては、それなりに人気もあるようなので今後人口が増えていく可能性もあるだろうけど、それをきたいしてもどうなるか分からない訳で、現状から想定して悪くなることを前提に最善の対策を考えて準備しないといけません。その場合一番効果的なのは、やはり市民の生活圏を今よりも集約して、行政サービスの内容やコストを最適化しないといけない。それは、例えば密集している市街地域はある程度分散させる必要があるとともに、過疎化が進む山間部などは物理的な移動も含めて生活圏を集約しないと、今後の対応も難しくなると思います。

多分、東京、大阪、そして札幌、名古屋、福岡の五大都市圏に今後はどんどん人口は集中するんじゃ無いだろうか。それ以外だと、府県の県庁所在地、あるいはその中の政令指定都市や最大都市という「より経済圏・生活圏の大きな地域に集中していく」事は自然だと思います。静岡県の場合、県庁所在地は静岡市だけれど、今の所経済的な部分や人口数では浜松市の方が大きかったりするので、静岡の場合は二分化されるのかな。東部は箱根を挟んで西側は三島辺りに集約されて、熱海など東側は神奈川経済圏に統合されるような気がする。極端な話、静岡県は大井川を酒井に電気の周波数が50Hz/60Hzで変わっているんですが、そこが分岐点になって東西に分かれる事もありそうな気がする。 将来的には、今は提供されている周波数変換のコストすら厳しくなるかもしれないわけですし。となると、東部地域は神奈川県に取り込まれるのか。それはそれで、横浜市とか相模原市とか川崎市とか大都市圏に吸収されるのも良いかもしれない。それ位の危機感を持って、どうしたら今の地方体制を維持しつつ緩やかな最適化が出来るのか考えないといけないのかも。

理系は料理向き(?)

佐々木俊尚氏の「料理論」。個人的に勝手に佐々木氏と自分は似ている部分が多いなぁと感じて、だからネットの定点観測地点の一つにしているんですが、この「料理論」もまさに自分と同じ考え方・実践方法で「やっぱりな」と膝ポンした程(笑)。

私が数年にかけて何ヶ月毎にアメリカ出超に出かけていた1990年代は、まだインターネットもそんなに発達しておらず、精々著名企業サイトがWebサイトを立ち上げて板程度の時代。それでも、一応コンピューターの会社だったので、社内ネットワークは当時のインターネット環境よりも充実していて、勝手に個人がWebサーバーを設定してHome Pageなんかも立ち上げることが出来た時代。出張先のレストランガイドを作っていた後輩(彼はネイティブ並みに英語が堪能)が居て、それがコピーで出回っていたので、社内webを作ってそこに掲載したのが振り返ってみれば自分の「ネット人生」のスタートだったかもしれない。その後、レストランガイドだけで無く付近の観光情報とかお店情報、さらには生活に必要な銀行・金融機関系の話とか、社会背景や社会規範見たいな、現地で生活するに必要な情報をどんどん放り込んでいたら、いつの間にか出張者のバイブルみたいな感じで社内的に有名になったりしました。当時は数ヶ月単位での出張だったので、宿泊先はキッチンが付いているResidence Innだったり、途中からは現地でマンションを部門が借りてそこを順番に利用していたりしました。当然自炊前提になるわけで、待たしもマイ包丁持参で何度も往復しました。で、向こうで色々食材とか調味料を現地調達したりして、レシピサイトみたいなものもWebに書くようになり、それが続くと佐々木氏が書かれているように頭の中である程度料理のシミュレーションみたいなものが出来るようになったんですよね。

調味料で言うと「さ(砂糖)、し(塩)、す(お酢)、せ(醤油)、そ(味噌)」 のうち、味噌以外は当時でも現地のスーパーで購入可能でした。後無かったのが、日本のソース類(ウスター、中濃、トンカツソース)。勿論、日本食材屋さんへ行けば日本から輸入したそれらを購入出来ましたが、そういう所に頼らずに向こうのスーパーで販売しているもので、和食風の料理をするのが当時のマイブームでした。で、それだと流石にメニュー数に限界があるので、そこから材料や素材は豊富な洋食にも手を出すようになり、その時の経験と知識が今でも役立っています。今でも、揃えるのは「(薄口、濃口、白)醤油、塩、砂糖、味噌(基本合わせ味噌)、酢、胡椒、コンソメ」など一般的なもので、例えば「めんつゆ」とか「白だし」は基本使いません。理由は、めんつゆと言ってもその配合はメーカーや製品でバラバラなので、同じ物を作るにしてもブレてしまうから。基本的には、醤油、味醂、酒に、塩と砂糖を色々な分量で配合して、それにおだしを合わせれば和食の汁にしても、合わせ調味料は出来るので、その塩梅を覚えれば、めんつゆとか白だしというものは不要になります。佐々木氏が「あそび」と言われている色々な料理チャレンジも、当時は現地のものだけで以下に「和食らしい和食」を作るかが自分の息抜きになっていて、当時作って好評だったものを幾つか思いだすと、

  • タロイモの煮っ転がし(里芋の煮っ転がし風)
  • ティラピアのフライや煮付け
    (淡水魚のティラピアは、かなり手軽にスーパーで入手可能で、サイズ的にも丁度良いので色々利用しました)
  • パン粉が無かったので、現地のパンを乾燥させて袋に入れて砕いてパン粉みたいな物を作って作った揚げ物各種
    (後日、ポテトチップスを砕いて代用したら結構いけたので、これをミックスしたりしたことも)
  • 充填豆腐を一度昆布出汁で煮て湯豆腐にした物を冷やした「冷や奴」
    (当時はまだパック式の豆腐は地元スーパーには無くて、ドリンクパックみたいなものに入った充填豆腐しか無くて、これが不味い豆腐でそのままは食べられなかったから)
困ったのは野菜類で、ホウレン草は灰汁が強かったし、キャベツは鋼みたいに堅かったし、大根は小さくて高かったし、白菜も中華系食材店で入手出来たけれど小さくて高かったし、とにかく日本で馴染みのある野菜は無いか、合っても質が違うので非常に困りました。寒いときに鍋やろうと思っても出来ないし。だから「肉と豆腐だけのすき焼き」とかやったなぁ(笑)。

料理というのは、自分は自分なりのいろいろな「公式」を集めて持っていて、そこに食材というパラメーターを入れて「解」を出すものだと思っています。だから、調味料の塩梅とか組合せが「公式」になり、そこに食材とかをどの様に組み合わせて最適解を導くか、あるいは解からパラメーターをどの様に設定すれば公式が成立するのか、そんなことを考えながら料理していたような気もします。「美味しいものを食べる」というのが最終ゴールではあるんだろうけど、その為にどんな手順や作業が必要なのか、それを探る「過程」も実は重要なわけで、それがある意味「息抜き」でもあるし、次のゴールへのヒントにもなるわけです。で、そうやって自分の知識や経験値が広がっていくことは、「報酬」として獲得出来る喜びも感じるんですよね。それは、新しい発見をしたときの喜びと同質のものだと思います。そう言う意味で、「料理・調理」というのは、化学実験でもあるし、物理実験でもあるし、科学探求でもあると言えるというのが持論。だから、理系向きだと勝手に考えています。一番のメリットは、どうしても頭の中だけで組み立てがちなアイデを、手や舌や目や鼻に耳まで互換全部を使って検証しながら完成させていく行為をするから、そこから生まれるたもの(=料理)よりも、その経験値が自分自身へのフィードバックとして蓄積されて次に繋がる事だと思います。まさに知識探求、未知体系の醍醐味とも言えるんじゃ無いかと思いますね。

Slip-on Shoes

 

佐々木俊尚氏のVoicyから、最近流行始めているハンズフリー(スリップオン)タイプの靴に関して。実は私も1年位前からスケッチャーズ(Skechers)の同タイプの靴を使用していて、佐々木氏同様ちょっと感動しています。 

実はその頃結構履きつぶしたジョギングシューズがあり、毎回靴紐を結び直すのが面倒なので少し緩めに靴紐を縛っておいて、履くときにはそのままちょっと無理矢理足を押し込んで、何となくスリップオンみたいな感じで履いていました。当然結構使い込んでいた上に、無理矢理足、特にかかとの部分を押し込むので、かかとを潰してしまい、だんだんと「靴」から「サンダル」みたいな感じになりつつありました。そんな時にTV-CMでバナナマンの日村氏がCMに出ているコマーシャルが記憶にあり、たまたま近所のモールの靴屋さんに入ったらそのCMの製品が目の前にあったので、ものは試して購入したのが1年ほど前でした。実は、同じようなタイプの靴は昔から何足も試していて、例えばコインローファーだったり、デッキシューズだったり、あるいは所謂「ズック靴」みたいな物等いろいろありました。でも、直ぐに足を入れる部分が緩んでしまい、ゆるゆるな状態になり、革靴系の場合はそれで中で足が固定されないので、変なところにマメが出来たり靴擦れが出来たりして、何カ所もバンドエイドを貼って履くようになるんですよね。革素材の場合、最初は固めであってもだんだんと革が馴染んで柔らかくなるのが特徴で、紐靴の場合はそれで足に馴染むようになるんですが、スリップオンタイプの場合はそれが足から離れる事になるので困ります。デッキシューズも同様。ズック靴何かだと、ぶかぶかになるともうかかとを潰してサンダルみたいにして最後つま先が破れるまで履いたものでした(笑)。

今回スケッチャーズの靴を履いて感じたのは、靴の中で個人的に重要と思われる二箇所の部分がかなり改善されていて、それ故に1年間履いても履き心地に変化がなく、従ってスリップオンで足を入れても未だにしっかりと保持してくれて、歩いていても快適です。その二箇所のまず一つが、かかとの部分。私は陸上の短距離を走っていたので、靴(スパイク)には当時凝ったものでしたが、やはり使い続けていくとかかとの部分が緩んでしまい安定しなくなります。その時に使用するのが「ヒルカップ(Heal Cup)と呼ばれる、かかとの部分にあてがうプラスチック製のお椀型のもの。これを靴のかかと部分に入れて、その上から足をいれて固定します。言ってみれば、靴の中敷きのかかと版みたいなもの。スケッチャーズのスリップオンタイプの靴は、このヒルカップの様なものがかかとに組み込まれていて、足が入るとしっかりとかかとが固定されるので、ブレなく使用出来ていると思います。もう一つが甲の部分に伸縮性のゴムのような素材が使われていて、足を出し入れするときには伸びるけれど、一旦足が入るとしっかりと甲の部分を固定してくれます。以前もこの甲の部分が(紐靴なら靴紐の部分)伸縮性の生地やゴムみたいな素材のものがありましたが、どうしても経年劣化というか数ヶ月もするとへたってきて伸びてしまい、役目を果たさなくなりました。でも、今のものはどういう素材か分からないけれど1年過ぎても強度や伸縮具合は変わらず、従ってしっかりと足をホールドしてくれるので、補講するときにもブレずに歩くことが出来ます。この二箇所の素材と実装の改善が、今のスリップオンタイプの靴の履き心地を劇的に変えたのだと個人的に思っています。

ただその甲の部分に一つ難点があって、実は私の足は左足の甲が少し高いんですよね。だから左右同じように作られている靴の場合、左足の甲の部分が痛くなります。計ったことは無いのですが、スニーカーとか紐靴を履いて靴紐を縛るときに、右側よりも左側の紐の方が短くなる位結構違いがあります。だから飛行機や新幹線で座って移動中のような場合には、左足だけ靴から足を出していることも結構多くあります。これが紐靴ならば、調整出来るのでそういう部分もあるからなかなか紐靴系も捨てられない。例えば、甲の部分の締め付け具合を少し調整できるようになるとか、靴自体が左右1セットでの購入では無く、右と左で別々に購入出来るような時代になって欲しいなとちょっと思っています。昔陸上競技をやっていたときには、確か足形を取って専用の形にスパイクを作ってくれるメーカーがあったんですが(それなりに高価格だったけれど)、一度履くともう既製品は履けないと利用者は言っていました。自分の頭や首の形状に合わせてオーダーメイドの枕が作れるように、スニーカーももう少し簡単にかつそれなりのお値段で、自分の足に合わせて作成出来るサービスがあってもいいきがします。ところで、昔はローファーとかデッキシューズは「Slip-on」と言っていたけれど、今は「Hands Free」というのは、ちょっと違和感を感じますね。「Slip-on」ではなく「Slip-in」という言い方もあるみたいですが、こちらの方が実状には合っている気がします。ただ「-in」となると足が完全にその中に入る状態を想像するから、特にデッキシューズ何かだと踝の下位までしかカバーされないから「-on」という表現になるんだろうなぁと、別の所で感心したりして(笑)。まだまだ改善の余地はあると思うけれど、最近のハンズフリー(スリップオン)タイプの靴は、日常生活では必需品になりつつあると私も感じます。

2025年1月8日

県営野球場、市営陸上競技場

浜松市の南部に建設が予定されている、県営浜松野球場に関してのローカルニュース。個人的には、野球だけで施設維持するだけのビジネスは出来ないので、当然それ以外のイベントでの使用も想定するべきで、それを考えるとドーム球場にして天候に左右されること無く利用が出来、かつ近隣の住宅地や遠州灘の自然環境への影響も最小限にする方法を選択するべきでは。また、この施設は自然災害時の避難場所としても期待されるわけで、そうなると露店形式の施設では状況によっては厳しい場合も有るわけで、ある程度避難環境が維持出来るドーム型の方が有利な気がします。

また、現在の四ツ池球場が無くなることを前提に、四ツ池陸上競技場の改修の話もあるんですが、元陸上部としては国際大会開催も可能な第一種の設備の整った陸上競技場を開設して欲しいと思いつつ、あの周辺は今ではかなりの住宅地になっていて、実は大会開催時には騒音問題や交通渋滞なども昔から言われているんですよね。そう言う意味では、いっその事四ツ池の土地は売り出して、それを原資にしてそれこそ県営野球場に併設するような形で第一種の陸上競技場を移設するというのもありかなと。そうすれば、二つの施設をあわせて大規模なイベント開催も出来るだろうし、土地は回りにあるだろうから公園なども同時に整備して、それこそ東広島の英魂フィールドみたいな感じの施設に出来たら良いんじゃ無いだろうか。

近くには、県内最大規模のイオンモール志都呂もあるから、それら運動施設とショッピング施設を循環するようなシャトルバスを運行して、足の確保と人の流れを作る事も出来るのでは。多分あの周辺は、昔は鰻の養鰻池か畑が広がっていた地域だから、土地の確保は出来るはず。駐車場だって大規模なものが可能だろうし、浜名湖周辺の観光とリンクしても良いんじゃ無いだろうか。それこそ、コストコの浜松2号店とか、県内最大規模のモール誘致とか、まぁ個人の勝手な感想ですが(笑)。

陸上競技場に関しては、袋井市のエコパスタジアムがあるからという意見もあるけれど、逆に言えば80万人近い政令都市の浜松で、陸上競技場があの狭い四ツ池だけという方もおかしいと思う。そろにエコパスタジアムもアクセスは非常に悪くて、それに対して四ツ池とか新陸上競技場が出来れば、アクセスもそちらの方が良いしなんと言っても新幹線の浜松駅からJR東海道線で袋井まで行く必要も無いわけですからね。施設のレベルがそれなりのものを逆に作れば、十分にエコパに対抗できると思うんですが。お金も掛かるし、人も時間も必要な大事業だとは分かるけれど、浜松は何故かこの手の運動施設が貧弱なので、何とか国内でもトップクラスの施設を開設して欲しい。

キャッシュレスお年玉

今朝のニュースを見ていてちょっとビックリしたのが、最近のお年玉事情。お年玉と言えば、ポチ袋で貰うのが「当たり前」だった自分達世代は、ポチ袋を受け取ったときの厚みと重さで中の金額を予想して、一喜一憂したもの。小さめのポチ袋だと、紙幣を二つ折り三つ折りにして入れないといけないので、判断が難しくなるんですよね。結構厚くて「これは!」と期待したら、三千円が四つ折り位で入れられていたり(笑)、薄いと思ったら一万円札が入っていたりと、まぁ子供としては楽しみな瞬間。

で、ニュースではそのお年玉も「キャッシュレス化」されていて、例えばPayPayでお年玉として両親から子供に渡したり、遠方の子供にもキャッシュレスなら直ぐにその場で送れるから便利とか、「時代だなぁ」と感嘆するしか無い自分でした。キャッシュレス会社側も、お年玉用にポチ袋風画面とか用意していたりして、なかなか準備万端だなとこちらにも感心。さらにその使い道は、まぁ子供なりにゲームに課金とか化粧品を購入までは分かるけれど、株に投資とかやっている子供も居て、自分達の時代とはもう完全に様変わりしているなぁと言う印象ですね。こういう時代なので、そう言う社会に出てから経験するようなことを予め経験しておくことは有益だと思うけれど、それで変に日がついて株に突っ込みすぎたり、そこからギャンブル依存症にならないことを祈ります。

日本ではまだまだ現金中心の経済圏で、特にインバウンドの訪日観光客などからは不満も出るようですが、それでも以前に比べて電子マネーの端末(特にQR決済系)を導入している小売りのお店も増えてきていて、時代は変わりつつある事を実感します。「現金」とはイコール紙や金属素材での価値交換だと思えば、例えば飛行機や新幹線の乗車だって、昔は紙に印刷していた搭乗券や乗車券だったものが、いまではスマホでの電子タッチやQRコードに変わっているわけで、社会の仕組みがそう言う物理的な確認証みたいなものから電子的な認証機能へと移行しつつあり、その一つが「貨幣交換」でもあると言う事なんでしょうね。

自分自身電子マネーを日々の生活の中で95%以上使用しているし、そういう効率化経済化にも賛成します。ただ、現金のみの時代を経験しているからでしょうか、「お金の重み」みたいなものはどんどん希薄化して行く気もしています。例えば100円硬貨の重みとか、同じ位のサイズの単なる「紙」でも、1,000円、5,000円、10,000円紙幣の「重みの違い」みたいなものとか、自分が買い物とかして支払する時には、電子マネーで決済している時にも、何となく提示しているスマホにその「お金の重み」も加わっている感じがするんですよね。そう言う経験が無い今の世代の人達だと、単に自分のアカウントから相手のアカウントにデータが移動するだけなので、どちらかと言えば車のガソリンメーターが満タンになったり空に近くなったりするような、シーソーみたいな印象を持っているんじゃ無いだろうか。それが悪いとは言わないけれど、そう言う経験や仕組みから将来的には「貨幣」が「データ交換」みたいな仕組みに変異して、そこからスタートレックの世界みたいな「お金のやり取りでは無く、価値のやり取り」みたいな社会が生まれるのかもしれない。お正月からKindleでSF小説を読みすぎたかもしれない(笑)。 

(NH Leg#2) HND-OKA / (UA Leg#2) OKA-HND

前日T3のRoyal Park Hotelに宿泊したので、早朝便ですが結構ゆっくりと起床し、チェックアウトをしてT3からT1, T2と移動してT2ターミナルに到着したのが朝の06:00過ぎ。この時間帯なのに、ターミナルは結構混雑していてビックリ。出発までまだ余裕があるのと、朝食代わりにラウンジのお握りと御稲荷さんを頂きたいので、そそくさと保安検査場C横のAMC Diamond用保安検査場を抜けてラウンジへと向かいます。この新しい検査場は、パソコン等を出さずにスキャンしてくれるインラインスキャン機が2台設置されたので、以前と比べてかなりストレスが無くなりました。ただ、場所が結構移動したので、地下のホームからエスカレーターで上がってから少し歩かないと行けないのが難点でしょうか。 

空港内もラウンジ内も、予想以上に空いていて出発時刻までゆっくり過ごすことが出来ました。しかし、まだ朝の7時前なのにラウンジでビールを決めているスーツ姿のサラリーマン風男性が何人か見られて、「すげーなー」と思わず心の中で呟いてしまいました。まだ幕の内だから朝ビールも許される(?)。出発ゲートは、丁度ラウンジを出た正面の62番ゲートで、ちゃんと搭乗機がPBBに接続している事を確認してから、ラウンジを出てゲートへと向かいました。

1) (NH) HND 07:45 - OKA 10:45 (NH463)

ラウンジの入口を出た直ぐ左手が62番ゲート。沖縄行きの言ってみれば「下り便」なので、ゲート前の待合スペースの人数もそんなでは無い感じです。定刻の25分前から事前改札が始まり、何組かの子供連れのグループが乗り込んでいきます。その5分後位からグループ1からの優先搭乗が始まり、私も機内へと移動します。今回の仕様機材はB787で、シートも最新新規の電動シート。昨日に続き、有りがたいです。早めにL1のドアが閉まり、プッシュバックが始まったのは定刻の1分前。その後D滑走路のRW05への移動が始まり、こちらも先行機待ちがなく直ぐに離陸開始となり、離陸したのが07:59と、多分これまで経験した中で一番スムースな出発でした。

ただ、離陸して暫くは気流が不安定という事で、ちょっと長めにベルト着用サインが点灯していて、サインが消えて食事と飲み物のサービスが始まったのは、遠州灘上空くらいに来てからでした。食事を頂いた後は、読みかけのKindle本を呼んでいましたが、流石に早朝の出発だったので眠気が勝り、その後1時間位はシートを倒してウトウトしつつの移動となりました。

那覇へは早めにアプローチが始まりましたが、空港混雑のため10分程上空待機がリクエストされたと機長アナウンスが有り、沖縄本島の北側を東に抜けて大きく回り道をするアプローチを取ります。そこで時間調整の後着陸許可が出たと言うことで、南側から時計回りに回り込んで、第二滑走路のRW36Lへと向かいます。着陸したのが10:51で、そこから33番ゲートへ向かいゲートインしたのが10:57と、定刻15分内ではあるけれどちょっと遅れての到着となりました。前日に続いて好天の元、今回は接続時間がちょっと短いところに遅れての到着だったので、少し急ぎ足で所要へと向かいました。

2) (UA) OKA 12:20 - HND 14:35 (NH464)

空港に戻り、ラウンジではちょっと冷たい物を頂いてから、直ぐに35番ゲートへと向かいました。ゲートに到着すると、すでに事前改札が始まっていました。このフライトも、事前にANAから「ほぼ満席の状態なので、荷物は出来るだけ預けてね」メールが届いていたので、ゲート前の搭乗待ちの乗客も多く見えます。機内清掃に手間取ったのか、事前改札で中に入った人達は、ボーディングブリッジ内で待機している状態が暫く続きます。やっとその人達が機内に入り出して、グループ1からの優先搭乗が始まり、私も機内にはいりました。

使用機材がB777-300だったので、半分は諦めていましたが、今回の使用機材のシートは古いタイプのもので残念。前日、そして当日の往路のフライトの3回が再審の電動シートでしたから、陳腐化を感じる度合いはより大きいですね。で、搭乗開始はほぼ定刻通りでしたが、乗客が多いのと皆さんお正月休みからの帰宅なのか大きな荷物や家族連れも多くて時間が掛かり、ドアクローズしたのは定刻を大きく過ぎた12:27でした。その後プッシュバックがあり、機体の向きが変わると誘導路を反対側のRW36Rへと移動開始します。ただ、途中スクランブルが掛かったのか、空自のF15Jが爆音とともに離陸していくため、暫く誘導路でホールドに。その後離陸再開となりましたが、那覇空港を離陸したのは、12:54と結構時間が掛かりました。

沖縄周辺も気流が不安定という事で、離陸後暫くはシートベルトサインが消えず、30分近くしてから食事のサービスが始まりました。この時点でも、小刻みに揺れがあってお味噌汁とかその為か少なめに入れられていた気がします。食事後は暫くKindleで読みかけの小説を読んでいましたが、やはり眠気には勝てずにその後はシートを倒してウトウトすることに。でも、この2日間で体は電動シートに慣れてしまったので、旧式の浅いリクラインは今ひとつでした(笑)。

追い風が強かったのか、少し早めに相模湾周辺まで飛んできましたが、空港混雑のため暫く待機というか、大回りをして着陸用のルートに乗った感じです。房総半島を反時計回りに大きく回り込んで北上しつつ、B滑走路のRW22に向けて綺麗な列が出来ています。途中何機かはぶつかりそうな感じで併走しているんですが、その場合内側の機体はD滑走路のRW23へ向かうのでぶつかる心配は無い(はず)。そんな混雑の中、無事にRW22に着陸したのがやはり遅れて14:47。UターンをしてT2の北側から回り込んで57番ゲートに入ったのが14:56でした。

今回は銀座のお店に時計のオーバーホールをお願いする予定があるので、いつもとは事なりモノレールで浜松町へまず移動。浜松町駅は工事中でちょっとJRへの乗換に迷いましたが、何とか京浜東北へ乗り換えて有楽町で下車。久し振りの銀座の町並みにドキドキしつつ(笑)、お店へ行って時計のオーバーホールをお願いしました。その後再び山手線で東京まで移動して、大丸でちょっと買い物をしてから、久し振りに東京駅から新幹線に乗車して帰宅しました。

次の予定は2月の初めなんですが、その前にまた飛びたくなるかも(笑)。


2025年1月7日

(NH Leg#1) HND-OKA / (UA Leg#1) OKA-HND

今年は、まだ幕の内も開けない6日から飛び初め。昨年のANA BLACK FRIDAYのセールに乗せられて(乗って?)、取りあえず安く飛べそうなフライトを予約して、その後往復取れなかったフライトにはUA用に別途発券をして帳尻合わせをして、1月から3月の間に結構飛ぶ予定が入っています。1月は、このフライトと翌日の2回だけ何とか予約が入りましたが、次は2月の初めまで一月位空くので、もしかしたら突発的にUA用に穴埋めのフライトを入れるかもしれない。

まだお正月気分も抜けないのですが、世間的には一応仕事始めの朝。いつもの様に路線バスで浜松駅まで移動して、新幹線で品川まで移動します。上り方面の新幹線なので、正月休みの帰省帰りなのか子供連れのグループとか、中には会話の様子から遅く正月休みを取ったグループもあったみたい。でも、いつも予約しているS-Workの7号車はガラカラで品川駅に到着しました。時間帯的には朝の通勤時間帯からちょっと遅めのなのですが、やはりまだ正月休みが続いている人も多いのか、品川駅構内の人出はいつもの半分以下。その分、インバウンドの訪日観光客の姿の方が目立ちます。京急の羽田行きもガラガラで、余裕で座ることが出来、更に浅草線内のトラブルから少し遅れて運行していたので、予定していた09:13発よりも一つ前09:03発(実際には遅延して09:06頃発)に乗車することが出来ました。

少し早めに到着した久しぶりの羽田空港ですが、こちらも予想以上にガラガラ。2Fに上がり、新しくなった保安検査場C横のAMC Diamond用の保安検査場を通過して、まずは4Fのラウンジに入り落ち着きました。こちらもいつもよりは空いている状態でしたが、スーツ姿のさらラリーマンの姿がそれでも多く見られたのは、やっぱり仕事始めだからでしょうか。暫くまったりした後、搭乗ゲートの65番ゲートへと向かいました。 

1) (NH) HND 10:25 - OKA 13:25 (NH469)

搭乗ゲートの65番ゲート前に到着すると、丁度事前改札がスタートした所でした。お正月明けの沖縄行きなので、そんなに混雑している様子も無く、何組かがゲートを通過すると直ぐにグループ1からの優先搭乗が始まりました。今回の機材はB787の新シートで、「やっぱり最新シートは良いなぁ、モニターも大きくて綺麗だし」と喜んでいたら、気がついてしまいました。Premium Classには、スリッパが提供されるのですが、多分今年に入ってからでしょう、以前とは異なりスリッパだけの提供に変わっています。以前は、ビニール袋に、スリッパ、靴べら、持ち帰り用の不織布の袋が入っていましたが、今回は重ね合わせたスリッパが紙の帯で止められて、目の前のポケットにそのまま入れられています。コストダウンと、最近流行の「SDGs」対応だと思いますが、ちょっと寂しい気もしますね。

No Showだったのか、搭乗時のカウントエラーなのか、搭乗客の確認に時間を要して、ドアクローズしたのは定刻過ぎ。その後プッシュバックが始まり、D滑走路のRW05へと移動し始めます。先行機の離陸に少し時間が掛かり、那覇へ向けて離陸したのは10:50頃でした。

水平飛行に入って暫くしてから食事の配布が始まり、それを頂いた後はいつもの様に機内Wi-Fiに接続してネットを見たり、あと今回はiPhone 15 ProにKindle本を大量にダウンロードしているので、それを読んだりして時間を潰しました。珍しい事に途中寝ることも無く沖縄へ接近すると、沖縄本島を時計回りに回り込んで、RW36Lへと着陸態勢に入ります。

着陸したのは定刻の13:25で、そこから誘導路を移動して32番ゲートに入ったのが、定刻から10分遅れくらいでした。浜松、東京は、朝早い時間という事も有って寒い天候でしたが、流石に沖縄は20度近くあって自分的には「暑い」と感じますが、沖縄の人にとっては「寒い」くらいの気候なんでしょうね。降機した後は、今年初の所用で一旦目的地に向かい所用を済ませます。

2) (UA) OKA 15:10 - HND 17:25 (NH470)

空港に戻ってきたときには、すでに定刻から10分の遅延が伝えられていた復路のフライト。ただ、羽田からの到着機はその時点ではまだ那覇空港に到着しておらず、これは10分の遅延では収まらないだろうなぁと思いつつ、まずはラウンジへと向かいました。復路便は、お正月休みの帰省や観光からのUターン組が多いのか、事前に満席に近いので荷物は出来るだけ預けてねネールを貰っていました。でも、ラウンジ内は予想以上にガラガラです。で、ラウンジに入って暫くすると、遅延がさらに広がり、定刻から30分遅れと表示されます。結構時間が延びたので、そのままラウンジでマッタリと時間を潰しました。

遅延して15:40発となったので、15:15頃にラウンジを出て、搭乗ゲートの35番ゲートへと向かいます。ゲートに着くと直ぐに事前改札が始まり、休み明けなんでしょうね、子供連れの家族が次々とゲートを通過していきます。その後優先搭乗が始まり、機内へと入ると、復路も新シートの機材でした。使用機体がB777-200だったので、古いシートかなと勝手に想像していたので、これは嬉しい誤算です。往路のB787は「2-2-2」の6アブレストでしたが、B777-200となると横幅が広いので、こちらは「2-3-2」の7アブレストでした。

ドアクローズは遅延した定刻よりも遅く15:43で、プッシュバック開始は15:49と更に遅れます。誘導路を移動して、ターミナルとは反対側のRW36Rへ移動し、離陸したのが16:06でした。こちらでも、機内食を頂いた後は機内Wi-Fiに接続して、メールチェックをしつつKindleでダウンロードして置いた小説を読んで時間を潰しました。遅れていたからか、房総半島の東側を反時計回りに回り込むと、直ぐにRW34Lへの進入路に乗り、そのまま滑走路へ向かい着陸したのが17:51。その後B滑走路沿いに移動してT2へと回り込み、到着ゲートの60番ゲートに入ったのが18:00丁度くらいでした。この後は、羽田空港泊まりなので、T2の外に出て空港内シャトルに乗り込みT3へ移動。直結しているロイヤルパークホテルへチェックインをして一日が終わりました。

Royal Park Hotel Haneda

今年最初の宿泊は、羽田空港T3に直結する昨年もお世話になったRoyal Park Hotel Haneda。羽田空港に戻ってきて、到着ロビーから外に出て空港内シャトルバスの停車する9番停車場を見ると、既にシャトルバスが停車しています。早足で移動して、何とか間に合いました。T1、T3と移動してT3ターミナルに到着してからは、3Fの出発ロビーに上がり、反対側のホテル入り口へと向かいました。

チェックイン端末でチェックインをして部屋に入り荷物を解いてから、再びT3のターミナルへと移動して、軽く夕食を取る予定でしたが、時間帯が悪かったのかレストランはどこも満席で待ち行列が出来ている状態。仕方ないので、ホテルに戻りホテルのレストランで軽く夕食とワインを頂いて終わりとなりました。 

昨年も5回程利用して、既に定宿に成りつつありますが、翌日の出発が早朝便で、横浜から移動してくるのも大変なので仕方ありませんね。翌日は、07:30頃のフライトなので、05:00に目覚ましをセットして起きると、シャワーを浴びて荷物をまとめて、06:00前にはチェックアウトしました。次の予定は、まだ入っていませんが、多分年内に何回か利用することになるでしょうね。ただ、ここもホテル代高騰の余波で結構レートが高くなっているので、悩ましい所です。

2025年1月6日

Office 2024

MicrosoftのOfficeには、サブスク版とパソコンにバンドルされて提供される永続版の二種類があります。MSとしては、サブスク版に誘導したいのだろうけど、永続版の人気も高くて(確か日本だけで発売されているはず)、それでもOffice 2021が「最後の永続版」と言われていました。ところが昨年の10月に「Office 2024(永続版)」が発売されて、またすこし寿命が延びることに。 

私が現在使用しているパソコンでは、仕事で使用しているノートブックPCは会社支給のものなので、Windows OSもその中に含まれるOfficeも会社資産。Officeはサブスク版というかオンライン版とも言える「Microsoft 365」なので、機能は最新のもの。一方で私物であるデスクトップPCは、購入時に本体と一緒に「MS Office 2016」バンドル製品を購入したので、それをそのまま現在まで使用しています。普通使用する分には特に困らないのですが、実はOffice 2019までとOffice2021からは、Excelとか機能拡張されていて結構差分があるので、ちょっと陳腐化していることも感じているところ。それに、Office 2013が昨年サービス終了したので、Office 2016ももうすぐサポート終了となり、どうしても買い換えが必要かなぁとかんがていたところ。

デスクトップ機も、購入してもう5年以上たつので今年は買い換えかなと思いつつも、メモリーをふんだんに入れているからでしょうか、そんなに非力さを感じる事も無く今の所調子よく動いてくれています。年末には間に合わなかったけれど、年明けそうそう内部を開けて、溜まった埃をブロアーで吐き出して綺麗にしたところ、ちょっと気になっていたファンノイズも減り、凄く快適になりもう一年十分に使用出来そう。で、今行われているAmazonの初売りセールを見せていたら、Office 2024の永続版が少し安く販売されているんですよね。サブスク版と価格だけで比較すると、3年使えば元がとれるわけで、それならば十分こちらの方がお得。それに、1ユーザーで2台までPCにインストールして使用出来るので、デスクトップ機にまずは入れて、今後仕事を引退して個人用のモバイル機を購入したら、そちらに2ライセンス目をインストールして使用する事か可能になりますから、自分にとっては丁度良い感じ。

勿論、互換Officeソフトもいろいろあって、個人で利用するならそれで十分なんですが、やはり使い慣れているMicrosoft Officeの呪縛からは抜けられない(笑)。Excel、Wordは必須として、PowerPointは仕事から引退したら不要かなぁ。あと、OneNoteは不要だし、OutlookもGmailで十分だし。多分暫く悩んだ末、お年玉代わりに購入することになると思いますが、さてどれだけ我慢できるか。

クレーム対応

有名漫画作者が、新年の賀状代わりに登校したXの記事背景に、「旭日旗」が使用されていて怪しからんと韓国の(自称)読者から抗議の撤回要求が送られたという記事。「旭日旗」といいつつも、実際には御来光を表す放射線状のデザインで、これは向かいから世界中で使用されている、極々普通の「背景」の一つ。でも、「旭日旗反対思想」に凝り固まった一部の人達は、放射状にデザインされた物全てに反応しているわけで、もういい加減にしろよと小一時間。

元々韓国の「旭日旗騒動」の発端は、2011年に韓国のサッカー選手が日本選手に対して猿のものまねのようなジェスチャーをして侮辱したことを批判されたときに、「観客席に旭日が掲げられていて、その反動でやってしまった」と言い訳したことから火がついたもの、というのが私の理解。だから其れ以前に韓国で使用されたポスターなんかでも、結構この放射状のデザインはしようされていて、それを指摘されると削除したり否定して「無かったもの」にしている始末。それからも、彼らの主張の根拠の無さが分かると思います。

今回指摘された作者さんは、「ここで要求を受け入れることは、一つのデザインを否定する表現の自由の否定になる」という理由で要求を拒否しているけれど、本来はそういう態度で明確に相手に反論するペ機は無しだと思う。さらに言えば「これは旭日旗ではない」と言っているけれど、旭日旗だって同じ放射状のデザインを使用しているだけなんだから、それも否定される理由は無いと思う。本当ならばそこまで言って否定するべきだと思うけれど「これは『旭日旗』ではないので」と、旭日旗に対しての批判は受け入れるようにも取れる文章は、結果的にこの火種を持ち越すことになるような気がします。

似たような問題で、最近ではアニメキャラクターを地方再生のシンボルにしたりすることが多いけれど、その中の女性キャラクターのデザインが性差別的と批判されることが同様だと思う。主張しているのは、極々一部の人達なのだけれど、それをマスコミが取り上げて周知されると、一気に「差別」とか「性ビジネス」みたいな方向性に持っていって否定する事が自分達の仕事だと思っているように感じます。勿論、中には行きすぎたデザインや表現はあるだろうから、そういう部分はアニメ、キャラクター、実写、関わらずちゃんと線引きしないといけないけれど、アニメやキャラクターの場合は多少のデフォルメもあるわけで、そこまで含めて批判するのは異常だと思う。それならば、実際の人間のような6頭身とか7頭身以外のサイズ感のキャラクターも「体格差別」として批判しなきゃいなくなるわけですし。政治では、国民民主党が是々非々の本来有るべき姿を作ろうとしているように、まずはこの発言から是々非々で表現の自由が議論される状態をまずは作るべきだと思う。 

乾燥の季節

今日の午後は、久しぶりに雨が降るみたいですが、年末からずっと雨無しの天気が続いていて、それはそれで助かるのですが例年以上に乾燥が酷い気がします。私は、乾燥肌を気にするような年齢でもしゃれっ気も無いけれど、「乾燥肌」というか「乾燥皮膚」にはちょっと困ることに。

一番困るのが、仕事で使用しているノートブックパソコンが指紋認証でログインしたりサインインしたりする設定なので、これが全然使えなくなります。毎年のことなので「仕方ないなぁ」と思いつつ、PIN入力したりパスワード入力をしたりして解除するんですが、指紋認証のワンアクションで済んでいたことになれてしまうとこれがなかなか面倒。しかも、100%駄目ならまだ諦めて最初から別の方法に切り替えるんですが、たまに指紋認証に成功することもあるので、どうしても「行けるかな」と欲が出て試してみて、結局駄目でガッカリしてPIN入力したりすることに。少し前は、ひび割れがこの時期酷くて、毎日バンドエイドを何本もの指に巻き直すのが日課でしたが、いつからかひび割れはそれ程で無くなりましたが、今度は表面が乾燥しているのか、どうも認識率が悪くなってきたように感じます。

もう一つ困るのが、「指」とはある意味真反対の場所の「かかとの乾燥」。尿素入りクリームのCM等でかかとに塗り込むものがありますが、まさにそのかかとがガサガサというか、歌舞伎揚みたいな状態に何時の頃からかなるように。昔は、そうで花カッのだけれど、血行が悪くなかったのかなぁ。そう言えば、足の浮腫もなかなか引かなくなったし、やはり運動不足が原因かなと思います。で、かかとがガサガサで困るのが、毎日起床時に計測している体組成のデータ。20年位前に「成人病予備軍」を会社の定期健診で指摘されてから、毎日体組成ヘルスメーターに乗って記録を取っているのですが、これがかかととつま先部分から微弱電流を流して計測するタイプなので、かかとが乾燥していると全然計測できなくなります。最近では、1回目は延々と計測してエラーで終わり、一度降りてからかかとをゴシゴシとマッサージして乾燥した皮膚を擦り落としてから試すと、何とか計測してくれるようになってくれます。最初からかかとを擦って乗れば良いのだけれど、やはりここでも「もしかしたら」みたいなスケベ心が出てしまい、それで結果的にやり直すことに。今朝も結局2回やり直しました。

大きい問題はその二つ位なんですが、やはり皮膚が乾燥して柔軟性がなくなっているからか、ちょっと指を吸ったりすると直ぐに皮膚が剥がれて内側の部分が露出する状態に今なっています。庖丁で大根の皮を薄く剥いて、なかがちょっと見えるような感じというか、別に何か強く擦ったわけでも無いのに、知らないうちに指の横の部分の皮膚がはがれて、ピンク色の部分が出来ていて、これが染みるんですよね。酷いときには、ひび割れとこの皮膚はがれで左右の指の半分位がバンドエイドがまかれるような状態になった時もありましたが、最近はやっと落ち着いてバンドエイドの出番も無くなりました。今日予報されているお湿り程度では、殆ど効果はないかもしれないけれど、やっぱり少し湿り気はほしいですよね。ただ、その雨の後は、今度は冷え込みが厳しくなる予報なので、それはそれでまた寒がりな自分にとっては困りもの。正月を迎えたばかりなのに、もう暖かい春の訪れを切望している状態です。だから一年があっと言う間に過ぎるんだろうな。

2025年1月5日

読書の新年

Amazonが7日まで初売りセールをやっているので、「まぁ、少しは覗いてやるか」とアクセスしたのが運の尽き、「物」の方では無く、Kindle本のまとめ買いキャンペーンを開催中な事を発見。4~7冊で5%、8~11冊で10%、12冊で12%のポイント還元があるというので、思わずポチポチしていて現在11冊まで購入。実は、それ以上購入しているんですが、キャンペーン対象外の本もあるので、対象のKindle本は11冊ともう12冊目購入も時間の問題(笑)。

更にKindle本の最大80% OFFセールも1月9日まで開催中で「おっ!」と思ったんですが、対象書籍はやはり古い物が中心で、自分の好きなSF系だと以前読んだことのあるタイトルも殆どで、ちょっと幾ら最大80%引きとは言え「今更なぁ...」と言う感じで少し勿体ない。 

そうそう、Kindleと言えば、Kindle Readerとして使用しているChromebookのASUS君なんですが、ここにインストールしていたKindleのアプリケーションが最近更新されました。以前は全画面にしてタブレット全面で読んでいたのが、アプリ更新後は何故か小さな画面でしか表示されず、どうもChromebook用ではなくスマホ用のアプリがインストールされたような感じで、実質的に使えなくなりました。対処療法として、Web版のリーダーで読む事は出来るけれど、ちょっとなぁ... そのうち修正されることを期待していますが。

最近は、購入書籍の80~90%位がKindle版になりつつあり、紙物で購入しているのは昔から揃えているシリーズ物屋特定著者の物だけになりました。本当は、紙製の方が手軽で読みやすくて良いのだけれど、如何せん保存場所に困るんですよね。Kindleに切り替えてから、昔の古い書籍や読み終わった書籍は出来るだけ処分しているのですが、それでもまだ結構な分量の書籍(基本文庫本)があるので、本棚がなかなか小さくならない。Kindle版は便利なんだけれど、紙書籍のように後に残るわけではないから、それも困るしトラブルでデータが消えたら尚困る。まぁ、本にしても「積ん読」だけで無く、今のように時間のある時に少しでも読み進めていて、紙でもKindleでもない自分の頭の中へ情報化して行くことが一番重要ですね。