元MLBプレーヤーのイチロー(鈴木一朗)氏が、資格獲得1年目で「野球の殿堂入り(National Baseball Hall of Fame)」を獲得。史上二人目、野手としては初の満票での殿堂入りが期待されていたけれど、何故か一人は投票せずに「99.7%」という限り無く満票に近い獲得票で殿堂入り。日本人としては勿論、アジア系選手としても初めての殿堂入りとのこと。一番長く在籍していたマリナーズでは、イチロー氏の背番号「51番」を永久欠番にすると発表したけれど、これも日本人選手としては初の快挙じゃないだろうか。
ちょっとビックリしたのは、発表の時にMCの人が日本語で発表していて、さらに別番組かもしれないけれどイチロー氏が日本語で受賞の喜びを向こうの番組で話をしていて、MLBとしてもイチロー氏の存在感を尊重しているような気がします。ただ、それを考えると何故イチロー氏に投票しなかったのか、その一人の人は。いゃ、これが一人一票で候補者の誰かに投票するというのなら分かります。でも、このHall of Fameの場合は、一人10人まで投票出来るとの事で、そうなるとその一人投票しなかった人は、イチロー氏は11番目以降の存在だったという事になるのかな。10人全部投票しない人も多いとのことなので、やはり「あえて」避けたとしか思えないのだけれど、確か投票券のある人は400人近く居たと思うんですが、それ以外の人達はイチロー氏へ一票入れたことを考えると、何か単純に「満票での選出」という事実だけを避けたかっただけのような気もしますね。
印象的だったのは、インタピューに応えるイチロー氏が、自分が知る限りでは一番嬉しそうな表情で応えていたことで、やはり彼にとってもこの「野球の殿堂入り」というのは最高の名誉の一つなんでしょうね。私は、アメフトの殿堂は一度訪問したことはありますが、私みたいな素人に毛が生えた程度のファンでも感激するし興奮する場所でした。アメフトよりも歴史としては長いしチームも多い野球(MLB)の場合は、それ以上の喜びなんでしょうね。アメリカの野球の殿堂は、ニューヨーク州のクーパーズタウンという所にあるらしいのですが、車がないと駄目な場所だなぁ。一番近い馴染み(聞き覚え)のある年は、シラキュース(Syracuse)ですか。「キングストン(kingston)」とか「ロチェスター(Rochester)」とか、昔聞いたような名前もあるし(笑)。まぁ、今回のイチロー氏の受賞で日本からのツアーとかも設定されるんだろうなぁ。
今は野球のオフシーズンだけれど、佐々木朗希選手がドジャースに入り、3月の開幕戦で投げる可能性もあるし、なんと言ってもこのまま順調にMLBで活躍すれば、次は大谷選手が殿堂入りすることは間違いない。それ以外にも、イチロー氏が活躍していた、あるいはその頃のMLBと比べると、何倍もの日本人選手が活躍している時代な訳で、本当にある意味日本の「準国技」と言っても良いかもしれない存在。それもこれも、やはり日本でも野球人口が多いことが一番の理由だと思うんですよね。歴史的長さでは、他のスポーツ、例えばアメフトともそんなに違わないけれど、何故か日本人の心を掴み子供達の憧れのスポーツになり、世界を目指して活躍する選手が世代を超えて登場し、とうとうMLBを代表する選手まで生まれてしまった。いつかアメフトでもそういう選手が登場して、Cantonのアメフトの殿堂に入る人が生まれてくれないだろうか。可能ならば、その瞬間を見てみたいなぁ。
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