【主張】阪神・淡路大震災から30年 ~ 「想定外」の言い訳はもう許されない
— 社会民主党(社民党)【公式】 (@SDPJapan) January 16, 2025
30年前の1・17。あの教訓を決して忘れてはならない。 https://t.co/opUNSIm1b9
30年前の阪神淡路大震災に対しての、社会民主党のコメント。 阪神淡路大震災への追悼コメントのはずが、何故か途中で東日本大震災での原発事故への批判になり、さらに昨年の能登半島地震での政権批判へと繋がっているけれど、阪神淡路大震災の時の政権は自社さの連立政権で、首相は社民党の前身である社会党の村山富市氏。東日本大震災の時も、その時の与党は現在の立憲民主党の前身と言うか、殆どそのまま。少なくとも自分達の先達がどうだったのか、その反省から始めるのが筋ではないだろうか。
想像ですけど、30年前の話なので執筆者は当時の事が記憶に無いくらいの世代の人じゃないだろうか。40代位だと、当時はまだ小中学生くらいで、首相がどうとか言う記憶も殆ど無いだろうし。流石に50代だと、もう仕事もしていて当時の様子もそれなりにちゃんと記憶しているだろうし。さらに「想定外を許すな」と言っているけれど、当時の村山首相が震災対策の遅れを指摘されて「何て初めての経験で」と言ったことが発端じゃないだろうか。
阪神淡路大震災は、今の時代に生きる人にとっては最大の自然災害と言っても良くて、あの震災以降それまで以上に地震対策にしても、南海トラフに対しての警戒も重要視されるようになり、被害も大きかったけれどその経験や知見を生かした対策も進んでいたと思います。東日本大震災も、地震の被害よりも津波による被害が多数だし、原発事故に関しても震災事態の影響というよりは津波による電源喪失という自体に対しての知見がなかったことが致命的でした。ただ、それでも最後に首の皮一つで発電機が動いて危機を乗り越えた福島第二原発の存在は忘れては行けないと思う。
「温故知新(故きを温ねて新しきを知る)」という故事は、比較的良く聞く言葉だと思うけれど、このコラムというか彼らの認識には、温故知新ということが欠如していることが確実な気がする。残っているのは、昔の栄光(みたいなもの)だけなんだろうなぁ。
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