2025年1月12日

味方の振り

中居正広氏の件で、想定外の内容(金額)で示談にまとめたものを、一部マスコミの興味でほじくり返して、道義的責任を追及しているように見えるんですが、それが中居氏一人が関係した事象では無く、大きな被害を受けたと言われる相手もいるわけで、その人に取ってみたら忘れたい忘れようとしていたことをほじくり返されて、それって所謂「セカンドレイプ」とも言うべきこうじゃ無いかと言う気がします。

例えば、被害者側が無いように不満がありこの問題が再燃することを望んでいるならまだ分かるけれど、これまでの色々な情報を見聞きしていると、被害者と言われてる人は長い時間をかけてやっと気持ちと体の整理が出来て新しい人生をスタートしようとしていたところのように思われるんですよね。当然、まだ記憶には残っているだろうし、決して忘れられない事ではあるだろうけど、自分なりにそれを咀嚼して何とか我慢出来る状態にやっと到達した所では無いだろうか。そんな、やっと新しい自分を見つけることが出来たときに、頼みもしない当時の件をほじくり返されて、しかも自分からは何も言えない立場でもあるから否定も肯定も勿論、止めるように言うことすら出来ない訳で、それでもビジネス優先でこの件を延々と続けるのが、メディアの嫌らしいところだと思う。

既に指摘されているように、中居氏のコメントの最後の一言は自分が見ても「なんでこんな一言を入れたのか。入れるとしてももっと違う言い方があるだろう」と凄く疑問を感じる言い方。言いたいことは分かるんですよね。トラブルはあった、でも相手方とは既に示談が成立していて、自分としては芸能活動を続ける事に支障ないと合意している、 と言う事を言いたかったんでしょう。せめて言うにしても、自分本位の考えと取られないように「相手の方にも合意をいただいている」という一言は必要だった気がする。ああいう発表文に関しては、弁護士などが事前に確認をして内容に問題無いことを確認して発表するものだと思うのだけれど、その時に指摘されなかったのだろうか。

示談が成立していて、当事者からは何も発言出来ないけれど、その回りに居て守秘義務の無い人からは情報を収集しても問題は無いらしい。でも、それって裏付けの無い「第三者のコメント」な訳で、最終的に当事者が「その通り」と言わない限りあるいはそれを裏付ける決定的な証拠でも出てこない限りは、「噂の話」でしか無いと思うんですよね。そう言う、ある意味ノンフィクションかもしれない、あるいは全く根拠の無い話かもしれない情報を積み重ねて「この件は○○です」とメディアが言うことは、結局はノンフィクションの体裁をしたフィクションを伝えているだけだと思う。報道しているメディアが、何らかの形で中居氏にペナルティーを与えたいと考えているならば、彼は実際仕事を失ったわけだしその影響は当分の間、もしかしたらもう復帰出来ない化もしれない状況であることを考えると十分すぎる効果を出したと言えます。でも、それと同じ位相手に対しても世間は注目して、これから伝聞の形での情報が流布されてくることを考えると、相手に対しても相当の影響というか被害が生まれるはず。でも、当事者からは何も言えず、伝えてるメディアだけが好き勝手を書き散らかして拡散して注目される。まさに「人の褌で相撲を取る」どころか、「人の褌で相撲を取らせる」とさらに傍観者的立場に居るのが、今のメディア特に今回の一部メディアに感じます。示談成立している中居氏に対して道義的責任を根拠に追及するのであれば、その被害者である相手に対しての配慮はそれ以上にしなきゃいけないと言う事を肝に銘じるべきだと思いますね。今は、味方の振りしてビジネスをしているだけに見える。

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