2025年5月31日

jetBlue+UNITED=Blue Sky


Flyertalkの記事から、アメリカのjetBlueとUAがロイヤリティプログラムの相互乗り入れを始めるという記事。UAは、もう30年以上のお付き合いだから良く知っているけれど、jetBlueはアメリカの空港で機体を見る程度で、利用経験も無し。 ですから、ちょっと意外な気もしますね。

自分の思っている「jetBlue像」は、最近でこそ珍しく無い世界的に地位を確立している「LCC」の先駆けで、多分世界で最も成功しているLCCと言っても良いのでは無いだろうか。一番の理由は、あのコロナ禍の間でもちゃんと利益を出していたという所は、今思っても凄いと思う。アメリカだと、SouthWestも成功しているLCCと言えるけれど、SouthWestはLCCというよりは、準フルキャリアーとでも言えるくらい、もう大手航空会社と言えるんじゃ無いだろうか。そう言う意味では、jetBlueがLCCらしいLCCと言えるんじゃ無いだろうか。

今回の提携がどう言う意味なのか、記事だけでは良く分からなかったけれど、jetBlueのwikiを読んでいて昔懐かしい「Ted」の名前を見つけて、ちょっと腑に落ちました。そうか、UAから見たら昔のTedの代替と思えば、彼らとしては有効な提携になるのか。勿論jetBlue側にしたら、UAのグローバルネットワークからの米国国内移動の乗客が期待出来るから、彼らとしては稼働率や搭乗率を更に最適化出来ることは言うまでも無いし。

例えばSEA-SFOとかLAX-SANとか、1~2時間位の接続便で国際線と繋がるようなルートの場合、これまでのUAだけの経路選択だと結構制限というか自由度が少なかったのですが、ここにjetBlueの路線がはいると、かなり利便性は上がりそう。それ位の時間ならば、狭いエコノミーでも何とか我慢できますしね。これを機会に、一度jetBlueに搭乗してみようかしらん(笑)。

拡散希望の拡散不可

佐々木俊尚氏の引用から、有料化されて閲覧制限している新聞の影響力がますます低下するという話。あらためて「そうだよなぁ」 と納得出来る意見。私も、以前は新聞記事などを引用したり参考にする場合には、必ずその掲載記事をリンクして情報元を明示するようにしていましたが、段々と新聞各社のサイトが有料化されて、無料公開の記事が限定されてきたり殆ど無くなったりしてくると、そう言う事が出来ないので新聞掲載記事を元にここに投稿する記事を書けなくなってきているんですよね。それでも、産経新聞は無料公開を続けていたので、自然と産経新聞の記事引用が増えたのだけれど、その産経新聞も最近は半分位の記事が有料化されていて引用することが難しくなってきています。

個人的に問題だと思うの場、「有料化」「閲覧制限」しつつも、殆どの掲載記事は完全に隠すのでは無く、記事先頭の一部を見えるようにして、有料部分への誘導に使っていること。その手法は認めるとしても、問題なのはその公開部分だけを見ると本文の記事内容と正反対の意見のようにも取られる無いようだったり、その部分だけを見ても全体で何が言いたいのか良く分からない場合が殆どであること。論文のように、本文の前に短い概要を記載して、テーマと結論をまとめるような「無料公開部分」なら良いのですが、単純に本文の最初の一部を公開しているだけだから、導入部分だけだったり、本文とは無関係な話をしているところで記事が途切れてしまう。それ故に、そこしか読まない人達が誤解や曲解した内容をSNSで拡散していくので、「拡散されない」だけで無く「誤解の拡散」がどんどん広がっていく。これは、等のメディアにとっても、読者にとっても、SNSのユーザーにとっても、誰も得しない不幸だと思う。

リソースの問題やコストの問題等事情は理解するけれど、まずはメディアとしては、有料公開モデルを成立させたいのであれば、その有料記事部分の不可価値や記事品質を向上させることは当然として、そのビジネスモデルを成立させたいのであれば、その有料部分へいかに効果的効率的に読者を誘導するのか、その導入部分にもっと力を入れるべきだと思うなぁ。今の多くの契約は、基本月極など一度契約すれば全部購読できる仕組みだから、そういう一つ一つの記事の付加価値とか、読者の読書体験向上をさせることで他の記事への購読動機に繋げるみたいな努力はしないんだろうなぁ。そう言うことをやってどんどん新しい市場開拓をしないと、結局は時の流れとともに購読者数は衰退していくだけだと思う。ある意味、オールドメディア・レガシーメディアの過去の遺産に胡座をかいた殿様商売の域から抜け出せていない証拠のような気がします。

(NH Leg#22) HND-OKA / (UA Leg#10) OKA-HND

前日に続いて、今日も沖縄行脚のフライト。この日の東京は、朝から雨が降っていて肌寒いくらい。 まずはホテルを07:00にチェックアウトして、少し距離のあるT3のバス乗り場まで移動。通路内はそんなでもないのですが、外に出る「冬に戻った?」と感じるくらいの寒さと雨。ちょうど前のシャトルバスが出た後なのか、少し長く5分以上待って、やっとシャトルバスが到着。車内に入りほっと一息です。T3の国際線から国内線への乗り換えなのか、大きなスーツケースを持った海外からの人が結構乗車して、車両前半分のフラットなところは、スーツケース6割、人4割くらいで埋まっています。

T3からT1へ移動してここで乗客の乗り換えがあり、次のT2へ向かうために出発してすぐ、急ブレーキが掛かり、車内は将棋倒し状態。幸いにも、立っている人達は人や荷物でそれなりに混雑していて、前へずずすと移動するくらいで済みましたが、真ん中の降車ドアのところに立っていた外国の女性の方はスーツケースごとドア横のバーに肩をぶつけしまい、痛そうな表情。でも、前の人やスーツケースが無かったら、多分この女性運転席あたりまで飛ばされていたように思います。どうも、左側の停車場からタクシーなのか一般車両なのか、急に飛び出してきてシャトルバスの運転手さんが急ブレーキを踏んだ様子。幸いにも、大きな事故にならずに済みましたが、天候も悪いし、こういうことがあるとちょっと怖いですよね。

その後T2に到着して自分は降車しましたが、こういう天候なのでこの後もトラブルがないことを祈りました。外の寒さに追いかけられるようにしてT2の中に入り、1Fから2Fに上がると、例のANA SUITE EXPRESSを通過して4Fのラウンジで一服。まだ朝早い時間帯だからか、早朝の出発ラッシュが終わった後からなのか、そこそこ空いていました。で、遅延のお知らせが無いので、定刻の30分ほど前にはラウンジを出て出発ゲート前へと移動しました。

1) (NH) HND 08:30 - OKA 11:10 (NH467)

この日のゲートは、ラウンジ前の63番ゲート。いつものように搭乗機の写真を撮影しようと窓際へ移動して機体を見ると、まだ搭載貨物のコンテナが4つ5つ残っています。それでも、PBB横の外付け階段から、多分最後の清掃スタッフが外に出てきたので、そんなに遅れて搭乗開始にはならないかという予想。ゲート前に並ぶと、08:08から事前改札が始まり、足の不自由な方や幼児連れ家族などがゲートを通過していきますが、今回もPBBの真ん中あたり、L1/L2への分岐点手前で足止めされていて、まだ機内へは入れないようです。それから5分ほどして、PBB内で待機していて人達の移動が始まると同時に、グループ1からの優先搭乗も開始。私も機内へと移動しました。

使用機材はB777-300の古い機体でちょっと残念。せめて機内Wi-Fiは接続してくれる事を祈りつつ、L1ドアが閉まったのがほぼ定刻くらい。5分ほどしてプッシュバックが始まり、その後はD滑走路へ向けて移動開始となります。移動はそこそこスムースでしたが、管制指示があったのか離陸したのは08:57と遅れ気味の離陸でした。

この日は西日本から東海地方関東地方と天候が悪くて、しばらく揺れるという事前アナウンスがあったくらい。ただ、そんなに激しい揺れでは無く、小刻みに上下左右に揺れ続けているというちょっと気持ち悪く感じる揺れ方でした。食事のサービスが始まったのは、伊勢湾上空くらいまで進んだところで、いつものように軽食を頂いた後は、機内Wi-Fiを試してみますが、今回も安定していません。ここは潔く諦めて、シートを倒して睡眠不足の解消に努めました。

例によって、そろそろ着陸コースに入ろうかという頃合いに目が覚めて、到着に備えます。この頃は再びWi-Fiが使用出来る状態に戻ったので、Flightradar24を表示させてみると、先行機はそんなに飛んでいないのに時計回りに大回りをしてRW36Lを目指しています。前を飛んでる機体とずいぶん距離をとるなぁと思っていたら、突然左側から割り込んでくる機体が。情報を表示させてみると「JGR3059」とコールサインだけ表示され、出発はOKAで到着は「N/A」になっている。のに、OKAへ着陸しようとしている。軍用機かなぁと思いつつ後で調べたら、陸上自衛隊の機体らしい。

この機体に続いて搭乗機も無事に着陸。その後35番ゲートに入ったのが、11:37と30分近く遅れての到着でした。多少の遅れは織り込み済みとはいえ、そんなに余裕があるというわけでもないので、前日とは打って変わって真夏のような気候の中、そそくさと所用へと向かいました。 

2) (UA) OKA 13:05 - HND 15:30 (NH996)

実は、往路機で空港に到着したときには、すでにこの復路便が10分遅延する旨のメッセージが届いていたので、じつはちょっと安心していました(笑)。空港に戻り、ラウンジで一服していると、さらに5分遅延して、新しい出発時刻は13:20となりました。「かなり余裕が出来たな」と安心してメールチェックなどしていたら、あっという間に搭乗開始時刻になっていて、慌ててラウンジを出て33番ゲートへと向かいました。

事前改札が始まったのが13:02。ただ、今回もPBBの途中で足止めされています。その後機内へと入り始めたところで、優先搭乗も始まり自分も機内へと移動します。使用機材は、B787-9の最新シートなので、それだけでちょっとうれしい(笑)。そんなに混雑していなかったのか、搭乗は比較的スムースで、ドアクローズは13:21。プッシュバックまで少し時間がありましたが、その後反対側のRW36Rへと移動して13:38に離陸しました。

この機体も、最初は機内Wi-Fiはそこそこ繋がっていましたが、途中から「このサービス現在利用できません」とか言われる状態に。仕方ないので、また睡眠トレーニングに集中することにします。同じ睡眠モードでも、この機体のシードの方がより倒れるし電動操作できるので遙かにありがたいですよね。途中目が覚めなかったので、フライトは順調だったと思いますが、伊豆半島沖くらいから揺れるようになり、一時はシートベルトのサインも点灯します。

再び機内Wi-Fiが繋がるようになったので、Flightradar24を呼び出して様子を見ると、HND行きはRW34L/R、NRT行きもRW34L/Rに向けて、綺麗に行儀良く着陸コースに並んでいる様子が見られて、ちょっと笑ってしまいました。房総半島の東側に沿って北上していくと、勝浦辺りで左に旋回して、A/C滑走路に正対すると、その後は真っ直ぐに進ます。最初は少し右に寄っていたので、ターミナルに近いC滑走路側のRW34Rへ降りるかと思ったら、右側から急にデルタのデトロイトからのDL275が割り込んできて、これがRW34Rへ、搭乗機はRW34Lへと向かって着陸しました。A滑走路側でしたが、到着ゲートが60番ゲートだったので、まぁ近い方かな。暫くタキシングをしてゲートに入ったのが、15:42と一応遅延前の定刻15分内の到着でしたから、結構優秀なのでは。

機外へ出ると、この日は東京機の大丸で買い物をして帰宅する予定だったので、久し振りに東京モノレールで浜松町へ出て、そこから京浜東北線で東京駅まで移動。金曜日の、もう夕方の帰宅時間帯にも重なり、さらに東京駅はインバウンドの人達で大混雑。それでも、30分以上買物の余裕があったので、ゆっくり品定めをして目的の物を購入して、無事に17:03発のひかり号で帰宅できました。やれやれです。

2025年5月30日

Villa Fontaine Haneda

今回初めて利用した、羽田空港第三ターミナルに接続している、Villa Fontaine Haneda。「T3直結」ではなく「T3接続」なんですよね、結構T3の到着フロアーから通路を歩いて移動するから。しかも、通路はT3の2F部分で、そのまま2Fに移動するんですが、ホテルフロントは2Fからエスカレーターで4Fに上がったところとわかりにくい。さらにここ、廉価版の「Villa Fontaine Grand」と、ちょっと高級な「Villa Fontaine PREMIUM」があるからややこしい。料金的には、倍違いますね。

部屋の広さは他の空港直結ホテルよりもやや広い感じで余裕があります。困ったのは、ベッド横にサイドテーブルがあるんですが、近くに電源がないのでこのテーブルの上でパソコンが広げられないこと。今回ツインの部屋出したが、このベッドの間にAC100Vのコンセント、100Vのユニバーサルタイプのコンセント、そしてUSB Type-Aの充電用ポートが二つ準備されています。ポートは必要十分だけれど、位置的不便だなという印象。あと、目覚まし設定しようと思ったら、時計がありません。鼻をかもうとしたらテッシュも無い。さらにアメニティで歯ブラシしか置いて無くて「なんだこれ」と思ったら、残りの備品はフロント横のおいてあり必要分だけ持って行くパターンでした。

今回は、1泊14,000円台と最近ではかなりお安く感じる価格だったので、即決。ただし、同じT3に接続(こちらは直結)しているRoyal Park Hotelの方が、やはりアクセスは良いですよね。このホテルでちょっとびっくりしたのが、部屋の空調が一般家庭用のエアコンが取り付けられていたこと。普通は業務用のエアコンを設置して、各部屋には送風口だけというのが標準だと思いますが、このホテルは見慣れた形のエアコンがせり出していました。このホテル、そこそこ部屋数があるんだけれど、各部屋に設置されているということは、天井らはスパゲティの様にエアコンの配管が走り回っているんだろうか。

ホテルから、 T3 2Fのフロアーまで徒歩で5分くらい。そこから1Fのバスターミナルに出てT2まで移動するのに15分位かなぁ。やはりちょっと遠い気がしますね。それ故、他のターミナル直結ホテルよりも、価格設定が控えめなんでしょうね。早朝便だけれど、それほど早朝でも無い(=6時台、7時台では無い)フライトなら、利用しても良いかも。今回は08:30発なので、その条件に叶いました。

メリットは、2F/1Fにレストランやコンビニがあることかなぁ。一時期はテレビでも取り上げられて混雑しているかと思いましたが、この日はガラガラで大丈夫かと心配になるくらい。正直、次回利用は微妙だなぁという感じです。 逆に気になったのは室内Wi-Fi。ちょっと癖がある感じで、仕事のVPN経由にすると一般回線へのアクセスが止まったりしますし、VPN側のアクセスも遅い気がします。VPNを外して、直接インターネット接続しても、接続中に何かフィルーターにでも引っかかるのか、表示が停止したり、途中で妙に遅くなったような場面が頻発したりと、これまで利用してきた羽田空港のターミナル直結ホテルの中では、一番ネット環境が不安定で遅い気がします。

限界政党

先の衆議院選挙後、「103万円の壁」など、良いポイントを突いて支持率を上げていた国民民主党。個人的には、椎葉幹事長が地元出身ということもあるけれど、ちょっとこれからの活動に期待していた政党。でも、やはり力不足なのかなぁ、党首がこういう発言をして弁解に追われたり、その「陰の代表」とも称される椎葉幹事長も、「博多の女性は」とつい軽口を発言して、こちらも釈明する羽目に。だから、党勢がなかなか拡大しないのか、ちょっと限界を感じる事象です。

玉木氏が弁明しているように、言っていることは事実ではあるんですよね。毎年備蓄していけば、何年後かの備蓄米は品質も低下するだろうし、保存する場所だって限りが有るのだから、古いものは何らかの形で処分しないといけない。多くは、飼料用として売却されたり、あるいは品質を確認して学校などの給食用とかおせんべいなどの材料にも使われるらしい。だから言っていることに間違いは無いのだけれど、問題は「言い方」ですよね。

「一年たてば動物の餌」という言い方は、正しいのかもしれないけれど、まだ一年たっていない今販売するわけだから、こういう言い方はまるで「いま餌を販売する」みたいな印象も受けかねない。さらに、動物の餌にするしか無い品質だからそうするのか、問題なけれど処分先としてそれくらいしか販路が無いからそうしているのか、多分後者だと思うんですよね。それだって、一部は給食などに回すくらいだから、食味などは新米には叶わないかもしれないけれど、食べられないものじゃ無いはず。備蓄米の放出方法手段に関しては、確かにもっと良いやり方があったかもしれないけれど、それはやはり後付けの話だと思う。仮に古いものから今回放出していたら、「何で新しいものがあるのにそれを出さない」といちゃもんしていただろうし。まぁ、そういう意味では、この田崎史郎氏の言葉が全ての気がする。

個人的に感じているのは、今の米価格高騰の理由の中には、投機的な原因も結構ある気がするし、後は高値に足並みをそろえて価格操作とは言わないけれど「高く売れるなら高いままで」という部分もあると思うんですよね。今販売されているお米は昨年の生産分だから、農家からの買付価格は60kgで1万5~6千円位でしたっけ。この後に、いろいろなコストや利益が上積みされているのだから、実はお米の原価が上がって高値になっているわけでは無い。途中の中間マージンを下げさせるためには、その価格の製品が売れなくなることが一番効果があるだろうから、そういう意味ではより安い価格の製品を大量に市場に出すというのは正しい対策だと思います。その上で、今年のお米は60kgで2万3~5千円位での買付が決まっているのだから、そこにそこそこ正当なコストや利益を積み重ねた、まぁ5kgで3000円中頃くらいの価格というのが落とし所でしょうか。もしかしたら、今回のことから、アイリスオーヤマとか大手の流通業者は、お米農家と直接契約して「高品質低価格商品」の開発とかに乗り出すかもしれませんね。政党としては、そういう大局的な視点から何が必要で何をすれば良いのか、そういうところを議論してほしい。

(NH Leg#21) HND-OKA / (UA Leg#9) OKA-HND

先週に続いて、今週も沖縄往復。先週も天気が悪くて、危うくダイバートかという天候でしたが、今週も沖縄地方は大雨の予報で、何とかトラブルなく行程が完了してほしいところです。まずは往路のフライトが、浜松からだと始発の路線バスで出発しないと間に合わないので、早朝4:00に目覚ましを設定して、6時前出発の始発の路線バスで浜松駅へと移動します。駅に到着すると、バスターミナル側から新幹線側へ駅構内を抜けて、その先にある7/11で朝食を調達。 再び駅に戻ってきて、改札を抜けて、待合室でそそくさと朝食を済ませます。

早朝の東京方面行きは、浜松始発のこだま号が2本続けて出発したあと、名古屋発のひかり号が到着。このひかり号が先行したこだま号2本を追い抜いて、品川には先に到着します。一番早いのは、浜松発の一番列車06:20発で、これだと07:53に品川着ですが、路線バスが間に合わないので車を出さないといけない。実質的には、このひかり号が一番早い移動手段となります。定刻通りに品川駅に到着すると、ここ最近は朝の品川駅が大混雑。新幹線到着が08:08で、反対側の京急の空港行き特急が08:12発なので、3分位で端から端へ移動しないといけない。単純に移動するだけなら簡単ですが、途中直角に人の流れを何回も超えないといけなくて時間がかかります。今回は京急の改札を抜けたら丁度空港機の電車が入ってきたところでした。

空港に到着すると、ターミナル内はそんなに混雑していなくて、そそくさと最近始まったANA SUITE EXPRESSを通過してラウンジで一服します。ラウンジは、半分から6割くらいの混雑具合でしたが、私が出る頃にはもう少し混雑し始めたところでした。出発ゲートは、ラウンジ目の前の63番ゲート。ラウンジを出て、そのゲート前に出たのが09:00丁度くらいでした。

1) (NH) HND 09:30 - OKA 12:10 (NH995)

搭乗前の儀式として、搭乗機の写真を撮影しようと窓際へ行くと、そろそろ事前改札も始まろうというタイミングなのに、まだ機体の羽の下で機内清掃スタッフが待機しています。しばらく様子を見ていると、数分後にはボーディングブリッジ(PBB)外付け階段を上がって、機内へと消えていきます。となると、機内清掃だけでこれから10~15分位はかかるわけで、搭乗開始もそれくらいは遅れそう。でも、遅延のアナウンスは無いので、「また後付けのアナウンスかなぁ」と思いつつ、とりあえず定刻出発の想定でグループ1の列に並びます。

それでも、事前改札が始まったのが09:15で、優先搭乗は09:21から始まりましたが、案の定PBBのL1/L2の分岐している手前で足止めされていました。それから5分ほどして、やっとL1/L2への通路を止めていたテープが回収されて、やっと機内に入ることが出来ました。ところで、ゲートを抜けて中に入ったとき、なにげにガラス越しに下に見える到着フロアーの通路を見たら、何か異様な雰囲気の女性三人組が歩いてくる様子が見えました。その中の一人の女性ですが、体操着みたいなジャージみたいな物を着ていて、なぜか両手が前に出されていて茶色いタオルのような物で巻かれています。一瞬後「あっ、手錠を隠している?! 容疑者の護送シーン?!」と閃き、思わず立ち止まって見入ってしまいました。時々テレビのニュース等で、機体の最後尾に容疑者と警備の警察官が座っている様子が流されますが、まさか空港内を移動する様子を見ることが出来るとは思いませんでした。

機内に入り出発を待ちますが、ドアクローズは09:40。プッシュバック開始が09:44。そこからD滑走路のRW05へと移動し、離陸したのは09:58でした。使用機材は、最新のB787-9(B78G)なので、個人モニターに電動シートと非常にリラックス出来る状態。しかし、機内Wi-Fiの調子が悪くて、食事を頂いてしばらくしてからは、シートを倒して寝入ってしまいました。

目が覚めると、もう奄美大島を通り越してそろそろ着陸態勢に入ろうかというタイミング。経路を見ていると、小刻みにジグザグに移動していて、時間調整をして居るみたい。後からCAさんが言っていましたが、この時那覇空港周辺は大雨で離発着が停止していて、たまたまこのフライトは少しの時間調整で着陸出来たけれど、タイミングによっては空中待機になったかも、とのことでした。でも、着陸したときには曇り空だったけれど、結構明るくて、そんな状態だったとは想像も出来ない状態でした。着陸は、沖縄本島を時計回りに回り込み、RW18Lへ着陸したのは12:22。そこからターミナルへと移動しますが、直前まで作業停止状態だったこともあり、使用予定の32番ゲートがまだ開いていないとのことで、しばらく第一滑走路の手前で待機となりました。32番ゲートが開いてゲートインしたのが12:40でした。毎度のことながら予定よりも30分ほど遅れているので、少し急ぎながら外に出ましたが、ターミナル内は修学旅行生の団体で大混雑。ゲートから通路からバゲッジクレームまで、ずっと列が繋がっているような状態でした。その波をかき分けて、やっと外に出ると急いで所用に向かいました。

2) (UA) OKA 14:00 - HND 16:30 (NH468)

空港に戻る前に、羽田からの折り返し機の到着具合を調べると、定刻から7分遅れで着陸しています。これくらいなら、遅延にはせずに出発が遅れる感じかなぁと思いつつ、まずはラウンジへと移動します。混雑はしているけれど、いつもよりは空席はある感じのラウンジで一服します。遅延の放送もないので、ひとまず定刻出発を想定して35番ゲートへと移動します。ゲートが並ぶエリアに入ると、今回も修学旅行の団体が整列して床に座って待っています。使用機材はB787-8だけれど、定員約250名のうち200名位は修学旅行生で埋まりそう。

事前改札スタートが13:40でしたが、優先搭乗は少し時間をおいて13:48。今回も、PBBの途中で足止めされていたようです。ドアクローズは13:59でしたが、悪天候もあって羽田空港混雑のため、離陸待機の管制指示があったとのことで、プッシュバック開始までは10分以上たってからスタート。その後反対側のRW18Rへと移動しましたが、L1横に座っていたCAさんが後方のCAさんとインターホンで話しているのを聞くと、どうも離陸開始は14:28と指示されているとのこと。そのためかゆっくりと移動しているようにも感じて、しかもRW18Rの手前で少し待機すると、離陸したのは14:30でした。

このフライトも食事を頂くと機内Wi-Fiに接続してメールチェックなどしていましたが、学生さん達のアクセスが集中しているからなのか、結構途中で切れてしまうので、だましだまし再接続しながらのアクセスとなりました。その後、羽田空港に近づくと、房総半島に沿って北上すると、東側から西側の東京湾側に半島を横断。今度は富津あたりから海岸線に沿うように蛇行しつつ空港を目指します。多分時間調整なんでしょうけど、しばらく蛇行してタイミング調整をすると、左に旋回をしてA/C滑走路に向かいます。C滑走路だといいなぁと思いつつ、Flighradar24を見ているとC滑走路側のRW34Rへ向かうと思いつつ、直前に機首を左に振って着陸したのはA滑走路のRW34Lでした。着陸したのが16:33で、そこから60番ゲートに移動して入ったのが16:42と、一応定刻扱いの15分以内には収まりました。

この後は、空港内シャトルバスでT3へ移動して、T3直結だけれどちょっと遠いホテルへと移動して一日目が終わりました。

2025年5月28日

米20万t

2回目の備蓄米放出には、20社近い企業と随意契約を結び、予定の20万t近くまで契約数が積み上がったので、一旦中止することに。今後は、今回の様に年間1万t規模の業者だけでなく、60kgの米袋1つ単位での契約などを可能にして、中小の米穀店や問屋なども対象に勧めるとのこと。今回は5kg 2,000円と言いつつも大手中心の契約になったので、地方に浸透するには厳しい気がしたけれど、3回目の個人店まで対象に出来るようになれば、かなり割安感も大きく浸透するんじゃ無いだろうか。

今回20万tの放出との事だけれど、1t =1000kgだから、5kgの米袋だと単純計算では200袋。ただし、これは玄米の場合なので精米すると1割は減るから、1tの玄米から精米製品として販売できるのは5kg袋が180個。20万tだと3,600万袋出来る事になるから、これはかなりの分量と言えそう。また、コンビニ契約をしたファミマなどは、1kg袋400円で販売するということから、製品量としては更に増えるから、暫くは既存の精米とあわせて結構潤沢に商品棚を埋めそうな気がする。今日から契約した企業には備蓄米が配送されて、早いところは精米・袋詰めをして6月2日から販売開始とのことだから、来週はこの「2,000円備蓄米」でニュースやワイドショーは埋まりそうですね。そう言えば、今回の夏場所で優勝した大の里関には副賞として福島からお米1万tが贈呈されるらしいけれど、相撲部屋ではこれくらいの量のお米を2ヶ月で食べ尽くすらしい。ということは、年間消費量は6万t?! 相撲部屋は20位あるのかな。所属力士数の差などあるから一概には言えないけれど、優に備蓄米1回分くらいは相撲関係者が余裕で食べ尽くすことになるのか(笑)。

最初の備蓄米が2024年、23年のお米中心で、今回は2022年、21年の所謂「古米、古古米」なので、品質(食味)の違いには賛否出てきそう。ただ、それなりの施設で保管されていたわけですから、問題があったら困るし、それって今回だけで無く「備蓄米システム」の問題にもなるわけですからね。そう言う意味では、備蓄米システム自体の検証にも今回はなるわけだから、更に改善して欲しいところも。個人的には、非常時に放出するための「備蓄米」なのだから、買い取り価格幾らとか、購入したら買い戻しして補填しないといけないとか、緊急時にそんなことやっている余裕があるのかと感じるルールはあらためた方が良いと思うなぁ。今回も一回目も入札制度にしたので、結果的にそこにコストが積み重なって期待するほど低価格での販売は難しそうだけれど、例えば販売価格を3,000円(税込み3,240円)とすることを条件に、放出価格も今回くらいまで落としても良かったかも。まぁ、ある意味後出しジャンケンの意見だから、もし次回同様の事象が発生したら考えるべき反省点ですよね。

うちは委託して田圃を耕作してもらっていて、毎年そこで収穫されたお米を貰っていたんですが、一昨年受け取った分のお米がやっと終わりそう。昨年は、その委託先の方が廃業されてしまって放棄していた状態で収穫はないので、そのお米を食べきるとスーパーで購入しないといけない。まぁ、自分はそんなにお米に拘りは無く、さらにお米を美味しく食べるには、その種類よりは、やはりお米の前準備と炊き方だと思っているので、まぁ色々試してみようかなと思っています。5kgって結構分量があるので、3kgとか1kg位の少量で色々な種類のお米を販売してくれると嬉しいけれど、それだと逆に手間とコストがかかって高くなるのかな。知り合いのお米屋さんで購入すれば、量り売りしてくれるので適量をその都度購入出来るので良いのだけれど、そのお米屋さんも段々と減ってきているし、今回の大手の参入で淘汰が始まるかも。それはそれで、また新たな問題の発生ですよね。

年金WAR

今回の三党合意の年金修正法案に関しての、河野太郎氏の反論。長いけれど、何が問題なのか説明されていて分かりやすい。一番の問題は、国民年金の目減り対策に、厚生年金の積立金を流用するというところ。私もそれなりの期間仕事をしていて、今でも毎月結構な額の厚生年金を納めているから、この対応は納得出来ない。

一番の問題は、三党合意だけでそう言う事を決めてしまうことですよね。立憲民主党としては自分達の主張を通したということで面目を保ち、与党自公民としては一度はその内容を問題有りとして削除したけれど、立憲さんが言うなら仕方ないというアリバイ作りみたいなところが、更に気に食わない。

とはいえ、打ち出の小槌は無いわけで、足りない部分は何処かから融通しないといけない。河野氏は、一律に補填するのではなく、他に収入などあり年金受給額をを越えている人には薄く、足りない人にはその分も含めて暑くと言うメリハリを付けて最適化するべきと行っているけれど、これがまぁ落とし所でしょうね。それとともに、「年金の壁」なども、もう少し高さを低くして、アルバイトなり契約社員での仕事もしやすくするような事も重要だと思うけどなぁ。ある意味乱暴なんですよね、一気に決めようとして関係者がサクサクッと話を付けるというのは。そういうやり方って、日頃野党が「数の暴力」とか行って批判していた手法じゃ無いかと思うんだけれど、自分達がいざその立場になると無問題なんですね。

自分も年金を受け取る年齢になり、正直他人事では無いけれど、かと言って100%年金を信用しているかと言えば、残念ながらそれも無い。大きな柱ではあるけれど、やはりそれ以外の収入なり保険なりは掛けておくのが必要だと思う。多分自分くらいの世代がギリギリ年金で滑り込みセーフの世代で、そこから下になると所謂「氷河期世代」などの、相当な補助が必要な世代が存在しているわけで、そういう人達に対して先ずは安心出来る対策を提供して、さらには今のように現役世代が引退世代を支えるという仕組みも、やはり税金の投入とか支給額の減額、あるいはその他優遇策を減らすことで全体のコストダウンみたいな事も勧めないと、あと10年20年位で破綻してしまうかも。個人的にはかなり重要な問題だと感じるんですが、余りにあっけなく軽率に扱われているように感じるので、与野党共に米以外でももっと仕事しろよ小一時間説教したいくらいですよね。 

2025年5月27日

Digital Address

日本郵政が発表した、住所を7桁の英数字に変換して、その数字を住所代わりに利用して郵便物の配達が出来るという事。これを「デジタルアドレス」と呼んで、仮に引っ越しなどしても番号は変わらず、そこに紐付けされている住所を変更することで変わらず対応可能というもの。日本郵便の「ゆうID」に登録が必要なのがちょっと面倒だけれど、具体的な住所記載をしなくても、発行された七桁のデジタルアドレスを記載すれば良いのは便利かもしれない。ただし、先日も日本郵政の配達員が、ゆうパックの住所を盗撮して女性に電話したりしていたけれど、このコードから実際のアドレス情報を得られる担当者のモラルアップも同時に必要でしょうね。

対するクロネコさんとか宅配業者さんはどうするんだろうか。私はクロネコをよく使うので「クロネコメンバーズ」登録していて、そこそこアプリ経由で便利に利用しているけれど、似たようなデジタルアドレスをクロネコさんはクロネコさんでやり出すと、逆に記号化された分良く分からなくなりそうな気もしますね。

実際に私も自宅住所を登録してデジタルアドレスを発行して貰いましたが、3桁+4桁の英数字で構成されているので、パッとした見た目は〒番号を記号化したような印象。案外、ベースは既存の7桁の〒番号で、それをベースに派生番号を生成しているのかもしれない。英数字で36文字一桁当たり使用可能で、それが7桁あると言う事は36の7乗=約783億通りの組合せが可能だけれど、ちょっと足りなくなりそうな気もするなぁ。まぁ、あくまでこの7桁の番号は、その利用者に紐付けられた固有番号で、実際の住所に紐付けられたものでは無いですから、一通り全人口分発行すれば、理論上は必要十分なのかな。

さて、登録してみたのは良いけれど、実際にはいつ利用する機会が生まれるのか。其れ以前に、自分のデジタルアドレスを忘れないように、電話帳にも登録しておかないと。案外デジタルと言いつつアナログ対応が必要ですね(笑)。

KOME KOME WAR

小泉大臣肝いりの随意契約による備蓄米配布が始まり、イオン、楽天、ドンキホーテ等大手7社が入札をして、早ければ来週早々位にはこの備蓄米の精米が店頭に並ぶかもと言う、政府にしては珍しいスピード感。年間扱い量が1万トン以上という条件が付くため、大手以外の中小の米穀店では対応出来ない事に関しては、理解はしつつも不満も言われていますが、小泉大臣はまずは低価格米を市場に出して価格高騰を冷却して、その後は60kgの玄米米袋単位で、精米設備のある街中の米穀店にも直接備蓄倉庫からの発送も検討するということで、彼に対しては色々過去不満はあったけれど、このスピード感は今回は良いんじゃ無いだろうか。

1万トンの玄米というと、5kgを一袋とすると200万袋。ただ、精米すると1割位は減るから実際には180万袋分という結構な分量。これだけの分量が2,000円(税込み2,180円)で店頭に並べば、かなりのインパクトになることは確実。今回の放出分は、2021年や2022年産の「古米」「古古米」と言われるもので、昨年の新米と比べるとやはり鮮度や水分量が落ちる分食味は劣るかもしれませんね。それでも、だから食べられないと言う事は無いわで、やはり半額近い価格競っては魅力的かも。仮に6月初めに出てきて、それがどれだけ続くかですよね。

お米の価格帯的には、昨年の新米が4,000~5,000円/5kgの高価格帯で、1回目の備蓄米放出が3,000~4,000円の中価格帯に。そして今回の2回目の備蓄米放出が2,000円台の低価格帯をカバーすることになるわけですが、2回目の備蓄米分は多分一斉に購入に走るだろうから、案外短命に終わりそうな気がする。そうなると、それまで保管されてきていた高価格米がまた主流となり、米価格は再び上がりそうな気がする。今年の新米が出荷される9月まで持たせられれば政府の勝ちだし、その前に備蓄米が枯渇したら来年も米騒動が続きそうだけれど、その時には備蓄米は無くなっているわけだから、今度はどうするんだろうか。それこそ、韓国とかアメリカとかタイとかから大量に輸入して沈静化するしか無くなりそうな気がする。

一方で、お米の消費量は今でも年間10万トン位ずつ減っていて、決してお米の消費量が激手に増えているわけでは無い。となると生産者側としても、耕作地を増やして大量生産するよりは、現状の耕作地でどれだけ効率的に米を生産出来るか、効率化の話になり農家としてはさらに厳しいんじゃ無いだろうか。昔みたいな政府統制価格でも出さないと、やはりお米も一般商品なので、そこは需要と供給で価格は決まるからなぁ。農水相も、いまは小泉大臣の鶴の一声で安くお米を売ることに奔走しているんだろうけど、その先も見据えて米農家の効率化、具体的には耕作地の集約と、後は米作り以外の時期に田圃を有効活用して、別の野菜栽培とか収益を上げる工夫が必要でしょうね。一方で、そうなるとこの記事にあるように 、棚田などの小規模生産地はどんどん廃れてしまう。これも、観光と絡めるとか、「個人オーナー」制度みたいな事で、米以外での収益確保をどうしたら実現出来るか、そう言う事も今準備しないと間に合わない気がしますね。うちも依託して使って貰っている田圃があるんですが、自分的にはもう手放したいけれど、中々簡単にもいかなくて、まぁ日本の農家は大変だと思う。

Open Door

ANAも大変だなぁと、同情を禁じ得ないトラブル。 羽田発ヒューストン行のANA NH114便のフライト中に、機内の乗客が非常ドアを開けようとして拘束され、フライトは行き先変更をしてシアトルタコマ空港へ緊急着陸したというもの。更に、その行き先変更に腹を立てた別の乗客が機内で暴れて、こちらは迷惑行為で「排除」されたという二重のトラブル。この二人に関係はなく、前者は健康上の問題の疑いもあると言う事で病院へ搬送。一方後者の乗客は警察に引き渡されたらしい。で、ダイバートした機体は、そのご4時間遅れで目的地であるヒューストンへ無事到着したらしい。

私も、仕事やプライベートで飛行機に頻繁に搭乗するようになって40年近くたちますが、流石にフライト中にドアを開けるような行為には幸いにも遭遇したことはありません。が、着陸してボーディングブリッジ接続中に、ドアに手を掛けて空けようとした場面には一度遭遇した事があります。この時はCAさんが直ぐに「まだだよ」とでも言って、ドアから引き離したけれど(UAの国内線での話)、あれももしドアレバー操作まで行ったらその場で拘束されて、こちらも暫く機内待機になったかも。巻き込まれたらいい迷惑ですよね本当に。ドアに手を掛けるだけで無く、国内線のANA便でも時々着陸してドアが開いて、CAさんが外のGSさんと乗り継ぎや引き継ぎの話をしている間に、その横をすり抜けようとする乗客(日本人のそこそこの年齢の男性乗客だった)には、最近遭遇しました。直ぐに止められたけれど、ああ言う我が儘というか自分本位の人には本当に迷惑しか感じませんね。

飛行機のドアは、安全のために一度機内に引き込んでからでないと外に開かない構造になっていて、フライト中だと機内と外気圧の差の関係で、普通の力ではドアは内側へは動かない聞いているけれど、どの程度大丈夫なんだろうか。停止してシートベルトサインが消えるまでは、物理的にドアロックがかかるような仕組みでも入れたら良いと思うけれど、今度はそれがトラブルって仕舞いドアが開かなくなる可能性も出てくるから、非常時に直ぐにドアを開けたいときに困るだろうし。その辺りのフェイルセーフの考え方をどこまで実装するか悩ましい所です。

この手のトラブルの話は、余り日系のフライトでは聞いた記憶が無くて、多くの場合は欧米の航空会社だったり、中国の話だと時々耳に入る気がするけれど、国内線のANAのフライトでこう言うことが発生するのは、やはりインバウンド効果やコードシェアで航空会社の利用にあまり特定の航空会社への依存度が減っているからなんでしょうか。これから何回位海外渡航や国内線利用の機会があるか分からないけれど、こういうトラブルに遭遇することだけは避けたいですよね。

2025年5月26日

備蓄米放出

色々話題・問題になっているお米の価格高騰と備蓄米の放出に関して。最初にこの話が決まり、入札となった時に感じた素朴な疑問が、「なんで低価格で放出せずに、入札にしたんだろう」という事。入札となれば一番高価格で落札されるわけだから、その価格が今のお米の卸売価格よりも高ければ、小売価格も高くなって当たり前。政府保有の「備蓄米」なんだから、その卸価格に関しては市場コントロールも考慮して、例えば1kgあたり300円とか、最終的に目標とする販売価格になりそうな価格設定をして、それを購入した卸がいつまでにどれくらい市場に出せるかという部分で配布の分量を決めたら、もっとスムースに低価格の備蓄米が市場に現れたんじゃないだろうか。

もう一つの疑問が、今は5年間に変わったけれど、落札した備蓄米と同量のお米を1年以内に買い戻さないといけないという事。政府保管分を放出したのだから、その分戻せというのも変な話で、それって例えば大規模な災害の時に放出した場合にも要求るのだろうか。普通は、今年以降の増産を要請して、今年は無理かもしれないけれど来年以降に余剰米が生まれるようになったら、そこから余剰分を備蓄に回して補充するという方法が一番腑に落ちる気がするんだけれど。生産量が減ってきているお米だから、急に増産に転じることも難しいだろうけど、一方でこの「お米狂乱状態」にしても、来年以降にはまた落ち着いて来て、結果的に米離れがまた進む気もします。

小泉大臣が、6月初旬には備蓄米を2000円台で店頭に並ぶように、随意契約に切り替えてかつ市場までの状態もモニターするような事を言っているけれど、それならば「政府標準米」みたいな形にして、市場価格を設定して、それに対しての不足分を補助するような形で依託するような形にすれば良いのにと思います。また、確かに以前の価格2000円台になることが理想だろうけど、それだといつまでたってもお米の価格が上がらず、結果農家の収益にも繋がらないという問題がまだまだ続くことにも。農家の集約や生産効率をどうしたら上げられるのか、そう言う事をもっと熱心に検討するべきだと思う。特に、韓国のお米が安いと話題なったけれど、何故韓国は安いのか調べたんだろうか。アメリカみたいな大規模経営で効率化しているのか、政府からの補助のお陰なのか、日本でも出来ることは取り入れれば良いと思う。

過去の「○○不足」騒動を見ても、結局騒ぐのはその時だけで、それが落ち着くと直ぐに忘れていくのも国民の体質。お米にしても、3000円台位の製品が普通に並べば、多分多くの人はそれで落ち着くんじゃないだろうか。逆に、今回2000円台のお米が出てしまうと、それが売り切れたときにまた「2000円台の米」騒動が発生して、結局はいつまでたっても「お米高騰騒動」は沈静化しないと思う。あれだけ「失われた30年」と騒いで、日本のデフレを批判してきた人達は、本当はこの価格上昇を喜ぶべきだし、一方でそれに見合った収入アップや補償が十分に手当てされていないことを批判するべきだと思う。短期目的としては、大きな問題になっている米価格の沈静化だけれど、中長期目標としてはいかに生産者の生活を維持向上させつつ、市場価格を安定させるかという事も勧めないといけないはずだけれど、そちらの話は殆ど聞こえてこない。それが一番の問題かもしれない。 

インホイールモーター

モーター駆動で動く電気自動車(BEV)は、現在の内燃エンジン車(ハイブリッドやプラグインハイブリッドも含む)と比較して、充電関係の機能で後れを取っているんだけれど、その弱点も後数年位にはより大容量の搭載バッテリーと、それを超急速充電出来る仕様・設備の登場で、次のステージに進むことは多分明らか。ただそれだけでは、現在の車とやっと同じ土俵に登ったくらいで、大きな逆転に繋げるためには、例えば自動運転とか「次の新機能」が必要だと思うんですよね。で、個人的には、これが多分BEVのコア技術になるのではと以前から思っている「インホイールモーター」。その軽自動車にも搭載可能な、空冷式の12インチインホイールモーターの誕生。 

現在のBEVは、基本的には前輪(AWDは後輪にも)にモーターがギアボックス経由で接続していて、その仕組みというか構造はガソリン車と同じ。ハイブリッドなどは、駆動系は共通していて、ドライブシャフトを回す回転体として、ガソリンエンジンとモーターが切り替えられて動いていると思います。だから、加速性とか高速性能とか、細かな部分では違いはあるんだろうけど、基本的な構造はBEVもガソリン車も同じ。ということは、運動性能とかもそんなに変わらないわけですよね。少なくとも前輪の2つのタイヤは常に同じように動作しないといけないし、前輪と後輪はそれぞれ異なる動作は可能だけれど、左右のタイヤはペアで同様に動作しか出来ない。だから、特に曲がるときとか車庫入れの時等はそれなりに経験と知識が必要だし、移動方向に関しても360度常に自由に移動出来るわけではない。

インホールモーターになると、それぞれのタイヤが独立して機能出来るようになるので、例えばカニ歩きみたいな横向き走行も可能だし、その場で回転だって可能(に、なるはず)。これなどは、運転に慣れていない人が困るような駐車時の駆動として凄く利便性が生まれるはずなんですよね。そして、そういう自由度の大きな動きが出来るようになると、自動運転の時にも操作性が高まるわけで、やはり将来的にはこの技術は一番重要じゃ無いかと言う気がします。課題としては、あのタイヤホイール内部にモーターも含めて組み込むために、色々な技術的制約が生まれることと、あと独立して動作する4つのタイヤ(=モーター)を、精確に同期して動かせないと、直進性能が犠牲になりそうな気がします。あと、BEVの場合はブレーキ動作に関しては単にモーターを止めるだけで実現していて、現在のようなブレーキキャリパーなんてないんだろうか。確かにモーターが動かなければ車輪はロックされるんだろうけど、物理的に止め無いと急停止の時とか駐車時の時とか困るんじゃないだろうか。そうなると、ホイール部分の余裕も今以上に必要になると思うなぁ。

近年、中国メーカーのBEVが世界を席巻する、日本の自動車メーカーが後れを取ったという報道を耳にして、確かに危機感は感じないといけないと思うけれど、今の所充電インフラが圧倒的に少ない状況では、どのメーカーでも中国国内以外での販売は難しいと思うなぁ。欧州等は、一時期ガソリン車全廃とか言ったからまだ充電インフラもそれなりにあるんだろうけど、日本の場合はまだまだ圧倒的に少ないですからね。今後はいろいろと増設されるんだろうけど、そのためには今の一回当たり30分も掛かる充電時間を5分以下にする必要があるし、走行可能距離も真夏のエアコンを効かせた状態でも、一回の充電で余裕で300kmとか400km位は走ってほしいし。というか、仮に今のガソリンエンジン車がすべてBEVになったら、確か今の日本の発電量は倍位必要になるという試算になるはずで、となると発電設備だって現実的には原子力発電所をもっと増設しないと間に合わない。単に、車の中の機能が革新的な物になっても、そのエコシステム全体が最適化されないとブームは生まれないだろうなぁ。先日BYD浜松店の前を通る機会がありました。結構大きなショールームだったけれど、どれくらい浜松では売れているんだろうか。浜松では、テスラは時々走っているのを見かけますが、流石にBYDはまだ見たことがありません。国内では、特に浜松のような地方では厳しいと思うなぁ。

2025年5月24日

(UA Leg#8) HND-OKA / (NH Leg#20) OKA-HND

前日に続いて、本日も沖縄行脚。早朝のフライトですが、T2直結のホテルからの出発なので楽ちん。ただ、ホテルを出た途端に目の前にはソラシドエアかな、チェックインカウンターに並ぶ長蛇の列で、それはその先のANAのカウンター前にも続いています。保安検査場A/Bの入り口前も、外に溢れるくらいの行列で、こんな時間から混雑しているんじゃスタッフさんも大変だなぁと人ごとのようなことを思いつつ先に向かいました。その長蛇の列も、中央を境にして南側は空いていて、結果昨日も利用したANA SUITE EXPRESSも待ち行列無しで通過できました。早朝でもあるので、まずはラウンジに入り、軽く軽食を頂いて出発までの時間を潰します。そんなに混雑していないラウンジで一服をして落ち着いてから、ラウンジほぼ正面の62番ゲートへと移動します。

1) (UA) HND 07:30 - OKA 10:10 (NH463)

定刻07:30の出発ということで、07:08から事前改札が始まり、車椅子の方や幼児連れ家族のグループがまず通過していきます。その後優先搭乗が07:14から始まり、私も機内に入りました。使用機材はB777-200なので、最初は古い装備を予想しましたが、予想は外れて最新の国内専用シートでラッキー(笑)。早く全機種このシートに交換してほしいところです。

ドアクローズが少し遅れて07:32、その5分後にプッシュバックが始まり、この日はD滑走路のRW05を目指して移動開始になります。特に先行機も無く、誘導路から本滑走路に入って正対すると、しばらく停止して指示待ちの後離陸開始。07:57の離陸で、予定飛行時間は02:05との表示でした。以前は、02:20位だったので、だんだんと向かい風が弱くなってきているのかな。

ただ、離陸後はしばらく揺れが続き、食事の配布が始まったのは浜松を過ぎて伊勢湾上空に入ってから。軽食を頂いた後は、いつものように機内Wi-Fiに接続して、メールチェックなどして時間を潰します。ただ、この日は朝も早かったので、知らないうちに寝落ちしていたようで、気がつくともう奄美大島あたりを飛んでいる状態でした。

前日の雷雨模様とは異なり、この日の沖縄地方は天候が良さそうです。Flightradar24を見ると、アプローチも北側からまっすぐにRW18Rを目指して、ほぼ一直線に到着機が並んで飛んでいます。着陸したのが10:07で、そこから誘導路に出てUターンをし、ターミナルビルへと移動します。今回はスムースに移動でき、32番ゲートに入ったのが10:15とほぼオンタイムでした。天候は前日とは180度異なり、夏の陽気で日差しも明るいいかにも「ザ沖縄」みたいな天候。昨日の分を取り返すべく、そそくさと外に出て所用へと向かいました。

2) (NH) OKA 12:05 - HND 14:30 (NH464)

再び空港に戻りラウンジに入ったときには、ちょっと混雑していましたが、程なくして皆さん出発されてしばらくの静寂が戻ります(笑)。折り返しの到着機が、7分ほど遅れて到着しているので、これは10分の遅延だなと思ったところにANAからメッセージが届き、予想通り12:05の予定が12:15に変更になりました。

新しい出発時刻に併せてゲート前に行くと、11:52から事前改札が始まりゲートを通過していきますが、その先のL1/L2のドアへと分かれる分岐点のところで止められています。どうもまだ機内準備が終わっていない様子。そのまま待機状態が続き、やっと彼らが機内へと移動を始めて、グループ1からの優先搭乗が始まったのは12:06でした。で、ここで再びANAからメッセージが飛んできて、出発時刻がさらに遅れて12:30になるというお知らせ。をぃをぃ一体何なんだと疑問を感じつつも、まだ余裕があるのでまずは機内に入ります。

復路便はB777-300で、残念ながらシートは手動式の旧シート。個人モニターが無いのは我慢できますが、この後フライト中に機内Wi-Fiが動作せずにネット接続出来なかったのはちょっと困りました。結局は往路同様、睡眠補充の時間になってしまいました。ドアクローズが12:26ですが、羽田周辺の混雑のため管制指示で出発が少し遅れて、プッシュバック開始は12:37。この後、直ぐ横のRW36Lへと移動し、離陸したのが12:44でした。この時アナウンスされた到着予定時刻が14:50だったので、品川から乗り継ぎ予定の15:34発のこだま号には間に合わないだろうなと、この時は思っていました。

食事を頂き、ネットも繋がらないので、後はシートを倒して寝るだけ。目が覚めたのは大島を過ぎたあたりでしたが、そこから房総半島の中心を斜め(北東方向)に切り裂くように北上していきます。ネットが接続出来ずFlightrader24も見られないので、ANAアプリのエアショーを眺めていましたが、その房総半島を縦断している時点で「到着まで6分」とか表示されます。「あれ?」と思って見ていたら、その房総半島の真ん中あたりで左にほぼ直角に旋回をして、どうもA/C滑走路のRW34L/Rを目指すようです。この時14:30頃で「いゃいゃ、その先のB滑走路のRW22だろう」とか思って見ていると、どんどんRW34L/Rに向かい、結局A滑走路側のRW34Lへ着陸したのが14:36。そこから63番ゲートへと移動してゲートインしたのが14:44と遅延した割にはそこそこ取り返しての到着となりました。

この後、15:04発の京急空港特急に間に合い、これは始発のT1/T2とT3を出ると、次品川駅までノンストップのありがたい列車。余裕で15:34発の名古屋行きこだま号に間に合い、無事に帰宅できました。

2025年5月23日

Haneda Excel Hotel Tokyu

今年2回目の利用となる、羽田エクセルホテル東急。翌日の出発が、朝の07:30なので空港内ホテルを比較して、ここが一番お得だったので選択したホテル。やはりT2直結はありがたい。

夕方チェックインのためホテルへ行くと、外に小学生の団体(修学旅行)が並んでいて、何だろうと思ったら、どうもこの日このホテルに宿泊する団体さんの様です。エレベーターが4機ありますが、先に利用して部屋のあるフロアーへ移動できたので良かったけれど、ぱっと見100人近く居たから、しばらくはエレベーター占拠されたんじゃ無いだろうか。

到着早々、急ぎのリモート会議の予定が入ってしまい、部屋に入るなりまずパソコンをセットアップして30分ほどの会議を完了。その後は再びターミナルに出て軽く食事をして、いつものようにB1Fのコンビニでアルコール燃料を購入して部屋に戻り、翌日の準備やらなんやらで時間が過ぎていきました。

翌日は07:30のフライトなので、05:00におきて支度をして06:00頃にチェックアウトしようという予定でしたが、もう04:00頃には目が覚めてしまい、目覚ましを止めて起床。シャワーを浴びて、身支度を調えて、06:00過ぎに出発しました。このホテルは、2Fの入り口横にレストランが併設されていて、朝は05:00から利用できるのですが、今日に関してはあの小学生の団体がどこかの時間帯で占有利用するんだろうなぁ、大変そうだなぁと思いつつ、その横を通り過ぎました。空港併設のホテルに宿泊するなんて事は、めったにない経験だと思うので、彼らの良い思い出になれば良いのだけれど。

(NH Leg#19) HND-OKA / (UA Leg#7) OKA-HND

久しぶりの沖縄行脚。チケット手配の都合上、AMC付けとUA MP付けの二段階設定で、あぁややこしい(笑)。前日の天気予報で、この日の天気は雨という予報で、かといって通常サイズの傘を持ち歩くのは面倒。そこで、折りたたみ傘を準備したんですが、当日の深夜から早朝には雨が降ったんですが、出かける頃には曇り空だけど雨は上がり、準備した折りたたみ傘はデイパックの中でデッドウェイトになることに。 

始発の路線バスで浜松駅に出て、近くの7/11で朝食を調達。浜松始発のこだま号2本の後、最初のひかり号が到着してこれで品川駅に向かいます。早朝まで雨が降っていたためか、大気中の塵がたたき落とされたのか、浜松駅を出てしばらくすると、左側斜め前に富士山が見えるくらいの済んだ状態でした。特にトラブルもなく、無事に品川駅に到着。ここで4分の乗り継ぎ時間で京急の08:12発の羽田行きに乗り継げるのですが、新幹線の改札を出てJR側に入ったら、いつも以上の混雑具合。いつもなら、人の間をサクサクと通り抜けて京急側ホームに行けるのですが、この日は人並みの壁が出来ていて、なかなか進めません。それでも何とか京急の乗り換え改札に着いたところで、丁度08:12発の羽田行き特急が入線してきました。

結構混雑している車内に滑り込み羽田空港へと移動。空港駅に到着して出発階へと上がると、結構混雑していました。今回は、以前の優先保安検査場が、AMC Diamond会員向けの優先保安検査場「ANA SUITE EXPRESS」に変わって初めての利用なので、早速入ってみました。以前のスペースの半分くらいの広さに、インライン検査機が1台。正直、少し狭い印象です。検査前のスペースも、検査後のスペースも、3~4人が入ると一杯になるくらい。特に検査後のスペースが、レーン上のトレーが3人分くらいの余裕しかなくて、荷物を取り出すのにモタモタすると、ここで待ち行列が発生しそう。効率的には、この先の新しい優先保安検査場の方が速いかなぁという印象でした。本当に手荷物をぱっと置いてスキャンして、ぱっと取り上げて出て行く人ばかりなら良いけれど、例えばジャケットを脱いだり着たりとか、ペットボトルとか、手間のかかる作業が入ると、途端にストップしそうな印象でした。

1) (NH) HND 09:30 - OKA 12:10 (NH995)

ラウンジでメールチェックなどしてから、定刻を想定してすぐ目の前の63番ゲートへと向かいました。ここで、定刻30分位前にゲート前に来ましたが、その時にボーディングブリッジの横から機内清掃のスタッフが降りていく様子が見えました。特にアナウンスは無かったのですが、多分到着機が微妙に遅れていて、これは搭乗開始遅れるかなという予感。事前改札は09:07からスタートして、車椅子利用の方や幼児連れの家族、あるいは足下の不自由な高齢の方など中に入っていきます。でも、PBBの途中で止められ機内にはまだ入れない様子。結構そのまま途中で足止めされていて、それらの方が機内に入りグループ1からの優先搭乗が始まったのが、09:23でした。その後09:35にドアクローズとなりました。5分後にプッシュバックが始まり、その後A滑走路のRW16Rへと移動して離陸したのが09:57とやや遅れ気味の出発でした。

しばらくして食事の配布があり、それも終わってアイスコーヒーを頂きながら機内Wi-Fiに接続して個人用のメールをチェックしていたらびっくり。出発前の時刻にANAからお知らせのメールが届いていて、この搭乗機と戻りのフライトも含めた12:00~15:00の時間帯に、那覇空港が雷雨の予報があり、場合によっては到着遅延や空港スタッフが安全確保のために待機するので出発保留になるというお知らせ。えー聞いて無いよですがもう出発しているので、後は天に祈るしかありません。そういえば、浜松や都内の天候は調べたけれど、沖縄は特に気にしなかったのは失敗です。

那覇空港へは、多分時間調整だと思いますが、奄美大島あたりで少し回り込み、さらに沖縄本島も大きめに時計回りに回り込んで、何とかRW36Lに着陸したのが12:23。まぁまあ許容範囲の遅れだなとこの時は思いましたが、誘導路を移動しつつ、第一滑走路の手前で停止します。離陸待ちかなと思ったら、雷雨でスタップが作業中止をしていて、ゲートが開かないのでここでしばらく待機という機中のアナウンス。10分位して動き出して、滑走路を越えたので「やれやれ」と思ったら、そこでまた停止。多分後ろが使えたので、一歩前に出てスペースを確保したという感じでした。ただ幸いにも、北側の空から明るくなり、多分雷雨は過ぎた後だなと思いつつ移動開始を待ちましたが、やっと32番ゲートが相手到着したのが12:54と、かなりの遅延となりました。でも、到着できただけでも良しとしないと。この頃は雨は上がった未定ですが、流石にここから予定の移動は出来ないので、事前にメールで相手に連絡して空港で待ち合わせ。何とか次の復路便に間に合わせます。

2) (UA) OKA 14:10 - HND 16:30 (NH468)

約一時間遅れで羽田を出た復路便は、運良く10分遅れくらいで那覇空港に到着。出発時刻も10分の遅延で戻れそうです。一旦ラウンジに入りましたが、各方面域の遅延の影響は9割くらいの混雑具合でした。搭乗開始に合わせて、32番ゲートへ向かうと、事前改札スタートが13:55から。その後優先搭乗開始が14:01から始まり、何とか機内に入りました。

搭乗中、GSが機内に入り乗客を確認していたりして結構時間がかかり、しばらく経ってから二人組が走り込んで来て、やっとドアクローズしたのが14:20。ところが、しばらくするとL1ドア横のカーテンが閉められて、どうも再びドアが開けられたようで、空気の流れと光がカーテン越しに感じられます。何だろうと不思議に思いつつ、フライトキャンセルだけはやめてくれと念じていたら、10分ほどで再度ドアかしまり、カーテンも開けられました。その後のCAサンのアナウンスでは、操縦席のトラブルで技術担当者が入ってきて対応していたようです。14:37に再度ドアクローズし、5分後にプッシュバック開始。この頃には風向きが変わったのか、直ぐ横のRW36Lへと移動して離陸したのが14:55でした。

沖縄地方を通過した雷雨の影響か、しばらくはそこそこ揺れましたが、落ち着いたところで食事を頂き、後はウトウトしたりして到着を待ちます。羽田周辺も、夕方の混雑のためか降りるのも大変そうで、結構大きく房総半島を反時計回りに回り込むと、北側からA/C滑走路のRW16R/Lへと2機へ移行して降りていく様子がFlightradar24で見られました。搭乗機も、タイミングあわせのためか、かなり北側まで移動してから旋回をして戻ってくると、運良くC滑走路側のRW16Lへ着陸したのが17:09。誘導路に出てUターンをして60番ゲートに入ったのが17:15と、こちらも45分位の遅れでした。その後は、翌日の移動に備えてT2の東急エクセルへと移動して一日目が終わります。

2025年5月22日

米大臣

つい口から出てしまった軽口が命取りになり、辞任した江藤農水大臣。後任は、「あの」小泉氏が務めるとのことなんですが、「米大臣と言われるように」とか言うことを言ったらしいけれど、いゃぁ農水大臣の仕事は米だけじゃないでしょうと、個人的には軽く突っ込みたいところ。いつも思うんですが、何か犯罪とかが理由なら別だけれど、こう言う軽率な発言とかなら、辞任させるんじゃなくて逆に目標設定、例えば何時何時までに米価格を5kg 3,800円まで下げる、とか確約させて、それを実現させる方が国民のためだと思うだけどなぁ。野党としては、辞任させる方が気持ちはスッキリするんだろうし、そんな確約させてその通りになったら逆に政府の人気が上がってしまうから困るんだろうけど。

例えば仕事や職場の事を考えると、何か失敗したりトラブルを起こした人間を、直ぐさま更迭とか異動させるという事は、余りやりませんよね。その程度や内容にも寄るけれど、若手の人材ならばその失敗を次の糧にしてと言う事を考えるだろうし、それなりのポジションの人ならば、その失敗を自ら穴埋めしてプラスにすることを目標設定すると思うんだけど。結局責任者が替わることで、進んでいた米価格対策も一時停滞するだろうし、良いことは何もない気がする。

あと、お米が今一番話題になっているから、猫も杓子も「米、米、米」と昔の米米CLUBじゃあるまいし、と(マテ)。更に昨日の委員会かな、石破総理は「米価格は3000円台が望ましい」とか言っちゃったけれど、それって政府が統制価格を設置するという事にもなるんじゃないの。さらに言えば、その価格設定も原価を考えていないから、今後燃料費や素材費用、さらには人件費がアップしたら、それこそ4000円でも足りなくなることだって考えられる。米価格をそんなに管理出来るなら、ガソリンの軽減税を早く撤廃するとか、もっとやることがあるんじゃ無いのかと小一時間。代替の税源が無いからと、結局は100何万円の壁も壊れたのか壊れなかったのか良く分からない。今攻めるなら、そっちじゃないのかと思うのだけれど。あるいは、以前の「モリカケ」の時には野党が大同して大阪の現地視察へ行ったけれど、今回はJAとか米市場とか、そういう所に得意の「視察」はしないのだろうか。

今はお米が問題になっているけれど、少し前は野菜だったり、小麦だったり、バターだったり、その時々で色々な物が高値になる、品薄になると問題になっているわけです。で、それに慣れてしまうとか、元に戻ってしまうと何も言わなくなる。今回の米騒動だって、秋口になり新米が出てきてそれなりに供給と需要のバランスが整ってきたら、もうマスコミも野党も忘れるんじゃないだろうか。で、次のあら探しを始めるといういつものパターン。折角国民民主党が、「103万円の壁」という絶好の目標を設定したのに、その国民民主党も何かグタグタになって、あの時の勢いはどうしたと、これも小一時間。大臣を交代させる暇があるのならば、米の価格を少しでも変える努力を与党も野党も、もっと真剣に考えてほしい。勿論、米だけじゃなくて、全ての食料品だったり、ガソリン代だったり、電気代にガス代に、もう全部まとめて少し落ち着かせてほしいですよね。

Borderless World

NHKの配信記事から、最近の生成AIやそれらを利用したツール類のお陰で、「日本語」という言葉の壁が低くなり、海外から日本を標的にした詐欺メールが急増しているという話。確かに、現在の世界人口約80億人のうち、日本語話者はほぼ日本人の人口程度だから約1.3億人として、世界人口比で1.6%程度の規模。そこに対して、一番規模が大きいであろう、英語や中国語等とも大きく違う言語体系の言葉で、単純に翻訳しただけでは駄目な言葉に、これまではコスパがあわないから安全だったけれど、生成AIという無料で高機能な翻訳エンジンが登場してしまうと、これは日本人にとってはたまらない。そう言えば、自分も最近こんな「詐欺電話」を経験したばかりでした(笑)。

この話を聞いて自分くらいの世代のエンジニアが思いだすのは、「PCウィルスは脅威だけれど、日本ではPC-98が殆どだから安心」という「PC-98最強説(?)」。世界標準はIBM-PCを基本とした「ATバスアーキテクチャー」や、そこからの発展形の技術が中心だったのに、それとは異なるNECPCのPC-98バスアーキテクチャーは、IBM-PCと互換性のない独自規格。更にその上に搭載されているOS(当時はDOS)も、PCメーカー毎に異なっていた時代だから、幾らIBM-PCにPC-DOSの知識があっても、NECPCのPC-98に98-DOSが走っている環境では手も足も出ない状態だったという時代。まぁ、そのIBMの日本IBMも、IBM-PCとは似て非なるPCを開発販売していたのだからなぁ。流石に、日本IBMはIBM-PCベースのPCへと舵を取り、さらにPC-DOSベースのDOS/Vなる日本語環境用DOSでプラットフォームの共通化をすると、結果的にそれが今のWindows PCの基礎というかスタートになるわけですからね。

最初の頃は、PCのハードが共通、OSが共通と言っても、まだアプリケーションレベルでは、英語版と日本語版は別れていたもので、結構違いがあったけれど、それも多言語サポートがどんどん進むと、本体の機能部分は共通で表示関係だけ言語対応するようなデザインに変わっていき、今ではダイナミックに言語変更することも(技術的には)可能な環境が提供されています。昔は、複数の言語環境をインストールしておいて、PCを再起動して環境を変えてテストとか開発とかしていったものだけれど、考えてみたら更に昔のパソコンは、アプリケーション毎に起動して切り替えていたわけだから、ある意味歴史は繰り返しつつ成長していると言えるのかも。

同じ日本人同士でも、悪い事をするヤツは日本人に対しても詐欺メールを送ったり言葉巧みに悪い事に誘導したりするので、言葉自体が悪いとか言うわけでは無いと思います。でも、相手を「騙す」という事は、言葉巧みに相手の興味を引いたり意表を突いたりという「言語化能力」が最大の武器になるわけだから、その部分を補完して補強するような生成AI利用方法が出てくると、それは新しい驚異ですよね。で、決してそれは想像だけの世界ではなくて、今の技術でも十分可能性は有る話。今の詐欺メールは、普通に読めばおかしな表現や言葉遣いは色々見つかるんですが、結局騙す方はそういうレベルでも引っかかってくれる程度の相手ならその後の詐欺行為への誘導も簡単という理由かもあるらしいから、実は言語能力はそんなに重要ではないという話も聞きました。だから、逆に最初の切掛の敷居が下がって多くの人が騙されるとしても、今度はその後の部分で効率がわるくなるかもしれない。まぁ、だからこそ証券会社の口座情報とか、よりリターンの大きな詐欺へと彼らも誘導して行くんだろうけど。言葉の壁の次は、リアルそのもののアバターが画面に登場して、「言葉」が「会話」とレベルアップしてさらに誘導されるリスクが高くなる気がします。そう言うものに対しての「対抗用生成AI」みたいな存在がまたれる時代になるんだろうか。

2025年5月21日

病は気から、病は着から

ITmediaビジネスONLINEの窪田順生氏の記事から 、「怪しい」のに売れているリカバリーウェアの謎について(笑)。記事にも書かれているように、早朝とか深夜のテレビショッピング番組だけでなく、CMなんかでもガンガン流されていて、疑り深い私も思わず「試してみるか」と思わせてしまうくらいの迫力。実は少し前に姪っ子達が、「おじさんの健康維持のために、リカバリーウェアをプレゼントするから、良いものを選んでください」みたいな殊勝なことを言ってくれたんですが、「あれって、単に遠赤外線効果を利用して血行促進機能で、気持ち的に楽になる・良くなると思うだけだからいらないよ。その分美味しいものでも食べなさい。」と、素っ気ないけれど核心を突いた返事をしましたが、まぁそういうことです。

実は最初この手の製品のCMを見た時には、サポーターとかテーピングみたいなものが内部にあって、行ってみれば着るテービングセットみたいなものかなと思っていたんですね。ただ、パジャマだったりTシャツだったり、どう見てもそんな締め付けるような部分は無いみたいだし、大体テーピングは短時間動作する間だけその部分を補強することで運動機能を一時的に回復させるものだから、こういう疲労回復とは真逆な話。逆に、その部分には疲労蓄積するから(過負荷状態になるから)、しっかりとマッサージとかしてリカバリーしないといけないわけで、リカバリーウェアを着用したのにリカバリーが必要になるのは矛盾。そう言う事もあって、実は「胡散臭い商品だなぁ」と思いつつ、それでも「100万枚、200万枚も売れるんだ」とビックリ。

この手の商品の走りは、ユニクロのヒートテックだと思いますが、発汗作用の湿度から発熱する繊維がどんどん改良されていて、今では手放せない衣類(下着)の1つに。そこから逆に、今度は冷感機能を持った繊維が開発されて、暑い時期に清涼感を感じられる衣類も登場。こちらは「涼しい」と感じる記事の素材だけで無く、実際に通気性などを改良して発汗からの気化熱で実際に体感気温を下げるものまで、こちらも製品改良は毎年凄いなと感じます。それを考えると、例えば同じリカバリーパジャマでも、冬は暖かくなるもの、夏は涼しくなるものと、素材を変えて作らないといけないわけで、それはそれでビジネス継続のモデルとして美味しい気がする。

こういう商品や話に関しては、殆どの人が「怪しい」と先ず感じるのだけれど、窪田氏も書いているように世の中の事象にはどうしても「プラセボ効果」は生まれるから、極々一部かもしれないし、ある程度の反応があるのかもしれないけれど、実際そこで謳われている効果が実感できる人も存在している。そういう声を企業側も、少なくと事実ではあるから、伝える事でますます怪しいけれどだからこそ不思議な効果があるかも、みたいな都合の良い解釈がどんどん生まれて拡散されていくんだろうなぁ。こう言うことの積み重ねから、実は画期的な繊維だったり、素材の折り方とか複合素材の多機能衣類みたいなものも生まれるから、否定はしないけれど、企業側の謳い文句には踊らされないように注意しないと。でも、最近はネットの影響だと思うのですが、そういう疑念がどんどん膨らんで、逆に根拠の無い陰謀論とか攻撃対象みたいなものに化けていくこともあるのが問題。情報リテラシーが生活リテラシーにもなるのが現在社会なんですよね。

真夏日

昨日は全国的に気温が上がり、都内は31.1度の真夏日になったそう。静岡市も32度まで上がったとのことで、県内も暑さ対策がいきなり必要になった感じですね。浜松は、市街地は30°までは上がらなかったけれど、それでも28度とか29度とか、もう「殆ど真夏日」状態。昨日はお昼前に買物でちょっと外に出たんですが、少しの間駐車して戻るともう車内はむっとする夏の車内の雰囲気。勿論走行中はエアコンが動きっぱなしです。

車だけでなく、昨日はとうとう我慢できなくなって、夜には部屋のエアコンも初めて入れてしまいました。朝方はまだ涼しいのだけれど、昼間の暑さがそのまま夕方・夜に滞留して、夜になると風も無くなる分暑さが籠もるような気がします。多分昼間の方が気温は高いのだけれど、昨日は風も結構強かったので外に出ている分には少し暑さも和らぎます。でも、その風がなくなると一気に暑さが来る感じですね。最初は扇風機で何とか誤魔化していましたが、部屋の中の空気も暖まっているし、外からの外気も暖まっているから、全全熱交換できなくて扇風機で熱波だけがグルグル回っている感じ。いよいよ我慢できなくて、これからの本稼働に向けてテストも兼ねて思わずリモコンのスイッチを入れてしまいました。

昨年の初頭の頃に、最低設定温度で運転して水分で内部を洗浄して、その後は半日くらい送風運転をして乾燥させていたので、半年振りくらいの冷房運転開始でしたが、そんなに変な臭いもなく、冷気も感じられたので、取りあえず一安心。ただこのエアコンも随分長い間使用しているので、実は今年は買替えを考えていました。梅雨入り前の、セール時でかつ直ぐに作業して貰える頃と思いつつも、色々忙しくて手が回らず何となくこのまま騙し騙し今シーズンは過ごすことになるのかな。

今の予報では、今日も暑い日が続きますが、明日からは雨の予報で週末も雨。その週末からは、最高気温が20度位まで下がるという予報で、もう体調は時差ぼけならぬ「気温惚け」になりそう。土曜日は午後から出かける用事があって、どうも夕方位から雨になりそうで、久し振りに雨の中の作業が予想されてしまい、結構萎えています。何とか用事が終わる19:00頃位までは天気が持ってくれないだろうか。何か予想外の天候に振り回される、週後半になりそうです。 天候急変による体調不良だけでなく、昨日・今日辺りは真夏日による気温上昇で、熱中症で治療を受ける人も多く出ている様子。私も、こまめに水分補給するようにしていますが、水分を取るだけで無くある程度汗もかいて対応調整する事も体に思いださせる「暑熱順化」の対策もしていかないと、体がますます持たない年齢になってきました。気持ちだけでなく、行動することも忘れないようにしないと。

ANA国内線運賃リニューアル

来年の2026年5月19日搭乗分から、ANAの国内線運賃がリニューアルされるという記事。まだ随分先の話のように思うけれど、航空券の予約は1年前(360日前だったかな)からというのが基本的な話で、多分今回国内線のCRS(Computer Reservation System)を国際線のCSR(=Amadeus)に統合したので、発券ルールというか手続きも国際線(=国際標準)にあわせるということらしい。 

現在の「フレックス」「バリュー」「スパーバリュー」が、「フレックス」「スタンダード」「シンプル」という名所になるというのがざっくりした理解で正しい? プレミアムクラスは、それぞれ「プレミアム」「バリュー3」「スーパーバリュープレミアム28」が、それぞれ「プレミアムフレックス」「プレミアムスタンダード」「プレミアムシンプル」なんて言う名所になるんだろうか。時間のある時に、ANAのページで勉強しないと(笑)。

気になるプレミアムポイントは、ファーストクラス(=プレミアムクラス)は、ちょっとクラス倍率が変わるんですね。エコノミークラスは、これまで400ポイントか0だった搭乗ポイントに、200/100ポイントも追加されるみたい。ちょっと計算が複雑になるなぁ。Excelの計算マクロをどう更新するか悩ましいぞ...

ざっくり眺めていて気になったのが「ANAカード優待割引」なる設定。株主優待割引と同等の内容のように見えますが、料金設定もそれ位だろうか。無料で予約変更が出来るというのがちょっと魅力的ですね。来年に向けて、色々勉強しておかないと。

2025年5月20日

静かさの価値

佐々木俊尚氏の引用から、英国での車内迷惑行為に関しての記事。インバウンドの人達が日本に来て感心する、違いを感じる事のトップ項目の一つが「日本の公共交通機関」で、その内容も運行時刻の正確性から、車内や駅施設の清潔さ、整列乗降時のスマートさ、そして車内の静粛性は毎回登場する項目。

最近では、そう言う事に反発してなのか、より目立つからなのか、この引用記事と同様に車内で大音量の音楽を流して、それを配信している訪日観光客もいるみたいだけれど、鉄道会社は「迷惑行為」として本当に取り締まってほしい。今は文字通りの大音量だけれど、自分達世代だと車内での「ウォークマン騒音」が問題になったことを記憶していると思います。実質初の「オープンエアー型ヘッドホン」を使用していたウォークマン(WALKMAN)は、その分音漏れを大きくて、通常の音量でも結構回りに「シャカシャカシャカ」音が漏れて、それでトラブルになる事も。移動しながら音楽を聴くという行為というかカルチャーが無かった時代に、突然それが始まったから、殆どの人にとっては戸惑い行為だったと思いますが、まぁそれと似たような事なのかな。

正直なところ、乗車時に電話が掛かってきてどうしても出ないといけない場合でも、通話する声は出来るだけ小さくするものだけれど、中には「をぃをぃ、そんなビジネスの話回りに聞こえて問題無いのか」と思うくらい大声で話しをする人もいて、あれも同類の問題だと思う。さらに言えば、最近は見なくなったけれど、数年前だと車内で大声で話しをしているインバウンドグループとか結構目立っていて、あれも当人達は悪気は無いんだろうけど、回りに居る人にとっては迷惑な話。特に彼らって、纏まって座るわけでも無く、隣が空いていても通路を挟んで反対側に対面で座るとか、散り散りバラバラに座りながらも大声で話しを互いにするとか、ちょっと日本人とは異なるカルチャーがあるから、どうしても摩擦が生まれてしまう。それでも、最近は日本旅行のマナーというルールというか違いみたいなものがネット等で流れるからでしょうか、そう言う事は以前に比べると減ってきたように思います。で、増えたのはそう言う事を逆手に取っての「迷惑行為」系配信者みたいな存在ですね。

 その国や人達の文化や背景もあるとは思うけれど、やはり閉鎖空間内で特定多数の人が一定時間同居する状態なのでから、自分の気持ちよさ獲得よりは、相手の不快さを生まない行為の方が優先すると思うなぁ。まぁ、欧米人の場合とか東南アジア系の人達は、基本熾烈な競争社会の中で生活しているから、日本人よりも旺盛な性格というかそういう所を気にしない気はしますが、でも最近のインバウンドの人のコメントなどをYouTubeなどで見聞きしていると、やはり彼らにとってもそう言う事はストレスなんですよね。だから、そう言う事の殆ど無い日本が凄く得意に感じるし、実際そういう環境に数日数週間いてみると、多分自分自身の気持ちよさというか自由さに感動するんじゃ無いだろうか。そう言う意味では、これも日本の美徳というか「常識」として維持したいところだと思う。

日本版ESTA

以前から言われていた「日本版ESTA」を28年度から導入するという共同通信の記事。始まりは米国のESTAで、その後欧州やアジアでは韓国とかシンガポールとか、今では多くの国で導入されている事前申請。一種の簡易版VISAみたいなものと言えば、当たらずといえども遠からずかな。 

米国への渡航では、私はESTA導入前、ESTA導入直後、ESTA導入後、とほぼ全てのフェーズでの入国経験をしているけれど、最初の頃は手間も時間も掛かって「何なんだよ」と言う気持ちでしたが、最近ではほぼパススルーに近い状態で入国することが出来るようになりました。そういう事例を見て学習しているのか、シンガポールは短い期間にあっと言う間に自動出入国システムまで昇華させていて、この辺りは彼らが凄いのか、蓄積が凄いのか、多分両方が理由だと思います。

少し前だと、日本で犯罪などを犯して強制退去させられた外国人が、偽名やパスポートを変更して簡単に再入国している事例も伝えられていますが、そういう部分はこの仕組みでどれだけ防ぐことが出来るんだろうか。アメリカのESTAの場合は、基本パスポート番号に自分の名前や住所などが紐付けられているだけで、パスポートが変わってしまうと、また上方はリセットされてしまうので、どれだけ信用度が担保されるのか個人的には良く分からない。有効期間内に何度も渡航するような場合には、2回目、3回目と信用度は上がるかもしれないけれど、それも2年経過したらリセットされるわけですからね。

個人的には、やはりパスポートも電子化されて、それこそ入国管理のブースで端末にタッチしたら、そこで個人認証と渡航歴など全部把握されて、問題無ければそのまま通過出来るような仕組みにして欲しいですよね。それこそ、マイナンバーカードと組み合わせて、より信頼性が担保出来るような仕組みが出来れば、スマホ一つで世界中旅行出来るような仕組みも可能な気がするけれど、そこは各国での仕組みも違うので難しいかな。時々成田空港で帰国すると、外国人用の入国審査ブース前には、何重にも取り巻いた長い長い列が出来ていることがありますが、成田空港はもう少し拡張しないと流石に可哀想な気がします。欲を言えば、今のようにインバウンドが急増する前に準備出来ていればという気はしますね。

コメ価格

備蓄米の放出で少し下がったコメ価格が、今週は再び50円以上値上がりしたのだけれど、その理由がスポット価格がJA経由の卸値の倍近くまで上がっていて、これが結果的に小売価格の価格高騰を維持している理由ではと言う毎日新聞の記事。コメ価格が下がらないことに不満を示す消費者の様子は毎日流されるけれど、その原因の一つがこういうビジネス行為であることはもっと伝えられるべきでは。結局は、需用のあるところに供給を管理すれば、高利益の商材を売ることが出来るという、商売の基本みたいな話なのだから。

江藤農水相の軽率な発言が批判されているけれど、まぁ伊の発言は流石に擁護できる部分は無いと思うけれど、何故報道はその軽率な発言を言うばかりで、「お米を支援者から貰って飼ったことが無い」という事が、場合によっては贈賄にも取られる可能性があることを言わないのだろうか。お金じゃ無いから興味が無いと言う事なんだろうか。大臣の軽率な発言も、今の時流では一番やるべきでは無い事だということ共に、その行為の背景をもっとちゃんと伝えるべき何じゃ無いだろうか。これもマスコミが大衆というか反与党反自民に迎合しているからなんじゃ無いだろうか。

で、大臣としては、どうせ受け狙いをするならば、「大臣として農水相の直売所を造りたい」くらいのことを言えば良いのに。実際に備蓄米を放出して、流通大手のJAが多くを落札したのに、実際に市場に出てくる量は僅かな状態が続いていて、その理由原因としては、備蓄米を加工して小売りなどに販売する工程の手間が指摘されているわけだから、そこを何とかする対策を早急に提案する必要が有りますよね。今後は、大手以外の中間業者と直接数量を減らして配布する事で、より速やかに市場へ備蓄米が流通する仕組みを考えるらしいけれど、もう少しそういう先手をどんどん打つような仕組みにして欲しい。変な話だけれど、JAでなくても全国的に有名なお店なり、大手のスーパーなんかに、直接玄米から精米して自分達の値付けででも安く販売するような協定みたいなものが出来たら、短期的にはグッと直ぐに価格も落ちたんじゃ無いだろうか。それこそ、イオンとかドンキとかのプライベートブランド米とか用に提供したら、彼らは直ぐに商品化して目玉商品として売り出して価格下落に貢献しそう。

もう一つ重要なのは、今が今年の秋の新米田植えの直なわけで、ここである程度の増産を見込んで作付面積を増やしたり、収量の多い品種に切り替えるなどをしないと、先食いしている今年の新米が昨年のように不足することになりかねない。それが発生してしまうと、結局は2年続けてのコメ高騰が続くことになり、そうなるとますます買いだめとか流通での価格つり上げみたいなものが増えてくる気がします。そう言う事を事前に注意するような発言こそ、今の大臣はするべきなのでは。また、ここで大規模な増産をすると、数年後には「米余り」が今度は批判されるかもしれないけれど、その時には今回放出した備蓄米へどんどん回せば良いわけで、そう言う意味では備蓄米も流通工程の加工工程が間に合う程度にどんどん放出するべきだと思う。で、余ったら備蓄米へと転換すれば良いわけですからね。だから今年から2~3年は大幅増産する予定で、それで余って批判されるとしてもそれは予防措置として必要な行動だったと思います。

2025年5月19日

In-flight Mobile Battery

少し前に発表された、韓国の航空会社によるモバイルバッテリーの機内持ち込み厳格化の話。自然発火の可能性危険性があるモバイルバッテリーは、預け入れ手荷物へ入れる事は出来ずに、原則は機内持ち込み手荷物で機内に持ち込むだけ。その場合でも、そのモバイルバッテリーの容量等に制限があり、制限区域にはいるX線検査場ではバッテリー内部の検査だけで無く、スペックの確認もされていて、通常は本体に印刷されている容量等の値が検査されます。私も何度か通過したことがありますが、この本体に印刷されている文字が小さかったり薄かったりするので、検査官の人も大変そう。

今回の韓国航空会社の場合は、さらにモバイルバッテリー同士がショートしないように端子カバーをしたり袋に入れたり等の措置や機内での充電禁止等、より厳格な運用規則が適用されます。私も、偶に機内でモバイルバッテリーをUSBポートに接続して充電している様子を見かけることがありますが、他人事ながら結構ドキドキしますよね。先日も何処かの航空会社で、モバイルバッテリーが飛行中に発火して、急遽そのために準備されている防火バッグに入れて緊急着陸したケースがあったと思いますが、そういう対応が間に合えば良いけれど、それこそ発火だけじゃ無くて爆発までするようだと、機体に被害が軽微であっても機内がパニックなり、それで乗客に被害が生まれることもあるだろうし。

飛行機の場合は、長時間密室状態で移動するのでこう言う厳格なルールが要求されるわけですが、モバイルバッテリーのトラブルは別に飛行機の中だけで発生するわけではない。最近は余り聞かなくなりましたが、以前は電車の中での発火騒ぎがそこそこ頻繁に報道されていたし、自家用車等での発火騒動もあったんじゃ無かったかな。勿論、自宅で充電中に発生したトラブルもあるでしょうし。一概に、中国製などの互換製品を否定するわけではないけれど、やはり実績の無いメーカー、怪しげな価格だけ安いメーカーの製品に対しては、不信感しか生まれないのは、それなりにエンジニアとして人生を送ってきたからの性かも。でも、個人的経験から言わせて貰えれば、こういう安全性とか信頼性という部分にかかるコストが結構大きくて、それ故にコストダウン=低価格化する時に、一番最初に削られる部分でもあるんですよね。

ふと思ったんですが、出発空港でモバイルバッテリーの預かりサービスをして、到着空港ではその代わりにモバイルバッテリーの貸し出しサービスを格安で受けられるような仕組みって駄目だろうか。旅行期間にもよるけれで、預けたモバイルバッテリーを保管するだけで無く、その期間に貸し出しサービスに利用出来たら、その分自分が現地で利用した使用料金に対してキックバックしてくれるとかどうだろうか。例えば、複数のモバイルバッテリーを持っている人などは、それら全部を預けても良いわけだし。言ってみれは「BaaS (Battery as a Service)」なんて、何処かでビジネスかしないだろうか(笑)。今後機内持ち込みが厳しくなれば、少し前にモバイルWi-Fiのレンタルや現地スマホの貸し出しビジネスに続く、第3のサービス誕生かも(笑)。 

人の印象

埼玉県の三郷市で発生した、高級SUVによる小学生集団へのひき逃げ事件。当初、その犯人と思われるドライバーと同乗者は、一旦車から降りるもののそのまま現場を後にして逃走。その日の夜には当該車両は発見され、その後同乗者が任意同行されると、ドライバーとみられる男性も地元警察署へ出頭して、当事者が揃ったことに。

この事件、複数の方向からのドライブレコーダー映像があり、さらには事故直後と思われるタイミングで、周りの大人が集まっていたりと、かなりの目撃情報があり、それも合って証言も多く報道等で紹介されていました。その中で個人的に気になったのが二つの証言で、一つは「飲酒運転ではなかったみたい」という現場に居合わせた人の証言。もう一つは、多分現場やその後の証言で「外国人だけれど、中国ではない」という証言。どういう根拠でそういう証言が出てきて報道されたのかは分からないけれど、今回当事者が出頭してどちらも町がだったことが分かり始めました。

飲酒運転に関しては、多分事故直後の対応や会話の様子から、酔っ払っていたように見えなくてそういう証言が出てきたのでは無いかと思います。でも、見た目が大丈夫だから運転出来るわけでは無く、呼気アルコール濃度で何%以上は駄目という決まりなので本当はその場で検査しないといけないのだけれど、お酒が強い人ならば相当量飲んでいた手も見た目はしっかりしているように見えるかもしれませんね。お酒に強い人ならば。今後運転前に飲酒していたお店での飲量も分かってきたら、飲酒運転の容疑も固まるかもしれないけれど、どうだろうか既にその為の証拠確保出来ないので難しいのかな。それとも飲酒量が分かれば推定して罪に問うことも出来るんだろうか。もう一つの国籍に関しては、話し言葉が自然だったんでしょうね。それだけ日本国内での生活旗艦が長かったのだろうか。となると、永住許可を受けていたのか、あるいは短期滞在を繰り返していたり不法滞在に相当する場合は、それが露呈するのを避けるために逃走した可能性もありますよね。まぁ、その直後や直接関係者の証言は重要だと思う反面、やはり突発的な事象に対しての記憶は、案外曖昧というか多分後付けの記憶が大きくなるんだと思う。

この容疑者に関しての報道で「正当な日本国免許証を所有していた」という報道を少し前に聞いたんですが、その免許証の入手方法は今問題になりつつある外免切替なのか、それともちゃんと国内で取得したのか、それも大きな問題になりそう。外免切替も色々な報道機関が取り上げるようになり、今後は手続きなども厳しくなると言う話だけれど、やはり国内の免許取得同等の厳しい基準を設けるべきだと思う。大体、その元になる外国免許証だって、本当に正当な免許証なのかも怪しい場合も有るわけですからね。切替手続きの基準を厳しくするとともに、有効期間を最初は1年とかにして、その間に無事故無違反なら次は2年、3年として行くようなことも必要なのでは。「外国人だから」という理由からの二重規範はできる限り無くすべきだと思うなぁ。 

蚊取り器

ここの所暑い日が続いたのが理由では無いだろうけど、早くも蚊が飛んでいるところを目撃。今年も蚊取り器を準備しないといけません。その蚊取り器、今年はちょっと予定が合って、家全体で何台有るか分からないけれど、全部を廃棄して新しい電池式の蚊取り器に更新する予定でした。今ある物で目に入る物だけでも、メーカーも違う(ベープマット、アース、金鳥、etc.)し、それぞで使用する薬剤のタイプも異なる、液体式、マット式、さらにはもう使用していないけれどチューブから練り薬剤を出す物まで。流石に使用効率が悪いので、まとめて廃棄して統一することにしたわけです。

今のそれら蚊取り器は、ACコンセントに電源コードを挿入して、その電気で発熱体を熱して薬剤を散布する形式。昔の蚊取り線香よりは効率的なんですが、デメリットはそのためにコンセントの口が占有されることと、やはりAC100Vを使用するして一昼夜、場合によっては朝スイッチを切り忘れて何日も使用状態のままだったりする場合も有ります。中身は簡単な発熱体だけれど、だからこそちょっと心配もあって、更に最近では姪っ子甥っ子家族が小さな子供を連れてくる場合も有りますから、その子供達が何か怪我をしないかも心配。その点数年前から販売されるようになった、乾電池でファンを回して単体で薬剤散布できる形式の蚊取り器が便利で安全で、今回この形式の物に一斉に交換しようと思ったわけです。

ところが、そんな「電源」すら不用な蚊取りが去年から販売されていることを先日知って、ちょっとしたカルチャーショックに(笑)。いゃぁ、全然知りませんでした。金鳥から発売されている「シンカトリ」なるもの。電源不用で、中に入っている薬剤入りの素材から薬剤成分が自然に揮発して、それが室内に充満して蚊を駆除するというもの。凄いのは、六畳に1台の割合で、一日12時間使用して200日(半年以上)効果が持続するという物。設置すると自動的に散布用のシャッターが開いて薬剤が外に排出されて、本体をひっくり返すとそのシャッターが閉まるという非常に優れたデザイン。 

これも今回初めて知ったんですが、地元出身の名女優の長澤まさみさんが怪しい関西弁でCMしている「虫コナーズ」も金鳥の商品だったのか。構造的にはON/OFFのシャッターが無い事を除けば同様で、虫コナーズが蚊等の侵入阻止・忌避目的なのに対して、このシンカトリは「駆除」なので、やはり併用するのが効果的なのかなぁ。金鳥の思惑に完全に乗せられている気がする(笑)。課題は、自然環流で薬剤が散布されるから、窓際とかエアコンの近くとか、部屋の中の空気が動く元の場所に設置するのが効果的とのこと。これ、例えば昼間はエアコン利用するけれど、朝晩は窓を開けて自然完了利用だと、その都度置き場所とか工夫しないといけませんね。まぁ、これまでの電源式の蚊取り器だって、強力なファンが付いていたわけでは無く、同じように薬剤が自然に室内環流するようにしないといけなかったわけだから、考えたらそんなに違いあるわけじゃ無い。いずれにしても、人気商品らしいから早めに入手しておかないと。

2025年5月18日

迷惑な観客

日刊スポーツの記事から、一番厳粛な雰囲気になるであろう結びの一番の立会直前に、「はっけよい!」と野次が飛ばされた事に、解説者として放送に参加していた中村親方から苦言が呈されたというもの。まぁ、野次を飛ばす方は気軽な軽率な思い出言うんだろうけど、席取りにとってはその勝負で自分の番付なり成績なりが決まる重要な「仕事の直前」な訳だから、気持ちを乱すような事はやって欲しくない。一方で、その程度の事で同様して本来の自分の取組が出来ないというのは未熟という意見もあるかもしれない。どちらも正論だと思うけれど、個人的には「取組」「立会」の手順を乱すものとして、やはり厳しく対応するべきだと思う。

最近は流石にそう言う事は経験していないのですが、10年位前のアメフトの試合だと、試合中に笛を吹く人が結構いたんですよね。アメフトは審判が複数人いて、プレーが終わったり反則があったりすると、笛を吹いてプレーを止めます。逆に言えば、状況がどんな状態で荒れ審判が笛を吹いたら、そこで「プレー終了」なんですよね。これは、例えば審判が間違って笛を吹いた場合も同様。私も一時審判をやっていたことがあって、よくあったのが直ぐに笛を吹けるように口にくわえたまま走ったりすると、その衝撃で笛が吹かれてしまうこと。だから先輩から言われたのは、笛は付いている紐で手の甲に付くようにしておき、必要な的にはその手(私は左手)を口に近づけて吹け、というもの。また、仮にスタンドからファンが吹いた笛でも、それが著しく試合を妨害していると判断されると、そのチームの反則になったりするんですよね。

サッカーなんかだと、一時期レーザーポインターでの妨害が言われましたよね。アメフトでは余り聞いたことが無いけれど、それでも全く無いわけじゃ無い。逆にアメフトの場合は、相手のオフェンスの時には、QBのプレーコールが聞こえないように、スタンド中から声援を出してノイズで邪魔するのは反則じゃ無いとか言うのが面白いところ。 特にカレッジフットボールなんかの場合、スタンドはホームチームのファンがほぼ埋めたりしている場合が多くて、その雰囲気は異様なものの場合が多いし。まぁ、許されているときは最大に盛り上がり、そうで無いときには静粛にするという「メリハリ」が重要でしょうね。

相撲などは、スポーツとは言いつつも日本の「儀式」的要素もあるし、発祥は逆に自社での「興行」でもあるわけだから、イベント的な要素が含まれていてもおかしくはない気がします。只に本の国技ということで、スポーツの中でも神聖なものというか一つ別格なスポーツみたいな意味合いはあるとはおもう。ただ、そういう事情は会っても一番緊張する立会の瞬間に、膝かっくんさせるような行為をするのは許せませんね。そう言えば昔陸上競技をしていたとき、中学生の時かなぁ、スタートで使用するスターティングピストルの火薬音そっくりなオモチャのピストルを、やはりスタンドから鳴らされた事があったなぁ。思いっきり集中しているときにああいうことをやられると、本当に頭にくるし、それでタイミングが狂ってしまい記録はボロボロになるんですよね。それでフライングを繰り返して失格になったりとか。スポーツの発展には、競技者や競技システムの発展だけで無く、それを支えるファンのリテラシー向上も合わせて必要ということなんでしょうね。

駅名? 町名?

この話を読んで感じたのが、浜松市の区割りの話。浜松市が周辺市町村と合併して政令指定都市になった時に、旧浜松市は中区、東区、南区、西区、北区、の5区に区割りされ、旧浜北市が浜北区に、それ以外の引佐郡等の郡部が天竜区に区割りされて、7区でスタートしたんですよね。そのため、「浜松市○○区の××で事件があり」みたいなニュースを聞くと、大体浜松市のどの辺りなのか想像出来るようになりました。

ところが行政効率化という事で、浜松市内の5区が纏まり「中央区(※北区の一部は例外)」、浜北区と北区の一部が「浜名区」に、そして天竜区はそのままで、一気に3区に統合されてしまいました。結果浜松の住所表記は、旧浜松市内の場合とほぼ同じで、単に「浜松市」と町名の間に「中央区」というほぼ無意味な中間修飾語が入るだけに。「いゃ、昔の浜松の住所と同等なら分かるだろ」と言われるかもしれないけれど、Xの引用のように幾つも鉄道駅があるわけでは無いし、結構自分が住んでいる周辺以外の町名なんて知らない場合が多いわけです。 

私は仕事や以前生活していたこともあり、実は浜松市内の地名よりは都内とか横浜周辺の地名の方が土地勘があるというか、JRや私鉄や地下鉄の路線図と結びついて何となく位置とか移動距離なんかも把握出来るんですが、浜松市内の地名となるとからきし駄目。地方都市なので車移動が主流で、そう言う人だと街に良いどうしている道沿いの地名なんかにも明るいんでしょうけど、私は必要なときにしか運転しないから地名では無く場所や建物で記憶するんですよね。例えば「○○病院」とか「○○マーケット」みたいな感じで。大体自宅近くの「イオンモール浜松市野」なんて、「市野」という地名が入っているけれど、実際にモールが有る場所は「浜松市中央区天王町」という場所で、「市野(町)」は2ブロックくらい離れた隣りの地区ですから。今でも不思議なのは、なんで住所名にあわせて「イオンモール浜松天王」にしなかったのか。実はこの「天王町(てんのうちょう)」という地名は、昔の明治天皇だったか昭和天皇だったか、「天皇行幸」で訪問されたことを記念して「天王町」という町名にしたという話を子供の頃に聞いた記憶があるんですが、やはり「天皇」と「天王」が被ることを回避したんだろうか。

閑話休題。東京は、確かに鉄道路線網が文字通り網の目のように走っているから、確かに地名よりは駅名で話をした方が分かりやすいことは確かかも。隣り合わせのブロックにいても、利用する路線が異なればイメージも大きく異なりますからね。そうそう、この一連の引用を読んでいて思いだしたのが、関西の神戸の話。大阪から神戸にかけては、阪神鉄道、JR西日本、阪急鉄道がほぼ並行して走っていて、南側(瀬戸内海側)から北側(山側)にかけて、「阪神より南(下)」「阪神とJRの間」「JRと阪急の間」「阪急より北(山側、上)」という地域区分が生まれて、それがまぁ地域カーストみたいな扱いになっているらしい。私は新入社員研修を大阪のチームで受けたんですが、そこでそんな話を聞いて笑ってしまいました。神戸出身の同期が「会社に入ってまで『上の子、下の子』と言われるとは思わなかった」とぼやいているのが印象的でした。地域名では、そういう特徴があればそういう区分というか分類も生まれるだろうけど、一般的にはやはり人気路線の人気駅周辺というのが、ある意味ステータス的意味合いが生まれてくるのかも。

2025年5月17日

マイナンバーカード更新

今年はマイナンバーカードの更新の年で、少し前に更新のお知らせの手紙が届き、その案内に沿って更新手続きの申込をしました。 手続きには幾つか方法があるのですが、一番の問題は「顔写真」。わざわざ撮影へ行くのも面倒だし、結構証明書用写真ってお値段するんですよね。で、てつづの中にスマホで撮影して申請する方法があり、それならば自撮りをしてその写真を添付送信すれば良いので、半信半疑ながら試してみました。

予め送られてきた更新期限のお知らせの手紙に、オンライン申請用サイトへのアクセス(URL/QRコード)が印刷されているので、ここにアクセスをしてスマホで撮影した(それ以外の方法で撮影した写真でもOK)を添付するのですが、この「スマホでの自撮り」が結構むずいサギ用です。インカメラで自分の顔を撮影すれば良いだけなんですが、問題は「背景」と「陰」。まず、一般的な自撮りならば背景がどうなっていようと問題無いけれど、このような申請用写真の場合は基本「無地」で無いと受け付けてくれません。シーツを壁かに貼り付けたいり、白っぽい壁紙の場所は無いかと家の中を探して、白い壁のの場所を先ずは見つけてそこを利用することに。

次の課題は顔に掛かる「陰」。YouTubeの撮影用とかに照明装置とか持っている人は問題無いと思いますが(笑)、普通はそんなものは無いので、その無地の背景の場所で何とか顔が認識出来るような構図を見つけないといけません。今回の場所は、右方向には窓等有ってひかりが入るのですが、左側はそういう部分は無いので、どうしても顔の左側半分が薄暗くなって映ってしまいます。色々工夫をして、少し右を向きつつ背景が切れないように位置を調整しつつ、顔の部分がカメラの必要な場所に収まるように、何度も向きとか方向とか高さとか微調整をして、何とか使えそうな写真を準備しました。まぁ、これで審査で跳ねられたら再撮影するか、自分でPhotoshopで加工するしか無いなと覚悟していました。で、2週間近くたって申請受理の葉書が届き、無事にマイナンバーカード更新手続きに進めます。

自宅近くの区役所の出張所へ行き、来訪目的を伝えると順番待ちの番号札を発行して貰い、暫く待ちます。必要なのは、更新準備が出来たお知らせの幅かと、これまでのマイナンバーカード(これは身分証明書も兼任)で、これらを担当者に渡してさらに暫く待ちます。15分位待って呼び出しがあり、新しいマイナンバーカード(有効期限+10年、電子証明書+5年)を手渡されて、まずは記載内容(住所、氏名、生年月日、写真)確認をすると、今度はカードを専用端末にセットして、暗証番号(署名用電子証明書暗証番号(英数6~16文字)と利用者証明用電子証明書暗証番号(数字4桁))の実質二つを登録。確認をして申請してカードに書き込み、手続き完了です。これで少なくともこれから5年間は、様々な行政サービスや、医療等の紐付けられたサービスを享受できます。9月には運転免許証との統合も出来るから、これはこれで別途手続きする予定。マイナンバーカードには、色々な評価や批判があることは承知しているけれど、デジタル時代に於いては個人が固有のIDを持ち、それが様々名サービスや記録と紐付いてワンストップで管理運用できるメリットは大きいと思います。更にサービス拡張をして欲しいですよね。

早くも梅雨入り

昨日の天気予報で、今年一番に九州南部が梅雨入りしたと思われると流れてきていて「えっ? 沖縄は?」と当然の反応をしてしまいました。九州南部の梅雨入りが沖縄よりは矢井のは1976年以来49年振り、奄美諸島よりも早いのは1954年以来71年振り。そして、九州南部が全国で最初に梅雨入りするのは1951年からの統計開始以来初めてとのこと。そして今回の梅雨入りは、例年よりも2週間は早い梅雨入りらしい。 

そんな予想以上に早い梅雨入りに会わせたわけじゃ無いだろうけど、浜松も前日午後から雲行きが怪しくなり、夜になって日付が変わり始める頃には雨が降りだし、今朝も結構強めの雨が降り続いています。天気予報では、この後お昼くらいがピークで、その時間帯には雷雨も予想されているらしい。事前にそう言う予報を聞いていたので、今日・明日は外出しなくても良いように、食料は補充しているので空腹になる事は無いけれど、流石に暇だなぁ(笑)。

明け方くらいにはちょっと強めの雨が降っていましたが、その後は本降りではあるけれど嵐とか雷雨という状態にはまだなっていない。予報では昼にかけて雨は強くなるけれど、夕方から今晩に欠けて雨は上がってきて、明日は真夏日30度近くまで上がる点気になる様子。前日(=今日)雨が降ったので、湿度は高いし気温は30度近くまで上がるしで、やはり外出するには厳しい日曜日になりそう。となるとエアコンをいれる機会かな。まだ今年に入って試運転とかしていないけれど、明日はちょっと外部・内部を掃除をして試運転をして見ないといけませんね。

天候は梅雨みたいな感じになるけれど、前線の配置とかはまだ梅雨の状態では無いので「梅雨入り宣言」にはならないのだけれど、今年は6月に入る前に梅雨入りするのかなぁ。去年はまだ一月位後の6月下旬に梅雨入りしていて、これは例年よりも23日遅い梅雨入りだったと書いていますね。今年はそれよりは早く梅雨入りしそうなのかなぁ。実は来週土曜日に出かける用事があって、この日だけは何とか晴天とは言わなくて曇天でもいいから、雨だけは降らないでほしいのだけれど、今の天気予報はちょっと微妙だなぁ... うちはガス乾燥機があるので、梅雨入りしても基本洗濯には困らないのですが、やはり空気は湿っぽくなるし室内は「梅雨ぅぅぅぅ」という雰囲気でどんよりしますよね。少しでも快適に過ごせるように何か工夫をしないと。

2025年5月16日

AIモーションキャプチャー

今週のTBS系列「マツコの知らない世界」は、前編の「モーションキャプチャーの世界」も 後編の「紙の世界」も個人的に興味深い内容で、ずっと右手で「へぇ~」ボタン(架空)を叩いていました(笑)。

私は、PCのゲームは勿論、所謂ゲーム機も使ったことが殆ど無い位なので、CMなどで見ることはあっても実際に操作することも実際のゲーム画面を直接見ることは無いのだけれど、最近のゲームの解像度や動きの凄さは何となく理解していました。昔のドット絵時代の事なら少しは関わっていたので、未だにあのイメージから抜けられないのだけれど、最近のゲーム画像って、もうリアル画像に近い解像度だし、何より驚くのはその動きのスムースさ。どういうアルゴリズムを使っているのか疑問でしたが、人間がモーションキャプチャーしているというのは、ある意味納得するけれど意外でした。それはそれでデータ量だって半端ないと思うんだけれど。で番組の中でマツコが「これはAIには出来ない動き」と絶賛していたんですが、今キャプチャーされている人間の動きをAIにどんどん学習させていけば、「アクター○○さんが、全力で富士山8合目から走って下山する様子。途中でランダムに転けたり躓いたりする。」みたいなプロンプトをいれたら、本当にモーションキャプチャーしたような絵が生成できる様になると思う。既に亡くなっている作家の小説を学習させて、「AI○○」みたいな形で小説を生成させるよりは、既存の動きを生成させる方が、データ品質的にも生成能力的にも十分可能な気がするなぁ。

もう一つの「紙の世界」の話も知らないことが多くて、特に書籍用紙だけで350種類以上有り、それ以外にも様々な種類の「紙」が、今でも色々なメーカーで開発研究製造されているというのは、ある意味「日本らしい光景」だなぁという気がします。以前何かの番組で(多分「ガイアの夜明け」かな)、世界的に色々な古文書が残っているけれど、西洋のパピルス紙は劣化が著しく残っているものが少ないけれど、日本のコウゾを利用した和紙は耐性があり、戦争などで消失したものも多いけれど、世界的にも結構な分量の古文書が残っていると言うような話が記憶に何となく残っています。また、残っている古文書類にしても、結構一般の日記みたいなものとか、和歌集とか、多分「後世に残すぞ」と言う目的ではなく、普通にその時代に娯楽としてあるいは生活の一部として書き留められたものが残っていることは凄いんじゃ無いかと思います。ある意味今の時代にも通じる「オタク的要素」がその当時からあったという証明にも成るんじゃ無いだろうか。それ故に、その基盤となる「紙」の製造方法や種類に関しても、色々な物が全国各地で生まれて消えてまた生まれて改善されてを何度も繰り返してきたんだと思います。

この番組と言えば、マツコの食べるシーンがあるかないかで視聴率が結構変わってくると言う話を以前聞いたことがありますが、時々こう言う貴重な知らない世界紹介もあるので侮れない。モーションキャプチャーなんて、デジタルとアナログの融合の極みみたいなものだと思うんですが、それが日本でここまで発展しているというのも、何となく納得出来る話。勿論、ハリウッドとかアメリカのAmazonなんかも同じような手法で色々な作品を作っているんだろうけど、最新のキャプチャー技術等はアメリカ優位でも、その使い方利用方法では日本が洗練していくというのは、過去の家電製品とか自動車製品、さらには7/11みたいなサービス業でも同じようなスキームが生まれていて、何となく先祖返りというか、日本のお家芸だなと感じましたね。また、こういう内容で放送してくれないだろうか。

Olive+PayPay=OliPay (?)

現金決済から電子決済へと世の中が進む中、大小の電子決済方法が覇権争いを始めたと言っていいのかな。三井住友カードとソフトバンクが業務提携をして、三井住友カードの金融アプリ「Olive」と、ソフトバンク傘下の「PayPay」が連携して行くというニュース。 

一応自分のメインカードが「三井住友VISAカード」なので、個人的には「勘弁してほしいなぁ...」と思うところ。いゃ、全く個人的な理由なので、どちらかのサービスに痛い目に遭ったとか、何か恨みがあるとかそういう理由じゃ無いです。大体自分は、PayPayは勿論QRコード決済には一切手を出していませんからね。三井住友カードも、今はカードに紐付けしたiD利用が購買時決済の殆どだけれど、今後はContactlessに移行することになるのは問題無いし。交通機関の乗車時決済でもContactless利用ができる場合が増えているので、今後今のSuica位まで窮したら、Suicaも止めるかもしれないし。東海道新幹線のエクスプレス予約がどうなるのかが、今の一番の懸念かな。

それぞれのサービスが相互乗り入れするのは、ユーザー的には利用範囲が増えることになるから良いのだけれど、心配するのはSMBCグループの技術基盤がソフトバンク系に移っていくことかなぁ。正直ソフトバンク系の技術系統って、確かに先進的な技術やアイデアにいち早く手を出す勇気は認めるけれど、結構当たり外れも大きいわけで、それで泣いている人も多いんじゃ無いだろうか。それが一般企業の技術提携とか協業とか言うのは、それぞれの企業の責任というか問題ですけれど、自分達の生活の中にもそういう関係が浸透してきて、場合によってはこちらに大きな影響も生まれる可能性が出てくるとちょっと困ります。利便性とか先進性はどんなビジネスにも必要なことだと思うけれど、一方で金融とか社会基盤を担うような場合には、信頼性とか安定性、さらには堅実性とか、兎に角に何があっても壊れない、止まらない、問題が生まれない堅牢完璧なシステムを考えるわけですからね。

実は、三井住友VISAカードがメインカードと言いつつも、個人的にはVpointとか興味なくて、カード利用に応じてポイントが貯まってはいるけれど、それで何か得しようという思いもなくて、現在は適当なタイミングでポイントを支払金額に充当するサービスに設定しているだけ。特にキャンペーンとかでポイントを多く獲得するのも面倒くさいと思う人なので、カード利用のメリットは現金を持ち歩かないことと割り切っていますからね。そう言う意味では、今の電子決済への流れに乗っているようで乗り遅れている人なんだろうなぁ。利用しているのは電子決済だけれど、実行している決済行動は現金払いとほぼ変わらないわけですから。「ポイ活」に邁進している人も多いのでしょうけど、いつも思うのはそのポイントを獲得するために払うお金と比較して、どれだけ得していると言えるのかという事。結構不用不急な物を購入したり、無駄な物を買っていることに気がつかないんじゃないだろうか。次の提携がどことどこなのか、そういう連鎖に繋がるのかな。

2025年5月15日

United Polaris Studio

UA (United Airlines)のビジネスクラスシート"Polaris"の新シートが発表に。B787-9に導入予定の"New Polaris"は、二種類。一つは機内最前列2列に8席(1-2-1)設置される"Polaris Studio"で、これは昔のFirst Classのリバイバルみたいな感じ。これまでのPolaris Sheetよりは広くなり、モニターも大型化。またパジャマなどもデフォルトで突いてくる様子。そして、現行のPolaris Classは、通側にドアが付いて「個室化」されるようですね。 こちらは、ドア以外は現状と変わらないみたいですが、例えば機内Wi-FiがStarlinkになるとか、食事やドリンクのメニューも変わるみたいだし、スナックコーナーも出来るみたい。

UAが、もう10年位前かな、国際線のFirst Classを廃止して、Business/Economyの2クラスに戻り、そこにPremium Plusが入り、3クラスになり、今度はPolaris Studioが準First Classみたいな感じだから、名称的には3クラスだけれど実質4クラス編成みたいな感じですね。クラス名はどちらも"Polaris"となっているので、予約時に座席指定するときに料金も決まるのかなぁ。

最近はどの航空会社も「個室化」「準個室化」を勧めているけれど、個人的にはそれなりの広さがあるなら良いけれど、今のビジネスクラスの狭さでさらにドアが付くと、さらに閉塞感が高くなる気がしてちょっと嫌ですよね。ANAのTHE Roomも、シート部分のスペースが結構広くなっていて、以前のSTAGGERED SHEETにドアが付いただけなら、もう棺桶状態確定ですよね。そうで無くても、B787のシート幅はB777と比べて狭くなっている(注:個人的感想)訳ですし。

今回の新シートが搭載されるB787-9の座席数を見てみると、結構座席総数が減っている気がします。

  • Polaris Studio: 8 (0)
  • Polaris: 56 (48)
  • Premium Plus: 35 (21)
  • Economy Plus: 33 (39)
  • Economy: 90 (149)
  • Total: 222 (257)
エコノミーのシートが60席近く減って、代わりにPolaris/Premium Plusの席が同じ位増えているのだから、UAとしてはかなり客単価を上げたいという希望(欲望?-笑)が見える気がする。2026年かの就航が予定されている個の新シートの機体は、まずはUA最長路線であるSFO-SINと、多分ビジネス目的での利用が多いのだろうSFO-LHRから投入予定との事。SFO-LHRの距離が約5400マイルで、HND-SFOが約5200マイルなので、日本国内から米国本土便なら距離的には有りかなぁ。問題は「お客様の質」ですかね。今でも結構需用はあるように感じているので(Polarisクラスの取れ方から推測)、結構早めに新機材が投入される気もするけれど、でもそれならANA便の方が良いかなというのが正直なところかも(マテ)。まぁ、話のネタに一度位はPolaris Sdutioには座ってみたいかな。

2025年5月14日

宿泊費高騰

都内のホテル価格が急騰していて、仕事で利用したい出張者が悲鳴を上げているという話は以前から出ていましたが、今度は大阪のホテルが万博効果もあって同様に急騰しているという記事。 インバウンド効果で訪日観光客が増えていることと、開催中の万博効果も大きいことは疑いないでしょうね。

この記事とは直接関係なのですが、昨日秋の予定を色々検索している時に、国内のホテル検索をしていて、Hiltonのサイトで都内の予約を検索していたら、いつの間にか目黒雅叙園と東京ステーションホテルが、HiltonのSLH (Small Luxury Hotels of the World)に加盟していて、Hiltonから予約できるようになっていたことを見つけてビックリ。流石にお値段がお値段なのでおいそれとは宿泊出来ませんが、目黒雅叙園は兎も角、東京ステーションホテルには一度位泊まってみたいですね。いつも外から眺めるだけだから、一度は中から駅構内の風景とか見てみたい。

都内のホテル価格を見た後で、大阪のホテル価格を見てみると、確かにほぼ同額くらいの価格設定。ただ、ダブルツリーとかガーデンインみたいな廉価価格帯のブランドは、まだ都内の同ブランドホテルよりは数割くらい安い気がするけれど、ハイブランドは変わらないか大阪の方が例えばコンラッドとかはコンラッド大阪の方が高いのは、やはり万博効果でしょうか。改めて観てみると、以前と比べて2倍弱、1.5~1.8倍位に宿泊料は上がっている気がする。もうこの価格が標準料金となると、仕事でも無い限りは今後は宿泊するのも大変そう。今回9月の予定で、横浜や都内のホテル予約が必要だったんですが、ポイントも併用して予約しないと中々予算オーバーとなり厳しい状態です。

浜松も、老舗の浜松グランドホテルがBONVOYのMarriottに変わるし、同系列のCROWN PALAISはInterConti系のCrowne Plazaになるので、Hilton系のホテルも欲しいなぁ。今はホテルオークラ系列のオークラアクトシティホテル浜松が、Hilton Hamamatsuとかに改修しないだろうか(マテ)。ただそうなると、価格だけ「ブランド価格」になって、今以上に宿泊できなくなるかもしれない。ある程度物価も上がらないと収入も上がらないことは事実なんだけれど、昔に良い思いを散々していることもあってか、ここ最近の価格高騰にはちょっと引いてしまいます。あぁ、法人割引が懐かしいぞ(笑)。

谷島屋連雀店(旧本店)

浜松市にそれなりの期間在住していない人には、なんの話なのかちんぷんかんぷんな話題かもしれませんが、地元の老舗書店「谷島屋(やじまや)」の、昔の本店現在の連雀店が5月末で閉店するというもの。記事にもあるように、この場所のビルは谷島屋書店の本社ビルで、だからビルの1F/2Fにあった書店も「谷島屋本店」と以前は呼ばれていました。それが駅ビル「メイワン」のオープンとともに8Fに谷島屋がオープンして、こちらが「本店」と名乗るようになったので、元の本店は「連雀店」に変わってしまったもの。浜松に戻り、初めてこの旧本店へ行ったときには、その変化を知ってちょっと寂しい気持ちになったものです。

高校生くらいまでの時期には、谷島屋書店の市内店舗数も少なくて、この連雀店以外だと2~3店舗しか無かったんじゃ無いだろうか。また、当時の書店規模としてもかなり大きくて、特に書店で1F/2Fに別れているなんていうのは驚きでした。兎に角、当時の気持ちで言えば「日本中の書籍・雑誌がここに集まっている」くらいの感じでしたね。まぁ、その後初めて東京駅前の八重洲ブックセンターへ行ったときには、更に衝撃を受けるわけですが(笑)。今では例えばイオンモールに入っている未来屋書店とか、結構大きな書店も増えているけれど、当時の市内の書店は殆どが家族経営の小規模書店で、そんな中で谷島屋書店(本店)は読書好きの自分としては夢の国でした。

高校卒業後は、浪人-大学-就職と浜松を離れて、名古屋や千葉/東京/神奈川と浜松よりも遙に賑やかな場所でずっと生活していたので、書店に関しても大規模店が当たり前みたいな感じになっていました。八重洲ブックセンターは勿論、マルゼン本店とか、蔦屋とか、蔵書数何万冊なんていう規模の書店があちこちにありましたから。そんな中でも、浜松に戻り駅ビルの現在の谷島屋本店に初めて行ったときには、ちょっとその規模にビックリしましたけど、やはり物足りなさは強く感じますよね。実は、浜松に戻ってからも毎週金曜日には横浜のオフィスに通っていたので、帰宅時に新横浜駅での新幹線乗り換え時間で駅ビルキュービックプラザ8Fの有隣堂には毎週入り浸っていました(笑)。浜松駅ビルの谷島屋本店の方が広いことは広いのだけれど、やはりああいう場所の書店は売れ筋の雑誌類とか人気書籍中心で、自分が読みたい買いたいと思う分野の書籍は余り扱ってくれません。そういう時には、月に一回位は八重洲ブックセンターに行くのが決まりだったなぁ。

閉店理由は現在の本社ビルの老朽化という事で、今後は解体後新本社ビルを建築することにな様ですが、新ビル竣工後連雀店を再開するかは未定らしい。実は現在の連雀店が有る場所は、浜松市の中心地点で有るJR浜松/遠鉄新浜松駅からは少し離れた場所(徒歩15~20分位)にあり、それこそ市役所に用事がある時についでに寄るならば良いけれど、わざわざ書店に行くだけの目的で行くにはちょっと厳しい場所でも有ります。昔は、回りに書店が無いからそれでも本店(=連雀店)まで通ったけれど、現在は駅ビルにもあるし市内にもいろいろな書店店舗が存在するから、来店機会はグッと減ってきていることも事実。となると、新本社ビルが出来ても再開されないかもしれませんね。ここが創業の場所ということなので、例えば専門書中心の小規模な書店コーナーでもいいから開設してくれないだろうか。まぁ、書店業界も厳しいから中々そこまでの余裕はないかもしれない。昔の思い出をを辿りつつ、閉店までに一度行ってこようかな... なんか、そんな思い出をなぞることが増えていきそう。

発言力

その政治姿勢や発言内容に賛否が大きい政治家だとは思うけれど、こういう風にきっちりと情報発信する姿勢に関しては、デジタル庁大臣を担当していた事も有るけれど、それ以前から今の時代の情報発信というか情報リテラシーは高い政治家だと思います。 

その河野氏の投稿二つですが、前者は以前から問題になっている埼玉県川口市での所謂クルド人問題。居住外国人数としてはメジャーでは無いけれど、正確な情報(データ)を示して、何が誤解なのか、何が問題なのかきっちり説明しているので分かりやすい。後者は、これも少し前から大きく扱われるようになっていた、主に中国人による日本での免許書き換え問題。これの問題は、免許切替手続きが非常に簡便であること共に、その元になる免許証が中国国内のものでは無く、東南アジア等で入手したと思われる偽造免許証の可能性も大きい事。全く根拠の無いもの(=偽造免許証)を日本で日本の免許証に切り替えることで、日本がその人の免許を裏書きしてしまい、ある意味犯罪の片棒(免許証ロンダリング)を担いでいるとも言えることが一番の問題だと思う。あと、日本で免許取得したり切り替える手続きよりも、海外の人の方が簡単というのも理解出来ない。日本の免許証を取得するということは、大前提として国内で運転することをまずは想定するわけだから、国内の標識なり注意なりを理解出来ない人間に許可することは不合理だし不正義だと思う。今後は、切替資格のある場合でもより厳密に審査することも考えて欲しいと思うなぁ。

インバウンドの急増で、例えば京都の様に普通の社会生活にも大きな影響が生まれてきている現在。政府は、現在のインバウンドの倍近い年間6,000万人の訪日も目指しているらしいので、現在の何倍ものインバウンド対策は必要。上記の、不法な滞在延長や、免許切替という問題もそうだけれど、やはり国内でのルールを守れない相手に対しては、より厳正な対応や処分をするべきだと思う。何度も書いているけれど、日本の場合は性善説で世の中の暗黙のルールは動いているので、性悪説で生きている海外の人間から見ると「何でもやり放題」とでも言えるような状況なんですよね。例えばアルコール販売も、日本ではほぼ自由にどこでも購入出来るけれど、海外だとそんなことは無い。但し、それは何処でもいつでも自由にアルコールを飲んで良いという意味では無い事は、多分殆どの日本人は理解しているけれど、海外からの人からしたら、そこで売っているんだから飲んでいいんだというのが彼らの理解。それが許されていないならば、売らなければ良いというのが彼らのロジック。そういうギャップをもっと認識するべきだと思う。

じゃぁ、国内外関係無くアルコール飲料の販売を中止するのかと言われるかもしれないけれど、販売とその製品の飲用は別問題という事を明確にして、例えば禁止されている路上飲酒をして騒いでいれば直ぐに罰金を日本人だろうとインバウンドだろうと関係無く徴収するとか、そう言う事を厳密に対処していくことが今後は必要だと思う。同様に、動画撮影目的で交通ルール違反をしていたり、回りに迷惑を掛けていたら軽犯罪で取り締まるとか、YouTubeやGoogleなどに対して公式にクレームして配信中止やアカウントロックするとか、そこまで徹底して対応するべき。そして、ルールを遵守してくれるインバウンドに対して、これまで以上の「おもてなし」を体験してもらえる努力も並行していれば、インバウンドの印象も対応もかなり改善されると思う。本当は観光庁当たりが音頭を取ってそういう行動をするべきだと思う。さらに言えば「日本でのNG行為」として、どんどんそういう動画を各国語で発信していくことも重要だと思う。「以心伝心」は日本の美徳の一つかもしれないけれど、そこは世界標準である「言うべき事はキッパリ言う」という強い対応が、今は必要だと思う。その為にも、河野氏のような発言力を、政府や議員はもっと身につけるべき。ただ、発言力は強くてもその内容が伴わないのは単なるスパムというかノイズ以下なので、そういうスクリーニングは我々も勧めないといけないのが大変ですよね。

2025年5月13日

Pink Day

5月11日は「母の日」ということで、ピンク色が色々な場所に氾濫する一日に。数年前から、野球界が強く訴求するようになった気がして、だからか日曜日のプロ野球の試合では、バットやグローブにベルトに靴に、色々な場所がピンク色に。一番驚いたのは、審判の上着がピンク色で、ちょっと目眩がするほど。日本時間では翌日となるMLBの試合でも、色々な選手がピンク色の物を装着して試合に臨んでいたけれど、流石に審判がピンク色の上着を着用している様子は見なかった気がします。

ここ10年位の出来事だと思いますが、そのイベントのイメージカラーの物を着用して、その意味なり意義を訴求する行為は、日本でも盛んになってきた気がします。ただ近年に於いては、そういうイベントのイメージカラーが強調されすぎてしまい、何かそういう色なり雰囲気で圧倒することが目的になってきたようにも感じます。今回のピンクデーにしても、以前はピンクのリボンを付けるとか、靴紐をピンクにするとか、結構さりげなく取り入れていたのが、最近ではピンクのグローブにバットに、挙げ句の果てにはユニフォームまでピンクとかになり、それならば全身ピンクにしたらどうだと一言言いたくなるほど。スポーツの場合、相手を欺瞞したり錯誤を誘発するような行為や装飾は禁止されていると思うんですが、ここ最近のそういうイメージカラーデーというのは明らかにルール時には駄目な状態になっているような気がします。でも、特例としてその日、その試合だけは許されるんでしょうね。

ざっと自分の身の回りを見渡してみると、自分の衣類や持ち物でピンク色のものとしては、フェイスタオルが一つありました。あと、ピンクというか薄い赤色というか、そんな感じの色味のボタンダウンのシャツが一枚ありました。それ以外は、下着とか靴下にハンカチ等含めても見当たらず、仮にそういうピンクデーのイベントに行くことになったら、結構困った状況になるかも。ふと思ったんですが、そのピンクデーに着用・使用した衣類や道具類は、その後どうなるんだろうか。クリーニングして保管して、1年後にまた使用するのだろうか。あるいは、チャリティーとかに提供して、その利益は関連事業なんかに寄付するのかな。大谷選手とか著名選手、人気選手が使用したものならば、サインとかして送ればかなりの付加価値が付くだろうけど、あれだけ多くの選手や関係者が使用したら相当の数集まるだろうから、希少性としては付加価値は低いだろうし。啓蒙目的として年々過剰になっていくだけ、むっこう無駄な部分も増えているんじゃ無いだろうか。

こういう行為・運動にありがちだと思うのが、元々は少数派・マイナーな存在出会った物事に、少しでも注目して貰うために始めたものが、その内容や規模が拡大していくと、元々の目的よりもそういう行為をすること・参加していることが主張の中心になり、本当は一番重要な啓蒙活動というか、その事象に対しての理解を深めることが逆に薄れていくような気がします。それに、今回は5月の「母の日」という事で注目されたけれど、来月6月の「父の日」はどれだけ盛り上がるんだろうか。「母の日」にはカーネーションを送るという風習から、ピンク色が一つの象徴になったらしいけれど、「父の日」は白いバラを送ることが風習らしい。となると、今年の父の日(6月15日)のプロ野球では、どちらのチームも白ユニで試合をするんだろうか。それはそれでボールが見にくくて大変になりそう。


ZOZOマリンスタジアム建替

プロ野球の千葉ロッテマリーンズの本拠地として有名なZOZOマリンスタジアムが、築後30年以上経過して老朽化が進み、隣接地への建替を検討しているという記事。本来は野球のグランドなんですが、昔はアメフト(Xリーグ)の試合も開催されたこともあり、実質的に自分の現役最後の試合になったのが、このマリンスタジアムで開催されたリクルートシーガルズ(当時、現オービックシーガルズ)との秋のリーグ戦でした。その後も何回か試合で足を運んだことがありますが、地理的に海岸の直ぐ横だったので丸い円柱型のスタジアムで風が変な方向に巻いたりして、QBのパスやキッカー泣かせのグランドだった記憶があります。あと、野球スタジアムというと、高い位置の照明灯が見慣れた光景だと思いますが、確かこのスタジアムは外野(海側)から ホームベース方向の照明が、その先(北東方向)にある商業施設や住宅街に干渉するために、丸い屋根に沿って照明灯が配置されている独特の構造じゃ無かったかな。だから、ナイターでフライが上がりすぎると見失うこともあったと思います。

移転候補地は、浜田川を渡った西側、方向的には今のマリンスタジアムの真北に位置する、幕張メッセの駐車場が候補らしい。でもここって、北側には都心最大規模のイオンモール幕張新都心店があり、その西にはコストコ幕張倉庫店もある場所で、毎日人出は結構有る場所。唯一の利点は、最寄り駅がJR海浜幕張から一つ東京寄りのJR幕張豊砂になることで、幕張メッセとのイベントと重なっても多少は分散されそう。ここで試合があると、どうしても京葉線利用でアクセスするため、週末ということもありJR舞浜駅利用者(=TDR利用者)とぶつかるのが大変でしたね。後自分は新幹線を利用するので、東京駅での乗換が大変なのが嫌だったなぁ... アメフト開催時は、1塁側/3塁側にゴールポストを設置して、ギリギリアメフトのフィールドが取れる感じでした。確かサッカーの開催も想定していたので、何とか収まるのだけれど、その後他球場同様に内野席にエキストラシートみたいなものが増設されて、確か今はもうフルサイズのアメフトフィールドは取れないはずですね。

新しい候補地の幕張メッセ駐車場は、今の丸いマリンスタジアムをそのまま移動させると、何とか収まるくらいの幅はありそう。例えばホームベースを真北、外野スタンドを真南にして、1塁を真西、3塁を真東と取れば、これが一番広く敷地をとれる配置になりそうですね。個人的には、海風の影響もあるからドーム式にして欲しいなぁ。海に近いスタジアムというと、横浜スタジアムが思いつきますが、ここもアメフトの試合を結構開催しているけれど、やはり風の影響があります。福岡PayPayドームは、やはり海岸の横にあるけれど、ここはドームスタジアムですからね。ああいう感じが良いけれど、千葉県とかロッテとかどれだけお金を出せるのか。1000億円規模の建替になりそうだとすると、中々大変だろうし。で、個人的には、アメフトも開催出来る拠点として新設してくれると嬉しいけれど、厳しいだろうなぁ...

2025年5月12日

コンサート日和

先日大阪に出かけた日の朝、浜松駅でちょっと見慣れない光景を見ました。新幹線構内の待合室横売店の裏側のトイレに行く通路の壁に、 「東京行最終/ 22:07, 新大阪行最終/21:53」みたいな感じで、上り・下り最終新幹線の時刻と注意書きが、かなり大きなフォントでしかも日本語と英語で印刷された物が、二組壁に貼られていたんですね。そう言えば浜松駅構内は、まだ朝の9:00頃なのに結構混雑していて、東海道本線の改札には「愛野駅は~」みたいな案内もあったなぁと思いだしました。「愛野駅」と言えば、エコパスタジアムの最寄り駅で、地元のサッカーチーム「ジュビロ磐田」のホームスタジアム。この時は「ジュビロの試合でもあるんだ」と思いながら大阪方面へと移動しました。

夜戻ってくると、もう21時過ぎなのにいつもの週末以上に混雑していて、やはり何かイベントがあったのかなと思いつつ、ふと見ると「THE ALFEE」と刺繍されたジャンパーを着た人が数名。ちょっと検索してみると、浜松駅の横に有るアクトタワーで、あの「THE ALFEE」のコンサートがあったらしい。で、帰宅して翌日。昼過ぎのテレビを見ていたら、この日はジュビロ磐田と同じくJ2の藤枝MYFCの地元対決が開催されるという事で、ローカル局の生中継もあるみたいな事を言っています。しかも試合会場はエコパではなく、ジュビロ磐田のもう一つのホームスタジアムであるヤマハスタジアムということは、昨日の混雑は何だったんだろうとちょっと気になりました。

そこでエコパスタジアムのスケジュールを調べてみたら、「STAR KIDS STRAY KIDS」というグループのコンサート(ワールドツアー)が、5月10日、11日と翌週の5月17日、18日と開催予定されているらしい。私は全然このグループの名前すら知らなかったのですが、最初は韓国の男性グループかと思ったら、日本のグループらしい。夕方16:00スタートらしいけれど、3時間コンサート開催して19:00過ぎ。そこから愛野駅まで移動して浜松に移動して新幹線利用するとなると、21:00の最終新幹線はギリギリの感じですね。まぁ、掛川で新幹線を捕まえる方法もあるし、こだま号が必要な人は、名古屋止まり、静岡止まりなどもう少し遅くまで走っている新幹線もあるけれど。でも、コアなファンなら、10日は浜松宿泊で二日間通うだろうなぁ。で、翌週も浜松祝はとか。市内のホテル業界は潤うのかもしれないけれど、珍しいですよね。二週週末二日ずつ2回公演するというのは。余り聞いたことが無いなぁ、自分は。

もし、篠原地区に想定されてい県営浜松球場がもし出来ていたら、この球場を口数公演のスペースとして利用してくれるのだろうか。今のプランでは、スタンドで2万2千人位を最大で想定していますが、コンサートならフィールドにも席を設置して3万~3万5戦くらいまではいけるのかな。エコパのキャパが5万人なので、もしそれがフルに入るイベントだと物足りないけれど、フィールド内は立ち席だけとかにしたら5万人は無理でも4万人位はいけるかも。あっ、消防法とかの関係もあるだろうから無闇に人は入れられないだろうけど、やはり浜松市内にそれなりの規模と内容のスタジアムや陸上競技場が欲しいなぁ。バスケでは、三遠ネオフェニックスが地区優勝したけれど、浜松では余り盛り上がっている空気が感じられない。浜松アリーナって、どの程度の規模というか品質なんだろうか。実は先日暴有名スポーツ関係者の方と話をする機会があり、実は日本国内では今「アリーナ余り」が進行していて、この有効活用が課題という話を聞きました。で、その一環として「アリーナフットボール(Arena Football)」を日本で普及させようみたいな話をしたんですが、個人的には実現してほしい話です。


料理観

佐々木俊尚氏の引用から、料理かの土井善晴氏の料理観についての一連のやり取り。個人的にも、この土井氏のファンで、それは一見投げやりな感じがするけれどちゃんとツボを押さえた調理方法だけで無く、その独特の口調所謂「善晴節」もファンなんですよね。 

土井氏だけで無く、例えば京都菊乃井の村田吉弘氏なんかも「ご家庭なら、こんな感じでよろしいでっしゃろ(失礼!)」みたいな感じで、決して料亭なんかの手順に拘ることを言わないのが好感が持てますね。お金を頂く料亭だから、素材にもその切り方見せ方にも、味にもプライドと責任を持つけれど、日々の食事の家庭料理は、多少見栄えが悪くても、多少味のブレがあっても、毎日美味しく頂くことが一番重要みたいな「料理観」は納得すると個人的に賛成するところ。私は、何人かの料理人の方のチャンネルや動画をよく見ますが、皆さんそういう部分には共通点があるように感じますね。決して「手を抜く」のではなく、華美なところを簡便にする、100%の完成度をコスト度外視で追求するのではなく、取りあえず合格点を目指すみたいな感じかなぁ。

引用先で言及されている「湯がいた青菜に醤油を掛けたら料理」は、まさに「お浸し」という立派な料理。アシスタント氏の「深いですね」という一言に「いゃ、深くないですよ」という返しは、土井氏特有の「難しい事考えたらあかん」という事なんだろうけど、私は結構深い話だと感じます。例えば「醤油を掛けたら」の醤油にしても、簡単に「醤油」というけれど、白醤油、薄口醤油、濃口醤油、たまり醤油、刺身醤油、と醤油の種類だけでもいろいろ。最初の三つは、料理でよく使われる代表的なものだと思うけれど、白、薄口、濃口の順に塩分は濃いめから薄めになるし、逆に旨味成分は白から濃口に向かって豊かになるし、だから使う醤油の量が全く違ってきます。白醤油が見た目の色味を気にするために、より少量で塩味がはいるように塩分が濃いことは合理的だと思うし、多分塩分が濃いだけ発酵の進み具合が遅く、色が付かないことと旨味成分も少ないのも理解出来る。レシピなんか見ても「醤油大さじ1」とか書いてあっても、私は先ず「これは濃口だろうか、薄口だろうか」悩むんですが、多分一般的に「醤油」と書いてあったら、濃口醤油だと思えば間違いない気がする。

調味料の醤油以前にも、和食の場合は「切り方」にも拘りというか理由が有る場合が殆どで、野菜なんかの場合には繊維の方向を見て、歯ごたえがあるように繊維に沿って切るとか、逆に柔らかくするように繊維を断ちきるように切るとかよく言う話。更に個人的には「乱切り」なんて言うのは余り西洋料理では聞かない気がして、あれは一見無秩序な中にも何らかの規則があるような印象を点けるような気がしています。勿論、断面が不規則になる事で足が染みこみやすいという調理上の理由もあるんでしょうけど。西洋料理の場合は、最後に飾り付ける「飾り切り」の要素が殆どじゃ無いだろうか。プロの料理人、レストラン経営などするのであれば、やはりちゃんと調理や料理の基本を身につけて正しく作業するべきでは、それは味とか以前に「衛生面」でも要求される事だから。一方で、自己責任で自己満足な家庭料理の世界ならば、そういうルールに縛られなくても、自分で出来ることを先ずやり、そこから拘りみたいなものが生まれてくれば、それを追求すれば自分なりに満足出来るものが調理できるように成るんじゃ無いだろうか。最近流行の「簡単○○」とか「ワンパン料理」なんて言うのも、その延長だと思う。少なくとも自分食べるもの、自分の家族が食べるくらいのものなら、何を造るのでは無く毎日続けられる「努力」を考える方が優先するんじゃ無いだろうか。

2025年5月11日

(NH Leg#18) ITM - HND

この日は大阪方面でちょっと用事があり、朝から出かけることに。最初は単純に新幹線で往復する予定でしたが、「まてよ」と悪い虫が(笑)。そのままだと午後早めには浜松に戻れるのですが、どうせなら大阪発伊丹経由羽田経由品川経由で戻れば良いじゃん、と (マテ)。ちょっとこのところ仕事やらなんやらで忙しくて、ちょっと精神的にギスギスしていたこともあり、遠回りで帰宅することにしました。

この日は全国的に荒れ模様の天気が予想されていて、浜松も明け方頃には雨が降っていたようですが、出かける朝頃には雨は何とか上がり、さらに当日の予報では午後からは晴れ間も見えてくるらしい。夜は遅くなるかもしれないので、自家用車で浜松駅まで移動して、まずは新大阪に向かいます。ここでちょっとしたミスが。新幹線の改札を通り抜けてホームに上がったんですが、ついいつもの癖で「東京方面」の上りのホームにあがってしまい、ホーム上の掲示板を見たら「09:31発」のひかり号がありません。数秒後気がつきました。ホームが逆だ、と。慌てて階段を下りて反対側の「名古屋・新大阪方面」の下りのホームにあがり、やっと乗車予定の掲示を見つけました。いゃぁ、まだ余裕があったから良かったけれど、ギリギリだったら完全にアウトですね。

新幹線に揺られて90分余り。新大阪駅に到着すると、移動のために外に出て地下鉄の御堂筋線に向かいます。新大阪駅は、週末という事もあるし、EXPO2025の影響もあるのか、これまでで最大の混雑具合。インバウンドの方も多いので、大きなスーツケースやバックパックを担いだ大柄な人が右往左往しています。思わず「カオスだ」と呟きそうに。その後目的地へと向かい、用事を済ませた後は、今度は伊丹空港に向かいます。

空港もやはり混雑していましたが、優先保安検査場は空いていたのでそこを通過して先ずはラウンジで一息つくことに。本当は軽く何か食べたかったんですが、ちょっと時間的に微妙で、そのまま少し早めにラウンジを出て、出発ゲートであるゲート変更があった13番ゲートへと向かいました。

1) ITM 13:00 - HND 14:15 (NH026)

羽田からの到着機が10分位遅れて到着したので、これは出発も遅れるかなと思ったんですが、掲示は定刻通り。で、12:40頃から事前改札が始まり、5分後にはグループ1の優先搭乗が始まります。使用機材がB767と中型機であることもあってか、ドアクローズは定刻前の12:58で、プッシュバック開始は13:02でした。いつも利用している沖縄行きでは信じられないような素早いターンアラウンドですが、想像するに近距離戦なので搭載燃料が少なくて済むので給油時間が短いことと、搭載貨物もリゾート線ではないので預け入れて荷物が少ないので、こちらも作業時間が短くて済むのかなと思うんですがどうだろうか。その後RW32Lへと移動し、羽田に向けて離陸したのが13:18でした。

北に向けて離陸すると、左旋回をして東に機首を向けて真っ直ぐに羽田空港目指して飛行します。水平飛行に入ると、直ぐに食事の配布が始まりますが、食べ終わったのが離陸してから20分位でしたが、飛行機はもう静岡県の駿河湾くらいまで進行しています。大島上空を通過すると、少し右に機首を振って房総半島を回り込むような感じになります。この辺りで離陸後30分位過ぎていましたが、モニターの到着予定時刻を見ると、まだ30分位かかると表示されます。物理的な距離では短いのですが、混雑している羽田空港への順番待ちでかなりの時間空中待機というか、順番待ちをしないといけないみたいです。その後S字に蛇行したり大きく房総半島の東側に一度機首を向けて空港から遠ざかったりしながら、何とか順番がまわってきたのか、機首が空港に向かうとB滑走路を目指すようです。

羽田空港周辺の天候も悪かったのか、ちょっと揺れながらRW22へとアプローチしていきます。この機体は国際線用のコンフィグで、機内Wi-Fiが利用出来なかったんですが、機首部分にガンカメラが搭載していたので、こちらに切り替えて外の様子見てみます。ずつと白い雲の中を進行していましたが、突然地上というか東京湾が見えてくると、前方に点灯しているRW22の誘導灯も見えます。真っ直ぐにRW22に向かい着陸したのが14:18。そこから到着ゲートの58番ゲートに入ったのが14:28でした。外に出ると、同じようなタイミングで周りのゲートに到着機が入ってきたのか、ゲートから出口に向かう通路には人が溢れていました。そんな人混みを抜けて、外に出ると京急で品川駅へと向かいます。京急のホームも人出で混雑していましたが、一つやり過ごして二つ目の品川方面行きの特急に乗り込んで、座席を確保することが出来ました。

品川駅も週末とインバウンドでかなり混雑していましたが、新幹線までは乗り継ぎ時間も余裕があったので、いつもの様に夕食代わりのお弁当を購入して乗車。時間の関係でこだま号を利用しましたが、名古屋行きということもあってか車内はガラガラでした。無事に浜松駅に到着しましたが、何かイベントがあったのか浜松駅もいつも以上の混雑具合。早々に駐車場へ移動して、無事帰宅できました。やれやれな一日でしたね。

2025年5月10日

Audio Makers

数日前に、オーディオメーカーのHARMANが、DENONやMarantzを配下に持つ企業を買収するというニュースを聞いて、「えっ、DENONとMarantzが一緒になるの」とビックリ。更にビックリしたのは、その買収元のHARMANがいつの間にかSamsungの子会社になっていると聞いて、「えっ、あの高級オーディオのHARMANが?!」と更にビックリ。更にさらに、本田雅一氏のこの件に関しての解説記事を読んで、またまたビックリ。知らない間に、オーディオメーカーの世界はそんなに再編が進んでいたんだと、ちょっと浦島太郎状態です。

私がオーディオに目覚めたのは、オーディオ機器マニアの叔父の影響で、自宅のオーディオルームにはJBL/TANNOY/YAMAHAのスピーカーに、アンプ類もMcintosh/Marantz/DENON等複数保有していて、スピーカーと組み合わせて視聴出来るようになっていました。レコード用のターンテーブルのメーカーは忘れてしまったけれど、カセットデッキはNakamichiのデッキで、さらにオープンリールも2台はあったなぁ。とにかく当時小学生位の自分にとっては、この叔父の家に行くのは楽しみで、その圧倒的な音場に子供ながらに感動したものでした。この叔父の影響が自分の人生では大きくて、何度か当時の秋葉原へも連れて行ってもらい、それが講じて「電子ブロック」をお年玉で購入して、電子回路の世界に嵌まっていき、ラジオやアンプを自作するようになり、更に高校生時代に工業高校に行った友人が当時の4ビットマイコンのデモをしたのをきっかけに、パソコン(当時は「マイコンピューター=マイコン」)の世界へと沼るわけです。

叔父のレベルには当然到達出来ないけれど自分なりに仕事をするようになるとオーディオ製品を集めるようになり、PionieerのLaserDiskを核に、カセットデッキは憧れのNakamichi、スピーカーはYAMAHAの本当は1000Mが欲しかったけれど流石に無理で600Mというヤツだったかな。アンプはSANSUIのプリメイン。CDプレーヤーは、確かSONY製で、これがよく壊れた記憶があるなぁ(SONYタイマーは何度も経験している)。モニターはSONYのPROFILEで、40kg位ある重量級。アパートが畳敷きだったので、そこだけ沈んで困りました(笑)。その経験から、後年プロジェクターに嵌まったんですが、当時はまだ光量が十分ではなくて、それで暫くするとまたモニターに戻ったんですが、最近の小型軽量高機能プロジェクターを見ていると、また戻りたくなりますよね。当時は海外メーカーは高価すぎて手が出ず、基本国内メーカーを購入していたけれど、今ではSONYとYAMAHA意外は全てSamsung傘下になったり消えてしまったブランドもあるのは寂しいですね。

記事を読んでビックリしたのは、高級オーディオメーカーが車載システムに結構傾倒している事。最初にLexus UXを購入したときに、車内オーディオのオプションでMark Levinson (+30万円以上)があると聴いて「えぇぇぇぇぇぇ」とかなりビックリしました。私がオーディオに嵌まっていた時期でも、Mark Levinsonのアンプと言えば1台100万円コースだったし、ある意味当時のオーディオ好きの憧れの一つ。Lexusの標準のオーディオシステムもそこそこ高性能のものでしたが、試しに視聴してみるとやはりそこはひと味違います。でも、走行中に聞いたらどうしても走行ノイズは発生するし、憧れだっただけにそういう環境で使うようなメーカーじゃ無いよなと言う理性が勝ちました(笑)。でも、今後自動運転がどんどん標準化されてくると、車内オーディオや映像システムのような「車内AV(Audio-Visual)システム」は重要な差別化になるだろうから、こういう方向に投資していくのは正しいんでしょうね。寂しさを感じつつ、これが時代の流れなんだなと何となく納得してしまう記事でした。

Changi Airport T5

私もよく利用する、Singaporeの空の玄関口Changi Airport (SIN)の第五ターミナル(T5)の建設がスタートしたという記事。「Changi」と言えば、世界の空港ランキングでは常にトップを争うBest Airportの一つで、現在の規模でも世界有数の空港の一つ。ターミナルに関しては、最初に造られて最近改修され、さらに大規模な球形施設「JEWEL」を併設したT1。次に造られてANA便も利用していてこちらも改修されたT2。さらに新しいT3が「コの字」型に並んでいて、そのターミナル間は徒歩移動も可能ですが、早朝から深夜にかけてライトレールが連絡していて、さらに凄いのは制限区域外(一般エリア)と制限区域内(出国後エリア)それぞれ路線があって同様に移動出来る事。そして、主にLCC用のT4がT2の西側少し離れて設置されているのが現在のターミナル構成。

その現在のターミナル群と同程度の敷地が東側の海側に広がっていて、そこにほぼT1~T3をあわせたくらいの規模のT5を造るという壮大な計画。Changiには4,000m級滑走路の、RW02L/C/R-RW20R/C/Lの三つの平行滑走路で運用されていますが、現在の年間利用者数は約8,000万人だけれど、T5供用開始後は年間1億4000~5000万人の利用を想定しているらしい。T5が出来たら、SQとScootがT5に集約されて、現行のT1~T3はアライアンス毎に別れるんだろうか。いずれにしても、贅沢な悩みですね。

成田空港は、現在の年間離発着数が30万回で利用者数は約4,000万人。それに対してチャンギ空港は、年間離発着数はそれ程変わらない約33万回なのに、利用者数は約5,900万人と1.5倍近く違うのは、SQも含めて基本国際線しか就航していなくて、A380等大型機の就航が多いからかな。成田の場合は国内線もあって、こちらは羽田と比較して中小型機利用が多いので、その影響もあるのかも。仮に成田空港が新ターミナルを開設後も、現行のT2(赤組ターミナル)を残して利用しても、年間1億回には届かないだろうなあ。Changiの場合、本当に24時間色々な国際線が離発着しているから、乗り継ぎにしてもいつでも出来ますしね。

私が初めてSingaporeへ行ったのは2010年。当時のSingaporeも近代的なビルが建ち並ぶ都市国家で、正直日本以外で初めて「ここなら永住してもいいかな」と感じたくらい。その当時は、空港の周りとかまだまだ開発途上で、空き地が広がっていたり、市街地に入ってもMarina Bay Sands周辺にも空き地が広がっていましたが、この15年位の間にどんどん開発・再開発されていき、そういう場所は近代的な高層ビルだったり、商業施設が建ち並ぶようになり、さらにSingapore国内の実質的な移動手段であるSMRT (Singapore Mass Rapid Tranportation)は、どんどん路線が延びているし、毎回訪問する度に驚くことの繰り返しでした。まぁ、Changi一つだけのSingaporeと、国内に多数の空港のある日本とでは事情は違うけれど、国家としての成長スピードというか勢いは全く違います。そこには、光と影があるのだけれど、あの活力というかエネルギーみたいなものは、今の日本に一番必要な要素だと感じますね。

2025年5月9日

AI政治家

先の東京都知事選挙で、予想外の健闘をして話題になったAIエンジニアの安野高広氏が、夏の参議院選挙に新党「チームみらい」を立ち上げて参加するという記事。先のと知事選挙の様子を見ていて、個人的には期待値と高感度が高い人なので、この選挙でも頑張ってほしいけれど、正直全国の有権者が対象の参議院選挙は厳しいと思う。まずは有効投票数の2%以上を獲得して、政党要件を満たす必要があるのだけれど、そのためには120万票以上獲得する必要が有り、安野氏じしんが出馬するとしても、やはり知名度のある候補者が生まれてこないと厳しそう。

同じような手法で、「知名度」と「話題作り」で政党として足場を固めているのが、れいわ新選組の山本太郎氏だったりするわけで、個人的には余り好ましいと思わない手法。いってみれば、彼らが大規模政党に対して批判する理由の一つ「タレント議員」と変わらないわけですからね。でも選挙なのだから何らかの形で注目を集めないと票も獲得出来ない訳で、その辺りはある意味民主主義のジレンマなのかもしれない。

手法の善し悪しは別にしても、安野氏に対しては日頃政策で不満を感じるITやAIに対しての成長が期待出来る天では、個人的に応援したい人でもあります。仕事柄、また自分の趣味というか生活ツールとして、IT/AIは必須の時代ですし色々な意味でこれからの次の「パートナー」がIT/AIだと自分は思っているから。特にAIに関しては、先行している欧米や中国に対して、日本的な雰囲気というか世界観というか、そう言うものの味付けが大きな差別化になると思うんですよね。今はAIの性能向上が主流なので、技術革新がどんどん進んでいるけれど、その上に構築されるAIの世界観みたいなものの段階になると、それぞれの国なり地域なりあるいは集団の好みが強くなる気がします。その時に「和風AI」みたいな環境構築が、今の日本がインバウンドで人気なのと同じような感じで受入られるんじゃ無いだろうか。 

ITに関しては、先ずは情報インフラを世界トップクラスの容量、スピード、カバー率で全国を繋いで、それこそいつでも何処でも誰でも情報インフラへアクセス出来るような社会が出来たとしたら、最近の情報革命に続く革命が生まれると思います。ネットインフラとともに、精確な位置特定が出来るような、GPS網の構築ともリンク出来れば、例えば移動経路をモニターする事で、途中の電車や高速道路の料金引き落としは自動的に出来る(今の無人店舗の拡大版)ようになるだろうし、緊急時のSOSも自動で発生させることが出来るかもしれない。勿論、今以上の個人の行動だとかプライバシーに対しての不安や反対も大きくなるだろうけど、やはりそこは利便性とのトレードオフだと思うし、そういう不安や反対派往々にして誇張されている場合が多いから、実はそれ程心配する必要も無いかも。未来は確実にITとAIも含む方向へ進むのだから、今こういう政治家が生まれたとしても、遅すぎたくらいかもしれない。

コンクラーベ

次のローマ法王を決める「コンクラーベ」が行われて、結構早く二日目で「レオ14世」となる、プレヴォスト枢機卿がアメリカ出身初の法王に。 以前のコンクラーベでは、2/3以上の得票が集まる候補がなかなか出ず、何日も続いた記憶があるんですが、今回は結構すんなり決まった印象。しかも、アメリカからというのもちょっと不思議な気がします。

そんな中で佐々木氏がVoicyで指摘していてなるほどと思ったのが、欧州の枢機卿の人数が、以前は過半数を占めていたのが今回は30%位になり、アジアやアフリカに逆に拡散していると言うは無し。それは、欧州では若者世代を中心に「宗教離れ」しているのに対して、そういう地域では拠り所として宗教が受け入れられているから、という理由らしい。

佐々木氏の話では、宗教なる物は混沌とした社会・世界の中で秩序をもたらす存在であるので、そういう時代には宗教は「社会安定」の重要な存在として受け入れられて拡大していくという話。今でも、何となく感じる不安や危機感に対して、特に理由は無いけれど心の拠り所みたいな存在を人は求める物だけれど、それが昔は「○○教」という宗教で合ったかもしれないのは腑に落ちる話。しかし、現代のように社会が(不満や不備はあるけれど)それなりに安定して、安心して生活出来るような状態になると、拠り所としての宗教の存在感は薄れていき、宗教離れが生まれるのではという説明はなるほどなと感じます。

最近の一部政党って「宗教っぽさ」を感じるんですが、となると彼らとしては社会が混乱している方が有利であり、「貧困」とか「差別」とか声高に叫んで社会の矛盾や混乱を招くことで、彼らの存在感は注目されて高まるんじゃ無いだろうか。彼らの能力不足もあるだろうけど、具体的な政策なり提案をするのでは無く、扇情的に「○○が悪い」という敵を作る言い方にしても、何となく納得出来る気がします。更に感じるのは、日本の場合は神道とか仏教にしても、「宗教」と言うよりは、地域や日常生活の中の一部にかなり近い存在になっていて、「身近なもの」以上に「何となく生活の一部」的存在という、かなり欧米の宗教観と異なるもの。だから、逆に「宗教」というものを全面に出してくる場合には、かなり免疫が低くてついそこに陶酔してしまう人も多いのかも。どうやって宗教や宗教的な活動にと付き合っていくのは、こちらは「根比べ」ですね(マテ)。

2025年5月8日

Business Style

今でも商談の場所、特に相手がお客様とか重要な相手の場合、服装に関してはかなり気にして準備して向かうのですが、この「靴」に関しては結構大変。毎日履いていて慣れていれば良いけれど、自分のように年に何回レベルでしか履かない場合、足に対しての影響というかショックが大きいんですよね。本来の革靴ではなく、靴底やヒール部分などはゴム製などの、最近の「歩き疲れない革靴」みたいなものを利用していてもそんな感じなんですよね。

最近は素材の進歩しているし、デザインに関しても「スニーカー」と言いつつも、ビジネスシューズにデザインが似ているものも多いし、大体「ビジネスシューズ」なんていうカテゴリーが昔は無くて、ビジネスシューズと言えばプレーントゥーの革靴敷かないし、精々許されるとしたらコインローファー位。靴に関しては、以前から結構「見た目ビジネス、機能はスニーカー」的なものって多かった気がします。

最近はこの手の靴を購入していないので、最近のトレンドには疎いのですが、多分ぱっと見だけではこういうカジュアルのものかフォーマルに近いものなのか区別は付かないだろうなあ。大体、足下が気になる場合って、靴の種類よりはその靴の手入れ具合の方が私は気になるんですよね。別にワックス掛けした直後の靴で無くても良いけれど、何となくくたびれた印象って中止しなくても気になるんですよね。酷い場合には、その人の癖なんでしょうけど、かかとが潰れている靴を履いている人もいて、流石にその時には不信感を感じたけれど(笑)。

靴に関しての議論ではあるんですが、其れ以前に最近では「ビジネススーツケース」とか「ブリーフケース」みたいなものって気にしなくなりましたよね。今ではバックパックで伺っても、多分何も言われない。流石に派手な色彩のものは不味いだろうけど、黒とかダークカラーのバックパックとかスリングバックなんかでも、今では違和感は感じない気がする。また、こちらがスーツ姿で伺っても、お客様側が全員ジーンズにポロシャツという場合もあるし、まぁこの辺り私が社会人になった頃と比べたら、雲泥の差があるのは事実。日本の場合は、まだまだ保守的な空気が残っているのかもしれないけれど、それでもここ10年位でグッとカジュアルさが増したというか、フォーマルさが注視されなくなってきた気がします。そういう多様性に関しては積極的に支持したい。 

ブルーカラーの時代

週刊現代の記事から、以前は「3K (きつい・汚い・危険)」の代表的な職業にもなぞられていた建築関係の仕事が、今では週末休みで残業も無くそれでも年収1000万円オーバー というバラ色名仕事に変わってきているという話。数年前から、大工さんの人手不足が言われて、そこに材料のコストアップがあり、建築費は以前の1.5倍から下手をしたら2倍近くまで上がってきていて、当然人手不足対策のためには人件費も上げないといけないわけで、それ位までアップしても不思議は無い話。

大工さんでは無いのですが、やはり同じように以前は余り人気が無かった庭屋さん(庭師、剪定作業員)も似たような状況では無いかと思います。実はG.W.前に自宅の庭の剪定をお願いしたんですが、ここで時代の流れというか変化を感じることに。以前は昔からお願いしている馴染みの庭屋さんに自宅の剪定作業はずっとお願いしていたんですが、この方が昨年廃業されてしまったので、今回新規に新しい会社にお願いしました。最初に見積依頼をしたんですが、ここでちょっとビックリしたのは、庭師さんの人件費。以前の馴染みの会社だと、一人一日あたりの費用が、大体1万2千円位でしたが、今回の見積ではその倍の2万4千円。そこそこの人数が入る予定なので、結構な違いになります。

正直一瞬迷ったんですが、考えてみたら以前の一人1万2千円の場合でも、保険や年金等に会社の経費など引くと、多分本人の手取りは1万円にも届かない程度。一日8時間仕事をするとしても、多分時給1,000円ちょっとくらいじゃないかなぁ。今回の様な2万4千円位になると、本人の手取りは多分1万5~6千円位は行くだろうから、時給計算で2,000円余りになるから、それならば技術職としての時給としては、まぁ妥当なところじゃないだろうか。実際には、現場責任者の親方に対してはもう少し支払うだろうし、今回の作業に何人か来ていたような若手の庭師さんはもう少し安いかもしれない。あくまで平均値なので、実際には違いはあるんだろうけど、仮に時給1,500円で一日8時間として日当は1万2千円。土日は休みなので一月20日フル稼働したとして24万円。これは純粋に手取り分の推定値なので、名目的には30万円ちょっとくらいの月給になるのかな。会社組織なので、ボーナスも有るかもしれないし、まぁそこそこの収入になるような気がします。

実は今回G.W.の飛び石連休が途中に入ったので、土日の定休にG.W.の休みも含めて4連休になった時があります。さらに途中2回雨の日があったので、この時も作業は中止。流石に雨の日は満額では無く、半額とか7割位の支払になるんだろうけど、それでもそれなりに安定した仕事の上に休みも多そうだし。親方とちょっと話をしましたが、自宅のように庭付きの家は減ってきている(庭を造ってもスレートで土を隠して雑草対策したり、植樹も低い木が殆どとか)ので、こういう仕事は減ってきているけれど、街路樹とか公園とか、そういう公共施設関係での仕事は多いので、ある程度大手で無いと賄えない(人が集められない)ので、中小の剪定業者は厳しくなるようなことを言われていました。建築、剪定、その他「腕に覚えあり」の仕事に関しては、今後も生き残っていくし逆にAIに対抗できる数少ない職種だと感じました。

2025年5月7日

Pain Point

同じく佐々木俊尚氏の引用から、Steve Jobs氏がiPhoneを生み出す切っ掛けになったという、会議での雑談・悪口の必要性に関して。 「雑談こそ化学反応(=新しいアイデアの発見)」の源」と書いているけれど、それもあるけれど、このJobsの話に関して言えば"Pain Point"の明確化とそれに対しての解決策が見事に嵌まったということだと思う。ある意味、開発の中の製品デザインとか仕様定義の中で先ず一番考えられることだと思います。

あくまで私の個人的印象の話ですが、うちの会社や製品に関して言えば、1990年第終わり頃位までは、製品を作る時に先ず考えるのが「お客様ニーズの把握」という言い方。あるいは「お客様の興味を引く新機能」みたいな方向性から、新製品のデザインや機能定義をして行ったもの。だから、1980年代頃の新製品というと、どんどん複合機能化していき、その最たるものが「ラジカセ」だったんじゃ無いだろうか。昔は録音するだけの「カセットレコーダー」に、AM/FMチューナーが突いて「エアチェック」出来るようになり、音質追求のためにステレオかされ、大出力・大口径スピーカーで大型化し、さらにテープダビングが簡単にできるようにダブルカセットし、さらに音楽CDも使えるようにCDドライブも内蔵されたし。無限に機能追加することは出来ないから、当然ある所で飽和してしまい、移行は価格競争みたいな形になり衰退するわけですよね。お客様ニーズの実現と言いつつ、実はメーカー側の独善独断だったんじゃ無いかと後から反省したこともありました。

そんな反省からか、2000年代頃からは自分達の考えを押しつけるのでは無く、お客様の「困った」を解決する製品が支持されるのだろうという考え方に変わり、「困った事=Pain Point」という言い方をして、Pain Pointの洗い出しみたいなものが結構長く続きました。ただ、それを言い出すと「Windowsの問題何だから、Windowsを止めてLinuxとかApple OSに使用」という結論が毎回出るわけで、それはそうそうに御法度になったんですが、当時はどのメーカーもユーティリティとかメニューアプリみたいなものを提供しだしてWindowsの普及には結構貢献したんじゃ無いだろうか。で、Microsoftがそう言うものを段々と取り込んでいき、いつの間にかWindowsの内部機能としてしれっと登場する、と(笑)。まぁ、機能以前に、OSとしての安定性や信頼性を先ずは高めろよと当時は言っていて、MSにもBug Reportをガンガン上げていたけれど、まぁ大変な時代でした(決して今が楽になったとは言わない)。

日本の家電メーカーが往時の勢いをなくして行く中、量販店が家電メーカーのエンジニアを受け入れて自社開発・製造する家電が最近は人気なのは、量販店だから価格競争があることも理由だと思うけれどね、そのために機能限定したりして単純化することで、分かりやすい製品に戻ってきていることも大きな理由じゃ無いだろうか。よく言われるけれど、その製品に100個の機能が内蔵されていても、実際に利用されるのは一割も無い、と言うような言い回しは、自分で振り返ってみても正論だと思う。勿論、ある時に偶然自分の欲している機能が内蔵されていることを発見してびっくりすることありますが、結構そう言う事も知らずに使い続けることも多い気がしますね。だから、何か困った時にネットで調べてみると、実はすでに対策が提供されていたことを発見する機会も最近増えた気がします。何にしても、困っていることを解決してくれることが一番助かるわけで、今見えている困ったの解決も必要だけれど、見えない個待ったを解決してくれる製品が、実は一番必要だと思う。でも、その見えない困ったを見つけることが並大抵の苦労じゃ無いから困るんですよね。それが自分にとっては一番のPain Pointかもしれない。若しかしたら、AIに聞いたら直ぐに指摘してくれるかも。