本当にそう。利益確保のために今やほとんどの新聞がウェブ記事を有料化してるけど、結果としてSNSで拡散されにくくなるので世論への影響力は減じるばかり。/新聞記事の影響力は「拡散不可」でますます縮小か | 原子力産業新聞 https://t.co/4PxaqbeN1m
— 佐々木俊尚 三刷決定!書籍「フラット登山」発売中 (@sasakitoshinao) May 29, 2025
佐々木俊尚氏の引用から、有料化されて閲覧制限している新聞の影響力がますます低下するという話。あらためて「そうだよなぁ」 と納得出来る意見。私も、以前は新聞記事などを引用したり参考にする場合には、必ずその掲載記事をリンクして情報元を明示するようにしていましたが、段々と新聞各社のサイトが有料化されて、無料公開の記事が限定されてきたり殆ど無くなったりしてくると、そう言う事が出来ないので新聞掲載記事を元にここに投稿する記事を書けなくなってきているんですよね。それでも、産経新聞は無料公開を続けていたので、自然と産経新聞の記事引用が増えたのだけれど、その産経新聞も最近は半分位の記事が有料化されていて引用することが難しくなってきています。
個人的に問題だと思うの場、「有料化」「閲覧制限」しつつも、殆どの掲載記事は完全に隠すのでは無く、記事先頭の一部を見えるようにして、有料部分への誘導に使っていること。その手法は認めるとしても、問題なのはその公開部分だけを見ると本文の記事内容と正反対の意見のようにも取られる無いようだったり、その部分だけを見ても全体で何が言いたいのか良く分からない場合が殆どであること。論文のように、本文の前に短い概要を記載して、テーマと結論をまとめるような「無料公開部分」なら良いのですが、単純に本文の最初の一部を公開しているだけだから、導入部分だけだったり、本文とは無関係な話をしているところで記事が途切れてしまう。それ故に、そこしか読まない人達が誤解や曲解した内容をSNSで拡散していくので、「拡散されない」だけで無く「誤解の拡散」がどんどん広がっていく。これは、等のメディアにとっても、読者にとっても、SNSのユーザーにとっても、誰も得しない不幸だと思う。
リソースの問題やコストの問題等事情は理解するけれど、まずはメディアとしては、有料公開モデルを成立させたいのであれば、その有料記事部分の不可価値や記事品質を向上させることは当然として、そのビジネスモデルを成立させたいのであれば、その有料部分へいかに効果的効率的に読者を誘導するのか、その導入部分にもっと力を入れるべきだと思うなぁ。今の多くの契約は、基本月極など一度契約すれば全部購読できる仕組みだから、そういう一つ一つの記事の付加価値とか、読者の読書体験向上をさせることで他の記事への購読動機に繋げるみたいな努力はしないんだろうなぁ。そう言うことをやってどんどん新しい市場開拓をしないと、結局は時の流れとともに購読者数は衰退していくだけだと思う。ある意味、オールドメディア・レガシーメディアの過去の遺産に胡座をかいた殿様商売の域から抜け出せていない証拠のような気がします。
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