2025年5月9日

AI政治家

先の東京都知事選挙で、予想外の健闘をして話題になったAIエンジニアの安野高広氏が、夏の参議院選挙に新党「チームみらい」を立ち上げて参加するという記事。先のと知事選挙の様子を見ていて、個人的には期待値と高感度が高い人なので、この選挙でも頑張ってほしいけれど、正直全国の有権者が対象の参議院選挙は厳しいと思う。まずは有効投票数の2%以上を獲得して、政党要件を満たす必要があるのだけれど、そのためには120万票以上獲得する必要が有り、安野氏じしんが出馬するとしても、やはり知名度のある候補者が生まれてこないと厳しそう。

同じような手法で、「知名度」と「話題作り」で政党として足場を固めているのが、れいわ新選組の山本太郎氏だったりするわけで、個人的には余り好ましいと思わない手法。いってみれば、彼らが大規模政党に対して批判する理由の一つ「タレント議員」と変わらないわけですからね。でも選挙なのだから何らかの形で注目を集めないと票も獲得出来ない訳で、その辺りはある意味民主主義のジレンマなのかもしれない。

手法の善し悪しは別にしても、安野氏に対しては日頃政策で不満を感じるITやAIに対しての成長が期待出来る天では、個人的に応援したい人でもあります。仕事柄、また自分の趣味というか生活ツールとして、IT/AIは必須の時代ですし色々な意味でこれからの次の「パートナー」がIT/AIだと自分は思っているから。特にAIに関しては、先行している欧米や中国に対して、日本的な雰囲気というか世界観というか、そう言うものの味付けが大きな差別化になると思うんですよね。今はAIの性能向上が主流なので、技術革新がどんどん進んでいるけれど、その上に構築されるAIの世界観みたいなものの段階になると、それぞれの国なり地域なりあるいは集団の好みが強くなる気がします。その時に「和風AI」みたいな環境構築が、今の日本がインバウンドで人気なのと同じような感じで受入られるんじゃ無いだろうか。 

ITに関しては、先ずは情報インフラを世界トップクラスの容量、スピード、カバー率で全国を繋いで、それこそいつでも何処でも誰でも情報インフラへアクセス出来るような社会が出来たとしたら、最近の情報革命に続く革命が生まれると思います。ネットインフラとともに、精確な位置特定が出来るような、GPS網の構築ともリンク出来れば、例えば移動経路をモニターする事で、途中の電車や高速道路の料金引き落としは自動的に出来る(今の無人店舗の拡大版)ようになるだろうし、緊急時のSOSも自動で発生させることが出来るかもしれない。勿論、今以上の個人の行動だとかプライバシーに対しての不安や反対も大きくなるだろうけど、やはりそこは利便性とのトレードオフだと思うし、そういう不安や反対派往々にして誇張されている場合が多いから、実はそれ程心配する必要も無いかも。未来は確実にITとAIも含む方向へ進むのだから、今こういう政治家が生まれたとしても、遅すぎたくらいかもしれない。

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