2025年5月15日

United Polaris Studio

UA (United Airlines)のビジネスクラスシート"Polaris"の新シートが発表に。B787-9に導入予定の"New Polaris"は、二種類。一つは機内最前列2列に8席(1-2-1)設置される"Polaris Studio"で、これは昔のFirst Classのリバイバルみたいな感じ。これまでのPolaris Sheetよりは広くなり、モニターも大型化。またパジャマなどもデフォルトで突いてくる様子。そして、現行のPolaris Classは、通側にドアが付いて「個室化」されるようですね。 こちらは、ドア以外は現状と変わらないみたいですが、例えば機内Wi-FiがStarlinkになるとか、食事やドリンクのメニューも変わるみたいだし、スナックコーナーも出来るみたい。

UAが、もう10年位前かな、国際線のFirst Classを廃止して、Business/Economyの2クラスに戻り、そこにPremium Plusが入り、3クラスになり、今度はPolaris Studioが準First Classみたいな感じだから、名称的には3クラスだけれど実質4クラス編成みたいな感じですね。クラス名はどちらも"Polaris"となっているので、予約時に座席指定するときに料金も決まるのかなぁ。

最近はどの航空会社も「個室化」「準個室化」を勧めているけれど、個人的にはそれなりの広さがあるなら良いけれど、今のビジネスクラスの狭さでさらにドアが付くと、さらに閉塞感が高くなる気がしてちょっと嫌ですよね。ANAのTHE Roomも、シート部分のスペースが結構広くなっていて、以前のSTAGGERED SHEETにドアが付いただけなら、もう棺桶状態確定ですよね。そうで無くても、B787のシート幅はB777と比べて狭くなっている(注:個人的感想)訳ですし。

今回の新シートが搭載されるB787-9の座席数を見てみると、結構座席総数が減っている気がします。

  • Polaris Studio: 8 (0)
  • Polaris: 56 (48)
  • Premium Plus: 35 (21)
  • Economy Plus: 33 (39)
  • Economy: 90 (149)
  • Total: 222 (257)
エコノミーのシートが60席近く減って、代わりにPolaris/Premium Plusの席が同じ位増えているのだから、UAとしてはかなり客単価を上げたいという希望(欲望?-笑)が見える気がする。2026年かの就航が予定されている個の新シートの機体は、まずはUA最長路線であるSFO-SINと、多分ビジネス目的での利用が多いのだろうSFO-LHRから投入予定との事。SFO-LHRの距離が約5400マイルで、HND-SFOが約5200マイルなので、日本国内から米国本土便なら距離的には有りかなぁ。問題は「お客様の質」ですかね。今でも結構需用はあるように感じているので(Polarisクラスの取れ方から推測)、結構早めに新機材が投入される気もするけれど、でもそれならANA便の方が良いかなというのが正直なところかも(マテ)。まぁ、話のネタに一度位はPolaris Sdutioには座ってみたいかな。

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