現金決済から電子決済へと世の中が進む中、大小の電子決済方法が覇権争いを始めたと言っていいのかな。三井住友カードとソフトバンクが業務提携をして、三井住友カードの金融アプリ「Olive」と、ソフトバンク傘下の「PayPay」が連携して行くというニュース。
一応自分のメインカードが「三井住友VISAカード」なので、個人的には「勘弁してほしいなぁ...」と思うところ。いゃ、全く個人的な理由なので、どちらかのサービスに痛い目に遭ったとか、何か恨みがあるとかそういう理由じゃ無いです。大体自分は、PayPayは勿論QRコード決済には一切手を出していませんからね。三井住友カードも、今はカードに紐付けしたiD利用が購買時決済の殆どだけれど、今後はContactlessに移行することになるのは問題無いし。交通機関の乗車時決済でもContactless利用ができる場合が増えているので、今後今のSuica位まで窮したら、Suicaも止めるかもしれないし。東海道新幹線のエクスプレス予約がどうなるのかが、今の一番の懸念かな。
それぞれのサービスが相互乗り入れするのは、ユーザー的には利用範囲が増えることになるから良いのだけれど、心配するのはSMBCグループの技術基盤がソフトバンク系に移っていくことかなぁ。正直ソフトバンク系の技術系統って、確かに先進的な技術やアイデアにいち早く手を出す勇気は認めるけれど、結構当たり外れも大きいわけで、それで泣いている人も多いんじゃ無いだろうか。それが一般企業の技術提携とか協業とか言うのは、それぞれの企業の責任というか問題ですけれど、自分達の生活の中にもそういう関係が浸透してきて、場合によってはこちらに大きな影響も生まれる可能性が出てくるとちょっと困ります。利便性とか先進性はどんなビジネスにも必要なことだと思うけれど、一方で金融とか社会基盤を担うような場合には、信頼性とか安定性、さらには堅実性とか、兎に角に何があっても壊れない、止まらない、問題が生まれない堅牢完璧なシステムを考えるわけですからね。
実は、三井住友VISAカードがメインカードと言いつつも、個人的にはVpointとか興味なくて、カード利用に応じてポイントが貯まってはいるけれど、それで何か得しようという思いもなくて、現在は適当なタイミングでポイントを支払金額に充当するサービスに設定しているだけ。特にキャンペーンとかでポイントを多く獲得するのも面倒くさいと思う人なので、カード利用のメリットは現金を持ち歩かないことと割り切っていますからね。そう言う意味では、今の電子決済への流れに乗っているようで乗り遅れている人なんだろうなぁ。利用しているのは電子決済だけれど、実行している決済行動は現金払いとほぼ変わらないわけですから。「ポイ活」に邁進している人も多いのでしょうけど、いつも思うのはそのポイントを獲得するために払うお金と比較して、どれだけ得していると言えるのかという事。結構不用不急な物を購入したり、無駄な物を買っていることに気がつかないんじゃないだろうか。次の提携がどことどこなのか、そういう連鎖に繋がるのかな。
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