2回目の備蓄米放出には、20社近い企業と随意契約を結び、予定の20万t近くまで契約数が積み上がったので、一旦中止することに。今後は、今回の様に年間1万t規模の業者だけでなく、60kgの米袋1つ単位での契約などを可能にして、中小の米穀店や問屋なども対象に勧めるとのこと。今回は5kg 2,000円と言いつつも大手中心の契約になったので、地方に浸透するには厳しい気がしたけれど、3回目の個人店まで対象に出来るようになれば、かなり割安感も大きく浸透するんじゃ無いだろうか。
今回20万tの放出との事だけれど、1t =1000kgだから、5kgの米袋だと単純計算では200袋。ただし、これは玄米の場合なので精米すると1割は減るから、1tの玄米から精米製品として販売できるのは5kg袋が180個。20万tだと3,600万袋出来る事になるから、これはかなりの分量と言えそう。また、コンビニ契約をしたファミマなどは、1kg袋400円で販売するということから、製品量としては更に増えるから、暫くは既存の精米とあわせて結構潤沢に商品棚を埋めそうな気がする。今日から契約した企業には備蓄米が配送されて、早いところは精米・袋詰めをして6月2日から販売開始とのことだから、来週はこの「2,000円備蓄米」でニュースやワイドショーは埋まりそうですね。そう言えば、今回の夏場所で優勝した大の里関には副賞として福島からお米1万tが贈呈されるらしいけれど、相撲部屋ではこれくらいの量のお米を2ヶ月で食べ尽くすらしい。ということは、年間消費量は6万t?! 相撲部屋は20位あるのかな。所属力士数の差などあるから一概には言えないけれど、優に備蓄米1回分くらいは相撲関係者が余裕で食べ尽くすことになるのか(笑)。
最初の備蓄米が2024年、23年のお米中心で、今回は2022年、21年の所謂「古米、古古米」なので、品質(食味)の違いには賛否出てきそう。ただ、それなりの施設で保管されていたわけですから、問題があったら困るし、それって今回だけで無く「備蓄米システム」の問題にもなるわけですからね。そう言う意味では、備蓄米システム自体の検証にも今回はなるわけだから、更に改善して欲しいところも。個人的には、非常時に放出するための「備蓄米」なのだから、買い取り価格幾らとか、購入したら買い戻しして補填しないといけないとか、緊急時にそんなことやっている余裕があるのかと感じるルールはあらためた方が良いと思うなぁ。今回も一回目も入札制度にしたので、結果的にそこにコストが積み重なって期待するほど低価格での販売は難しそうだけれど、例えば販売価格を3,000円(税込み3,240円)とすることを条件に、放出価格も今回くらいまで落としても良かったかも。まぁ、ある意味後出しジャンケンの意見だから、もし次回同様の事象が発生したら考えるべき反省点ですよね。
うちは委託して田圃を耕作してもらっていて、毎年そこで収穫されたお米を貰っていたんですが、一昨年受け取った分のお米がやっと終わりそう。昨年は、その委託先の方が廃業されてしまって放棄していた状態で収穫はないので、そのお米を食べきるとスーパーで購入しないといけない。まぁ、自分はそんなにお米に拘りは無く、さらにお米を美味しく食べるには、その種類よりは、やはりお米の前準備と炊き方だと思っているので、まぁ色々試してみようかなと思っています。5kgって結構分量があるので、3kgとか1kg位の少量で色々な種類のお米を販売してくれると嬉しいけれど、それだと逆に手間とコストがかかって高くなるのかな。知り合いのお米屋さんで購入すれば、量り売りしてくれるので適量をその都度購入出来るので良いのだけれど、そのお米屋さんも段々と減ってきているし、今回の大手の参入で淘汰が始まるかも。それはそれで、また新たな問題の発生ですよね。
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