2025年5月28日

年金WAR

今回の三党合意の年金修正法案に関しての、河野太郎氏の反論。長いけれど、何が問題なのか説明されていて分かりやすい。一番の問題は、国民年金の目減り対策に、厚生年金の積立金を流用するというところ。私もそれなりの期間仕事をしていて、今でも毎月結構な額の厚生年金を納めているから、この対応は納得出来ない。

一番の問題は、三党合意だけでそう言う事を決めてしまうことですよね。立憲民主党としては自分達の主張を通したということで面目を保ち、与党自公民としては一度はその内容を問題有りとして削除したけれど、立憲さんが言うなら仕方ないというアリバイ作りみたいなところが、更に気に食わない。

とはいえ、打ち出の小槌は無いわけで、足りない部分は何処かから融通しないといけない。河野氏は、一律に補填するのではなく、他に収入などあり年金受給額をを越えている人には薄く、足りない人にはその分も含めて暑くと言うメリハリを付けて最適化するべきと行っているけれど、これがまぁ落とし所でしょうね。それとともに、「年金の壁」なども、もう少し高さを低くして、アルバイトなり契約社員での仕事もしやすくするような事も重要だと思うけどなぁ。ある意味乱暴なんですよね、一気に決めようとして関係者がサクサクッと話を付けるというのは。そういうやり方って、日頃野党が「数の暴力」とか行って批判していた手法じゃ無いかと思うんだけれど、自分達がいざその立場になると無問題なんですね。

自分も年金を受け取る年齢になり、正直他人事では無いけれど、かと言って100%年金を信用しているかと言えば、残念ながらそれも無い。大きな柱ではあるけれど、やはりそれ以外の収入なり保険なりは掛けておくのが必要だと思う。多分自分くらいの世代がギリギリ年金で滑り込みセーフの世代で、そこから下になると所謂「氷河期世代」などの、相当な補助が必要な世代が存在しているわけで、そういう人達に対して先ずは安心出来る対策を提供して、さらには今のように現役世代が引退世代を支えるという仕組みも、やはり税金の投入とか支給額の減額、あるいはその他優遇策を減らすことで全体のコストダウンみたいな事も勧めないと、あと10年20年位で破綻してしまうかも。個人的にはかなり重要な問題だと感じるんですが、余りにあっけなく軽率に扱われているように感じるので、与野党共に米以外でももっと仕事しろよ小一時間説教したいくらいですよね。 

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