ANAも大変だなぁと、同情を禁じ得ないトラブル。 羽田発ヒューストン行のANA NH114便のフライト中に、機内の乗客が非常ドアを開けようとして拘束され、フライトは行き先変更をしてシアトルタコマ空港へ緊急着陸したというもの。更に、その行き先変更に腹を立てた別の乗客が機内で暴れて、こちらは迷惑行為で「排除」されたという二重のトラブル。この二人に関係はなく、前者は健康上の問題の疑いもあると言う事で病院へ搬送。一方後者の乗客は警察に引き渡されたらしい。で、ダイバートした機体は、そのご4時間遅れで目的地であるヒューストンへ無事到着したらしい。
私も、仕事やプライベートで飛行機に頻繁に搭乗するようになって40年近くたちますが、流石にフライト中にドアを開けるような行為には幸いにも遭遇したことはありません。が、着陸してボーディングブリッジ接続中に、ドアに手を掛けて空けようとした場面には一度遭遇した事があります。この時はCAさんが直ぐに「まだだよ」とでも言って、ドアから引き離したけれど(UAの国内線での話)、あれももしドアレバー操作まで行ったらその場で拘束されて、こちらも暫く機内待機になったかも。巻き込まれたらいい迷惑ですよね本当に。ドアに手を掛けるだけで無く、国内線のANA便でも時々着陸してドアが開いて、CAさんが外のGSさんと乗り継ぎや引き継ぎの話をしている間に、その横をすり抜けようとする乗客(日本人のそこそこの年齢の男性乗客だった)には、最近遭遇しました。直ぐに止められたけれど、ああ言う我が儘というか自分本位の人には本当に迷惑しか感じませんね。
飛行機のドアは、安全のために一度機内に引き込んでからでないと外に開かない構造になっていて、フライト中だと機内と外気圧の差の関係で、普通の力ではドアは内側へは動かない聞いているけれど、どの程度大丈夫なんだろうか。停止してシートベルトサインが消えるまでは、物理的にドアロックがかかるような仕組みでも入れたら良いと思うけれど、今度はそれがトラブルって仕舞いドアが開かなくなる可能性も出てくるから、非常時に直ぐにドアを開けたいときに困るだろうし。その辺りのフェイルセーフの考え方をどこまで実装するか悩ましい所です。
この手のトラブルの話は、余り日系のフライトでは聞いた記憶が無くて、多くの場合は欧米の航空会社だったり、中国の話だと時々耳に入る気がするけれど、国内線のANAのフライトでこう言うことが発生するのは、やはりインバウンド効果やコードシェアで航空会社の利用にあまり特定の航空会社への依存度が減っているからなんでしょうか。これから何回位海外渡航や国内線利用の機会があるか分からないけれど、こういうトラブルに遭遇することだけは避けたいですよね。
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