2025年5月22日

米大臣

つい口から出てしまった軽口が命取りになり、辞任した江藤農水大臣。後任は、「あの」小泉氏が務めるとのことなんですが、「米大臣と言われるように」とか言うことを言ったらしいけれど、いゃぁ農水大臣の仕事は米だけじゃないでしょうと、個人的には軽く突っ込みたいところ。いつも思うんですが、何か犯罪とかが理由なら別だけれど、こう言う軽率な発言とかなら、辞任させるんじゃなくて逆に目標設定、例えば何時何時までに米価格を5kg 3,800円まで下げる、とか確約させて、それを実現させる方が国民のためだと思うだけどなぁ。野党としては、辞任させる方が気持ちはスッキリするんだろうし、そんな確約させてその通りになったら逆に政府の人気が上がってしまうから困るんだろうけど。

例えば仕事や職場の事を考えると、何か失敗したりトラブルを起こした人間を、直ぐさま更迭とか異動させるという事は、余りやりませんよね。その程度や内容にも寄るけれど、若手の人材ならばその失敗を次の糧にしてと言う事を考えるだろうし、それなりのポジションの人ならば、その失敗を自ら穴埋めしてプラスにすることを目標設定すると思うんだけど。結局責任者が替わることで、進んでいた米価格対策も一時停滞するだろうし、良いことは何もない気がする。

あと、お米が今一番話題になっているから、猫も杓子も「米、米、米」と昔の米米CLUBじゃあるまいし、と(マテ)。更に昨日の委員会かな、石破総理は「米価格は3000円台が望ましい」とか言っちゃったけれど、それって政府が統制価格を設置するという事にもなるんじゃないの。さらに言えば、その価格設定も原価を考えていないから、今後燃料費や素材費用、さらには人件費がアップしたら、それこそ4000円でも足りなくなることだって考えられる。米価格をそんなに管理出来るなら、ガソリンの軽減税を早く撤廃するとか、もっとやることがあるんじゃ無いのかと小一時間。代替の税源が無いからと、結局は100何万円の壁も壊れたのか壊れなかったのか良く分からない。今攻めるなら、そっちじゃないのかと思うのだけれど。あるいは、以前の「モリカケ」の時には野党が大同して大阪の現地視察へ行ったけれど、今回はJAとか米市場とか、そういう所に得意の「視察」はしないのだろうか。

今はお米が問題になっているけれど、少し前は野菜だったり、小麦だったり、バターだったり、その時々で色々な物が高値になる、品薄になると問題になっているわけです。で、それに慣れてしまうとか、元に戻ってしまうと何も言わなくなる。今回の米騒動だって、秋口になり新米が出てきてそれなりに供給と需要のバランスが整ってきたら、もうマスコミも野党も忘れるんじゃないだろうか。で、次のあら探しを始めるといういつものパターン。折角国民民主党が、「103万円の壁」という絶好の目標を設定したのに、その国民民主党も何かグタグタになって、あの時の勢いはどうしたと、これも小一時間。大臣を交代させる暇があるのならば、米の価格を少しでも変える努力を与党も野党も、もっと真剣に考えてほしい。勿論、米だけじゃなくて、全ての食料品だったり、ガソリン代だったり、電気代にガス代に、もう全部まとめて少し落ち着かせてほしいですよね。

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