週刊現代の記事から、以前は「3K (きつい・汚い・危険)」の代表的な職業にもなぞられていた建築関係の仕事が、今では週末休みで残業も無くそれでも年収1000万円オーバー というバラ色名仕事に変わってきているという話。数年前から、大工さんの人手不足が言われて、そこに材料のコストアップがあり、建築費は以前の1.5倍から下手をしたら2倍近くまで上がってきていて、当然人手不足対策のためには人件費も上げないといけないわけで、それ位までアップしても不思議は無い話。
大工さんでは無いのですが、やはり同じように以前は余り人気が無かった庭屋さん(庭師、剪定作業員)も似たような状況では無いかと思います。実はG.W.前に自宅の庭の剪定をお願いしたんですが、ここで時代の流れというか変化を感じることに。以前は昔からお願いしている馴染みの庭屋さんに自宅の剪定作業はずっとお願いしていたんですが、この方が昨年廃業されてしまったので、今回新規に新しい会社にお願いしました。最初に見積依頼をしたんですが、ここでちょっとビックリしたのは、庭師さんの人件費。以前の馴染みの会社だと、一人一日あたりの費用が、大体1万2千円位でしたが、今回の見積ではその倍の2万4千円。そこそこの人数が入る予定なので、結構な違いになります。
正直一瞬迷ったんですが、考えてみたら以前の一人1万2千円の場合でも、保険や年金等に会社の経費など引くと、多分本人の手取りは1万円にも届かない程度。一日8時間仕事をするとしても、多分時給1,000円ちょっとくらいじゃないかなぁ。今回の様な2万4千円位になると、本人の手取りは多分1万5~6千円位は行くだろうから、時給計算で2,000円余りになるから、それならば技術職としての時給としては、まぁ妥当なところじゃないだろうか。実際には、現場責任者の親方に対してはもう少し支払うだろうし、今回の作業に何人か来ていたような若手の庭師さんはもう少し安いかもしれない。あくまで平均値なので、実際には違いはあるんだろうけど、仮に時給1,500円で一日8時間として日当は1万2千円。土日は休みなので一月20日フル稼働したとして24万円。これは純粋に手取り分の推定値なので、名目的には30万円ちょっとくらいの月給になるのかな。会社組織なので、ボーナスも有るかもしれないし、まぁそこそこの収入になるような気がします。
実は今回G.W.の飛び石連休が途中に入ったので、土日の定休にG.W.の休みも含めて4連休になった時があります。さらに途中2回雨の日があったので、この時も作業は中止。流石に雨の日は満額では無く、半額とか7割位の支払になるんだろうけど、それでもそれなりに安定した仕事の上に休みも多そうだし。親方とちょっと話をしましたが、自宅のように庭付きの家は減ってきている(庭を造ってもスレートで土を隠して雑草対策したり、植樹も低い木が殆どとか)ので、こういう仕事は減ってきているけれど、街路樹とか公園とか、そういう公共施設関係での仕事は多いので、ある程度大手で無いと賄えない(人が集められない)ので、中小の剪定業者は厳しくなるようなことを言われていました。建築、剪定、その他「腕に覚えあり」の仕事に関しては、今後も生き残っていくし逆にAIに対抗できる数少ない職種だと感じました。
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