2025年5月14日

発言力

その政治姿勢や発言内容に賛否が大きい政治家だとは思うけれど、こういう風にきっちりと情報発信する姿勢に関しては、デジタル庁大臣を担当していた事も有るけれど、それ以前から今の時代の情報発信というか情報リテラシーは高い政治家だと思います。 

その河野氏の投稿二つですが、前者は以前から問題になっている埼玉県川口市での所謂クルド人問題。居住外国人数としてはメジャーでは無いけれど、正確な情報(データ)を示して、何が誤解なのか、何が問題なのかきっちり説明しているので分かりやすい。後者は、これも少し前から大きく扱われるようになっていた、主に中国人による日本での免許書き換え問題。これの問題は、免許切替手続きが非常に簡便であること共に、その元になる免許証が中国国内のものでは無く、東南アジア等で入手したと思われる偽造免許証の可能性も大きい事。全く根拠の無いもの(=偽造免許証)を日本で日本の免許証に切り替えることで、日本がその人の免許を裏書きしてしまい、ある意味犯罪の片棒(免許証ロンダリング)を担いでいるとも言えることが一番の問題だと思う。あと、日本で免許取得したり切り替える手続きよりも、海外の人の方が簡単というのも理解出来ない。日本の免許証を取得するということは、大前提として国内で運転することをまずは想定するわけだから、国内の標識なり注意なりを理解出来ない人間に許可することは不合理だし不正義だと思う。今後は、切替資格のある場合でもより厳密に審査することも考えて欲しいと思うなぁ。

インバウンドの急増で、例えば京都の様に普通の社会生活にも大きな影響が生まれてきている現在。政府は、現在のインバウンドの倍近い年間6,000万人の訪日も目指しているらしいので、現在の何倍ものインバウンド対策は必要。上記の、不法な滞在延長や、免許切替という問題もそうだけれど、やはり国内でのルールを守れない相手に対しては、より厳正な対応や処分をするべきだと思う。何度も書いているけれど、日本の場合は性善説で世の中の暗黙のルールは動いているので、性悪説で生きている海外の人間から見ると「何でもやり放題」とでも言えるような状況なんですよね。例えばアルコール販売も、日本ではほぼ自由にどこでも購入出来るけれど、海外だとそんなことは無い。但し、それは何処でもいつでも自由にアルコールを飲んで良いという意味では無い事は、多分殆どの日本人は理解しているけれど、海外からの人からしたら、そこで売っているんだから飲んでいいんだというのが彼らの理解。それが許されていないならば、売らなければ良いというのが彼らのロジック。そういうギャップをもっと認識するべきだと思う。

じゃぁ、国内外関係無くアルコール飲料の販売を中止するのかと言われるかもしれないけれど、販売とその製品の飲用は別問題という事を明確にして、例えば禁止されている路上飲酒をして騒いでいれば直ぐに罰金を日本人だろうとインバウンドだろうと関係無く徴収するとか、そう言う事を厳密に対処していくことが今後は必要だと思う。同様に、動画撮影目的で交通ルール違反をしていたり、回りに迷惑を掛けていたら軽犯罪で取り締まるとか、YouTubeやGoogleなどに対して公式にクレームして配信中止やアカウントロックするとか、そこまで徹底して対応するべき。そして、ルールを遵守してくれるインバウンドに対して、これまで以上の「おもてなし」を体験してもらえる努力も並行していれば、インバウンドの印象も対応もかなり改善されると思う。本当は観光庁当たりが音頭を取ってそういう行動をするべきだと思う。さらに言えば「日本でのNG行為」として、どんどんそういう動画を各国語で発信していくことも重要だと思う。「以心伝心」は日本の美徳の一つかもしれないけれど、そこは世界標準である「言うべき事はキッパリ言う」という強い対応が、今は必要だと思う。その為にも、河野氏のような発言力を、政府や議員はもっと身につけるべき。ただ、発言力は強くてもその内容が伴わないのは単なるスパムというかノイズ以下なので、そういうスクリーニングは我々も勧めないといけないのが大変ですよね。

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