2023年9月10日

曼荼羅資料

ジャーナリストの佐々木俊尚氏が紹介していていた、現在の「ポンチ絵」の話。自分は仕事で官公庁の人と出会う機会は殆ど無いので、ここまでの資料は見たことはありませんが、それでも官公庁が公開している様々な資料をみると「ごみごみしているなぁ」という印象をかなり受けます。

社会に出て仕事をしていると、この手の「プレゼンテーション資料」の作成は必須の作業の1つで、最近だとMicrosoft OfficeのPowerPointはその資料作成ソフトの代表作。今はパソコン等で資料を作成して、それをプロジェクターや大画面モニターに表示して情報共有をしながらミーティングをするわけですが、自分が社会人になった頃はまだパソコンが仕事で使われ始める前の時代で、ミーティングでの情報共有手段としては、「OHP (Over-Head Projector)」を使用していた時代。蜜柑箱くらいの箱の中に強力なランプが内蔵されていて、上面が平面に近いレンズが填め込まれていて、下から照らすようになっています。 そのレンズの上に透明なシートにマジックなどで書いたものを置くと、その上にある鏡に反射して正面のスクリーンに大きく表示する、言ってみれば「動かない映画」みたいな仕組み。その透明なシートには「OHPシート」と言うものがあって、印刷した紙に重ねて熱転写装置みたいなものに通すと、印刷された文字や図形が黒く転写されるので、それをOHPの上に乗せると正面のスクリーンに表示される仕組み。昔は、手書きで直接透明なシートに書いたり、暫くするとMicrosoftのPowerPointとか、今は無き(?) LotusのFreelance等のアプリでプレゼンテーション資料を作成し、それをプリンターで印刷してからOHPシートに転写してミーティング資料をよく作っていました。当時はホストコンピュータを端末利用して仕事をしていましたが、大きなフォントで印刷出来るようなツールがあって、それでプレゼン用の資料を印刷してOHPシートに焼いてよく利用していましたねぇ。

そんな状況だったから、昔のOHP時代の資料は基本黒一色で余り細かな図形などは上手く転写されないので、結構大きく作図したり文章(テキスト)も読めるように大きめのフォントを使用したもの。だから当時の資料作成は、完結にまとめることとが一番要求されていたように思います。それでも、OHPに凝る人だと、OHPシートに熱転写してから、色つきのセロハンとか貼り付けて「カラーのOHPシート」を作る職人とかいたりしたなぁ(笑)。OHPから、最初はプロジェクターに移行しだしたのは何時くらいだったなかなぁ。2000年前後くらいだろうか。プロジェクター自体まだ高価な時代だったので、パソコン用のサイズの大きなモニターをミーティングルームにおいて使用する事も多かった気がします。パソコンに接続して表示させるんだけれど、当時はまだアナログ接続が殆どだったから、余り細かな表示が出来ず、OHP時代と比べてカラフルにはなったけれど、内容はやはりシンプルに分かりやすくというのが「良いプレゼン資料」の要素でした。当時は、パソコンの解像度もXGA(1024×768)位だったから、画面表示するにしても限界がありましたからね。それが今では4Kモニター何て当たり前だから、より緻密な表示が可能になっているし、より見栄えが大事な状態になってきている気がします。

noteで示されている「資料」は、文字通り「資料」であって「プレゼン資料」では無いんですよね。昔のように、全品が一つの画面を見て会議をする時代から、今は一人一人が自分の画面を見て会議をする時代になっているので、必要ならば拡大しても良いし、全部を見なくても良い場合もある。そうなると、同じ情報量でも複数のページを書籍のようにページ移動しながら情報参照するよりは、一枚のページ上に全ての情報がまとめられた方か参照しやすい。恰も、コンピューターのメモリーシステムみたいですよね。前者がページングで後者が単一アドレスというような仕組み。今は、印刷したり画面で参照することが前提だから、ぎゅっと圧縮したような内容(=画面)になるけれど、これが例えばリモート会議がZoomとかではなく、VR環境で行われるようになったら、今度は同じ資料でも今のような平面(二次元)から立体的な三次元の記述も出来るようになるから、更に複雑に成るんじゃ無いだろうか。ただそうなれば、自分の視点から見たいものだけを表示させたりすることで、余計な情報や不要な情報を隠すことで、逆に情報は詰め込まれていても、見やすくなるかもしれない。今の複雑な曼荼羅資料だって、要素毎にレイヤー化されていて、レイヤーをON/OFFすることで必要な情報だけ表示出来るようになったら、実は必要な情報へシンプルにアクセス出来るようになるかもしれない。

中部電力がSMR企業出資

中部電力が、米国の小型モジュール炉(SMR (Small Modular Reactor))開発企業のNuScale Powerへ出資するというアナウンス。原子力発電所を有する国内の電力会社の一つである中部電力は、唯一の原子力発電所の浜岡原発が東日本大震災時の政府要請で運転停止して以来、まだ再開していない状態。かなりのお金を掛けて防潮堤工事など進めていて、予想される東南海地震対策も進んでいるけれど、地元自治体の了解などを得るのは厳しい様に見られていて、発電再開時期は全く分からない状態。

原子力発電にも、メリット・デメリット、色々あると思うんですが、大出力が可能なゆえに施設が大規模になり、それ故に建設まで時間も掛かるしその後の運用にも色々制限が多くなるのが問題の一つかなと思います。また、東日本大震災では、福島周辺の三つの原発が停止し、その後全国の原発停止にも繋がったわけですが、規模が大きすぎるが故に一旦停止した場合の影響が大きいことも問題かなと思います。分散させることで、建設の制限やリスクを減らして、さらに万一運転が止まった場合のリスクも低減できる一つのアイデアが、このSMRじゃないかと個人的には強く感じます。

中部電力の営業区域を見ると、愛知県を中心に三重県、岐阜県、長野県、そして静岡県の大井川以西がその範囲。例えば、東京電力が福島県や新潟県に発電設備を設置しているように、中部電力も福井県とかに原子力発電設備を設置する事も可能だろうけど、それはなかなか大変だろうし、今の浜岡原子力発電所以外の設備を作ることはかなり難しいでしょうね。SMRと言いつつもその規模や性能にも寄るけれど、岐阜県とか長野県などの山間部にも設置する事は可能だろうし、特に長野県は精密機器製造が産業として大きいだろうから、安定して安価な電力供給があればかなり産業基盤として有利に成るんじゃ無いだろうか。

中部電力の浜岡原子力発電所には、1号機から5号機の5つの発電所が有り、1号機と2号機はすでに運転終了している状態。1号機2号機の廃炉作業が進んでいるけれど、廃炉完了予定は2036年度とまだまだ先。ただ時期的には、今回のSMRが実用化されて、アメリカ等でそれなりの実績を積んだ時期に設置できるタイミングでもあるだろうから、ここに入れ替えて設置していくのは良いのではと個人的には思うところ。本来ならば、津波被害が想定されない、もっと内陸部の方が良いとは思うけれど、地盤だったり防潮堤だったり既存の対策設備が活用出来る事はメリットに成るんじゃ無いだろうか。批判も多い原子力発電だけれど、日本にとっては低コストで重要な電力供給できる重要な設備だと思うんですよね。トヨタ自動車が裾野市に開発をしている「ウーブンシティ」は、「電気中心都市」にも成るんじゃ無いかと思います。中部電力管内では無いのだけれど、SMRのような小型だけれど高出力で安定した電力供給技術がこういう都市に、そして将来的には人口減少もあって地方などで分散化していく都市に必要な社会基盤になるような気がします。

2023年9月9日

フットボールシーズン開幕

NFLの開幕戦(Lions vs Chiefs)が始まり、残すところは今日から始まるX1 Superの試合だけで、これで世界中が「フットボール2023シーズン開幕」になるわけですが(?)、その昨日(現地木曜日開催)のLions vs Chiefsの試合は、下馬評を覆すLionsの21-20での勝利という波乱の開幕。

先週くらいからかなぁ、YouTubeのタイムラインにはどんどんアメフト関連動画の「おすすめ」が掲示されるようになり、登録している猫動画とか工作系の動画がどんどん隠れて流されていってしまい、気がつくと幾つか見逃していたものも有ったりして困ることも。NFL関係は、今シーズンからDAZN配信となったNFL Gamepassを今シーズンも契約したので、まぁ何時でも全試合フル動画でも15分とか40分のハイライトでも視聴できるので良いのですが、困るのはカレッジの試合。NFLの何倍もの動画配信があり、中には例えばNotre Dame等は自分のチャンネルで試合のフル動画を配信していたりしていて、同様にカンファレンスで試合を公開しているところとか、ESPNだとほぼ全試合のハイライトを流しているので、もうね1日24時間が100時間位あっても足りないくらい。

社会人(Xリーグ)の試合では、最上位のX1 Superとその下のX1 Areaは、昨年同様rtvが放送をして、これは有料契約での配信。X2/X3の試合は、有志によるYouTube配信でカバーされていて、こちらも全試合を視聴することが可能。先に始まっているX1 Areaの試合では、最後に逆転サヨナラフィールドゴールが有ったり、結構接戦の試合が多くてなかなか楽しめるシーズン開幕でしたが、今日から始まるX1 Superの試合はどうだろうか。シーズンの最初は、上位チームが会チームと対戦する組合せからスタートするので、そこに入らない中堅同士の対戦が一番地からのぶつかり合いで面白そう。勿論フットボールファンとしては、会チームによるアップセットを期待したいのですが、なんせ試合数が少ないしチーム数も少ないしでは、なかなかアップセットも起こりにくいかも。でも今年の各チームの戦力具合を見ていると、中堅下位チームがかなり戦力補強をして力を付けたように見られるので、案外今シーズンは波乱のシーズンになるかも。

最上位のX1 Superは、リーグ戦が5試合しか無いので、9月2試合、10月2試合、11月初めに1試合と、僅か2ヶ月少しでリーグ戦は終了。その後、6チームずつのブロック内で、上位4チームはライスボウルトーナメントに出場し、残りの下位2チームは順位決定戦が有るので、11月にもう1試合は必ずあります。ただ、少なくともX1 Super 12チームのうち4チームはその11月の2試合目で今シーズン終了となるし、ライスボウルトーナメントに進出して初戦(準々決勝)に勝利した4チームのうち2チームも12月の準決勝でシーズン終了。順位決定戦で敗れたチーム2チームは、やはり12月にX1 Areaとの入替戦に臨むのですが、最後のライスボウルも1月3日ですから、X1 Superの2023シーズンは長くても9月から12月まで4ヶ月という非常に短い時間。色々な理由有りますが、もう少し試合数を増やしてシーズンも長く取らないと、やはり他のスポーツと比べても露出度の問題で劣る気がします。米国のカレッジで10~12試合位だし、NFLだとリーグ戦で17試合ですからね。今日、明日は、台風の影響が心配されたけれど、何とか天候は持ちそう。良い試合を期待したいですね。

CM起用終了

ジャニー喜多川氏の性加害問題で揺れるジャニーズ事務所ですが、先日の会見で全面的にジャニー喜多川氏の非を認めて謝罪し、これまでの謝罪や補償などにも言及し、内容的にはそれなりに受け入れられて評価される物だったんじゃ無いかと言う気がします。被害者の会側としては、勿論100%納得出来る内容では無いと思うけれど、既にジャニー喜多川氏は故人であり、また時間を巻き戻すことは出来ない訳で、後は当事者同士がしっかり話合いをして妥協点を見つけていくしか無いと思います。「具体的な補償内容が示されない」と批判意見もあったけれど、例えばこの時点で「一人当たり〇〇円の補償をします」とは言えないでしょう。さらに言えば、今でも問題になっている被害者に対しての反応の中には度が過ぎている物も有るようだし、暫くは両者はメディアに出ること無く直接話合いを進めれば良いんじゃ無いかと思います。

会見後、大手企業からはジャニーズ所属タレントを起用したCMの打ち切りや契約終了が幾つも伝えられてきて、それは企業イメージ重視のCMであるから理解出来る対応ではあるけれど、一方でメディア関係特にエンターテイメント関係ではジャニーズ所属タレントの存在は、量・質ともに置き換える事が出来ないくらいの存在なわけで、従ってそういう方面からの批判とか採用中止みたいな話は聞こえてこない。その状況こそが、今回の性加害問題が50年以上にもわたって続いた最大の理由だと個人的には思うし、だからこそその部分をもっと批判しなきゃ行けないと思うけれどそういう空気は感じられない。その温度差というか、対応の違いが今回の問題を生んだ最大の原因だと思うんですよね。

素朴な疑問として、今回これまで採用していたジャニーズ所属タレントのCM契約を終了した、例えばキリンビールとかアサヒビールとかJALと言った企業は、ジャニーズ所属タレントが出演するような番組スポンサーも今後しないのだろうか。でも、ドラマ番組等の様に予め出演者が分かっている番組のCM枠なら事前に判断出来るだろうけど、例えば毎回ゲストが登場するような番組とかだと、その放送回だけスポンサーを降りるとかするんだろうか。確かに「ジャニーズ」という名前が使われる事は、イメージ重視のCMとしては困るだろうけど、となると既に活動して人気も獲得している「ジャニーズ〇〇」というグループ等は今後活動出来なくなってしまう。まぁ、今回契約終了を言った企業にしても、有る程度時間が経過してほとぼりが冷めるとか、加害・被害者双方の話合いが進み合意形成が出来るようになれば、またCM起用なども復活するのだろうけど、それならばそれで単にCMタレントとしての起用停止だけでなく、番組に対してのCM拠出も停止するくらいのことをやらないと、もう一つの原因要素であるメディア(=エンタメ業界)に対しての圧力にならない気がする。

そう言う事を色々考えていくと、やはりメディア(放送、雑誌、イベント)の責任は、加害者本人のジャニー喜多川氏、その周辺にいた姉のメアリー喜多川氏や側近といった直接の関係者についで、三番目くらいの重要度で責任があると思うなぁ。その性加害行為の隠蔽工作があまりに完璧で一切外に知られることが無かったというのであればまだしも、これまで何度も被害を訴える声は出ていたけれど、結局はそのまま無視されるか潰されるような状態で消えていったわけですからね。それに、今回の一連の流れの発端も、英国BBCの報道から始まったわけで、決して国内のメディアが何かしたからと言うわけじゃ無い。そのBBCの報道だって、最初はそれ程重視されなかったわけだし。今回のジャニーズ事務所の会見は、時間制限など設けずに4時間以上も質問対応や説明をしたこともあり、取材する側の評価も高いものも有ったけれど、一方でいつもの人達によるしょうもない質問(というか、自分の意見表明?)もあったわけで、結局メディアは反省している素振りを見せているようで、自分達の責任を認識せずに逆に希釈しようと利用しているだけ。それならば、タレントのCM起用終了だけでなく、メディアに対してのCM供出も減らすことでメディアの猛省も促すようにしたらどうだろうか。そういう所も、企業責任だと思う。

ガバナンスの問題

今に始まったことじゃないけれど、なんでこの人達は学習効果というか、素人にも簡単に予想できる様なブーメランを先ず考えないのだろうか。例によって、与党政権を揺さぶるために、農水大臣の失言を取り上げたら、それは自分達の一部議員の発言に戻ってくる事は明らかじゃないの。それとも、一部議員がそういう発言をしている事を、この人は知らないのだろうか。いゃ、一人二人じゃ無い訳だし、それなりに知名度のある議員が「汚染水」と公の場所で国民に向かって発言しているわけですから「知らない」では済まされないと思うのだけれど。 

前も書いたけれど、確かに野村農林水産大臣の「汚染水」発言は、その発言をした場面が官邸から出る時に歩きながらと言う、公式の場での会見とか公の発言とも違うけれど、「汚染水」と言ってしまったことは失敗。自身も関係する水産業への影響を考えると、やはり「偶々」というような理由では釈明するのは厳しいし、もっと緊張感を持たないといけないことは確か。この大臣、中国の全面禁輸に関しても「予想外」とつい本音が口に出てしまい、責任者としていかがなものかと批判を受けていたけれど、まぁそういう批判が出ても仕方が無い発言であることは確か。せめて「自分で自分達の首を絞めるような行為をするとは予想外だった」位の言い訳なら、まだ支持もされたかもしれないけれど。

ただ、その担当大臣の失言以上に不適切なのが、立憲民主党議員の「汚染水」発言なわけで、党代表が「統一見解は『処理水』です」と言っているのに、そんなことお構いなしで「汚染水」と連呼している状況を考えたら、単純に大臣の失言を責めても意味が無い。責めるんだったら「予想外」の方を指摘して、「どれだけの支援策をやるのか、例えば自分達ならば〇〇の支援を考える」とか自分達のアイデアを売り込めば少しは株も上がるのに。そう言う事を考える事も出来ないし、仮にそういう発言を思いついても、代替案となるものを考えていないから提案型の質問が出来ないんですよね。それも今に始まったことじゃない。

この立憲民主党と国民民主党を支援する連合は、どうしたいのかいつも不思議。国民民主党が与党入りすれば、より自分達の欲する政策や施策が実現しやすくなると思うけれど、そうなると連合の中の支持団体が分裂するからそれを許さないみたいな話が有リマした。所属する労働者から見たら、いつまでたっても何もしてくれない「野党第一党」よりは、少しかもしれないけれど自分達の要求を実現してくれそうな「与党の一勢力」になる方が利益は大きいと思うのだけれど。野党側だろうと、与党側だろうと、主体となる自民党に対して、良いことならば支持して政策を加速させるし、駄目なところはしっかり反対してブレーキを掛ける役目には変わらないはず。ただ、野党側にいるとどうしても支持する行動は与党に組みしていると取られるから、ブレーキというか「何でも反対」みたいな態度に陥る可能性が大きいのかな。重要課題に関して、党の方針とは真逆な考えを変えないのになんのお咎めも反省もない事は今に始まったことでは無いし、結局は政党としてと言うよりは意志決定の集団としてのガバナンスが機能していない照明であり、そういう集団に重要な決定は任せられないというのが殆どの人の気持ちだと思う。

2023年9月8日

メディアの「忖度」

昨日のジャニーズ事務所の会見。私は外に出ていたのでリアルタイムで観たわけでは無いし、4時間もの長丁場ということで全部を見たわけでは無いのだけれど、ジャニーズ事務所側がジャニー喜多川氏の性加害を全面的に認めて、補償や救済に対しても可能な限り対応する旨表明していて、今回被害を訴えた被害者の会としても、満足はしないだろうけどその内容に関しては理解出来る、あるいは交渉をスタートするに値する内容では無かっただろうか。ジャニー喜多川氏を生き返らせるわけには行かないし、時間を戻すことも出来ない以上は、どこかに落とし所を見つけないと行けないわけで、それって結局は被害者側・加害者側、双方がどこかで歩み寄らないと実現しない。どこへ収斂するかは分からないけれど、ジャニーズ事務所側が性加害を全面的に認めて謝罪したことは大きいと思う。

現在の社長である藤島ジュリー景子氏が辞任をして、新社長に東山敬之氏が就任するという組織変更は、多分今できる範囲の人事異動という意味では最善なんだろうな。元々、ジャニー喜多川氏やメアリー喜多川氏が亡くなった時に、次の社長候補にも話題挙がっていたくらいだから、今回の社長就任も現状では一番の洗濯のような気がします。それに東山氏としても責任の一端を認めて、タレントとしての活動は年内で引退し、その後は社長として人生をかけて対応するとまで言い切っているわけだから、その覚悟は認めるべきだと思う。一方で、性加害者自身の名前(ニックネーム)を冠した「ジャニーズ事務所」という会社名を、暫くは続けることには賛否有るようですが、仮にここで名称変更をしても「加害行為隠匿だ」とか「責任逃れ」というようなことを言う人は出るだろうし、現時点ではどちらにしても収まらないと思う。会見では「ヒトラー株式会社やスターリン株式会社に匹敵する」と糾弾されたけれど、実際にそういう名称の会社は存在するらしい。それに「ジャニーズと言う名前を聞きたくない」という被害者の方の意見は理解出来るけれど「ジャニー(ズ)」は一般的な名称でもあるので、世の中から完全に消すことは出来ない。少なくともジャニーズ事務所側がこの名称を背負って、被害者の会側と何らかの合意点に達するまであえて茨の道を選択したと思えば、その覚悟は理解する価値があるのではと思うなぁ。仮に自分が東山氏の立場だったら、やはり直ぐに名称を変更するのではなく、まずは被害者の会との合意形成を優先して、例えばその中で「会社名称の変更」というような要求があれば、それを受け入れる形で変更するのが一番抵抗がない気がする。仮にその様な要求が無くて、一つの区切りを付けたので心機一転再スタートする、と理由付けても良いだろうし。「名称変更」という大きなイベントは、言い方は悪いけれどそういう大一番に取っておいたとも考えられないだろうか。それは社長として、被害対応だけで無く既存のメンバーの保護もしなくちゃ行けないわけで、そのためには許される「戦略」だとも思いますね。

何度も書いているけれど、この問題は昨日今日始まったわけでは無いし、そういう状況があるにもかかわらず隠されているという告発は何十年前からも有った話。東山氏を始め、既存メンバーの関係や行動に対して批判する意見も会見では出されたようだけれど、それを言うのであれば先ずはメディア、特に芸能関係のメディアは先ずは自分達はこの状況を認識していたのかどうか、認識していたならば何故公に指摘して批判しなかったのか、その説明を先ずするべきだと思う。この会見後、各メディア(放送局)からは定型文のような声明が出されているけれど、被害者の会で指摘された「メディアの責任」に付いては言及するものの、その実体を説明したり釈明した内容は無く、あくまで「善意の第三者」みたいな立場を守ろうという雰囲気を感じます。ジャニー喜多川氏の行為は、もう60年位前から始まっていたと言われていて、その頃のメディアに対しての影響力って、それ程無かったと思うんですよね。あくまで想像ですが、当時の関係者は「困った趣味だなぁ」くらいの認識でいたんじゃ無いだろうか。それがだんだんと影響力を持ち出すと、ますます指摘辛くなり結局は暗黙のうちに見て見ぬ振りをするようなってきたのでは。「メディアの忖度」という意見も出ているようですが、まさにそれだと思う。それとともに、芸能人やタレントさんの中には、ジャニー喜多川氏と付き合いの深かった人もまだ多く存命しているわけで、なんでそういう人達に対してインタビューするなり裏取り取材をするなりしないのだろうか。あれだけ大騒ぎをしているのに、直接取材なり対応しているのはジャニーズ事務所の関係者だけというのは、逆に不自然な気がする。だって、政治家とか芸能人が不祥事をしたとなれば、本人やその家族だけで無く、両親だったり昔の同級生だったり、とことん取材しているじゃ無いですか。ジャニー喜多川氏は表に出ない人という事でずっと謎の人物だったけれど、それは業界関係者が報じないだけで業界の中では周りの人との付き合いが無ければ、あれだけの人材を芸能界へ送り出すことは出来ないと思うなぁ。

その会見では、東京新聞の望月衣塑子記者が参加して、いつもの様な自己中心的な質問(意見開帳?)を繰り返して顰蹙を買っていたみたいだけれど、彼女の場合その前に開かれた被害者の会でも質問と称して自分の主張を押しつけて、たまりかねた被害者の奥さんから逆ギレされるという騒動を起こしたみたいだけれど、ああいう実情を知らないでも勝手な思い込みで注目を浴びようという輩も、これからは色々登場してくるんでしょうね。そう言う意味で、公の会見は被害者・加害者どちらもこれを最後にして、後は関係者だけで、弁護士同席の形で内密に互いに合意形成をするべきだと思う。で、最終的に合意に達したところで、例えば両者同席して会見してこの問題に関しては終了するべきだと思う。で無いと、良くも悪くも両方の人達への圧力だったり誹謗中傷みたいなものは出てくるだろうし、それは誰にとっても利益にならないだろうし。被害者の会が声を上げて、それに対して加害者側が対応する事を明言したわけで、後は余計な雑音の入らない静かな場所で両者が膝を突き合わせて話合いをすれば良いと思う。なんと言っても一番問題であり邪魔なのは、メディアの介入だろうから。

UA Leg#9: SDJ-OKA/-HND

前日のフライトから一夜明けた仙台は、朝から快晴の天候。到着した夜のニュースで見聞きしてビックリしましたが、到着する前の仙台市やその周辺地域はかなりの豪雨で大変だった様子。実は、空港から仙台への空港アクセス戦が反対方向の電車との連絡で10分近く遅れたり、仙台駅に到着したらホームが人出ごった返していて暫く身動きできない状態だった理由が理解出来ました。 

朝はゆっくりと朝食をいただき、その後もメールチェック等をしてホテルを出たのが10:00頃。ホテルを一歩出たところ、前日の雨の影響もあるのが「涼しい...」という天候でちょっとビックリしました。偶々建物の陰だったこともあるのでしょうけど、やはり北の都仙台らしい気候だなぁと感じた時でした。でも、その後仙台駅へ向かって歩いて行くと日差しも強くなり、やっぱり残暑厳しい天候に戻りましたが。その後仙台駅から空港アクセス線に乗車して、30分程で仙台空港に到着。オンラインチェックイン済みなので、保安検査場を通過して制限区域内に入り、ひとまずANAのラウンジへ入って落ち着きました。

1) SDJ 12:00 - OKA 15:05 (NH1863)

ラウンジに入った時には数名程度だったのが、お昼近くになると混み出したので少し早めに外に出てゲート前で待つことに。と言っても、出発ゲートの5番ゲートはラウンジを出た正面なんですが。暫く待った後、定刻の20分前から事前改札が始まり、直ぐにグループ1からの優先搭乗も始まり機内に入ります。今回も使用機材はA321の新しい機体で、シートも前日同様新シートでちょっと嬉しい(笑)。その新シートですが、前日は最前列に座ったので気がつきませんでしたが、今回2列目に座ってふと前を見ると、シートの下に隙間があります。この日は小さめのショルダーバッグ一つで移動していたので、そこに荷物がすっぽり入りそうなサイズ。そこでCAさんにここに入れて良いか確認したところ、先輩CAさんにも確認して、取りあえず入れて見て様子を見るという話になり、私のバッグを入れたところ、丁度隠れるサイズでOKをいただきました。A321の窓際後ろの席に座ったら、これからこれを利用しよう。

定刻の5分程前にドアクローズとなりプッシュバックも定刻よりも少し早めに開始。暫くするとターミナル側のRW27へ移動して直ぐに離陸開始。定刻12:00に対して離陸したのは12:10と非常に素早い離陸となりました。この日のフライトも台風の影響で途中揺れが酷くなることが予想されるという事で、離陸後も暫くは結構ガタガタと機体が揺さぶられ筒のフライトになりました。飛行ルートは、離陸後は少し何かして南寄りのルートを取りましたが、その後福島上空当たりからは、真っ直ぐに名古屋を目指し紀伊半島の先端を掠めるようにして東シナ海へ出るとほぼ真っ直ぐに那覇空港を目指すルートで飛行していきました。

操作が楽ちんな電動シートを目一杯倒して、足下のフットレストの位置等を微妙に調整しつつ快適なフライトに。最新機材だからか、Wi-Fiの接続具合も安定していて寝っ転がりながらメールチェック等して時間を潰しました。那覇空港に近づくと、いつもの様に沖縄本島を時計回りに回り込んで第2滑走路のRW36Lへ進入。着陸したのは定刻よりも20分近くの早着で、その後34番ゲートへ移動して入りましたが15:00前に到着出来ました。この後は、いつもの様に所用を済ませる予定でしたが、フライト中に急ぎの用件が出来てしまい、ゲートを出るとそのままANA Suite Loungeへ直行。座る間もなく電話ブースを借りてリモート会議をする等、結局2時間弱の接続時間は電話とメール確認で終わってしまいました。

2) OKA 16:40 - HND 19:10 (NH472)

ラウンジに入ったけれど、殆ど座る余裕はなく冷たいお茶だけ流し込んで再びゲートへ向かいます。出発ゲートは33番ゲートで、ゲート前には多くの搭乗待ちの人の列が出来ていました。事前開発は少し早めの16:15から始まり、グループ1の優先搭乗が始まったのは16:22頃から。満席に近い乗客数なのか、結構搭乗に時間が掛かり、ドアが閉まったのは定刻の16:40でした。

5分程してプッシュバックが始まり、反転して暫くすると反対側のRW36Rへ移動します。夕方だからなのか、離陸待ちも無く誘導路から離陸開始の合図の四点鐘を慣らしながら、滑走路に入るとそのまま加速開始となり、羽田空港へ向けて離陸しました。

沖縄を飛び立ち暫くはそれ程揺れは無かったのですが、伊豆半島沖に差し掛かるくらいから結構大きめの揺れが始まり、シートベルト着用のサインが早めに点灯します。直ぐに結構大きめの揺れが始まるんですが、そういう時に限って立ちあがったり、上の荷物入れを開けようとする乗客が出るんですよね。一番前のジャンプシートに座っていたCAさんが「お客様ご着席ください」「シートベルトをお閉めください」と何度か注意する声を掛けていて、多分飛行機に乗り慣れていない人が多いんだろうなぁと感じます。

夕方のラッシュ時間帯や台風の影響で、羽田の着陸順番待ちは不明と事前に機長アナウンスがあったんですが、運の良いことに搭乗機は真っ直ぐに房総半島上空に差し掛かると、木更津市あたりで左にターンをしてA滑走路のRW34Lへ機首を向けます。着陸したのは19:00丁度くらいで、そこから到着ゲートの62番ゲートへ移動してゲートインしたのがほぼ定刻位でした。この後品川駅へ京急で移動して、ひかり号で帰宅しましたが、20:00台の遅いひかり号でしたが結構混雑していてビックリ。翌日台風の影響で交通機関が乱れることをニュースで言っていたので、早めに移動する人が多かったのかなという感じでした。

2023年9月7日

ダイバート


フィリピンLCCのセブパシフィック航空機が、福岡空港の門限に間に合わず北九州空港へダイバードし、そこからマニラに再び戻った件。TLを眺めていると航空レイヤーからは、そもそもダイバートの理由が分からない、ダイバートして残存燃料が厳しいならば何故エマージェンシーを宣言しなかったのかといった疑問が出ていてなるほどな、と。更に個人的には、北九州空港に着陸した後、何故福岡空港では無くマニラに戻ったのかも疑問。 

ゴーアラウンドする映像も流れていたんですが、特に強風だとか悪天候という様子も無く、何故着陸を止めたのかそもそもの理由が不明なんですよね。しかも、その後北九州空港まで飛ぶ余裕があるなら、エマージェンシー宣言をしてもう一度着陸を試みる余裕くらいはあったように思うのに、何故それをせずに北九州へ行ったのだろうか。で、その北九州空港には入国審査の設備が無いので乗客は機内から降りられずにそのまま待機し、挙げ句の果てに再びマニラに戻るという自体に。狭い機内で、10何時間も缶詰状態では溜まらないでしょうね。それにつけても、何故朝一で福岡空港へ飛ばなかったのか、それが凄く不思議。何かスロットの関係とかあるんだろうか。それならそれで、余裕がありそうな広島空港とかに降りて乗客を降ろしても良かった気がするけれど。

メディア等では福岡空港の「門限」の問題と見出しを付けて伝えているけれど、これってセブパシフィック航空の運航不手際の話ですよね。同機のフライトスケジュールは、福岡到着は19:35で出発が35分遅れたらしいので、それを加味すると20:00頃に福岡空港に着陸しようとして着陸中断した事になります。その後北九州空港へは20:36着陸したということで、少なくとも30分位は飛行する燃料の余裕はあったわけです。となれば、福岡空港でエマージェンシーを宣言したら、あと2回位のトライアルは可能だったように思うんですよね。

それに対して、北九州空港に回り着陸したのが20:36でスポットにはいったのが20:55。仮にそこで給油をして福岡空港へ再び向かうとしたら門限の22:00に間に合わないと言う事なんだけれど、北九州-福岡のフライト時間は15分位だろうし、燃料補給もそんなに沢山搭載する必要は無いだろうから、何とか間に合いそうな気もしますが。フライトプランの作成・提出とか、事務手続きに時間が掛かり間に合わないという事も有るのだろうか。結果的にそれが門限に抵触したから北九州空港に一泊することになったんだろうけど、でもそれは副次的な話でやはり一番の原因は理由不明なゴーアラウンドだと思うし、その後の処置を適切に執らなかったセブパシフィック航空のパイロットの責任だと思うなぁ。だから、見出しで「福岡空港の門限」と言うのは適切では無いと思う。

Westin Sendai

BONVOY系19滞在目(21泊+10泊)は、Westin 仙台。「数年ぶりのWestin仙台」と書こうとしたら、今年の4月にその時は8年振りに滞在していました(笑)。人の記憶なんていい加減なものだと再認識。仙台空港に夕方到着して、空港線を利用してJR仙台駅へ移動。そこからは徒歩でホテルに入りました。この日の仙台は、日中は激し雨で大変だったみたいですが、到着した夕方には落ち着いていて、小雨はまだ降っていたので持参した折り畳み傘を出してさして歩いて行きましたが、後からテレビで観たニュース映像と比較したら全く桁違いな様子でビックリしました。

横浜のWestinもそうですが、何故か駅から少し距離のある立地のWestin。仙台も例外では無く、駅前のバスターミナル上空のコンコースを渡り、そこからでも見えるホテルの「Westin」ロゴを目指して10分ちょっと歩いて到着。同じくWestinあるあるだと思いますが、受付会が上の方にあるのに1Fから上がるエレベーター口がよく分からない。この時には、エレベーター入口前にもスタッフさんがおらず、暫くウロウロしていたらどうもホテル宿泊客と思しき外国人さんが来たので、その後に付いていって無事に26Fのチェックインフロアーに上がることが出来ました。

チェックインを済ませて、35Fの部屋に入り先ずは一服。丁度夕方のカクテルタイムが始まっていたので、26Fのラウンジへ行ってみました。ここはそんなに広くは無いけれど開放感があって個人的には好きなラウンジの一つ。席の埋まり具合は7~8割位でしたが、そんなにざわついた様子も無く落ち着いて食事やアルコールを楽しめる雰囲気を感じるのは、客層が良いからなのだろうか(失礼)。ラウンジのフロアスタッフも、今回はアフリカンアメリカン系の女性スタッフ一人が回していて、その後日本人と思われる女性スタッフが途中加わりましたが、スタッフ一人でもマネージできるくらいの状況というのは珍しい気がします。偶々自分が利用する時だけかもしれないけれど、この落ち着いた感じはこれからも維持して欲しいなと思いますねぇ。

その後、もう少し飲み足りないという事で、同じフロアーにあるバーラウンジへ移動して軽く飲み食いして終了。部屋に戻って、仕事のメール整理やデータの整理をして仙台の夜は過ぎました。結構ぐっすり就寝した後翌日の仙台は快晴の天気。朝食は、ラウンジでは無く同じ26Fのビュッフェレストランで頂けるという事で、スタート時間の07:00に行ったらもう7割位埋まっている感じでビックリ。半分以上、7~8割位は海外からの宿泊客と思しき人たちで、ならば何となく分かりますが。窓際に近い席に案内して貰い、外の景色を見ながら美味しい朝食をいただきました。ここは和食のおかずで、地元の食材なんかも多くて、やはり個人的にポイントが高い所です。その後暫く部屋でマッタリしてから、空港へ向かいました。

なかなか仙台へ来る機会は無いのですが、来たら利用してみたいと感じるホテルだと思います。

UA Leg#8: HND-OKA/-SDJ

UA MP 1K 2024に向けて、いよいよ最終コーナーを回ってホームストレッチに入るところ。円安もあって、UA発券のチケット(US$ベース)ではかなりコストアップになり分が悪い。そこで、必要最低限のフライトはUA利用にするとして、多くはUS$1=80円とか90円位迄有利になる、ANA便でのフライトをUA もせに付ける事で、何とか年間24,000PQPを達成するのが今年の目標。国内線のフライトは、5月に飛んだ時以来3ヶ月半ぶりのフライト。

実は、11月末までの株主優待券が8枚まだ残っていたりすることもあり、これも有効に消化しつつUA MP 1K更新に必要な残り1万PQP弱のうち6,000PQPを国内線フライトで賄わないと行けません。単純に株主優待価格でHND-OKAを4往復しても、まだ2,000PQP位足らない。そこで、少しでも長い距離を飛んでPQPを獲得しておこうと言う事で今回設定したのが、スケジュール調整をして沖縄から羽田に戻る代わりに仙台へ言って戻るパターン。ただ、効率だけ考えると、ノーマル料金で(Fクラス)でHND-OKA往復した方が、時間もコストもPQP(マイル)も優勢なんですよね。実は、この株主優待券の今の買い取り価格は、今年初めに購入した時の倍位になっているから、そのまま売却してもよかったのですが、それならば多少効率は悪くなっても飛ぶことを優先しましょうという事で、今年2回目の仙台へ行くことにしました。

久し振りに始発の路線バスで駅へ向かいます。自宅を出る時にGoogle Pixel 6の画面に「7時から雨の予報」と表示が出ていて気になったのですがこの時は曇り空のままで駅に到着。7時少し前に浜松駅出発のひかり号に乗車する頃からぽつりぽつりと雨が窓に当たるようになり、天竜川を越える頃には外が見えないくらいの激しい雨となりビックリしました。この状態が袋井辺りまで続いたんですが、掛川駅を通過する時にはすっかり雨は上がり空には青空も見えるくらい。いかにも線状降水帯を通過したという感じでした。

1) HND 09:30 - OKA 12:15 (NH995)

朝の出勤時間帯で混雑する品川駅を抜けて、何とか短い接続時間をやりくりして京急のホームに辿り着き、羽田空港行きの列車に乗り込むことが出来ました。以前と比べて、空港利用客と思われるスーツケースなど荷物を持った乗客の姿が目立つように感じます。空港に到着して、この日の搭乗ゲートは65番ゲートとのことなので、AMC Diamond様の保安検査場を抜けて、ラウンジにもよらずにゲートへ移動しました。途中トイレを利用したくて、一旦64番ゲート付近のトイレに入ったんですが、混雑していたので「この先で」と思い、65番ゲートを抜けて南ピアまで進みますが、結局突端部分にやっとあるだけでかなりの距離があり、これなら最初の所で待つか、それこそラウンジに入れば良かったと後から反省しました。

ゲート前は家族連れや熟年グループのような人が目立ち、後からのアナウンスではほぼ満席だったようです。09:10から事前改札が始まり、そこそこの幼児連れのグループが乗り込んだ後、グループ1からの優先搭乗が始まりました。ドアクローズは定刻少し過ぎの09:31。そこからプッシュバックがあり、暫くしてタキシングが始まりA滑走路方面へと移動します。RW16Rから離陸したのは10:00ちょっと前位でした。

この日はやはり台風の雨雲の影響が心配で、それもあってか名古屋くらいまでは陸上部分を飛行するルートに。いつもなら太平洋側の沿岸沿いの海上ルートなのですが、伊丹行きとかが取るような航路で名古屋まで飛び、そこから紀州半島沿いに南下して沖縄へ向かうルートでした。

機内では朝も早かったこともあり早々にシートを倒して熟睡モードで移動。実は食事も飲み物も予め断り、水平飛行に入った頃からうつらうつらして、目が覚めたら沖縄まで30分位の九州の南海上を飛んでいるくらいでした。那覇空港へは、一度時計回りに沖縄本島を回り込み南側からのアプローチ。第2滑走路のRW36Lに着陸したのが予想よりも早い12:00少し過ぎ位で、そこから到着ゲートの35番ゲートに入ったのは定刻よりも早い12:10頃でした。この後一旦所用で外に出て、いつもなら羽田に戻るのですが、今回はさらにその先仙台へ向かいます。

2) OKA 14:00 - SDJ 16:50 (NH1864)

仙台へのフライトは、34番ゲートから。少し余裕があったので、一旦ラウンジへ入りトイレを借りてから、一番奥の34番ゲートへ向かいました。到着機が遅れたと言う事で、出発時刻が14:00から14:05に早めに変更されていましたが、事前改札が始まったのが13:50からで、直ぐに優先搭乗に切り替わりましたが、この時はまだ遅れるだろうと思っていました。それでも、その後の搭乗がスムースだったのか14:00丁度にドアクローズとなりました。

実は、事前にはB737の機材を予想していたのですが、今回はA321の新シートの機材。やはり座り心地が格段に違いますね。これでゆっくりとベルト喜んでいるうちに、プッシュバック、タキシングと始まり、ターミナル反対側のRW36Rから離陸したのは14:18と結構早めでした。

水平飛行に移り、やはり電動シートは楽ですね。一番倒した状態でうつらうつらしながらのフライトに今回もなりました。目が覚めたのは結構寝た後だと思うのですが、フライトマップをスマホで表示させると、関東平野のど真ん中辺りを飛んでいてビックリ。往路同様関東周辺の海上を避けるのか、紀伊半島の東側を北上して名古屋を通過。その後内陸部を、長野、山梨、群馬、福島と日本列島のど真ん中を通過していきます。仙台市の南側、相馬市との間位で一旦海上に出ると、そこでUターンをして仙台空港を目指します。外は天候が悪いのか灰色の状態で、そんな中RW27に着陸したのは定刻よりも早い16:42頃で、5番ゲートに入ったのが定刻前の16:46でした。

この後、仙台への空港線を利用して仙台市内へ向かいましたが、外は雨模様でしかも電車も混雑しています。JR仙台駅に到着したらホームに人が溢れていて、暫く身動きが出来ないくらい。後からニュースで知ったんですが、この日仙台は豪雨があり、市内には水害等もあった様子。幸いにも駅からホテルへ向かう時には小雨程度だったので良かったのですが、翌日の天気がちょっと気になりました。翌日の予報は、晴天の予報で、取りあえず復路のフライトは大丈夫そうと言うことを確認して、仙台の夜が過ぎていきました。

2023年9月6日

エクスプレス予約改訂

5月にアナウンスされた、新幹線のエクスプレス予約価格改訂の話。10月1日(日)05:30からの発売分から適用されることに決まったらしい。 

この変更で一番大きいのは、これまで予約可能だったのは一月先までだったのが一年先までの予約可能になったこと。航空券とほぼ同じになったわけですが、夏休みシーズンや年末年始の繁忙期の予約は、ますます取りづらくなりそうな気がします。次に大きいのは「EXポイント」なる物が作られて、利用区画等に応じてポイントが付与されて、新しくサービスが始まる「EX旅パック」「EX旅先予約」の購入等に使用出来るらしい。これまで専用カードメンバーが利用料金に応じ貯まるポイントでグリーン車利用出来ていた「グリーンプログラム」は代わりに終了となるらしい。


JR東海の資料を見ると、EXポイントはエクスプレス予約(専用カードメンバー)の獲得ポイントの約半分が自分のようなスマートEX利用者にも与えられるらしい。ポイントは利用料金100円=1ポイントなのかな。東京-新大阪の普通車指定席利用(片道)で、エクスプレス予約: 83ポイント、スマートEX予約: 41ポイントという例が掲載されています。自分が一番よく利用する、浜松-新横浜とか浜松-品川だと、24~28ポイント位かなぁ。今の新幹線通勤は、月に一回も利用しない時もあるくらいまで、リモートワーク中心になったんですが、以前のように毎週金曜日モードを復活させようか(マテ)。

この手の改正だと、多くの場合は「改悪」となる事が多いのですが、今回は利用料金が上がるというのは大きなマイナスだけれど、これまで専用クレジットカード利用者の特典だったポイント制度が拡大されて、その効率は別にして利用頻度に応じて活用出来るようになったのはプラスかな。あと、予約が一年先まで出来るようになったことも。個人的には3ヶ月とか半年で十分だと思うけれど、まぁ長い分には悪くは無いし。来月分はまだ予約していないのですが、切り替え時期だから注意しないと。

スタバ、終わった

スターバックスから衝撃的なDMが届いてガッカリ。自分が便利に利用している「モバイルスターバックスカード」を、来年1月31日で終了するというもの。リンク先の記事は、9月1日付けで公開されているのですが、全く知りませんでした。いつも利用しているWebメディアの記事にも掲載されていなかったと思うのだけれど、それだけこの機能って利用されていないから今回ドロップされるのだろうか。

「モバイルスターバックスカード」は、スターバックスカードの機能をFeliCaで代替したようなもので、スマホの中にスターバックスカードを取り込めるから使い勝手が良いと感じていたもの。それこそ、SuicaとかiD等の電子マネーと同じ間隔でその場で決済が出来るので、この手のストア専用アプリの中で唯一利用しているアプリでもあるんですよね。他の同様のアプリだと、わざわざアプリを呼び出してQRコード表示が必要だったりと操作が面倒なわけです。その点、このスタバの「モバイルスターバックスカード」は自分的には凄く手軽で利便性が高いと感じられたのでこれまで利用してきたのですが、何かあっけなく提供終了と言うのが解せないし納得出来ない気がします。

同じようにFeliCaを利用した「STARBUCKS TOUCH」は残るんですね。想像するに、グッズとして販売しているから、その中の機能が使えなくなるというのは信義の問題になるだろうし、後は在庫もあるだろうしなのかなぁ。でも、同じ機能を(多分)使用しているのだから、一方は継続するのに他方は終了というのは納得いかない。多分そのうち、こちらもサービス終了になるのかなぁ。 ただ、仕組みとしてはスターバックスカードと同じだろうから、ト慣れはカードが存続する間は継続して不思議は無いか。いずれにしても、スターバックスカードへ移行するのか、もうスタバ経済圏からは脱して、以前のように電子マネーなどで普通に購入だけするユーザーになるか近いうちに決めないと行けませんね。

自分の中でに多様な状況に有るのが、電子マネーのEdyでして、もう何年もEdyで決済をしたことが無い。ANAのAMCアプリで使用していたので少し前まではそれなりに利用する機会もあったんですが、Skipサービスも終了したし、決済手段としてはメインのiDやSuicaもあるので、どんどん利用頻度が落ちて今は「入れているだけ」の存在。Edyのアカウントには、あと1,300円位残金があるので、これをコンビニ当たりで出来るだけ消費して、次のスマホ更新の時にはEdyは解約しようかなと考えているくらい。モバイルスターバックスカードには、オートチャージしなければあと6,000円分位残高があり、それと一昨年くらいから始まったスターポイントも残っているので、こちらはスタバアプリはそのまま維持するだろうけど、利用頻度は格段に減りそう。想像するに、より維持管理のしやすくコストも低いQRコード系のシステムに移行したいのだろうけど、個人的には一寸納得いかないなぁ。結構真面目な話、これから利用頻度はガクッと落ちそうな気がします。

2023年9月5日

「日本沈没」50年

SF作家、小松左京氏の代表作「日本沈没」から50年。その舞台裏を書いた記事。小学生の頃からSF好きで、国内外の作家問わずに貪るように読んでいた頃。小松左京氏だけで無く、星新一、眉村卓、光瀬龍、筒井康隆、半村良、平井和正、豊田有恒などの作品を貪るように読んでいたなぁ。

「日本沈没」は、その壮大なスケール感もそうですが、後から読み返してみるとそれこそその当時のイスラエル/パレスチナだったり、東西ドイツだったり、所謂「分断国家」が複数存在していた時代で、そんな中で日本は島国ということもあり何か理由の無い安定感を感じていた時代。しかも、時代的には高度経済成長の時だったと思うんですが、そこに日本が無くなる沈没するという180度真逆の設定が受けたのかも。当時から地震の多さはあったわけですし、大規模な地震の影響というものは、それなりの説得力があったように思います。

小説も凄く印象的だけれど、個人的には映画での印象も強く感じるんですよね。小説、特にSF小説の映画化って、特に国内の作品ではなかなか成功した例を知らないのだけれど、この「日本沈没」の映画は凄く印象に残っています。特に映画の最後、日本から雪のシベリア平原をシベリア鉄道で移動して行く避難民の様子を、当時はドローンなんてまだないからヘリコプターから空撮していたはずですが、車窓のアップからどんどん引いていって、最後は真っ白なシベリア雪原を寂しそうに走るシベリア鉄道の映像が凄く印象的。経済成長時で世界を席巻しつつ有る中、やはり何か不安も感じていた日本人の心情に見事にマッチしたんじゃ無いだろうか。あのシーンを見ていると、小松左京氏がその後の第二部を描きたかったのではという説明は凄く腑に落ちる気がします。

日本は物理的には沈没はまだしていないけれど、経済的には「デフレ」で沈没しかけたことは事実。今の時代だと、国民は世界中に散らばるけれど、仮想世界の中に「シン日本国」みたいなものを作る、みたいなストーリーになるのかな。当時の作品の続きだと、ユダヤ人のように世界中に浸透するけれど、ユダヤ人ほどしぶとさは無いためにそれぞれの社会構造の底辺に甘んじる存在、みたいな話になるのだろうか。そこに、「英雄」が登場して散らばった国民をまとめ上げて、太平洋無人島を繋ぐような海上都市を構築して、とSFならば何でもありかも。日本沈没に至るような大災害のリクスは限り無く小さいと思うけれど、東南海地震のリスクは益々高くなるように感じます。東日本大震災の何倍もの被害を生じるような自然災害は、確実に起こることを前提に、もう一度あの小説を読み返してみると、新しい視点が生まれるかも。今年は関東大震災から100年目と言う事で、例年よりも当時事を大きく取り上げるメディアが多かった気がするけれど、100年前の教訓も大切だけれど、12年前の東日本大震災とか、その前の阪神淡路大震災、さらには規模はそれらよりも小規模だけけれど甚大な被害を起こした水害等の経験値のフィードバックを、これを機会に改めて実施することが大切だなと感じますね。

理路整然

佐々木俊尚氏が紹介していた、Record Chinaサイトに掲載された「日本の海洋放出に憤慨する中国人の若者を説得する」話。「Record China」って、中国のメディアかと思っていたんですが、今回気になって調べてみたら、日本の会社なんですね。 

だからと言って、今回の記事が「作り話」と言うつもりは無いけれど、最初はクレームしていた相手の若者が理解力とそれなりの分別のある人間だから、こう言う理路整然とした反論をされると理解せざるを得ないともいえるのかなぁ。あくまで個人的な印象ですけれど、最近の中国人の人達は、制限はあるとは言え昔(30~20年前)と比べたら流入する情報量は桁違いに増えているし、行動(ファッションとか趣味とか)に対しての制限も昔に比べたらかなり自由になっていることも事実。昔は目標や憧れの的だった「日本」を、GDPや軍事力で上回り、アメリカにも追いつき追い越せと言う状態に、プライドも大きくなってきているけれど、それなりに国際秩序みたいなものも昔よりは身につけつつあるように思うんですよね。勿論、日本人的感覚と比較すると、まだまだ自分中心独善的と感じる部分も多いけれど、それでも理解力は成長している気がします。日本の10倍もの人間が一つの国の中にいるわけだから、反対の意見を言う人間の数も10倍いるだろうし、彼らの元々の性格からその行動が日本人一般よりも過激になる事はある意味仕方ないかも。それでも、以前の尖閣諸島国有化の時の暴発みたいな状況と比較したら、今回はまだ落ち着いていると言えるのでは。

また、福島県いわき市の海鮮レストランを訪れた中国人のお客さんがこんな言葉を話したという書込も。

テレビで放送される、中国からの訪日観光客に対してのインタビューでも、厳しい事を言う人もいれば前向きなコメントを顔出しでする人も少なくなく、やっぱり以前の様な反日とはかなり違う気がしますね。日本への団体旅行も制限すると中国政府は御触れを出したらしいけれど、当然全部キャンセルされると思ったらキャンセルは3割とかに止まっているらしい。さっきもう一度検索してみたら5割キャンセルという話も有るみたいだけれど、それでも半分は日本に来るんだという印象が強いですよね。オーバーツーリズムの問題も言われていたから、丁度良いのでは。まぁ、中国からの訪日客に期待をして、中国語の話せるアルバイトさんの確保とか商品を準備したお店などは困るだろうけど、でも個人旅行で元々日本に対しての理解も深い人達はそれなりに訪日しているらしいし、逆にバランスは取れているんじゃ無いだろうか。

時間は掛かるかもしれないけれど、それでも以前よりは早期にこの問題解決する気はします。でも、だからと言って中国からと思われる迷惑電話をこのまま放置するほど、その電話を受けているお店や会社は余裕があるわけでもなく、そういう部分は何らかの対策はしないと。KDDI当たりで、国番号+86からの電話が掛かってきたら、強制的に「日本の処理水は安全です」メッセージを流して、「この内容を理解しましたか? はいなら1#を、いいえなら3#を押してください」とかいうバッファーを入れたら、途中で諦める迷惑電話も多いんじゃ無いだろうか(笑)。多分企業等は、インターネット電話を使用するだろうから、わざわざ国番号が表示されるような通話を使用するのは、もう迷惑電話目的と思って良いんじゃ無いだろうか。中にはインターネット電話で、途中にゲートウェイを通じて公衆回線に接続する場合もあるのだろうけど、日本国内にゲートウェイが有るならそこでのスクリーニングを必須にすれば良いだろうし。やっているのは個人だろうけど、そう言う事を野放しにしている「中国政府の責任」ということでもっと責めれば、案外政府に不満を持つ中国国民からも支持が得られるような状況になったりして(笑)。言ってみれば「敵の敵は味方作戦」かな。 

海外旅行での「チップ問題」

日本人が海外旅行をする時に、一番困ることは多分「言葉」の壁だと思うんですが、それと同じ位悩ましい問題が「チップ」じゃ無いでしょうか。日本にも「心付け」という文化はあるのだけれど、例えばちょっと高級なお店で何かお祝いとか接待とかをする時に、より丁寧なサービスを期待して仲居さんに渡すとか、かなり常連のお店で何かの記念日とかの時に渡すとか、例えばアメリカの社会のように社会システムの仕組みの一部と言うほどではないから分かりにくい。そんなチップ関しての話題なんですが、カナダ在住の方の記事なので、自分がそれなりに経験しているアメリカでの事例とは一寸違うかも。でも、記事を読む限りではほぼ同じ気がします。 

最近は記事にも書かれているように、18%、20%、25%とワンクリックでチップを追加できるような端末(アプリ)もでていて便利なような気もしますが、18%は確かに高い気がします。私が海外出張し始めた30年近く前だと、大体10%から12%位だったかなぁ。15%はかなり太っ腹な場合のチップだった気がします。それが10年位前からは、15%がデフォルトになって、今では20%とか言う時代ですからね。そうそう、そのアプリですが、あれ、場合によってはTax込みの金額の18%とか20%とかで計算していないか? 以前酔っ払った頭で金額を見て、やけにチップの金額が高いなぁと感じて暗算をして見たら、どうも計算が合わない。飲み物と料理でUS$80位だったかなぁ(ワインとか飲んだから)、その20%のチップがUS$20位と表示されていて「えっ?」と思ったんですよね。食事代がUS$80行くかどうか位だから、20%でもUS$8×2=US$16で、まぁUS$15位かと思ったらUS$20近く表示されるので、流石に酔っ払った脳みそでも「あれ?」と思うわけです(笑)。だいたいTaxで15%位付けられるので、Tax込みの金額で計算すると、その時表示されているくらいの金額になります。あれって、多分慣れていないとそのままTax込み料金で計算した金額をチップとして払っているんじゃ無いだろうか。実は面倒なチップ計算の裏技として、その場所での飲食代金のTaxを知っていると、そのTax金額を元に多少色づけしてチップとして渡すと、面倒な計算とかしなく済みます。大体の場所だと15%位だから、US$1以下の端数を丸めて(切り上げて)、そこに代金の金額を見ながら何ドルか追加するみたいな形。最近では、そんな簡単な計算すらも歳のせいか危ない時もあるんですが、まぁこの金額の18%がぁとか計算したり、スマホを取りだして計算したりするよりはスマートかなと思います。

記事にも書かれているように、最近はテイクアウトでもチップが追加されていて、流石にあれはやり過ぎじゃ無いかと私も感じます。自分もHonoluluに行った時に経験してビックリしましたが、以前のようにレジの前に瓶とか置いてあって投げ入れるならまだしも、アプリや端末で要求されるとちょっとカチンと来ますよね。アメリカでもコンタクトレス決済が多くなって、現金でのやり取りが減ってくると、お釣りを投げ入れてくれていた人も減ってきたというのが理由なんだろうと想像しますが、当のアメリカ人なり現地の人達はどう感じているのだろうか。混雑している時に大量の注文を出したりとか、凄く面倒なカスタマイズをリクエストした時などは、まぁ分かるんですが。普通にアイスコーヒーとか一つオーダーして、それでチップというのは違うと思うなぁ。例えばこれが、ピザのデリバリーとかで、ホテルの部屋まで持ってきて貰うならば、その配達人にUS$5とか渡すのは分かるんですが。そのうち、カフェテリアを利用する時にもチップが要求されるようになったりして。考えてみたら、Uber/Lftyも最初はチップ無しで全部込みの料金表示が売り物だったのが、ドライバーからの反発でチップを追加できるように変更されましたからね。よく仕事やプライベートで日本に来たアメリカ人の知り合いを食事や観光で案内している時に、彼らとしてはやはりチップを払うのか払わないのか、払うならどれくらいか、と言うのが最初は気になるらしい。しかも、日本でのサービスレベルは、殆どの場合アメリカでの内容よりも格段に良いので、彼らとしてはかなりの金額のチップを摘まないといけないという感じになるらしい。で、「全て料金に含まれているから、指定された料金(プラス消費税)だけでOK」というと凄くビックリする事は何度もあります。で、日本ではチップを気にしなくて良いという事を実感すると、彼らでも凄く嬉しそうに生き生きしてくるから、やっぱりあのシステムは彼らにも負担何だろうなと言う気がしますね。

ところで、記事の中でカナダ人の7割がホテルでの「枕銭(Pillow Money)」を置かないと知りビックリしたと書かれているんですが、多分アメリカ人の殆どは置いていないと思います。私が初めてアメリカへ出張が決まった時、色々な先輩社員に現地での生活方法とかノウハウを聞き回ったのですが、その中の一つがチップに関して。特に、その時は2週間の出張予定でホテル(忘れもしないEmbassy Suites)に宿泊するので「ピローマネーは一日US$1×2週間分でいいのか」と信頼していた「見た目日本人中身は生粋のアメリカ人」みたいな先輩社員が「いらないよ」と一言で終わりビックリ。流石に疑って別の先輩社員や、既に何度もアメリカ出張経験のある先輩などにも聞いたんですが、「騒いで汚したらクリーンナップをお願いしてその時には置く」「(会社で法人契約をしている)それなりクラスのホテルなら不要」「置いても置かなくてもサービス(ハウスキーピング)は変わらない」と殆ど否定的な回答ばかりだったので、その時から一部例外(遊びに出た時に、街中の一泊US$40位のモーテルに泊まった時とか)の時を除いて、これまでアメリカでのホテル滞在の98%は無しで済ませています。それでも、一回もサービスに不満が有った事は無いし、何度かハウスキーピングに入ってきたスタッフと部屋の中で遭遇した事がありますが、こちらがチップを渡す間もなく次の部屋の清掃に行ってしまったし。ヨーロッパでは、まだまだこういうチップが生活費の中で重要な部分を占めているという話も聞くので、欧州では必要なのかもしれないけれど、カナダの場合欧州の影響がまだ残っているのかな。でも、ホテルの室内ってそれなりにセキュリティが保たれるべき場所だと思うんですよね。それなりのクラスのホテルなら、従業員にそれなりの給与を支給して、彼らが不満とか悪い事をしようとする気持ちが沸かないような待遇にするべきで、そこにピローマネーが前提となるシステムはやっぱり変だと思う。テイクアウト時のチップと同じく、ケースバイケースではあるけれど忘れて良い仕草だと私は思います。

2023年9月4日

空港満足度

ITmediaビジネスOnlineに掲載された、国内空港の顧客満足度調査の結果。意外と言っては失礼だけれど、大規模空港のカテゴリーで羽田空港を押さえて1位になったのは、地元の中部国際空港(セントレア)。羽田空港とのポイント差は僅か1Pだから、そんなに大きな違いでは無いけれど、多分ターミナルビルが国際線・国内線一つに纏まっていて、ほどよい広さの中に機能が集約されていることが、利便性に繋がると感じるのだろうか。

個々に掲載されている国内の主要8空港は、国内線ではいずれも利用経験があるんですが、中部国際空港と新千歳空港って、左右にターミナルが広がっていて、ほぼ平面的に見渡せて見通しが良いのが似ていて評価が高いのかも。勿論、福岡、伊丹、那覇も同様だとは思うんですが、福岡空港や伊丹空港は、中央部分がちょっとごちゃごちゃしていて、左右のカウンターエリアが分断されている気がするんですよね。那覇空港は、橋から橋までコの字型で移動可能だけれど、国内線ターミナル全体が少し古い印象が強くて、そこがちょっと満足度が低い印象なのだろうか。関西空港は、もう少し評価が高くても良いと思うけれど、国内線は未だに伊丹空港が中心で、国際線が主体という利用率の低さが響いているのかも。成田空港も同様で、メガキャリアーの国内線よりもLCCの国内線利用空港として最近では目立っているから、やはりLCC用のコストダウン=満足が下がる、みたいな構図のせいかもしれない。 

中規模8空港での満足度では、自分は仙台空港とかなり昔の鹿児島空港の利用経験しか無いので何とも言えないけれど、神戸空港って結構満足度が高いんですね。これもアクセスの良さからだろうか。近くに、伊丹、関空と大きな空港が控えているから、就航数や就航先では制限が大きいと思うので、そのほどほど感が何となく満足度は低いけれどそれ以上に不満を感じないことで、相対的に満足度は高く感じるのかも。仙台空港は唯一複数回利用経験がありますが、地理的に首都圏からそんなに遠くないから空港規模としてはそんなに大きくない印象。今週も実は利用する予定が入っているんですが、個人的にはもう少し飲食の設備が充実してくれると嬉しいかなぁ。

小規模空港の結果が掲載され体なので、地元の富士山静岡空港の評価がちょっと気になるところ。正直、そんなに高くは無いとは想像するけれど。実は今週末には、初めて静岡空港とFDAのフライトを利用する予定があり、空港開設15年目にしてやっと地元民としての義務を果たすことが出来ます(笑)。自分的には久し振りに新しい空港利用経験になるわけで、個人的にどの程度のものか評価することにしたいと思います。

紺屋の白袴

PCWatch、鈴木淳也氏のコラムから、サイボウズ青野社長のマイナンバーカード批判に対しての反論記事。青野社長の記事は東京新聞に掲載されたインビュー記事なんですが、心が曇っている自分はその媒体名を聴いただけで「あぁ...」と感じてしまう(笑)。私自身はサイボウズは見たことも触ったことも無いので偉そうなことは言えないのだけれど、モジュール化したアプリコンポーネントを組み合わせて必要な作業環境を構築する「CRM (Customer Relationship Management)」の一つだと思っています。私は顧客間利用のそういうツールは利用した事は無いけれど、Web構築用の似たようなツールは幾つか利用していて、その経験からの感想なんだけれど、顧客にとっては何が出来るかが最重要項目である一方、開発側としては多数のアプリコンポーネントのI/Fをどうやって共通化して摺り合わせるかと言う部分だと思うんですよね。

こういう物って、種類が膨大になるから複数の開発チームや、場合によっては複数のソフト会社が共同で開発したりするもので、開発すればするほどそれぞれのチームの「癖」が出てくるもの。多分初期の頃には、大まかなインターフェース(I/F)は決めているはずなんだけれど、開発が進むとその解釈が微妙に変わってきたり、自分達が必要な物が追加されていって、似て非なるI/Fが増えて行くのはありがちな話。本当は、PM (Project Manager)あたりがちゃんと交通整理をして、重複している部分は統合して共通化したり、I/Fの定義を認識させてそう言うものを乱造させないようにしたりとか、全体を俯瞰する作業が必要なんですよね。内部チームだけで開発している分には、まだ何とかなっても、例えば外部の会社からアプリや機能を購入して実装するような場合は、全く異なるI/Fや機能定義を合わせないといけなくて、結局そういう部分を例外で認めるとどんどん整合性がなくなり、後から思いも寄らないトラブルの元に。

個々の内容に関しては、すでに鈴木氏が記事の中で指摘しているとおりなんですが、個人的に気になるのは記事の前半最後くらいに登場する、マイナンバーカードに対しての言及。ここを読むと、国民一人一人に対しての固有の認識番号である「マイナンバー」と、そのマイナンバーを使用して個人確認出来る証明書である「マイナンバーカード」を、青野氏は混同しているというか誤解している気がする。鈴木氏も指摘しているとおり、

もともとマイナンバーカードが登場した経緯は「誰もが使える公的身分証を提供する」というもので、日本国内に住民票を持つ在住者であれば誰でも申請しだいで利用できる仕組みだ。

がマイナンバーカードの目的。だから、車を運転しない人が運転免許証を持たなくても問題無いのと同様で、自分が不要と思うなら持たなくても問題無い(だから返却手続きもあるわけで)。ただ、運転免許証と違うのは、マイナンバーカードは国内の公共サービスをまとめる身分証明書としての機能が重要目的なので、それが無いと言う事は公共サービス利用時に余計な手間・時間が掛かる不便さは生まれる。結局そのメリット・デメリットを天秤に掛けて、無くても良いと思うならば利用しなくても良いだけの話し。但し、システム内部では個人一人一人のマイナンバーを利用しているので、システムの否定にもならないし、システムから離脱することにもならない。でも、反対している多くの人達は「マイナンバーカード」を拒否すれば、自分達はマイナンバー制度から離脱したと考えている節があるわけで、その単純な誤解が単純故に根が深い気がする。

記事の最後での青野氏の発言に対して鈴木氏が反論しているように、どんなソフトウェア製品も、出荷前に全てのBugを取り除くことは出来ないし、実際に利用開始すれば予想外の問題が出てくる事は当然。だからこそ、そういう事態を想定して出来るだけフェイルセーフ機能を入れたり、問い合わせ先を充実させたりと企業側も対策を準備するわけです。今回マイナンバーカードに関わる問題も、マイナンバー(カード)自体の問題というよりは、紐付けされる側の情報が不正確だったので不整合が発生している事が殆どだと思います。そういう問題を解決するには、やはり実際に使用してみて問題を一つ一つ潰していくしか無い。それを何回も繰り返して何度も問題を修正して、でも新しい機能を追加すればまた新しい問題が生まれてくるので、そこでまた修正を加えて、結局はそのアプリが提供終了するまで、あるいは機能停止するまで、そのサイクルは繰り返されるもの。サイボウズだって、そうやって製品品質を上げ来ただろうし、今でも色々な問題修正はしているはず。そういう実状を理解しているはずの人の発言としては、やはりちょっと寂しい気がします。 

 

2023年9月3日

パリ五輪出場権

昨日のバスケットボールW杯の日本対カーボベルデ戦の視聴率は、どれくらいだったんだろうか。 試合に勝てば文句なしにアジア地区第一位となり、パリ五輪出場決定。敗れれば他の試合結果次第という、なかなかの条件の中での試合。自分のような素人ファン・にわかファンだと、つい世界ランキングの順位とかで判断してしまうけれど、相手チームには身長2mをこす元NBA選手もいるとのことで、決して侮れない相手。

それでも、スタートこそ相手に先行されたけれど、直ぐに逆転をして一時は最大20点差までリードしましたよね。「楽勝」とは言わないけれど、これで行けると前半終了ぐらいのタイミングで一瞬感じたんですが、直ぐさま「待てよ、これまで逆にリードされて折り返して、それを3Q/4Qに逆転していたのに、その反対のパターンって、ちょっと怪しいのでは」という気持ちも生まれてきました。で、悪い方にある意味的中したのが後半特に4Qでは無いかと。

スコアを見ると、3Q終了時点で73-55と日本が18点リードでの最終4Q。これまでだと、相手のスタミナ切れみたいな感じもあって、4Qは日本の方に勢いが感じられたのですが、この試合では逆に相手チームが盛り返して、しかも相手のシュートは決まるのに日本のシュートは全然決まらない。何か、もう日本は得点出来ないんじゃ無いかと思うくらい無得点の状態が続き、やっとペナルティーで1点入れたのが記録を見ると4Qの残り2分46秒の時点。でも、ここから相手もさらに点差を詰めて、74-71と3点差まで詰め寄られたのは、残り1分4秒の時点。これまでの色々なスポーツの日本チームだと、ここから一気に崩れるパターンも多かったけれど、ここでやっと日本のシュート(ホーキンソン選手)が決まって4Qシュートでの初の得点は残り49秒かぁ。ここからやっと日本のシュートが決まるようになり、最後はボールをキープして時間を流して80-71の勝利。最後の劣勢を見事に耐えて逃げ切ったと感じる内容でした。

バスケだけで無く、サッカーとかバレーとか、あるいは陸上競技や水泳のような個人競技種目でも、日本チームや日本人選手が以前なら萎縮していたような国際大会でも、凄くしぶとく勝負出来るようになった気がします。選手自体が世界にでて戦える人材が増えたり、海外の強豪国や強豪チーム経験のあるコーチの招聘、さらには国内チームでも世界を目指すような高い目標設定をして底上げするような事も効果を現しているのかなと思います。さらには、今回のバスケの場合は、日本の3ポイントシュートが注目されたけれど、そういう武器を磨くとともに、4Q全然点が入らなかったのは、ゴール下をディフェンスで固められてシュートが打てなかったこともあったように見えます。そういう守備を崩す確実なプレーとか、意表を突くフェイントプレーとか、やはり地力をもっと磨くことも重要だよなぁと言う印象も。4Qも3ポイントがこれまでのように入れば全く問題無かったけれど、プレッシャーもあったんでしょうね、全然シュートの精度が問題外だったように見えたし。それを見てか、相手チームは5人がポスト下に入ってがっちり防備を固めていたので、10分のQのうち最後の1分になるまで無得点と言う状況は、本当に危なかったなぁと改めて感じます。まぁそんな状況も自ら乗り切って、最後は9点差で勝利したことは事実。来年のパリ五輪では更なる活躍を期待したいです。

これこそAIの出番

未だにあちこちに掛かってくる、中国発信(国番号"86")と思われる福島第一原発の海洋放出に対しての抗議電話と思われるもの。東京都都庁にも3万件とか掛かってきているらしいけれど、なんと自動応答で怪しい電話に対しては「中国の原発は10倍も出していますよ」とかまで自動的に返答するらしい。 

何か、凄く手回しの良い対応じゃないか。都庁なんかだと、もしかしたら庁舎の中にPBXとか設置してあって、だから対応しやすいのだろうか。ふと思いついたんですが、こういう対応の部分にこそ「生成AI」に任せたらどうだろうか。相手の電話番号が国番号"86"でなくても、言葉が中国語で無くても、電話の雰囲気とか口調で自動的に応答して「そちらにお国の方が桁違いのトリチウムを放出していますよ」と親切に教えて差し上げれば良いんじゃ無いだろうか。日本語で喋ってくる電話でも、それが翻訳アプリを通したものとか、中国訛りの日本語とか、有る程度学習させたAIに対応させることは可能では。

別に今回のクレーム対応用に準備しなくても、確か一般の商品に関してのお客様対応用にそれように調整された生成AIって有るんじゃ無かったかなぁ。で、ちょっと意地悪なことを言えば、トリチウムだけでなく中国の漁船が行っている漁業のうち、日本近海で行っているのは〇〇%で、たから帰国の魚料理の〇〇%は今そちらが「汚染されている日本産水産物」と同じものですよ」とか教えて上げれば親切なのでは(マテ)。で、BGM代わりに「六四天安門事件」とか「台湾独立」とか「香港解放」とか何度も繰り返して流してあげるとか(意地悪)。

ただ、都庁のような大きな組織ならまだしも、個人店舗に掛かってくるような電話には、そんな仕組みを直ぐに導入することは出来ない。それでも、自動的に転送するような仕組みとか簡単にできないかなぁ。あるいは、電話口に生成AIが自動的に対応するようなアプリを入れたスマホを付けて、同じような事が出来るようにするとか。中国にとって都合の悪い言葉を自動的に繰り返すBGMアプリ等は結構効果ありそう。TLでは、そんな動画を「電話が掛かってきたらご自由にお使いください」と公開している書込があったんですが、そういう情報共用をするだけでも、結構向こう側にとっては痛手に成るんじゃ無いだろうか。今見聞きする報道では、日本以上に中国国内への影響というか副作用もだんだんと無視できなくなってきている気がするので、返って中国自身が自分で自分の首を絞めている気がします。そろそろ中国政府も、焦り出す頃じゃ無いだろうか。

唯我独尊な人達

福島第一原発の海洋放出に関しては、放出作業自体に大きなトラブルは今の所無く、また懸念されていた「風評被害」も中国を除けば影響は無いと言って模様状態で、逆に事前の報道などで注目が集まり人気商品化している一面も。 元々人体や環境に影響する用な状態では無く、それを更に希釈してさらに影響が殆ど無いような状態で放出しているのだから、何か起こるはずが無いけれど、結局は色々な思い込みや中には意図的な理由から未だに反対や問題だと声を上げる人も。

そんな人の一人が、昨年暴漢に切りつけられる事件を受けた射界学者の宮台真司氏で、彼ののXでの一連の発言が物議に。「選挙ウォッチャー」として有名な某YouTuber(だよね?)が、バスタブに入浴剤を入れることで海洋放出をシミュレーションしているとする動画をアップすると、それに賛成する所までまだしも、その検証作業の非科学的な事を指摘されると、次々と科学的な反論を試みるも、全てその内容が不適切で逆に非科学的な意見が批判を集めることに。この方は「社会学者」という肩書きなのだから、多分不得手であろう科学的な話ではなく、一つの意見に対して賛否が色々な形で登場して、議論が収束したり発散したりあるいはねじ曲げられるような自分が今経験しているような状況に対して何らかの論評なり批評するのが「社会学」としての一つのテーマだと思う。でも、そんなことはしなくて間違いを指摘された科学的な説明に対して、さらに何か最もらしい科学的な用語を散りばめた説明をして、墓穴をどんどん深くしている気がする。

誰もが全ての分野に関しての専門的な知識や経験を有しているわけでは無いのだから、当然その内容に寄っては知らない話も多いのが普通。自分もそうだけれど、何となく聞きかじりの知識や朧気に記憶がある程度でつい「〇〇は××」と言ってしまいがちだけれど、まずはGoogleなりで検索して、その理解が正しいかどうか検証するようにしています。それでも100%解決するわけでは無いけれど、そこで自分の理解の間違いとか不正確さを発見することが、新しい経験や知識を得る貴重な体験なわけですよね。だから、結果的に自分の知識も深まるわけだし、誰かに伝える内容に関しても精度が上がることになるわけで、それは外部に対して某かの筆源をする人のある意味「義務」でもあると思います。それは自分の専門分野で有っても、もしかしたら最新の情報を見逃しているかもしれないし、専門だからと油断していると見逃している内容も有るかもしれない。結局一番大切なことは、疑問を持つことは良いのだけれど、それに対しての理解の更新は謙虚にするべきだし、その事を周りの人も尊重するべきと言う事だと思う。例えば今回の件でも、最終的には海水濃度以上に生体に濃縮(蓄積)されることは無いし、一部置換される優紀結合トリチウムに関しても、東京電力はそれも含めて事前検証している事が分かれば、「なるほど。理解しました。」と言えば済む話。それなのに、自分の面子なのか反論される行為自体が不満なのか、次々と中途半端な生半可な反論を続けるから、ますます墓穴を自ら深くしているだけなんだよなぁ。

こういう人達の行動での拠り所は、「風評被害に苦しむ現場の人達の声」だと思うんですが、その現場の人達の殆どはもうこういう人達による「風評加害」に飽き飽きしているし、消費者も現状理解が進んでいるから、常磐ものが回避されるような事態にはもうならない。全漁連は反対していると反論だって、当の全漁連が放出以降それを反対する声明とか出していないわけですから、直前の「破られてもいないけれど、果たされても以内」という発言は、全面的な賛成では無いけれど黙認はする、という意味だったわけですからね。更に、怪我の功名だけれど、農水大臣の「汚染水」発言に対しても、その発言を取り上げれば取り上げるほど、自分達の立場が矛盾している事を証明することになる。社会学者ならば、そういう社会の流れとか構造を客観的に批評すれば良いのに、何で付け焼き刃的な科学知識を振り回して、自分の正義を主張することに重きを置くのだろうか。仕事でその人なりの「人間性」って成長しつつ形成されると思うんですが、その中で「地位(ポジション)」なるものって結構大きな変数で、それによってがらっと人間性が変わることは結構有るんじゃ無いだろうか。「基本的な理科の知識も無く」と批判する内容が多いみたいだけれど、個人的には「本業である社会学的考察をせずに、うろ覚えな科学的議論に終始している」事が一番の問題じゃ無いかと言う気がするなぁ。