2025年4月30日

Amazon Satellite Internet

米国Amazonが、インターネット通信サービス提供に向けて、人工衛星「Kuiper/カイパー」 27機を打ち上げたという記事。恥ずかしながら、AmazonがSpace-XのStarlinkみたいな計画を進めているなんて知りませんでした。今回の27機の通信衛星から始まって、今後3000機位の衛星を打ち上げてインターネット通信網を構築するらしい。単純計算でも、あと100回以上の打上が必要だけれど、先行するSpace-Xはすでに7000機以上の通信衛星を打ち上げていて、現在のStarlink網サービスを提供しているのだから、Amazonならば簡単な話なのかも。

Starlinkに関しては、日本のKDDI/auがスマホから直接アクセスして利用出来るサービスをすでに発表してますが、それに対してこのAmazonのKuiperには日本ではNTTが参加しているそうで、そうなると数年後にはdocomoのスマホからkuiper経由での衛星通信が可能になるんだろうか。Starlink Miniの契約なんかも考えているんですが、もう少し様子見した方が良いのかな(笑)。

しかし、両社あわせて1万機もの通信衛星が地球の周りを24時間365日回り続けるわけですが、それ以外にも民間・軍用色々な衛星も地球の周りを回っているわけで、本当地球の周りも騒がしい気がしますね。勿論、その用途や目的によって、まずは周回する高度が違うし、仮に1万機が同一高度を移動するとしても、一万人が地球規模に散らばったらスカスカなのは明らかなので、まだまだ余裕はあるんだろうなぁ。勿論、全てここに管理されていて、位置や機能状態は常時モニターされているんだろうけど、その管理監視技術も凄いですよね。凄いと思うのは、今回は1台の打上ロケットで27機の衛星を打ち上げた見たいですが、これを100回以上繰り返すわけですよ。しかもそれで終わりでは無く、当然その頃には初期の衛星は寿命だったり故障で使用出来なくなるだろうから、そうなれば予備の衛星なら大体の衛星も定期的に捕球しないといけない。Space-Xも、そうやって7,000機以上の衛星を宇宙空間に投入しているわけですからね。そのコストだって馬鹿にならない。それなのにSpace-Xは、打上ロケットの回収とか、火星探査とかまで手を広げているのだから、一体原資はどこから出てくるのだろうか。

日本国内にも民間でロケット打上を模索している、例えばホリエモンロケットとか和歌山県串本町のスペースワンとか、国内には4社が存在しているらしい。何度かロケット打上までは到達しているけれど、まだ軌道上に衛星投入に成功した企業は無いわけで、それを考えるとまだまだ道のりは遠そう。アメリカとか中国も相だけれど、失敗を何度も繰り返して成功へと繋げるプロセスが許されているのに対して、日本はどうしても「一発成功」という縛りというか括りが厳しい気がしますからね。勿論、何度も失敗を繰り返せるだけの経済力というか資金力があることも前提だけれど。国内メーカーの技術力と、例えば中東なんかの産油国の資金力が上手く結びついて、共同でロケット打上や衛星投入ビジネスとか上手く出来たらWin-Winなんだけど、中々そう上手くは行かないんでしょうね。

BEV軽トラ


「これこれこれ!」と思わず頷いた、スズキがバッテリー軽トラの実証実件を本年度中に行うという記事。自分も2年程前に、日産がBEV軽自動車のSAKURAを出したときに、「BEV軽トラが欲しい」と書いていましたが、それが実現することに。自分自身農業はやっていないし、日常的に軽トラを使うことは無いのですが、時々荷物を運んだりするときには、軽トラの便利さは言うまでも無い。

実証実件を行う地域は、静岡県の浜松市と隣りの湖西市、愛知県の豊川市と熊本県の阿蘇郡ということで、何となく農林業などが中心かなと想像される地域。浜松市も、一応政令指定都市で街中はそれなりに賑やかだけれど、そこから10分も構外に向けて走れば田園風景が広がってくる「田舎」の地域も多く、自宅の周りもそんな地域の一つ。最近では、周りの昔からのお宅も農業を廃業したり縮小しているのでそんなに利用頻度は高くないかもしれないけれど、ちょっと庭先を覗いてみれば、大体何処かのメーカーの軽トラが止めてあります。今軽トラを販売しているのは、スズキとダイハツの2社だけだけれど、以前はホンダがミッドシップの軽トラを販売していたし、日産もOEMで販売していたし。

私は、自宅での太陽光発電パネル設置は、画期的なバッテリー設備が伴わない限り無駄だと思っていますが、仮にこのBEV軽トラが登場したら、駐車場の上にパネルを置いて、昼間はパネルから充電して、夜足りない分は一般電力網から充電するように出来たら良いんじゃ無いだろうか。農業などで使用しない限り、そう毎日利用することも無いので、案外太陽光パネルからの充電で間に合うかもしれない。あるいは、昔の鉄腕ダッシュでやっていたみたいに、運転席の天井から荷台に欠けてフレームを作って太陽光パネルを設置してみてもいいかも。これなら、田圃や畑で作業中でも、天気さえ良ければ充電してくれるし、案外外で数時間作業をしたら、自宅と作業場の往復分位の充電は出来るかも。

自宅には、2,500ccの自家用車と、軽自動車の2台があるんですが、近くのスーパーとかモールに買い物に行ったりするときには、本当に軽自動車が便利。なんせ小回りが利くし、別にスピードも100km何て出す必要も無いし、これで十分なんですよね。軽トラの場合、キャンプ用とかレジャー用に、荷台を改造したりフレームを点けてカスタマイズする事を結構皆さんやっているみたいですが、BEV軽トラだとそういう部分に凝って、日帰りでキャンプに出かけてもいいかなという気も。キャンプしている間に、荷台に搭載した太陽光パネルで充電して、帰りも安心して戻れるだろうし。今軽トラの新車だと160万円位するのかな。BEV軽トラで補助とか着けてそれ位になるんだったら、案外手を出してしまいそう。 

株主優待券

航空券購入時にはよくお世話になる「株主優待券」。この株主優待券があると、通常価格の運賃の半分位の価格で航空券が購入出来るお得な「金券」。元々は、航空会社の株主への特典として、持ち株数に応じて提供されるものですが、それが市場に流れてきていて金券ショップで誰でも購入して利用出来るもの。金券ショップでの購入価格には、結構シーズンだとかその時の状況で上下しますが、以前「安い」と感じた時は大体1,500円位ですが、3,000円位に上がったときも。それが現時点では、金券ショップだと今月一杯有効期限の所謂「旧券」が400円 、11月末期限の「新券」が700円位の相場で、フリマだとさらに安くなっている場合も。以前も、1,000円を切るときがありましたが、ここまで下がるのは私は初めての経験です。

ただ最近の株主優待割引チケットの料金を見ていると、ノーマル料金の半分位という設定は変わらないけれど、そのノーマル運賃(定価)が上がっているので、どうも以前ほどのメリットを感じられない。割引価格やキャンペーンの運賃設定は、その株主優待価格よりもさらに半額くらいに成ったりするので、そちらの方がお得だという事もありますし。

私はプレミアムクラス利用が殆どなので、「プレミアム株主優待割引」のチケットを以前はよく利用していましたが、プレミアムクラスの一番割引される、搭乗日の28日前まで購入可能な料金の「スーパーバリュープレミアム28」は、現在株主優待価格の6割位で購入可能。競争が激しいので、必ずしも自分の希望するフライトが予約できるとは限らないし、予約変更が出来ない等制限も多いのですが、価格差が大きいのでそちらの方にメリットを感じてしまいます。それに、シート数の設定として、スーパーバリュープレミアム28とプレミアム株主優待割引は同じなので、結局はどちらを買うか比較するまでもない気がしますね。

記事にも書かれているように、株主優待割引チケットには予約変更が出来るなど、ノーマルチケット相当の融通性もあって、使いやすさの面ではこちらを利用したいところ。でも、やはりここまで価格差が広がってしまうと、それよりは価格のメリットをつい見てしまいがちですよね。実は、昨年は結構株主優待チケットを利用していましたが、今年は年初から価格設定が高かったこともあって、これまで一度も利用していません。もしかしたら今年は利用せずに1年終わってしまうかも。ANAさんも、もう少し株主優待チケットの料金設定を考えてくれると嬉しいけれど、以前のようにスーパーバリュー並みには戻らないだろうなぁ...

2025年4月29日

CMが戻る?!

フジテレビ(CX)系列のローカル放送局は、同じ8チャンネルを使用している「テレビ静岡」で、自分的には朝起きてから夜寝るまで、1番利用しているチャンネルでもあります。その次にチャンネルを合わせているのが、4チャンネルで日本テレビ系列の「静岡第一テレビ」で、基本この2チャンネル位しか見ていないなぁ。テレビ朝日系列の「静岡朝日放送」は、まずチャンネル(5チャンネル)を合わせる事はありませんし、地元では1番古いTBS系列の6チャンネル「静岡放送(SBS)」も、バナナマンのせっかくグルメ位しか見ないなぁ(笑)。

で、自分のテレビ視聴時間の多分7割位を締めているCX系列の番組なんですが、2月3月頃は殆どがACのCMかローカル企業のCMしか流れていなかったのに、4月に入ってからは記憶している限りではACのCM比率が以前と比べて激減している気がします。例えば朝は「めざましテレビ」を見ていますが、以前は50%がAC、40%がローカルCM、10%に一部全国CMが流れていたような感じでしたが、ここ最近はACの比率が多分10%以下に成っているんじゃ無いだろうか。ここ数日などはACのCMを見た記憶が無いんですよね。一昨日くらいかな、ゆうちゃみさんが登場する非常時持ち出しリュックのAC CMを久し振りに見たなと思ったら、チャンネルは4チャンネル(日本テレビ系列)でちょっとビックリ。

所謂「中居問題」の最中である2月や3月の頃でも、何本かは全国CMが流れていたのですべてがACのCMでは無かったと思うけれど、やはり8チャンネルを点けていると、まずACのCMしか流れてこない時期で、その頃と比べると「あれ、もうAC CM終わった?」とすら感じられるほど。3月の終わりに第三者委員会からかなり厳しい内容の報告書が公開されて、それに対してフジテレビ側も対策をとっているところだろうけど、6月の株主総会に向けて人事刷新が要求されたりまだまだ火種は消えていない。一方で、TBSだったかな、セクハラ行為が過去あったと自社調査で発覚したと報告していたけれど、まぁ放送局は違っても出演しているタレントさんや関わっている代理店・スポンサーは同様なので、フジテレビだけが特異的にそういうトラブルを起こしていたとは思えない。

まあ、フジテレビにしても出直し的改革を見せないと、中々以前のような体制には戻れないと思うけれど、フジテレビ「だけ」の問題では無いことは明らかだと思うんですよね。だって、放送局というか番組制作のフォーマットは何処の放送局も同一だし、関わっている人達だって同じ業界の同じような会社や組織で固まっているわけだから。変な話だけれど、複数の民放があって何処かが堅物みたいな杓子定規のルールガチガチの運営をしていたら、多分今その放送局は残っていないのでは。多かれ少なかれ、似たような事例はどこでも発生していたと思う。それに、中居氏とか最近ではとんねるずの石橋氏が批判されているけれど、その更に上の世代なんかはもっと酷かったと思うんですよね。でも、そこまでの「大御所」になると、今でも手も口も出せない事が一番の問題じゃ無いだろうか。そういう後ろめたさもあるから、何となくCM出稿も戻ってきているのだろうか。

Manufacturing Returned

佐々木俊尚氏が引用していた、日本の造船業者に米国艦船の造船を依託するという話。ネット等を見ていると、製造業がどんどん海外へ流出してしまった米国では造船業も大変で、米海軍の造船も予定通り進まないという話がありますが、こういう話が出てくるとなると本当なんでしょうね。日本の場合は、海上自衛隊の艦船や潜水艦を定期的に発注して、造船メーカーの意地と技術蓄積を何とかしているけれど、そこに米国の需用を賄うだけのリソースはあるんだろうか。

同じような話で、いろいろな国内問題や米国の対中国完全戦争で、一度は中国に渡った製造業は、今は中国から別の国や地域に設備を移しているとの話。で、その「移籍先」に円安などでコストが下がりながらも技術力はそれなりに高品位の物が残っている日本が、「製造拠点」として注目されているという話もあるらしい。まぁ、1970年から1980年位は「物作り大国日本」として世界を席巻しそうになったこともあるけれど、その後はどんどん中国へと製造はコストダウンのために移ってしまい、どんどん空洞化することに。最近になって円安の影響で国内に工場を戻す企業も増えてきたけれど、行くにしても戻るにしても年単位の時間がかかるだけに、すぐに引っ越してということも難しそう。

日本に製造業が戻ってくるのは良い話しだと思うんですが、日本の製造業最大の欠点というか問題点は、大量生産をするには規模的に小規模で対応出来ないと言うことではないだろうか。中国のように、従業員を何万人と一度に集めて一気に製造するみたいな「力業」が出来ないと、もう一度製造拠点としてその地位を取り戻すのは難しいと思う。そうで無くても今の日本では人手不足も言われていて厳しいわけですし、人材募集しても集まるのだろうか。若い世代は厳しいかもしれないけれど、60歳前後とか70歳位までの、企業を一度はリタイアしたけれど、例えば週3日とか位なら仕事をしても良いという「熟年世代」の労働力を生かせたら、案外上手く行くかも。年金受給の話もあるので、中々フルタイムで仕事をするという人も少ないだろうけど、それに引っかからない程度なら案外仕事をして社会との繋がりを異字体という人は多いかも。その為にも、製造業の日本回帰には政府としても援助を手厚くするべきなのかな。 

 

2025年4月28日

パンダ返還

「パンダ」と言えば、まずは上野動物園が思い浮かびますが、実は和歌山県のアドベンチャーワールドには、上野動物園以上の頭数が飼育されていたんですよね。だから、人気では上野動物園だけれど、パンダを見るならばアドベンチャーワールドの方がゆっくりと楽に見学できるというのはよく言われていた話。そのアドベンチャーワールドのパンダ4頭が突然中国への返還が決まり、大きな騒ぎに。 

ただ記事によれば突然決まったわけでは無く、8月に契約期間が満了するためパンダの体調を考えて暑くなる前に返却すると言う話。だからパンダが6月に中国に戻ることは仕方が無い事だけれど、長く多くのパンダを飼育してきたアドベンチャーワールド側としては、途切れること無く次のパンダ飼育を継続したいところ。ただ最近は中国の「パンダ外交」もかなり制限があるみたいで、簡単にはいかない様子。そのため、6月にアドベンチャーワールドの4頭が返還されると、国内で飼育されているパンダは上の動物園の2頭だけになるらしい。

実は、昔々上野動物園にパンダを見に行ったことがあって(多分二代目の「ホァンホァン(歓歓)」と「フェイフェイ(飛飛)」の時代)、それは東京に就職が決まった従兄弟が見に行きたいと行ったので一緒について行ったから。当時は長蛇の列でしかも檻の前には四重・五重の列があって、殆どパンダは見えなかったけれど(笑)。まぁ、愛嬌のある顔立ち体型なので人気があるのは分かるけれど、そんなに「見たい」という衝動は感じない。それならば子猫の寝顔の方が何百倍、何千倍、何万倍、何億倍... (以下自粛)。

天の邪鬼な自分は、パンダを気にするならもっと貴重な絶滅危惧種に対しても気にしろよと言いたくなるけれど、困るのは急に売り物目玉のパンダが鋳なくなってしまうアドベンチャーワールドでしょうね。関東地方ではそんなに知名度は高くないのだろうけど、多分関西地方では有名なんだろうなぁ。それだけで年間百万人もの入場者数があったのに、目玉のパンダ無き後はどうなるんだろうか。勿論パンダしかいないわけじゃ無いだろうから、それ以外のイベントや設備で何とかてこ入れするんだろうけど、関西地区には色々有名なアトラクションはあるし、今年は10月までは万博もあるから年内は厳しい状況が続くのかなあ。まぁ、特定の要素に依存してしまうとこういうことがあるからリスクがあるのは、どの分野の仕事でも同じ。ある程度コアの要素を持ちつつも、そこから派生・波及出る異なる要素も準備出来ないと、継続して行くことは難しい。これもある意味一つの教訓かも。

政局のための反対

「そうそう、そうで無くちゃ立憲民主党じゃない」と言われそうな、 G.W.中の外遊反対。理由は「物価高対策に集中しろ」という事らしいけれど、それならば経済に関係ありそうな、加藤財務相(イタリア)、江藤農相(インドネシア)、武藤経産相(マレーシア、タイ)、城内経済安保相(欧州三カ国)等も反対しないと辻褄が合わない気がするけれど、何故か鈴木法相、岩屋外相、阿部文科相と、経済対策物価高対策とは関係性が薄そうな人間に反対してどうするのか。特に石屋外務大臣は、ローマ法王の葬儀に国を代表して出席することも含まれているわけだから、それを反故にしろというのだろうか。

特に外務大臣というのは、国の外交に責任を立場なのだから、諸外国の関係者とどれだけ話をして外交関係を進めていくかが最大の仕事のはず。それなのに「物価高対策のため」外交を保留しろというの意味が分からない。逆に「経済にも関わる外交関係を責任を持って進めて前進させろ」というのならまだ分かるんだけれど。そう言う事を言うと「今はリモートでも会える」という反論があるんでしょうけど、外交の場合は相手の腹の探り合いという側面もあるから、リモートも併用することは良いとしても、やはり直接会っての話しは重要だと思う。

来る参議院選挙に向けて、与党との対決姿勢を示すためと言うけれど、その「対決姿勢」がどんどん自分達に対しての指示率を失う最大の要因になっていると思うなぁ。だって、国民が今欲しているのは減税だったり物価高抑制だったり給与増加なのに、そう言う事が出来る与党と妥協点を探るのでは無く、全く否定する所からしか入れないのは、やはりこの人達は本当に何か変える気持ちは無いんだな感じます。消費税関係の話にしても、一年間の次元で食料品0%と言っているけれど、それならば軽減税率を見直した方が良いんじゃ無いのか。例えば今の8%を5%とか3%にするとか。まぁ、そうなるとレストランはみんなテイクアウトに変わってしまうかもしれないか。

与党が経済対策で補助金とかの話をすると「選挙目当て」と批判するのに、自分達が選挙のために対決姿勢を振り回して、1番困っている物価高とは関係無い話を持ち出してくることこそ、自分達の「選挙目的」と言うしか無いんじゃ無いかな。物価高に関しては、確かにお金を出す方としては痛いのだけれど、逆にそれがないとそこから利益を得て社員へ賃金を払うことも出来なくなってしまう。それが会社が淘汰されてしまったら、職を失う人も大量に出てくるので、それこそ1番避けなければいけない話。それを願っているのだろうか。それこそ、国民民主党や維新の会などと協力して、軽減税率撤廃を要求するとか、税率は下げられないなら軽減税率の適用範囲をせめて広げる(但し新聞は10%でも足りないと思う)とか、あるいは批判されて自民党は引っ込めてしまったけれど支援金を配布するとか、なんでそういう話を先ず出来ないのだろうか。やはり当事者意識が無いから何でしょうね。

A380 20th Anniversary

Aviation Wireの記事から、エアバスの超大型旅客機A380が、初飛行から20周年を迎えたという話。自分くらいの世代だと「超大型機」と聞くと、やはり「B747-Jumbo」のイメージがまだまだ強いけれど、ここの所ハワイ行きで何度も利用していると、何となくB747のイメージがA380で上書きされている気がします(笑)。A380では1F席はまだ利用して事が無くて2Fの搭乗体験しか無いのだけれど、B747の2F席と比べると広さは雲泥の差。B777位の広さが2F席でもあるから、B747の2F席は何なんだったんだと感じる位。2F席にファーストクラスやビジネスクラスを設定している航空会社が多いけれど、あれだけのスペースがあれば納得ですね。ただ2F席の場合、荷物を入れるビンボックスが中央部分には無くて窓側だけなので、収納力が少し足りない気はしますが。

そのA380、ANAでは3機保有をして、NRT-HNL線にのみ投入しています。まぁ、コロナ禍が最大の原因だったけれど、ANAの大きな負債に成るんじゃ無いかと危惧された時期もあったけれど、何とか最近ではNRT-HNLのダブルデイリー化でA380の運航する場合も生まれてきて、それなりに需要も回復しているのかなと思うところ。ちょっと不思議なのは、G.W.期間中も含めて、5月中旬くらいまでは成田発の遅い便(NH182/NH181) が、週三便くらいの運航になっていることで、それってG.W.中はハワイ行きの需用が減っているという事なんだろうか。それとも、ANAのパッケージ旅行とかで、移動を最適化しているのかちょっと不思議。

各航空会社は5~10機位導入しているけれど、エミレーツ航空は100機以上導入していて、まぁ乗客数よりは、豪華な機内設備のためにあの広さが必要なんだろうけど、いかにも中東の航空会社らしいというか。その次の保有機数というと、シンガポール航空が13機との事で、SQもいつまで運用するんだろうか。ANAは1号機、2号機が2019年に導入して、3号機はいろいろあって2023年に就航(其れ以前に製造は完了)。仮に15年位運用するとしたら、2035年位まではA380は維持するんだろうけど、あと10年位か。それまでには、B777-Xも登場するだろうから、それ位のタイミングで入れ替えるのかな。場合によっては、A380からA350-1000というJALみたいな事も生まれたりして。個人的には、色々な種類の飛行機に搭乗してみたいら、それならそれでウェルカムですが(笑)。

A380に何度か登場していますが、やはり超大型機だけあって安定感は凄く感じます。B777に登場して、その感覚が残っているうちにB787に登場すると、何となく心細さみたいなものを感じますが、A380はB777よりも更に抱擁感みたいなものを感じるというか、やはり見た目の機体の大きさにも影響されるのかな。さらに、あの大きさで室内も静かですし、乗り心地は良いと思います。ただし、あの巨体故に離陸時には中々浮き上がらなくてちょっとハラハラしたり、逆に着陸時はそんなにショックを感じないのは、巨体と2F席という両方の要因があるだろうけど、安定感は抜群だと思います。今年、またA380に登場する機会はあるだろうか。秋ぐらいに、またブラブラしに行きたいですね、A380で。

2025年4月26日

消費税減税

選挙が近づくと、どの政党聞き心地の良い政策を言い出すものだけれど、今回は「消費税減税」「消費税0% (1年限定)」等がここ最近言われるように。スタート時は3%だった消費税も、今では10%とかなりの負担になり、まぁこれが無くなれば確かに楽になるよなぁと思う反面、でもその原資はどうするのかと言う話は、必ずと言っていいくらい「出てこない」。過去に同様の公約が言われたときも、先ずは「埋蔵金」があるという話になり、それを真に受けてその後3年半の地獄を経験するわけですが、今回もちゃんとした裏付けを示している政党は無し。みんな、そんなこと出来る分けないし、実行するとしてもそれは与党の仕事で自分達は傍観者、と言う立場なんでしょうね。

私などは消費税導入以前の経験もしているので、仮に消費税が無くなったら其れ以前にあった「物品税」が復活するのかしらという気も。国内での消費税導入以前に何度かアメリカへ出張した事があり、その当時には既に米国では「付加価値税(Value-added Tax/VAT)」導入されていて、米国の場合州によって異なるけれど、大体連邦税と州税あわせて13~15%位のVATが取られていてビックリ。そこにさらに食事等の場合だと、当時だと10~15%のチップ(Tips)が必要になるので、場合によっては定価の1.3倍位のお金を払わないといけない。これは凄く抵抗感がありました。だって日本ならVATもTipsも無いわけですからね。

その消費税。誰でも彼でも物やサービスを購入したときには10%(場合によっては8%)を追加した金額が必要になるので、どうしても自分が損をしたような気持ちになります。特に所得額の低い層は、100円1000円の違いでも大きく感じるので尚更。でも、実際にはwikiにも書かれているように、

そして、消費税反対論として、「低所得者ほど逆進性」の主張があるが、これは、低所得層における税による受益部分を見ずに消費税単体しか見ていない意見である。実際には、非課税世帯など低所得者層ほど消費税を中心とした「支払った税金総額」よりも、消費税以外での各種支払減免金額・自己負担上限・控除・還付・給付金などを合算すると徴税分配による受益総額の方が多いため、実体は「低所得者ほど受益超過」状態である[20]。

と、本来は低所得者層に対しては有効な税制度のはず。勿論、今の10%が15%とか20%すると言われれば、負担は大きくなるのだけれど現状その話は出ていないので優位性は担保されている。その消費税を減らした場合、その分何で吸収するかは大きいわけで、以前のように買物に税金は掛からなくなったけれど、貰う給料はそれ以上に目減りする事態になりかねない。

消費税を導入したのは以前の自民党政権ではあるけれど、それを10%に上げることを確約させて退陣したのが当時の民主党・野田政権。続いた安倍政権がデフレ脱却のために中々消費税増税に踏み切らないことに業を煮やした野田氏が、何度もそれを批判していたはず。それが今になると、消費税0%を本人自ら主張するのは大きな矛盾じゃ無いのか。与党の宣伝ベタの影響も大きいけれど、国民の雰囲気に合わせて無責任な公約をぶち上げる野党も酷いと思うし、そう言う事を批評せずに煽るだけのメディアの罪と責任は大きいと思います。夏の参議院選挙の結果はまだ分からないけれど、投票する側としても振り回された雰囲気で決めるのでは無く、やはりより具体的で実効性のある政策をちゃんと提案できるだけの組織に投票したい。

docomo料金変更

何か寝耳に水で、docomoが携帯電話の料金プランを知らないうちに変更している。ざっくりと関連記事を斜め読みした限りでは、大容量ユーザー(無制限ユーザー)に対してはお得感はあるんだろうけど、自分のようにミニマムユースのユーザーからすると、余計なオプションを点けて付加価値観を高めているけれど実際は「値上げ」だよなぁ... 

それぞれの人がそれぞれの利用方法なり利用目的があり、必ずしも誰にとってもベストな回答(=料金設定)は無いのだけれど、もう少しシンプルに分けてくれないだろうか。例えば月使用データ量が3G~5Gの範囲で価格重視の「料金A」、データ無制限利用など大容量ユーザー対象の「料金B」、そしてデータ量は50GB位で価格設定もそこそこ高価だけれど、付帯オプション(DAZN等)が突いているような、プライスレス的な「料金C」みたいな。そこに、長期利用割引とか、docomoの他のサービス併用での割引とか、そういう共通の割引オプションを絡めたら、かなりシンプルに自分の必要な料金設定が決まると思うんだけれど。

私は月1GBの契約で、4月も後一週間を残すこの時点でも、まだ半分は残っている状態。月によってはもっと使う場合も有るし、逆にもっと残る場合もあります。何もしないでこの状態でも無く、例えば一度に何十何百MBを消費するようなSlackみたいなアプリはモバイル通信では使用しないようにするなど、かなりアプリ利用も限定しているけれど、長年の試行錯誤の結果かなり最適化されてきた気がする。基本、メール使用、Chrome、Google Mapが三大アプリかな。Chromeでも、偶に動画再生とかデータイーターの状態になるときには、慌てて切り替えたりしますが、やはり最近はWi-Fiアクセス出来る機会が増えているので、そんなに不便さは感じない。そんな中で、わざわざ何十GBものデータ利用のオプションというのは、自分的には無駄に感じられますね。

価格だけなら、他者のサービスだと希望に合うものもあります。実は現在諸般の事情からdocomoの回線を3回線使用しているので、流石にもう少し最適化したいところ。昔は電話番号が分かるのが最大の問題でしたが、今はそれも無くなったから結構気軽に変更も出ます。その中で、1番古い回線に関してはdocomoのメルアドが出来れば維持したいので、それ以外に2回線に関しては、一つは廃止するか、やはり低価格のデータ通信ができるものに変更したいところ。今年の秋ぐらいから生活パターンが変わる予定なので、その時にもう少し最適化したいところですね。でも、今回のdocomoの新しい料金には行かないな(笑)。

2025年4月25日

Blue Ticket

来年から自転車の違反行為に関して罰金が適用される、所謂「青切符」の適用。113の違反行為が対象になるという事で、自転車には乗らない(保有していない)けれど車を運転する側 としては、これで自転車の「ひやり行為」が減ってくれれば少し安心。ただし、例えばヘルメットの着用とか、急な横断とか、なんせ住んでいる場所が田舎なので高齢者の方を中心に無頓着な人もまだまだ多い状態。仮に罰金適用となっても「聞いてないぞ」と言うのが目に見えるよう。

個人的には、自転車にこれだけ厳しくルールを適用するのであれば、電動キックボードにももっと厳格なルール適用をして欲しいですよね。あっちの方が、もっと適当でしかも平気で路上とか走行している例も経験しているし。しかも、電動キックボードの方が小型で小回りが利く分、突然路地から出てきたりして自転車よりも始末が悪い気がします。幸い(?)にも、浜松などの地方都市だと、街中などは舗装されていたり、歩道も整備されているので利用しやすいけれど、ちょっと構外に出てくると結構石畳だったり、路面も凸凹しているのであまり走行に向いていない。まだまだ出現頻度が少ないことが不幸中の幸いかも。

移動手段として色々な選択肢を増やすのは良いのだけれど、だからと言って電動キックボードは、個人的にはやりすぎだと思うんですよね。何であんな中途半端なものを、ルール的にはスカスカな状態で許しているのか不思議だし疑問。自転車に対しての青切符適用は来年からだけれど、本当ならば秋口くらいから適用して、それとともに電動キックボードやその他の簡易的な移動手段に関しても、ルール見直しの機運が生まれれば良いけれど。

とはいっても、事故を起こせば車側の責任もゼロでは無いわけで、相手のルールが厳しくなったからと言って、こちらが安心出来るわけではない。これまで以上に回りに注意しながら運転することには変わりないわけで、自転車側だけでなく車側に対しての注意喚起と理解した方が良いですよね。

備蓄米

今朝の朝のニュース等では、高値止まりしている「お米」対策のために、お弁当の「ご飯」を「パスタ」とか「ナポリタン」などに変更する、「お米代替作業」が進んでいると伝えています。個人的には、今回の「米不足、米高止まり」の話が出てきたときに、「パスタとか焼きそばとかで入れ替えたら駄目なの」という印象を持っていたので、「何だ世間はやっと気がついたか」と偉そうに(笑)。

ただ、それでも疑問なのは、1年くらい前かな、当時は「小麦不足」が言われていませんでしたっけ? そのため「粉物」が大変という話をしていて、その代替策として「米粉利用」という話が広がっていた気がするんですが。当時は、まだそんなに米不足の声も聞こえなかったけれど、その直前には確か夏の米不足が言われていて、「もう少し我慢すれば秋新米が出てくる」と言われていた時期じゃ無かったかな。で、その新米が前倒しして先食いされてしまい、さらに先物相場もあって出し渋り等が発生して、それが今の米不足に繋がっている、というのが自分の理解なんですが。米から麺に一時的にしろ変更するのは良いけれど、今度は小麦粉不足になったらどうするんだろうか。まぁ、小麦粉の場合は輸入分も多いから最悪何とか調整出来るという事なのかな。

あと、小麦粉の場合はアレルギーの問題(お米アレルギーもあるだろうけど)もあるから、誰でも彼でもお米から麺にと言うわけにも行かないでしょうし。それと、お米と麺を比較すると、お米は洗って炊飯すれば良いだけだけれど、麺は麺を準備してパスタとして調理と化しないと行けない。その分コスト的にも割高になりそうな気もするなぁ。コスト、調理の手間、さらにパスタの場合はそれだけで一つの「主食+おかず」になるから、おかず類との組合せにも悩みそうな気がしますね。

米が高い高いと言うのは良いけれど、どこの報道を見ても今の日本の米作りで、どれだけのコストが掛かり、どれ誰の利益を積んだらどれくらいの販売価格になるのか、そういう報道が一切ない気がします。そこが一番の問題でしょう? 米農家が生計を維持するためには、若しかしたら販売価格で5kg 5,000円とか6,000円位になるとしたら、そこは補助金とか支援金みたいな援助をしないと、流通価格は下がらない。その上で、安く米作りをするのであれば、より効率的に作業出来るような大規模化、集約化、流通コストの簡素化、みたいなことを農水省が旗を振って進めないといけないでしょう。実際今回の米不足が言われる前から、日本国内での米消費量は半減している訳ですしね。路線バスが減っているように、利用者が減っているのであれば、減反だって必要だし、そうなるとお米の流通量が下がる分価格も上がるだろうし。何か、お米の価格が4,000円を切る切らないという部分にのみ話題が集中していて、肝心な米行政といか米農政みたいな話が全く手つかずというのが一番の疑問ですね。

TV CMの終焉

フジテレビの一連の事件以来、TV CM広告の出稿が減少していて、半減していると言う記事。塔のフジテレビが厳しい状況に有るのは当然としても、「TV CM」全体にこれほど波及するとは、業界も想定していなかったのでは。実再最近ビックリしたのが、通常のCMの代わりに枠埋めのために放送される「AC(日本広告機構)」のCMが、フジテレビ以外のキー局でも結構見かけるようになってきた事。 

ACのCMには色々な種類がありますが、例えばタレントのゆうちゃみが災害時の持ち出しバッグの中身を説明するCMがあります。フジテレビ系列のチャンネルを点けていると結構放送されるCMの一つですが、先日も夕方テレビを点けていたらこのCMが流れました。で、CM開けに始まった番組が日テレ系列の番組だったので「えっ?」とビックリ。てっきりフジテレビ系列のチャンネル(8ch)だと思っていたら日テレ系チャンネル(4ch)だったので、へぇ~他のキー局でもCMが埋まらないことがあるんだと驚いたばかりでした。

最近は、スポーツ中継とか、朝のワイドショー等は時計代わりにリアルタイムで視聴しますが、バラエティとかだと基本録画しておいて後から視聴することが殆ど。理由は二つ有って、一つはHDDレコーダーでのCM飛ばしすることと、その時にCM開けにその前のシーンを繰り返すような場合もあるので、そこもスキップするため。私は、流石に1.2倍速視聴とかしませんが、CMとか重複したシーンは何度も見たくない。結果1時間の番組が45分位に短縮されるわけで、その15分が積もれば結構大きな違いになります。昔のVHSビデオテープの時代は、そのスキップする操作が微妙で、行きすぎたり足りなかったりして何度も送る・戻すボタンを操作しましたが、HDDレコーダーになると30秒スキップとか戻しとかあるから本当に便利。

そういう生活をしているので、最近特に気になるのがYouTube動画の広告挿入。以前に比べて、広告配信時間は長くなっているし、中には1分もの長尺(複数のCM構成)のものもあります。まぁ、無料視聴しているので仕方ないとは思いつつも、それでももう少し考えてほしいのがその広告挿入タイミング。例えば、動画の開始時と終了時に入れるのは理解出来ます。途中に入れるときに、テレビだと内容が分かっているから丁度良い区切りにCMが入るのだけれど、YouTubeの場合は突然脈絡無く広告が挿入されるので、結構そこでその動画の視聴を辞める場合も増えています。「話の腰を折られる」感を半端なく感じられます。YouTube Premium(広告無し配信等)は、月額1,280円(年間一括で12,800円)ですが、米国などで提供されているYouTube Liteを日本でも提供してくれないかなぁ。米国だとUS$6割り引かれて、US$7.99で提供。割合で按分計算すると、月額800円位。年間一括もあれば、年間8,000円位かな。これで広告無し再生が出来るのであれば、個人的には「買い」かなぁ。ますますTV/動画 CM衰退に拍車が掛かりそう。

2025年4月24日

Long-life Vital Monitor

ルネサスエレクトロニクスが発表した、低消費電力の演算用半導体。機能にも寄るけれど、一回の充電で5ヶ月程度の動作が可能というのは凄いと思う。仮に多少機能が増えても、1ヶ月そのまま動作できるくらいの容量があれば、個人的には24時間装着しっぱなしのバイタルモニターを開発して欲しいなぁ。 今のように一日ごとにあるいは長くても数日ごとにデバイスを外して充電しないといけないのは、やはり日々の生活の中で面倒だと思うし、ちょっと旅行に行くにしても充電器など余分に持ち歩かないといけないのは不便。

自分も以前この手のモニターデバイスの装着経験(腕時計型)がありますが、一度はめてしまえばそれなりに慣れて違和感は感じないものの、その頃は毎日充電が必要だったので、大体は就寝時に外して充電をして(その時に同時に充電ターミナルからデータアップロードする)、目が覚めたら再び腕に装着するという動作を習慣化していました。ただ、とはいっても付け忘れすることも何度かあり、データ収集という目的からするとちょっと難ありの印象でした。それが、最短でも一月以上動作できるようになれば、例えば毎月月末とか月初めの1日、あるいは最初の週末に充電操作とデーターアップロードする習慣づけは、そんなに大変じゃ無いだろうし、区切りとしても付けやすい気がします。

何故そこに拘るかというと、やはり睡眠時にぽっくり逝くような場合だとか、発作が発生するような場合には、誰も見ていないときに問題発生となるので、それを監視する機能が欲しいと思ったから。代替案としては、室内にカメラモニターを置いて、就寝時の様子をモニターリングしつつ、異常事態発生時には緊急通報するような仕組みは可能だと思うけれど、それも自室だけだろうし、外出して外泊したようなときには出来ないのはちょっと課題。理想はインプラントで体内に埋め込むことですが、流石にそれはまだ厳しいだろうし。形態が外付けになるかインプラントで内蔵するかは技術次第だと思うけれど、個人的に必要だと思っているバイタルモニターデバイスに関しては、やはり究極的にはインプラント形式にして、装着していることを意識しないデバイスが欲しいなと思います。ただそうなると、飛行機に搭乗するときのセキュリティチェックは大変になりそうだけれど(笑)。

このルネサスの製品、コアは英国のarmを使用しているならば、ソフトウェア的には応用範囲は広がりそうですよね。今のスマートウォッチの内部機能と入れ替えたら、それだけでバッテリー駆動時間が大幅に伸びるわけですから、5ヶ月や1ヶ月が無理でも、一度充電すれば2週間動作しますと言う事になれば、かなり大きな進歩だと思う。記事ではスマートウォッチ用と書かれているけれど、動作可能期間1ヶ月保証のスマートフォン用バージョンもつくって欲しいですよね、ルネサスさんには。

From TOKYO2020 to EXPO2025

DIAMOND On-lineの記事から、在日中国人による関西大阪万博に対しての日本国内の反応の異常さに関して。実際開幕前は、チケットが売れていない、参加パビリオンが完成していない、トイレが高い・異常など、あれが無い、これが出来ない等批判一色の様相でした。 プレオープンをしたときも、まだ批判意見が大勢だったように見られましたが、いざ開幕すると経験不足からの不慣れな案内や、交通機関のトラブル等問題は発生しても集客に影響はなく、話題のパビリオンや各国の地元メシの人気もあり、あっと言う間に50万人、100万人とマイルストーンを突破。今後よほど大きなトラブルがない限り、今回の万博の成功は保障されたような印象さえ受けます。

広い意味で言えば「批判」は必要であることは言うまでも無い。所謂「イエスマン」だけでは、どんどんその計画は歪になり方向性も歪んでしまうけれど、そう言うものを見直して修正する意味での「反対意見」「批判意見」は必要。それが、核心を突いた問題指摘であったり、見逃していた支援や保証を追加するような前向きな意見ならば良いのだけれど、最近はSNSの発達もあってか、無責任活野放図に勝手な意見を拡散する人が多いけれど、それは今回に始まったことじゃ無い。

遡ること4年前、1年延期された東京2020の時だって、根も葉もない批判意見は酷かった。特に当初の2020年開催をコロナ禍の影響を考慮して1年延期したことで、反対派の人達にある種の「成功体験」を与えてしまったように思うんですよね。2020年の開催は阻止した、2021年にはまた同じように反対意見を大っぴらに公開して批判活動ができる、という二つの成功体験。結果的には、2021年のTOKYO2020は、多くの制限事項はありながらも、日本選手の活躍もあり、また各国からの評価も高くて大成功したと思いますが、その事に関しては何も言及しない。今回も、もうこれで反対意見は出てこなくて、例えばネバール館みたいな極々一部の特異な例を取り上げて「それ見たことか」と言うのが精一杯の抵抗。まぁ、みっともないと感じます。

政府がやるから反対、○○がやるから反対というのであれば、無責任に反対と言うだけの集団にこそ「反対」を突きつけたい(笑)。本来であれば、「メディア」を名乗る存在が、背景なり経緯なりをしっかり取材をして、本当にその様な意見が正しいのか、あるいは実は別の隠れた問題があるんじゃ無いのかとか、調査して伝えなきゃいけないのに、一部ではあるけれど反対派を肯定するようなでも自分達の意見では無く「○○と主張する人達も存在する」と相手に責任をおっかぶせて間接的に報道する卑怯さ。で、成功してくると「○○の楽しみ方」とか「○○へ行く為の秘策トップ10」みたいな記事を平気な顔をして掲載してくるから、本当に彼らがしたいのは「報道」ではなく「宣伝」なんだと毎回感じます。まだまだ始まったばかりの万博だけれど、最後まで成功に向けて走りきってほしいですね。

BEV軽自動車

私は車に関しては一般的な知識や興味しか持ち合わせていないけれど、このニュースは今後の国内自動車シェアにかなり影響しそうだなぁと、素人ながら感じたもの。BEV(Battery Electric Vehicle)メーカーとして、中国国内ならず世界的にも先行するTESLAと共に評価の高い、中国のBYD(比亜迪)が、2026年を目処に日本国内に軽自動車規格のBEVを投入するというもの。日本国内では、日産と三菱自動車工業の共同開発の「SAKURA(日産)/ekクロスEV(三菱自)」が軽自動車市場の4割を占めているそうで、国内の軽自動車登録台数は約34百万台。この4割というと13百万台余なので、既にかなり大きなシェアを獲得しているんですね。年間の新車販売台数が自動車全体で約450万台。このうち約4割が軽自動車なので、年間の軽自動車販売台数は180万台。さらにこの4割がBEVなので年間70万台余が販売使用されていることになります。

で、長澤まさみなどのタレントさんを使って派手なCMを流していたBYDですが、こちらの記事によれば日本国内の販売台数は2024年で2223台。2023年から日本市場に参入して、前年比では54%増ですが2年間での販売台が4000台以下では、ビジネスとしては成立しないでしょうね。記事で指摘されているように、2024年のBEVの販売台数は約6万台弱。日産SAKURAでも昨年の販売台数は4000台に届かないんですね。TESLAが推定で5000台なので、BYDの2223台というのは結構検討している印象です。主要メーカーでもその程度の販売台数なのに、年間で6万台近くも販売されていることが疑問ですが、これは乗用車以外のバス等が占める割合が大きいのだろうか。となると、実質的なビジネスでは電気バス(BEV バス)だと現代自動車(Hyundai)あたりのほうが、上手く言っているんだろうか。日本はBEVに厳しいという評判は良く聞くけれど、まさにそれを証明している販売台数だと感じます。

でもBYDは、浜松にも販売店を開店させていて、全国的にも100店舗位展開するらしい。浜松には「柳通り」とい幹線道路沿いに、国内外の自動車メーカーの販売店が並んでいる場所が有って、通称「自動車通り」と呼ばれているんですが、その一角西の外れの場所に、VOLVOとAudiの間にオープンしたらしい。ここって、以前はPorscheの販売店が入っていたんだっけ? 道の反対側には、VWとLexusが控えていて、その中でBYDはどれだけ存在感を出す事が出来るのかなぁ。BEVメーカーなので、販売店=充電拠点となると思いますが、日本国内ではBYDお得意の高電圧の急速充電設備って設置できないですよね。国内規格のCHAdeMO規格の充電スタンドしか設置利用出来ないとしたら、余りBYDのメリット訴求も出来ない気がします。

最初の記事では、日本国内販売で赤字になっても、日本で販売することの様々なメリットがあるとは言っているけれど、同じような考え方でHyundaiが何度も挑戦していることを考えると厳しいかも。ただし、中国メーカーは自動車以外でも強引な力業で責めてきて、それで最終的には市場を制覇することはこれまでもやって来ているので、案外それなりの存在感を獲得出来るかも。乗用車の市場だとHyundaiの用に厳しいかもしれないけれど、あえてリソースを投入して軽自動車市場を狙ってくるなら、案外良いところに行くかも。課題は価格だけれど、定価で200万円を切ってくれば、補助金などで150万円位まで下がるんでしたっけ。中国国内ならば、自社の急速充電網を利用して効率的に利用出来ても、日本国内では日本の規格での充電走行が前提になるから、それ以外での訴求力(価格、航続距離、自宅充電設備の無料設置サービス等)が無いと厳しいかなぁ。日本では俗に「千三つ」と言うけれど、中国の場合は「万三つ」「億三つ」でも仕掛けてくる雰囲気のある社会だからなぁ。来年どんなデザインのBEV軽自動車を出してくるか、ちょっと興味深い気がします。

2025年4月23日

(UA) NRT - HNL (9) - 旅の備忘録

 今回も無事に旅を締めくくることが出来、多分年内もう一回くらい(?)、来年も多分訪問するだろうから、その時のために何時もの備忘録を記録しておきます。

  1. スタバのチップ
    スタバなどファストフードでの支払いも、レジでチップの表示が出る(要求される)ようになりましたが、今回何度か利用したスタバてはそれが無くなっていました。代わりに、以前のようにレジ横にチップ入れの瓶が置かれていて、さすがにレジでチップを請求するのは不評だったのかなと思います。それとは別に、Apple Payとかクレジットカード払いをすると、レシートにサイン(署名)を求められて、さらに「控えは欲しいか」と聞かれて、Yesというとレジのプリンターで控えを印刷し手渡してくれます。何か金額の違いとか、チップの有無とかトラブルがあったんでしょうかね。また、このような様子は、ホテル内のコーヒーショップやABC StoreにIsland County Markets等でも同じでした。

    注文するときには、最初に名前を聞かれるんですが、ここで日本語の名前を言ってもなかなか通らない。私の名前も、ローマ字表記にすると文字数が多いので、こういう場合にはパイロットが利用する「TAC Name(タックネーム)」みたいな略称を用意して、それを伝えるようにしています。ただ、それでも今回間違って記録されてしまい、なかなか難しいですね。
  2. データ通信
    今回は、昨年末のSeattleで使用したUS用のAiraloのeSIMに、データチャージをして使用しました。成田のラウンジで、US用のeSIMをONにしておき、いつでもデータ通信をこちらに切り替えられるようにiPhoneの設定を準備。HNLに着陸と同時に、通話はdocomoのまま、データ通信はこのAiraloのeSIMに切り替えて一旦そのまま置きました。その後、入国審査、税関審査を通過して外に出たところで、データ通信の確認代わりに自分のGmailにアクセスして、ちゃんと読み込んで表示が出来たので、これで地元のキャリアー(音声はAT&T、データ通信はVerizon)に接続出来た事が確認できました。以後は、ほぼどこでもアクセス可能で、実際到着してから帰国のためHNLを離陸するまでの二日ちょっとの利用(メール、Google Map、ブラウザー、Hilton/ANAのアプリ等)で、約700MB位の消費でした。ホテル内はHiltonのWi-Fiで、モールなどでPublic Wi-Fiが使えるところは使ったりしたので、実際にはもう少しデータ量は多かったかもしれませんが、今のところこれくらいの滞在ならば1GB/7日間の最低料金でカバー出来ますね。ただ、Asia版と異なり、帰国したら残りデータが使えないのが残念ですが。
  3. Pink Line
    JCBカード保有者なら、カード提示で無料で乗車できる、Waikiki Tolloryの一つ、Pink Line。今回も、AMC Super Flyers CardであるJCB ANA Gold Cardを提示して便利に使わせていただきました。Ala MoanaとWaikiki周辺を移動するなら便利な路線の一つといえますよね。あと、JCBユーザーが多く利用するからか、見た限りではこのPink Lineだけ2F建てのトロリーで、しかも毎回ほぼ満席の状態で走っていました。あと目立ったのは、HISがやっているLeaLea Tolloryかな。HISのパッケージ利用で、JCBカードを保有していたら、Honoluluの移動には困らないかも(笑)。
  4. ANA Express Bus
    ANA便利用者に提供している、Ala MoanaとDFS Waikikiをダイレクトに往復するANAの電気自動車バス。土曜日の早朝には、Ala Moanaの先のKaka'ako Farmers Marketまで延長して運転しているようなので、こちらは利用価値があるかも。

    今回アロハスタジアムへ行く時に、この会場の横を通過していったので、丁度開催されていた様子を窓越しに眺めましたが、賑やかさと内容の濃さでは、こちらの方がその後見たスワップミート@アロハスタジアムよりは高いような気がしました。

    で、ANAの威信をかけた(?)バスですが、椅子にクッションが敷いてあって座りやすく、また室内も他のトロリー等と比べると冷房の効きも良いかも。ただ、運航が30分間隔で停車駅がAla MoanaとDFS Waikiki(※一部Farmers Marketまで)の往復だけなのが、ちょっと使いづらいかも。利用しているホテルがWaikikiで、TheBusの利用も含めて起点としてAla Moana Centerを使うのであれば利用価値は高いかも知れませんね。青組であり、UAがホノルル線を運休している状態では、選択肢としてはANAのフライトしかないわけで、自分的にはホノルルへ行けば自動的に利用する事になるであろう足です。
  5. 自販機
    ホテル内にドリンクやスナックの自販機が設置されていたんですが、これがこれまでの現金専用機から進化して、Apple PayやクレジットカードのContactlessにも対応していて感激。やっと日本の自販機並みの利便性となりました。

    試しにクレジットカードで購入してみようかと思いましたが、自分の場合は現金特にコインを減らすことの方が優先順位が高いので、小銭(25セント硬貨)を消費するべく、US$2のミネラルウォーターを購入。日本の自販機のように、商品に対応したボタンがあるのではなく、商品の前に表示されている番号をタッチパネルから入力すると金額が表示されます。これが全面のガラスが汚くて、しかも一番下の段なので番号が読みにくくて困りました。やっと番号わ確認して、Quarterを8枚投入し。今回もUS硬貨を少し減らすことが出来ました。街中の自販機やモールの自販機までは今回確認できませんでしたが、さすがにアメリカも電子マネーの時代になりつつあるのと、防犯などの理由から非現金対応はますます進むでしょうね。
  6. Honoluluの気候
    到着当日は、朝方雨が降ったせいもあるのか、少し曇り空が広がる天気でしたが、気温は低めで直前の国内よりも涼しいくらい。二日目も早朝に雨(シャワー)が有りましたが、日が上がり始めると青空が広がる好天で、気温も前日よりも上がって27~28度くらいまであったようですが、湿度が低い分快適でした。最近の日本の「酷暑」を経験していると、Honoluluの暑さは「気持ちの良い暑さ」みたいな印象になりますよね。風もそこそこ吹いているので、ちょっとした日陰に入るとかなり快適です。これから夏になると、日本の酷暑から避難する「避暑地」になりかねませんね。
  7. トイレ問題
    日本から出て何が困るかと言えば「トイレ問題」。トイレが少ない以前に、お尻洗浄機能が無い環境がどれほど今の日本人にとって大問題なのか、毎回感じます。今回、往路のA380機内のトイレを最後に二日余り過酷なお尻環境(笑)を経験したわけですが、温水洗浄機能もそうですが、便座が冷たいのもかなりショックでした。最初ホテルに入ってトイレに座ったり、余りの冷たさに一瞬中腰になりましたから。以下に自分が日本で堕落した生活(マテ)を送ってたのか、何度も実感しました。また、大変尾籠な話で申し訳ないけれど、これまでは温水で洗浄してトイレットペーパーで水気を拭う程度の作業が、トイレットペーパーでしっかり拭き取らないと下着が汚れてしまう。特に胃腸が弱い私は、ちょっとしたことでお腹が緩くなるので大変です。さらに、拭くときの力加減を忘れているのと、海外のトイレットペーパーは国内の物よりも堅いので、どうしても微妙な部分に力が掛かるわけで流血状態に成る場合とか大変な状態になります。帰国日の朝、ANAのラウンジに入り、いの一番でトイレを借用してお尻洗浄したときの幸福感は、もう「プライスレス」(笑)。かと言って、携帯式の洗浄機を持ち歩くのもなぁと言うジレンマは、毎回感じるけれど毎回未解決で終わる課題ですね。
  8. Honolulu宿泊はHoltonのポイントステイ
    今回の宿泊はHilton Hawaiian Villageでのポイント宿泊。1泊7万5千ポイントで合計15万ポイントでしたが、ポイント宿泊だとリゾートチャージ(US$52+tax/日)と、税金も不用なので、素泊まりだけなら「無料」。逆に、Hilton HHORNORS特典で一日当たりUS$18のクーポンは貰えるので、今回も関内での食事代約US$100から二日分US$36引かれて、実際に支払ったのは食事代の差額約US$70でした。宿泊代だけで無く、ポイントもどんどん高騰しているので大変ですが、少なくともHonolulu宿泊はこの方法以外は今後も思いつかないだろうなぁ。
さて、次回も快適で思い出に残る旅が出来ることを祈りたいです。()

2025年4月22日

(UA) NRT - HNL (8) - 帰国日

前日、しっかり日中外歩きをして時差ぼけもそんなに無く、この日も夜の22時くらいからベッドに入り、疲れて熟睡した結果目が覚めたのが翌朝の6時位でした。シャワーを浴びてすっきりすると、敷地内のスタバへいって朝食のマフィンとコーヒーを調達。荷物をまとめて(まとめるほど無いけれど)、あっという間にチェックアウトの準備は完了です。空港へは、ホテル近くのバス停から20番のバスで約一時間の移動。出発時刻が12:40なので、3時間前の9:40到着が一応の目安ですが、20番のバスもそんなに本数は多くありません。ホテルから徒歩5分位のバス停で08:51発のバスだと09:30頃に空港に到着するので、これで空港へと向かいました。

09:30丁度くらいに空港に到着して、まずはANAのチェックインカウンターへ向かいます。パスポートを出すと「○○様、16ポイントを使用してアップグレードいたしますがよろしいですか?」と天の声。実は前日24時間前のチェックインのお知らせが届き、チェックインは出来たものの、デジタルポーディングパスの発券が出来なくて、これは過去の経験からアップグレードの処理中という兆候の一つ。また、この日のHNL-NRTのファーストクラスの予約を見てみると、座席数は表示されないけれど予約自体は可能なので、まだ席の余裕はあることになります。過去の経験から、これはチェックイン時にアップグレード確定パターンかなと期待していましたが、その通りの結果となりました。また座席も、最初は2Kにアサインされましたが、反対側の2Aも開いているとGSさんが言うので、出入り口に近い2Aへ変更して貰いました。ほぼ希望通りのアップグレード完了です。あと、マイレッジアカウントがAMCに戻ってしまったようで、ここは今回の目的でもあるUA MPへ変更して貰いました。

その後カウンター横Checkpoint #5の優先ゲートからセキュリティチェックに並びましたが、30人位並んでいてさらにサービス率が低くてなかなか前進しません。それでも15分位でなんとか通過して、その後は反対側のほぼ端にあるC4ゲート上のラウンジーと入場しました。いつもは、11時台のNH183便利用で、ほぼラウンジオープンと同時に入室していましたが、今回は入室したのが10時過ぎなので、NH183便やNH181便利用と思われる乗客で半分以上席が埋まっていました。ここでふと疑問が。NH183便はC4ゲートに駐機しているのでラウンジから直接搭乗できますが、Cコンコースの端C9ゲートに駐機しているNH181は、ラウンジを出て通路を移動してC9ゲートまで歩く必要があるんだろうか。丁度羽田からの折り返しNH185便となるNH186便が到着したところで、この機体はC5ゲートに入っていました。多分ラウンジから直接搭乗できるのは、C4ゲートに入った機体だけだろうなぁと思いつつ、となると搭乗開始12:00に併せて11:45位にラウンジを出る必要があるのでそれまでは小腹を満たしたりメールチェックなどして過ごしました。 

11:50頃にラウンジを出て、C4ゲートからC9ゲートへと移動。12:00少し前にゲート前に到着すると、事前改札の前の車椅子の方たちが搭乗開始をしているところでした。その後、優先搭乗が始まり、長い長いボーディングブリッジの通路をくねくねと移動して、やっとA380 2Fに到着。機内へと収まりました。挨拶に来たCAさんと話をしていると、クルーも機体も自分が成田から飛来したときの物だと分かります。今のところ、このNH182/181便はデイリーではないので、NH182便はHNLに二日駐機して、クルーさんも二日ホノルルに滞在して成田に戻るというルーティンらしい。私は往路はビジネスクラスで、しかも直ぐに寝ていたのでほとんどクルーの方の顔は覚えていませんでしたが、最後に成田で降機するときにドア前の担当していたCAさんが往路でお世話になったCAさんで「往復お疲れ様でした」と挨拶されてしまいました(苦笑)。

ドアクローズが12:30、その後プッシュバックが始まり、海側のRW08R/RW26Lへと移動します。巨体がゆるゆると動き出して離陸したのは13:00少し前。成田までの飛行時間は7時間12分と表示されて、定刻の16:25よりも早着できそうです。

ファーストクラスは、多分8席のうち7席を使用していたと思います。そんなに混雑せずに、ゆっくりとサービスされて行きますが、私はこのあたりで眠気との戦いになり、早々に洋食の食事を済ませると、2時間ほど仮眠みたいな感じてシートを倒して休みました。離陸後3時間半くらいで目が覚めて、その後はそのまま起きて日本の時刻に体を会わせる予定でしたが、機内Wi-Fiが半分くらいまで進んだところで調子が悪くなり接続出来なくなり、結局は後半もうつらうつらしながら到着を待つフライトになりました。

成田空港へは、東側から反時計回りに回り込むようにして、A滑走路のRW16Rへ着陸。その後46番ゲートへ入ったのは、16:09と定刻よりも15分位の早着でした。また、入国ラッシュの時間帯も終わっていたのか、入国審査場はガラガラですぐに通過。税関申告のゲートも特にトラブルなく日本に戻ってくることが出来ました。ところが成田エクスプレスが10分位遅延をしていて、品川駅で新幹線に間に合うか心配でしたが、接続時間は3分でしたが、自分の脚力を信用して(?)、JR東日本のホームから新幹線ホームへダッシュ。何とか新幹線には接続することは出来ました。でも、晩ご飯側のお弁当を購入する余裕はなく、浜松まで我慢の新幹線となりました。とりあえず今回も無事に戻ることが出来、一安心です。(続く)

Hilton Hawaiian Village Waikiki Beach & Resort

一年ぶりの滞在となった、Hilton Hawaiian Village Waikiki Beach & Resort.  Waikiki地区でも、多分最大規模の敷地を占有するHiltonの旗艦ホテル(自分判断)。Waikikiの中心地区からは少し距離があるので、その点はマイナスなんだけれど、施設内に色々な設備が充実していることと、最近はトロリーバスやANA/JALのシャトル等もそこそこ頻繁に往来しているので、多少時間が掛かることを想定すれば、そんなでも無いかも。 

成田空港で出発しようとしていたら、Hiltonのアプリから「チェックイン出来るよ」とお知らせがあり、普通は現地に到着してからチェックインするんですが、この時は何か虫の知らせかチェックインをしておきました。その後7時間ほどのフライトの後ホノルルに到着。空港でTheBusを待っているときに再びHiltonのアプリからお知らせがあり「部屋の準備が出来たから、デジタルキー送ったよ」との連絡。この時、まだ朝の09:40頃ですから、かなり意外でした。たまたま早朝にチェックアウトした人が居たんだろうか。で、部屋に入れることが分かったので、予定を変更してそのままホテルに向かいました。

1時間ほどでホテルに到着して、11時前には部屋に入り一息。アサインされた部屋は、何時も利用しているRainbow Towerの19Fで、丁度角部屋なのでパティオが二カ所あり、左側からはヨットハーバーと海が見え、右側からは山側の景色が見られる位置でした。このRainbow Towerは何度か利用していますが、以前の記憶だと施設が古い印象がありました。それが今回利用したら、リノベーションされたのか、室内も綺麗になっていましたし、電源関係も通常の110Vのコンセント以外に、USBのType-AとType-Cの充電ポートが設備されていて、これが部屋の中に3~4箇所ありました。ただ難点は、デスクが無いのでパソコンを置いて作業する場所が無いこと。ベッドかソファーに座って、文字通り「ラップトップモード(Lap-top)」で使うしか無いのがちょっと難点でした。

あと、Wi-Fi接続にはパスコード(PC)が必要なんですが、"Hilton Honors"という名前のアクセスポイントに接続して、認証用にブラウザーを立ち上げると、保存されていた前回のパスコードがそのまま生きているのか、それでなんとなく接続出来ました。実は、その直前にHiltonのアプリのチャットで、Wi-FiのPCを教えてとメッセージを送りましたが、なかなかレスポンスが無くて(忙しい時間帯だったのか?)、でダメ元でブラウザーを開いたらするっとアクセス出来て拍子抜けしたという感じでした。ただし、今回はWi-Fiの回線が細く感じられるくらいのパフォーマンスで、これは利用者が増えているからだろうか。あと、このホテル、時計を置いていないんですよね。自分のスマホで代用できるとはいえ、やはりとっさに時刻を確認したり、目覚まし設定出来ないのは不便。想像するに盗難防止なんだろうけど、ちょっといただけませんね。

今回の部屋はリノベーションされていて綺麗になっていたので、これなら今後もここでも良いかも。やはりホノルル最大規模の敷地で、敷地内にABC Storeもあるし、少し歩けば少し高級なテイクアウトも可能なお店も出来ているので、滞在するには便利です。難点は、メインのワイキキビーチやアラモアナから離れている(中間地点)ことですが、それもJCBのトロリー(Pink Line)とか自分のようにANA便利用ならANAのシャトル等、無料で移動できる手段もあるので、それほど不便さは感じないかも。なんとかポイントをためて、次回もポイントで宿泊出来る(その場合リゾートチャージがかからない)ようにしたいものです。

2025年4月21日

(UA) NRT - HNL (7) - Go Riding & Shopping!

ホノルル滞在二日目。前日の夜、Hilton名物金曜夜の花火大会が結構盛り上がり、それに触発されたのか夜中までパトカーのサイレンが鳴り響くような騒々しさの中、それでも夜の22時頃にはベッドに入り、朝の6時過ぎまでぐっすり就寝出来て、結構時差ぼけの影響は回避された様子。天気も、ちょっと遠くに黒い雲は見えますが、朝から前日以上の暑さです。

この日の予定は、まずはアロハスタジアムで開催されるスワップミート見学。本命は、2年前かな、閉鎖されて現在は新しいスタジアム建設中のアロハスタジアムの様子を見ることなんですが、折角なのでスワップミートもちょっと見てこようかと。その後、鉄分少なめですがSkylineに初乗りしてみようかと。その後は未定ですが、Skylineの帰り道の駅近くにある、Ala Moana SCに次ぐ規模のPearlridge Centerを覗きつつお昼を食べて、その後はAla Moanaに戻ってブラブラというプラン。


朝9:30頃にホテルを出て、最寄りのバス停から40番のバスでアロハスタジアムへと向かいます。1時間弱でスタジアム横のバス停に到着すると、すでに解体されていたかと思っていたスタジアムは、ほとんど以前のまま残されています。このスタジアムを初めて訪問したのは2007年2月に開催されたPro Bowl (NFL All-stars Game)。このBlogを始める前のことですが、その訪問記などを何か記録に残したいなと思ったのが、ここで20年近くあーだこーだ書き留める切っ掛けになったと思うと、やはりこのスタジアムに対しての印象も格段です。で、2023年には閉鎖されたと聞いたので、もう解体されて更地になっていると思ったら、外から見る限りではスタンドもそのままで変わらない印象。2026年とか2027年には新スタジアムをオープンするという話だけれど大丈夫なんだろうか。そんなことを考えながら、スタジアムの最外周の駐車場沿いにテントが広がるスワップミートをしばらく眺めていました。


まぁ、買いたいものも無いので、今度は道の反対側にそびえ立つSkylineの初乗車です。現在は、このアロハスタジアムまで運行していますが、年内には空港まで延伸する予定。ただ、多くの観光客は空港から反対側のダウンタウン方面へ向かうでしょうから、まだまだ開発途上という感じです。TheBusのHolo Cardで乗車でき、乗り換えなど2時間半までは無料扱いもそのまま。ですから、ホテル前からスタジアムに来て、Skylineで往復するまでは初乗りのUS$3.00で済みました。車内は利用者も少なくてガラガラ。明らかにこのSkylineに乗りに来たと思われる日本人観光客のグループが何組か同乗していました。乗車した印象としては「4両編成のゆいレール」といった趣。特にやることも無く終点まで行き、一度外に出てから再び乗車して、今度はスタジアムの一つ手前のPearlridge Centerの最寄り駅で下車します。


一つ気になったのが、駅に表示されている停車駅の表示が、まだ開通していない空港駅まで運行しているように書かれている点。気が早いというか、いちいち直すのが面倒なのか。車内に掲示されている駅名表示は、ちゃんとアロハスタジアムまでなんですけどね。あと、理由は不明ですが、直線距離を走っているのに、微妙に左右の揺れが連続する場合があって「レールが曲がってるんじゃね」という印象も。結構体が小刻みに左右にふんふん揺られる区間が何度かあり、ちょっと乗り心地は微妙でした。


Pearlridge Centerのモールですが、二カ所に分かれていてその間を有料のモノレールが繋いでいます。徒歩でも往来できるけれど、ちょっと距離があってアップダウンがありそう。しかもこの日はモノレールが運転停止していました。モール自体は、ですから駅側の建物しか入りませんでしたが、室内型モールなので日本人にはかなり暗い印象を受けます。写真ではiPhoneの補正がかかっているので結構明るく見えますが、実際はこの半分以下の明るさでかなり暗く感じます。お店も、Ala Moanaよりもより庶民的な印象を受けました。そんな感じでしたし、フードコートも見つからなかったので、そのまま今度は42番のバスに乗って、Ala Moanaまで移動しました。


Ala Moanaに到着して、ざっとモール内を見学しましたが、人出は以前以上に戻ってきている感じです。あと、ここもやはり中華系、韓国系の観光客は以前よりも目立たなく、欧米系とか東アジア、中東系と思われる人が目立った気がします。また、日本人も以前よりも多くすれ違ったので、円安とか物価高とか言われているけれど、やはり観光需要も戻りつつあるのかなと言う印象でした。


この後はANAのシャトルバスでDFS Waikikiまで移動しワイキキに戻ると、まぁ"Air Shopping"で今回の滞在を締めくくりました。このDFS Waikiki、以前は3Fまで免税店が入っていたと記憶していますが、今は2Fに上がるエスカレーターが閉鎖されていて1Fのみの営業。また、一番奥にはバスチケットとかのカウンターがあったと思いますが、今はコーヒーショップになっていて、ずいぶんと様変わりしたなぁとびっくりしました。ホテルに戻ってきたのは16:00近くで、さすがにヘトヘト。敷地内のスタバでアイスコーヒーを調達して、やっと一息つけました。

最後の夜は、さすがに疲れたのでホテル内のオープンバーでピザを肴に軽く飲んで終了。翌日は、12:40の出発なので、バスで1時間かかるとしても、9時前に出れば十分間に合うので、朝の6時に目覚ましをセットして就寝しました。(続く...)

絶好のチャンス

幸先の良いスタート切った、関西・大阪万博。開幕以前は否定的な書き込みが目立ったけれど、いざ開幕するとそれらはほぼ沈黙して、好意的な書き込みが多いのは毎度のこと。そんな中で、個人的に「なるほどなぁ」と感心した話題が二つありました。

一つは、こちらの記事にも書かれている「万博の食事」。 55年前の最初の万博の時も、世界各国からいろいろな食事が紹介されて、その中から日本に根付いて今では普通に食べられるものも増えました。確か、フライドチキンとかホットドッグとかハンバーグなどの「アメリカンフード」は、当時「月の石」で最大の人気を誇っていたアメリカ館から導入されたものじゃ無かったかな。今回は当時よりも多数の国や地域が参加して、食事の面でも何杯何十倍ものバリエーションが生まれていると思いますが、その参加国の食事に対して、「日本の衛生品質で各国の料理を食べられる安心感」という書き込みがなるほどなぁと思わず膝ぽんしました。私は国内でも、所謂「屋台」にはちょっと抵抗感があって、それは社会人になりたての頃屋台のラーメンを食べてその夜からお腹が調子が悪くなった経験があるからなんですが、東南アジアとか中国とか韓国なんかでは、さらにリスクがありそうで手を出しません。結構好きな人はそういう「屋台飯」を好む人も多くて、実際美味しいものも多いみたいですが、どう見ても日本の屋台以下の衛生状態に自分には見えるわけで、それがこの万博だとそれなりの品質・衛生レベルで試すことが出来るというのは重要かも。

もう一つは、本来ならば戦争や紛争のリスクなどがあり、渡航制限や注意が出ているような国・地域でも、この万博に参加している間はその国・地域へ「行った気分」になれるので、それもメリットという話。政情不安定な国が、何でわざわざ遠く日本にパビリオンを設置するのか良くわからないけれど、世界的に批判されていることにしたいしての反論、あるいは正々堂々と自己主張する場として利用されているのかもしれないけれど、紛争リスク不安定リスクがほぼ無しで観光できるというのは、確かに大きなメリットだと思います。そういう見方も出来るのかと、ちょっと目から鱗の話でした。

それ以外にも、イタリア間には世界的な国宝級の彫刻や海外、さらにはレオナルド・ダ・ビンチ直筆の設計図などが展示されていて、それらが国外に出ること自体がまれなのも、日本の治安なり安全品質が信頼されているからと言う意見には、個人的にも納得するところ。また、開幕前は不評一点張りだった「木造の大屋根」も、実際にその場所に立った人達は肯定的な意見が多くて、しかも今回初めて知りましたが、一部分は海上に立っているんですよね、大屋根。海の上からの眺めなんて、経験してみたいなと感じます。「百聞は一見にしかず」とは、確かに事実だなと再認識しますね。後半になると人気に拍車がかかってさらに混雑すると言われているけれど、今のところ混雑鑑定の夏休みシーズンを除くと、やはり9月とか10月の結構ギリギリくらいしか予定が空きそうもありません。何とか、55年前の万博同様、今回も少しでもいいから見てみたいですね。

第一子誕生

大谷選手・真美子夫人に、第一子となる女の子が誕生。世界的選手だけに、日米で大きな話題になるのは仕方ないのかも。出産立ち会いのための「父親リスト」入りしていた大谷選手も、21日の試合からはチームに復帰して来る予定とのことで、再び活躍してくれることを期待したいですね。ここまでの試合、悪くはない結果だけれど、大谷選手だけに「スーパーマン」みたいな活躍をどうしても期待してしまうわけで、今回の出産を切っ掛けに昨年以上の活躍に繋がればいいと思います。

で、すごい下世話な話だけれど、子供が出来た事で子供関係のCM契約が今後急増するんじゃ無いだろうか。オムツとか衛生用品、幼児用バギーや車の補助席、ミルクや離乳食、幼児教育関係、子供服、新たに4~5社は確実にCM契約・スポンサー契約が増えそうな気がする。まぁ、真美子夫人の妊娠が発表された時点で、それら関係する企業は水面下で交渉を始めているんだろうなぁ。というか、結婚した時点で子供の誕生は想定できるイベントだから、その頃からすでに企業としてはコンタクトしているんでしょうね。既存の契約企業だって、例えばJAL等は子供連れのパッケージ旅行とか訴求したりするかもしれないし、三菱UFJ銀行なんかは、学資ローンとか養育積み立てみたいな商品で効果があるかもしれない。これまでは「大谷翔平」というアスリートが広告効果の源泉だったけれど、今後はそこに「家族」みたいなイメージや「父と娘」とか、さらに多種多様なイメージやストーリーを消費者に感じさせる環境が出来たわけで、広告契約やアンバサダー契約はますます熾烈になるような気がする。

別に大谷選手のお嬢さん本人が登場しなくても、今なら大谷選手が赤ちゃんを抱いたシーンがあれば、みんな思うことは同じだし、将来的には女の子と一緒に登場すれば「家族」的イメージも自然と生まれるでしょうし。水原氏の事件があって、大谷選手の周辺のセキュリティとかプライベートは、これまで以上に厳しくなっているはずですが、逆にそれが少ない情報からそれぞれの消費者が妄想を広げる切っ掛けになるわけで、かえって宣伝効果は高くなるような気がしますね。それに、大谷選手のことだから、そうやってスポンサー契約できたら、今度はそれを子供の養育支援みたいな物に還元する気がします。グローブの全国への配布じゃ無いけれど、彼の場合はそういう良き前例がいくつもあるから、逆にもっと新規の契約を増やして欲しい気もします。

いずれにしても、一番の課題は今シーズン彼がどれだけ活躍できるかということは当然。多分、いろいろな記録でTop 5とかTop 3に入るのは間違いないだろうけど、去年の「50-50 (54-59)」とか、満票でのMVPとか、そこまでの活躍をしないと逆に評価が下げられてしまうかも。いゃ、その手前の記録でも十分な活躍だと思うけれど、どんどんハードルを上げている大谷選手だけに、どこまで活躍したらファンは納得できるのか。個人的に想像する今シーズンのシナリオは、ホームラン争いと盗塁争いは当然として、シーズン後半から投手復活をして、大谷投手でプレーオフ進出決定、ワールドシリーズも大谷投手で連覇する、みたいな筋立てだと最高かも。いずれにしても、まだまだ長いMLBのシーズン、さらなる活躍をいりたいですよね。そして、やっぱり「生大谷選手」を現地で観戦したい(笑)。

2025年4月20日

(UA) NRT - HNL (6) - 現地初日

フライト中はほぼ寝て過ごし、途中一度目が覚めてトイレに行きましたが、本格的に起床したのは到着1時間半くらい前。まずはオレンジジュースと、氷を入れグラスをいただき、グラスには事前に配布されていたミネラルウォーターを注いで、冷やして喉を潤します。その後CAさんに軽食など進められましたが、そんなに食欲もないので断り、そのまま着陸を待ちます。HNLへは、定刻よりもかなり速く、RW08Lへ09:02に着陸。その後誘導路に出てA380対応のPBBがあるC9ゲートに入ったのが09:11でした。

機外へ出ると、入国審査上までの長い道のり。途中でシャトルバスが停車していて、そちらを利用しようか悩みましたが、ずっと寝ていて血流も悪くなっている気がしたので、リハビリも兼ねてそのまま入国審査上へ向かいます。結局入国審査上に降りるエスカレーターには、バスを利用しても同じくらいのタイミングでした。入国審査上では、右手がクルー用、左手が一般用の入り口で、左側に誘導されましたが、その後どんどん右側に誘導されていき、結局あいていたクルー用ブースでの審査になりました。ちょっと厳しそうな女性係官から「目的は」「何日」「ホテルは」と聞かれて顔写真を撮影して終わり。何度も渡航歴があるからでしょうか、指紋採取がありませんでした。その後1階下に降りて税関申告のゲートも、何か同僚と話をしている係官の横を何も言われずパススルー。あっけなくアメリカ入国完了です。

この日は、ホテルのチェックインまで時間があるので、空港から反対方向のアロハスタジアムへ移動して、ここからSkylineに乗って時間を潰す予定でした。ところが空港の外でeSIMをアクティベートしてネット接続をしていたら、Hiltonのアプリから「部屋の準備が出来たから、デジタルキー送ったよ」というメッセージが。まだ10時前なので、これは予想外でした。早めにチェックインしておいたのが功を奏したんでしょうか。直ぐに部屋に入れることが分かったので、計画変更。まずはホテルに入って荷物を置いて、その後この日は近場を回ることにしました。タイミング良く5分ほどで20番のワイキキ方面行きのバスが到着したので、これで約1時間ほど乗車してホテルの最寄りバス停で下車。11時前には、部屋に入って一息つくことが出来ました。 

そのまま安心しては寝入ってしまい時差ぼけが解消されないので、お昼頃になったのでランチがてらこの日はワイキキ周辺を攻めることにしました。歩けない距離ではないのですが、さすがにちょっときついのですが、丁度ワイキキトロリーのピンクラインがやって来て、これはJCBカードで乗車できるのでこれに乗ってビーチ方面へと移動しました。ワイキキの所謂「街中」を歩いていると、人出が多いのはもちろんとして、以前は目立っていた中華系の観光客以上に欧米とかインドとか、アジア圏以外からの訪問客が多いような気がします。一方で、以前と比べて日本人とすれ違う機会も多くて、特にリタイアしてその記念にみたいな感じの熟年カップルが多かったように感じます。

あと、朝到着したときには雨が降っていて、その雨はこの頃は上がって晴れ間も見えるくらいの天候でしたが、それでも湿度はそんなに高くなく、また気温も多分25~26度位で非常に過ごしやすい陽気です。余り、浜松あたりのここ数日の陽気と変わらない気がする。それもあってか、午後数時間ブラブラ歩いたことで結構時差ぼけ解消につながったような気がします。

ホノルルは一年弱ぶりですが、結構以前は気がつかなかった変化もあって、例えばSheraton Waikiki横のRoyal Hawaiian Centerにあった、何度か利用して気に入っていたイタリアンのお店が閉店していたり、その直ぐ横には日本でもおなじみのDEAN&DELUCAがオープンしていたりと、それ以外にも結構和食のお店がオープンしていて、コロナ禍以前の勢いが戻ってきたみたいな印象を受けます。そんな変化の中でも一番びっくりしたのは、Hilton Villageの横の交差点のところに「WAILANA Coffee House & Cocktail Lounge」というお店があって、結構朝から夜まで人が出入りしていましたが、今回Hiltonに行くときに見たら「Island Country Market」という食品やアルコール等を販売するお店に変わっていてびっくり。時間もあったので中に入ってみると、雰囲気はABC Storeに似ていて、でも扱っている物はちょっと高級品というか品質にこだわっている感じ。「ABC Storeのハイグレード版」と言ったら失礼かなと思いつつ、ホテルに戻って調べてみたらBingoでした(笑)。今回街中を歩いているときにも、このお店は何店舗か見つけたので、ABC Storeが一部業態変更しているのかもしれませんね。店内調理で和食や軽食、フルーツ類も新鮮さはこちらが上で、それ以上に驚いたのは日本の「響」とか「碧」とか高級ウイスキーも販売していること。「響」US$99で、「碧」もUS$44位。円安換算しても、国内価格とそんなに違わないのかな。それ以外も日本の高級ウイスキーもあったし、プレミアムバーボンもUS$40位で販売していたので、思わず買って帰りたくなったくらい(笑)。

午後になって、さすがに歩き疲れたので、ホテル敷地内のスタバでアイスコーヒーと少し甘い物でカロリー補給をして、夕方はホテル内のバーで軽く食事とお酒を済ませて、一日目というか到着日の長い一日が終わりました。(続く...)

1.21 Jigowatts


NTTが実験に成功したという、落雷を誘発して安全に地上に放電するドローンの実験。ドローンを避雷針に見立てて、落雷を誘導するらしいけれど、落雷の直撃を受けても動作できるドローンもすごいと思う。ただ、誘導線を付けてドローンを飛ばすのは直ぐ出来ても、チカへ落雷を流すための接地(アース)を近くに準備しないといけないわけで、それをどうするかが課題なのでは。アイデアとしては、事前に雷が多発するような場所や、落雷被害を回避したい施設(学校や屋外施設)周辺に、マンホールみたいな形であらかじめアースを設置しておいて、落雷警報が発令され他すら直ぐに「ドローン部隊」が移動してそこと接続して、落雷回避モードに入るような仕組みになるのかな。

記事の最後には、

さらに、誘雷によって得られるエネルギーの蓄積・活用も視野に入れ、蓄積技術の開発にも取り組んでいくとしている。

と書かれているけれど、これで思い出すのは映画「バックトゥザフューチャー」のPart-I最後に、時計台に落雷した電気をデロリアンに誘導して、タイムトラベルのエネルギーにする話。確か「1.21 Jigowatts」で、これは「1.21 Gigawatts」を間違って記載して結局そのまま架空の単位に映画では設定されたものらしいけれど、やはり膨大なエネルギーに変わりないので、これをうまく保存あるいは利用できたら結構大きいかも。ただし、自然エネルギーなので、いつ蓄電できるか分からないし、雷という性質上いつどこで発生するかも分からないから、かなり気まぐれなエネルギーになりそうですが。

太陽光発電もそうですが、発電計画や発電量が定まらない「自然エネルギー」をどう計画的に運用利用するのかは、難しい課題ですよね。個人的には、画期的な蓄電技術ができない限りは、その場その場で利用できる分を使うしか無いけれど、一般的な電気利用は「定常的に安定して必要な電力供給がなされている」事が大前提だから、今の自然エネルギーは不十分。太陽光発電だって、火力発電のかなり弾力的な運用があるから利用できるわけで、本音のところではより安い原子力発電に戻したいところでしょうね。その太陽光発電以上に気まぐれな発電方法となる「落雷発電」。じゃ、全く使い道が無いのかというと、例えば落雷の場合は瞬間的に大電力が発生するわけだから、それを必要とする例えは金属の融合とか、それこそプラズマ発生させるような実権とか、そういう物に利用したらいいかも。

で、最終的には、デロリアンが生まれると(笑)。 それから、ゴミや空き缶で核融合エネルギーが取り出せる「Mr. Fusion」が誕生したら素晴らしいけれど(マテ)。

2025年4月19日

(UA) NRT - HNL (5) - 出発当日

無事にHolo Cardのトラブルも解決(?)して、いよいよ今日は出発の日。予約時のちょっとした躊躇で羽田発のフライトを逃してしまい、今回は成田まで移動しての出発。それでも、一日2便(日によっては1便)あるフライトの遅い方なので、空港移動には余裕があります。でも、羽田発だと更に出発が遅いから、もっと余裕が生まれることは一時的に忘れるようにしよう(笑)。

遅めの夜出発ということなので、朝からは通常の仕事モードに。ただ、午後は少し早めに切り上げて移動開始です。午後に準備した荷物を持って出発。路線バスで駅まで移動して、新幹線で品川駅へと移動します。途中までは問題なかったのですが、静岡を出たあたりから速度が遅くなり始め、三島を通過した後でさらに速度が落ちると、とうとう停止してしまいます。車内アナウンスがあり、先行する列車対応で熱海駅で停車している列車があり、熱海駅は待避線が無いのでそこで後続車両も停車しているとのこと。それでも5分ほどして動き出し、その後は心なしか速度がいつもより早めのような感じで進みました。新横浜、品川と2分遅れでの到着となりましたが、N'EXとの接続時間は15分以上有るので問題ありません。

品川駅では、金曜日の夕方の時間帯ということで、帰宅ラッシュとインバウンドの皆さんでいつも以上の混雑具合。今回は、反対側の京急乗り換えでは無く、二つ先のN'EXのホームへの移動ですから、数分でホームにおられました。ただ、工事中でホームが結構狭いので、待つ場所にちょっと苦労しますね。17:49発のN'EX 47号の前に、常磐線の快速が来る予定でしたが、これが前の駅での乗客対応で5分ほどの遅れとなり、N'EXも2分位の遅れで到着しました。時間帯と、このN'EXは東京を出ると、千葉、四街道、佐倉、成田と停車する設定なのか、品川駅で8割くらいの乗車率となり、次の東京駅ではほぼ満席になりびっくり。今回は12号車のグリーン車を利用しましたが、グリーン車がほぼ満席になったのは多分初めての経験ですね。

成田空港へは19:00少し過ぎに到着。さすがにターミナル内は閑散としているけれど、以前と比べたら結構人手が戻っている印象は受けます。実際、一般の保安検査場は外まで列が続いていましたし。何時ものZカウンターを利用しようか悩みましたが、預ける荷物はないし、チェックインもオンラインで完了しているので、Fast Trackで通過することにしました。この時には待ち行列の列もありませんでしたし。しかし中に入ると、荷物を入れるトレーが全然無くて、トレーが戻ってくるのに数分待っている間に待ち行列が出来てしまい、これならばZカウンターに行くべきだったと反省。まぁ、その後の出国審査はほぼ素通り状態で、制限区域内に入るとまずは一息つくために5サテにあるANAのラウンジへと向かいました。

使用機材のA380は、使用出来るゲートが限定されているので、この時は4サテだろうなと想像していました。ですから、早めに5サテのラウンジを出て、元のANAラウンジ、現在のターキッシュエアのラウンジ探検をしようかと思っていましたが、やっとゲートがアサインされたら、54番ゲートになったので、ギリギリまでラウンジでメールチェックなどしていました。機内では、直ぐにシートを倒してギリギリまで寝ていく予定なので、ラウンジでは日頃は余り食べないご飯物とか注文して夕食代わりに。後は、余り深酒しないように、白ワインを炭酸水で割ってスプリッツアーにして時間が来るまで過ごしました。

搭乗開始予定時刻が20:45なので、10分位前に身支度を調えてラウンジを退出。54番ゲートは、ラウンジからのエスカレーターを降りたら180度反対側に回り込むような裏側の位置にあります。すでに多くの乗客が搭乗開始を待っていて、ゲート前には優先搭乗待ちの車椅子の方とか幼児連れの家族のグループも何組か搭乗開始を待っていました。グループ1のレーンに並んで、優先搭乗を待っていたんですが、ボーディングブリッジ(PBB)に入るドアの前に居た男性スタッフが、トランシーバーで何か話していて「バードストライク?!」という言葉が聞こえてきてびっくり。えっ、もしかしてトラブルで空港閉鎖?と焦りました。ただ、そんなに騒ぐような様子も無く、5分ほど搭乗開始が遅れましたが、事前改札のグループもPBBに消えていくと、5分ほどして優先搭乗が始まりました。A380なので、PBBの途中で分岐点があり、右側2Fへ、左側が1Fへと接続しています。

機内に入り落ち着いていると、CAさんが来られて挨拶がてら「お食事は不要という事前リクエストを伺っていますが」と確認されたので、直ぐに寝るので食事や飲み物は不要。ただし、着陸前に水分補給はしたいのでその時寝ていたら起こして貰うようにお願いしました。ネットに接続してすぐに、Hiltonからメッセージが飛んできて、その内容が「オンラインチェックイン可能」というもの。その時はそんなに深く考えずに、チェックインをしましたが、これが後でちょっと助かりました。そんな中、ドアクローズが21:14にあり、5分後にはプッシュバック開始。RW16Rへ移動して離陸したのが21:40でした。さすがに大型機だけ有って、離陸開始からの加速も緩やかだし、なかなか期待は浮かばないし、さすがA380(何が?)という感じでした。

離陸後直ぐに寝落ちしたのか、周りの騒がしさで目が覚めると離陸して30分位経過していて、ミールサービスが始まるところでした。自分は、シートを倒して、敷きパッドや掛け布団の準備。忘れないように、iPhone 15 ProをUSBポートに接続して充電もしておきます。事前にWi-Fiのパスコードが送られてきていたので、これをWi-Fiアクセス時に使用してネットワークに接続できることを確認してから、しばらく休むことにしました。(続く...)

韓国のお米

国内では、中々お米の価格が下がらず、備蓄米の効果は無かったのか、それでもこれだけの価格が必要なくらい本当はお米の価格はこれまでダンピングされていたのか、どういう状況なんでしょうね。 先日も書いたけれど、備蓄米が払い出されて、その時の入札価格(原価)は分かっているんだから、それが何故4,000円を切らないのか何故メディアは取材しないのだろうか。結局は、生産者から小売店までの色々な魑魅魍魎の複雑な関係を知っているから、火中の栗は拾いたくないというのが理由なんじゃないの?!

そんな中、韓国で販売されているお米の価格が、日本の半額だからと急遽購入して帰国された方のツイートが話題になり、それに釣られて韓国から帰国するときにお米を購入するのがちょっとしたブームなっているような報道も。ただ、免税品を持ち込むような簡単な手続きでは無く、韓国出国時に検疫証明を貰い、日本入国時にも検疫手続きが必要など、多少の手間が発生します。それでも「半額」という価格に引かれて購入するらしいけれど、1kg、2kg程度ならまだしも、安いからと大量に購入したらスーツケースに入れるだけでも大変そう。一寸疑問なのは、海外のお米を購入する話になると、「味が...」とか「品質が...」とか言う話は、毎回必ず登場する話題なんですが、今回はそういう話は報道されていない。韓国もお米の国だと思うので、そんなに日本と違わないお米なんだと想像しますが、日本人の口に合うかどうか、それが分からないのに「安いから」と購入ブームを煽るような報道はちょっと変だと思うけれど。

とはいっても、実はアメリカ出張時代は韓国焼き肉屋さん(Korean BBQ)のお店にはお世話になっていて、毎週金曜日に現地の出張者で通って焼肉パーティーをしていたお店がありました。韓国風の焼肉だけでなく、韓国国内同様どんどん出てくるキムチやナムル類もありがたかったし、日本と違ってアルマイトの蓋付き器に入って蒸されて出てくる「ご飯(白米)」も美味しくて、目の前のテーブルのグリルで焼いた焼肉をご飯にバウンドさせて口に入れると、「あぁ、今週も頑張ったなぁ」と感じる瞬間(笑)。日本国内の焼き肉屋さんと遜色ない内容と味で人気も高く、出張者の歓迎会、帰国時の送別会などいつも利用していたので、お店の方も顔馴染みで、何時の頃からか確か20%位だったかな、割引料金で提供してくれたり、裏メニューなんかも色々出してくれました。当時は、西海岸では日本のお米も栽培されていたけれど、出張先の東海岸までは中々届いておらず、その中でも堅固なコネクションのある中国系や韓国系の人は、物流に関してはプロでしたから、多分西海岸からお米を調達していたんじゃ無いかなぁ。自分でも、鍋でご飯を炊いたりしていたけれど、当時はあの「焼肉パーティー」食べるご飯が一番美味しかった。下手な日本食のレストランよりも美味しかった気がします。

韓国のお米価格が日本の半額というならば、何処かのメディアで是非その生産コストや物流コスト、さらには政府の支援策など取材して報道して欲しいですよね。韓国の場合、人口は日本の半分なので、消費量がそんなに多いとは思えない。地形的に日本よりも平野部に恵まれていて大規模農業が出来ているのだろうか。個人的には、日本の農業も今の個人経営から、まずは会社組織にして大規模に効率的に仕事が出来るようにするべきだと思うし、その後は物理的に畑や田圃を集約して、更に効率化を追求するべきだと思っているんですよね。それでも、物価も上がっている現在そんなに急にお米の価格は下がらないだろうし、下げる必要も無いのでは。だって、経済ってそう言うものだろうから。だから、お米の適正価格は本当はいくらなのか、それを先ずはしっかり報道して欲しいですよね。で、旅行先でのお土産は、もう少し記憶にも記念にもなるものを選びたい。

Battery Issues

ある意味深刻な社会問題でもある、バッテリーの廃棄問題。お笑いコンビ「マシンガンズ」 のメンバーで、清掃員芸人としても有名な滝沢氏のコメントだけに、説得力ある話。実は、この「バッテリー廃棄」に関しては、浜松市はかなり先進的だと思うんですが、月に1回設定されている「特定品目廃棄日」に、乾電池などと一緒にリチウムイオンバッテリーやニッケル水素電池を廃棄する事が可能で、さらにバッテリーが膨張しているようなものでも、同様に廃棄可能なんですよね。モバイルバッテリーも同様に廃棄可能。例外は、電動自転車などに装備されているバッテリーや、車のバッテリー類で、これらはさすがに業者対応になりますが、所謂家電で使用しているバッテリー類(乾電池やボタン電池も含む)は、市が対応してくれているのは多分すごく希少では無いだろうか。さらに電子たばこの類いも、バッテリーが取り外せる物は外して、外せない物は「特定品目」として廃棄が可能。

他県や他の市町村の例を知らないので、今回の記事のように「バッテリー廃棄がいかに難しいか」という話を聞くたびに、浜松市には心の中で拍手したい気分に。私が地元に戻ってきて今年で18年立ちますが、私が記憶している限りでは最近始まったわけでは無くて、私が地元に戻ってしばらくして、でも少なくとも10年くらい前から「特定品目」として廃棄できていたと思います。以前はコンパクトカメラなんかも何台か所有していたので、それらの内蔵バッテリーとか、その後のデジタル一眼レフカメラのバッテリーとか、結構処分でお世話になりました。乾電池やボタン電池同様、端子部分にセロテープを貼って、万が一にも短絡(ショート)しないようにして、年に何回か廃棄していました。

「なぜ浜松市はそこまで出来るのか」という理由を自分なりに考えてみると、浜松市は自動車メーカー、オートバイメーカー、さらにはヤマハ、カワイなどの楽器メーカーとか、結構バッテリーに関わる工業都市と言っていい地域なんですよね。それら大手の研究所や開発施設、さらには製造工場も多く存在しているので、そういう廃棄物処理をする環境だったり技術には恵まれているんだろうか。理由は不明だけれどこういう措置が提供されているのは非常に助かります。

自分がパソコン開発に関わりだした頃は、まだバッテリーの稼働時間も短く(NiCd Battery)寿命も短く、また大きく重いこともあって、ノートブックパソコンといえども外付けバッテリーが普通でした。開発中でも、ちょっとテストで充放電を繰り返すと、あっという間にメモリー効果でバッテリ容量が半減してしまうし、昔はまだバッテリーの安全対策も途上だったので、バッテリー担当者は結構危ない目にも遭っていたみたい。今もやっていると思いますが、バッテリーパックに五寸釘を打ち込んで発火や爆発しないか確認するテストがありましたが、冗談で無く命がけだったみたい。最近でも、粗悪な互換バッテリーの発火事件が時々報道されるけれど、バッテリーってエネルギーの塊な訳で、手榴弾くらいの気持ちで扱った方が良いと今でも思っています。その後安全性も高くなり、バッテリーの素材もいろいろ改善されて、さらにパソコンの薄型競争なんかもあり内蔵型が主流になったけれど、パソコンのリユース制度が無かったら、廃棄処分にかなり悩んだでしょうね。浜松市の今の取り組みというか、バッテリー回収の仕組みがエコシステムとしてうまく機能しているならば、是非全国に展開して欲しいと思います。

2025年4月18日

政治は現実世界

以前は自民党に批判的だった人材を、この夏の東京選挙区の参議院選挙候補者の一人にリストアップして物議を醸していた話。その候補者であったのが、浜松出身と言われていた、渡部カンコロンゴ清花氏。生まれは旧三ヶ日町ですが、中学から東部地区へ引っ越したのか、高校は東部の名門校富士見高校卒業。その後大学は浜松市にある、静岡文化芸術大学へ進学しているから、「準浜松出身」くらいの感じかな(笑)。 

残念ながら自民党の公認は最終選考で届かず、今回の顛末を説明するnoteを自らアップしています。この内容を読む限りでは、事前に流布されていた「反自民」「左翼的」というような風評とは逆に、前向きな考え方を持っている人で、別に自民党候補者として選挙に立候補しても良かったんじゃ無いかと言う気がします。自分なりの理想を掲げて、それを実現しない与党や自民党批判をしてきたけれど、社会の色々な仕組みやこれまで見えなかったものが視野に入るようになると、彼女自身も書いているように「100点満点」以外を否定してしまうことで、結局は何も実現しないジレンマを強く感じたんじゃ無いだろうか。

見る人の立場によっては180度の変質変容とも言われかねない今回の状況に関して、今回公開したnoteのような説明を、事前に公開していたらここまでの批判・非難は受けなかった気がします。候補者選択の公平性担保のために、そういう発言や若しかしたら応募していることも開示できなかったのかもしれないけれど、そこは残念。往々にして、こういう対局の経験をした人が現実的な解決策を求めて、飛び込んでくる機会は重要だと思うんですよね。理想と現実のギャップを自ら認識しているから、より現実に即した意見や批評が出来るだろうし、それって特に短期に支援が必要な人達には重要な事じゃ無いだろうか。逆に、自民党に見切りを付けて野党に転身して自分の理想実現を模索する人が居ても良いと思う。そう言う交流というか、ある意味新陳代謝だと思うし、活性化に繋がることで、現実的な問題解決に繋がる切っ掛けになると思います。

今後彼女がどの様な方向に進み、どの様な活動をするのかは現時点では不明だけれど、再び政治の世界で自分の目標達成を目指しても良いし、政治の世界を多少なりとも知ったから、再び反対側のNPO側の人間として対峙する活動でも良いと思います。必要な事は、現実に目覚めたことで、一つ一つが小さな事でも確実に実現して前進して、その成果を少しずつでも大きくしていくことで、彼女自身の夢の実現に近づくだろうし、彼らが支援が必要と思っている人達に対しての支援も増えて行くはずだと思います。これは自分が何十年も経験してきた仕事でも同じで、より良い製品を作りたいという気持ちは変わらないけれど、そのためには明日売れる製品を作らないと次に繋がらないし、そこは色々な妥協と協調が必要な世界であることは同じ。良い意味で「理想と現実のギャップ」を身に染みて知ったこう言う人が、現実的なバランス感覚の中で上手く世の中を改革してくれるような気がします。

2025年4月17日

T2 SilverKris Lounge@Changi

 Changi Airport T2のSilverKris Lounge/Kris Flyer Gold Loungの改修をするという記事。ANAのSingapore線を利用するときには、T2を使用するのでここは何度もお世話になっている場所。先日のSingapore行きでも利用して、この時にはコロナ禍を境にAMC Diamond会員のFirst Lounge招待が復活していることも発見。その時も感じましたが、T3が出来T1もリノベーションされて、T2が今や一番古い施設になってしまったのかな。

先日も利用したFirst Class Loungeは、4付15日から改修工事が始まるそうで、そうなると暫くはこちらは利用出来なくなりますね。隣りのビジネスクラス用のスペースが、2025年第4四半期から改修スタートということなので、それまではFirst Class/Diamondメンバーもビジネスクラスラウンジへ案内されて、ビジネスクラスラウンジの改修が始まる頃には、First Class Loungeは再開している予定なのかな。その間は、ビジネスクラスラウンジ有資格者は、手前のKris Flyer Gold Loungeへと誘導されていくんだろうな。6月頃に2回目のSingapore行きを計画したいと思っているので、その時にちょっと途中経過を観察出来ますね。

Changiと言えば、ほぼSQの牙城なのでこう言うこともどんどん出来るんだろうなぁ。アメリカの空港だと、ターミナル毎に航空会社が自分達用にデザインして建築したりするから、ここに個性がありすぎる気がしますが、逆に日本の羽田空港とか成田空港ももう少しANAさんには頑張って欲しい気がします。まぁ、羽田空港はT2に国際線ターミナルがオープンしたから、ANAとしてはサービスに力を入れているのだとは思いますが、あのラウンジと食堂エリアが上下に分かれているのは失敗だと思う。3FのラウンジエリアからQRコードメニューでオーダーできて、それを2Fで作った物をサービスしてくれるなら嬉しいけれど。

成田空港も、T1の4サテにあったANAのラウンジが、ターキッシュエアーのラウンジに衣替えして、今は2サテと5サテのみ。Suite Loungeは5サテだけなので、今回の様に4サテから出発する場合には不便なんですよね。出来れば改修なりラウンジスペースの増加を期待したいけれど、成田空港は新しい空港に向けて滑走路の工事が始まり、多分新ターミナルの建設も早々に始まるだろうから、そうなると今のT1の施設をリニューアルするメリットは殆ど無い。特に、T1は最初に新ターミナルに移動するので、若しかしたら併用されるかもしれないT2よりも新規投資意欲は低いでしょうね。以前は空港を利用することにはワクワク感みたいなものを結構感じましたが、段々と単なる通過点になりつつある気がする。

(UA) NRT - HNL (番外編1) - Holocard.netにアクセス出来ない

Honolulu移動で欠かせないHolo Cardを利用するべく、アカウントにアクセスしようとしても出来ない問題。偶々偶然新幹線車内からアクセスして見たら、何の問題も無くサイトにアクセス出来「???」となってしまいました。帰宅後自宅のWi-Fi環境(NTT西日本のフレッツ光)から再び試してると、やはり駄目。でも、スマホのWi-FiをオフにしてWAN(docomo)経由で試してみたら、何の問題も無くサイトが表示されます。

最初はセキュリティソフトのブラックリストでブロックされているのかと思いましたが、設定の違う2台のパソコンからアクセスしても同じですし、スマホからのアクセスでもWi-Fi経由の場合は駄目なのでこのデバイスの設定の問題では無さそう。共通項は「宅内Wi-Fiアクセス経由のアクセス」なので、原因としてはWi-FiのAP、ルーター、ISP、NTTの光回線、holocard.net側のブロック、等が推定されます。まずは無線AP(ルーター付)の設定を確認して見ますが、特にせIP Addressのブロックやフィルターはしていない様子。大体、昨年はこの環境からアクセスして、自分のアカウント等にアクセスしていて、それから特に設定等弄っていません。また、外部のサイトへのアクセスも、このHolo Cardのサイトを除けば特に問題がありません。試しに、これらデバイスを再起動して見ましたが、結果は変化無し。

原因は不明ですが、アカウントへのアクセス(デポジットの追加等)は、少なくともWAN経由では出来るし、多分他のWi-Fi環境なら問題無さそうなので、これは対処療法で対応する事に。日々アクセスするようなサイトなら問題ですが、ここにアクセスする機会は現地に行くときだけですし、アクセスも多分国内からは1~2回位で殆どは現地でアクセスするでしょうから、実際問題として殆ど宅内Wi-Fiからアクセスしなければならない理由は無くなります。それに、最悪はWAN経由でアクセスすれば良いわけですし、この問題追及はここで一旦終わることにしました。

久し振りに自分のアカウントにアクセスして状況を確認してみると、前回の旅行の時に残して置いたUS$3分のチャージが残っていて、取りあえずは1回乗車は可能な状態でした。 今回は、到着日には空港からアロハスタジアムへ移動して、ここから2年前に開通した鉄道線「Skyline」に乗ってみようかなと計画中。私は、そんな鉄分濃いわけでは無いけれど、やはりこういう乗り物には乗ってみたい派なので(笑)。このSkyline、現在は西の基点となる「クアラカイ駅」から、アロハスタジアム横の「ハラワ駅」まで9駅。このハラワ駅一つ手前の「カラウオア駅」近くには、Alamoana Shopping Centerに次ぐ2番目に大きいShopping Mallである「Pearlridge Center」があるようなので、ここでお昼休憩&時間調整をして、ホテルに入っても良いかなと思います。今回宿泊予定のHiltonは、アプリからのチェックインをすると、デジタルキーでそのまま部屋へ入ることも出来るので、あの混雑するチェックインカウンターに並ばなくても良いですから。Holo Card問題が(不本意ながらも)開発したので、やっと移動の予定が立てられます。

無理な下車はおやめください

久しぶりに「新幹線シリーズ」での話題。都内のオフィスでのミーティング参加のために、朝一の新幹線通勤での出勤。何時も横浜のオフィスへ行くときに利用しているのは、07:50発のひかり号ですが、今回は都内での朝09:00からスタートのミーティングのため、何時もよりは一つ早い07:23発を利用します。浜松駅には7時丁度くらいに到着したので、南具から一旦外に出て、近くの7/11で朝食のサンドイッチを調達しに向かいます。この時に、確か12日にオープンした新幹線改札正面の「コメダ珈琲」の前を通りかかりましたが、時間があればここでコーヒーとサンドイッチでも頂きたいなと思いつつ、7/11へと向かいました。

そのコメダ珈琲店ですが、以前はJR東海ツアーズが入っていた場所に今回新規オープン。この区画は、向かって左側1/3が観光情報センターになっていて、この部分は変わらないのですが、残り2/3の部分がコメダ珈琲に変わるのだと思っていました。ところが実際に開店した様子をみると、コメダ珈琲の店舗部分は真ん中の1/3位で、右端の1/3はJR東海のチケットセンターになっていて、だからコメダ珈琲の店舗サイズとしてはかなり小さな気がします。コメダ珈琲というと、結構長時間滞在する人も多いと思うんですが、この程度の席数だと直ぐに満席になって回転しないのでは無いかと思います。しかも、JR東海の切符売り場は、反対側に以前からあるわけで二カ所に分散する理由は何だろうか。こちらはあくまでJR東海ツアーズ専用という事なんだろうか。いずれにしても、朝の7時から夜の22時まで気軽に利用できる店舗が出来たことはうれしいことです。

東京駅からは山手線で移動して目的地へ。ミーティングを二つこなして、その後捕まるかなとちょっとビクビクしていましたが、お役御免でお昼前には出ることが出来たので、帰りに予約していた新幹線予約を早めて帰宅しました。もう5分早く出られれば、東京12:03発のひかり号に間に合ったのですが、残念ながらすれ違いとなるため、その後の12:27発のこだま号で戻ることにしました。東京駅を出発して、品川、新横浜と順調に停車・出発。それは小田原駅に到着して発生しました。この後を追いかけてきているひかり号がどうも小田原停車らしく、ホームはかなり混雑しています。そんな中、大きなリュックサックを担いだ若い男女の訪日観光客のグループが乗り込んできました。どうも席の座り方から、予約をしていないような雰囲気です。で、通過待ちをしていたので5分位停車していたのですが、突然荷物を持って外へ出ようとします。ところがすでにドアは閉まりかけていたらしく、それを無理に開けようとしたのか、車掌から「ただいまドアをこじ開けて降りようとされたお客様がいたため、ドアとホーム点検のため発車を見合わせています」というアナウンスが。その訪日観光客の二人は、多分車掌さんから「もう降りられない、No, No.」みたいな事を入れて車内に戻ってきました。で点検が終わると、こだま号は5分遅れで出発。その間に、もしかしたら乗車前に対応していた方なのかもしれませんが、流ちょうな英語で前に自由席があるからそこなら自由に座れる。このまま名古屋まで行けるので、時間の余裕があるならばこのまま行く方が良い。みたいな説明をして、それで納得して前の方へと移動していきました。

私は、ホームで待っているときに目の前の車両で似たような騒動を見たことはありますが、自分の乗車している車両で同様の経験をするとは思いませんでした。慣れない外国人にとっては、数分おきにどんどん発車していく新幹線の、どれが自分たちが予約している物か判断が難しいのかもしれませんね。とはいっても、英語の表示もあるし号車番号でどれか判断することも可能だろうし、そのあたりは下調べが重要なのはどこの人がどこに行くにしても変わりない事。新幹線に関しては、自分が乗車するのが、のぞみ号か、ひかり号か、こだま号はあらかじめ分かっているはずだから、ホーム上の出発表示板が、黄色=のぞみ号、赤色=ひかり号、青色=こだま号、というルールを理解していたら、そんなに難しくなくどれが乗るべき新幹線か判断できると思うのですが。小田原を5分遅れで出発したこだま号は、熱海、三島まではそのまま5分遅延でしたが、新富士で3分まで縮め、次の静岡では定刻に戻りました。さすが機械よりも正確な新幹線の運転手さんと、そっと心の中で拍手しました(笑)。


2025年4月16日

Fox Hunting

久し振りに聞いてビックリした、携帯電話の「偽基地局」問題。私は「基地局」と聞くと、どうも昔の「PBX( Private Branch Exchange/構内交換機)」のイメージがあって、今のサーバーラックくらいのものをイメージしてしまうので、一体どこにそんなものを置いて騙しているのか不思議な印象が先ず浮かびます。ちょっと調べてみると、今の家庭用無線ルーター位のサイズで「フォムトセル」端末とかあるから、その気になればその程度のサイズで周囲数十メートル位をカバーするものはありそう。

記事に掲載されている実際の症状を見ると、多分電波強度が強いから今では国内では使用されていない2G(GSM)なんていうモードに強制されるんだろうけど、それはそれで仕様として問題ある気もするなぁ。まぁ、実際には4G/5Gしか国内ではサポートしていないけれど、万一の場合(非常時通信)の時に、4G/5Gが使用出来ないときに3Gとか接続可能に無理にでもしないといけないと思うけれど、でもそれを拒否するわけにも行かないだろうから、この辺りの判断は難しそうな気もしますね。しかし、記事に登場するXユーザーの方は、かなりのプロだと思うけれど、GSMにフォールバックするだけじゃ無くて、その先が中国のキャリアーとなると更に怪しくなりますね。あくまで個人的な妄想・想像の類ですが、もしかすると国内に在住している中華系の皆さんが、通信コストを抑えるために裏ネットワークを張っていたりして(笑)。まぁ、今の時代、そんなことをわざわざするよりは、VoIPの方が簡単だし通話品質も高いだろうし、なんと言っても基地局として電波をやり取りするということは、今回の様にばれてしまうリスクもありますからね。

引用されているXの投稿の最後に、このユーザーは日本国内に来ている中国人観光客をターゲットにした仕掛けだろうと推測しているけれど、そう考えると腑に落ちる気はします。多分調べてみたら、中国人観光客が多そうな地域にこういう偽基地局が集中していたりして。ちょっと話は変わるんですが、アマチュア無線の遊び(技術競技)で「Fox Hunting(狐狩り)」というものがあって、隠されち場所発信されている電波(送信機)を、受信機を使って方向を調べて、三角測量の方法で位置を特定して、その「送信機=狐」を見つける競技なんですが、これで偽基地局のFox Huntingとかしたら面白そう。最も今の技術なら、そんな面倒な事をしなくても高指向性アンテナ一発で偽基地局の所在を特定出来るでしょうけど。

しかし、電話(スマホ)を使用した詐欺行為は、元祖とも言うべき声色を真似た「オレオレ詐欺」から、警察や保険会社等を絡めたストーリー性のある誘導で現金を振り込みさせる「振込詐欺」など、電話機自体は詐欺師側と被害者側の会話を繋ぐ役割だけだったものが、今や接続詐称する重要な要素(コンポーネント)になってきているんですねぇ。少し前に、新宿警察署の番号から着信する詐欺が話題になったけれど、あれだって企業内コールセンター用の機能を悪用したものだし、今回の場合もある意味今は使用されていないけれど、その気になれは利用可能なリソース(資源)を活用(悪用)したものだし、本当に悪い事をしようとする人は色々考えるし工夫するよなと、逆に感心してしまいます。こうなると、我々エンドユーザー側も、例えば受信モードのピクトグラム位は確認する癖を付けるとか、中々対策は難しそう。Fox Hunting対策も、「イタチごっこ」というオチかな(マテ)。


お米の価格

政府の備蓄米が放出されて、それも一次二次くらいまで実行されていると思うんですが、店頭のお米価格は中々下がらない。テレビ等の報道では、4,000円を切る価格で販売されている例もあるみたいですが、自分の周りをざっと見渡す限りでは、4,000円台を維持している様子。今後、4月中旬から5月にかけて更に備蓄米が放出されて、それでやっと4,000円を切るかどうかという状況らしい。

テレビの報道等では、中々価格が下がらないことを繰り返しているけれど、一つ疑問なのは政府からの備蓄米の卸価格は分かっていて、その中で最大の購入先であるJAは必要経費だけ上乗せして販売すると行っているので、そこで必要経費も分かるだろうし、それでも価格が下がらないということは、想定外の経費が掛かっているのか、誰かが途中で利益を乗せているのか、その辺りこそメディアが調査取材をして、実際どういう状況なのか確認するのが仕事じゃ無いかと思うんだけれど。仮に、その経費だけで2,000円位掛かっているならば、お米の原価が2,000円を切らないと3,000円台の販売価格にはならない。でも、5kgで2,000円の原価とすると、60kgの卸価格は24,000円になるんだけれど、確か以前のJAの買い取り価格って、もっと低かった気がする。 

販売価格も問題なんだけれど、やっぱり一番元になる農家の卸価格が、これまでの価格が適切だったのか、それとも補助金などで何とか生産が繋がっていて、実は1年前の2,000円台の価格というのは、かなり厳しい価格だったのか、そういう評価を今するべきだと思うなぁ。大体、国内のお米の消費量がどんどん減少しているため、米余りにならないように減反政策も進められていたところに、多分複数の要因が運悪く重なって今の「米不足」状態なるものを作り出した気がする。個人的には、昨年でしたっけ、米の先物相場がスタートして、実際の米の需要とは別に米価格を誘導して利益を獲得する人が増えたわけだから、この影響が大きいんじゃ無いだろうか。一次「消えた21万tのお米」という話があったけれど、相場操作のために大量に購入するとか言うこともあるんじゃ無いのか。

例えば今回の反動で、来年お米の増産をすることになると、来年は逆に「米余り」になって価格が暴落するかもしれない。ただ、そう簡単に米の生産量を増やすことも難しいと思いますよ。新たに田圃を準備するにしても、直ぐに田植えをしてお米作りが出来る分けでは無いし、大体そのための人出なり機械化なりだって只で湧いてくるわけじゃ無いわけだし。今年の生産には間に合わないでしょうね。それに、昨年の夏前の米不足から、今年の新米が先買いされて、その分も含めて増産しないと今年の生産量も不足することは明らか。個人的には、一時的に海外からの輸入をして凌ぐことを政府としては進めるべきだと思うけどなぁ。ただ、それでお米の価格がまだガクッと下がると、国内の生産者は困ってしまい米農家からの離脱が増えるかもしれないから、痛し痒しですよね。ただ、以前の米騒動のときにはタイ米が緊急輸入されて、でも種類の違いから国内で売れなかったけれど、今はカリフォルニア米を筆頭に日本の中粒米も増えているから、そういう所を柔軟に利用するべきだと思う。そういう指導というかリーダーシップを、政府はもっと見せないと、今のまま高止まりから更に値上がりして行くだけの気がする。

2025年4月15日

Apple or Windows?

佐々木俊尚氏の引用から、「年収上げたいなら(=仕事が出来るようになりたいなら)Appleで統一しろ」というスレッド。 

自分の仕事やプライベートでのデジタルガジェットの使用率を含めても、Apple vs Windowsの比率は「5 : 95(=1:19)」くらいかなぁ。仕事でWindowsしか使わないからこれくらいの比率になりますが、仕事を除いた比率感覚は「1 : 4」くらいかなぁ。さらにApple系がiPhone 15 Proしかないことで重み付けすると、実際には「2 : 3」くらいかなぁ。最近では、iPhoneでかなりメールも打てるようになったので(笑)、結構iPhoneから返信したりしますが、データ通信量も最近消耗が激しいので、Wi-Fiを出来るだけ使うか、やはり契約内容を検討しないといけないかも。

Apple製品が使いやすいとよく言われて、実際個人的にもよく考えられている、デザインされていると感じる部分も多くあります。その最大の理由は、やはりAppleという会社が、H/Wのデザインから製造をし、一方でOSのデザイン、開発もしている、所謂「完全な垂直統合体制」にあることだと思う。仮にMicrosoftが、WindowsのサポートをSurfaceだけに限定して製品開発していったら、多分かなり良いものが出来ると思う。でも彼らは、それ以上にPCメーカーを増やしてOSの売上げを伸ばすことを選択したわけで、それは様々な問題を抱え込み保守費用を膨らませるけれど、それ以上にマーケットを広げる事を優先したからだと思います。Appleは、よく「信者」と言われるけれど、ロイヤリティの高い高付加価値製品を高価格でも使用継続してくれるようなユーザーをしっかりと繋ぎ止めていく路線を、1社提供のメリットを生かして上手くドライブしている気がします。

この辺りは、どちらも完璧なデジタル製品では無いから、その人によって色々な問題が出る場合も有るし、全く問題無く使える場合もある。自分などはWindows 1.0からの付き合いなので、何となくWindowsがトラブルそうなときには無意識に回避するような「第六感」的超能力まで獲得していますから(嘘)、もうトラブルも「機能の一部」くらいの感覚になっている気がする(苦笑)。流石に30年以上も付き合っていると、もう多少の不具合位では動じなくなりましたし。もう先の無い自分のような人間はそれでも良いけれど、やはりこれからの人達はどうしたらいいのか。中々難しいけれど、例えば今年新入社員の人が自分と同じ位の年齢になる40年後位のデジタル社会は、多分今のパソコンの形態(デザイン)は無くなっていて、入力方法も日頃の自分の呟きとかメモから、専属AIが自動的に文章生成して、それをチェックして利用するような「キーレス入力」が普通になっているような気がする。表示装置も、当然超小型のVRが実用化されているだろうし、場合によってはその辺の窓や壁が専用の表示装置になるかも。「昔はAppleとかWindowsとかいう会社があったけれど、今はOrangeとDoorsが主流」なんて言う会話が生まれているかも(マテ)。


Video Conference

ITmediaの記事から、Web会議でのカメラ・オンの必要性に関しての話。うちの会社は私が入社したときには、国際回線を利用したビデオ会議システムを持っていたので、「ビデオ会議歴」は40年以上になるんですが(笑)、当時使用していた開戦は、KDDI(当時)の国際アナログ回線にデータを載せていたから、映像は紙芝居よりも酷いコマ送り状態。 音声は、ですから映像とは別回線を使用してアナログで通話していたので、二倍の国際回線利用料が掛かっていたはず。だから気軽に使うことは出来なくて、事前に申請を出して部門長くらいまでの承認が必要で、しかもこちらと相手側で事前にチューニングみたいな事も必要で、会議開始の1時間2時間前から準備するのも普通。語り出せば尽きないけれど、今のパソコンを開いてすぐにどことでもスムースな動画で会議できる状態というか、簡単にスマホでの映像通話が出来ることを考えると、「隔世の感」を100倍しても足らないかも。

その当時は、一台のカメラの前に双方の参加者が並んで会議を下から、行ってみれば二列に並んだテーブルの双方に参加者が座って対面している感じのビデオ会議でした。今は、一人に一つカメラが使用されるから、画面上にはタイル状に参加者が表示されるのが普通。これって、実際の会議室に集まっての会議とかなり印象が違うんですよね。言ってみれば、日頃横や後ろに座ってい表情が見えない人の表情まで見える反面、多数の人の顔が画面に表示されていても、こちらから見ると1対1に対峙しているように感じてしまう。会議のチェアマン(進行役)とか、マネージャーはいつもの見慣れた雰囲気なんだろうけど、自分のように隅っこでこそって参加するようなエンジニアにすると、非常に居心地が悪いんですよね。

記事の中では、ビデオオフでは表情が読めないから、言葉だけのやり取りになり不十分というような主張をしていて、それはそれで正しいと思うけれど、表情も大切だけれどそれよりも実際の会議室との最大の違いは、その会議室内に滞留する「雰囲気」が感じられないことだと思う。「表情」もその雰囲気作りの要素の一つだけれど、その場の流れとか感触みたいな物が分からないのが最大の問題点だと思う。ただ、それならばリモート会議は止めて、実際に会議室に集まる会議形態に戻せば良いけれど、例えば移動時間が節約できるとか、遠方からでも参加出来るというメリットもあるので、完全にはリモート会議も無くならない。個人的には、記事に書かれているような「感情を読む」みたいな要素は、少なくともリモート会議では排除しても良いんじゃ無いかと思います。だから何となく集まって何となく会議を開催して何となくアリバイを作るみたいな事が無くなると思う。リモート会議は、参加者の招集しやすさを利用して短時間で密度の濃い話合いをして、必ず結論を出す、というところまで完結する事が一番重要だと思う。だから、相手の表情を読む前に、事前に準備した資料なり数値なりをしっかりと見せて、破綻の無い筋立てで会議の話を進めて、合意形成するということが必要だと思う。それを、これまでの会議室での会議の前提で開催するから、カメラオフとかそう言う余計な要素が気になるんじゃ無いだろうか。

実際に会議室に集まり会議をするのは、言ってみれば「アナログ的手法」と言えると思います。一方でリモート会議は、集まりやすさなどのメリットもあるけれど、参加者の感触を得がたい見たいなデメリットもあるわけで、そこを割り切れるかどうかがリモート会議のメリットを享受できるかどうかの分かれ目なのでは。リモート会議は「デジタル的手法」に徹して、とにかくデータと数値と即決することを会議の最大の目的にするべきだと思う。それなのに、それまでの会議室での会議形式でリモート会議も進めようとするから、ますます生産性は落ちるし、参加者の意欲も停滞するし、結局は「やった」というアリバイだけが残る悲惨な結果にしかならないと思う。筆者は最後に「非言語データ」の重要姓を指摘して、言語データだけならSlackなどを利用すれば十分と言っているけれど、それも極端な話だと思う。「言語データ化」が難しいから、Slackを使おうが何度もやり取りが発生して、活最終的な共通認識にも誤差がでるわけで、そういうオーバーヘッドや曖昧さを埋めていくのが、リモート会議での「リアルタイムの会話」部分じゃ無いかと言う気がします。そのためには、ちゃんとしたデータ/資料を事前に準備しておかないといけないけれど、その中で曖昧さや認識の違いをその場で正せるからリモート会議は意味があると思う。今の問題は、その叩き台となるデータ/資料作りが不十分だから、その形成過程がリモート会議のスタートになることだと思う。それは、ビデオのオン・オフとは、全く違う話であるし、そちらの方が本質のような気がする。

NTTからの重要なお知らせ

昨日の昼間、突然私のスマホに掛かってきた「NTTからの重要なお知らせ」なる電話。先ず最初に表示された「+9794824082」なる電話番号で、最初に国際電話の国番号を意味する「+」から始まっていることから、「あぁ、詐欺電話か」と瞬時に判断出来た自分は偉い(笑)。そのままほっておいたら、スマホの設定で自動的に留守番電話に変わり、どうやらそこに向こうの録音メッセージが流れてきたらしい。

音声認識されて文字おこしされた文章も、そのまま読んでも日本語になっていない部分が幾つかあり、怪しさプンプン。

  1. 「... 通信サービス 2時間後に停止いたします」
    普通は「通信サービスは/が、2時間後に...」と、助詞が入るでしょう
  2. 「一応押してください」は「1を押してください」なんですが、本来は「いちをおしてください」と発音するべき所を「いちおぅおしてください」と発音しているので、このように変換されてしまう感じ
  3. 再生された音声を聞くと、何となくテキストスピーチみたいな気がします。但し、昔と比べるとかなり洗練されているので、生成AIなんかを利用して文章作成と発音をしているんでしょうね
このメッセージを二回繰り返して、暫く待機状態になり、そのまま放置していたら切られました。

 「+97」の国番号はどこの国だろうと調べてみたら、不思議な事に「+97」は無くて「+970~+979」までが割り当てられています。ただし今回の電話番号に相当する「+979」の国番号は、以前はアブダビ(現在は+971)に割り当てられていたけれど、現在は「国際プレミアムレート」に設定されているという説明。通話料だけで無く、利用料金も上乗せされるので、単にコールバックしただけでも加算される仕組みらしい。あれ、となるとこの留守電分も「通話」として課金されているのだろうか(汗)。まぁ、ランダムにあちこち電話しているんだろうけど、短い時間とは言え迷惑な話です。ですから、Blogネタにでもして、少しでも元を取らないと気が済まない。

2025年4月14日

(UA) NRT - HNL (4) - Holo Cardサイトにアクセス出来ない

今年初の渡米というか太平洋を跨ぐフライトまで5日。前回1回目の持ち物確認をしたときに、HonoluluのTheBus等に乗車時利用する、前回使用した「Holo Card」が見つからなくて焦ったんですが、US$を準備しようと使い残している各国の現金を入れているポーチを開けたら、US$と一緒に保管してありました(笑)。ところが、ホッと一息ついてアカウントの確認をしようとHolo Cardのサイトにアクセスしたんですが、これが何故か繋がらない。スマホから駄目なので、PCのChromeからとか、色々試しても駄目。Pingしてみるとタイムアウトしてくるので、サイトがダウンしているのか、何かメンテナンスしているのか不明。TheBusのサイトを見ても特に告知されていないし、Googleで"Holo card trouble"と言ったキーワードを色々入れて見ても引っかからない。週末で何かやっているのか、後日また試してみるつもりですが、ちょっと心配です。

更に、米国入国時にはESTAが必須ですが、これはまだ前回分が有効期限内なので問題無し。有効期限が、今年の11月3日なので、それまでには今回も含めて3回位は渡米したいですね。後は、年末に新規にESTAを更新した1回目の渡米履歴を作れれば、来年と再来年ほぼ一杯迄はそのESTAでの2回目以降の入国となり少し楽になるかも。ESTAに追加して入国審査の質問を省略するような仕組みと思えば正しいのかな、「CBP MPC (U.S. Customs and Border Protection / Mobile Passport Control)」の登録を予めしておきます。iPhoneにインストール済みの「CBP MPC」アプリを起動して、今回の入国予定日や利用航空会社便名を登録。一般的な入国時の質問内容に回答して、一旦保管しておきます。これ、提出期限が入国審査の3時間前からなので、着陸直前の機内からか、着陸して入国審査で並んでいる間位に送信しないといけません。それがちょっと面倒というか、通信環境次第というのが少しリスクを感じるところです。まぁ、前回は機内から送信して何とか間に合ったので、今回も機内から試してみるつもりです。ANAのフライトだと、ファーストクラス/ビジネスクラス利用だと、無料の機内Wi-Fiコードが利用出来ますからね。

現地での通信確保には、今回もAiraloを利用予定で、以前も利用した米国用のeSIMを再度アクティベーションして利用します。丁度トランプショックで円高に少し振れていたこともあったので、追加のデータパッケージ(1GB/7 days/US$4.5)を購入。とはいっても、それまでの円安と比較して、最大でもUS$1の差額が10円行かない程度なので、利用料金の差額は40円程得した計算になりますが、まぁ誤差の範囲だよなぁ... 

昨日は一日中雨模様で、気温が久し振りにグッと下がったんですが、その後今週は再び暖かくなり、いよいよ「春本番」と言える状態になりそう。出発日の今週末金曜日と帰国予定の来週月曜日は、最高気温は20度越えで最低気温も10度以上を維持しそうなので、取りあえず国内の移動時に半袖姿で移動しても大丈夫そう。出発時は、午後遅めに浜松を出発して品川経由の成田空港行きなので、多分半袖でも暑いくらいでしょうね。帰国日は、今の所最高気温が夏日の25度の予報なので更に問題無し。国内と渡航先Honoluluの気温差が気になっていましたが、今の所現地合わせで衣類は準備して問題無さそうなので、一つ懸念解決と言えるかも。(続く...)

[2025年4月16日08:00追記]
新幹線で移動中、何の気なしに「https://www.holocard.net/」にアクセスしてみたところ、久しぶりにサイトが表示されました。自分のアカウントにもアクセス出来、とりあえず到着時に必要になるバス料金のチャージや、その他設定は出発前に出来そう。しかし原因は何だったのだろうか。→ 「番外編1

Dr. Yellow by JR West

政治・政策的には、余り共感できる話は感じられない、日本維新の会共同代表の前原誠司氏。鉄道好き、所謂「鉄オタ」としても有名で、こういう投稿も珍しく無いのだろうけど、「まだ走っているんですね」はJR西日本に失礼だと思うぞ(笑)。


この投稿の日付けが、4月12日19:36@新横浜なんですが、実はその2時間程前にこのドクターイエローと私も遭遇していました。夕方会食の用事があり、自宅から車を出して浜松駅の北口駐車場に車を止めて、駅方向へとアクトタワー沿いに歩いていたとき。「あっ、この黄色の車体は...」と気がつき、この縁起物を逃さないように慌ててiPhoneのカメラを起動して何枚か写真を撮影しました。


実は浜松駅から東京方面に向けて発車する少し前、アクトタワーの南側通路を駅方面に歩いていた時、浜松駅の下り側ホーム(新大阪方面行き)にも新幹線が停車していて、最後尾の16号車が見えていました。 で、その最後尾の所で何人かの人が盛んにカメラを構えて写真撮影している様子が見えました。最初は停車している車両が、ディズニー塗装の特別車両かと思ったんですが、そうでは無い。何だろうと思いつつ歩いて行くと、このドクターイエローがしずしずとホームから出てきたわけです。

撮影時刻は、12日夕方5時半頃。前原氏の投稿時刻の丁度2時間前位。浜松から新横浜まで、通常のこだま号の運用だと1時間40分位。前原氏が撮影してアップしている時刻が「19:36」。残念ながら画面からは、映っている掲示板や時計の表示までは読み取れませんが、ドクターイエローは駅ビル側に止まっているので、上り方面の1番線。前原氏は、2番線から上りの多分のぞみ号当たりに乗車していると想像。

さらに、動画途中で表示される発車表示板を見ると、1番線側はドクターイエローの後に、のぞみ号(黄色)が2本、2番線側は、今発車している後に、ひかり号(赤色)、こだま号(青色)、ひかり号(赤色)が発車予定と分かります。上りのこだま号は1時間に2本で、新横浜駅にはxx:00とxx:30に停車。浜松から1時間40分位後まので、こだま号は多分19:30発のこだま732号。2番線では、その前に17:25発のひかり号(512号)があり、その前は17:15発ののぞみ号(30号)が走っているので、前原氏はこののぞみ30号に乗車しているのかな。さらに2番線だと、17:55にひかり号(656号)がこだま732号の後に発車するので辻褄が合います。1番線側は、17:27発ののぞみ240号、17:38発ののぞみ98号と予定されているので、その前17:09発ののぞみ238号が出た後は、17:27までは1番ホームは空いていますから、ドクターイエローが停車しても不思議は無い。そんな頭の体操も出来る、ドクターイエローでした(笑)。

No Tofu Font

PCWatch、山田祥平氏の記事から、Windowsのデフォルトフォントが「Notoフォント」に強制的に変更された件について。私も使用している個人所有のデスクトップ機のWindows11は、多分同様に先日の更新でフォントが「Notoフォント」にいつの間に変わっています。ただ、其れ以前に設定していた「Meiryo」同様ゴシックタイプなので、そんなに違いというか違和感は感じられません。一方会社支給のオフィスマシンのノートブックパソコンは、Windows UpdateがActive Directoryで管理されていて、その最新更新の適用はまだなので、こちらは以前から設定使用しているMeiryoのまま。仕事柄並べて使用していますが、そんなに違和感を感じられないので、取りあえずこのままにして置くことに。

以前は、デフォルトフォントを変更するだけでなく、高解像度の画面でも文字が読みやすいようにフォントサイズも細かく設定していました。そのため、表示域からはみ出してしまう場合も有り、何度かOSの初期値に戻したこともあるんですが、当時のデフォルトの「游フォント」がどうも気に入らず、だからMeiryoに変更すると、自然とサイズも変更してしまうので、いつもフィールドからはみ出たり、不自然に折り返されたメッセージとかラベルに慣れてしまいました。UI的には、問題何だけれど、まぁサイズをちょっと変更しただけで表示が追いつかないのも問題だと思うけれど。

記事を読むまで、AdobeとGoogleが共同開発したものを、Microsoftが採用していたとは知りませんでした。最近でこそ、こういう話も珍しく無いけれど、昔の事を経験して良く知っている業界の端くれ的存在としては、隔世の感がありますよね。Microsoftも、昔ほど自社開発するほどリソースが無いというか、以前以上にコストが掛かるようになった結果でしょうね。、例えば生成AIのCopilotに投資しようとすると、やはり他の開発は妥協して外部調達するとか、OEM/ODMみたいな事をしないと、成果物してのCopilotは出せても、他者との競争には勝てないかもしれないし。技術や機能がどんどん高度化していくと、その初期段階での投資額も桁がどんどん上がっていくというのは仕方ないのかも。そう言う熾烈なサバイバル競争に勝てないと、次の未来での勝負にも勝てないし、場合によってはそこに参加することすらままならない事態になるかもしれないし。

「表示装置」というのは、多分今後もずっと残るI/Fの一つであることは間違いないでしょうね。少なくとも人間の五感から、「視角」という機能が別の何か(SF的だけれど、直接イメージが脳に投影出来るような仕組みとか)と入れ替わらない限り、「表示装置」は絶対必要なデバイスの一つ。ただし、それは今のように「平面上のパネルに表示・投影する」スタイルから、今後は空間投影出来るようになっていくと、またフォントのデザインも変わってくるのかな。今は平面上に表示されるから、線の太さとか縦横のサイズみたいな物がデザイン要素として重要だろうけど、空間投影されると今度は三次元の要素が要求されるから、例えば奥行き感とか、縦横に回転させたときでも不自然さが無いとか視認性が良いとか、それこそ「反対側から見ても認識出来る」ような3Dデザインが要求されるかも。今回のNotoフォントは、表示出来ない文字が無いことが目標だというけれど、次のフォントは表示出来ない環境・状況の無い、3D/VR/MR/実環境/平面画面/印刷/etc... 全ての環境で共通して利用出来るデザインが要求されるのかも。「Noboフォント(No Border Font)」と名付けようか(笑)

2025年4月13日

Rainy Sunday

昨日土曜場朝から一日忙しくて、まずは朝食を手早く済ませると、8時からオープンするイオンスーパーへ行ってお花を購入。これを持って直ぐさま自分のお墓へ行って、花を入れ替えて綺麗にして、 その後は車は30分程離れた母方のやはりお墓へ行って切れいにしてきて、戻ってきたのが10時過ぎ。この日は明け方位に一度雨が降ったんですが、日が出始めると晴れ間が出てきて、かつ気温もどんどん上がり、長袖の薄手のパーカーを着ていては暑いくらい。それを脱いでTシャツ1枚でも問題無いくらいの感じです。

帰宅すると、出かける前に洗濯機に放り込んで回していた洗濯物を干して洗濯機を開けると、今度はシーツ類等大物を入れて2開戦目。そんなことをやっているうちにお昼になり、しばし昼食休憩を挟みます。昼食後は、少ししっかり目に掃除を済ませると、ここの所の花粉や黄砂に、雨がしたたってシミになっていたりデポジットになっている車の洗車タイム。まずは軽自動車を水洗いしてから中性の洗車洗剤で洗って拭き上げて一台目完了。次はマイカーのNX君を出してきて、まずは全体を水洗いして粉埃をおとしたところで、以前から気になっていたウォータースポットを綺麗にするために、専用の洗剤で一面ずつ手洗いしつつ水で液剤を流し落として、それ以外の場所が乾燥しないように全体に水を掛けつつ、次の場所を念入りに手洗いする作業を全体に繰り返しました。結構綺麗にスポットが取れたので、全体を水で洗い流してから、今度は中性の洗車洗剤で全体を洗ってから洗い流して洗車は終了。結構日差しも強いので、大判のタオルを何枚も出してきて手早く水滴の水を拭き上げて、さらにマイクロファイバーのタオルで隙間の水滴も拭き上げていきます。

結局3時間位洗車で時間が掛かりましたが、ずっと外で作業をしていたのでTシャツ一枚でも汗だく。しっかり水分補給をしてから、今度は室内に戻り仏壇の花を買えたり片付けものをしたりしているうちに夕方になります。この日は外で食事の予定があったので、昼間洗車したばかりのNX君をだして駅周辺まで移動。食事を堪能して帰宅したのは、夜の20時過ぎでした。流石に日が落ちるとちょっと涼しくというか肌寒さを感じられる状態でしたが、これまでと比べると暖房を入れるほどでは無く、久し振りにしっかり体も動かしたし美味しいものも頂けたので、ぐっすり熟睡できました。

で、今朝何時くらいだろうか。雨音で目が覚めると、外は結構強めの雨。予め天気予報で、日曜日の天気は雨模様で場合によっては荒れ模様になると言われていたので、そのつもりでは痛けれど、この日はファンヒーターを入れないと朝はちょっと寒い感じでした。その後も、雨は止む様子は無く、昨日と違って今日は一日室内に籠もりっきりになりそうです。折角の日曜日なのに... 運動不足にならないように、今日は一日室内で自重トレーニングでもしようかと思案中(嘘-笑)。結構気温の上がり下がりも大きいので、体調を崩さないように、風邪とか引かないように、健康だけには注意しないと、なんせ5日後にはハワイ行きの予定が控えていますからね。それをミスらないようにしないと。

関税戦争

世界の経済を大きく揺らしている、所謂「トランプ関税」。今の所日本に対しては24%の関税が課せられているけれど、本命(?)と思われる対中国関税は145%と本体価格の2.5倍というとんでもない状態。対する中国も、100%を超える関税を対抗策として設定していて、米中関税戦争というか貿易戦争が勃発するような雰囲気も。私は、国際貿易に関しても関税に関しても一般程度の知識しかない(=殆ど知識が無い)けれど、関税を上げるということは製品本体の価格が亜が無くても、関税分輸入国内の価格は上げざるを得なくなるので、当然販売価格は上昇せざるを得ない。これが数%とかのアップならば、企業努力で何とか吸収するという手もあるんだろうけど、24%は勿論、100%を超えるということは価格が倍になっても追いつかない。

そんな中、世界中からの批判もあってか、中国からの輸入品のうちスマートフォンやパソコン等の電子機器を課税対象から外すという発表が。「朝令暮改」どころか「朝令昼改」というか「朝令朝改」の雰囲気すらある今のトランプ政権に取っては不思議は無いのかもしれないけれど、余りに自分達の持っている力を乱用しているようにしか見えませんよね。第一次トランプ政権時に比べて、今回の第二次トランプ政権は、トランプ氏自体はそんなに違わないけれど、回りのスタッフの質というか布陣というか、それが第一次に比べて大きく変わっていて、政治的経験が少ないのではと言われているけれど、仮にそれが事実だとしたら本当に世界にとって不幸な話だと思う。

何度も感じる所だけれど、本当に今安倍晋三氏が存命ならば、彼を特命大使としてアメリカに派遣したら、殆ど全ての問題・課題が解決する気がするのは私だけじゃ無いと思う。安倍氏のイメージをトランプ氏に思い出せつつ、妥当な方向に舵取りできるような人材って、今の自民党では誰が居るんだろうか。先ず思いつくのは前総理の岸田氏だけれど、それは石破総理が意地でも頭は下げない気がする。そんな中で石破氏は、側近の赤沢亮正経済再生担当相を日本側の責任者に指名して交渉に臨むのだけれど、過去の事例を見るとそういう「側近」だとか「未経験者」みたいな人材を投入して成功したことは無いと思うけどなぁ。実力的には、外務大臣経験があり色々な要職も務めていた茂木敏充氏を推す声もあったらしいけれど、その辺りが妥当な線かなぁ。あるいは、外務省とか経産省がよほど優秀な職員をスタッフとしてアサインしないと、向こうの言いなりになりそうな気がする。

アメリカがどういう対策を取ろうとも、今の中国からの貿易無しには成立しない事も事実が、それを変革するには多分数年単位どころの話では無いと思う。だからこそ、直ぐさま電子機器の関税停止になるわけで、なんで同じ高関税を適用するにしても相手と対象を選ばないのだろうか。だいたい日本への自動車輸入関税は、現在は0%なので「関税障壁」は無い。同じ条件で欧州車は売れているのだから、やはりアメリカ車メーカーがちゃんと右ハンドルや日本の交通事情に沿った製品改修や開発をしていない事が根本原因だと思う。そういう状況を理解しての話だとしたら、相当の狸だと思うけれど多分そんな細かな話は知らなくて、機械的に全体に関税設定をして、その中で慌てた相手からのオファーを評価して有利な条件を引き出そうとしているんでしょうね。となると日本側としても、場合によっては交渉を振って相手に考えさせるくらいの行動が出来る人物が必要で、それだけの気概みたいなものが赤沢氏にはあるんだろうか。これまでの石破氏の決定を見ていると、結局は後伸ばしするために何でもありみたいな中途半端な決定しかしていないように見えるから、余計に不安が心配(=とっても不安で心配)ですね。やはり実力者の協力を早く依頼しないと。

Expo Osaka 2nd

昨日開会式が行われて、今日から始まる「大阪・関西万博2025」 。開催期間は、4月13日から10月13日までの、184日間。国内で開催される「国際博覧会(万博)」としては、2005年に愛知県で開催された「愛・地球博」以来20年振り6回目とのこと。前回の「大阪万博」は1970年なので、あれから55年振りの開催かぁ。

大阪万博の頃は、自分は小学生でそんなに行く気は無かったのですが(当時の大阪は遠い)、何故か母親が「夏休み最後の31日なら空いている」という、何の根拠なのか言い出して、でも自分は行かずに、父親と当時同居していたまだ独身だった叔父そして私の三人で、31日の早朝来るまで東名を大阪へ向けて出発して吹田の会場まで行きました。「空いている」と言っても、やはり混雑しているわけで、当時一番人気だったアメリカ館の「月の石」は長い行列で諦めたし、結局は待ち行列の無い、もう記憶の無い所を回った気がします。そんなに興味が有っていったわけでも無かったので(失礼!)、夕方遅くなる前には会場を出て、再び東名高速道路を今度は東に向けて父親と叔父が交代で運転して、31日の夜帰宅しました。考えてみたら、翌日は2学期の始業式でちゃんと朝起きなきゃいけないのに、なんでわざわざ寝坊して遅刻しそうなあんな旅に送り出したんだろうか。今にして思うと、夏休み最後の一日羽を伸ばしたかったのかなという気増します(笑)。

その1970年の万博跡地は、当時を思い出せる太陽の塔が見えるすぐ隣のエキスポフラッシュフィールド(MKタクシーフィールド)へ、その後20年近く毎年のように通うようになるとは想像すらしませんでした。フラッシュフィールドだけで無く、その先にある「万博記念競技場」で試合のある時も偶にあったので、何だかんだで最低年に一回は太陽の塔は見ていることになるかなぁ。一時内部は閉鎖されていたけれど、少し前から整備されて見学可能になっているんですよね。当時は「何て変なデザイン」と、岡本太郎氏の芸術性の欠片も理解出来ない小学生でしたが、今は少しはそのエネルギッシュさみたいなものを感じられるかもしれない。万博の時には、あの太陽の塔の周りは本当に「未来都市」が広がっていて別世界でしたが、今ではショッピングモールや運動施設などが広がる場所で、ある意味当時よりも未来的なんだけれど、見慣れた風景だけに未来感は感じられないのが残念。そう言う意味では、今でも残る太陽の塔が、一番未来的かもしれない。

前回も行ったから、今回も日帰りでも良いから行ってみたいですよねぇ、今回の「大阪・関西万博」。電車を乗り継いで直接行けるから、以前よりはアクセスは楽そうですね。当初は、チケットが売れ残っているとか言われていたけれど、プレオープンではかなり人気だった様子だし、暫く様子見でしょうか。5月6月は様子見で、7月8月の夏休みシーズンは混雑するだろうから、やはりタイミング的には9月10月かなぁ。平日でも可能なので、9月のシルバーウィーク明け位が狙い目だろうか。秋の予定の一つに入れて置かないと。

2025年4月12日

お握り今昔

ITmediaの記事から、最近のお握りブームについて。私は利用したことはないのですが、記事の最初に登場する「おにぎり ぼんご」は、テレビのグルメ特集などにも何度か登場していて、一番有名なお店の一つでしょうね。特徴的なのは、その場で食べるお握りなので、ふわっと握ってあることだと思います。 握り立ての温かいお握りも美味しいけれど、やはり自分くらいの年代だと「お握り」はお弁当の代名詞みたいな物だし、かつ元運動部でもあるからしっかりと多めのご飯を握り固めたような「お握り」が一番なじみがあります。

「ぼんご」のお握りは、握りたてということと同時に、贅沢で豪華な「具」というのも特徴で、この二つの要素が最近のお握りの傾向でもあるんでしょうね。やはり昔話に戻ると(笑)、自分たちの子供時代のお握りの具と言えば、まずは自宅で漬けた「梅干し」。二番目は、鰹節引いてそこに醤油を垂らして混ぜた「おかか」。後は、「佃煮の昆布」くらいだったなぁ。「焼き鮭」なんて、コンビニでお握りが発売されるまで食べたことが無かったと思う。最近は、肉から魚からいろいろな具材が販売されているけれど、昔の記憶にあるのはこの三種類と、後は「丸美屋のふりかけ」を混ぜたおむすび位。さらに「お稲荷さん」か。「塩むすび」も、私は成人して飲み会の最後の締めで食べたのが初めてだったので、昔の「お握り体験」は結構限定的でした。今でこそ「お握り」も一つの料理として形や具材の組み合わせが広がっているけれど、昔は朝炊いて余ったご飯を無駄にしないように、塩で常温保存できるようにして、おかずとしてはすぐにその場で準備して中に入れられる、梅干しとかおかかとか昆布の佃煮とか身近で手軽な物を利用した保存食だったからなのかなと思います。そうそう、昔は具材の量もそんなに多くなかったから、拳くらいのサイズのお握りでも、最初の一口二口では具材に届かず、三口四口あたりでやっとお米に具材の味が混ざり合って「あぁ、これは梅干し/おかか/昆布のお握り」と分かるのが普通だった気がします。今では、具材の大きさ(量)が差別化にもなっているから、外にはみ出すのもアリですしね。

本来は自宅で準備する簡易的なその日一日用の保存食みたいな存在だった「お握り」が、食事として確立したのはやはりコンビニのお握りの存在が大きかったと思います。あの競争が、どんどんお握りの具材を広げていき、さらに「チャーハンお握り」とか、これまでには無かったようなスタイルも登場したし。個人的に一番大きな貢献は、「1-2-3」で海苔が巻けるパッケージング技術が、お握りをきっかけにいろいろな食品の個包装に広がったことじゃないかと思っています。だからコンビニの「お握り革命」は、「パッケージング革命」でもあると思うんですよね。で、コンビニで市民権を得たお握りは、それまでの菓子パンとか惣菜パンと同等に扱われるようになり、それが専門店やチェーン店が増えてきた原因だと思います。確か昔は1個100円以下だったと思うので価格もお手頃だし種類も豊富。どこでも直ぐに食べられる手軽さもありますし。日本式ファストフードであった「お寿司」同様、高級化路線のお店もあれば、手軽さを追求するお店もあるし、食べ歩きも出来るし、コース料理の最後に出されても可笑しくない。

「お握り」自体も、握らない「おにぎらず」なんていう進化形も登場していて、このあたりは一度凝り出すとどんどん変態的に進化していく日本人の性格が良く出ていると感じます。パンの世界での、あんパンとかカレーパンとかメロンパンみたいなシンボル的な「○○お握り」みたいなものが、これからもいろいろ登場してくるんでしょうね。インバウンドにも人気の食事になってきているし、これからは「お握り」ならぬ「Onigiri」がブームになるのかも。そう言えば、昔は「海苔」は受け付けなかった海外の人も、最近ではそういう話を聞かなくなりました。昔は生卵がそんな存在だったけれど、日本に来てTKGとかすき焼きとかを知ってしまうと抵抗感がなくなるように、海苔に関してもインバウンド増加でどんどん敷居が下がってきているんだろうなぁ。ただ最近は海苔の生産量も下がっているし、肝心なお米も高騰しているし、庶民のというか家庭の普通の食事だった「お握り」も、いつか鰻みたいな「高級食品」になる時代も、そう遠くないかも。

(NH Leg#17) HND - OKA

いつもとは異なり、出発はターミナル直結の空港ホテルから。早朝なのに混雑しているコンコースを抜けて、まずはラウンジへ入り、朝の小腹を少し満たします。この日は、午前中はまだしも、戻ってくる午後には天候の急変が予想されていて、それでフライトスケジュールへの影響もそうですが、帰宅するときの新幹線の状況も気になります。あと、実は都内に戻って来てから、修理に出していた時計の受け取りを銀座で予定していて、その時に天気が悪いと困ります。

窓際の席が空いていたのでここを確保すると、丁度出発ゲートの62番ゲートの上あたりで、スターアライアンス塗装の機体がゲートインしています。「あぁ、これに搭乗するんだな」とこの時は思って、写真まで撮影したんですが、いざゲートへ向かおうと立ち上がったときには、別の通常塗装の機体がゲートインしています。「あれ?」と思いつつ出発スケジュールを確認してみたら、どうも最初に見たスタアラ塗装機は06:20発の伊丹行きの機体で、出発が20分位遅延していたようでした。で、それが出発してゲートが開いた後に、今回利用する那覇行きの機体が入ってきたようです。

1) HND 07:30 - OKA 10:10 (NH463)

ゲート前に行くと、まだグループ毎の列も出来ていない状態でしたが、しばらくすると事前改札のアナウンスがあり、子供連れのグループの搭乗が始まります。一通り事前改札の搭乗が終わったところで、グループ1からの優先搭乗が始まったのが07:10でした。

ドアクローズが07:26、プッシュバック開始は07:33とほぼ定刻で出発。駐機スペースから出るときに、左に機首を向けたので「A滑走路?」と思ったら、左に出てから直ぐに右に回って、奧にある誘導路をD滑走路のRW05方向へと進み始めました。その後離陸したのが07:47。離陸前のアナウンスで、この日のフライトは離陸後20分位は気流が安定しないので、シートベルトオフまで時間がかかると言われていましたが、確かに浜松を過ぎたあたりで、やっとシートベルトサインがオフになり、その後食事のサービスが始まりました。

何時ものように食事を頂いた後は、機内Wi-Fiに接続してメールチェック。この機体はB777-200でシートも旧型シート、モニターも共通モニターの古いタイプの機体でしたが、なぜか機内Wi-Fiの接続は安定していて、途中切れることも無く、また最後着陸するまでちゃんとネットに接続していました。で、知らないうちに寝てしまい、急に機体が大きく揺れたので目が覚めたら、もう奄美大島の先くらいまで進んでいる状態でした。

この日の侵入は、沖縄本島を時計回りに回り込んで南からRW36Lへと向かいます。着陸したのが10:16で、その後32番ゲートに入ったのが10:23と定刻よりも少し遅れての到着となりました。この後復路便のチェックインをしようとしたら、この日午後3時頃から都内で雷雨などの可能性があり、その場合は羽田空港での離発着が一時停止・中断する可能性があるというメッセージが表示されてびっくり。予定通りならば14:30到着予定なので、ギリギリセーフと期待したいところですが、復路便になる羽田発の折り返し便は羽田を10分遅れくらいで出発していて、到着もそれくらい遅れそう。となると、折り返しの出発も10分遅れとなり、ますます微妙な状態に。何とか滑り込みセーフで間に合うように祈りながら外に出ます。

2) OKA 12:10 - HND 14:30 (NH464)

羽田からの飛来機が10分ほど遅れたため、出発も10分遅延。まだラウンジを出る前にアナウンスがあったので、10分ほどさらにのんびりしてから、出発ゲートの35番ゲートへと向かいます。12時前に事前改札が始まり、その後12時を過ぎたところで優先搭乗が始まり機内に入ります。一人、接続待ちなのか単なる遅刻なのか、12:20頃に飛び込んできた男性がいて、それでやっとドアクローズとなりました。その後プッシュバックをしてゲートを離れると、反対側のRW36Rへ移動。離陸したのが12:37でした。

事前に、離陸後しばらくは気流が不安定な事と、途中航路上で不安定な地域があること。さらに羽田周辺は天候不良の可能性があり、やはり着陸態勢に入ってから不安定になることがアナウンスされました。離陸してしばらくはそうでも無かったのですが、10分位して沖縄本島を離れようとするくらいから横揺れが始まり、それがさらにその先奄美大島を過ぎても続いていて、結局離陸して50分位はずっとシートベルトのサインが点灯している状態でした。ですから食事やドリンクサービスが始まったのは、離陸後1時間くらい過ぎてからで、それってもう半分くらい飛んでいる計算になりますからね。

私も何度かタービュランスは経験していて、それこそ墜落するんじゃ無いかというくらいストーンと落ちた経験もありますが、飛行機の横揺れというのは慣れないですよね。車の場合は、基本道路の凸凹に反応するので上下の振動が中心だと思いますが、飛行機の場合はそれに加えて小刻みに横に振られるような振動も入るので、何か妙な気分になります。

食事の最中に大きな揺れが来るのも大変なので、チャッチャッと食事をかたづけて後は何時ものように機内Wi-Fiに繋いでメールチェックなどしていました。そうそう、この機体(B777-300)も古い機材でしたが、機内Wi-Fiの接続は結構安定していて、途中断線もないし着陸する最後まで接続は保たれていました。少しずつでも改修しているんだろうか。

心配していた羽田周辺の天候は、なんとか雨や雷は発生していないようで、それでも離発着の混雑ですぐに着陸というわけにはいきません。この日の西からのフライトの着陸は、房総半島を反時計回りに大きく回り込み、B滑走路のRW22とD滑走路のRW23二つを使用していました。で、搭乗機はループの内側に入り、RW23へと着陸したのが14:44。その後61番ゲートに入ったのが、14:53でした。後銀座で修理に出していた時計のピックアップ予定があり、元々の予定ならばその後東京駅から16:03発のひかり号に間に合うのですが、今回の場合はギリギリ。とりあえずお店まで行って駄目そうならば、その後の16:27発のこだま号に変更することにします。

急いで機外へと出ると、一つ下のフロアーのモノレール乗り場へと急ぎますが、14:58発には間に合わず、次の15:08で浜松町へと移動。JRとの接続改札が短くなったこともあり、乗換はスムースで15:40にはお店到着。お店で荷物を受け取り、再び有楽町駅に戻ってきたのが15:50頃で、一つ先の東京駅には15:55には到着できました。これで、ひかり号にも間に合うのでホッと一息。ひかり号とこだま号では、一時間違いますからね。浜松では、週末用にお惣菜とか購入して、今回も無事に帰宅できました。天気が何とか持ってくれたのが一番でした。