2026年9月28日

矛盾するリベラル・左派

佐々木俊尚氏の引用から、矛盾構造に陥る一部リベラル・左派の話。鋭い批評を公開している「女子大生起業家」氏のnote。まぁ、書かれているとおりですよね。別に日本やアメリカを含む自由主義圏、西側諸国が理想だし問題ないとは言わないけれど、中国やロシア、さらには北朝鮮とかイランなどが、それらよりも望ましい国家だとは、その国の中の一部の人達を除けば誰も賛成しないだろうなぁ。

反対側に位置している、保守派・右派にしても似たような考えをしている人は多いけれど、度合いというか見て見ぬ振り度の深刻さというか身内贔屓というか、兎に角相手に対しては徹底的に攻撃的な批判をするのに同じ事が身内側に発生すると何も言わないというのは、昔から感じる所だし最近は富みに深刻さが増している気がします。ただ、それ故にそれまでそう言う人達に賛意を抱いていた人達が、そう言う先鋭化する傾向について行けずに離脱して、是々非々でその時々の態度を決める「無派閥・中間層」的位置に流れているのは、あるいみ不幸中の幸いかも。でも、だから残った人達がますます特化していき、でか付けられなく成りつつあるのも事実だし社会の不幸とも言えそう。

私は視聴していませんでしたが、昨日の「そこまで言って委員会NP」に、経済思想家の斎藤幸平氏が出演して、海千山千のパネラーと対峙したみたいだけれど、本当に斎藤氏はバランス感覚がちゃんとしているというか、是々非々で話が出来るし決してこちらの意見を上から潰すのでは無く、それを理解した上で自分の考え方を理路整然と組み立てて話をするので、こちらとしても彼の発言が無視できない。多分斎藤氏の考え方に100%同意は出来ないけれど、20~30%位は同意できそうな気がするし、80%位は「そういう考え方もある」として自分の知識ストックの一部として保存する価値のある話だと感じます。また、今朝ネットを眺めていたら、常連の田嶋陽子氏が、「右派は左派の意見を取り込んで実現してきた」というような、これまでとは180%異なる意見を述べていたという書込を見て「へぇ~」と感心しました。事実だとしたら、結構偏った意見・考えの彼女ですら、そういう現実は認めざるを得ないくらい、今の社会派リベラル化というか弱者へ寄り添わないといけないくらい脆弱性が大きくなっているのだと思います。そんな中で、自分達の仲間が成し遂げてきたよりも何倍何十倍もの政策施策が、彼らの敵である保守派や保守系政党が実現してきているわけですしね。

何度も書いているけれど、リベラル・左派系の人達の意見の言い方というのは、自分達の主義主張を矯正させるような言い方が殆どのように感じます。何故そういう考え方が必要なのは、どうしたら困っている人に助けが届くのか、そう言う事を認識していない人にも分かるように説明できなければ相手は説得できないわけですし、さらに曲がりなりにもそう言う事を実現実行している今の与党とか保守系の人間に言っても響かないわけです。「相手に耳を傾けて貰う」という意味でも、単に厳しい言葉で攻撃するだけなら相手の耳にすら入らないわけで、結局はますます先鋭化する自分達の少数の味方に対してのみ訴求できれば良いという考えなんだろうか。多少なりとも妥協できるところは妥協しても、先ずは自分達の仲間を増やすことが一番の目標になると思うんですが、妥協するどころかますます視野を狭めて行くから、本来の主張とも異なる方向性へと進む場合も出てきてしまい、まさに「迷走」しているのが彼らの現状なんでしょうね。そういう人達に向けられているのは、「冷ややかな視線」どころか、もっと無関心な「生暖かい視線」じゃ無いだろうか。「冷ややかな視線」であれば、まだ自分達に対しての興味が残っている証しだと思いますが、生暖かく見守るということは結局はその存在を無視するという事に等しいと思うから。だから、それらの国々がそうであるように、結局最後は「力で解決」という物理的な行動しか手段がなくなるんですよね。同じ様な道を、日本の中の同類の人達も進んでいるように感じるし、そうなると力の解決が自分達へ災難として降りかかる可能性も否定出来ない。「オウムサリン事件」なんて言うのは、まさにその実例だったといえるのではと、自分達世代だと感じると思う。その深刻さを、リベラル・左派の人達はちゃんと認識して欲しいですよね。

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