石破政権には多く派というか殆ど期待していないのだけれど、それをある意味確定させるような光景をAPECで見せてしまいましたね。
まずは参加国首脳による記念写真撮影に、何故か石破主張の姿が無かったこと。どうも少し離れた場所にある、ペルーの元大統領フジモリ氏の墓前に表敬訪問をしていたらしいけれど、移動の車が渋滞に巻き込まれるなどで集合写真撮影に間に合わなかったとのこと。不可抗力ではあるけれど、結構重要なそういうイベントの前に、リスクのあるそんな移動を含む予定を入れるのか? APEC後に行くとか、現地に到着した時刻にも寄るけれどその時の移動で訪問するとか、やはりAPECの行事を最優先してそれ以外の予定は慎重に行うべきでは。結果、ある意味参加証明でもある集合写真に入れなかったわけですからね。しかも、それ事に誰も気がつかないかもしれないと言う存在感の薄さも問題だと思う。
その「存在感の薄さ」はやっぱり本人の資質というか責任だと思ったのが、その会議の休憩中と思われるときに各国の首脳が石橋に挨拶に来た時の様子。首脳の中では多分一番の新人なのだから、まずは自分から各国首脳に顔を売りに行くんじゃ無いの。それが、相手から来て貰いかつ挨拶をしているのに自分は座ったまま。例えば米国とか英国とかドイツとか、主要国との首脳はこれからもそれなりの頻度で会う機会はあるだろうけど、そうでは無い国の首脳とは機会が少ない分、こういう場所を利用して相手と認識合わせするのは重要だと思うけどなぁ。何か席に座ったままで、しかも学生じゃあるまいしスマホを弄っている様子が映像で撮られたりしていたけれど、それも恥ずかしい姿だよなぁ。せめて資料読みをしているくらいの姿を、晒すなら晒して欲しいけど。
個人的に最悪だと思ったのは、今回の主催国であるペルーが開いた歓迎会で、地元のおどりを各国首脳が見ている様子で、何故か石橋だけは胸の前で腕組みをして厳しい顔で見ているような場面を、やはり映像で撮られていたこと。以前何かの番組で、「腕組み」というのは無意識に出る拒絶のポーズで、相手から自分をブロックするときの動作、みたいな説明を聞いてまさに自分がそうだったので「成るほど」と納得したことがありますが、それが当たらずといえども遠からず、じゃないだろうか。別にニコニコ笑顔で手拍子しろとは言わないけれど、もう少しそのイベントに集中している様子を見せるように、演出位はしないと、回りからは「つまらない人」という印象を振りまくだけになりそう。
少し前に、ネット系女性ジャーナリスト が、石橋氏と食事をしながらインタビューしている動画が公開されたけれど、この時も食べ方が汚かったですよね。ご飯茶碗を人差し指で引っかけるようにして持っていたし、箸を持っての肘をテーブルに着いて食べていたような様子もあったし。別に和食の作法を完璧に覚えろとは言わないけれど、普通に食事をするときに「肘を突くな」「お茶碗は下に手を添えて持て」とか、普通に行儀作法として言われそうなことは言われなかったのだろうか。仮に子供の頃は大らかに育てられたとしても、大人になりそれなりに責任のある地位に就いていたのだから、回りからどの様に見えるのか、判断されるのか、ちゃんと指摘するスタッフが必要じゃないの。あるいは、家族がそう言うことをちゃんと言わないと、そのままだと思う。こんな状態じゃ、当初から言われているように「短命政権」で終わるのは、現実になりそう。