2025年12月5日

ナポリタンの誘惑

昔母親が喫茶店を経営していたこともあり「ナポリタン」は自分のとっては「母の味」の一つだし、やはり時々無性に食べたくなる料理の一つなんですよね。日本に良くある「地元料理っぽいけれど地元には存在しない、日本の魔改良料理」の一つ(笑)。こと、スパゲティに関して言えば、ナポリタンだけで無く、タラコパスタとか和風の醤油味のパスタとか、さらには「カルボナーラ」なんかも、日本独自の変更が加えられていて、例えば地元では加えないベーコンとか入れるのは邪道らしい(最近、そんな騒動がありましたよね)。

昔の「スパゲティ」と言えば、このナポリタンか牛挽肉をトマトソース等で煮込んで作った「ミートソース」の2種類位しか無かったんじゃ無いだろうか。ミートソーススパは、こちらも美味しいのだけれど、子供心に不満だったのはパスタの上に掛けられた「ミートソース」の量の少なさ。肉の部分もそうだけれど、煮込まれたトマトソースの汁気が殆ど無いので、最初は良いのだけれど、半分位食べると肝心な「ミートソース」の「ミート」が無くなってしまい、お皿に残ったミートソースの油やトマトソースに無理矢理麺をこすりつけて味を移して食べていたなぁ(笑)。その点ナポリタンは最初から全体に味付けがされているので、安心して最後まで食べられます。ただ、ミートソースに比べて「肉感」がウインナーソーセージだけというのが、子供心に不満だった気もする。

YouTube等を見ていると、この手の「魔改造スパゲティ」を日本に来たイタリア人が食べて、最初は「なんだこれ」状態なんだけれど、段々とその味に嵌まって行くみたいなパターンが多い気がします。個人的に不満を感じるのは、ナポリタンを説明する時に「スパゲティにトマトケチャップを掛けたもの」みたいな大雑把な言い方をするから、イタリア人は単なるケチャップ和えみたいな印象で「怪しからん」と感じるんじゃ無いだろうか。例えばトマトソース系のスパゲティも、トマトソースや生のトマトをよく煮込んでソースを作るけれど、ナポリタンだってトマトケチャップをベースに使うけれど、それを使って具材とよく炒めてスパゲティに絡めるもの。行ってみれば、オリーブオイルにニンニクや鷹の爪を入れて味や風味を移すみたいに、トマトケチャップを焼いて酸味を飛ばして甘みと旨味を凝縮させるところにナポリタンの肝があるわけで、それを実際に体験するとイタリア人と言えどもはまる人も多いのでは。

ナポリタンは誰もが認める「洋食」の一つなんだけれど、所謂昔からの「和食」である煮物とか煮付けとか醤油系味噌系の味付けの群よりも 、インバウンドの人には取っ付きやすい群じゃないだろうか。和風ハンバーグとかの肉料理、トンカツやチキン南蛮みたいなの揚げ物系、そう言うものの一分類に「スパゲティ類」みたいなカテゴリーがあっても良いかも。あと、洋食系だと日本でもナイフ・フォークで食べる場合が多いので、インバウンド人も不慣れなお箸で食べるよりも食べやすいだろうし。「ナポリ」と関係無いのに「ナポリタン」は、天津には無い「天津飯」クラスの、日本の魔改造料理だと思う(笑)。

ミカンの危機

先日自宅近くのイオンスーパーへ買い物に行った時に、お正月飾りなどが早くも発売開始されていて、さらにその横には地元の「三ヶ日みかん」のミカン箱が積み上げられています。でも、それを見て寂しく感じるのが、ミカン箱かいつの間にかコンパクトになっている事。今スーパー等で箱売りされているミカンは4kgの物が殆どで、昔よく見た10kgのミカン箱の半分以下のサイズ。でも価格はその4kgで4,000円近くするのでビックリ。昔は10kgのミカンでも、2,000円はしなかったと思う。さらに言えば、昔はスーパーや地元の八百屋さんなどで販売されているミカンは、皮に疵も無く綺麗でサイズも揃っていました。で、出荷出来ない位のB級品を知り合いの農家の人がくれるので、殆ど飼うことも無かったのですが、最近スーパー等で販売されているミカンはそのB級品と同等あるいは酷い見た目の物も。味は変わらないのだろうけど、随分と時代が変わった印象を受けます。

浜松の銘品と言えば、まずは鰻なんですが、それとともに有名なのが「三ヶ日みかん」。浜松市の北部の山間部を中心に、昔から温州ミカンの産地で子供の頃は冬になるとミカン箱が幾つも玄関先に並んでいて、一日に10個以上食べることも。逆に言えば、その時代の「甘味」で手軽に食べられる物としては、ミカン位しか無かったとも言えるんですが。今は色々な果物やスイーツもあるから、温州ミカン自体の消費量も減っているし、栽培農家も高齢化など有りどんどん減っているらしい。地元の「三ヶ日みかん」もかなり厳しい状況だというニュースを昨年聞いた記憶があります。

そんなミカン農家が、より付加価値が高いアボカド栽培へと移行しているという記事。 この話も最近地元のニュースで聞いた記憶があって、この時には「何でミカンの代わりにアボカドなの?」と疑問でした。確かに最近人気の食材の一つで、ある意味年間通して需用もあるだろうし、栽培方法さえそんなに大変で無ければ、やっぱり農家としてはより収益が見込めるアボカド栽培へと以降するでしょうね。でも、そうなるとますますミカン農家が減っていき、地元の名産どころかミカン自体が衰退して言ってしまうかも。とは言っても、気候温暖化の影響もあり、それまでは産地としてミカン栽培の最適値だった浜松も高温下で栽培が難しくなれば、それは別の手当を考える必要があるのも現実だしなぁ。三ヶ日のミカン栽培は、浜名湖奧の山間部の斜面を利用して、温暖な気候もあって甘いミカンが収穫出来ていましたが、温暖化で浜松辺りでも亜熱帯果実のアボカドが栽培できるようになるのは複雑な心境でもありますよね。

野菜や果実だけでなく、魚介類もどんどん北上化していて、以前は南の海で採れていたものが、今は北陸とか東北などで漁獲できるようになるなんて言う話は、もう珍しく無い。自然界の変化に、それに依存する人間も適応していく必要はあるのだけれど、やはり昔からの「銘品」「特産物」みたいなものが無くなるのは寂しいですよね。私の高校時代の知り合いも、いつの間にか地元でオリーブ栽培をしていて、オリーブも確かそれなりに暖かい土地で育つ植物だと思うんですが、浜松の名産もどんどん変わっていきそう。それとともに、有名な淡路島のタマネギに負けない「篠原のタマネギ」とか、そういう特産物の保持というか継続も考えてほしいですよね。

一気に冬模様

12月に入ってからも、そこそこ暖かい日が続いていて油断したわけでは無いけれど、昨日の朝は久し振りに「ゔっ、寒い」と思いつつ目が覚めました。部屋のファンヒーターを付けたときも、起動時の室温が一桁で表示されたのは今シーズン初めてじゃ無いだろうか。ただ、まだ流石に「真冬」では無いので、掛け布団(羽毛布団)だけで間に合うので助かります。でも、今月末くらいには毛布も出して、本格的な「冬」対策をしないといけないかも。

全国的に急に寒波が襲来したからか、昨日のニュース等では、北の地域の雪化粧の様子を何度も放送していたけれど、鳥取砂丘も雪が降っていたりと、日本海側は大変そうですね。関東でも、群馬県とか日本海側に近い場所ではそこそこ積雪も出来たみたいだし、この週末はこのような状態が続きそうなので、注意しないと。 

私は「暑がりな寒がり」という超絶我が儘なんですが(笑)、やはり寒さよりは暑さの方がまだ我慢できる気がします。それに、浜松の場合は気温が下がると同時に、西からの空っ風が強くなるので、更に体感温度は下がります。今朝の気温を見ると、早朝の最低気温が3度で、その後日中は日もさしていたけれど最高気温は9度と、とうとう一日通して気温は一桁台で終わりそう。この時の翌日(=今日)の予報では、朝の最低気温は少し上がって6度で、日中の最高気温も12度くらいてまで上がるという予報で、天候が午前中は曇りの予報なので、それで気温が保温されるのかな。この後少し暖かくなってくる予報で、日曜日は最高気温の予報が17度になっているけれど本当だろうか。それなら、風がなければ洗車とかしたいところです。

若い頃は(苦笑)、それなりにスポーツとかやっていたこともあり、結構筋肉質の体だったので、寒さにもそこそこ強くて、真冬でもそんなに着込むこと無く結構薄着でも平気でした。それが加齢とともに筋肉も落ちてきて、体を温める「筋肉の中綿」が無くなってしまったのが一番大きいですね。寒いし筋力も下がるからますます運動というか動くこともなくなり、それでますます寒さ耐性が下がっていくという負のループから中々逃れられません。そんな急な冷え込みが原因なのか、実は昨日は朝少し喉が痛くて「やばい、インフル?」とか思いつつ、お昼過ぎには大事を取って少し薬を飲んで休んだりして、何とか夜には体調も戻ったんですが、今日明日くらいは暖かくして体調を崩さないようにしないと。12月に入り、そろそろ少しずつでも年末の大掃除に向けて整理や片付け、さらには新年の準備もしないといけなくて、文字通り「師走」な状態になるわけで、そのためにはまずは体調管理が一番重要。無理しないことが一番大切な気がします。

2025年12月4日

受付時間

クロネコヤマトと言えば、国内の宅配サービスの雄で、個人的にも信頼している企業サービスの一つなんですが、そのクロネコさんにしてはちょっと不親切なデザインじゃ無いかと不満を感じた今回のサービス。週末までにとある荷物をとある場所へ送付する必要が有り、水曜日発木曜日配送の予定で荷物を昼過ぎから準備して、午後2時過ぎに発送のために近くのコンビニへと向かいました。勿論事前にクロネコアプリで発送手続きは完了していて、Apple Walletに発送用のバーコードも登録済み。

コンビニ(7/11)へ行き「宅配お願いします」とiPhoneのバーコードを差し出すと、定員さんがスキャンしてくれますが、POS端末画面にエラー表示。 何だろうと思ったら「もう集配時刻が過ぎていますから、本日の発送は出来ませんね。表示されている日付なら可能です」と言われます。画面には「5日(金)発送」と何故か2日後の日付けが表示されます。そう言えば、コンビニの駐車場に入るときに、クロネコさんの集配車が出て行くのを見たような気がしますが、確かここのコンビニでは以前は夕方4時位まで翌日配送可能だったはず。その場でクロネコアプリを立ち上げて見ますが、アプリ側では状況は分からない。仕方が無いので、一度キャンセルしてもらい、木曜日発送金曜日配達にするつもりでアプリを立ち上げて見ますが、この店舗を選択すると未だに「水曜日」が選択可能で発送可能なように見えます。実店舗の状態がアプリに反映されていないのでそう見えるんだろうけど、ちょっと不親切だなぁと感じます。

そこで、少し離れた場所にある多分集配時刻は夕方だと思う以前利用した事のある別の7/11店舗を指定みると、こちらも当日発送が可能と表示されます。そこで当日発送翌日配送をしていして申込をして、急いで車でそちらの店舗へと向かいました。店舗に到着したのは午後3時頃。お店に入り、荷物を差し出して恐る恐るApple Walletのバーコードを提示すると、こちらでは問題無く受け付けられて無事に翌日配送可能な状態になりました。やれやれと思いながら帰宅しましたが、何時まで受付可能なのかそれが分からないと折角のサービスが台無しだなぁと感じます。

確か以前は当日配送を選択すると「この日は受け付けられません」と怒られた記憶があるんですが、それは別の発送方法の時だったのかな。今回はクロネコのコンパクト便だったので、わざわざ集配に自宅に来て貰うのも迷惑だろうと、コンビニへ発送に行ったんですが、この締切時刻ってその時の集配荷物の有無とか周辺を回っている集配車の都合で変わるんだろうか。クロネコ側も作業効率の効率の為に、配送する荷物の無い店舗にわざわざ寄ることも無いだろうけど、もう少し分かりやすい表示をしてくれないだろうか。最悪は最寄り事業所へ持ち込めば、その日そこそこ遅い時間帯でも翌日配送の便に乗るんだろうけど、宅配の事業所ってちょっとアクセスしづらい場所にあるんですよね。デジタル化されて発送手続きとか送り状などは便利になったけれど、最後の物理的に荷物の引き渡しのところが逆に不便さが目立つようになった気がします。

2025年12月2日

新語・流行語大賞2025 Top 10

今年も発表された「現代用語の基礎知識 新語・流行語大賞2025」。どうせいつもの様に、恣意的な言葉が選ばれるんだろうなと思ったら、ノミネートされた30語も含めて、選出されたトップ10もそれなりに納得出来る言葉ばかりで、いつもの「そんなの何処で誰が流行らせてるんだよ」みたいなものが無い。何故だろうと思ったら、 これまで20年間協賛をしていた通信教育のユーキャンに変わって、今年から「T&D保険グループ」になっているらしい。選考委員を見ると、ほぼ例年通りみたいに感じるけれど、メディア関係の人間が入れ替わっているんだろうか。いずれにしても、これまでの政治ショーみたいな物がより国民感覚に近い物になったことは、イベントの目的として良いことなのでは。ただ、これまでの選考内容を評価していた人達は「何だ今年の大賞は!? あぁ、スポンサーが変わったからか。もう価値がない」とお怒りモードなのも面白い(笑)。

大変失礼ながらも、実は「T&D保険グループって何?」というのが最初の印象。「保険グループ」と付いているから、何か損保関係の会社・企業体なんだろうけど、そんなとこ有ったかなぁと調べてみたら、太陽生命と大同生命を中心とした親会社で、「T&D保険グループ」としては1999年に誕生していたんですね。全然知らなかった。TV-CMでは、それぞれ太陽生命、大同生命の名前で打っていてT&D保険グループとしては効いたことが無かったから仕方ないとは思うけれど、へぇーそうなんだとちょっとビックリしました。

閑話休題。今年の対象には、高市総理が総裁選で当選したときの言葉「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」という言葉と、日本初の「女性首相」という合わせ技で受賞。確かに良くも悪くも話題になった一言では有るけれど、新語・流行語という意味ではどうだろうか。個人的にはやっぱり今年の大賞は「ミャクミャク」だと思うなぁ。まず「新語」であるし、誕生したときの「気持ち悪い」から「可愛い」へ変化して、キャラクターとしても成功したし、そこから「こみゃく」とか派生語も生まれているし、大阪関西万博が終了してもその人気は続いているし。まぁ、最後は授賞式の話題作りで、高市総理に軍配が上がったのかなとちょっと邪推(笑)。

毎年通常のニュースでも取り上げられるこの「新語・流行語大賞」の話題ですが、今年はトップ10に「オールドメディア」が入っているので、ちょっと伝えにくそうに感じるのは私のバイアス?! (笑) 少し前に「レガシーメディア」という言葉が出てきて、これは新規メディアに成りつつあるSNSに対して、既存メディアの立ち後れみたいな物を待避しての言葉だったと思います。それに対して今回は「オールドメディア」と、その時代感の後進性を指摘されているわけで、言葉としては似たような印象だけれど、意味としてはより辛辣な感じなのかな。日本語に訳すとすれば「斜陽メディア」「斜陽報道機関」とでも言うのだろうか。高市政権が直接自分達の発表会見内容を公開したり、企業が自社メディア機関みたいな物を作ったり、時代が大きく変わりつつあることは事実。オールドメディアから脱皮できるか試練の時期なのは確かですね。「ニューメディア」なる存在が生まれるか、どうかなぁ...

dポイント

先日まで開催されていた、AmazonのBlack Fridayで経験した「へぇ~」なポイント体験。私自身は所謂「ポイ活」に興味は無く、だから積極的にポイントを貯めることもやっていません。だって面倒なんだもん(苦笑)。スマホに「○○用アプリ」をインストールして、それをその店舗なりサービス利用時に提示すれば良いのですが、その度にスマホをアンロックしてアプリを起動して提示する手順が「あぁ、焦れったい」と感じるいらちな性格なものですから。でも、全然使っていないわけでは無くて、例えばスタバのアプリは利用しています。理由は、以前Edyを利用してスマホタッチだけで決済してポイントが自動的にアプリに貯まる仕様になっていたので、それって手順的には電子マネー決済と変わらずポイントも勝手に貯まるから使っていたんですよね。で、Edy対応が終了してからはスタバカードのQRコード表示を利用していますが、これが正直面倒。但し、スタバで購入するという行為が日常化しているので、仕方なく利用しているというのが本音。まぁ、そこまで経験値が蓄積していれば決してポイ活みたいな事をしないわけではないけれど、最初からポイ活しようとは思わない位の動機付けです。

で、スマホの契約はdocomoなので、日々の利用料金で「dポイント」が自動的に貯まって行きます。これまでは、時々利用料金に充当していたんですが、先月残りデータ残量を調べていたら11月末で期限切れとなるdポイントが1万ポイント以上あることを発見。1ポイント=1円ですから、結構大きい。しかも、利用料金に充当するにはタイミング的には遅すぎて、12月分への適用は可能だけれど、それって期限切れ(=11月末)だし。dポイント用のカード保有ならそちらに振り替える事も出来るみたいですが、そんなもの所有していない。色々調べてみて、有効利用出来る方法が無くて、このまま捨てポイントになるしかないと諦めていました。

で、やっとAmazonのBlack Fridayです(笑)。幾つか商品を購入して決済画面に入ります。ここで普通は登録しているクレジットカードを指定して、場合によってはAmazonのポイントを適用して確定画面に進みます。で、今回その決済画面 を見てみたら、通常のAmazonポイントの下に「dポイント 連携済み」みたいなフィールドがあって、どうも11月末期限のポイントが利用出来る雰囲気。この時の合計金額が1万数千円だったので、期限切れ前日のdポイントもてくめて利用を選択すると、あらら残り決済金額が数百円となってくれました。で、そのまま確定して商品を購入しましたが、諦めていたそこそこの金額になるポイントが、意図せずに有効活用出来て「へえ~、こんなこともあるんだ」とちょっとビックリした体験でした。

私は電子マネーやECサイト利用頻度は人並み以上だと思うのだけれど、やはりそこは古い世代でもあるので、こういうポイントのやり取りみたいな事ってどちらかと言うと苦手。自分としては、管理しやすいように決済手段は限定したいのに、企業側は出来るだけ自分の商圏に固定させようと専用アプリ等で囲い込みに熱心。結局、店舗やサービスの数だけアプリをインストールしないといけなくなり、それは自分のポリシーというか使い方には反する考えでもありかなり抵抗感があります。ただ、ポイントのやり取りみたいなものは昔から有り、例えば最近は使っていないけれどEdyを利用すると金額に応じてポイントがUAのマイルに加算されたりという事はやっていました。自動的に変換されてくれるから。今回も自動的に連携されて利用可能になっていたから利用したわけで、これが「○○の手順を実行して」みたいなことが入っていたら、多分「あぁ、面倒くさい」と辞めていたと思う。例えばアプリをドラッグ&ドロップで関連付けしたらポイント連携が設定されるとか、もう少し敷居を下げてくれると多頻度ユーザーとしては嬉しいのだけれど。

2025年12月1日

無観客コンサート

中国での日本人アーティストのコンサートやイベントが中止され、さらにはアニメ映画の上映も中止され、日本に対しての圧力を強めている中国(政府?)。某アニメコンサートで、謳っている中で強制的に証明や音響が止められて中止させるというのは、いくら何でもずいぶんだなと思ったんですが、昨日は浜崎あゆみのコンサートが前日に中止が決定。でも浜崎あゆみ氏は、無観客の会場で、一人で一曲目から最後まで予定されていたセットリストを実演して話題に。 

素朴な疑問として、中止されたコンサートの会場が何故利用可能で、しかも多分証明や音響は予定通り利用出来たのだろうと思うし、その様子が限定された状態ではあったけれど外部に漏れてくる(浜崎あゆみ自身が公表)出来ているのは何故なんだろうか。今回は、中国側スタッフ100名、日本からのスタッフ100名という構成で準備したらしいけれど、中国側スタッフとしても拘りがあるからこそ、何らかの理由を付けて会場使用できるように段取りしたんだろうなぁ。もしかしたら、後から叱責された責任者もいたかもしれないけれど、浜崎氏自身は勿論、中国側の気概みたいなものも評価されるべきでは無いだろうか。

ネット情報ではあるけれど、これらの日本関係のイベント中止は、政府の要請というよりは政府に忖度したそれぞれの責任者が独断で行っているものらしい。まぁ、向こうの音楽関係者としても、政府の言いたいことは分かるけれど、音楽は別だろうという気持ちを強く感じているんじゃ無いだろうか。一方で、別の情報では中国からのバンドが日本に来て、コンサートを開催しているらしい。「日本では中国人に対しての犯罪が多発している」と政府が言っているわけには、中国のバンドの人気も結構有って、それこそ「反体制」の旗印みたいな感じになりつつあるような感じも受けます。

日本のアーティストで中国で活動・活躍している人達が、少し前に「なんてことをしてくれたんだ。自分達は中国を支持する」みたいな発言をして批判を受けたりもしたけれど、音楽家ならば音楽で、アーティストなら自分の作品で自分達の主張なり信じることを示すのが本来の姿だと思うなぁ。言い方は悪いけれど、生活がかかっている人達は迎合気味だし、それなりに余裕のある人は自分の信じることだけを実行している気がします。日本でも人気のある浜崎あゆみ氏の行動が、今後の日中関係に良い方向への影響力を及ぼす、そんな切掛になる事を祈りたいですね。

2025年11月30日

東京アプリを全国アプリに

東京都が提供している「東京アプリ」経由で、一人当たり(15歳以上)11,000円相当のポイント付与されるという記事。 財政規模がちょっとした国(スイスとかスウェーデンとか)規模に匹敵する東京都なら、こういうアプリを開発して提供してさらにサービスを準備して行くことも難しくないはず。その、サービス部分はぶっちゃけた話し「お金」を出す部分だから分けるとして、基幹部分となるアプリに関しては、その内容としては全国どこの自治体でも利用出来るものが多いんじゃ無いだろうか。

これって、クライアント部分のスマホアプリだけで無く、多分行政(=都庁)側のデータの持ち方(サーバー類)も関わる話なんだけれど、全国どこの自治体でも共有出来る形にして、地方自治体でも同様のサービスや効率化を最小限のコストで実現出来るように政府とかデジタル庁とか頑張れないものだろうか。例えばデータを保有するサーバー側などは、それこそAWSの特定領域を日本政府(デジタル庁)が契約して、その中から必要な地方自治体に領域を貸し出して利用出来るようにする。オンプレミスでやりたいところは自分達で調達すれば良いし、フロントエンドはオンプレにしてバックアップはクラウドでというハイブリッド型をやるたい所も利用出来るようにする。当然、共通化することでデータフォーマットは共通化して、データ移動(自治体の移動)も簡単にできるようにする。マイナンバー前提で、これをキーにするわけだから、自治体ベースのデータでは無く、マイナンバーベースのデータで所属属性の一つが「現在の居住自治体」みたいな感じになるのかも。

アプリ側は、それこそ基幹部分はスケルトンで作成して、その上のデザインはシェルを被せて自治体の独自性が出せるようにすることは簡単なのでは。さらに、データ構造を京津化する事で多言語化も簡単にできるようになるだろうし。例えばスーパーセットを東京都や大阪市などの大都市が作成して、その中で不用なサービス・機能を簡単に隠す事が出来るようにして置ければ、地方自治体はそのスイッチをON/OFFするだけで自分達用のアプリが出来る。プラットフォームが共通化出来れば、例えば運用に関しては似たようなサービスを提供している全国の自治体をまとめて面倒見ることも出来るだろうし、例えば底で連携して独自サービスを提供してもいいかも。共通化することで、個性化させることも容易に出来ると思うんだけどなぁ。

そういう環境が整えば、今回の様にポイント=お金支給も簡単にできるようになる。そういうインセンティブがあれば、以前もそうだったけれどマイナンバーカード取得する人も増えて、そうなれば例えばマイナンバー保険証とかマイナンバー運転免許証とか、そういうサービス拡充へも繋がる。で、何度も書いているように、個人的にはマイナンバーと自分の電子マネーやクレジットカードと連動して、それで行われた支出は自動的に税金計算されて確定申告も自動的に可能になる、位のことは出来てほしいなぁ。その第一歩として、東京アプリを「全国アプリ」のテンプレート化プロジェクトとか誰かやってくれないだろうか(他力本願)。

A320 Update

羽田空港T2のトイレとラブに続き、今度はA320ファミリーの一部機体が、太陽フレアの影響を受けて飛行制御に必要なデータが破損する可能性があると言う事で緊急のソフトウェア更新が発生。それによる29日はANA国内線95便が整備作業のために欠航し、今日朝までには大体の更新は完了したけれど、多分機材繰りの関係で6便の欠航が決まっているらしい。前日の欠航で約13,200人、今日も約500人が影響するとのことで、ANAに取っては踏んだり蹴ったりな週末だろうなぁ。

詳細な原因が良く分からないので色々想像するんですが、太陽フレアの影響でデータが破損するというのは、アルファ線によるソフトウェアエラーを意味しているんだろうか。昔はDRAMのデータ化けが問題になって、色々調べたらアルファ線が衝突してデータ反転が発生していたと分かった、そこからECCとか冗長性を持たせた設計やソフトウェアデザインが出てきたけれど、今回もそう言う話なんだろうか。

「ソフトウェアで対応」となると、閾値を超えたような場合にリトライ回数を増やすとか、エラー訂正を多重に掛けるとかいう話になるんだろうけど、そうするとかなりのソフトの書き換えになるんだろうなぁ。また、本当に異常値が検知されたときにそれを「誤情報」として勝手に修正したら、そのままエラーに気がつかず重大事故に繋がる可能性もあるので、その辺りの切り分けというか分類も大変そう。また、ソフト的にオーバーヘッドが増える分、タイミングの問題も生まれるかもしれなくて、そうなるとその当該部分だけの書き換えだけで無く、関連するソフトやモジュール類も更新が必要になるだろうし、どれだけ雪崩的に波及するのかちょっと分からないですね。でも、更新作業に4時間かかるということは、結構な作業量だと思う。

  1. 既存データのうち保存が必要な固有データ等のバックアップ
  2. 既存データの消去(クリーンナップ)
  3. 新規ソフトウェアの導入・更新
  4. 保存バックアップデータの適用
  5. ソフトウェア検証・機能検査等
  6. 最終確認・承認
みたいな作業が行われると思うんですが、中々大変そう。パソコンを更新して、元のパソコンから新しいパソコンへデータ移行しつつ新しいOS/アプリをインストールすることを考えると良く分かります。

ANAは大変だけれど、JALはA350は保有していてもA320は使用していないので影響無しというのは幸運というか、なんかそう言う話が良くありますよね。以前はB777のエンジンだったかな。あの時もANAはてんやわんやだったけれど、A350への移行がほぼ完了していたJALはそうでは無かったし。系列のPeach等にも対象機種が何機か存在するらしいけれど、こちらは欠航無しで対応可能と言う事なので、やはり大きな会社は何かあったときのリスクも大きいなと再認識しました。航空機の一番の要素「安全」に関わるところだけに、妥協してはいけないけれど、影響を受ける乗客も最少化されることを祈るばかりです。

2025年11月28日

非料亭政治

これまでだと「料亭政治」とか「密室政治」とメディアは批判してきたのだけれど、そういう会食機会が無い高市総理に対しては「会食機会が無いのが問題」と180度違う主張記事を掲載する毎日新聞。 これまでの論調であれば「ほら、料亭政治をしなくてもこれだけ政治を動かすことができる」くらいは言っても良いと思うけれど、それはイコール高市内閣を認めることになるから、何があってもそんなことは書きたくない雰囲気がプンプン。

政治の世界、特に色々な責任も伴う与党ともなれば、早々公に出来ない話も多いわけで、それは企業活動でも同様。"Security"ということが一番重視された会社だったので、機密保持とか開示方法とか、そう言う事は毎年のように教育が行われていました。入社したときには「この会社は仕事で失敗しても首にならないけれど、セキュリティ違反をしたら即首だから」と言われ事も、今も記憶しています。

「いゃ、ビジネスで重要なそういう機密ではなく、政治家は隠れてこそこそ怪しからん相談をしていることが問題なのだ」と言う意見もあるでしょうし、実際政治家もピンキリだから中には私物化みたいな形の「料亭会合」みたいなものもあるかもしれない。だから「料亭政治」や「密室政治」を批判する事は問題無いと思うけれど、それならばそう言うことをやっていない高市総理に対してはそれなりに評価するべきでは。

ネットでは「支持率下げてやる」の典型みたいだというコメントも多いけれど、まぁそう言われても当然という記事。更に指摘されているのは、自宅で勉強すること優先で仲間作りや意見交換が無いみたいな事を言っているけれど、高市総理の住まいは議員会館なので、必要ならば同じ建物にいるであろう議員と直ぐに話しが出来る距離にいるということ。呼び出される相手にとっては迷惑かもしれないけれど、何かあれば「ちょっと」と声を掛ければ直ぐに会える距離にあるのだから、それすらも利用していないなら批判の一つも納得出来るけれど多分そうじゃ無いでしょうね。勿論、相手のプライバシーやスケジュールは優先するだろうけど。高市総理のやり方が上手く行くのであれば、メディアがこれまで批判してきた「料亭政治」が間違っている証明になるのに、それすらも自分達の意地で認めたくないのがメディアなんだろうな。

2025年11月27日

都内の歩き方

ReHacQの「新ファンタスティック未来」編から、JTOS(JR東日本、東急、小田急、西武)による新規事業プロジェクトに関しての回。JTOSの紹介をしながら、新規案件募集みたいな内容だけれど、関東の大手鉄道会社4社が協業して居ると言うことに先ずビックリ。まぁ、都内からその周辺地域には、JR東日本は勿論、多くの私鉄企業がそれこそ網の目のように路線を張りメグしているから、そのメッシュを利用するというのは直ぐに思いつく話。でも、地域によってはライバル会社になるわけで、協業となると中々難しいかも。

今回この4社以外の関東の大手私鉄企業となると、東武、京王、京急、京成、東京メトロ、 かなぁ。京王はJR中央線と被るけれど、それはそれで密度の濃い情報収集が出来そうな気がするけど。京急は横浜から先の三浦半島方面、東武は池袋から北方向、京成は上野から北側と、そんなに被らないからJTOSに入っても良いと思うけれど、企業規模と余裕の問題かな。既存のJTOS 4社は、山手線を起点に、それぞれ黄河へと伸びる放射線状に延びる路線構造だけれど、東京メトロはそれらを横断的に接続するような感じになっていると思うので、彼らは入るメリットがありそうな気がしますね。

動画を観ていて感じたのは、線路を通して沿線開発をして、宅地開発もして沿線住民を増やし、さらにはターミナル駅を設置して集客力も増やして、でも人口減少や高齢化もあり路線利用者数は減少していく中、如何に鉄道両社を維持しつつ出来れば増やしたいという各社の思惑が良く感じられる話しでした。確かに都内というか南関東エリアで生活していると、鉄道網が兎に角充実しているから無くてはならない移動手段。その利便性が高まる事には不満はない。そう言う意味ではこういう試みは応援したいけれど、正直なところ鉄道本体の改善というよりは、鉄道駅を出てからの付加価値開発みたいな話が中心なので、ちょっと難しい部分も多いのかなと感じましたね。

途中tonariの高橋Pが自分のアイデアを売り込んでいたけれど、一番目のアイデアって「地球の歩き方・国内編」のオンライン・リアルタイム化みたいな話じゃないだろうか。アイデアとしては「有り」だと思うし、リアルタイムは無理としても週ごとに周辺情報が更新されていくくらいの頻度であれば、十分魅力的なコンテンツになる気がします。地元に地域担当者を置いて、その人が日々の小さな更新をしつつ、週一とか月一くらいでプロのtonariメンバーが特集版を作り配信するとかしたら、量と質を担保した「都内の歩き方」みたいなものが出来そう。個人的には「乗換案内」のリアルタイム版みたいなものを作ってほしいなぁ。その時点での遅延情報や駅構内の移動方法まで網羅して、時間最短での乗り換え移動方法だけでなく、わざと遠回りしつつも名所が見えるルートとか、特定アプリを使えばその遠回りルートも割引になるとか。JTOSにはNature, Moving, Culture, Well-beingの4本柱があるそうですが、Movingの中にJTOS四社内での移動最適化快適化みたいな事案を考えてほしいなと感じた内容でした。最後の方の高橋Pの本気の売り込みは面白かったけれど(笑)。

思い込み質疑

山尾志桜里元衆院議員の、党首討論(高市vs野田)に関してのコメント。議員時代は色々物議を醸す行動があったけれど、客観的な視点だからだろうか議員を離れてからの色々な批評は、結構的確なものが多いように感じます。 

特に中国関係の話については、山尾氏も書いているようにエスカレートしているのは先方側だし、事の発端は大阪総領事の投稿なのだから、先ずはそこを諫めるべきなのでは。それに対して売り言葉に買い言葉で日本が反応したのなら、それは問題だけれど、実際は日本側は極めて冷静に対応しているし、中国側からの嫌がらせに対しても国民が一番冷静に対応している事をもっと認識するべきでは。中国が怒っている日中関係が大変だと騒いでいるのは、正直リベラル・左派の中でもごく一部で、そういう人達の中でも今回の件は中国側に問題があると考える人が結構多いことを認識するべきだと思う。

確か同じ山尾氏の別のコメントだったと思うんですが、今回の件で中国側がミスをしたのは、大きく騒ぎ立てたりアメリカ側にご注進した事で、日中の問題が国際的な問題に昇華してしまい、中台問題や中国の覇権主義みたいなものが更に世界から注目されるようになったと言う事。言われてみてなるほどと感じるんですが、確かに先の尖閣諸島の国有化の時には、日中の対決みたいな形だったので、中国は日本に対しての攻撃に手中すれば良かったのに、今回は日本以外の欧州等からも反応があるし、国連に訴える事で世界的な話になってしまったし、日中首脳の電話会議をしてアメリカを味方に付けたと思ったら、直ぐさまアメリカから日本へと連携が作られるしと、後手にしか回っていない気がします。

日中のフライトキャンセルを中国政府が出して、日中の路線12路線が運休し、乗客数が21%程減少する想定らしいのですが、中国からの直行便は減っても、台湾とか仁川経由とか日系フライト利用とか、全体のインバウンド数はそんなには減らないんじゃ無いだろうか。年内はこんな感じで中国からの見た目のインバウンドは減るだろうけど、来年になった旧正月の時期になるとどうなるんだろうか。その時点でも現状くらいあるいはそれ以上の路線運休が続くとなると、国民感情的にも不満が大きくなって逆効果になる気がするんだけれど。今の所中国政府は、高市内閣を揺さぶろうとして上手く言っていない状態に見えます。それだけならば、そのうちに「まぁ、この辺で許しやろう」と吉本モードでフェードアウトすればよいけれど、国内の不満モードに火がつくと更にやっかいなことになりそう。やけどしないうちに中国政府としては静かになって、自然解決する時期を待つ方が良いと思うけれど、今の習政権はそんなことは考えられない気がするのが一番の不安ですね。