2025年12月1日

無観客コンサート

中国での日本人アーティストのコンサートやイベントが中止され、さらにはアニメ映画の上映も中止され、日本に対しての圧力を強めている中国(政府?)。某アニメコンサートで、謳っている中で強制的に証明や音響が止められて中止させるというのは、いくら何でもずいぶんだなと思ったんですが、昨日は浜崎あゆみのコンサートが前日に中止が決定。でも浜崎あゆみ氏は、無観客の会場で、一人で一曲目から最後まで予定されていたセットリストを実演して話題に。 

素朴な疑問として、中止されたコンサートの会場が何故利用可能で、しかも多分証明や音響は予定通り利用出来たのだろうと思うし、その様子が限定された状態ではあったけれど外部に漏れてくる(浜崎あゆみ自身が公表)出来ているのは何故なんだろうか。今回は、中国側スタッフ100名、日本からのスタッフ100名という構成で準備したらしいけれど、中国側スタッフとしても拘りがあるからこそ、何らかの理由を付けて会場使用できるように段取りしたんだろうなぁ。もしかしたら、後から叱責された責任者もいたかもしれないけれど、浜崎氏自身は勿論、中国側の気概みたいなものも評価されるべきでは無いだろうか。

ネット情報ではあるけれど、これらの日本関係のイベント中止は、政府の要請というよりは政府に忖度したそれぞれの責任者が独断で行っているものらしい。まぁ、向こうの音楽関係者としても、政府の言いたいことは分かるけれど、音楽は別だろうという気持ちを強く感じているんじゃ無いだろうか。一方で、別の情報では中国からのバンドが日本に来て、コンサートを開催しているらしい。「日本では中国人に対しての犯罪が多発している」と政府が言っているわけには、中国のバンドの人気も結構有って、それこそ「反体制」の旗印みたいな感じになりつつあるような感じも受けます。

日本のアーティストで中国で活動・活躍している人達が、少し前に「なんてことをしてくれたんだ。自分達は中国を支持する」みたいな発言をして批判を受けたりもしたけれど、音楽家ならば音楽で、アーティストなら自分の作品で自分達の主張なり信じることを示すのが本来の姿だと思うなぁ。言い方は悪いけれど、生活がかかっている人達は迎合気味だし、それなりに余裕のある人は自分の信じることだけを実行している気がします。日本でも人気のある浜崎あゆみ氏の行動が、今後の日中関係に良い方向への影響力を及ぼす、そんな切掛になる事を祈りたいですね。

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