ITmediaの記事から、Android製品の中に開発製造元がバックドアを仕込み、それを犯罪組織へ提供していたという信じられない記事。パソコンやスマホなどの情報端末だけで無く、家電製品等は最近では「ネット接続」が前提になっていて、それを悪用して冷蔵庫の設定温度が操作されたりと悪用される時代に。冷蔵庫にネット接続が必要かどうかは議論のあるところだと思うけれど、例えばリモートメンテナンスが一般的な現在では保守目的でネット接続が必要な場合もあり(そうで無いと、人が現場に行かなくてはならず対応まで時間が掛かる)、中々難しい所。
テレビなんかも、昔は単体で動作するデバイスだったけれど、最近では地デジとかBS/CSの受信機能以上に、ネットワーク接続してのYouTubeとかNetflixアクセスが主流なので、ネット機能内蔵は当たり前。今回は、そのネット接続可能なテレビにアドオン(多分USBデバイスで接続する?)して、有料番組の視聴など出来るようなデバイスらしいけれど、それが出荷時からバックドア(裏口)が設定されていて、それが偶々だったのでは無く、メーカー自らが仕込んだというから呆れてしまう。自分も苦労した経験としては、紛失や盗難時にパソコンがどこにあるか検索出来るように、システムROMの中に入れ合ったサービスコードに脆弱性が発見されて、それを悪用されると本体が則られる可能性もあると言う事で、緊急で修正コードを入れたROMのリリースとかやったことがあるけれど、本当に大変だし緊急だから時間も短いしもう二度とやりたくないと思ったものです。
ここからは完全な邪推ですが、これって一企業が企てたというよりは、そういうハッカー集団というか犯罪者集団が、意図的にそう言うデバイスを製造させてそれを販売させていたんじゃ無いだろうか。特に今回の場合は、良くある広告詐欺の機能だけで無く、個別に悪用プロキシとして使用できるようにもされていたということで、こちらが本命だったんじゃ無いだろうか。最近は毎日のように不正アクセスのニュースが流れているけれど、幾ら自動的に動作するとはいえ、何十何百万ものアカウントを手当たり次第に突破して、自分達が悪用できる環境を獲得するのは効率が良いとは言えない。それよりも、最初から自分達がいざというときに利用出来る、言ってみれば「隠し財産」みたいなものが何十万と世界中にあれば、これはもう何でもやりたい放題じゃ無いだろうか。
それでも、Googleの認証を突破して販売されていた製品ということは、技術力もそれなりに有る企業が加わっていたわけで、これも新しい時代の流れのようにも思います。昔は、やはりそういう技術のあるところには、それなりの倫理観とか社会正義みたいなものも合ったと思うし。でも、よくよく考えたら、Microsoftも過去には色々やっていたし、それって単に自分が都合良く記憶改変しているだけかも(笑)。いずれにしても、Googleも認証プロセスを厳格化するみたいだけれど、Appleに対して有る程度の自由度があるAndroidが、その良さを失って行くかもしれない。でもなあ、そこは「安全第一」だし仕方ないですよね。
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