2026年10月16日

White Ocean in Japan

佐々木俊尚氏の引用から、日米では嫌われているデータセンタ(DC)が、アフリカでは新しい電気インフラとして、新たなビジネスモデル(ビジネススキーム)を構築しているという話。この記事を見て思いだしたのは、同じくアフリカで既存の電話網が未整備なために、太陽光発電・電池と基地局を各地に設置することで、先進国よりも早く先に携帯電話網が整備されつつある(された)という話。しかもそれが基地局・スマホ共に価格的にも有利でかつアフリカなどへの進出も画策している中国の国家戦略とも結びついていると言う話だったと思います。

失礼ながら自分くらいの世代だと「アフリカ」と聞くと、自然は豊かだが経済的社会的には未発達の国々・地域、という認識が今でも強い気がします。自分の知る限りでは、政治的にも社会的にもまだまだ安定しない国が多いけれど、欧米から見てアジアが発展段階に入り、中近東へと移り、さらにその先アフリカというのがマーケットターゲットに成りつつある現在。これまでは欧米列強がそういう地域の開発というか市場化の先兵だったけれど、現在は中国がこれら地域への進出では一歩も二歩も先行していて、政治的にも強い繋がりを構築しつつあるのが、ある意味世界的な問題・課題の一つ。

世界の話をするには力不足なので日本に視点を移すと、これって昔から自分が考えている「地方や過疎地域対策として機能しないか」という事。日本の場合「過疎地域≓山間部」という地勢的な課題もあるから難易度は上がるけれど、そういう地域でDCのような設備や物流拠点みたいな開発をすれば、その地域には電気・ガス・水道・道路という社会インフラも同時にやってくるので、それらインフラとの共存することでその地区に集約することで生活拠点の維持が出来るのでは、という漠然としたアイデア。山間部なので、近くに河があれば水力発電の電機器要求も出来るかもしれないし、日頃批判の大きい太陽光発電も場合によっては山間部再開発の一手になるかもしれない。インフラ整備としても、わざわざ過疎地域だけのために維持するよりは、そう言う大規模拠点があることでその一部を分岐すれば十分という事だから、その分DC側が地域貢献という事で負担してもいいような気がする。

課題は平坦な場所が少ないだろうから、斜面をうまく活用したDCの構築みたいなアイデアが必要かもしれない。場合によっては、斜面にトンネルを掘削してその中にDCを設置することで、例えば空調費用が節約できるかもしれない。その設備をそのまま備蓄倉庫みたいな使い方をして、地域だけで無くその周辺地域の災害対策拠点にもなるかもしれない。DC側としても、自分達で全て設備投資しなくても、そういう公共機関との協業が出来れば、初期投資を自治体からの補助で有る程度賄う事も出来るかもしれないし。アフリカのようなホワイトオーシャンと、新規事業黎明期のブルーオーシャンが合わさったような、「パールブルーオーシャン(Pale Blue Ocean)」ビジネスとして、色々考えたら面白いアイデアが生まれそうな気がするんですが。

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