簗農水大臣の発言に対して、参議院野党が辞任を求めるという記事。まだ大臣経験も無いような議員が、どれだけの圧力を掛けられるのか素人でも分かる話だと思うけれど、それならそれで国会議員が「虎の威を借る狐」になっていたことも、決して良いことでは無いのは事実。この件の後も、熊本で失言をして居るらしいけれど、高市総理はこの人のどんなところを買って今回異例とも言える大臣抜擢をしたんだろうか。まぁ、威嚇と言えば何人かの野党議員の方が遥かに存在感はあるんだけれど(マテ)。
簗農水大臣の一連の発言やその後のフォローは、決して誉められたものでは無いし、まぁそもそも大臣になる資質がある人なのかも正直疑問。ただ、何か分からないけれど彼の経歴なり資質を信頼して任命し、かつ今回の騒動後も任命権者として厳しく叱責し仕事で返せと言ったと言う高市総理の対応は、個人的にはリーダーとしては好感が持てるかな、と。これが、何か横領事件とか障害事件とかなれば話は別ですが、個人の軽率な行動で一応謝罪して撤回しているわけだから、そこはこれを理由に辞任というのもどうかという気がします。
野党は兎に角高市人気を下げたいので、このことを大々的に取り上げて大きな騒動にしようとしたいのだろうけど、それってこれまでも散々やってきて多くの国民が呆れたことを忘れたのだろうか。仮に私が野党の立場ならば、簗農水大臣はそのままにして、今後の仕事の内容で「それが償いに値する成果・結果だと思いますか」と、毎回質問して相手に揺さぶりを掛け続けるけどなぁ。今だって、物価高対策とか米の価格下落と、農政関係の話題には尽きません。また、米国産ジャガイモの輸入に関しては、農家の人達からも大きな反対が出てきているようだし、今年は大雨の影響で例年以上に年末に掛けて生鮮食品が不安にも感じます。要するに、彼の資質を買ったと言っている相手がじゃぁどれだけの成果を上げるのかという絶好の機会で、それはこれからずっと続くわけです。辞任要求して、そこで辞任したら終わりな訳で、それで溜飲を下げる人も居るんだろうけど、殆どの人は直ぐに忘れてしまいますよ。
農水行政と言うは、色々な食品に一番関係する話だから、今回の臨時国会での重要政策の一つである消費税減税にも大きく関係すると思うんですよね。ここでも、消費税の対象商品の定義だとか、1%の恩恵を受けられない生産者への支援とか、それこそ野党が逆提案できる要素も多いし、逆に与党側が失敗する要素もあるわけで、仮にそうなれば「簗農水大臣の努力はいかほどだったのか」と高市総理に対して迫れるわけです。それって、高市総理自身に対しても、高市内閣に対しても正当な批判行動になるわけで、そんな美味しい話の元ネタをなんで直ぐに切ろうとするんだろうか。少数与党の参議院だから自分達の意見を聞くだろうという算段があるのかもしれないけれど、そうなれば今度は本当に「60日ルール」を適用してでも法案を通すんじゃ無いだろうか。そのために今回参議院の幹事長を交替させたわけだろうし。その程度のシナリオも考えられない人達に、国の将来に関して議論できるわけが無いと思うなぁ。
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