Payload deploy complete. All 26 @Starlink V3 satellites are in orbit pic.twitter.com/foUrHHvxcc
— SpaceX (@SpaceX) September 28, 2026
Elon Mask氏のSpaceX社が打ち上げた、大型宇宙船Starshipが、途中のエンジントラブルもありながら無事に衛星軌道まで到達し、かつ搭載していたStarlink V3衛星26機を宇宙空間に放出。更に、1段目、2段目の本体も地球に生還して、垂直降下まで完了するという成果には、本当にビックリ。これまで13回打上実験をしていて、今回14回目で初めて「成功」したらしいけれど、これだけのものを14回も(これからも)打上続けられる、資金、技術、人材、全てが桁違いだなぁ...
SF好き、スペースオペラ好きとしては、Starlink V3の放出シーンにはちょっと興奮していて、これって宇宙戦闘シーンでよく見る、母艦から戦闘機が発進するシーンそのままですよね? 形状こそ平べったいお盆みたいな形なので、よく見る「戦闘機」のイメージとは程遠いけれど、放出口からつぎつぎと等間隔で放出されてくる様子は、まさにこれまでのSF映画やビデオで制作されたシーンそのまま。CGとかミニチュアで再現されたものでは無く、実際に宇宙空間で行われている現実だというのが信じられないくらい。
最終的には、火星移住まで目指しているMask氏なので、更に磨きを掛けて巨大宇宙船の製造や、それらを宇宙空間で組み合わせた惑星間宇宙船の製造なんかも、後数年位で始めるんだろうなぁ。ただ、昔からSF小説を読んでいて背景として少し疑問だったのは、地上から打ち上げると圧倒的に輸送コストが掛かる素材を、地上でも元余すくらい宇宙空間に打ち上げて準備するのは、どれだけ大変なんだろうかという事。更に、宇宙船の材料だけで無く、それを製造工作する設備も必要なわけで、それらも考えると実際に製造する宇宙船の何倍何十倍もの資材や素材を、これから宇宙空間に打ち上げないといけない。
そういう現実を補うSF的設定としては、宇宙空間の小惑星や隕石などから鉱物資源を抽出して賄うというのがあるけれど、それだって一つ小惑星が有れば全ての素材が準備出来るわけでも無いし、そのための製造鍛錬設備の準備がまた大変だろうし。さらにSF的発想だと、宇宙空間にある隕石などの内部をくりぬいて、そこに生活環境や駆動設備を設置して、外骨格などをわざわざ準備しなくても、内部的に装置だけで宇宙空間で生活出来るような設定が登場しますが、まぁそんなに都合良く隕石とか地球近郊に有るわけでも無いだろうし。現実的には、月の鉱物資源の採掘と鋳造が出来るようになれば、地球から打ち上げるよりは低コスト低リソースで可能になりそうだけれど、それはそれでまた難しい課題が色々ありそう。日本では、ゼネコンなどが自動化機械を月に送り込んで、それが人間の到着以前に自動的に設備建築まで行うようなプランを出していたけれど、そうなるとフィジカルAIの活用先としてちょっと面白そうだし、今の日本の技術でも差別化出来そうな気もします。その前に、まずは日本もSpaceXのような、多頻度で宇宙船打上が出来るような環境整備が必要だろうなぁ。やはり失敗を何回繰り返せるかで、将来の成功が見えてくるわけだから。
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