熊本地震が7月28日に発生してから一週間。まだまだ断水や寸断道路など対策が進んでいない部分もあるけれど、必需エネルギーの1つである電気はほぼ通電再開して、も復旧が進んでいることが少しずつですが実感できます。全国から集まった緊急支援隊も、初期の役割を完了して帰京するチームもあり、残念ながら犠牲者は出てしまったものの初期の対策は一区切り付いた印象。但し、これからは猛暑酷暑の予報もあって、震災後の「震災関連死」のリスクは増えるので、何とかそちらへの対策を進めてほしいもの。今日には、高市総理も現地に入り状況の詳細を確認するとのことですが、迅速に現地のニーズや要求に対応して欲しいですよね。
今回の震災で最大の被害場所の1つである、イオンモール熊本。なくなった入居店舗の従業員の方に関しては、顧客誘導で一度外に避難したものの、売上金などの確保のために店内に戻り、不幸にしてガス爆発に巻き込まれたことが明らかになってきています。運営会社側への批判は当然だけれど、今回タイミングが悪いなと感じるのが、ガス爆発が避難完了から約1時間後、地震発生から1時間半頃のタイミングで発生したこと。イオンモール側の避難誘導はほぼ神部機で、約3,000人と言われる買い物客と1,500~2,000人言われている従業員全員が安全に外に避難しているわけですよね。例えば、外にいるときに余震がもし発生していたら、多分モール内に戻る事は躊躇したと思います。また、避難完了から1時間の間には、やはり「もう大丈夫かな」という、安心感みたいなものが生まれるには十分な時間でも有り、そう言う不幸な偶然が重なった事も残念。今回「ガス爆発」と言われているけれど、どの様にしてガスが漏れていたのか不明だし、それが何故という疑問も。外に設置されていたLPガス貯蔵装置には安全装置が設置されていたとのことなので、もしかしたらそこからの配管内に滞留していたガスがモール内に漏れて、それが引火して爆発するだけに十分な量だったのだろうか。今の所爆発の中心は、モール2Fの従業員休憩所付近と今朝のニュースでは説明していましたが、漏れたガスが偶々狭い部屋に滞留して密度が焚くなり、そこに電気なり自動販売機なりの火花が引火して爆発したんだろうか。避難中に「ガスの匂いがした」というコメントも出ているので、今後はそういう状況が確認されたら、例え余震や被害が無い場合でもガス漏れ確認が完了するまでは戻らないというルール追加が必要になるんでしょうね。
あと、被災地の避難所に関して、学校の体育館にクーラーが無いのは政府の怠慢みたいな意見も散見されるけれど、教室に関してはほぼ導入は完了していて、電気が復旧すれば利用可能な状態だったことは確認されています。それに対して体育館などの施設は、構造上設置する条件や期間等制約が大きくて、2年後位に完了する予定だったとのこと。最近の天候のことを考えると、教育施設の設備として充実させていくことは決して無駄にならないと思うけれど、今回の様に停電が発生すると使えない施設に変化してしまうわけで、その辺りは緊急に場合の避難所にもなるという前提で、何らかの設備拡充と維持管理を系統立てて考える必要があるでしょうね。ネッドは、海外では直ぐにテントやパーティション設備が導入されて、個々のプライバシーや快適性が確保されるのに日本は未だに雑魚寝だという批判も。確かにそうなんだけれど、そう言うことを準備する側の自治体職員にしても被災者な訳だし、被災者が被災者を助けるそれこそ「老老介護」みたいな構図になってしまうのは仕方ないこと。イタリアなどでは、視覚のある人がボランティアで参加すると有償(給与補償)される仕組みがあるそうですが、日本でも被災中心地に比較的影響が少ない周辺から必要な人材が直ぐに駆けつけられるような仕組みが必要かもしれませんね。
今年には、石破政権の置き土産の1つ「防災庁」が正式に発足しますが、各国の仕組みを参考にしつつ日本でも震災直後から大規模な支援が現地に入るまでの期間を補完するような仕組みあるいはボランティア組織みたいなものが生まれると良い気がします。体感した自衛隊経験者とか、消防や警察などのOB/OGとかの人材が、万一の場合には被災地に入り短期間でも緊急事態とそれぞれの地域の統率が出来れば、現地の自治体は全体のマネージメントに専念できるだろうし、より効率的効果的な支援が出来るような気がします。今回の震災を観て改めて感じるのは、被災地で避難者に対応するのは、やはり被災者でもある現地の自治体職員であるということ。個々に、外部や周辺地域からいかに迅速にリソースと資材を投入できるか、何買うまい仕組みが無いのだろうかというジレンマが、中々解決出来ませんね。一瞬「こういう時こそ人型ロボットの活用を」とも思いましたが、停電で電気エネルギーが無くては彼らも動けなくなるわけで、中々難しい課題だと思います。ただ、過去の震災や自然災害の辛い経験を蓄積して、より良い対策支援策が生まれ来ていることも事実なので、今回も将来へ向けての「気付」や「閃き」が生まれて生かされることを祈りたいです。
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