2026年9月17日

データ解析

選挙ドットコムちゃんねるから、9月のハイブリッド調査結果について。MCは選挙ドットコム副編集長の伊藤由佳莉氏でゲストはJX通信の米重克洋氏。毎回聞いていて思うのは、米重さんの声の良さ(笑)。こんなソフトな音質で、丁寧かつ優しい言い方をされたら、思わず心を許してしまいそう(マテ)。冗談はさておき、その柔らかな語り口で、ある意味冷徹なデータで現実を説明解析されると、何か凄みすら感じる説得力になりますよね。

沖縄の知事選挙は、当初は古謝候補、玉城候補、ほぼ横一線で玉城候補がやや有利かという状況からスタート。そこから選挙戦が進み都度調査をしていくと、古謝候補が選考死活調査の度に1~2ポイント程度リードの幅が広がっていたという状況らしい。だからそう言うデータを見ていた人達は、結構早めに今回の圧勝を予想していたみたい。一般の報道を見聞きしている限りでは、公選法の縛りもあるから具体的な事は言えないという理由もあるけれど、多少古謝候補リードくらいの認識だったし、玉城候補が最後に巻き返しみたいな話しもあって、結構最後まで分からないような認識でしたが、結果は結構早めに着いていたんですね。

興味深かったのは、米重氏が説明していた「現職有利の度合い」について。選挙戦前では、玉城デニー現知事支持は4割位だったそうですが、実はこれまでのデータから見ると、実は6割有っても現職は厳しい状況らしい。それなのに4割ということなので、米重氏は序盤から現職苦戦と思っていたらしい。また、NHKでは二択での情勢調査をするらしいのですが、それも本来ならば8割位は獲得していないといけないのに、玉城候補は6割位だったということで、やはり前回・前々回程のスタートダッシュを切るほどの状況では無かったみたい。

もう一つ興味深かったのは「無党派層」の詳細。一般的に「無党派層」と聞くと、「○○党支持」というそれなりの支持政党を持たない、昔で言う所の「ノンポリ(nonpolitical)」層だと思っていました。そういうグループもあるのだけれど、半分位は以前は「○○党支持者」だったけれど、色々な理由からその支持を止めた場合、直ぐに別の「□□党支持者」に成るのでは無く、一回「無党派」に移動して、そこから次の支持政党へと移動する人が半分位居るらしい。だから「無党派層」とはいっても、そこには現政権を諦めた元支持者も多いわけで、そういう人達は多分古謝候補へと投票するだろうから、無党派層の獲得票の読みを玉城陣営が間違っていた可能性も高いみたい。確かに先の衆議院選挙も、石破政権で自民党を見限った層が「無党派層」に流れたけれど、それが高市政権で戻ったと考えたら凄く腑に落ちます。毎回感じますが、こういうのがデータ分析の醍醐味じゃ無いだろうか。

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