日本食はビーガンにあまり対応しておらず(かつお節とか使ってますからね)多様性がないという記事があったけど、ここで言う多様性とは一体何なのか。多様性ということばの定義についてVoicyで考えました。↓ pic.twitter.com/EY73ogGJuh
— 佐々木俊尚@「フラット登山 日本を歩く旅60」発売3週間で増刷決定! (@sasakitoshinao) August 15, 2026
佐々木俊尚氏のVoicyから、日本食の多様性と菜食主義( ビーガン/Vegan)について。佐々木氏も指摘しているように、元々の「和食」自体ベースの味噌醤油は共通していても、その種類や内容の多様性は十分あるし、それ以外に海外から持ち込まれた各国の飲食が、国内で「魔改造(笑)」されて、「洋食」「中華」として、和食と並ぶ「日本食」の柱になっているわけで、元々自国の食べ物で無いものも含めて「日本食」化して日常的に食べられている国って、結構稀だと思う。
海外からのインバウンドのコメントで、日本国内ではビーガン対応の食事や飲食店が少なく多様性に欠けていると言うものがあったけれど、それは狭い意味で「多様性」を定義しているだけでは無いかと言うのが佐々木氏の反論。私も同意見で、多様性という意味では和食というか日本食は世界でもトップクラスだと思う。ビーガン対応だって、所謂「精進料理」はビーガン対応と言っても良いと思うけれど、ただビーガンの中でも「昆布」とか海草類を幾つかの理由から避けるグループもあるらしいし、同じ野菜でもニラとかニンニク等臭いの強いものなんかも割ける主義もあるらしく、単純に「野菜食」という言い方だけでは間に合わない難しさも。
例えば穀物アレルギーとか物理的に体調に影響するから特定の食物や食品を回避する奈良理解出来るけれど、ビーガンの殆どは飲食に対しての「自分の主張」だけですよね。実際、インバウンドの動画とか見ていると、母国では何年もビーガンを続けていたけれど、日本に来たら和牛に嵌まった、トンカツに恋した、焼き鳥最高、みたいな話はよく見ます。だいたい日本の基本的な和食の構成で欠かせない「お味噌汁」の出汁は、鰹節か煮干しか昆布なわけで、先ずそこでアウト。漬物だって、昆布を入れて漬けている場合も有るし、お浸しなんかも鰹出汁を使うだろうし。饂飩やそばのめんつゆも鰹出汁は先ず必須。和食は健康的な野菜中心の食事と言われるけれど、決して動物性の素材を使わないわけでは無く、土地柄や環境を生かして上手く限定される食材を活用していると思うんですよね。魚は豊富に取れるけれど日持ちしないから乾物にするわけですし。ビーガンも大変だけれど、アルコール使用できないハラール対応なんかだと、日本酒や味醂も料理に使えないわけです。でも、これも宗教的な理由で、しかも「どうしても対応出来ない場合はそう言うものを口にして命を守って良い」という例外規定もイスラム教の中にはちゃんとあるのだから、何かそれが絶対的な義務のように我々が対応する必要は無いと思う。
ビーガン食対応で良く分からないのは、それだけ肉食を忌み嫌って回避しているのに「ビーガン対応ハンバーガー」とか「ビーガン対応ラーメン」とか、わざわざ肉食の象徴みたいなものを食べたがるのは何故なんだろうか。中には「魚の形をしているから鯛焼きは食べられない」というビーガンの人の話を聞いたことがあるけれど、ハンバーガーとかラーメンとかもそうじゃ無いのかと小一時間は問いただしたい気持ち(笑)。何かアレルギーとか体質的に問題が有る場合は、勿論それは別です。でも、宗教的な理由とかライフスタイルだとか環境的な理由で例えばビーガンなりハラールに拘るのならば、そしてそういう考え方や仕組みが一般的では無い場所で生活するのであれば、多少の融通を利かせる事を考えるのが、「多様性」というものじゃ無いだろうか。日本食に多様性がないというのであれば、それ以上に多様性が欠如しているのが、ビーガンだったりハラールだったりするんじゃ無いだろうか。「それらは多様性を目指したものでは無い。特定の考え・スタイルである」と言うのであれば、それならそれでそれらは「例外の中の特例」であって、「多様性」の要素から外しても問題無いと思う。
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