サッカーW杯は、日本チームが惜しくも敗退してしまい、自分のような素人ファンは終戦状態。期待が大きかった分失望感も深いわけで、それは仕方ない。実際ブラジル相手に、本当に最後の最後まで接戦だったけれど、あの一瞬のチャンスをものにしたブラジルサッカーの底力の厚みというか強さには、まだまだ日本は到達出来ない壁ですよね。よく日本のサッカーは「システムの力、組織力の力」と言われていて、それって結構どのチームスポーツでも日本チームの特色、強みとして言われることだけれど、それが今は障害になっているんじゃ無いだろうか。やはり圧倒的な個人の力があり、それを更に効果的に組織化するから最強のチームが出来るけれど、互いに補いながら組織力を強化すると、どうしても限界もあるような気がします。
それでも今回の日本チームの試合を観ていて感じたのは、「日本、強くなったんじゃ無い?」という事。特に得点シーンが自分的には凄く印象的でした。自分の細やかな記憶では、これまで日本が得点するシーンというのは、殆どがコーナーキックとかペナルティキックのような、セットプレーから得点するシーンが殆どのように思います。それが今回の試合では、パスで繋いでゴールしたり、相手の裏を抜いてゴールしたり、流れを作って得点するシーンが多かったように感じます。特に2試合目の2点目のシーンなどは、フィールド中央で相手のパスをインターセプトすると、そのままドリブルで持ち込んでミドルシュートで決めるなんて言う、「日本人には考えられないプレー」で、自分は初めて見たシーンでビックリしました。
あと、今回の日本の試合は、ダラスのAT&TスタジアムとヒューストンのNRGスタジアムで開催されて、その規模や内容に日本のサッカーファンからは羨望の意見が多く見られたけれど、ダラスはAmerican's Teamとも言われるDallas Cowboysのホームグランドだし、ヒューストンもHouston Texansのホームグランドで、それなりにアメリカを代表するスタジアム。でも、どちらも開場して20年以上経過していて、決して最新のスタジアムというわけではない。昨年訪問した、las VegasのAllegiant Stadiumでもし開催されたら、また印象が大分違ったんじゃ無いだろうか。サッカー専用スタジアムでは無いけれど、ああいう設備があるアメリカはやっぱり凄いと思うし、実は強豪大学にはあれ以上の規模のスタジアムが存在することも実は知ってほしいですよね。
今日にも日本チームは帰国するようですが、メンバーの所属チームを観てみると多分半分以上は欧州チーム所属選手ですよね。だから今回対戦したような強豪チームの選手とも日頃当たったりしている経験値はそれなりにあると言える。10年、20年位前と比較しても、それは大きな違いだと思うし、それ故にここまで日本チームも強くなってきたと思います。ただ、国内アメフトも似たような所があるんだけれど、有る程度のレベルまでチームが成長したとしても、実は同等以上に上位チームも成長しているし、下からの追い上げもどんどん加速してくるんですよね。弱い時期からそれなりの力を持つところまでは、努力すればそれが結果に繋がってくるから、やり甲斐もあるし成長も見える。逆に強豪チームとして頭一つ抜き出たポジションまで到達出来れば、環境も含めて自然と好循環で回る様になるから、これもそれなりに安定した状態が続きます。問題は、苦労して中堅に上がってきて、そこからさらに高みを目指すときには、それまでの努力の何倍何十倍ものさらなる努力が要求されるという事。ビジネスの世界も似たような感じだと思うけれど、今の日本チームはその厚い壁、関門の前で何とかこじ開けようと藻掻いている状態じゃ無いだろうか。だからこそ、4年後のW杯ではもう一つ成長した姿を見せてほしいですよね。その為には、やはり個々の選手がもっと貪欲に成長を欲して実行することだと感じた今回でした。
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