2026年6月24日

新しいカンバス

昨日買い物に出たときに、店頭にカルビーの「かっぱえびせん」のモノクロパッケージ(節約パッケージ)が山積みされていて、つい購入してきたんですが、 そのシンプルなデザインに「絵心」がくすぐられている人が居るとは思わなかった。

漫画家さんなので絵が上手いのは当然だと思うけれど、こんな袋の上に普通の紙に描くように綺麗に書き込めるのは、流石プロと言うべきか。この手の袋は、内部のポテトチップスやかっぱえびせんが破損しないように空気が充填されていて、表面を平らにしようとしても一部を平らにするくらいしか出来ない。通常描いているように全体を一枚の紙のように平らにして描くことは出来ない。だから、一部分ずつ書いて全体を仕上げるのだと思いますが、それでも最終的に全体のバランスとか崩れないのは、やっぱりプロは凄いなぁと感じます。しかも、ど真ん中に「かっぱえびせん」の海老の絵が入っているから、それを避けて右上と左下の空白部分に描くわけで、その書き分けも大変そう。

反響の大きさにポテトチップス版も描いて居て、こちらは袋の下半分がほぼ空白になっているから、かっぱえびせんよりは書きやすい気がするけれど、やはり平らでは無い袋の表面に、まるで最初からその様に印刷されていたように描くのは凄いなと改めて感じます。当然書き直しなんて出来ない油性のインクで書くのだろうけど、ペンを使っているのか筆なのか、作画過程のビデオとか公開してくれないだろうか。

日本の諺に「災い転じて福となす」が有るけれど、まさにそう言う発想の転換というか、こういうところはいかにも日本人らしい「拘り」というか「前向きなツッコミ性質」と言って良いのでは。凄い邪推だけれど、批判したい人達は以前の多色印刷のパッケージと今回の白黒印刷のパッケージを並べて、「政府の対応が」とか言いたかったもしれない。でも今回の発想で、それも出来なくなった気がします。油絵とか日本画とかは当然素晴らしい作品も多いけれど、それとは別の魅力を持つ「水墨画」が再発見された、みたいな感動をちょっと感じてしまいました。

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