2026年6月16日

千三つ、万三つ、億三つの真実

高市事務所による中傷動画騒動を伝えるメディアの中で、「これが証拠映像だ!」と出したものの、使用されている映像素材が数ヶ月も後のもので時系列の不具合が指摘され、流石に共同通信は当該部分を修正して謝罪。但し、記事内容自体はそのままらしい。同じ様に動画の時系列エラーを指摘されている週刊文春は、今の所だんまりらしい。まぁ、その辺りは所謂ゴシップ週刊誌系メディアと、仮にも全国に記事配信サービスを提供している共同通信社というメディアの要の違いなのだろう。でも、お粗末だよなぁ、どちらも。

何度も書いているけれど、「情報」を商材として事業をしている会社が、その情報の根拠となる「証拠」を捏造・偽造して居た事が発覚しても、元の商材をそのまま販売(=配信)しているのは無責任どころの騒ぎじゃ無いと思う。例えば自動車メーカーが販売している車のカタログ・仕様書に間違いがあり、『実は燃費20Km/Lと記載しましたが、実際は10Km/Lです。カタログの当該部分は削除しました、でも車はそのまま販売継続します』みたいなもの。 先ずは一旦カタログも車も取り下げて、ちゃんと改修(=20Km/L)して再販売するのが正しい姿勢でしょう。

大体、今回の「偽動画」がこれだけ短期間公開されただけでも、そのコピーや二次作品がネットに散乱しているのに、総裁選や選挙であれだけ注目されていた候補関連の動画が、全く今残っていないのは「不思議」以前に奇妙な現象だと思う。作成者の松井氏は、直ぐに削除したと行っているらしいけれど、一旦ネットに投稿されたものを後から全て削除することは事実上無理だと思うし、それが全く今残っていないのは、元々ネットに投稿されていなかったからなのでは。仮に一度投稿したものを全て後から削除することが可能ならば、それって多分「特許技術」に成り得るんじゃ無いだろうか。最近問題にもなっている「切り抜き動画」とか「二次使用」みたいな副次的投稿を一網打尽で削除出来るとなれば、それは健全なネット活動に繋がるかも。

昨日見ていた幾つかの番組でこの話題を扱っていたのだけれど、どの番組も前提として「中傷動画」が存在していて、それが疑惑の原因みたいな前提で話が進んでいる。その時点では、すでに「未来の映像」が「過去の動画」で使用されていた疑惑は指摘されていたはずで、それに気がついてなのか気がつかずなのか不明だけれど、そう言う前提で話をした(してしまった)書く方道警番組は良い面の皮かも。まぁ、情報配信専門企業の通信社が、内容検証もせずに全国契約車へ配信してしまうのだから、それを受けた地方のメディアが再検証することは無いだろうし、そう言う余裕が無いから「通信社」という言ってみれば情報のセントラルキッチンみたいな存在(=サービス)を信用して利用しているはず。でも、そのセントラルキッチンで食中毒級の問題が発生しても、何も言えないのが今の「オールドメデイア」の限界なんだろうなぁ。千三つ(1,000回に1回)の真実どころか、万三つ、億三つでも真実が出てこないのが今の手メディアの姿というか状況なのかもしれない。

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