最近のtwitter衰退からのリカバリープランを考えるtwitter社の記事。私はtwitterのアカウントも持っていないし当然使うことも無いのだけれど、「使い方がよく分からない」というのが、私にとっても使わない理由の一つ。多分記事で言われている「使い方がよく分からない」というのは、新しい機能とか最近の機能についてだろうけど、私はあの細切れでとんでくる書込からどういう風に情報が連続しているのか掴めないのが凄いストレスだったりします。
もともと「呟き」だから、それ単体で完結する話では無く、その時の自分の「気持ちの発露」なのだからそれはそれでいいのだけれど、それが世の中に拡散していくときにはその前後左右の情報が無いと言った今にについて呟いているのかすらも分からない。また字数制限もそうだけれど、どちらかというと「発信してお終い」という意図のツールなのに、それで丁々発止の議論をしたり罵倒合戦をしたりするから、ますます収拾が付かなくなる。多分、以前ならユーザー数も限られていたし、それなりにユーザー層も限定されていたから余り炎上することも無かっただろうけど、今のように普通に友人知り合いとの会話感覚でツイートしてしまうと、それが日本中世界中に拡散して日本中世界中から反応が来てしまう。肯定的な反応だけなら良いけれど、多くの場合は批判的な反応が多いわけで、そうなると後はもう揉めるしか無い。
twitterが「呟き」なんだから、例えば一定範囲の人にしか見えないようにするとか、一定時間で段々消えていくようなオプションを付けたらどうだろうか。一定範囲というのは、その物理的位置から周辺何百メートルにいるユーザーには伝搬するとか、自分のアドレスリストみたいなものがあって、そこにだけ伝搬するとか。普通呟き何だから、周りにも聞こえないはずですからね。また、今の問題は一度データとして投稿されると、それがどんどん引用されて拡散していくこと。今でもオリジナルの書込を削除すれば、それ以降参照できなくなるけれど、それを例えば10分で消えるとか1時間で消えるとかするとか。要するに「呟き」というのに、実は無責任な発言になってしまうから、いろいろな摩擦や衝突が生まれて、結果的に嫌気がさしたユーザーがどんどん増えてアクティビティが下がっている気がします。
twitterと比較して、最近ではInstagramが伸びているそうで、想像するに一番の理由は写真を撮影してそのまま投稿できる手軽さと、それに対しての反応がtwitterのように批判的なものが届きにくい事では無いかと。勿論、映像というものは文字情報とは違う側面があるから、色々別の問題も生まれやすいでしょうね。例えばプライバシーの問題とか。また、映像となると今見ている状況の一部を切り出して投稿するわけだから、必ずしも自分の言いたいこと伝えたいことがそのまま伝わるとは限らない。文章なら何とでも言えるけれど、映像では同じ物を見ても自分と他人とでは感じ方が違う。その当たりのもどかしさはあるかもしれないけれど、でも結果的にtwitterにしてもInstagramにしても、何かを発信するという自己満損の世界なわけだから、何らかの方法で自分が投稿できれば発信している方は納得しているんじゃ無いだろうか。まあ、そのInstagramにしても、先日日本の芸者風のスタイルをしたVOGUの写真がやり玉に挙がったけれど、似たような批判とか反論は無くならないけれど、でもtwitterよりも影響は少ないかな。私も、Instagramは結構昔にアカウントは作ったけれど、色々投稿が面倒だったりしたので結局そのまま塩漬け状態。やはりその人の性格で向き不向きはあるんですよね。だから最初はtwitterもこれまでに無いものだからはまった人が拡大したけれど、結局そういうリアルタイムのコミュニケーションがそれ以外のツールも含めて普通になると、人はさらなら新しい刺激を求めて別の物に移っていくもの。それをどう引き留められるのか。LINEは結構上手くやっていると思うけれど、それでも安泰というわけでは無いですからね。日本ではtwitterが結構まだ流行っているけれど、世界的にはどんどん別のツールに置き換わっている今、どうなるのか一寸興味津々。
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