民進党の野田幹事長の「すでに水没している」発言を受けて、NHKの番組で蓮舫氏が「水中には水中の戦い方がある」という、まるで潜水艦戦のような発言(笑)。野田氏の発言を取り消すわけにもいかず、なんとか補足することを言わないといけないという気持ちなんだろうけど、相手が別に水中戦を仕掛けてきているわけでは無いから、今考えるべきは水中で戦うことでは無く、水中から地上にどうやって這い出るか、と言う事のはずなんだけど。相手がこちらのドジョウに入ってくることが無い以上、こちらが出ていくしか無いことはわかりきっているわけで、だからこそ自分が代表になった時には「提案型の政党」と言ったはずが、結局は「退場型の政党」のままだったのに。そう言う意味で水中に没しているというのは、水中に退場しているというのは正しい姿なんだろうけど。
で、「水中での戦い方」と言いつつ、その方法は「泥沼でも美しい花が咲く」と、水上での戦いになってるじゃん(笑)。「リアルな政策を届ける」と言っているけれど、それならば先ずは審議拒否やら採決退場などの行為を先ずは恥じないと。相手が絶対的な多数を持っている以上、議論や採決の機会を自ら放棄するというのは、相手の言い分をそのまま飲むという「敗北行為」な訳ですからね。相手の意見や考えに間違いや問題が有るなら、それをちゃんと指摘して反論して正すべき。納得のいく理由があるのに直さないのであれば、それを説明刷れば国民はちゃんと理解しますよ。それが例え民進党の話であっても(笑)。そんな単純なことすら分かっているのか分からない振りをしているのか、兎に角反対すれば自分達は仕事をしていると勘違いしている事を先ずは正さないと。
ただ、蓮舫氏の場合は、自らの二重国籍問題を時間切れにしようとしているわけで、その件に関してのちゃんとした説明なり謝罪なりは全くない。「二重国籍であった(未だに「ある」?)」ことが問題の本質では無く、解決していないにもかかわらず「解決した」「離脱した」と嘘の説明を続けてきたことが、彼女の政治家としての資質、さらには代表としての政党の真義に関わる問題。既に言われているけれど、最初に二重国籍の疑問が提示された時に、正直に謝って手続きしてしまえば何の問題にもならなかったはず。ところが代表選の直前という事で焦ったのか、小細工をしてどんどん深みにはまってしまっている。変な話だけれど、あの時に「一回休み」にしておけば、今の代表が前原氏になったとしても、次の国政選挙で大敗することは確実なんだから、そこでまた代表選があるはずで、多分一年から二年くらい待てばもう一度チャンスが訪れたはずなのに。その時には、ますます待望論も高まっているだろうし、彼女としては周辺の民進党アレルギーも薄れているだろうから、一番タイミング的には良いはずなんだけれど。そういう所まで読めないのが、彼女の限界だろうか。
松坂慶子の「愛の水中花」はもの悲しくも綺麗な歌だったけれど、泥沼の水中花は泥まみれで見えなくて、実はあっても無くても同じなんじゃないか?! 自ら自分の立場で笑いを取りにいくのは、流石元芸人だなとちょっと感心するけれど(マテ)。
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