2026年7月26日

Arena Football

先週土曜日に、関西地区の大学生チームから選抜選手が2チームに分かれて「New Challenge Bowl」なるイベントが開催されました。大学のリーグでは、はるはオープン戦のみの開催なので、通常は7月初めくらいで春のシーズンが終わり、8月末から9月のリーグ戦に備えてサマーホリデーに入るのですが、その直前に今回初めて「変則オールスターゲーム」みたいな感じで開催されました。

「変則」と書いたのは、所謂フルスケールの「アメリカンフットボール形式のオールスター戦」ではなく、試合形式はアメリカで行われている"Indoor Football"に準じた対戦だったこと。" Indoor Football"は、その名称の通り「室内=アリーナ」で開催するアメリカンフットボールで、当然ながら一部ルールはフルスペックの「アメリカンフットボール」とは異なります。フィールドサイズは小さいですし、フィールドでプレーする人数も3人少ない8人等。但し、それ以外のプレー関係のルールはほぼ同じで、パスやランプレーもあるし4thダウンで10ヤード前進すればダウン更新されるのも同じ。今では"Indoor Football"と呼ばれているけれど、私が初めてアメリカで試合中継のテレビを観ていたときには"Arena Football"と呼ばれていました。"Arena Football"が始まったのは1986年からで、私が初めてテレビで試合中継を観たのは、多分2000年だったかなぁ。ホテルでテレビのちゃんねるをガチャガチャ変えていたら、突然アメフトのスタイルをしている選手が映って、しかもプレーしている。最初はNFLかカレッジの再放送かと思ったら、どうもフィードの様子が変で、サイドラインの直ぐ横にクッションがあってその後ろで観客が歓声を上げている。「なんなんだこれ?」と思って調べてみたら、数年前にNFLのオフシーズンに開催されている、室内アメフト"Arena Football"だと分かりました。

最初は「本チャンアメフトのお遊びバージョンかなぁ」とか否定的に見ていたんですが、フィールドサイズの奥行きが、本来の100ヤードに対して50ヤードと半分なので、QBはバンバンはずを投げてくるわけです。そこでWRとDBのマッチアップが合って、中々スリリングなプレーが続きます。その後も何度か観る機会があり、確か当時の国内アメフト専門誌の「TOUCHDOWN」とかでも取り上げられていたと思うんですが、日本国内では今ひとつも二つも盛り上がらなかった気がします。でも私は結構嵌まっていて、その最大の理由はフィールドが狭い分本来のアメフトのプレーや魅力が「ぎゅっと凝縮」されていたように感じたから。1Q=15分だったけれど、ランニングタイムだったか、NFLよりもゲームクロックが止まるケースが少なくて、確か1試合(4Q×15分)でも、1時間半位で終わっていた気がします。それもスピーディーな感じでした。だから、スポーツの魅力であるパワーとスピードの迫力が、直接感じられるスポーツだと当時は思っていて、当時は間延び感のあったフルスタイルのアメフトよりはちょっとせっかちな性質の日本人受けするんじゃ無いかと感じて、その印象は今も変わりません。

実は、今回開催されたNew Challenge Bowlに関して、日本国内でのアリーナフットボールの是非とか可能性の話題がネットにも散見されるんですが、個人的には日本でも開催されないかなぁと言う淡い期待が(笑)。数年前に、某チームの某監督と雑談をしていた時、偶々アリーナフットボールの話になり、この監督さんから国内でアリーナフットボールが結構魅力的なコンテンツになり得るという持論を聞いて、一寸期待したことがありました。彼曰く、実はバスケットがブームで国内に色々なアリーナが増えているけれど、結構稼働率に課題があるらしい。そういう所を上手く補完できれば、試合会場の心配をせずにゲーム開催だけに集中出来て、そこから新しいファン層の獲得にも繋がるのではと言う話でした。私は「30年前からアリーナファンだった自分としては是非期待しています」と言っておいたけれど、まぁ本家のアメフト自体が厳しいのに、新規のアリーナはさらに厳しいでしょうね。オリンピック種目にもなったフラッグフットボールですら、まだまだ認知度は低いし。一度何処かのアリーナで出来ないかなぁ...

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