2026年7月25日

土用の丑の日

 明日26日は「土用の丑の日」で、鰻受難の日。「鰻」と言えば高級食材の一つだけれど、今年は数年前に稚魚が豊漁だったこともあり、昨年よりは何割か価格が下がっているらしい。更にスーパー等で良く見かける中国産鰻(蒲焼き)だと、中国も稚魚が豊漁だったこともあり、価格は三年の半値くらいまで下がっているらしい。また、先日「完全養殖鰻」の一般販売で話題になった、山田水産の鰻も「6,000円」くらいで販売されるらしい。国産の鰻重が3,000~5,000円位だから、まだまだかなり割高だけれど、そうやって一般へ少しずつでも浸透していければ生産量も上がってくるだろうし、それはそのままコストダウンや価格低下に繋がると期待指定ですよね。

浜松と言えば「浜名湖の鰻」が全国的に有名で、土用の丑の日を報道する番組でも「浜名湖産の鰻」というものが登場していたけれど、今はどの辺りで養殖しているんだろうか。昔は、新幹線で浜松駅から名古屋・大阪方面への下りに乗車すると、JR東海の浜松工場の敷地を過ぎて少しすると、右手に延々と養鰻池が広がっていて、水面を叩いている水車が幾つも見えたものだけれど、最近はそんな養鰻池は太陽光発電パネルに置き換わっていたり、住宅地や工場などへ変わっていて、元の「池」の状態の場所は殆ど観られないくらい。一つ二つ水車が動いているところも観ることもありますが、あれは鰻だろうか、スッポンだろうか。正直なところ、「浜名湖の鰻」は、名称はまだ全国的に残っているけれど、実際に浜名湖周辺で養殖している場所は殆ど残っていない気がするなぁ。新幹線が通過する南側では無く、浜名湖の奥の北側にはまだ養鰻池が残っているのかなあ...

鰻の中でも「ニホンウナギ」は絶滅危惧種な訳で、それでも毎年この時期になると盛んに鰻の話題が登場して、暑い夏バテ対策としても推奨してくる状況。その矛盾をいつも感じているんですが、何故かそう言う事が話題に上がっても、すっと消えてしまう感じ。個人的には、ちょっとした闇を感じるところです(笑)。それが今年は知行の価格が下がったということで、結構価格が下がっていて、更に今朝のニュースでは「鰻食べ放題」のお店まで登場するとか。いゃ、勘弁してよと言いたいところ。国内では、養鰻業者の廃業なども続いていて、多分生産量としては減ってきていると思うんですが、その分中国で養殖された日本種の鰻が国内に輸入されて、それが国内の養鰻池で肥育されて「国産鰻」として流通しているらしい。まぁ、そこまでして食べたいと思わないけれど。

そう言えば最近イオンスーパーの鮮魚売り場を回っていると、マグロの柵を売っているんですが、それらの殆どが「中国産(太平洋捕獲)」となっています。多分イオンが契約している中国の漁業船が太平洋上でマグロを捕まえて、それを中国の国内で処理・調理してイオンスーパーへ卸しているんだろうけど、ますます日本の食糧安保も中国に依存することになりそうだなぁとちょっと心配になりました。あるいは、海水温度の異常からか、今年はマグロが北上していて、通常は取れないような東北の港にもマグロが揚がっているらしい。そういう場所は、漁獲枠も小さいので、直ぐに枠を使い果たすのだけれど、マグロはどんどん釣れてしまうので、廃棄したりしているという話も。鰻ほどでは無いけれど、マグロも漁獲制限対象になっている魚種もあるわけで、そういう所はもっと丁寧に対応するべきじゃ無いかと言う気がしますね。それなのに、日本の流通では「高いものだからこそ、何としても安く流通して一般に手が届くような商品化をして顧客満足度を高める」みたいな思考を感じます。ビジネスとしては正しいのかもしれないけれど、環境問題的には違うんじゃ無い? 中国人とは異なるベクトルで、食べ物には異常な傾向を示す日本人らしい気がする。

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