今回の2026年北中米ワールドカップの試合会場が人工芝から天然芝に変わったことで、NFLの選手たちから反発(今回の場合は、「天然芝でスタジアム運営できるやないかい!!我々も天然芝でプレーしたい!」という意味)が起こっているのは、少し驚きました。…
— Ikumi Groundsperson🌱 (@Ikumi_grounds) July 8, 2026
現在アメリカ・カナダ・メキシコで開催されているサッカーワールドカップ。アメリカ国内の試合会場では、NFLチームのホームスタジアムが何カ所か使用されていて、その設備の豪華さが話題になっている様子は、NFL好きとしてはちょっと微妙な印象。 初めてスタジアムを利用したサッカーファンの人達は、その豪華さにビックリしたようですが、日本チームが試合をしたダラススタジアムもヒューストンスタジアムも、もう築20年のどちらかと言えば「古い」スタジアムですからね。
そんな中で、どちらのスタジアムも室内スタジアムということで人工芝のグランドが使用されているのですが、今回のワールドカップのために天然芝のフィールドに変更したことで、本来の利用者であるNFLの選手達が「出来るんだったら自分達の試合の時も天然芝にしろよ!」と猛烈にアピール。最近の人工芝も、かなり性能的には良くなっていますが怪我のリスクが天然芝よりも大きい事は事実だし、やはり天然芝特に入念に整備された天然芝に勝るものはありませんからね。少し前だと、NFLでも天然芝のスタジアムが主流で、人工芝のスタジアムと言えば昔のアストロドームとか室内スタジアムのごく一部だった記憶があります。現在NFLは32チームが所属していますが、Gemini君に聞いてみたら今は半分のスタジアムが人工芝を利用しているという回答が。芝育成の問題があるから、室内スタジアム(ドームスタジアム)の場合は人工芝にするのだと思いますが、それでも結構天然芝のスタジアムが多かったと思うんだけれど...
昨年訪問したラスベガス・レイダースのホーム、Allegiant Stadiumは室内スタジアムな事も合って、ベースは人工芝グランドだけれど、天然芝のフィールドにも交換可能。昨年訪問したときには、土曜日のカレッジ(UNLV)の試合は人工芝で行われて、翌日日曜日のNFLレイダースの試合の時には天然芝に変わっていてビックリ。後で調べたら、天然芝のロールが外(スタジアム横には、レイダースの練習場も併設されている)で養生されていて、必要な時には室内に運び込んで、人工芝のフィールドが床下に隠れてその上に天然芝のシートを引くらしい。多分、このスタジアムは最初からそう言うデザインをしたのだと思うんですが、ダラスやヒューストンのスタジアムはそういう想定はしていなかったので、今回のワールドカップ招致がきまったところで、天然芝のシートをドーム内に設置するような方法を考えたんだろうなぁ。ああいうスタジアムは、試合の無いときにはイベントとかコンサートにも使用されるので、大きな装備の搬入なんかも可能なはず。となれば、大きな天然芝のロールを持ち込んで設置する事も可能ではあるけれど、それをNFLのオンシーズン中出し入れするのは大変だろうなぁ。NFLは、基本毎週試合があり、ホーム開催試合が半分。場合によっては数週間試合が続く場合もあるし、一月以上ホームゲームが無い場合も有るので。
日本の札幌ドームは、外に天然芝のフィールドがあって、必要な時にはドームの横が開いてその天然芝のフィールドをドーム内に引き入れて使用する、確か日本で初めての人工芝・天然芝両対応スタジアムじゃなかったかな。残念ながらアメフト想定では無く、多分札幌のコンサドーレ向けなんだろうけど、例えば東京ドームで同じ様なことをやろうと思うと、外に養生して置く芝不要の用地なんて取れないだろうから、日本では中々難しそう。メンテナンスの手間を考えたら、人工芝の方が何倍も有利なのは確かだし、最近の人工芝もかなり改良されているので、今後どうなるかは分からない。確かオーストラリアにはラグビー用の人工芝なんかもあるので、ラグビーで使用できるならアメフトでもそんなに問題無い気がする。日本の場合は、アメフトの試合会場として陸上競技場が流用されることが多く、その場合陸上競技のフィールドは原則天然芝なので、この時には天然芝で試合が出来るんですが、機会が少ないので慣れないのが難点なんですよね。あと、天然芝の場合利用規則が厳しくて、あれは駄目、これも駄目、この部分は進入禁止とか、本当に大変。それならば、そういう心配をしなくて良い人工芝グランドの方が良いと思ってしまう。
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