昨日の4月1日は、多くの日本企業では新年度のスタートで、さらに新入社員の入社式を開催した会社も多かった様子。昔はどこの企業も「4月1日入社」だったけれど、ここ10~20年位で中途入社も普通になって「秋入社」なんていうのも珍しく無くなってきました。でも、まだまだ日本人の心には「4月1日」というのは、何か新しい事の始まり、スタートの日という印象が根強く残っている気がします。
4月1日のもう一つの属性は「April Fool(四月馬鹿)」の日。ネットには、ビックリ情報が続々と投稿されて、さらに既存メディアや企業広告なども、一年間練りに練って来た企画と準備をしてきた「ネタ」をこの一日だけのために炸裂させていました。でも、流石に行きすぎも目立つようになり、最近では批判する声も大きくなってきてからか、今年の4月1日はいつもの平日とそんなに変わらない「ネタ」がネット上を静かに流れている気がする。「今年は、4月1日のエイプリルフールが禁止されました」みたいなエイプリルフールネタが流布されているような印象すら感じる位。
そんな中で、数日早く実現してしまったそれこそ「エイプリルフール」的ネタでもある「GrokによるX上のコメント自動翻訳サービス」が、一昨日くらいまでは殆どが英語-日本語の相互翻訳中心に見えていましたが、昨日は更にスペイン語とかフランス語とかタイ語とか韓国語とか、もう「言語」というカテゴリーがX上では消滅したかのような状況。しかもその翻訳された「日本語」の文章が、非常にナチュラルというか「いかにも」という雰囲気に翻訳されていて、もしかしたらGrokの少なくとも日本語版は「空気を読む」事も出来る隠し機能があるんじゃ無いかと邪推したいくらい(笑)。昔開発の仕事で間接的に音声認識とか自動翻訳みたいなアプリを見ていたことがあり、当時の翻訳品質は「訳あり」のお店でも売れないようなレベルだったけれど、ここ数日嫌というほどGrokの翻訳状況を見ていると、もう時代は完全に変わったなと感じる位。だって一連のスレッドを見ていて、全部日本語で表示されるから日本の投稿だと思ってみていると、小さく上の方に「 ○○からの翻訳」とか表示されているんですからね。
先日「スタトレの世界が実現する」と書いたけれど、少なくとも地球上の多くの場所ではそう言っても良いかもしれない。AI技術と組み合わせれば、音声認識からの自動翻訳での音声合成位は、もうあっと言う間かもしれない。ただその場合の課題はリアルタイム性がどこまで維持出来るかだろうなぁ。例えば日本語-英語翻訳の場合、語順がほぼ180度位違うわけで、所謂「逐次翻訳」はかなり難しい。X上の自動翻訳は、全ての文章が入力されている状態だから、日本語-英語の翻訳も一気に可能なわけで、やはりスタトレのように同じ言葉を話しているようにリアルタイムに互いに会話するのはまだまだ無理そう。でも、例えばその話者の癖とかよく使う言い回しとか、そう言うものを翻訳AIが学習すれば、日本語で喋っている間に有る程度先行翻訳して、リアルタイムとは言えなくても昔の海外中継の音声の遅れ位には出来そう。まだまだ夢想レベルだけれど、そんな技術が実現したら今年の4月1日は「April Fool」ならぬ「April Kool」と言われるようになるかも。
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