2024年8月9日

Lexus NX350h Impression (10) - リアルモバイルオフィス

順調に進む、Lexus NX350h習熟トレーニング(?)。前回、5年前にUX200を購入したときには、「最近の車は、電子装備の固まりだなぁ」と、その前に使用していたハリアーと比較して大きな変化にビックリしましたが、今回5年の間隔を置いて購入したNX350hは、そのUX200との比較においても、その時に感じた大きな進化に対して驚きと同じ位の驚きがありました。既に色々な対UX200の新機能を試してみていますが、今回は購入時には想定していなかった「リアルモバイルオフィス」を試してみることにしました。

元々前回のUX200を購入した時にも、私はアマチュア無線(HAM)の免許を持っているので、車に無線機を搭載して景色の良い土地や高さの有る場所へ移動して運用する「移動無線局(モバイルオンエア)」はやりたいことの一つでした。ただ、UX200所有時代の最後の方に、車載できる小型の無線機を購入したものの実際に運用するまでは至らず、そのうちにUX200の車検時期に合わせて今回のNX350h購入へと変わってしまったので、今後はこのNX350hでのモバイル運用を目指すことになります。モバイル運用の醍醐味は、一度運転をして外に出てしまうと、その「車」という環境に閉じ込められて移動する事にこれまではなるのですが、今回のNX350hには「無線AP機能」が別料金だけれど利用可能で、停車中は勿論移動中も車内のWi-Fi APを使用して、外部のネットワークアクセスが出来ます。うれしい事に、月額1,100円(税込)で「容量無制限(三日間で6GB以上の場合は制限有り)」なので、子供などが同乗してロングドライブをするようなときには、これまでのようにDVDとか予めコンテンツをダウロードして置かなくても、そのままネットアクセスをして利用することも可能。私は、iPhone 15 ProをBluetoothでNX350hに接続して、内部に保存している音楽再生するのが利用時の定番ですが、例えばApple CarPlayをUSB経由でNX350hと接続すれば、iPhoneをWi-Fi接続して外部の音楽サブスクとか動画再生、さらにはradikoで視聴範囲外の曲の放送を聞いたり、YouTubeにNetflix視聴等、いつものiPhoneでのコンテンツサービスが、そのままNX350hの大画面パネルで楽しむ事が出来ます。映像系のコンテンツを運転中に再生するのは駄目だけれど、色々な音声コンテンツをその場で選択してリアルタイムに再生出来るのは大きいと思いますね。これも今後試してみたい機能と言うか、ここまで来ると「サービス」と言っても良いのではと感じます。

で、今回試してみたのはタイトルにもある「リアルモバイルオフィス」仕事で使用しているノートブックパソコンを車内に持ち込み、Wi-Fi経由で仕事のメール操作や今回は出来ませんでしたがビデオ通話や音声通話による電話会議何かもこなせればと思っています。自宅近く(車で15分位)に、ドライブスルー付のスタバが何店舗か点在しているので、そこを巡りながら電話会議をこなすというのも有りかもしれない(笑)。問題は、予想していなかったWi-Fi接続は嬉しいけれど、2時間3時間位の利用は本体のバッテリーで間に合うとしても、もっと長い時間の利用とか、多分本体のリソース消費の大きいビデオ会議とかやったら、もっと運用可能時間は短くなります。それもあって、以前も書いたように車内で1500Wの100V電源供給も可能にしましたが、ノートブックパソコンだけだとそこまで大げさにしたくないときも。で、今回購入したのがAnkerから出ている車のアクセサリーソケット(昔の「シガーソケット」)に挿入して、USB Type-C/Aの電源取り出しが出来るもの。単純にUSB Type-A/Cのポートは、既に車内に何カ所か設置されていますが、ノートブックパソコンを利用するとなると、それなりに出力が必要です。今仕事用として会社から支給されているThinkPad X13 Gen1は、45Wタイプを使用していますが、今回購入したAnkerの「Anker 535 Car Charger (67W)」は、その名称通り最大67Wの出力が期待出来るので十分なはずです。


Amazonでポチッとして、翌日到着。早速夕方出かける用事があったので、少し早めに出発をして、自宅近くのイオンモールの駐車場に入りました。コンソールを開けて、電熱線の入っていない「アクセサリーソケット」の蓋(摘み?)を外して、今回購入したアダプターを挿入。このアダプター、通電すると周りが白く光、ソケット内部が青く光るようなのですが、それがNX350hに設定されている車内イルミネーションとピッタリ一致してビックリ。いゃぁ、何か専用のオプションみたいな感じで光っております(笑)。ここにType-C/Cのケーブルを接続し、反対側をノートブックパソコンに接続すると「AC電源」と認識してくれて、ACアダプター接続状態での運用が出来ました。実は、この時は停車してパークポジションにしていましたが、エンジンはアイドリング状態のまま。確かエンジンを止めるとWi-Fi APも閉じるんですよね。理想は、エンジン停止しても、このまま電源供給もWi-Fi接続も維持してくれることだけれど、そういうオプションって出来ないのかなぁ。内蔵バッテリーが10%位にまで減少するまでは、そのまま利用可能になるとか改良して欲しいなぁ。駐車場は、屋内駐車場でしたが、Wi-Fi通信は問題無く利用出来例えば悪天候の時でも屋内駐車場での利用も出来そう。まぁ、実際問題どこまで利用するかは分かりませんが、時には気分転換で外に出て仕事をしてみるのも悪くないなと感じた実験でした。(続く...)

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