西の宮崎で大きな地震が発生したと思ったら、昨日はその反対側神奈川で震度5クラスの地震が発生したらしい。それだけの震度ならば、普通は静岡や浜松辺りも揺れて分かると思うのですが、全く気がつきませんでした。どうも震源地の震度が浅くて、だから震源地周辺では大きな揺れだったけれど、そこから距離が有る場所へは殆ど波及しなかったらしい。それでも気になるのは、「南海トラフ」の東西の端と思える場所での連続した地震に見えること。気象庁などの発表では、この神奈川の地震は南海トラフの端の外ナノで、直接の関連は無いだろうという見解らしい。
宮崎の地震では、その影響の度合いは大きく、私は知らなかったけれど市内の量販店などからミネラルウォーターが消えたとか、結構な騒ぎになっていたようですね。場所的には、浜松から見たら遙か西の端の宮崎での地震で何故と思うけれど、これが引き金になるかもしれないという報道というかニュース番組などでも関連性を言うから、余計に煽られている気がします。それに、新幹線や鉄道などが万一の大地震発生に備えて一週間程度は速度を落として運行するとか、これまで無かったような対応をしていることも根拠の無い不安を増大させている気がします。備えることは良いのだけれど、そういう災害っていつ起こるか分からないわけで、その時には普通に新幹線も走っているだろうし、列車や車も普通に走行しているときに発生するわけですからね。岸田総理も、外遊予定を中止して暫く国内で様子を見るみたいですが、実際に災害が発生して大規模な被害が発生しているならともかく、可能性だけであるならば予定通り外遊に出かけて、その間は官房長官とか予め決められているバックアップがちゃんと仕事をすれば良いと思う。
あくまで邪推だけれど、何かあったときにその大小にかかわらず、世間というか一部からの課題なノイズを嫌がったんだろうなぁ。その気持ちも分かるけれど、でも個人で仕事をしているわけでは無く組織として仕事をしているのであれば、問題なのは組織として機能するかしないかと言う点だと思う。岸田総理も、選挙の応援演説中に爆発物を投げられる事件に遭遇したけれど、最悪の場合はその直後から誰かが岸田総理の仕事を引き継がないといけなかったわけですからね。アメリカの場合は、大統領制という事も有るんだろうけど、優先順位(継承順位)が20番目くらいまで決まっていて、自動的に適用されるわけですが、 日本も一応内閣の継承順位は決められているけれど、第五順位までと言う事も有り、例えば首都直下型地震で閣議中に被災した、みたいな場合には誰もいなくなるんじゃ無いか。
地震も心配だけれど、この連休明け位には台風5号が東北地方を直撃する予報が出ていて、しかもかなりの雨が予測されているらしい。最近は、台風というと山崩れとか水に関係する災害が増えている気がしますが、もしかしたら地震の被害以上にこの台風の被害も大きくなるかもしれないので注意が必要。地震だけで無くて、日本の場合は台風に対しての対策も重要だから、準備は何かあったときに反動でするのでは無く、少しずつでも良いから日頃から備えておくことが一番大切だなと感じますね。同じ事は、政府だったり会社組織にも言える訳で、何かありそうだから急いで準備する場合は大体失敗したり肝心なところが足りなかったりするもの。常に意識して準備していることで、一見無駄かもしれないけれどでも万一の時には助かった、と言う事が出来るんだと思います。少なくとも、そういう気持ちは常に持っていないと。
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